JP3537719B2 - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横並びに多数の部
品供給ユニットを搭載可能な部品供給テーブルと、前記
部品供給テーブルをスライド自在に載置した機台と、マ
グネットベースを介して前記機台に取り付けた固定子お
よび前記部品供給テーブルに取り付けた可動子から成る
リニアモータとを備えた電子部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子部品供給装置として、例え
ば特開昭61−239696号公報に記載のものが知ら
れている。この電子部品供給装置では、横並びの多数の
テープカセットを搭載したカセットベースと、カセット
ベースをその長手方向にスライド自在に載置した機台と
を備えており、このカセットベースと機台との間に組み
込んだリニアモータにより、カセットベースを移動さ
せ、所望のテープカセットをマウンタ本体に臨ませるよ
うにしている。
【0003】リニアモータは、機台に固定した一対の固
定子と、カセットベースの下面に下垂した可動子とから
成り、一対の固定子は可動子をその両側から挟むように
配設されている。このようなリニアモータは、通常固定
子は多数のマグネットを機台の長手方向に図6のように
列設して構成され、可動子は磁性体の構造物に励磁コイ
ルが巻回されて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、図6の可動子82のコイルに通電されている限り
可動子82はその位置を保持するよう制御されるが、コ
ギングと呼ばれ、通電が遮断されると固定子80に列設
されたマグネット81との位置関係により電源が切れた
時の位置より少し移動することがある。即ち、マグネッ
ト81は図6に示すように隣り合う同士の磁極がN極及
びS極を繰り返して配設されており、可動子82とこれ
らマグネット81との位置関係により反発するまたは引
き合う力が働き、これらの力が釣り合う安定した位置に
停止しようとするのである。このような通電遮断時の移
動距離はマグネットの幅または配設間隔にもよるが、数
センチメートルにもなる場合がある。このようにコギン
グにより可動子82が移動すると可動子82に連結され
た部品供給ユニットを搭載した部品供給テーブルが停止
していた位置から移動してしまうことになり、場所によ
っては許可された移動範囲外のオーバーランセンサが働
く位置に移動してしまったりする。また、部品供給テー
ブルが着脱自在になされ交換台車に移載される場合、停
止しているはずの位置に部品供給テーブルの交換用の交
換台車が入りこもうとして入り込むことができなくなる
ことがある。また、部品供給テーブルの移動を監視し
て、テーブルが停止していることを確認しないと作業者
が部品供給ユニット等の交換等の作業ができないように
する監視制御回路が設けられている場合、このような監
視制御回路は、可動子82の励磁コイルへの通電を遮断
していても、作業者が安全に作業ができるかどうかを確
認するため可動子82の動きを監視している。そして、
コギングによるこの可動子82の移動を検出して、可動
子82がまだ停止していないと判断してエラーメッセー
ジを出したり、装置の全電源を落としてしまうという不
都合が発生することがある。
【0005】そこで、本発明は、コギングによる部品供
給テーブルの移動を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、横並
びに多数の部品供給ユニットを搭載可能な部品供給テー
ブルと、前記部品供給テーブルをスライド自在に載置し
た機台と、マグネットベースを介して前記機台に取り付
けたマグネットが複数個列設された固定子および前記部
品供給テーブルに取り付けた可動子から成るリニアモー
タとを備えた電子部品供給装置において、前記固定子が
前記可動子を挟み上下に間隔を存して平行に対峙して1
対設けられ、前記各固定子内の前記各マグネットを他の
マグネットと隣り合う辺が前記テーブルの移動方向と直
交する方向に対して斜めになるように配設したものであ
る。
【0007】このようにすることで、可動子の通電遮断
時に可動子がこの可動子を挟んだ各固定子のマグネット
から受ける力を弱めることができる。
【0008】また、横並びに多数の部品供給ユニットを
搭載可能な部品供給テーブルと、前記部品供給テーブル
をスライド自在に載置した機台と、マグネットベースを
介して前記機台に取り付けた固定子および前記部品供給
テーブルに取り付けた可動子から成るリニアモータとを
備えた電子部品供給装置において、前記固定子が前記可
動子を挟み平行に対峙して1対設けられ、前記固定子は
