JP3541103B2 - 温調庫機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸流型の羽根車と、この羽根車を囲む整風用の筒体を設けた送風装置、及び、この送風装置を用いた熱交換装置、及び、この熱交換装置を用いた温調庫機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軸流型の羽根車を用いる送風装置において、その羽根車を囲む整風用の筒体を設けるものとしては、図17に示すように、羽根車19の風上側端から風下側端へかけての全体を筒体22で囲うのもの、あるいは、図18に示すように、羽根車19の風下側半部を筒体22の風下側端縁よりも風下側へ突出させた状態で、羽根車19の風上側半部を筒体22で囲うものがあった。なお、図17及び図18において、20は羽根車19に対する駆動モータである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、羽根車の全体を筒体で囲む形式は、筒体による整風効果が高く、軸流型の送風装置としては、送風効率(軸動力に対する風量の比率)を高く確保でき、また、騒音も低くし得るが、筒体の長さが大きくなる為、製作面、コスト面及び軽量化の面で不利となる問題があった。
【0004】
殊に、同図17に示す如く、空気室形成用などの仕切板15aにおいて、それに形成した通風口18の口縁に筒体22を設ける形態で、この通風口18部に羽根車19を配備する場合など、筒体22の長さが大きいことから、仕切板15aに対するプレス加工等で筒体22を仕切板15aに一体形成するといった簡易な一体成形法を採ることが難しく、この為、筒体22を仕切板15aとは別に形成して、この筒体22を溶接や連結具などにより仕切板15aの通風口部分に連結固定する煩雑な製作法を採らざるを得ず、この点、製作面及びコスト面での問題が一層顕著となっていた。
【0005】
一方、羽根車の風上側半部を筒体で囲む形式は、羽根車の風上側半部に対して筒体による整風を施せば、その整風効果は、筒体の存在範囲だけでなく、筒体が不存の風下側にもある程度は及ぶとの技術思想に基づくものであるが、この形式によれば、筒体の必要長さが短いことから、製作面、コスト面及び軽量化の面で有利となり、また、同図18に示す如く、空気室形成用などの仕切板15aに形成した通風口18の口縁に筒体22を設けるにしても、仕切板15aに対するプレス加工等の簡易な一体成形法で筒体22を仕切板15aに一体形成することが可能となる。
【0006】
そして、これら利点を有することから、この形式は、例えば、自動車のラジエータに対する冷却用ファンなどに多用されているが、やはり、この形式の場合、送風効率の向上効果や騒音の低減効果は、羽根車の全体を筒体で囲む先の形式に比べ、かなり劣るものとなっていた。
【0007】
以上の実情に対し、本発明の主たる課題は、軸流型の羽根車を用いる送風装置において、羽根車を囲む整風用筒体の必要長さを短いものにしながら、送風効率の向上や騒音の低減を効果的に達成する点にある。
【0008】
また、この改良した送風装置を用いて、熱交換性能に優れかつ低騒音の熱交換装置を提供し、さらにまた、この熱交換装置を用いて、器体の外形容積の割りに庫内収納容量が大きくかつ低騒音の温調庫機器を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕
請求項1記載の発明では、軸流型の羽根車の風上側部分を筒体の風上側端縁よりも風上側へ突出させた状態、すなわち、この風上側突出部分の周りについては筒体を不存とした状態で、羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車の風下側端へかけての部分のみを、整風用の筒体で囲う構造とするが、整風用筒体の必要長さを短くしながら、極力高い送風効率を確保し、また、騒音を極力低下させるための実験を種々行った結果、従来の技術思想に反し、このように羽根車の風下側部分のみを筒体で囲う場合の方が、先述の図18に示す従来装置の如く羽根車の風上側部分のみを筒体で囲う形式に比べ、一般的に、送風効率が高くなり、また、騒音も低下することが判明した。
【0010】
そして、その理由としては、空気の吸入側である羽根車の風上側部分に比べ、空気の吐出側である羽根車の風下側部分の方が、羽根車の回転により空気に与えられたエネルギーが大きいため、筒体が無い場合、羽根車の風下側部分の方が羽根車の風上側部分に比べ発生する気流の乱れが激しく、また、この羽根車の風下側部分での強い気流の乱れが波及して、羽根車のさらに風下側でも強い気流の乱れを伴うようになり、このことが送風効率の低下や騒音発生の主因となっていると推察され、このことから、羽根車の風上側部分での気流乱れを筒体の整風作用により抑制するより、羽根車の風下側部分での強い気流乱れを筒体の整風作用により抑制した方が、送風効率の向上や騒音の低下に対し、より有効となると考えられる。
