JP3542166B2 - 薬品払出し装置及び薬品払出し方法 - Google Patents
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Description
本発明は、医療機関などにおいて注射液などの薬品を保存・管理するための薬品払出し装置及び薬品払出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療機関などにおいて注射液などの薬品は一般に、引き出し式のラックやボックスなどに収容して保存・管理している。そして必要な薬品は人手によって該当する引き出しやボックスから取り出されるものとなっている。
【0003】
従って、多数の薬品が収容されている引き出しやボックスを人間が頻繁に取り扱うことになる。
ところで、薬品には注射液のアンプルのように壊れやすいものがあるが、このような薬品が収容されている引き出しやボックスが扱い者の不注意によって乱暴に扱われた場合、多数の薬品が破損してしまうおそれがある。
【0004】
また薬品を補充する場合においては、薬品の種類に応じた引き出しやボックスに正確に補充することが必要となるが、同様な形状の多数の引き出しやボックスに正確に薬品を補充するには最新の注意を払う必要があり、作業者の負担が大きい。そして、作業者の不注意によって誤った場所への補充がなされてしまうおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来は、薬品は引き出し式のラックやボックスなどに収容して人間が管理するものとなっているために、管理する人間の負担が増大するとともに、不注意による薬品の大量破損や誤補充による取り出し時の作業性低下などを引き起こすおそれがあるという不具合があった。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、簡易な操作により必要最小限の薬品のみを取り出すことを可能とし、これにより作業者の不注意による薬品の大量破損が生じることを防止する薬品払出し装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明は、薬品補充時の薬品種類と補充位置との照合が簡易かつ正確に行え、これにより誤補充による取り出し時の作業性の低下を防止する薬品払出し装置及び薬品払出し方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、薬品を収納するための例えば薬品収容トレイなどの収容区画を複数有した例えばラックなどの収容手段と、この収容手段に収容されている薬品を前記収容手段の外部に排出する例えば払出し機構などの排出手段と、バーコードを読み取るための例えばバーコードスキャナなどの読取手段と、所定の払出しモード時において前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、この読取手段により読み取られたバーコードに対応する収容区画に収容されている薬品を排出するよう前記排出手段を制御する例えばマイクロコンピュータなどの払出し制御手段と、所定の補充モード時において前記前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードおよび前記薬品に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、前記収容区画に対応するバーコードと前記薬品に形成されるバーコードとが所定の関係にあるか否かを判断し、所定の関係にある場合には薬品補充であると判定し、所定の関係にない場合には薬品補充に誤りがあると判定する例えばマイクロコンピュータなどの補充監視処理手段とを設けた薬品払出し装置である。
また、本発明による薬品払出し方法は、薬品を収容する複数の収容区画を有し、かつ各収容区画に対応して薬品名を表すバーコードが付された収容手段と、この収容手段に収容されている薬品を個別に前記収容手段の外部に排出する排出手段と、前記バーコードを読み取るための読取手段とを有する薬品払出し装置において、
前記読取手段からのバーコード読取りデータによる払出しモードか所定のキー信号による補充モードかを判断する判断ステップと、この判断ステップにより払出しモードと判断した場合、前記バーコード読取りデータに基づいて該当する薬品を収容する収容区画に対応して設けられる前記排出手段を制御し、薬品を当該収容区間から外部に排出する払出し制御ステップと、前記判断ステップにより補充モードと判断した場合、前記収容区画に対応する位置に形成されたバーコードおよび前記薬品に施されているバーコードをそれぞれ前記読取手段によって読み取るバーコード読取りステップと、このバーコード読取りステップによって読み取った前記収容区画に対応するバーコードと前記薬品に形成されるバーコードとが所定の関係にあるか否かを判断し、所定の関係にある場合には薬品補充であると判定し、所定の関係にない場合には薬品補充に誤りがあると判定する判定ステップとを有するものである。
