JP3538988B2 - 角度センサ - Google Patents

角度センサ

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JP3538988B2
JP3538988B2 JP21372795A JP21372795A JP3538988B2 JP 3538988 B2 JP3538988 B2 JP 3538988B2 JP 21372795 A JP21372795 A JP 21372795A JP 21372795 A JP21372795 A JP 21372795A JP 3538988 B2 JP3538988 B2 JP 3538988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は磁電変換素子を用
いた角度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来から磁電変換素子を応用、実用化
されている角度センサ50を図9を用いて説明する。図
9は従来の角度センサ50の断面図である。
【0003】角度センサ50は、回転自在となるように
軸受部材1a、1bにより軸受された回転軸2と、前記
回転軸2の軸方向上に配置された磁電変換素子3と、回
転軸2に取り付けられた磁石4と、バックヨ−ク5と、
端子6と、回転軸2から延出された検出ロッド7とがケ
−ス8に収納された構成を有している。以下に各構成部
分を詳しく説明する。
【0004】図9に示すように、ケ−ス8は底部8aと
軸受保持部8bと仕切部8cとを有するケ−ス本体8d
と、フランジ8eとからなる。底部8aにはバックヨ−
ク5が取り付けられており、さらに磁電変換素子3が載
置され、電気信号を入出力するための端子6が取り付け
られている。円筒形状を有する軸受保持部8bはその内
径が、軸受部材1a、1bの外輪9a、9bの外径と略
同一の寸法であり、仕切部8cの内径は軸受部材1a、
1bの外輪9a、9bの外径より小さい。フランジ8e
の内径の中心には、回転軸2が挿通可能な穴8fが形成
されている。
【0005】回転軸2には、二個の軸受部材1a、1b
が、あらかじめ接着剤により取り付けられた中間リング
10を挟んで二個の軸受部材1a、1bの内輪11a、
11bが接着されることにより取り付けられている。二
個の軸受部材1a、1bの外輪は、ケ−ス本体8dの軸
受保持部8bと仕切部8cに接着されている。接着剤が
硬化する前に、軸受部材1bの外輪9bが、フランジ8
eによりケ−ス本体8dに圧接され、ボルト14、14
によりフランジ8eがケ−ス本体8dに固定される。し
たがって、圧接する力により、軸受部材1bの外輪9
b、軸受部材1bの内輪11b、中間リング10、軸受
部材1aの内輪11a、軸受部材1aの外輪9a、仕切
部8cが順番に押されることにより、軸受部材1a、1
bがスラスト方向に予圧を加えられて、回転軸2が軸受
されている。
【0006】磁石4が、その中心を回転軸2の中心とず
らせて、回転軸2の一端に取り付けられている。検出ロ
ッド7は、その一端が回転軸2の端部に取り付けられ、
その他端には、被検出体(図示せず)との摩擦抵抗を小
さくするためのロ−ラ13が取り付けられている。
【0007】なおここで用いられる軸受部材1a、1b
とは、多数個の球状あるいは円柱形状を有する転がり部
材12が、外輪9aと内輪11aとの間に保持されてお
り、外輪9aが内輪11aに対してほとんど抵抗無く回
転できる構造を有する軸受用の部品である。
【0008】上記構造の角度センサ50は、例えば、肉
厚が薄い被検出体の肉厚を検出する装置に応用され、以
下に説明するように動作する。
【0009】角度センサ50の検出ロッド7は、被検出
体の肉厚を検知する検知台(図示せず)に、略1kgf
の圧力で押圧されている。被検出体が検出ロッド7の先
端に取り付けられたロ−ラ13と検知台(図示せず)と
の間に移動すると、検出ロッド7の先端が検出台から離
れるように移動する。検出ロッド7は回転軸2に固定さ
れているので、回転軸2に回転モ−メントが作用して約
0.2度回転する。そして回転軸2の先端に接続されて
いる磁石4が回転するので、磁石4に対向してケ−ス底
部8aに載置されている磁電変換素子3に印加される磁
場の強さが変わる。この磁場の強さの変化に応じて、磁
電変換素子3の抵抗値が変化するので、検出ロッド7の
先端の移動量が回転軸2の回転角度に変換され、電圧変
