JP3541641B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク状記録媒体(以下、ディスクという。)が収納された複数枚のディスクカートリッジが装着されるものであって、複数枚のディスクカートリッジのうちいずれか一枚の記録/再生を可能としたディスク再生装置に関するものである。その中でも、ディスクカートリッジを収納するストッカ部、及び、ディスクカートリッジを保持案内し演奏手段に対して昇降動作を行うホルダ、及び、ディスクカートリッジのシャッタの開閉を行うシャッタ開閉手段を有するディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
収納された複数枚のディスクカートリッジのうちの一枚を選択的に再生するディスク再生装置は、実開平6−84545号公報に記載されている。このディスク再生装置では、回転するターンテーブルが備えられたドライブユニットが回転軸で揺動自在に支持されるとともに、ドライブユニットの近傍に傾斜角度の異なる複数段の棚部が形成されている。所望のディスクカートリッジが選択されると、ドライブユニットと各棚部がドライブユニットの揺動され、それぞれが平行状態を保たれるように構成されている。これにより、ドライブユニットをわずかに揺動させるだけで、各棚部とのディスクカートリッジの受渡しを可能にしている。また、ドライブユニットは筐体の前面パネル側に配置され、棚部はドライブユニットに隣接して筐体の奥側に配置されている。
【0003】
また、ホルダの高さ規制を行うディスク選択式プレーヤは、特開平6−84264号公報に記載されている。このディスク選択式プレーヤでは、マガジン内のディスクの選択位置へ移動すると、位置決め・ロック板が移動し、筐体に設けられたロック機構部の複段の位置決め部に嵌合して第1の移動シャーシが位置決めされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の実開平6−84545号公報のディスク再生装置では、所望のディスクカートリッジの高さまでドライブユニットが揺動し、棚部からディスクカートリッジが引き出されドライブユニットに装着される構成をとっており、棚部がドライブユニットの揺動支軸を中心に放射状に設けられている。そのため、棚部で占めるスペースが多く必要とされる。
【0005】
また、操作者がディスクカートリッジを直接取り出せるようにするため、棚部を前面パネル側に配置した場合、ディスクカートリッジの前面が一線で並ばず視覚的に必ずしも良いとは言い難い。そこで、ディスクカートリッジを放射線状の配置から並列配置にした場合、カートリッジの移送ストロークが各階で異なるため、ストローク補正を行うことが必要となってくる。
【0006】
また、従来の特開平6−84264号公報のディスク選択式プレーヤでは、第1の移動シャーシのみが昇降移動する方式をとっているため、筐体に設けられた複段の位置決め部にロック板を嵌合させることができたが、メカニズムの薄型化のために、ストッカとホルダが互いに昇降移動を行う方式をとった場合、位置決め部にロック板を嵌合させるためのスペース的な設計自由度が小さくなり、筐体に設けられた複段の位置決め部のみではロックできない可能性があるという課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、ディスクカートリッジの移送ストロークが異なる場合でも、メカニズム及び動作制御を複雑にすることなく、安定したディスクカートリッジの移送動作を実現するディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明のディスク再生装置は、移送開始時にカートリッジ移送手段と係合するチャッカの第1係合部を各階で異なる形状とし、移送完了時の係合するチャッカの第2係合部を各階で同形状としている。
【0010】
