JP3537689B2 - 危機管理システム - Google Patents

危機管理システム

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JP3537689B2
JP3537689B2 JP33897798A JP33897798A JP3537689B2 JP 3537689 B2 JP3537689 B2 JP 3537689B2 JP 33897798 A JP33897798 A JP 33897798A JP 33897798 A JP33897798 A JP 33897798A JP 3537689 B2 JP3537689 B2 JP 3537689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、都市や空港、港
湾などにおいて事故や災害などを未然に防止するととも
に被害を最小限に止めることを目的とし、情報収集、伝
達、意思決定などの業務を迅速に行うための危機管理シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、「東京都防災情報システム」
(三菱電機技報Vol.66,No.5,1992年)
では、災害情報の一元管理、被害状況の迅速な把握、災
害支援活動の立案などの効率化を図ることを目的とした
システムについて示されている。
【0003】次に、動作について説明する。中央の防災
センターには衛星中継車や警察署、消防署などさまざま
な場所から情報が送られてくる。防災センターでは、送
られてきた情報を蓄積・分析して、対策活動の検討を行
い、必要な情報を各場所に配信する。
【0004】また、別の従来技術として、「災害情報収
集管理システム」(特開平9−245062)がある。
これは、センサなどでは計測できない災害情報項目の情
報を現場から送られてくる音声を音声認識することによ
り、文字列としてデータベース化するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の危機管理システ
ムでは、映像や音声などのさまざまな情報が防災センタ
ーに送られ、前記情報のデータベース化が行われるが、
送られてきた情報を分析して対策活動を決定したり、関
係場所に必要な情報を選択して配信するといったこと
は、防災センターの担当者が防災計画書などの資料を参
照しながら一つずつ決めていかなければならない。従っ
て、事故・災害発生後に直ちに対応することが難しいと
いう問題点があった。また、収集された情報を元に、処
置担当者がマニュアルに従って処置手順を作成する必要
があり、そのため事故・災害の対応処理を速やかに行う
ことができなかった。また、類似した状況での過去の事
例を参照したい場合、過去の記録ファイル等から処置担
当者が探さなければならないため、過去の事例を参照す
るのに多くの時間がかかっていた。また、防災センター
に集められた情報を、情報の伝達先によらずに一律な情
報を送信するため、不要な情報を含んだ整理されていな
い情報が送られ、伝達先での対応を速やかに行うことが
できない。また、伝達先の現在位置に関係なく、情報全
体を連絡先に送信するので、情報の伝達を速やかに行う
ことができない。また、1つにまとめて送信するべき情
報を別々の情報として送信するため、伝達先に送信され
た情報を速やかに把握することができない。また、現場
で撮影された複数の映像の中から必要な映像を検索・表
示することができないので、現場の状況を迅速に把握し
て対応することができない。また、収集された映像デー
タとその他の情報を関連付けることができないので、現
在までの状況を把握することができない。また、収集さ
れた映像をすべて記録するので、データベースに記録さ
れるデータが膨大な量になってしまう。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、外部から送られてくる情報とセ
ンターのデータベースに蓄積された情報を元にして、対
策に必要な情報を合成配置して関係場所に発信すること
により、迅速な対応を可能にする危機管理システムを得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る危機管理