化として端子6から出力される。
【0010】なおバックヨ−ク5は磁電変換素子3の感
度を向上させるために、磁石5から発せられる磁力線を
収束させるように設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら従来の
角度センサは、回転軸の一方が二個の軸受部材で保持さ
れ、回転軸の他方に取り付けられた検出ロッドが回転軸
を回転させるようにはたらく。二個の軸受部材により軸
受されている回転軸に、検出ロッドからモ−メントが作
用すると、軸受されている部分の中間点を中心にして、
回転軸の方向を変えるように作用するので、回転軸は軸
を中心にして回転するとともに、回転軸の方向も変化す
る。通常の角度センサには、軸受部材としてラジアル球
軸受が用いられるが、ラジアル球軸受の内輪の外輪に対
する遊びは20〜30μmである。しかし回転軸が二個
の軸受部材により保持されているので、回転軸の検出ロ
ッドが取り付けられている他端に、回転軸の伸張方向に
対して直角に力が加わった場合、二個の軸受部材の取り
付け位置の中間点を中心にして、回転軸の方向が変化す
るように回転し、回転軸の磁石が取り付けられている一
端は磁電変換素子から50〜80μmの距離だけ移動す
る。
【0012】すなわち回転軸が中心軸を中心にして回転
するとともに、中心軸の方向が変化するので、磁電変換
素子に対する磁石の位置が、中心軸の方向の変化によっ
ても変化し、出力電圧が変動する。そのために検知され
るべき約0.2度の回転角度に対応する磁電変換素子の
出力が正しく出力されない。また、回転軸を軸受する軸
受部材が、軸受部材の外輪を接着剤によりケ−スに接着
されるので、硬化時の膨脹収縮により軸受の予圧力が変
動して、磁電変換素子と磁石との距離が変化し、出力電
圧が変動する。
【0013】以上のことから、被検出物の肉厚が正確に
出力電圧に変換して出力されないという問題があった。
【0014】本発明の目的は、上述の問題点を解決する
ためになされたもので、被検知物の厚さに対応した出力
電圧を正確に出力することのできる角度センサを提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
角度センサは、ケ−スと、回転自在となるようにケ−ス
に軸受された回転軸と、前記回転軸から延出された検出
ロッドと、前記回転軸の軸方向上に載置された磁電変換
素子と、前記回転軸の一端であって前記磁電変換素子に
対向するとともに回転軸の中心からずれた位置に配置さ
れた磁石と、前記ケ−スの底面にあって磁電変換素子が
載置された位置に設けられたバックヨ−クとを有する角
度センサにおいて、前記回転軸が複数個の軸受部材で軸
受されるとともに、前記検出ロッドが複数個の前記軸受
部材間から延出されていることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項2記載の角度センサは、前
記ケ−スが、軸受固定部を有するケ−ス本体と、軸受固
定部品とからなり、軸受固定部および軸受固定部品で軸
受部材が保持されることにより、回転軸がケ−スに取り
付けられていることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項3記載の角度センサは、前
記検出ロッドが、一端において前記回転軸に係止手段を
用いて固定され、他端がケ−ス側面に形成された導出窓
から導出されていることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項4記載の角度センサは、前
記検出ロッドが、ネジ、キ−あるいは圧入手段から選ば
れる少なくとも一つの係止手段を用いて、前記回転軸に
接続されていることを特徴とする。
【0019】以上の構成により、被検出物によって検出
ロッドが押されたときに、回転軸の方向が変わらなくな
るので、磁電変換素子に印加される磁場は、回転軸に取
り付けられた磁石の回転だけにより変化することにな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜8を
用いて説明する。
【0021】(実施例1)本発明の一実施例の角度セン
サ20を図1、2を用いて説明する。図1は本実施例の
角度センサ20の断面図、図2は角度センサ20の要部
分解斜視図である。なお従来例と同一の部分については
同一の符号を用い、その説明を省略する。
【0022】本発明の一実施例角度センサは、図1、図