かかる構成をとることにより、各階で異なるディスクカートリッジの移送ストロークをチェンジャに対応する、簡素化したカートリッジ移送メカニズムを実現し、安定したカートリッジ移送動作を実現出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1記載のディスク再生装置は、ディスクカートリッジに回転自在に収納されたディスクの記録/再生を行う演奏手段と、演奏手段に隣接して、ディスクカートリッジが挿入される積層した複数の収納棚を備えたストッカと、ディスクカートリッジのストッカからの移送動作における案内を行い、演奏手段にディスクカートリッジを装着するホルダと、ホルダに移動自在に設けられ、ディスクカートリッジをストッカに収納された収納位置と、ホルダに保持されて演奏手段への装着が可能な装着位置との間で移動せしめるカートリッジ移送手段と、ディスクカートリッジを保持しつつ演奏手段に対して一体的に移送され、収納位置においてカートリッジ移送手段と係合する第1係合部と、装着位置においてカートリッジ移送手段と係合する第2係合部とが連続して形成された係合案内部を有し、複数の収納棚における収納位置から装着位置までのディスクカートリッジの移送ストロークの差に伴って、第1係合部の位置を各収納棚でそれぞれ異ならせ、かつ、第2係合部をそれぞれ同一形状に形成された複数のチャッカとから構成されるものである。
【0014】
以上の構成により、ディスクカートリッジの移送動作完了時においてディスクカートリッジ移送手段と係合する第2係合部を各階で同形状とし、移送開始状態においてディスクカートリッジ移送手段と係合する第1係合部の形状を各階で異ならせることにより、各階で異なる移送ストロークに対応でき、ディスクカートリッジの移送動作の簡略化を行うことができる。
【0016】
以下、本発明のディスク再生装置について図面を参照しながら説明を行う。
図1は本発明のディスク再生装置の一実施例におけるストッカへの収納状態を示す平面図、図2はディスクカートリッジの引出し完了状態を示す平面図、図3は最上階(1階)のチャッカ引出動作を示す右側面図、図4は最上階の隣接階(2階)のチャッカ引出状態を示す右側面図、図5は再生状態を示す右側面図、図6はストッカの姿勢変化動作を示す右側面図、図7はチャッカの詳細図、図8はシャッタとの係合開始状態を示す平面図、図9はシャッタ開口動作の開始状態を示す平面図、図10はシャッタ開口動作の完了状態を示す平面図、図11はシャッタ開閉部材の上下案内動作の開始状態を示す右側面図、図12はシャッタ開閉部材の上下案内動作の終了状態を示す右側面図、図13はチャッカがストッカに収納された状態を示す平面図、図14はチャッカの移送開始状態を示す平面図、図15はチャッカの移送終了状態を示す平面図、図16はチャッカがストッカに収納された状態を示す左側面図、図17はチャッカの引出途中状態を示す左側面図、図18はチャッカの移送終了状態を示す左側面図、図19はチャッカ移送系の駆動状態を示す左側面図、図20はストッカ移送系の駆動状態を示す左側面図である。
【0017】
まず、本実施例におけるディスクカートリッジを収納するストッカに関する説明を行う。
【0018】
図1において、筐体2の前面には前面パネル3が一体に設けられている。前面パネル3にはディスクカートリッジ1を挿入するストッカ18のための開口部3aが設けられている。前面パネル3の開口部3aの奥方向には、複数枚のディスクカートリッジ1を収納可能なストッカ18が後述する構成によって挿入排出方向(以下、前後方向)に所定の区間移動可能に設けられている。ストッカ18の更に奥側にはトラバースユニット(演奏手段)28が配置されており、ストッカ18が奥方向へ移動した所定の待機収納位置にある時、指定したディスクカートリッジ1を引き出し、再生するためトラバースユニット28に装着することができる。
【0019】
図3において、ストッカ18は複数枚の仕切板(収納棚)18f〜18jによって仕切られ、5枚のディスクカートリッジ1の着脱が可能な、ディスクカートリッジ1の挿入方向に開口された5つの開口部が設けられている。開口部のそれぞれにはディスクカートリッジ1と一体で移送されるチャッカ19が設けられている。また、図2及び図5に示す様に、ストッカ18が排出された状態では、前面パネル3の開口部3aより突出され、収納されたディスクカートリッジ1を両サイドで把持することで1枚づつ単独で着脱が可能な構成となっている。