システムは、危機発生現場のリアルタイム情報を収集す
る情報収集手段と、事前情報を蓄積するデータベース
と、前記情報収集手段によって収集されたリアルタイム
情報に基づいて前記データベースに蓄積された事前情報
を選択する情報選択手段と、前記情報選択手段によって
選択された事前情報に基づいて、前記情報収集手段によ
って収集されたリアルタイム情報を選択/加工して、前
記事前情報に合成配置する情報配置手段と、前記情報配
置手段によって合成配置された情報を、危機発生現場の
処置を担当する処置担当部に伝達する情報伝達手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】情報選択手段は、データベースに蓄積され
た事前情報である処置手順を選択し、情報配置手段は、
リアルタイム情報に基づき、情報収集手段によって収集
されたリアルタイム情報を予め用意されたルールベース
を用いて加工し、加工された前記リアルタイム情報を前
記選択された処置手順に合成配置することを特徴とす
る。
【0009】情報選択手段は、データベースに蓄積され
た事前情報である過去事例を情報収集手段によって収集
されるリアルタイム情報との類似度に基づき選択し、情
報配置手段は、前記情報選択手段によって選択された過
去事例に基づき前記リアルタイム情報を選択して、前記
過去事例に合成配置することを特徴とする。
【0010】情報収集手段は、リアルタイム情報である
伝送先情報を入手する伝達先情報入手手段を備え、情報
選択手段は、前記伝達先情報入手手段によって入手され
た伝達先情報に基づいて、データベースから事前情報を
選択することを特徴とする。
【0011】伝達先情報は、伝達先の現在位置情報であ
り、情報選択手段は、データベースに蓄積された事前情
報である地図情報から、前記現在位置情報を含む地図情
報を選択し、情報配置手段は、リアルタイム情報を前記
情報選択手段が選択した地図情報上の該当する場所に合
成配置することを特徴とする。
【0012】情報収集手段は、リアルタイム情報である
映像を入手する映像入手手段を含み、情報選択手段は、
事前情報である地図情報から、伝達先情報に含まれる伝
達先の現在位置近辺の地図情報を選択し、情報配置手段
は、前記映像入手手段によって入手された映像を、前記
情報選択手段によって選択された地図情報に合わせて合
成配置することを特徴とする。
【0013】伝達先情報は、伝達先の種類であり、情報
選択手段は、伝達先情報入手手段によって入手された前
記伝達先の種類に従って、事前情報である地図情報から
伝達先毎に送信する地図情報を選択し、情報配置手段
は、リアルタイム情報を前記情報選択手段が選択した地
図情報上の該当する場所に合成配置することを特徴とす
る。
【0014】情報収集手段は、リアルタイム情報である
映像、カメラ位置及び危機発生場所の情報を収集し、情
報選択手段は、データベースに蓄積された事前情報であ
る地図情報から、前記危機発生場所を含む地図情報を選
択し、情報配置手段は、前記映像収集手段によって収集
されたリアルタイム情報である映像から、前記情報選択
手段が選択した地図情報に対応する映像を選択し、前記
地図情報上の該当する場所に合成配置することを特徴と
する。
【0015】情報選択手段は、リアルタイム情報に基づ
き、データベースに蓄積された事前情報である報告書を
選択し、情報配置手段は、情報収集手段によって収集さ
れたリアルタイム情報である映像の中から、前記情報選
択手段によって選択された報告書に対応する映像を選択
し、前記報告書の該当する場所に合成配置することを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、実施の形
態1を実現するためのシステム構成図である。図1にお
いて、1は危機発生時にリアルタイム情報を収集する情
報収集手段、5は事前情報を蓄積するデータベース、2
は情報収集手段1によって収集されたリアルタイム情報
に基づいてデータベース5に蓄積された事前情報を選択
する情報選択手段、3は情報選択手段2によって選択さ
れた事前情報に情報収集手段1によって収集されたリア