2に示すように磁電変換素子3がケ−ス本体8dの底部
8aに載置され、磁電変換素子3に対向する位置に磁石
4を有する回転軸2が、二個の軸受部材1a、1bによ
り軸受され、回転軸2に取り付けられた軸受部材1a、
1bの間に検出ロッド7が固定されて、ケ−ス8に収納
された構成を有している。以下に角度センサ20を詳細
に説明する。
【0023】ケ−ス8は、底部8aと、軸受保持部8
b、8bと、仕切部8cと、フランジ8eと、導出窓8
fとを有している。軸受保持部8bは、軸受部材1a、
1bの外輪9a、9bの外径と略同一の寸法の内径を有
している。仕切部8cは、その内径が軸受部材1a、1
bの外輪9a、9bの外径より小さく、回転軸2の外径
より大きい。
【0024】ケ−ス底部8aにはバックヨ−ク5が取り
付けられている。
【0025】回転軸2は、止め輪15を取り付けるため
の複数個の溝部16、16、16、16と、単一の取付
穴17とを有する。回転軸2の外径は、軸受部材1a、
1bの内輪11a、11bの内径と略同一の外径を有し
ている。取付穴17の内径は検出ロッド7一端の外径よ
り大きく形成されている。
【0026】軸受部材1a、1bは、それぞれ回転軸2
の溝部16、16に取り付けられた止め輪15、15お
よび接着剤により、回転軸2に固定されている。
【0027】回転軸2に取り付けられた軸受部材1a、
1bの外輪9a、9bに、接着剤が塗布されたのち外輪
9aが仕切部8cに圧接され、外輪9bの側面がフラン
ジ8eにより圧接され、フランジ8eがケ−ス本体8d
にボルト14、14により取り付けられて、回転軸2が
ケ−ス8に回転自在に軸受されている。
【0028】すなわち回転軸2が、軸受部材1a、1b
により軸受され、ケ−ス8に回転自在に取り付けられる
とともに、回転軸2の軸方向に所定量の予圧が印加され
ているので、回転軸の軸方向に圧縮力あるいは引張力が
作用しても、磁石4と磁電変換素子3との間隔が変化し
ない。
【0029】検出ロッド7は一端が、回転軸2に形成さ
れた取付穴17に挿入され、先端がボルト14により、
回転軸2に取り付けられている。検出ロッド7の他端に
は被検出体に接触するロ−ラ13が取り付けられてい
る。
【0030】以上に説明した構造を有する角度センサ2
0は、回転軸2が二個の軸受部材1a、1bにより予圧
を加えて軸受されるとともに、2個の軸受部材の間に検
出ロッド7が取り付けられ、さらに検出ロッドが導出窓
8fから導出されている。したがって、ロ−ラ13の被
検出体(図示せず)に圧接する力が検出ロッド7を介し
て回転軸2にかかると、回転軸2の方向が変化しにくい
ことにより、回転軸2の回転角度に対応した電圧が正確
に出力される。また検出ロッド7の動きが導出窓8fに
よって制限されているので、被検出体が急速に移動した
ときに検出ロッド7が跳ね上がることが防止できる。
【0031】なお軸受部材は球状あるいは円柱状の形状
を有するころがり部材を用いて摩擦抵抗を減らす構造を
有する、ころがり軸受であればどんな構造の軸受部材で
も用いることができる。
【0032】さらに回転軸は、図3の断面図に示すよう
に,取付穴17が形成された部分の外径が,軸受部材1
a、1bを取り付ける両端の外径より大きい断面形状を
有してもよく、このような形状を有する回転軸2aに
は、軸受部材1a、1bが挿入され圧接されたのち、接
着固定される。さらにまた、回転軸2の中央部にあらか
じめ接着固定された中間リング(従来の角度センサに用
いられる中間リング10と同一の部材)に、軸受部材1
a、1bが圧接固定されていてもよい。したがってこの
ような例においては止め輪は不要である。
【0033】(実施例2)本発明の別の実施例の角度セ
ンサ30を図4、図5を用いて説明する。図4は本実施
例の角度センサ30の断面図、図5は角度センサ30の
要部分解斜視図である。なお従来例と同一の部分につい
ては同一の符号を用い、その説明を省略する。
【0034】本発明の別の実施例の角度センサ30は、
図示するように磁電変換素子3が、軸受固定部品8gの
側面に取り付けられたヨ−ク保持部材8iにヨ−ク5を
介して載置され、磁電変換素子3に対向する位置に磁石
4を有する回転軸2が、二個の軸受部材1a、1bによ
り軸受され、二個の軸受部材1a、1bがそれぞれ軸受
固定部品8g、8hによりケ−ス8に取り付けられ、回
転軸2の軸受部分の間に検出ロッド7が固定された構成
を有している。以下に角度センサ30を詳細に説明す