【0011】
更に言及すれば、羽根車の回転に伴っては、羽根車により風下側へ押し出される気流とともに、羽根車回転軸芯を旋回中心として回転半径方向へ拡がりながら風下側へ進むような旋回流的な気流が羽根車周りに生じ、筒体が無い場合、この旋回流的な気流が多くの渦流発生を伴いながら半径方向へ拡がることが上記の気流乱れとなる。そして、上記の如く羽根車の風下側部分の方が羽根車から与えられたエネルギーが大きくて、羽根車の風上側部分よりも風下側部分の方が、この旋回流的な気流が強大なものとなることから、この羽根車の風下側部分での強大な旋回流的気流を案内する筒体、すなわち、羽根車の風下側部分を囲む整風用筒体を設けることが、送風効率を向上する上で、また、騒音低下を図る上で極めて有効であると考えられる。
【0012】
したがって、請求項1記載の発明によれば、整風用筒体の必要長さを短くして、製作面、コスト面及び軽量化の面で有利にしながら、また、仕切板に形成した通風口の口縁に筒体を設ける場合にも、仕切板に対するプレス加工などの簡易な一体成形法を採用して筒体を仕切板に一体形成できるようにしながら、送風効率の向上や騒音の低減について、先述の図18に示す如く羽根車の風上側部分のみを筒体で囲む形式に比べ一層高く、先述の図17に示す如く羽根車の全体を筒体で囲む形式に近い優れた効果を上げることができる。
【0013】
〔請求項2記載の発明〕
請求項2記載の発明では、羽根車の風上側端と風下側端との間の中央部から羽根車の風下側端にかけての部分を整風用の筒体で囲む、換言すれば、先述の図18に示す従来装置の如く羽根車の風上側半部のみを筒体で囲むのとは逆に、羽根車の風上側半部は筒体の風上側端縁から風上側へ突出させて、羽根車の風下側半部のみを筒体で囲む構造とし、これにより、整風用筒体の長さを極力短いものとしながら、前述の如く羽根車の風下側部分での強い気流乱れを筒体により抑制して、送風効率の向上や騒音の低減を効果的に達成する。
【0014】
つまり、請求項2記載の発明によれば、整風用筒体の長さを短くすることによる製作面、コスト面及び軽量化の面での有利化を最大限効果的に達成しながら、羽根車の風下側部分での強い気流乱れを抑制することによる送風効率の効果的な向上、及び、騒音の効果的な低減を確実に達成することができる。
【0015】
〔請求項3記載の発明〕
請求項3記載の発明では、空気室形成用などの仕切板に形成した通風口の口縁に整風用筒体を設けて、この通風口部に羽根車を配備する装置構造、すなわち、羽根車の回転により仕切板の一方側から他方側へ、筒体付設の通風口を介して送風する構造において、筒体を通風口の口縁に設けるにあたり、その筒体の全体を仕切板の風下側に配置する構造、換言すれば、筒体の風上側端縁を通風口の口縁に対する連設縁とする構造を採る。
【0016】
すなわち、この構造を採ることにより、仕切板の風上側には筒体が突出しないようにして、その筒体の風上側端縁(換言すれば、通風口の口縁)よりも風上側に突出する羽根車の風上側部分に対し、風上側からの吸入空気の導入とともに、半径方向の周部から仕切板の風上面に沿って吸入空気がスムースに抵抗無く導入されるようにする。なお、仕切板の風上側に筒体が突出する場合には、この突出部と仕切板の風上面との隅部に渦流域が形成されて吸入抵抗が大きくなる。
【0017】
つまり、請求項3記載の発明によれば、整風用の筒体を仕切板に形成した通風口の口縁に付設した形態で、その筒体の風上側端縁から羽根車の風上側部分を風上側に突出させる構成の実施にあたり、筒体を仕切板の風上側に突出させる筒体付設形態を採るに比べ、羽根車への空気吸入をスムースにすることができ、送風効率の向上を一層効果的に達成することができる。
【0018】
〔請求項4記載の発明〕
請求項4記載の発明では、羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車の風下側端へかけての部分を囲む筒体に、その風上側端縁の側ほど拡径する入口側拡径部を形成することにより、羽根車の回転による通過空気の圧縮において、その入口側拡径部の通過過程での通風断面積の漸次的縮小による空気圧縮効果も得るようにする。
【0019】
つまり、請求項4記載の発明によれば、羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車の風下側端へかけての部分を囲む筒体を、例えば、通風断面積が一様な単なる直筒に形成する等に比べ、上記の入口側拡径部による空気圧縮効果をもって、送風圧力を高く確保することができ、この点で、送風性能に一層優れた軸流型の送風装置とすることができる。