ルタイム情報を合成配置する情報配置手段、4は情報配
置手段3によって合成配置された情報を処置担当者に伝
達する情報伝達手段である。また、図2は、空港の危機
管理を例にした実施の形態1の全体を表す図である。図
2において、6は空港内に固定されたカメラ、7は災害
発生時に空港内の災害現場に向かう救援車両・航空機
(処置担当部の一例)、8は通常の空港運用時に空港内
の各機の運行スケジュールや気象状況などを管理する運
行管理センター、9は災害発生時に情報を収集・分析・
対策を行う危機管理センター(処置担当部の一例)、1
0は空港内の滑走路などの地図情報や各機の位置などを
表示する空港地図表示画面、11は必要な情報を処置担
当者に提示するための情報表示画面、12,13,1
4,15は事前情報を蓄積したデータベース(以下、D
B)であり、それぞれGIS(Geographica
l InformationSystem)情報DB、
機種情報DB、処置手順DB、過去事例DBである。ま
た、16は処置担当者が画面上で指示するためのカーソ
ル、17は関係場所や救援車両等から送られる情報を受
信するための受信装置である。受信装置17は、無線・
有線どちらでもよい。18は空港外に設置されている対
策本部(処置担当部の一例)である。19は空港内の管
制センター(処置担当部の一例)、20は空港内周辺の
病院である。図3は、GIS情報DB12、機種情報D
B13に蓄積されている事前情報及び運行管理センター
8から送られてくるリアルタイム情報の例である。GI
S情報DB12の消火栓データは、空港内にある各消火
栓が設置してある場所を緯度・経度の形で持っている。
また、進入不可領域データは、空港内の進入不可の領域
を4角形の領域で表し、前記4角形の4点の座標をそれ
ぞれ緯度・経度の形で持っている。また、病院データ
は、空港周辺の病院の位置を緯度・経度の形で持ち、ま
た、前記病院の収容可能患者数を同時に持っている。ま
た、空港内の地図に関する情報は、複数の矩形の地図デ
ータの形で持っており、それぞれの地図データは、四隅
の座標とその四隅の内部のイメージ・データを持ってい
る。図5は、処置手順DB14に蓄積されている事前情
報の例である。処置手順DB14では、事故災害の種類
によって処置手順が分岐する木構造のデータになってお
り、各処置ブロックには、担当者が行うべき処置の内容
が記載されている。
【0017】次に、動作について説明する。情報収集手
段1は受信装置17により、運行管理センター8から図
3に示すように、火災の発生・火災が発生した航空機に
関する情報及び気象情報を受信する。情報選択手段2
は、運行管理センター8からのリアルタイム情報に基づ
いて、GIS情報DB12、処置手順DB14に蓄積さ
れている事前情報の中から、火災対策に必要な情報を選
択する。実施の形態1では、運行管理センター8からの
リアルタイム情報のうち、「火災発生」の情報を処置手
順DB14の「事故災害の種類」ステップと照合するこ
とにより、処置手順DB14の中の処置手順Bが選択さ
れる。処置手順Bには、図5の21に示すように、リア
ルタイム情報を配置するための領域が定義されている。
情報配置手段3は、図5に示される領域21に配置する
リアルタイム情報「火災発生場所」「火災発生時刻」
「機種」「乗客数」を、運行管理センター8から情報収
集手段1によって収集された図3のリアルタイム情報よ
り選択して、領域21に前記情報を表す文字列を合成配
置する。情報伝達手段4では、情報配置手段3によって
リアルタイム情報が合成配置された処置手順Bを、図4
に示すように、情報表示画面11に表示して、処置担当
者に内容を伝達する。
【0018】図5において、43は情報収集手段1によ
って収集されるリアルタイム情報の中にそのまま当ては
まる情報がない領域である。従って、図1の構成のまま
では、領域43に当てはまる情報は、リアルタイム情報
及び事前情報をもとにして処置担当者が自分で推論する
などして作らなければならない。実施の形態1では、情
報収集手段1によって収集されたリアルタイム情報と、
データベース5に蓄積された事前情報を元にして、予め
用意されたルールベース40を用いて領域43に当ては
まる情報を生成する情報生成手段22を備える。図1に