【0011】
【作用】
本発明は以上のような構成とすることにより、所定の払出しモード時においては、収容手段に設けられた複数の収容区画のそれぞれに収容された薬品は、その収容区画のそれぞれに対して設定されているバーコードが読取手段によって読み取られた場合に、払出し制御手段の制御の下に排出手段によって前記収容手段の外部へと排出される。また、所定の補充モード時においては、前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードおよび前記薬品に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、補充監視処理手段では、前記収容区画に対応するバーコードと前記薬品に形成されたバーコードとが所定の関係にあるか否かを判断し、所定の関係にある場合には薬品補充であると判定し、所定の関係にない場合には薬品補充に誤りがあると判定する。従って、補充しようとする薬品に形成されたバーコードとその薬品を補充しようとする収容区画に対応するバーコードとの対応関係から当該収容区画への当該薬品の補充の妥当性を自動的に判定することが可能となる。
なお、本発明に係る薬品払出し方法においても、前述する薬品払出し装置と同様な作用効果を奏するものである。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する。
図1は本実施例に係る薬品払出し装置の外観を示す斜視図である。図中、1は薬品を収容するラック、2はラック1の制御を司る機能を有したパーソナルコンピュータ、3はラック1の前面に貼付されたラベル4に形成されているバーコードを読み取るためのバーコードスキャナ、5は本装置の操作者がパーソナルコンピュータ2に対して各種の必要な情報を入力するためのキーボード、6は本装置の操作者に対して各種の必要な情報を表示するためのディスプレイ、7は患者の個人情報が記憶されたカードを読み取るためのカードリーダをそれぞれ示している。
【0013】
ラック1の前面には、払出し口1aが複数(例えば6×5のマトリクス状で計30個)設けられており、この払出し口1aのそれぞれに対応した位置(払出し口1aの上方)にラベル4が貼付されている。また払出し口1aのそれぞれに対応して、払出し口1aから払い出されるアンプル(薬品が収容されている)を受ける払い出しトレイ1bが設けられている。
【0014】
ラック1の内部には、例えば図2に示すような払出し機構8が配置されている。この払出し機構8は、薬品収容トレイ8a、薬品押上げ部材8bおよび押上げ部材駆動機構8cからなる。
【0015】
薬品収容トレイ8aは、その底面がラック1の前面に向かうに従って低くなる傾斜面をなし、載置されるアンプル9をラック1の前面側に詰めた状態で保持する。また薬品収容トレイ8aにおけるラック1の前面側の端部には、アンプル9が落下することがない程度の開口が設けられている。薬品収容トレイ8aは、図示しないレールによって支持されており、この薬品収容トレイ8aはラック1の前面を開放した状態においてラック1の外部へと引き出すことが可能となっている。そしてこのように薬品収容トレイ8aをラック1の外部へと引き出した状態において、薬品収容トレイ8aへのアンプル9の補充が行える。
【0016】
薬品押上げ部材8bは、上面が傾斜面をなしており、その傾斜面がラック1の前面に向かうに従って低くなる状態で配置されている。この薬品押上げ部材8bは、通常は薬品収容トレイ8aの下方に位置しているが、押上げ部材駆動機構8cによって駆動され、図中に矢印で示す如く薬品収容トレイ8aの開口を通って上下動する。
【0017】
押上げ部材駆動機構8cは、例えばソレノイド、あるいはモータおよびこのモータの回転動作を上下動作に変換する部材の組み合わせからなる例えば周知の構成のものであり、薬品押上げ部材8bを図中に矢印で示す如く上下動させる。
【0018】
図3は以上のような構造の薬品払出し装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。なお、図1および図2と同一部分には同一符号を付する。
この図に示すように、バーコードスキャナ3、キーボード5、ディスプレイ6、カードリーダ7および各払出し機構8は、それぞれパーソナルコンピュータ2に接続されている。
【0019】