【0020】
〔請求項5記載の発明〕
請求項5記載の発明では、羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車の風下側端へかけての部分を囲む筒体に、その風下側端縁の側ほど拡径する出口側拡径部を形成することにより、前述の如き気流乱れの原因となる旋回流的気流の無秩序な半径方向への拡がりは防止しながら、その半径方向への拡がりを伴う通過空気の筒体からの送出を、その出口側拡径部により円滑に案内する。
【0021】
つまり、請求項5記載の発明によれば、羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車の風下側端へかけての部分を囲む筒体を、例えば、通風断面積が一様な単なる直筒に形成する等に比べ、上記の出口側拡径部による送出空気の案内をもって、筒体通過直後での気流拡径による気流の乱れをより効果的に抑止でき、これにより、送風効率の向上効果、及び、騒音の低減効果を一層高くすることができる。
【0022】
〔請求項6記載の発明〕
請求項6記載の発明では、軸流型の送風装置を用いた熱交換装置として、箱状体の吐出用通風口に配備した軸流型羽根車により、箱状体内部の空気を吐出用通風口を介して外部に送出するに伴い、箱状体の吸入用通風口から箱状体内部に流入する空気を、その吸入用通風口に配備した熱交換器で熱授受させ、そして、この熱授受後の昇温空気ないし降温空気を、吐出用通風口からの上記送出空気として、羽根車により箱状体内部から外部へ送出する熱交換装置を構成する。
【0023】
また、この熱交換装置において、吐出用通風口の口縁に、羽根車を囲む整風用の筒体を付設するにあたり、この筒体を、羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車の風下側端へかけての部分を囲むものにして、前記した請求項1〜5のいずれかに記載の発明を適用する。
【0024】
つまり、請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の適用をもって、送風効率を効果的に向上し得るとともに騒音を効果的に低減できることにより、大きさの割りに処理風量が大きくて熱交換性能に優れ、かつ、低騒音で環境保全性に優れた熱交換装置とすることができ、そして、このように優れた熱交換装置としながらも、箱状体の吐出用通風口への整風用筒体の付設において、その筒体の必要長さを短くし得ることにより、製作面、コスト面及び軽量化の面でも有利な熱交換装置とすることができる。
【0025】
〔請求項7記載の発明〕
請求項7記載の発明では、前記の熱交換装置の構成にあたり、箱状体に吐出用通風口を複数形成して、これら吐出用通風口の夫々に、前記の羽根車と整風用筒体とを装備する装置構成とすることで、例えば、大径の吐出用通風口を箱状体に形成して、この大径の吐出用通風口に大型の軸流型羽根車を配備する形態を採るに比べ、同等の処理風量を確保しながらも、複数の小径吐出用開口の配置選択により設置条件に応じた適当な箱状体形状・構造を採れるようにして、箱状体設計の自由度を高くする。
【0026】
また、この装置構成を採ることにおいて、箱状体の内部に、吐出用通風口の各々に対する通風経路どうしを区画する隔壁を設けることにより、複数の吐出用通風口の配置形態にかかわらず、箱状体の内部で特定の吐出用通風口(換言すれば特定の羽根車)の側に気流が偏ることを防止して、各々の吐出用通風口からの送風量を均等化するとともに、吸入用通風口の側の熱交換器に対する通過空気の分布も合わせ均等化する。
【0027】
つまり、請求項7記載の発明によれば、箱状体設計の自由度を高くし得ることにより設置性、汎用性に優れた熱交換装置とすることができ、また、箱状体内部での気流の偏りを内部隔壁により防止して、各々の吐出用通風口からの送風量を均等化できることにより、前記した請求項1〜5のいずれかに記載の発明の適用による個々の羽根車の送風効率の向上を有効に活用して、複数の羽根車を備える熱交換装置の全体としての送風効率の向上を効果的に達成でき、さらには、熱交換器に対する通過空気の分布も均等化し得ることで、熱交換性能の向上も一層効果的に達成できる。
【0028】
〔請求項8記載の発明〕
請求項8記載の発明では、温調対象物を収納する庫室と、前記の箱状体(換言すれば、前記の熱交換装置)を収納する装置室とを、器体内に設ける温調庫機器において、この装置室の室壁部に、器体外部と装置室内とを連通させる通気構造として、器体外部に臨む外側開口と、装置室内に臨む内側開口と、これら開口どうしを連通させる開口間風路とを形成することにより、前記箱状体の吸入用通風口から熱交換器の熱授受対象として箱状体内部に吸入させる空気を器体外部から装置室内に取り入れたり、また、前記箱状体の吐出用通風口から箱状体の外部へ送出される熱授受後の空気を装置室内から器体外部に排出するといったことを、上記の外側開口、開口間風路、内側開口を介して行う。
