JP3539157B2 - リヤランプ周辺構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のリヤランプ周辺構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動車のリヤランプ周辺構造としては、図6に示すものがある。
図6において、符号50は、リヤフェンダーであり、リヤフェンダー50にランプブラケット54を接合し、該ランプブラケット54に成形されたランプ収容凹部54aにリヤランプ52を収容・固定している。このリヤフェンダー50とランプブラケット54との接合は、リヤフェンダー50の後端部において車幅方向中央部側へ折り返された後端フランジ50aと、ランプブラケット54のランプ収容凹部54aの周縁端から外方へ折曲したフランジ54bとをスポット溶接により溶接することにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の構造では、図7に示すように、リヤフェンダー50の後端フランジ50aとランプブラケット54のフランジ54bとの溶接を行うために、スポットガン56をバックドア開口58を通しランプ収容凹部54aの外側から回り込ませて行わなければならないため、大形のガン56を使用しなければならず作業性が悪いという課題がある。また、大形のガン56を使用すると、ガン56がこれらのパネルを抑えているゲージと干渉し易くなるため、ゲージを避けるように注意しながら溶接を行わなければならない。
【0004】
また、従来の構造では、リアランプ52を収納するのに十分なスペースを確保するためには、リヤランプ52の側面52aに対向するランプ収容凹部54aの車幅方向外方側の側壁54cをフランジ54bと略垂直になるよう形成して、リヤランプ52の側面52aに対して、可能な限り平行になっていることが好ましい。しかしながら、そのために側壁54cがフランジ54bと垂直になるように絞り成形することは困難であり、実際には、側壁54cはリヤランプ52の側面52aに対して傾斜を持ってしまい、側壁54cと側面52aとの間のクリアランスを確保するために、結果としてランプ収容凹部54aの間口の幅がリヤランプ52に対して大きくなってしまう、という課題がある。
【0005】
また、従来の構造では、車体側給電ハーネスとランプハーネスとを接続するランプハーネスコネクタの設置するスペースが限定されており、リヤランプ52の下側等にリヤランプと平行に配置するため、ランプブラケット54のランプ収容凹部54aの深さを深くしなければならず、絞り成形がさらに困難となり成形性が悪いという課題もある。
【0006】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1ないし請求項3記載の発明は、リヤフェンダーとランプブラケットの接合作業を容易にすると共にランプブラケットの成形性を向上させることができるリヤランプ周辺構造を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、リヤランプを収容するためのランプ収容凹部が成形されたランプブラケットをリヤフェンダーに接合するリヤランプ周辺構造において、前記リヤフェンダーは、その後端部において車幅方向中央部側へ折り返された後端フランジを備えており、前記ランプブラケットのランプ収容凹部をリヤフェンダー側へ膨出させて、膨出された部分に対応するランプブラケットの車幅方向外方側側端部に車幅方向中央部側へ折り返された折り返しフランジを形成し、該折り返しフランジを前記リヤフェンダーの後端フランジに重ね合わせて接合することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記ランプブラケットのランプ収容凹部のリヤフェンダー側へ膨出された部分に、車体側給電ハーネスとランプハーネスとを接続するランプハーネスコネクタを配設することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記ランプハーネスコネクタは、その長手方向を車両上下方向に一致させるようにしてリヤランプに支持されることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ランプブラケットのランプ収容凹部をリヤフェンダー側へ膨出させて、膨出された部分に対応するランプブラケットの車幅方向外方側側端部に車幅方向中央部側へ折り返された折り返しフランジを形成し、該折り返しフランジをリヤフェンダーの後端フランジに重ね合わせて接合することから、接合作業を行う際に、スポットガンを車体の後方から直接、重ね合わされたランプブラケットの折り返しフランジとリヤフェンダーの後端フランジとの両面側に接触させることができるため、小形のスポットガンを使用することができ、接合作業を容易にすることができる。