パーソナルコンピュータ2は周知の構造をなすものであるが、動作プログラムによって実現される払出し制御手段2aおよび補充監視処理手段2bとを有している。払出し制御手段2aは、バーコードスキャナ3でスキャンされたバーコードに従い、対応する薬品を払い出すべく払出し機構8のいずれかを駆動制御するものである。また補充監視処理手段2bは、薬品収容トレイ8aへのアンプル9の補充時において、補充されるアンプル9と薬品収容トレイ8aとの対応関係を監視するものである。
【0020】
次に以上のように構成された薬品払出し装置の動作をパーソナルコンピュータ2の制御手順に従って説明する。
まずパーソナルコンピュータ2は、補充モードが指定されるか、またはバーコードスキャナ3によりバーコードのスキャンがなされるのを待っている(図3中のステップaおよびステップb)。
【0021】
さて、操作者は薬品を取り出す場合、取り出したい薬品に対応するラベル4に形成されているバーコードをバーコードスキャナ3によりスキャンさせる。なお、ラベル4にはバーコードに並べて薬品名が記載してあり、操作者はスキャンさせるべきバーコードを容易に判定できる。
【0022】
パーソナルコンピュータ2は、通常は払出しモードとなっており、補充モードが指定されることなくバーコードスキャナ3によりバーコードのスキャンがなされると、このバーコードのスキャンが払出しすべき薬品の指定であると判断する。そしてパーソナルコンピュータ2は、バーコードスキャナ3がバーコードを読み取って得られた信号からバーコードを判別し(ステップc)、このバーコードに対応する払出し機構8に対してアンプル9の払出しを指示する(ステップd)。
【0023】
払出し機構8では、パーソナルコンピュータ2からの指示は押上げ部材駆動機構8cに与えられる。そして押上げ部材駆動機構8cはパーソナルコンピュータ2からの指示を受けると、薬品押上げ部材8bを1往復だけ上下動させる。薬品押上げ部材8bが上方に移動すると、薬品収容トレイ8aに収容されているアンプル9のうちでラック1の前面側に位置する1つが押し上げられる。そして薬品押上げ部材8bが図2に破線で示す位置に到達すると、アンプル9は払出し口1aから払出しトレイ1bへと転がり出る。さらに薬品押上げ部材8bが図2に実線で示す位置に戻ると、薬品収容トレイ8aに残留しているアンプル9が薬品収容トレイ8a上を転がり、ラック1の前面側に詰まった状態となる。
【0024】
かくして、パーソナルコンピュータ2からの指示が与えられるごとに、アンプル9が1つずつ払出しトレイ1bへと払い出される。なお、パーソナルコンピュータ2はステップdにてアンプル9の払出しを指示したのちには待機状態(ステップaおよびステップb)に戻るので、バーコードスキャナ3によりバーコードのスキャンがなされる毎に上述の動作が繰り返され、指定された薬品のアンプルが1つずつ払出しトレイ1bへと払い出される。
【0025】
一方、操作者は薬品の補充をする場合、例えばキーボード5での所定のキー操作により補充モードを指定したのち、補充する薬品のアンプルまたは補充する薬品を収容している容器に形成されているバーコードと、そのアンプルを補充する薬品収容トレイ8aに対応するラベルに形成されているバーコードとを順次バーコードスキャナ3によりスキャンさせる。
【0026】
このときパーソナルコンピュータ2は、補充モードが指定されたことに応じてステップaから処理を移行し、バーコードスキャナ3によりバーコードのスキャンがなされるのを待つ(ステップe)。そして補充する薬品のアンプルに形成されているバーコードおよびそのアンプルを補充する薬品収容トレイ8aに対応するラベルに形成されているバーコードの一方がバーコードスキャナ3によりスキャンされると、パーソナルコンピュータ2はバーコードスキャナ3がバーコードを読み取って得られた信号からバーコードを判別するとともに、その判別結果を内部メモリに記憶保持しておく(ステップf)。
【0027】
さらにパーソナルコンピュータ2は、バーコードスキャナ3によりバーコードのスキャンがなされるのを待ち(ステップg)、他方のバーコードがバーコードスキャナ3によりスキャンされると、バーコードスキャナ3がバーコードを読み取って得られた信号からバーコードを判別する(ステップh)。
【0028】
続いてパーソナルコンピュータ2は、ステップfにおいて判別して保持しておいたバーコードとステップhにおいて判別したバーコードとを照合する(ステップi)。ここで本実施例では、ラベル4には、そのラベル4に対応する払出し機構8に収容される薬品のアンプルに形成されているバーコードと同一のバーコードを形成しておく。従って、補充する薬品のアンプルと、そのアンプルを補充する薬品収容トレイ8aとが正しく選択されていれば、ステップiにおける照合において2つのバーコードが一致するはずである。