【0029】
また、これら外側開口、内側開口、開口間風路を装置室の室壁部に形成するにあたり、外側開口と内側開口とを、その一方の開口面視で他方の開口の見通しが不可である状態に配設することにより、装置室内の発生騒音が直通に器体外部に漏出することを防止する。
【0030】
つまり、請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7記載の発明による熱交換装置、すなわち、大きさの割りに処理風量が大きくて熱交換性能に優れた熱交換装置を用いることにより、この熱交換装置を収納する装置室の必要容積を小さくすることができて、その分、温調対象物を収納する庫室の容積を大きく確保することができ、これにより、器体の外形容積の割りに庫内収納容量が大きな温調庫機器とすることができる。
【0031】
また、請求項6又は7記載の発明による熱交換装置が低騒音であることに加え、上記の如く外側開口と内側開口とを開口面視で見通し不可の状態に配設して、装置室内から器体外部への騒音漏出を防止することにより、低騒音化の面でも優れた温調庫機器とすることができる。
【0032】
〔請求項9記載の発明〕
請求項9記載の発明では、前記装置室の室壁を、外壁と、この外壁に対して離間配置の内壁とを備える二重壁構造にし、そして、前記の見通し不可構造として、外側開口と内側開口とが壁面視において非重合となる配置関係で、外壁に前記の外側開口を分散させて複数形成するとともに、内壁に前記の内側開口を分散させて複数形成し、これに対し、外壁と内壁との間の壁間間隙を、複数の外側開口、及び、複数の内側開口に対する共通の開口間風路、つまり、複数の外側開口と複数の内側開口とを連通させる風路とする。
【0033】
すなわち、この構造を採ることにより、個々の外側開口や内側開口は小さな開口として器体外部から装置室内への異物侵入を効果的に防止できるようにしながら、全体としては、外側開口及び内側開口夫々の総開口面積を大きく確保して、器体外部と装置室内との間の通気を良好に行えるようにする。
【0034】
また、外壁に形成の外側開口と内壁に形成の内側開口とを壁面視で非重合の配置関係にする構造を採ることにより、これら開口を形成した外壁と内壁を所定の位置関係に配設して二重壁を構成することだけで、前記の見通し不可状態が確実かつ容易に得られるようにする。
【0035】
つまり、請求項9記載の発明によれば、器体外部から装置室内への異物侵入を効果的に防止できる点で機器保全性に優れた温調庫機器とすることができ、また、外側開口及び内側開口の夫々を複数形成するものでありながら、外壁と内壁との配設に伴い、個々の外側開口及び内側開口について確実かつ容易に前記の見通し不可状態を得られる点で、その製作を容易にすることができる。
【0036】
〔請求項10記載の発明〕
請求項10記載の発明では、前記の二重壁構造を採用して複数の外側開口及び複数の内側開口を形成する室壁として、器体の底壁を兼ねる装置室の底壁を用い、これにより、漏出を防止し切れずに内側開口と外側開口とを介して装置室内から器体外部に漏出する残存騒音を、器体の底壁と器体の設置面(例えば地面や屋内床面)との間に漏出させるようにする。
【0037】
また、このように器体の底壁に開口を形成する構造を採りながらも、前述の如く、個々の外側開口や内側開口を小さな開口にすることにより、器体底部側からの装置室内への異物侵入を効果的に防止する。
【0038】
つまり、請求項10記載の発明によれば、漏出を防止し切れずに内側開口と外側開口とを介して装置室内から器体外部に漏出する残存騒音を、器体の底壁と器体の設置面との間に漏出させるから、この漏出騒音は器体周囲の一般者には直接に耳に入り難く気付き難いものとなり、これにより、実質的に低騒音化の面で一層優れた温調庫機器とすることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、収納販売品を冷却する機能を有する自動販売機を示し、縦型とした直方体形状の器体1内において、その底部側に、温調装置群2を収納する装置室3を設け、また、その装置室3よりも上側の部分を、温調対象物としての販売品を収納する庫室4にしてある。
【0040】
5は器体1の前面開閉扉、6は前面開閉扉5に形成した製品取出口7へ収納販売品を送る搬送経路であり、購入者が選択した収納販売品を内蔵の搬送装置により庫室4から取り出して、この搬送経路6を介し製品取出口7へ送る。
【0041】