【0010】
また、膨出部を画成する側壁はリヤランプの側面に対して平行である必要はなく傾斜していてもリヤランプの側壁とのクリアランスを十分に確保できるため、ランプブラケットの成形は簡単になり成形性を向上させることができる。従ってリヤランプを取り付けるためには、折り返しフランジの先端とリヤランプの側面との間に必要なクリアランスが確保されていれば良いため、ランプブラケットの間口の幅を小さくでき、造形の自由度をさらに大きくすることができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る効果に加えて、ランプ収容凹部のリヤフェンダー側へ膨出された部分にスペースができるので、ここにランプハーネスコネクタを配設することにより、スペースの有効利用を図ることができる。このようにしてランプハーネスコネクタをコンパクトに収めることができるので、ランプブラケットのランプ収容凹部の深さを従来のように深くしなくて良くなり、ランプブラケットの成形性をさらに向上させることができ、造形の自由度を大きくすることができる。
【0012】
また、請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る効果に加えて、ランプハーネスコネクタは、その長手方向を車両上下方向に一致させるようにしてリヤランプに支持されることから、ランプ収容凹部のリヤフェンダー側へ膨出された部分の車幅方向の膨出量を大きくしなくてもよく、よりコンパクトにランプハーネスコネクタを収めることができるので、さらに造形の自由度を大きくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図5を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図において、リヤフェンダー10は、バックピラーインナ16と共にバックピラーを構成しており、その後端部には車幅方向中央部側へ折り返された後端フランジ10aを備えている。
【0014】
後端フランジ10aの適当な部位に、リヤランプであるリヤコンビランプ20が固定されるランプブラケット14が接合される。ランプブラケット14には、リヤコンビランプ20を収容するランプ収容凹部14aが成形されており、さらに、ランプ収容凹部14aには、その車両上下方向中央部において、リヤフェンダー10側へ膨出された膨出部14bが形成されている。さらにランプブラケット14には、前記膨出部14bに対応するランプブラケット14の車幅方向外方側側端部に車幅方向中央部側へ折り返された、言い換えればランプ収容凹部14aの周縁部からランプ収容凹部14aの中央方向へ折り返された、折り返しフランジ14cが形成されており、リヤフェンダ10の後端フランジ10aとは重ね合わされて接合される。また、折り返しフランジ14cが形成された部位以外のランプ収容凹部14aの周縁部には、ランプ収容凹部14aから外方へ折曲したフランジ14dが形成されており、このフランジ14dもリヤフェンダ10の後端フランジ10a及びバックピラーインナ16の後端フランジ16aと接合されている。
【0015】
前述のようにランプブラケット14のランプ収容凹部14a内に収容されると共にランプブラケット14に固定されるリヤコンビランプ20は、上下方向に並んだ複数のバルブ22と、このバルブ22を包囲するハウジング24と、バルブ22の後方に配置されるレンズ26と、を主に有している。各バルブ22の基端から伸びるランプハーネス28は1箇所にまとめられて、ランプハーネスコネクタ30に接続される。
【0016】
ランプハーネスコネクタ30は、図1に示したように、前記膨出部14bに配設されており、その長手方向を車両上下方向に一致させるようにしてリヤコンビランプ20のハウジング24に係止され、車体側給電ハーネス32と接続される。
尚、図4において、符号34はバックドアを示している。
【0017】
以上のように構成されるリヤランプ周辺構造において、このランプブラケット14をリヤフェンダー10に接合する作業は、ランプブラケット14の折り返しフランジ14cとリヤフェンダー10の後端フランジ10aとが重ね合わされた両面側に、スポットガン40を用いて行う。図5に示すように、スポットガン40を車体の後方から溶接箇所に直接接触させることができるため、使用するスポットガン40は従来のものより小形で良く、また、リヤフェンダー10とランプブラケット14等を押さえるゲージにスポットガン40が干渉するおそれもないので、溶接作業が容易になり作業性が格段に向上する。