【0029】
そこでパーソナルコンピュータ2は、ステップiにおける照合において2つのバーコードが一致したか否かの判断を行い(ステップj)、一致したならば補充認証処理(ステップk)を、また不一致であったならば警報処理(ステップl)をそれぞれ行う。なお補充認証処理および警報処理は、薬品の補充先が正しい旨あるいは薬品の補充先に誤りがある旨を例えばディスプレイ6での表示や報知音によって通知する処理である。
【0030】
なお以上の各処理のうち、ステップb乃至ステップdは払出し制御手段2aにより、またステップe乃至ステップlは補充監視処理手段によりそれぞれなされる。
【0031】
かくして本実施例によれば、操作者は、バーコードスキャナ3により必要とする薬品のバーコードをスキャンさせることにより、当該薬品を1つだけ取り出すことができる。従って、必要以上の薬品を作業者が取り扱うことがなくなり、作業者の不注意によって多数の薬品が破損してしまうようなことはなくなる。
【0032】
また薬品の補充時には、作業者は自分がこれから薬品を補充しようとしている薬品収容トレイ8aが正しいものであるか否かを簡易、かつ正確に知ることができる。従って、薬品の補充作業が簡易になるとともに、薬品収容トレイ8aに誤った薬品が補充されてしまうことが有効に防止され、払出し時に指定した薬品と異なる薬品が払い出されてしまうといった不具合が生じることがなくなる。
【0033】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば上記実施例では、アンプル9に収容されている薬品を取り扱うものとして説明したが、他の種類の薬品を対象とすることもできる。ただしこの場合には、払出し機構8の構造を変更する必要がある。また払出し機構8の具体的な構造は、アンプル9を取り扱う場合であっても変形することが可能である。
【0034】
また上記実施例では、バーコードが1回スキャンされる毎に1つずつ薬品を払い出すものとしているが、キーボード5などによる数量指定と組み合わせて、1回のバーコードスキャンに応じて複数の薬品を払い出すようにしても良い。
【0035】
また上記実施例では、補充モードの指定はキーボード5でのキー操作により行うものとして説明しているが、ラック1の前面の開閉状態を検出するセンサを設け、このセンサによりラック1の前面が開放されているときに補充モードが指定されていると判断するようにしても良い。このようにすると、作業者が薬品を補充すべくラック1の前面を開放すれば自動的に補充モードに入るので、作業者の負担をさらに軽減して作業性を高めることができる。
【0036】
また上記実施例では、ラベル4に形成されるバーコードとアンプル9に形成されているバーコードとを同一のものとしている。このように両バーコードを同一としておけば、両バーコードが一致するか否かにより対応関係を容易に判断することが可能であるが、例えば薬品収容トレイ8aと薬品との対応関係を変更する場合にはラベル4のバーコードも変更しなければならないという不具合が生じる場合もある。そこでこのような不具合が生じる場合には、ラベル4に形成されるバーコードとアンプル9に形成されているバーコードとを別のものとしておき、その対応関係をパーソナルコンピュータ2に登録しておく。そして補充モード時には、ラベル4に形成されるバーコードとアンプル9に形成されているバーコードを登録された対応関係を参照して照合し、補充位置の妥当性を判断すれば良い。
【0037】
また上記実施例では、払出しトレイ1bおよび薬品収容トレイ8aを多数設けているが、払出しトレイ1bは1つとして各薬品に共通としても良いし、また薬品収容トレイ8aは大きなトレイを間仕切りして各種の薬品を収容する収容区画を形成するようにしても良い。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係る薬品払出し装置およびその方法によれば、薬品を収納するための例えば薬品収容トレイなどの収容区画を複数有した例えばラックなどの収容手段と、この収容手段に収容されている薬品を前記収容手段の外部に排出する例えば払出し機構などの排出手段と、バーコードを読み取るための例えばバーコードスキャナなどの読取手段と、所定の払出しモード時において前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、この読取手段により読み取られたバーコードに対応する収容区画に収容されている薬品を排出するよう前記排出手段を制御する例えばマイクロコンピュータなどの払出し制御手段と、所定の補充モード時において前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードおよび前記薬品に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、前記収容区画に対応するバーコードと前記薬品に形成されたバーコードとが所定の関係にあるか否かを判断し、所定の関係にある場合には薬品補充であると判定し、所定の関係にない場合には薬品補充に誤りがあると判定する例えばマイクロコンピュータなどの補充監視処理手段とを備えたので、簡易な操作により必要最小限の薬品のみを取り出すことが可能となり、これにより作業者の不注意による薬品の大量破損が生じることを防止できる上、さらに薬品補充時の薬品種類と補充位置との照合が簡易かつ正確に行え、これにより誤補充による取り出し時の作業性の低下を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る薬品払出し装置の外観を示す斜視図。
【図2】図1中のラック1の内部に配置された払出し機構の概略構成を示す図。
【図3】本発明の一実施例に係る薬品払出し装置の電気的な構成を示す機能ブロック図。
【図4】パーソナルコンピュータ2の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ラック
1a…払出し口
1b…払出しトレイ
2…パーソナルコンピュータ
3…バーコードスキャナ
4…ラベル
5…キーボード
6…ディスプレイ
7…カードリーダ
8…払出し機構
8a…薬品収容トレイ
8b…薬品押上げ部材
8c…押上げ部材駆動機構
9…アンプル
Claims (3)
- 薬品を収容するための収容区画を複数有した収容手段と、
この収容手段に収容されている薬品を前記収容手段の外部に排出する排出手段と、
バーコードを読み取るための読取手段と、
所定の払出しモード時において前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、この読取手段により読み取られたバーコードに対応する収容区画に収容されている薬品を排出するよう前記排出手段を制御する払出し制御手段と、
所定の補充モード時において前記収容区画のそれぞれに対して設定されるとともに前記収容区画のそれぞれに対応する位置に形成されたバーコードおよび前記薬品に形成されたバーコードが前記読取手段により読み取られた場合、前記収容区画に対応するバーコードと前記薬品に形成されたバーコードとが所定の関係にあるか否かを判断し、所定の関係にある場合には薬品補充であると判定し、所定の関係にない場合には薬品補充に誤りがあると判定する補充監視処理手段とを具備したことを特徴とする薬品払出し装置。 - 請求項1に記載の薬品払出し装置において、
前記収容手段は、マトリックス状に複数の収容区画が配置され、かつ、収容区画ごとに払出し口および当該払出し口の前面下部側に払出し口から払い出される薬品を受け取る払い出しトレイが設けられ、
前記排出手段は、前記収容区画ごとに設けられ、当該収容区画の前面側に向かうに従って低くなるように傾斜された薬品収容トレイと、この薬品収容トレイの収容区画前面側端部に薬品が落下しない程度に形成された開口部と、上面が前面側に傾斜する面を有し、押上げ駆動機構による駆動によって前記開口部を通って前記薬品を前記払出し口まで押し上げて前記薬品収容トレイへの払出しを可能とする薬品押上げ部材とを設けたことを特徴とする薬品払出し装置。 - 薬品を収容する複数の収容区画を有し、かつ各収容区画に対応して薬品名を表すバーコードが設定された収容手段と、この収容手段に収容されている薬品を個別に前記収容手段の外部に排出する排出手段と、前記バーコードを読み取るための読取手段とを有する薬品払出し装置において、
前記読取手段からのバーコード読取りデータによる払出しモードか所定の信号による補充モードかを判断する判断ステップと、
この判断ステップにより払出しモードと判断した場合、前記バーコード読取りデータに基づいて該当する薬品を収容する収容区画に対応して設けられる前記排出手段を制御し、薬品を当該収容区間から外部に排出する払出し制御ステップと、
前記判断ステップにより補充モードと判断した場合、前記収容区画に対応する位置に形成されたバーコードおよび前記薬品に施されているバーコードをそれぞれ前記読取手段によって読み取るバーコード読取りステップと、
このバーコード読取りステップによって読み取った前記収容区画に対応するバーコードと前記薬品に形成されるバーコードとが所定の関係にあるか否かを判断し、所定の関係にある場合には薬品補充であると判定し、所定の関係にない場合には薬品補充に誤りがあると判定する判定ステップとを有することを特徴とする薬品払出し方法。
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