複数の一方向に長いマグネット板を前記テーブルの移動
方向に列設し、しかも該マグネット板はその長手方向を
前記テーブルの移動方向と直交する方向に対して斜めに
配設されて構成されると共に、その一方の固定子に配設
されたマグネット板の傾きと他方の固定子に配設された
マグネット板の傾きを前記テーブルの移動方向と直交す
る方向に対して逆方向にしたものである。
【0009】このようにしたので、マグネットを斜めに
配設したことによる可動子が固定子から受ける力の方向
をテーブルの移動方向に平均化できる。
【0010】また、横並びに多数の部品供給ユニットを
搭載可能な部品供給テーブルと、前記部品供給テーブル
をスライド自在に載置した機台と、マグネットベースを
介して前記機台に取り付けたマグネットが複数個列設さ
れた固定子および前記部品供給テーブルに取り付けた可
動子から成るリニアモータとを備えた電子部品供給装置
において、前記部品供給テーブルの前記機台に対しての
移動を案内する案内部材を備え、可動子への通電を遮断
した場合に前記部品供給テーブルがどの位置でも可動子
が固定子に対して移動しないように前記案内部材の摺動
抵抗を与えたものである。
【0011】このようにしたので、部品供給テーブルが
どの位置でもコギングの力により部品供給テーブルの移
動を押さえることができる。
【0012】また、請求項1または2に記載の電子部品
供給装置において、前記部品供給テーブルの前記機台に
対しての移動を案内する案内部材を備え、該案内部材の
摺動抵抗を可動子への通電を遮断した場合に固定子に対
して移動しないように与えたものである。
【0013】このようにしたので、マグネットを斜めに
しすぎて、リニアモータの推力が落ちすぎない範囲でコ
ギングの力による部品供給テーブルの移動を押さえるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子部品装着
装置(高速マウンタ)の一実施形態を添付の図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0015】図1は高速マウンタの側面図であり、図2
はその供給系廻りの外観斜視図である。両図に示すよう
に、この高速マウンタ1は、装置本体2を挟んで相互に
平行に、電子部品Dを供給する供給系と、電子部品Dを
基板Pに装着する装着系4とを配して構成されており、
供給系は電子部品供給装置3で構成されている。
【0016】装置本体2には、駆動系の主体を為すイン
デックスユニット6と、これに連結された回転テーブル
7と、回転テーブル7の外周部に搭載した複数個(12
個)の装着ヘッド8とが設けられており、回転テーブル
7は、インデックスユニット6により、装着ヘッド8の
個数に対応する間欠ピッチで間欠回転される。回転テー
ブル7が間欠回転すると、各装着ヘッド8に搭載した吸
着ノズル9が電子部品供給装置3および装着系4に適宜
臨み、電子部品供給装置3から供給された電子部品Dを
吸着した後、装着系4に回転搬送し、装着系4に導入し
た基板Pにこれを装着する。
【0017】供給系を構成する電子部品供給装置3は、
前後方向に長い機台11と、機台11上にスライド自在
に搭載した4つの部品供給テーブル12と、各部品供給
テーブル12に着脱自在に装着した多数のテープカセッ
ト(部品供給ユニット)13と、機台11と各部品供給
テーブル12との間に組み込んだリニアモータ14とを
備えている。4つの部品供給テーブル12は、その2つ
を一組として機台11の前後に配置され、各組の部品供
給テーブル12,12を介して2組のテープカセット1
3群を交互に装置本体2に臨ませるようにしている。す
なわち、それぞれ多数のテープカセット13を搭載した
片側2つの部品供給テーブル12,12が、装置本体2
の位置に移動(スライド)して部品供給動作している間
に、ホーム位置にある他方の2つの部品供給テーブル1
2,12上では、次の作業に向けてテープカセット13
の交換作業が行われる。
【0018】図2および図3に示すように、各テープカ
セット13は薄手に形成され、この薄手に形成された多
数のテープカセット13は、部品供給テーブル12の上
面に狭い間隙を存して横並び搭載されている。この場
合、各テープカセット13は、部品供給テーブル12の
上面に位置決めされ、且つレバー操作により着脱自在に
装着されている。そして、部品供給テーブル12に装着
されたテープカセット13の先端部には、電子部品Dを
吸着すべく、装置本体2の装着ヘッド8(吸着ノズル
9)が臨むようになっている。テープカセット13に
は、所定のピッチで電子部品Dが装填されたキャリアテ
ープTが、テープリール16に巻回された状態で搭載さ