8は防振用のゴムマット9を介して庫室4の底板4aに載置した庫内冷却ユニットであり、この庫内冷却ユニット8は、蒸発器として前記の温調装置群2とともにヒートポンプを構成する冷却用熱交換器10と、この冷却用熱交換器10に庫室4内の空気を通風して通過後の冷却空気を庫室4内で循環させる庫内ファン11とをユニット化したものである。
【0042】
装置室3に収納する温調装置群2は、放熱用の熱交換装置2a,圧縮機2b,アキュムレータ2c、及び、その他のヒートポンプ付属装置であり、これら温調装置群2は、それらを組付フレーム12上に組み付けてユニット化した状態で、装置室3の底壁と器体1の底壁とを兼ねる基板フレーム13上に載置して装置室3に収納してある。なお、組付フレーム12の下面には防振ゴム14を付設してある。
【0043】
放熱用の熱交換装置2aは、図2から図6に示す如く、装置ケースとしての箱状体15の前面開口を吸入用通風口16として、この吸入用通風口16に、凝縮器として機能させるフィンチューブ型の放熱用熱交換器17を配備し、また、箱状体15を形成する仕切板のうち後仕切板15aに、円形の吐出用通風口18を左右配置で2箇所形成して、これら吐出用通風口18の夫々に軸流型の羽根車19を配備したものであり、これら羽根車19の回転により、箱状体15内の空気を吐出用通風口18から箱状体外部へ排出するに伴い、前面側の吸入用通風口16から箱状体15の内部に流入する空気に対し放熱用熱交換器17を放熱作用させ、そして、この放熱により昇温した空気を、吐出用通風口18からの上記排出空気として、羽根車19により箱状体15の内部から外部へ排出するようにしてある。
【0044】
20は羽根車19を回転させるモータであり、駆動形式としては、モータ20の回転軸に羽根車19を直結した直動形式としてある。また、これらモータ20は箱状体15の外部に配置して支持具21により組付フレーム12に連結固定してある。
【0045】
つまり、上記構造において、温調装置群2と庫内冷却ユニット8とで構成するヒートポンプ装置は、圧縮機2bから吐出される高圧ガス冷媒を、凝縮器としての放熱用熱交換器17で空気に対し放熱させて凝縮させ、これに続き、凝縮冷媒をキャピラリーチューブexで減圧膨張させて、この減圧膨張冷媒を蒸発器としての冷却用熱交換器10で庫室4内の空気からの気化熱奪取により蒸発させ、そして、蒸発した低圧ガス冷媒をアキュムレータ2cを介して圧縮機2bに吸入させる冷凍サイクルを実施する。
【0046】
放熱用熱交換装置2aの箱状体15は、具体的には、後仕切板15a、左右の横仕切板15b、上仕切板15c、及び、その上仕切板15cの前端から下方へ連設した前囲い板15dを備える後枠体15Aと、放熱用熱交換器17におけるチューブ支持用の左右の枠板17aとからなり、前囲い板15dにより放熱用熱交換器17の上縁部を抱え込む状態に、かつ、放熱用熱交換器17の左右の枠板17aに対し左右の横仕切板15bを重ね合わせる状態に、後枠体15Aを放熱用熱交換器17に組み付けることで、箱状体15を形成してある。なお、この箱状体15の下面は板状の組付フレーム12をもって閉塞する構造としてある。
【0047】
箱状体15の後仕切板15aに形成した各吐出用通風口18の口縁には、羽根車19を囲む整風用の筒体22を設けてあり、また、これら整風用筒体22を設けるにあたっては、筒体22の風上側端縁(本例では前端縁)を吐出用通風口18の口縁に対する連設縁とする状態で、筒体22の全体を後仕切板15aの風下側(後方側)に配置し、そして、羽根車19との配置関係については、羽根車19の風上側半部(本例では前半部)を筒体22の風上側端縁(前端縁)よりも風上側(前方側)へ突出させた状態で、羽根車19の風上側端(前端)と風下側端(後端)との間の中央部から羽根車19の風下側端(後端)へかけての風下側半部(後半部)のみを、整風用筒体22で囲うようにしてある。
【0048】
つまり、この構造を採ることにより、羽根車19の風上側端から風下側端にかけての全体を筒体で囲う形式に比べ、整風用筒体22の必要長さを短くし、これにより、後枠体15Aの製作時に、後仕切板15aの通風口形成部分に対するプレス加工などの簡易な一体成形法をもって、整風用筒体22を容易に後仕切板15aに一体形成できるように、また、部材量を削減して装置コストの低減及び装置の軽量化を合わせ図るようにしてある。そしてまた、このように製作面、コスト面及び軽量化の面で有利にしながらも、羽根車19の風下側部分で生じる激しい気流の乱れを上記筒体22の整風作用をもって抑止することにより、送風効率を効果的に向上させて熱交換装置2aの熱交換性能を高め、また、発生騒音を効果的に低下させるようにしてある。
【0049】
箱状体15の内部には、空気室としての箱状体内部を左半部と右半部とに仕切って、各吐出用通風口18に対する通風経路どうしを区画する隔壁15xを設けてあり、この経路区画により、箱状体15の内部で一方の吐出用通風口18(換言すれば一方の羽根車19)の側に気流が偏ることを防止して、各々の吐出用通風口18からの送風量の均等化、及び、吸入用通風口16の側の放熱用熱交換器17での通過空気分布の均等化を図ってある。