【0018】
このランプブラケット14を成形するには、まず、ランプ収容凹部14aを絞り工程によって形成するが、この際に、ランプ収容凹部14aの膨出部14bを画成する側壁14eが、ハウジング24の膨出部14bに対向する側面24aに対して平行となるまで絞る必要はない。即ち、図1示のように、側壁14eは側面24aに対して傾斜したものでよいため、絞り成形は簡単になり成形性を向上させることができる。絞り成形の後、曲げ工程によって折り返しフランジ14cを折り返す工程を行う必要があるが、折り返しフランジ14cの長さは短いため、この作業は簡単に行うことができる。
【0019】
図1より明らかなように、側壁14eとハウジング24の側面24aとの間に、リヤコンビランプ20を取り付けるのに十分なクリアランスが確保されるため、リヤコンビランプ20を取り付けるためには折り返しフランジ14cの先端とハウジング24の側面24aとの間に必要なクリアランス42が確保されていれば良いため、ランプブラケット14の間口の幅を小さくでき、バックピラーの幅を変える等の造形の自由度が大きくなる。
【0020】
また、上記ランプブラケット14の膨出部14bにスペースができるので、ここにランプハーネスコネクタ30を配設することにより、スペースの有効利用を図ることができる。このようにしてランプハーネスコネクタ30をコンパクトに収めることができるので、ランプブラケット14のランプ収容凹部14aの深さを従来のように深くしなくて良くなり、絞り成形がさらに簡単になる。
【0021】
尚、比較のために、従来のランプブラケット54を図1に仮想線で重畳して示す。
また、本実施の形態のように、ランプハーネスコネクタ30を、その長手方向が車両上下方向に一致させるように、言い換えればその長手方向をリヤコンビランプ20の上下方向に一致させるようにしてハウジング24に支持することにより、図1に示した水平面で切った図面において、ランプハーネスコネクタ30を膨出部14b内にさらにコンパクトに収めることができ、リヤランプ周辺の造形の自由度をさらに増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリヤランプ周辺構造の実施の形態を表す断面図(図4の1−1線に沿って見た断面図)である。
【図2】図1のリヤランプ周辺構造の後方から見た斜視図である(リヤランプを除く)。
【図3】本発明のリヤランプ周辺構造の実施の形態を表す断面図(図4の3−3線に沿って見た断面図)である。
【図4】自動車の後方から見た図である。
【図5】本発明のリヤランプ周辺構造の溶接作業を示す説明断面図である。
【図6】従来のリヤランプ周辺構造を表す図1相当断面図である。
【図7】従来のリヤランプ周辺構造の溶接作業を示す図5相当断面図である。
【符号の説明】
10 リヤフェンダー
10a 後端フランジ
14 ランプブラケット
14a ランプ収容凹部
14b 膨出部
14c 折り返しフランジ
20 リヤコンビランプ(リヤランプ)
28 ランプハーネス
30 ランプハーネスコネクタ
32 車体側給電ハーネス

Claims (3)

  1. リヤランプを収容するためのランプ収容凹部が成形されたランプブラケットをリヤフェンダーに接合するリヤランプ周辺構造において、
    前記リヤフェンダーは、その後端部において車幅方向中央部側へ折り返された後端フランジを備えており、前記ランプブラケットのランプ収容凹部をリヤフェンダー側へ膨出させて、膨出された部分に対応するランプブラケットの車幅方向外方側側端部に車幅方向中央部側へ折り返された折り返しフランジを形成し、該折り返しフランジを前記リヤフェンダーの後端フランジに重ね合わせて接合することを特徴とするリヤランプ周辺構造。
  2. 前記ランプブラケットのランプ収容凹部のリヤフェンダー側へ膨出された部分に、車体側給電ハーネスとランプハーネスとを接続するランプハーネスコネクタを配設することを特徴とする請求項1記載のリヤランプ周辺構造。
  3. 前記ランプハーネスコネクタは、その長手方向を車両上下方向に一致させるようにしてリヤランプに支持されることを特徴とする請求項2記載のリヤランプ周辺構造。
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