れており、電子部品Dは、テープリール16から繰り出
されたキャリアテープTから随時、吸着ノズル9により
吸着されてゆく。
【0019】部品供給テーブル12は、左右の接合部材
21a,21bを介して位置決め固定された上側のベー
スブロック22と下側のスライドブロック23とで構成
されている。ベースブロック22の上面には、上記のテ
ープカセット13が装着され、スライドブロック23の
下面には左右一対のスライダ24a,24bが設けられ
ている。ベースブロック22は、水平部26と傾斜部2
7とで一体に形成され、水平部27に装着されたテープ
カセット13に対し傾斜部27は、テープリール16を
逃げた位置に配設されている。
【0020】スライドブロック23は、上水平部29と
垂直部30と下水平部31とで、断面クランク状に一体
に形成され、また垂直部30から下水平部31にかけて
その外側には、適宜リブ部32が形成されている。上水
平部29は、一方の接合部材21aを介してベースブロ
ック22の水平部26を支持し、リブ部32は、他方の
接合部材21bを介してベースブロック22の傾斜部2
7を支持している。また、上水平部29の外端部下面に
は上記の第1のスライダ24aが固定されると共に、下
水平部31の外端部下面には上記の第2のスライダ24
bが固定されている。
【0021】さらに、上水平部29の外端部下面には、
機台11に取り付けたスケール34との間にリニアエン
コーダ35を構成する検出ヘッド36が垂設されてい
る。また、下水平部31の外端部上面には、ブラケット
37を介してリニアモータ14に制御信号や電力を供給
するケーブルベア38の端部が連結されている。なお、
図中の符号39は、フォトインタラプタであり、このフ
ォトインタラプタ39は、各部品供給テーブル12がホ
ーム位置をオーバーランした場合に、これを検出する。
【0022】機台11は、機台本体41と鉛直ブロック
42とで構成され、鉛直ブロック42の端部上面には、
第1のスライダ24aが係合する第1のスライドレール
43aが取り付けられ、機台本体41の端部上面には、
第2のスライダ24bが係合する第2のスライドレール
43bが取り付けられている。第1のスライダ24a及
び第1のスライドレール43aが案内部材を形成し、こ
れらの間の摺動抵抗はコギングによりテーブル12が移
動してしまわないようにある程度重く設定されている。
また第2のスライダ24b及び第2のスライドレール4
3bが案内部材を形成して、これらの間の摺動抵抗はあ
る程度重く設定されている。この摺動抵抗を大きくする
ためには、スライドレール43a、43bを大おきなも
のとし、またスライダとレールの間の与圧を大きくす
る。
【0023】また、鉛直ブロック42の上面には水平に
延びる上マグネットベース44が取り付けられ、この上
マグネットベース44に対応して機台本体41の上面に
は下マグネットベース45が取り付けられている。
【0024】リニアモータ14は、機台11に固定され
た上下一対の固定子47a,47bと、部品供給テーブ
ル12に固定された可動子48とを備えている。上下一
対の固定子47a,47bのうち上固定子47aは、上
マグネットベース44の下面に下向きに固定され、下固
定子47bは、下マグネットベース45の上面に上向き
に固定されている。一方、可動子48は、部品供給テー
ブル12とほぼ同じ長さを有しており、スライドブロッ
ク23の垂直部30の側面に固定されている。この状態
で、可動子48の上面は上固定子47aに、下面は下固
定子47bにそれぞれ間隙(エアーギャップ)を存して
対峙している。すなわち、可動子48と上下両固定子4
7a,47bとは上下に対峙し、全体としてリニアモー
タ14を構成している。
【0025】各スライドブロック23に固定された可動
子48は、鉄等の磁性体の構造物に励磁コイルを巻回し
て構成され(図示省略)る一方、上下各固定子47a,
47bは、図4に示すように、機台(上下各マグネット
ベース44,45)11の長手方向に多数のマグネット
49を列設して構成されている。この場合、多数のマグ
ネット49は、相互に微小な間隙50を存して等間隔に
列設されており、且つ各間隙50には、樹脂51がモー
ルドされている。すなわち、上下各固定子47a,47
bの表面は、面一になるように、多数のマグネット49
の各間隙50が樹脂51でモールドされている。これ
ら、各マグネット49は長方形の板形状であり、その長
手方向が列設方向、即ち部品供給テーブル12の移動方
向と水平面内で直交する方向に対して斜めになされて配
設されている。即ちマグネット49はスキューされてお
り、マグネット49の隣り合う辺の方向が部品供給テー
ブル12の移動方向と水平面内で直交する方向に対して