【0020】
ここで、ストッカ18の最上段を1階、最下段を5階として、以降説明を行っていく。
【0021】
チャッカ19はディスクカートリッジ1を保持しつつ、後述するキャリア(カートリッジ移送手段)11によってトラバースユニット28まで移送される。ストッカ18にはチャッカ19が各階に移動自在に設けられ、チャッカ19の両側面には図7に示す様に移送案内を行う4本のガイドボス19a〜19dが形成され、5つのチャッカ19がそれぞれストッカ18の両内側面に設けられたガイド溝18a〜18eに係合されている。チャッカ19の両側にはディスクカートリッジ1を保持する板バネ部19gが形成され、右側には後述するシャッタオープナ(シャッタ開閉手段)31の上下の案内を行う下ガイド19eと上ガイド19fが形成されている。
【0022】
また、図16に示す様に、ストッカ18に5枚のディスクカートリッジ1がその前面が一線で並設され、ホルダ9が回動支軸9cを中心に回動されるため、各階でチャッカ19の移送ストロークが異なる。そのため、チャッカ19の奥側には曲げ加工によって、各階で形状の異なる第1係合ガイド19iを形成し、第1係合ガイド19iに対向する部分には第1係合ガイドと同様に曲げ加工により各階で形状の異なる第1係合ガイド19jが形成されている。また、第1係合ガイド19i,19jにそれぞれ連続して各階で同形状なる第2係合ガイド19h,19kが形成されている。
【0023】
これにより、キャリア11のローラ11aに、移送開始時に第1係合部19iに係合させ、移送完了時に第2係合部19hに係合させ、また返納完了時に第1係合部19jに係合させることで、各階の移送ストロークの補正を行っている。
【0024】
以下に、図2〜図6及び図20を用いてストッカ18の移動方法について説明する。
【0025】
図2において、ストッカ18は筐体2に固着されたメカシャーシ4に固定配置された左ストッカアングル5及び右ストッカアングル6によって両サイドを案内される。また、図2及び図20において、左ストッカアングル5上を摺動するストッカラック22によって前後方向にストッカ18を移送する。ストッカラック22にはストッカ18の駆動軸18kが回転可能に係合され、ウォームギア42をモータ軸に圧入した搬送モータ41を駆動源とし、伝達ギア43〜47を介して駆動ギア48へと減速伝達されて、ストッカ18とストッカラック22が一体となって所定の区間移動される。
【0026】
この様な構成によって、ストッカ18は図5及び図20に示すディスクカートリッジ1の入れ替えが可能な排出位置から、図3に示す内部でのディスクカートリッジ1のチェンジ動作を行う待機収納位置までの間を移送することができる。
【0027】
また、筐体2には右アングル7が固着され、右アングル7には昇降ラック(ホルダ昇降手段)20が摺動自在に設けられ、モータ軸にウォームギア36が圧入された昇降モータ35が設けられ、伝達ギア37〜39を介して駆動ギア40に伝達減速され、昇降ラック20が移動される。
【0028】
図3に示す様に、ストッカ18の右側面の昇降軸18lが後述するホルダ9の昇降動作を行う昇降ラック20のカム溝20eに係合されている。右アングル7に回動自在に支持されたストッカロックレバー23のピン23b,23cは、昇降ラック20のカム溝20c,20dに係合され、ストッカ18の駆動軸18kとストッカロックレバー23のロック溝23aと係合/離脱自在な構成となっている。
【0029】
これにより、図4に示す2階のディスクカートリッジ1の引出動作時においては、ストッカ18は最大傾斜姿勢をとり、3〜5階についても同様の姿勢をとり、ストッカ18の駆動軸18kはストッカロックレバー23によってロックされている。図3に示す1階のディスクカートリッジ1の引出動作時においては、ストッカ18はやや緩やかな傾斜姿勢をとるべく回動・姿勢変化され、ストッカ18の駆動軸18kはストッカロックレバー23によってロックされている。さらに、図5に示す再生状態においては、ストッカ18は水平状態に姿勢保持され、ストッカ18の回動支軸18kはストッカロックレバー23から離脱して、前後移動が可能な状態となっている。このとき、ストッカ18が排出方向へ移送されると、ストッカ18の昇降軸18lは昇降ラック20のカム溝20eから離脱する。