【0050】
上記の如き放熱用熱交換装置2aを装置室3に内装することに対し、装置室3の前壁を兼ねる前面開閉扉5の下部、及び、装置室3の後壁を兼ねる器体後壁1aの下部には、器体1の外部と装置室3内とを連通させる前壁通気部23、及び後壁通気部24を形成してあり、また、装置室3の底壁を兼ねる基板フレーム13の前端側部分及び後端側部分には、同じく器体1の外部と装置室3内とを連通させる底壁通気部25を形成してあり、箱状体15の吸入用通風口16から放熱熱交換器17の放熱対象として箱状体内部に吸入させる空気を器体1の外部から装置室3内に取り入れること、及び、箱状体15の吐出用通風口18から箱状体外部へ送出される昇温空気を装置室3内から器体1の外部に排出することを、これら各部の通気部23,24,25をもって行う。
【0051】
なお、後壁通気部23は、具体的には、器体後壁1aに形成した機器挿脱用開口に対する蓋体に形成してある。
【0052】
上記の各通気部23,24,25のうち、前壁通気部23及び後壁通気部24については、夫々、図2及び図7に示す如く、前面開閉扉5や器体後壁1aの外面側に形成した凹部26の奥部に、装置室3内に臨む内側開口27aを形成し、また、この凹部26の外側開口面部に、内側開口27aを覆う姿勢の遮蔽板28を配置して、この遮蔽板28の周りに、器体1の外部に臨ませる外側開口27bを形成するとともに、遮蔽板28の裏面側に、上記の内側開口27aと外側開口27bとを連通させる開口間風路27cを形成した構造とし、この構造において、外側開口27bと内側開口27aとを壁面視で互いに非重合の位置関係にしてある。
【0053】
一方、底壁通気部25については、図2及び図3に示すように、装置室3の底壁を兼ねる基板フレーム13を、上板13aと下板13bとを備える二重壁構造にし、そして、内底壁としての上板13aの前端側部分及び後端側部分の夫々に、内側開口29aを分散させて複数形成するとともに、これら内側開口29aとは壁面視において非重合となる位置関係で、外底壁としての下板13bの前端側部分及び後端側部分の夫々に、外側開口29bを分散させて複数形成した構造とし、この構造において、上板13aと下板13bの間の間隙を、複数の内側開口29aと複数の外側開口29bとを連通させる共通の開口間風路29cにしてある。
【0054】
つまり、各通気部23,24,25において、外側開口27b,29bと、これに連通させる内側開口27a,29aとを、壁面視で非重合の位置関係にして、一方の開口面視で他方の開口の見通しが不可となる状態にすることにより、装置室3内での発生騒音が直通に器体1の外部に漏出することを防止し、これにより、自動販売機の低騒音化を図ってある。
【0055】
また、底部通気部25については、漏出を防止し切れずに内側開口29aと外側開口29bとを介して装置室3内から器体1の外部に漏出する残存騒音を、器体底壁としての基板フレーム13の下面と器体1の設置面(例えば地面や屋内床面)との間に漏出させることで、この漏出騒音が器体周囲の一般者にとって気付き難いものとなるようにしてあり、そして、このように器体1の底壁に開口を形成する構造を採りながらも、個々の外側開口29bや内側開口29aを小さな開口にすることにより、器体底部側からの装置室3内への異物侵入を防止するようにしてある。
【0056】
なお、30は、長さ調整機能を有する器体支持脚である。
【0057】
〔別の実施形態〕
次に発明の別の実施形態を列記する。
本発明の送風装置について、軸流型の羽根車19の風上側部分を整風用筒体22の風上側端縁よりも風上側へ突出させた状態で、羽根車19の風上側端よりも風下寄りの位置から羽根車19の風下側端へかけての部分を、整風用筒体22で囲うにあたり、前述の実施形態では、羽根車19の風上側端と風下側端との間の中央部から羽根車19の風下側端へかけての部分を筒体22で囲う構造としたが、これに代え、図8に示す如く、風上側への羽根車19の突出寸法を短尺化して、羽根車19の風上側端と風下側端との間の中央部よりも羽根車19の風上側端寄りの位置から羽根車19の風下側端へかけての部分を、整風用筒体22で囲うようにしてもよい。
【0058】
また逆に、図9に示す如く、風上側への羽根車19の突出寸法を長尺化して、羽根車19の風上側端と風下側端との間の中央部よりも羽根車19の風下側端寄りの位置から羽根車19の風下側端へかけての部分を、整風用筒体22で囲うようにしてもよく、羽根車19に対する筒体風上側端縁の位置は、種々の条件に応じて適宜決定すればよい。
【0059】