情報生成手段22を加えた構成を、図6に示す。情報生
成手段22では、情報収集手段1によって収集されるリ
アルタイム情報とデータベース5に蓄積された事前情報
による値を、ルールベース40に記述されている各々の
ルールの右辺に代入することによって、ルールの左辺の
情報を生成する。データベースにおけるデータの欠落な
どの原因で、ルールの右辺のすべての項に値を代入でき
ない場合には、ルールの左辺の情報を生成できないた
め、何も出力しないようにする。実施の形態1における
情報生成手段22の実現方法及び対応するルールベース
の内容を図7〜図12に示す。図7は、運行管理センタ
ー8から収集されるリアルタイム情報(機種名、出発時
刻、火災発生時刻)と機種情報DB13に蓄積された事
前情報(機種名、最大燃料積載量、燃料消費率)をルー
ルベース40に記述されているルールに代入することに
よって、「推定燃料積載量」を生成する例である。図8
は、運行管理センター8から収集される情報(機種名、
乗客数、乗務員数)をルールベース40に記述されてい
るルールに代入することによって、「予想される負傷者
数」を生成する例である。図9は、運行管理センター8
から収集されるリアルタイム情報(風向き、火災発生場
所)とGIS情報DB12に蓄積された事前情報(消火
栓)をルールベース40に記述されているルールに代入
することによって、救援車両の「集結場所」を生成する
例である。図9において、(Xp,Yp)が生成される
集結場所の座標、(Xf,Yf)が火災発生場所の座
標、また、(Xi,Yi)が消火栓iの座標である。ま
た、風向きをθw(北向きを0度とし、反時計周りの角
度)とする。ここで、角度θがθw+90度<θ<θw
−90度を満たす(ただし、0度≦θ<360度)とい
うのは、図13に示す範囲に存在する(Xi,Yi)を
意味する。図10は、情報生成手段22によって生成さ
れる集結場所の例である。44は、集結場所(空港内に
ある消火栓の1つ)を示す。図11は、運行管理センタ
ー8から収集されるリアルタイム情報(機種名)と機種
情報DB13に蓄積された事前情報(機種名、使用燃
料)をルールベース40に記述されているルールに代入
することによって、「消化剤の種類」を生成する例であ
る。図12は、図5の処置手順において、処置担当者が
負傷者数を確認した段階で負傷者数を本システムに入力
したときに、リアルタイム情報である負傷者数とGIS
情報DB12に蓄積された事前情報(病院)をルールベ
ース40に記述されているルールに代入することによっ
て、(連絡病院先、収容依頼人数)のリストを生成する
例である。ここで、H1,H2,・・・は、空港周辺の
病院を示す。ただし、H1がもっとも空港に近く、H2
以降空港に近い順に並べられている。また、W1,W
2,・・・は、それぞれH1,H2,・・・における収
容可能患者数を示す。Wは処置担当者が本システムに入
力した負傷者数を示す。以上のようにして生成された処
置手順は、情報伝達手段4によって情報表示画面11に
表示される。情報表示画面11に表示される処置手順の
例を図14に示す。
【0019】以上のように、実施の形態1では、危機管
理センターで収集される情報の中から、災害の種類・状
況に従って必要な情報を選択・生成して処置手順を合成
配置して表示するようにしているので、災害の発生後直
ちに対応処理をすることができる。
【0020】実施の形態2.以上の実施の形態1では、
危機管理センター9で収集される情報の中から、災害の
種類・状況に従って必要な情報を選択・生成して処置手
順を合成配置して表示するようにしたものであるが、次
に処置手順を合成配置するだけでは、十分な対応が取れ
ないような場合に、過去事例DBから過去の類似した災
害の状況を検索・表示して対応の参照にするための実施
の形態を示す。図15は、このような場合のシステム構
成を示した図である。図15において、1〜5は実施の
形態1と同様である。23は、データベース5に蓄積さ
れた事前情報の中から、情報収集手段1によって収集さ
れたリアルタイム情報をキーとして類似する情報を検索
するための類似度評価手段である。24は情報配置手段
3によって合成配置された情報をデータベースに事前情