【0030】
次にトラバースユニット28に関する説明を行う。
図1及び図3及び図16において、トラバースユニット28にはディスクカートリッジ1を位置決めする位置決めピン28c,28dが植設され、ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータ29が搭載され、ディスクカートリッジ1内のディスクに記録された信号の読み取りを行うための光ヘッド30が摺動自在に搭載されている。トラバースユニット28の下側前後に設けられたダンパ支持板28a,28bには内部に粘弾性体が内封されたダンパ31〜34が設けられ、筐体2に対してトラバースユニット28を遊動自在に4点支持されている。
【0031】
ホルダ9の後端はトラバースユニット28の後端に回動自在に軸支され、その回動支軸9cは図6(b)に示す様に傾斜した姿勢のストッカ18の3階のディスクカートリッジ1のガイド溝18cの略延長上に設けられている。ホルダ9の両内側面にはチャッカ19のガイドボス19a〜19dと係合し案内するガイド溝9a,9bが設けられ、右側面にはホルダ9を回動駆動するための駆動ピン9dが植設されている。ホルダ9の駆動ピン9dは昇降ラック20の階段カム20bに係合され、昇降ラック20が摺動移動されることによりホルダ9は回動支軸9cを中心として回動駆動される。トラバースユニット28とホルダ9の間にはその両側面でネジリバネ55,56が懸架され、再生状態でホルダ9をトラバースユニット28に圧着せしめている。
【0032】
ここで、ホルダ9を選択された高さに昇降位置決めを行うため、図1に示す様に、右アングル7の上部にはセンサ53が付けられたプリント基板54上が設けられ、昇降ラック20のスリット20gがセンサ53によって検出され、昇降高さの位置決めが行われている。
【0033】
図1において、トラバースユニット28のダンパ支持板28aにはダンパ33,34の外側にV溝(番号で図示せず)が形成され、筐体2に摺動自在に設けられ、V溝(番号で図示せず)が形成されたロックレバー24により、ディスクカートリッジ1の着脱やディスク切換動作等を行う時にトラバースユニット28が筐体2に対して固定される。図1及び図3において、ロック駆動レバー26は右アングル7に回動可能に軸支され、その一方の端部に昇降ラック18のカム溝20fと係合するピン26aが形成され、他方の端部にはメカシャーシ4に回動自在に支持されたロック連結レバー25と係合する係合片26bが形成されている。
【0034】
ディスクカートリッジ1の移送動作中においては、図1及び図3の様に、ロック駆動レバー26が駆動されることにより、ロック連結レバー25を介してロックレバー24がメカシャーシ4上で摺動移動される。これにより、位置決めレバー27が連動され、ダンパ支持板28aが前後・上下方向で位置決めされ、ダンパ支持板28bが上下方向で位置決めされ、トラバースユニット28がメカシャーシ4上の所定位置にロックされる。
【0035】
また、再生状態においては、図2及び図5の様に、ロック駆動レバー26が駆動され、ロック連結レバー25を介してロックレバー24がメカシャーシ4上で摺動移動される。これにより、位置決めレバー27が連動され、ダンパ支持板28a,28bのロック状態が解除され、トラバースユニット28がメカシャーシ4に対してフローティングされる。
【0036】
次に、図7〜12を用いて、ディスクカートリッジ1のシャッタ1aの開閉動作に関する説明を行う。
【0037】
図7及び図11において、ホルダ9にはオープナ回動軸9eが植設され、シャッタオープナ51が回動中心孔51aとのわずかな隙間によって、ディスクカートリッジ1の幅方向及び高さ方向に揺動自在に支持されている。シャッタオープナ51にはディスクカートリッジ1の側溝(番号で図示せず)に挿入されシャッタ1aのロック状態を解除してシャッタ1aを開成せしめるロック解除部51bが形成され、一方の端部にはシャッタ1aの切欠部1bと係合しシャッタ1aを閉鎖せしめるシャッタ係合片51cが形成されている。