整風用筒体22の風下側端縁の位置については、その端縁位置を羽根車19の風下側端に一致させる形態、あるいは、図10に示す如く羽根車19の風下側端位置よりも適当寸法だけさらに筒体22を風下側に延設する形態のいずれを採用してもよい。
【0060】
図11に示す如く、整風用筒体22に、その風上側端縁の側ほど拡径する入口側拡径部22aを形成してもよく、また、図12に示す如く、整風用筒体22に、その風下側端縁の側ほど拡径する出口側拡径部22bを形成してもよい。
【0061】
なお、上記の図11や図12に示す如く、入口側拡径部22aと出口側拡径部22bとのいずれか一方のみを形成するに代え、整風用筒体22の風上側部分に入口側拡径部22aを形成し、かつ、整風用筒体22の風下側部分に出口側拡径部22bを形成する構造を採ってもよく、また、細部構造として、入口側拡径部22aの風上側端縁(すなわち、入口側端縁)や、出口側拡径部22bの風下側端縁(すなわち、出口側端縁)に短い直筒部を形成したり、あるいはまた、入口側拡径部22aとして、整風用筒体22のほぼ全体を風上側端縁の側ほど拡径させたり、出口側拡径部22bとして、整風用筒体22のほぼ全体を風下側端縁の側ほど拡径させたりしてもよい。
【0062】
仕切板15aに形成した通風口18の口縁に整風用筒体22を設けて、その通風口部に羽根車19を配備する装置構造を採る場合、前述の実施形態の如く、筒体22の全体を仕切板15aの風下側に位置させた状態で、筒体22を通風口18の口縁に設ければ、空気吸入がスムースになる点で有利であるが、場合によっては、図13に示す如く、筒体22の全体を仕切板15aの風上側に位置させた状態で、筒体22を通風口18の口縁に設ける構造、あるいは、図14に示す如く、筒体22の風上側部分を仕切板15aの風上側に位置させ、かつ、筒体22の風下側部分を仕切板15aの風下側に位置させた状態で、筒体22を通風口18の口縁に設ける構造を採用するようにしてもよい。
【0063】
仕切板15aは、前述の形態の如く、それに形成の通風口18の風上側に空気室を形成するものに限らず、通風口18の風下側に空気室を形成するものであってもよく、また、単に通風口18の風下側と風上側とを区画する壁材であってもよい。
【0064】
整風用筒体22の断面形状は、一般には円形が適当であるが、場合によっては、四角や多角形、あるいは、楕円の断面形状を採用してもよい。
【0065】
本発明による送風装置の用途は、熱交換器に対する通風用に限定されるものではなく、例えば、部屋に対する給気や排気などの換気用に本発明の送風装置を用いてもよい。
【0066】
本発明の熱交換装置について、箱状体15の具体的形状・構造は前述の実施形態の如き形状・構造に限定されるものではなく、種々の構成変更が可能であり、また、熱交換器17を配備する吸入用通風口16の形状・個数・配置や、羽根車19を配備する吐出用通風口18の個数・配置も、夫々、種々の構成変更が可能である。
【0067】
吸入用通風口16に配備する熱交換器17は、通過空気に対し加熱作用(放熱作用)するものに限らず、通過空気に対し冷却作用(吸熱作用)するものであってもよい。
【0068】
熱交換器17の使用冷媒は、ヒートポンプで用いるフロンなどの冷媒に限定されるものではなく、温水、冷水、蒸気など種々の熱媒を適用でき、また、電熱熱交換器を採用してもよい。
【0069】
本発明による熱交換装置の用途は、自動販売機などへの組み込み用に限定されるものではなく、例えば、部屋の冷房や暖房などに本発明の熱交換装置を用いてもよい。
【0070】
本発明の温調庫機器について、器体1の外部に臨ませる外側開口27bと、装置室3内に臨ませる内側開口27aとを、その一方の開口面視で他方の開口の見通しが不可である状態に配設するのに、前述の実施形態の如く、外側開口27bと内側開口27aとを壁面視で非重合の位置関係に配置する形態に代え、図15に示す如く、外側開口27bと内側開口27aとを壁面視で重なり合う位置関係に配置しながら、これら開口27a,27bの間に遮蔽板31を配置して、外側開口27bと内側開口27bとを、その一方の開口面視で他方の開口の見通しが不可となるようにしてもよい。
【0071】
また、前述の実施形態では、室壁5,1aの外面側に形成した凹部26の開口面部に遮蔽板28を配置して、遮蔽板周りの外側開口27bと凹部奥の内側開口27aとを壁面視で非重合の位置関係にしたが、これに代え、図16に示す如く、室壁5,1aに形成した内側開口27aを覆う遮蔽板32を、室壁5,1aの外面から離間させた位置に配置して、その離間配置により、内側開口27aとは壁面視で非重合の位置関係の外側開口27bを、遮蔽板32と室壁5,1aとの間に形成するようにしてもよい。
【0072】