報として蓄積するための情報蓄積手段である。本実施の
形態において、情報収集手段1は、実施の形態1と同様
に運行管理センター8から図3に示すリアルタイム情報
を収集する。情報選択手段2は、類似度評価手段23を
用いて過去事例DBに蓄積された過去事例と情報収集手
段1によって収集されたリアルタイム情報に基づいて類
似度評価手段23が計算する過去事例DBに蓄積された
各過去事例の類似度に従って、過去事例を選択する。図
16に、過去事例DBの例を示す。図16の過去事例デ
ータ欄には、過去事例として、例えば、図17に示す過
去事例データ69が記録されている。類似度評価手段2
3は、情報収集手段1によって収集されるリアルタイム
情報のうち、「火災発生場所」、「火災発生時刻」、
「機種名」、「乗客数」の4つの情報を用いて、過去事
例DBに蓄積された各過去事例の4つの情報と比較して
類似度を計算する。類似度は、以下の方法で計算される
4つの数値を合計した数値で表す。 火災発生場所:それぞれの火災発生場所の地理上の距離
(単位:m) 火災発生時刻:それぞれの火災発生時刻(年、月、日は
含まず、時、分のみ)の差(単位:分) 機種名:同じ機種なら0、異なる機種なら1 乗客数:それぞれの乗客数の差(単位:人) 情報選択手段2は、類似度評価手段23によって計算さ
れた類似度がもっとも小さい過去事例を、現在の状況に
もっとも類似した過去事例として選択する。情報配置手
段3は、過去事例DB15に蓄積された事前情報から情
報選択手段2によって選択された過去事例の横に、実施
の形態1で選択される処置手順に情報収集手段1によっ
て収集されるリアルタイム情報を合成配置して得られる
現状シート51を配置する。図18に、情報選択手段2
によって選択された過去事例の横に表示される現状シー
ト51の例を示す。図18において、太線で囲まれた部
分が現在の状況を示している現状マーク53である。ま
た、情報配置手段3は、情報収集手段1がリアルタイム
情報を収集するに従って、現状シート51の時刻挿入欄
52に、その処置が完了した時刻をリアルタイムに挿入
する。例えば、情報収集手段1により危機管理センター
9が救援車両から救助開始を知らせる信号を受信した場
合、図18の現状シートの該当する時刻挿入欄52に救
助開始を確認した時刻が挿入される。また、同時に火災
発生時刻から消火開始の信号を受信した時刻が、同じく
時刻挿入欄52に挿入される。その後、現在の状況を表
す現状マーク53は、現状シート51の次のボックスへ
移動する。また、情報配置手段3は、図19に示すよう
に、情報選択手段2によって選択された過去事例に基づ
いてリアルタイム情報を選択し、前記過去事例の上に直
接現在のリアルタイム情報を合成配置することもでき
る。図19において、網掛部分が現在のリアルタイム情
報が配置される領域70を示している。図19において
も、図18の場合と同様に、現状マーク53によって、
現在の状況を示し、処置が進むに従って、各処置の領域
70に、その処置が完了した時刻をリアルタイムに挿入
する。情報伝達手段4は、情報配置手段3によって合成
配置された情報をディスプレイに表示する。情報蓄積手
段24は、情報配置手段3によって合成配置された情報
のうち、現状シート51を過去事例DBに登録する。登
録は、現状シート51の現状マークが53が終了に達し
たときに行われる。図19に示される合成配置が行われ
る場合でも、過去事例DBに登録されるデータは、現状
シート51である。
【0021】以上のように、実施の形態2では、危機管
理センター9で収集される情報の中から、災害の種類・
状況に従って必要な情報を選択・生成して処置手順を合
成配置して表示するだけでなく、類似した状況での過去
の事例を、処置担当者が検索のための特別な操作・デー
タ入力を行わずに検索・表示でき、また、過去の事例と
現在の状況との対比ができるので、過去の事例を見なが
ら、より確実な災害対応処理をすることができる。
【0022】実施の形態3.以上の実施の形態では、危
機管理センター9で収集される情報の中から、災害の種
類・状況に従って処置担当者に必要な情報を選択・生成
して処置手順を合成配置して表示するようにしたもので
あるが、次に、危機管理センターの処置担当者以外の相