【0038】
また、シャッタ係合片51cの近傍には、チャッカ19の下ガイド19e及び上ガイド19fと当接して高さ位置決めを行う上下当接部51eが形成されている。シャッタオープナ51の他方の端部にはカートリッジ当接部51dが形成され、ディスクカートリッジ1の側面と当接してシャッタオープナ51が揺動され、シャッタ1aのロックが解除される動作と同じタイミングで、シャッタ1の切欠部1bにシャッタ係合片51cが係合される。また、シャッタオープナ51はネジリバネ52によって、通常、シャッタ係合片51cがシャッタ1aに対して退避する方向に弾性付勢されている。
【0039】
図8において、チャッカ19がホルダ9側に移送されると、シャッタオープナ51はチャッカ19の左側壁(番号で図示せず)とディスクカートリッジ1の隙間に入り込んでいき、ディスクカートリッジ1の右奥側壁と当接してシャッタオープナ51が回動せしめられる。これ以前に、シャッタオープナ51の上下当接部51eは、図11に示す様に、下ガイド19eと当接して高さ決めが行われ、ロック解除部51bがディスクカートリッジ1の側溝への入り込みが可能な状態となっている。さらに、チャッカ19が引き出されると、シャッタオープナ51は完全に揺動しきった状態となり、このとき、シャッタ1aのロックの解除、及び、シャッタ1の切欠部1bへのシャッタ係合片51cの係合をすべて同じタイミングで行われる。このとき、シャッタオープナ51の上下当接部51eは図12の様に下ガイド19eと上ガイド19fとに案内されて高さ決めが行われ、確実にシャッタ1の切欠部1bへのシャッタ係合片51cの係合動作がなされる。これ以降、チャッカ19の移送動作が完了するとシャッタ1aの開成動作は完了する。
【0040】
次に、図13〜20を用いて、ストッカ18からトラバースユニット28への引き出し動作に関する説明を行う。
【0041】
図13において、ホルダ9にはキャリア11を回動自在に支持するキャリア駆動レバー12が回動自在に設けられ、キャリアカバー10のガイド溝10a,10bによってキャリア11のガイドピン11b,11cが案内され、キャリア11に回転自在に軸支されたローラ11aが定められた軌道をもって案内移動される。キャリア制御スライダ14はホルダ9に摺動自在に設けられ、キャリア連結レバー13によってキャリア駆動レバー12とキャリア制御レバー14とが懸架されている。また、キャリア制御スライダ14はネジリバネ15により、キャリア制御スライダ14の両移動端位置で弾性付勢される。
【0042】
図16において、スリット挿入レバー17はホルダ9の左側面に回動自在に軸支され、スリットトリガレバー16のピン16aがキャリア制御スライダ14のカム溝14aにより駆動されて、スリット挿入レバー(高さ規制手段)17はスリットトリガレバー16の駆動部16bにピン17aが挟まれて回動され、ロック片17bが移動される構成となっている。また、このロック片17bはメカシャーシ4の左側面に一体で形成されたクシ歯状のスリット4a、または、ストッカ18の切込部18nと係合してホルダ9の高さ決めをより高精度なものにしている。ここで、ロック片17bは、1階の状態ではストッカ18の切込部18nと係合し、2〜5階の状態ではメカシャーシ4のスリット4aと係合する構成となっている。
【0043】
次に、図4〜図6及び図13〜図20を参照しながら、2階のディスクカートリッジ1の引き出し動作に関する説明を行う。
【0044】
ディスクカートリッジ1のトラバースユニット28側とストッカ18との間での移送動作を行う際には、前述したように、ストッカ18は筐体2に対して前側から奥側に向かって上方向に傾斜した姿勢をとっている。
【0045】
2階のディスクが選択されると、図4及び図6(b)に示す様に、昇降ラック20が摺動してホルダ9が2階の高さ位置まで回動駆動される。この時、ホルダ9のガイド溝9a,9bがストッカ18のガイド溝18bの延長上の高さにあり、チャッカ19がストッカ18からホルダ9に移送される時の案内を行っている。
【0046】