る。
【0035】ケ−ス8は二個所に軸受保持部8b、8b
を有するケ−ス本体8dと、二個の軸受固定部品8g、
8hと、ヨ−ク保持部材8iとからなる。ケ−ス本体8
dには検出ロッド7が導出される導出窓8fが形成され
ている。
【0036】回転軸2には、両端に軸受部材1a、1b
を取り付けるための軸受固定部2b、2bと、ほぼ中央
部に検出ロッド7を取り付けるための取付穴17とが設
けられている。軸受固定部2b、2bは図示するように
中央部より細い。
【0037】軸受部材1a、1bは回転軸2の軸受固定
部2b、2bに挿通され接着固定されている。
【0038】軸受部材1a、1bが挿通された回転軸2
は、軸受部材1aの外輪9aが軸受固定部品8gにより
軸受保持部8bに固定されるとともに、軸受部材1bの
外輪9bが軸受固定部品8hにより軸方向に予圧を加え
ながら軸受固定部8bに固定されて、回転自在に軸受さ
れている。
【0039】検出ロッド7は一端が、回転軸2に形成さ
れた取付穴17に挿入され、先端がボルト14により、
回転軸2に取り付けられている。検出ロッド7の他端に
は被検出体に接触するロ−ラ13が取り付けられてい
る。検出ロッド7は導出窓8fから導出されている。
【0040】以上に説明した構造を有する角度センサ2
0は、回転軸2が二個の軸受部材1a、1bにより予圧
を加えて軸受されるとともに、2個の軸受部材の間に検
出ロッド7が取り付けられ、さらに検出ロッドが導出窓
8fから導出されている。したがって、ロ−ラ13の被
検出体(図示せず)に圧接する力が検出ロッド7を介し
て回転軸2にかかると、回転軸2の方向が変化しにくい
ことにより、回転軸2の回転角度に対応した電圧が正確
に出力される。また検出ロッド7の動きが導出窓8fに
よって制限されているので、被検出体が急速に移動した
ときに検出ロッド7が跳ね上がることが防止できる。
【0041】なお軸受部材は球状あるいは円柱状の形状
を有するころがり部材を用いて摩擦抵抗を減らす構造を
有する、ころがり軸受であればどんな構造の軸受部材で
も用いることができる。
【0042】さらに軸受部材は止め輪を用いて回転軸に
取り付けられてもよいし、中央部に円筒スリ−ブが接着
されることにより、両端に形成された軸受固定部に取り
付けられてもよい。
【0043】(実施例3)本発明の別の実施例の角度セ
ンサ40を図6を用いて説明する。図6は本実施例の角
度センサ40の断面図である。なお従来例と同一の部分
については同一の符号を用い、その説明を省略する。
【0044】本発明の別の実施例の角度センサ40は、
図示するように磁電変換素子3が軸受固定部品8gの側
面に載置され、磁電変換素子3に対向する一端に磁石4
を有する回転軸2が、二個の軸受部材1a、1bにより
軸受され、一方の軸受部材1aが軸受固定部品8gによ
り、他方の軸受部材1bが軸受固定部品8hによりケ−
ス8に取り付けられた構成を有している。以下に角度セ
ンサ40を詳細に説明する。
【0045】ケ−ス8は、仕切部8cと、二個の軸受保
持部8b、8bとを有するケ−ス本体8dと、二個の軸
受固定部品8g、8hとからなる。
【0046】回転軸2は、図6の断面図に示すように、
一端にラジアル球軸受からなる軸受部材1aを取り付け
るための軸受固定部2bと、ほぼ中央部分に検出ロッド
7を取り付けるための取付穴17と、他端にビボット軸
受からなる軸受部材1bを構成する円錐部2cとを有し
ている。
【0047】回転軸2の軸受固定部2bにはラジアル球
軸受からなる軸受部材1aの内輪11aが挿通され、接
着剤で接着固定されている。円錐部2cは、転がり部材
12と、受け皿18とともに、ビボット軸受である軸受
部材1bを構成する。
【0048】検出ロッド7は、一端が回転軸2の取付穴
17に挿通されボルト14によって固定され、他端が導
出窓8fから導出され、他端にロ−ラ13が取り付けら
れている。
【0049】以上に説明した構造を有する角度センサ4
0は、回転軸2が、一端がラジアル軸受である軸受部材
1aで軸受され、他端が円錐部2cと、転がり部材12
と、受け皿18とで構成されるビボット軸受である軸受
部材1bで軸受されるとともに、検出ロッド7が導出窓
8fから導出されている。回転軸2が、軸受固定部品8
hにより回転軸2の方向に所定量の予圧が印加されて軸
受されている。
【0050】上述した手段により、回転軸2が軸受され
ているので、回転軸2の軸方向に圧縮力あるいは引張力