外壁に複数の外側開口27bを分散させて複数形成し、かつ、内壁に複数の内側開口27aを分散させて複数形成する二重壁構造の通気構造を、装置室3の底壁を兼ねる器体底壁に設けるに代え、装置室3の前壁や後壁、あるいは、横壁に設けるようにしてもよい。
【0073】
本発明による温調庫機器は、収納品を冷却又は加熱する機能を有する自動販売機に限定されるものではなく、例えば、冷蔵庫や温蔵庫などであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の一部切欠き側面図
【図2】装置室部分の側面図
【図3】装置室部分の平面図
【図4】箱体構造を示す背面図
【図5】箱体構造を示す側面図
【図6】要部の拡大平面図
【図7】前壁及び後壁の通気構造を示す斜視図
【図8】別実施形態を示す装置構造図
【図9】別実施形態を示す装置構造図
【図10】別実施形態を示す装置構造図
【図11】別実施形態を示す装置構造図
【図12】別実施形態を示す装置構造図
【図13】別実施形態を示す装置構造図
【図14】別実施形態を示す装置構造図
【図15】別実施形態を示す通気部の構造図
【図16】別実施形態を示す通気部の構造図
【図17】従来例を示す送風装置の構造図
【図18】他の従来例を示す送風装置の構造図
【符号の説明】
19 羽根車
22 整風用筒体
15a 仕切板
18 通風口、吐出用通風口
22a 入口側拡径部
22b 出口側拡径部
15 箱状体
16 吸入用通風口
17 熱交換器
15x 隔壁
4 庫室
3 装置室
1 器体
27b,29b 外側開口
27a,29a 内側開口
27c,29c 開口間風路
1a,5 室壁
13 室壁(底壁)
13a 内壁
13b 外壁

Claims (10)

  1. 温調対象物を収納する庫室と、羽根車及び熱交換器を収納する装置室とを器体内に設ける温調庫機器であって、
    前記装置室の室壁部に、器体外部と装置室内とを連通させる通気構造として、器体外部に臨む外側開口と、装置室内に臨む内側開口と、これら開口どうしを連通させる開口間風路とを形成し、
    前記外側開口と前記内側開口とを、その一方の開口面視で他方の開口の見通しが不可である状態に配設してある温調庫機器。
  2. 前記装置室の室壁を、外壁と、この外壁に対して離間配置の内壁とを備える二重壁構造にし、
    前記外側開口と前記内側開口とが壁面視において非重合となる配置関係で、前記外壁に前記外側開口を分散させて複数形成するとともに、前記内壁に前記内側開口を分散させて複数形成し、
    前記外壁と前記内壁との間の壁間間隙を、複数の前記外側開口、及び、複数の前記内側開口に対する共通の前記開口間風路にしてある請求項1記載の温調庫機器。
  3. 前記の二重壁構造を採用して複数の前記外側開口及び複数の前記内側開口を形成する室壁が、器体の底壁を兼ねる前記装置室の底壁である請求項2記載の温調庫機器。
  4. 前記装置室内に設けてある箱状体に形成した吸入用通風口に、その吸入用通風口から箱状体内部へ吸入する空気を熱授受の対象とする前記熱交換器を配備し、
    前記箱状体に形成した吐出用通風口に、その吐出用通風口から箱状体内部の空気を外部へ送出する軸流型の前記羽根車を配備し、
    前記吐出用通風口の口縁に、前記羽根車を囲む整風用の筒体を付設してある 請求項1〜3のいずれか1項に記載の温調庫機器
  5. 前記箱状体に前記吐出用通風口を複数形成して、これら吐出用通風口の夫々に、前記羽根車と前記筒体とを装備する装置構造において、
    前記箱状体の内部に、前記吐出用通風口の各々に対する通風経路どうしを区画する隔壁を設けた請求項4記載の温調庫機器
  6. 軸流型の前記羽根車を囲む整風用の筒体を設ける装置構成において、
    前記羽根車の風上側部分を前記筒体の風上側端縁よりも風上側へ突出させた状態で、前記羽根車の風上側端よりも風下寄りの位置から前記羽根車の風下側端へかけての部分を、前記筒体で囲ってある請求項1〜5のいずれか1項に記載の温調庫機器
  7. 前記羽根車の風上側端と風下側端との間の中央部から前記羽根車の風下側端へかけての部分を、前記筒体で囲ってある請求項6記載の温調庫機器
  8. 仕切板に形成した通風口の口縁に前記筒体を設けて、その通風口部に前記羽根車を配備する装置構造において、
    前記筒体の全体を前記仕切板の風下側に位置させた状態で、前記筒体を前記通風口の口縁に設けてある請求項6又は7記載の温調庫機器
  9. 前記筒体に、その風上側端縁の側ほど拡径する入口側拡径部を形成してある請求項6〜8のいずれか1項に記載の温調庫機器
  10. 前記筒体に、その風下側端縁の側ほど拡径する出口側拡径部を形成してある請求項6〜9のいずれか1項に記載の温調庫機器
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