図19の状態から搬送モータ駆動されると、キャリアラック14が移動され、キャリア駆制御スライダ14のローラ14bが駆動されキャリア11が駆動される。このとき、チャッカ19から退避していたキャリア11のローラ11aは、チャッカ19の第1係合部19iに係合される。また、キャリア制御スライダ14の移動に伴い、チャッカ19のガイドボス19a,19bがストッカ18のガイド溝18bからホルダ9のガイド溝9a,9bへと受け渡される以前に、スリット挿入レバー17のロック片17bがスリット4aに挿入されて高さ決めが行われる。キャリア11によりチャッカ19が駆動され、チャッカ19のガイドボス19a,19bがストッカ18のガイド溝18bから抜け出して、ホルダ9のガイド溝9a,9bへと受け渡される。引き続きチャッカ19が移送され、チャッカ19のガイドボス19c,19dがストッカ18のガイド溝18bから抜け出して、ホルダ9のガイド溝9a,9bへと受け渡されると、スリット4aからスリット挿入レバー17のロック片17bから離脱する。
【0047】
ディスクカートリッジ1が手前側の位置決めピン28dとターンテーブル29上を通過し終端位置(引出位置)まで搬送されると、ネジリバネ15によってキャリア制御スライダ14が自己付勢され、チャッカ19が引出完了位置まで移動される。
【0048】
この後、昇降モータ35が駆動されることにより、昇降ラック20の移動が開始されホルダ9が下方向に回動駆動され、ホルダ9とトラバースユニット28とが合体、すなわち、ディスクカートリッジ1がトラバースユニット28に対して定置される。そして、ロックレバー24がロック解除方向に駆動されることで、トラバースユニット28がメカシャーシ4に対してフローティングされ、ディスクの再生が可能な状態となる。
【0049】
ここで、ストッカ18のガイド溝18b、及び、ホルダ9のガイド溝9a,9bによるディスクカートリッジ1の案内軌跡は、最終的に水平に近い姿勢の軌跡をとっているため、移送軌道の湾曲度合が低減でき、スムーズな移送を行うことができる。
【0050】
この状態からは、移送トリガレバー49によって、キャリアラック21のラックギア21aは駆動ギア48から離脱し、反対に、ストッカラック22のラックギア22aと噛合し、ストッカ18の移動が可能な状態、すなわち、再生中のディスクカートリッジ1の交換が可能な状態となる。
【0051】
また、チャッカ19のストッカ18への返納動作は前述した引出動作と逆の動作であるが、キャリア11のローラ11aはチャッカ19の第2係合部19lを押してチャッカ19を駆動し、チャッカ19はホルダ9のガイド溝9a,9b、および、ストッカ18のガイド溝18bに案内されつつストッカ18へと返納される。ストッカ18への返納完了時にはキャリア11のローラ11aはチャッカ19の第1係合部19kを駆動し、さらにキャリア19が駆動されるとチャッカ19から離脱する。これによって、ストロークの異なる階においても、正常にストッカ18へとチャッカ19を返納することができる。
【0052】
次に、図4及び図6を参照しながら、1階(最上階)のディスクカートリッジ1の移送動作に関する説明を行う。
【0053】
1階のディスクが選択されると、昇降ラック20が移動されホルダ9が1階の高さ位置まで回動駆動される。この時、ホルダ9のガイド溝9a,9bがストッカ18のガイド溝18aの延長上の高さにあり、ストッカ18からホルダ9に搬送する時の案内を行っている。
【0054】
以下、引出し動作は2階に引出し動作と同様のため、ここでの説明は省略する。
【0055】
ここで、キャリア制御スライダ14の移動に伴い、チャッカ19のガイドボス19a,19bがストッカ18のガイド溝18bからホルダ9のガイド溝9a,9bへと受け渡される以前に、スリット挿入レバー17のロック片17bがストッカ18の切込部18nに挿入されて高さ決めが行われる。
【0056】