が作用しても、磁石4と磁電変換素子3との間隔が変化
しにくくなるとともに、検出ロッドが受ける圧力により
回転軸の方向がずれにくくなり、回転軸2の回転角度に
対応した電圧が正確に出力される。さらに検出ロッド7
の動きが導出窓8fによって制限されているので、被検
出体が急速に移動したときに検出ロッド7が跳ね上がる
ことが防止できる。
【0051】なお軸受部材1aは球状あるいは円柱状の
形状を有するころがり部材12を用いて摩擦抵抗を減ら
す構造を有する、ころがり軸受であればどんな構造の軸
受部材でも用いることができる。
【0052】さらに軸受部材は止め輪を用いて回転軸に
取り付けられてもよいことはいうまでもない。
【0053】(実施例4)本発明の別の実施例の角度セ
ンサを図7を用いて説明する。図7は回転軸と検出ロッ
ドとの接続部分の分解斜視図である。なお従来例と同一
の部分については同一の符号を用い、その説明を省略す
る。
【0054】本発明の別の実施例の角度センサは、磁電
変換素子3がケ−ス8の底部に載置され、磁電変換素子
3に対向する一端に磁石4を有する回転軸2xが、二個
の軸受部材1a、1bにより軸受され、回転軸2xが軸
受されている部分の中間に検出ロッド7xが取り付けら
れて、ケ−ス8に収納された構成を有している。
【0055】以下に本実施例の特徴部分である、回転軸
2xと検出ロッド7xとの接続手段について図7を用い
て説明する。
【0056】本実施例においては、回転軸2xおよび検
出ロッド7xの接続部分にそれぞれキ−溝31、32が
形成され、回転軸2xに形成された取付穴17xに検出
ロッド7xが、キ−溝31とキ−溝32とが互いに対向
するように挿入されている。さらにキ−溝31、32に
キ−33が挿入されることにより、回転軸2xと検出ロ
ッド7xとが接続されている。
【0057】本実施例における回転軸2xと検出ロッド
7xとの接続手段を用いることにより、回転軸2をケ−
ス8に軸受した後においても、回転軸2xが軸受されて
いる部分の中間に検出ロッド7xを容易にかつ強固に取
り付けることができる。さらに取り付けた後で、検出ロ
ッド7xが取付穴17xに対して回転することが防止で
きる。
【0058】またキ−およびキ−溝を用いる場合でも、
接着剤を併用して固定すればより確実に固定できるし、
実施例1〜3で示したようにボルトを併用しても良いこ
とはいうまでもない。
【0059】なおキ−溝を加工しなくても、取付穴の内
径を検出ロッドの先端の外径とほぼ同一の寸法に加工
し、圧入するだけで固定してもよい。
【0060】(実施例5)本発明の別の実施例の角度セ
ンサを図8を用いて説明する。図8は回転軸と検出ロッ
ドとの接続部分の分解斜視図である。なお従来例と同一
の部分については同一の符号を用い、その説明を省略す
る。
【0061】本発明の別の実施例の角度センサは、磁電
変換素子3がケ−ス8の底部に載置され、磁電変換素子
3に対向する一端に磁石4を有する回転軸2yが、二個
の軸受部材1a、1bにより軸受され、回転軸2yが軸
受されている部分の中間に検出ロッド7yが取り付けら
れて、ケ−ス8に収納された構成を有している。
【0062】以下に本実施例の特徴部分である、回転軸
2yと検出ロッド7yとの接続手段について図7を用い
て説明する。
【0063】本実施例においては、回転軸2yの取付穴
17yにめねじ34が、検出ロッド7yの接続部分にお
ねじ35がそれぞれ形成されている。検出ロッド7yは
取付穴17yに回転挿入して、回転軸2yに取り付けら
れている。
【0064】本実施例における回転軸2yと検出ロッド
7yとの接続手段を用いることにより、回転軸2yをケ
−ス8に軸受した後においても、回転軸2yが軸受され
ている部分の中間に検出ロッド7yを容易にかつ強固に
取り付けることができる。
【0065】またねじを用いる場合でも、接着剤を併用
して固定すればより確実に固定できるし、実施例1〜3
で示したようにボルトを併用しても良いことはいうまで
もない。
【0066】なお、ねじを加工することなく、取付穴の
内径を検出ロッドの先端の外径とほぼ同一の寸法に加工
し、圧入するだけで固定してもよい。
【0067】
【発明の効果】 本発明の角度センサは、回転軸を複数
の軸受部材でケ−スに軸受し、軸受部材の間に検出ロッ
ドを接続し、検出ロッドをケ−スの側面に形成された導
出窓から導出する構成を有している。すなわち、回転軸
が、回転軸と検出ロッドの取付位置の両側に配置された