斜めとなっている。この角度は列設方向と直交する方向
に約8度である。尚、各マグネット49は順番にその表
面の磁極がN極、S極を繰り返している。
【0026】各固定子47a、47bについて、可動子
48側から見た場合にその表面は図5のように配列され
ているため、部品供給テーブル12全体を例えば上から
見ると、マグネット49の列設方向に直交する方向に対
してマグネット49の長手方向は逆方向を向いて配設さ
れていることになる。このようになっているので、可動
子に通電されているといないとにかかわらず可動子48
に一方の固定子から掛かる力がスライドレール43a、
43bの方向と異なっていたとしても全体としてはスラ
イドレールの方向になる。
【0027】図5に示したようにマグネット49の列設
方向に直交する方向にマグネット49の長手方向を一致
させずに斜めにするのは、可動子48のコイルへの通電
が遮断されたときに、その停止されている位置から磁性
体である可動子48が各マグネット49から反発され、
または引き寄せられる力の釣り合う位置に移動してしま
おうとするコギングの発生を防止するためである。斜め
にすることで、停止位置に違いよる移動させようとする
コギングによる力が小さくなり緩和されるのである。但
し、あまりマグネット49を斜めにするとリニアモータ
14として供給テーブル12を移動させる推力そのもの
が落ちてしまう。このため、ある程度コギングを起こさ
せる力は弱め、前述するようにスライドレール43a、
43bとスライダ24a、24bの摺動抵抗を大きくし
て、そのようなコギングを起こさせる力では移動してし
まわないようにするものである。
【0028】以上のような構成により以下動作について
説明する。
【0029】所望の電子部品Dを供給するため、部品供
給テーブル12がリニアモータ14の駆動により移動
し、外電子部品Dを供給するテープカセット13を吸着
ノズル9が待機する位置に臨ませる。
【0030】吸着ノズル9は下降してこの部品Dを取り
出し、インデックスユニット6の間欠的な回動により外
部品はプリント基板P上に移動され、プリント基板Pが
載置されたテーブルがXY方向に移動して位置決めされ
た位置に電子部品Dは装着される。
【0031】上述する部品Dの供給動作が、インデック
スユニット6の回転で吸着ノズル9が部品Dを吸着する
位置に停止する毎に行なわれる。
【0032】例えば、いずれかのテープカセット13の
部品Dが無くなると、このテープカセット13を搭載す
る供給テーブル12はホームポジションである図2に示
すような端部に移動して停止する。この停止時には可動
子48のコイルの通電は遮断されるが、制御系の電源は
落とされず、テーブル12が本当に停止したかを監視し
ている。このとき、少ない力ではあるが、テーブル12
をコギングさせようとする力が働くが、どの位置で停止
していてもスライドレール43とスライダ24との摺動
抵抗よりも大きくなることはなく、停止状態を維持し、
監視している制御系は供給テーブル12が停止している
ことを判断できる。このため、作業者はテープカセット
13の交換作業をすることができる。
【0033】また、交換を供給テーブル12のベースブ
ロック22全体を交換するために図示しない交換台車が
ベースブロック22を持ち上げる事が可能な位置に前進
してきても、ベースブロック22の停止位置がコギング
により変わってしまうことがないので、確実に持ち上げ
て交換することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可動子の
通電遮断時に可動子を挟み上下に間隔を存して平行に対
峙して1対設けられた各固定子のマグネットから受ける
力を弱めることができ、コギングの発生が防止できるの
で、電子部品供給装置にて部品供給ユニットの交換等の
作業を行うときには、部品供給ユニットを搭載可能な部
品供給テーブルの停止状態を維持できる。
【0035】また、可動子を挟み平行に対峙した1対の
固定子でマグネット板を斜めにする方向を逆方向にして
いるので、コギングの発生を押さえ、かつ斜めにしたこ
とによる固定子から可動子の力の掛かる方向を釣り合わ
せることができる。
【0036】また、案内部材の摺動抵抗を高めることで
コギングによる力が掛かっても、可動子への通電を遮断
した場合に部品供給テーブルがどの位置でも部品供給テ
ーブルの移動を防止することができる。
【0037】また、案内部材の摺動抵抗を高めること
と、マグネットを斜めに配設することを併用すれば、リ
ニアモータの推力を維持しつつ、また摺動抵抗をあまり
大きくせずにコギングにより、部品供給テーブルが移動
してしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用せる高速マウンタの側面図であ
る。
【図2】高速マウンタを構成する電子部品供給装置の外
観斜視図である。
【図3】実施形態に係る高速マウンタの拡大断面図であ
る。
【図4】実施形態に係る電子部品供給装置の固定子廻り
の断面図である。
【図5】実施形態に係る電子部品供給装置の固定子の平
面図である。
【図6】従来技術に係る電子部品供給装置の固定子の平
面図である。
【符号の説明】
1 高速マウンタ(電子部品装着装置) 11 機台 12 部品供給テーブル 13 テープカセット(部品供給ユニット) 14 リニアモータ 23 スライドブロック 24a スライダ 24b スライダ 43a スライドレール 43b スライドレール 44 上マグネットベース 45 下マグネットベース 47a 固定子 47b 固定子 48 可動子 49 マグネット(マグネット板)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−239696(JP,A) 特開 平11−313475(JP,A) 特開 平11−178310(JP,A) 特開 平1−286764(JP,A) 特開 平1−252156(JP,A) 特開 平3−251071(JP,A) 特開 平11−122902(JP,A) 特開 平5−219786(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02 H02K 41/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横並びに多数の部品供給ユニットを搭載
    可能な部品供給テーブルと、前記部品供給テーブルをス
    ライド自在に載置した機台と、マグネットベースを介し
    て前記機台に取り付けたマグネットが複数個列設された
    固定子および前記部品供給テーブルに取り付けた可動子
    から成るリニアモータとを備えた電子部品供給装置にお
    いて、前記固定子が前記可動子を挟み上下に間隔を存し
    て平行に対峙して1対設けられ、前記各固定子内の前記
    各マグネットを他のマグネットと隣り合う辺が前記テー
    ブルの移動方向と直交する方向に対して斜めになるよう
    に配設したことを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 横並びに多数の部品供給ユニットを搭載
    可能な部品供給テーブルと、前記部品供給テーブルをス
    ライド自在に載置した機台と、マグネットベースを介し
    て前記機台に取り付けた固定子および前記部品供給テー
    ブルに取り付けた可動子から成るリニアモータとを備え
    た電子部品供給装置において、前記固定子が前記可動子
    を挟み平行に対峙して1対設けられ、前記固定子は複数
    の一方向に長いマグネット板を前記テーブルの移動方向
    に列設し、しかも該マグネット板はその長手方向を前記
    テーブルの移動方向と直交する方向に対して斜めに配設
    されて構成されると共に、その一方の固定子に配設され
    たマグネット板の傾きと他方の固定子に配設されたマグ
    ネット板の傾きを前記テーブルの移動方向と直交する方
    向に対して逆方向にしたことを特徴とする電子部品供給
    装置。
  3. 【請求項3】 横並びに多数の部品供給ユニットを搭載
    可能な部品供給テーブルと、前記部品供給テーブルをス
    ライド自在に載置した機台と、マグネットベースを介し
    て前記機台に取り付けたマグネットが複数個列設された
    固定子および前記部品供給テーブルに取り付けた可動子
    から成るリニアモータとを備えた電子部品供給装置にお
    いて、前記部品供給テーブルの前記機台に対しての移動
    を案内する案内部材を備え、可動子への通電を遮断した
    場合に前記部品供給テーブルがどの位置でも可動子が固
    定子に対して移動しないように前記案内部材の摺動抵抗
    与えたことを特徴とする電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記部品供給テーブルの前記機台に対し
    ての移動を案内する案内部材を備え、該案内部材の摺動
    抵抗を可動子への通電を遮断した場合に固定子に対して
    移動しないように与えたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電子部品供給装置。
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