また、ストッカ18のガイド溝18b、及び、ホルダ9のガイド溝9a,9bによるディスクカートリッジ1の案内軌跡は、2階のディスクカートリッジ1の移送動作と同様に、最終的に水平に近い姿勢の軌跡をとっているため、移送軌道の湾曲度合が低減でき、スムーズな移送を行うことができる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ディスクカートリッジの移送動作完了時においてディスクカートリッジ移送手段と係合する第2係合部を各階で同形状とし、移送開始状態においてディスクカートリッジ移送手段と係合する第1係合部の形状を各階で異ならせることにより、並列してディスクカートリッジが積層されたストッカと回動方式のホルダのように、各階で移送ストロークが異なる場合でも、ディスクカートリッジの移送動作に関わるメカニズムやその動作制御を複雑にすることなく、簡素化したチェンジャを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストッカへの収納状態を示す平面図
【図2】ディスクカートリッジの引出し完了状態を示す平面図
【図3】最上階(1階)のチャッカ引出動作を示す右側面図
【図4】最上階の隣接階(2階)のチャッカ引出状態を示す右側面図
【図5】再生状態を示す右側面図
【図6】ストッカの姿勢変化動作を示す右側面図
【図7】チャッカの詳細図
【図8】シャッタとの係合開始状態を示す平面図
【図9】シャッタ開口動作の開始状態を示す平面図
【図10】同完了状態を示す平面図
【図11】シャッタ開閉部材の上下案内動作の開始状態を示す右側面図
【図12】同終了状態を示す右側面図
【図13】チャッカがストッカに収納された状態を示す平面図
【図14】チャッカの移送開始状態を示す平面図
【図15】同終了状態を示す平面図
【図16】チャッカがストッカに収納された状態を示す左側面図
【図17】チャッカの引出途中状態を示す左側面図
【図18】チャッカの移送終了状態を示す左側面図
【図19】チャッカ移送系の駆動状態を示す左側面図
【図20】ストッカ移送系の駆動状態を示す左側面図
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ
2 筐体
3 前面パネル
4 メカシャーシ
9 ホルダ
11 キャリア
14 キャリア制御スライダ
17 スリット挿入レバー(高さ規制手段)
18 ストッカ
18a〜18e ガイド溝
18f〜18j 仕切板
18k 回動支軸
18l 昇降軸
19 チャッカ
19a〜19d ガイドボス
19e 下ガイド
19f 上ガイド
19g,19h 保持バネ
19i,19k 第1係合ガイド
19h,19l 第2係合ガイド
20 昇降ラック(ホルダ昇降手段)
21 搬送ラック
22 ストッカラック
23 ストッカロックレバー
28 トラバースユニット(演奏手段)
29 スピンドルモータ
30 光ヘッド
35 昇降モータ
40 駆動ギア
41 搬送モータ
48 駆動ギア
49 移送トリガレバー
51 シャッタオープナ

Claims (1)

  1. ディスクカートリッジに回転自在に収納されたディスクの記録/再生を行う演奏手段と、
    前記演奏手段に隣接して、前記ディスクカートリッジが挿入される積層した複数の収納棚を備えたストッカと、
    前記演奏手段に対して回動可能に設けられ、前記ディスクカートリッジの前記ストッカからの移送動作における案内を行い、前記演奏手段に前記ディスクカートリッジを装着するホルダと、
    前記ホルダに移動自在に設けられ、前記ディスクカートリッジを前記ストッカに収納された収納位置と、前記ホルダに保持されて前記演奏手段への装着が可能な装着位置との間移動せしめるカートリッジ移送手段と、
    前記ディスクカートリッジを保持しつつ前記演奏手段に対してそのディスクカートリッジと一体的に移送され、前記収納位置において前記カートリッジ移送手段と係合する第1係合部と、前記装着位置において前記カートリッジ移送手段と係合する第2係合部とが連続して形成された係合案内部を有し、複数の前記収納棚における前記収納位置から前記装着位置までの前記ディスクカートリッジの移送ストロークの差に伴って、前記第1係合部の位置を各収納棚でそれぞれ異ならせ、かつ、前記第2係合部をそれぞれ同一形状に形成された複数のチャッカと
    から構成されるディスク再生装置。
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