軸受部材で保持されているので、検出ロッドが被検知物
から押されても、回転軸の方向が変わらないので、磁石
と磁電変換素子との位置が回転軸の回転だけにより変化
する。そのために、検出ロッド先端の位置の変化が、正
確に回転軸を回転させるようにはたらく。また回転軸を
軸受する軸受部材をケ−スに圧接することにより、回転
軸に予圧を加えて軸受するので、磁石と磁電変換素子と
の間隔が変化しにくい。以上のことから被検知物の厚さ
により回転した検出ロッドの回転角度が、磁電変換素子
の出力に正確に変換される。
【0068】また検出ロッドの先端が、急激にしかも大
きく動いても、検出ロッドの動作範囲が導出窓で限定さ
れているために、検出不能になることが防止できる。
【0069】本発明の角度センサを構成する回転軸と検
出ロッドは、ネジ、キ−、あるいは圧入により接続され
ているので、回転軸をケ−スに軸受したあとに、容易に
しかも確実に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態の角度センサを示す
断面図である。
【図2】本発明の一つの実施の形態の角度センサの分解
斜視図である。
【図3】本発明の一つの実施の形態の角度センサに用い
られる別の回転軸の断面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態の角度センサを示す断
面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態の角度センサの分解斜
視図である。
【図6】本発明の別の実施の形態の角度センサの分解斜
視図である。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の別の実施の形態を示す図である。
【図9】従来の角度センサの断面図である。
【符号の説明】
1a、1b 軸受部材 2 回転軸 3 磁電変換素子 4 磁石 5 バックヨ−ク 6 端子 7 検出ロッド 8 ケ−ス 8a 底部 8b 軸受保持部 8c 仕切部 8d ケ−ス本体 8e フランジ 8f 導出窓 8g、8h 軸受固定部品 8i ヨ−ク保持部材 9a、9b 外輪 10 中間リング 11a、11b 内輪 12 転がり部材 13 ロ−ラ 14 ボルト 15 止め輪 16 溝部 17 取付穴 18 受け皿 31、32 キ−溝 33 キ− 34 めねじ 35 おねじ 20、30、40、50 角度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/00 - 5/62 G01B 7/00 - 7/34 G01B 21/00 - 21/32 G01C 9/00 - 9/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−スと、回転自在となるようにケ−ス
    に軸受された回転軸と、前記回転軸から延出された検出
    ロッドと、前記回転軸の軸方向上に載置された磁電変換
    素子と、前記回転軸の一端であって前記磁電変換素子に
    対向するとともに回転軸の中心からずれた位置に配置さ
    れた磁石と、前記ケ−スの底面にあって磁電変換素子が
    載置された位置に設けられたバックヨ−クとを有する角
    度センサにおいて、 前記回転軸が複数個の軸受部材で軸受されるとともに、
    前記検出ロッドが複数個の前記軸受部材間から延出され
    ていることを特徴とする角度センサ。
  2. 【請求項2】 前記ケ−スが、軸受固定部を有するケ−
    ス本体と、軸受固定部品とからなり、軸受固定部および
    軸受固定部品で軸受部材が保持されることにより、回転
    軸がケ−スに取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載の角度センサ。
  3. 【請求項3】 前記検出ロッドが、一端において前記回
    転軸に係止手段を用いて固定され、他端がケ−ス側面に
    形成された導出窓から導出されていることを特徴とする
    請求項1記載の角度センサ。
  4. 【請求項4】 前記検出ロッドが、ネジ、キ−あるいは
    圧入手段から選ばれる少なくとも一つの係止手段を用い
    て、前記回転軸に接続されていることを特徴とする請求
    項1記載の角度センサ。
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