手に対して必要な情報を伝達する実施の形態について説
明する。図20は、このような場合のシステム構成を示
した図である。図20において、1〜5は実施の形態1
と同様である。25は、情報配置手段3によって合成配
置された情報を伝達する処置担当者に関する情報を入手
するための、伝達先情報入手手段である。図21は、各
救援車両に周辺の関連する地図情報を選択して伝達する
システムを説明するための図である。各救援車両には、
Global Positioning System
(以下、GPS)が搭載されており、それぞれ自身の位
置を危機管理センター9に発信している。情報収集手段
1では、運行管理センター8から「火災発生場所」、
「他の航空機の場所」をリアルタイム情報として収集す
る。また、伝達先情報入手手段25は、伝達先情報とし
て、GPSで得られる救援車両の現在位置情報を収集す
る。情報選択手段2は、情報収集手段1によって得られ
る救援車両の現在位置情報に基づいて、GIS情報DB
12に蓄積された事前情報である地図情報の中から、前
記現在位置情報の座標を含む地図データを選択する。図
22に、救援車両の現在位置情報74に基づいて地図デ
ータ73を選択する例を示す。図22において、地図デ
ータ76は9の矩形データに分割されている。位置情報
74は、選択される地図データ73の範囲を示す四隅の
座標75によって囲まれる領域に含まれる。また、情報
選択手段2は、GIS情報DB12に蓄積される地図デ
ータ以外の地図情報(消火栓、進入不可領域)と、リア
ルタイム情報である救援車両の現在位置との距離を計算
し、救援車両の現在位置から半径500m以内に位置す
る消火栓、進入不可領域を選択する。図21の45は進
入不可領域、46は消火栓を示す記号である。情報配置
手段3は、情報収集手段1によって収集されたリアルタ
イム情報である「他の航空機の場所」、救援車両の位置
情報の中から、情報選択手段2によって選択された事前
情報である前記地図データの四隅の座標の内側に存在す
る「他の航空機の場所」、救援車両の位置情報を選択
し、前記選択された地図情報の上に合成配置する。図2
1の48は、救援車両の現在位置と向きを表すアイコン
である。向きは、救援車両の位置を微分することによっ
て計算する。また、情報配置手段3は、前記選択された
地図情報の上に「火災発生場所」を合成配置する。ここ
で、地図データ上の各点は、「緯度、経度」の情報と対
応付いており、情報配置手段3は、上記の情報が持つ
「緯度、経度」に対応する地図上の点の上に上記の情報
を合成配置する。情報伝達手段4は、情報配置手段3に
よって合成配置された上記の情報を救援車両に送信し、
上記の救援車両は危機管理センター9から送られる情報
を車両内に備えたディスプレイ47に表示する。図21
において、10は危機管理センター9のディスプレイ上
に表示される空港地図表示画面、41は火災発生の航空
機、42はその他の航空機を示す記号である。本実施の
形態により、救援車両が空港内の現場に迅速に到達する
ことができる。
【0023】図23は、実施の形態3において、情報配
置手段3が救援車両の現在位置から集結場所までの最短
の移動コースを地図情報上に合成配置するシステムを説
明するための図である。情報収集手段1は、図21の場
合と同様にしてリアルタイム情報を収集する。情報選択
手段2は、図21の場合と同様にして、伝達先情報であ
る救援車両の現在位置情報に基づいて、GIS情報DB
12に蓄積された事前情報である地図情報から、前記現
在位置情報を含む地図情報を選択する。情報配置手段3
は、図21の場合と同様にして、情報選択手段2によっ
て選択された地図情報の該当する場所にリアルタイム情
報を合成配置するとともに、救援車両の現在位置情報
と、GIS情報DB12に蓄積された事前情報(進入不
可領域)を用いて、前記救援車両の現在位置から集結場
所までの最短の移動コース49を計算し、前記地図情報
上に合成配置する。情報伝達手段4は、図21の場合と
同様にして、情報配置手段3によって合成配置された情
報を救援車両に送信する。移動コース49は、従来行わ
れている経路探索手法に従って計算した結果を利用すれ
ばよい。危機管理センター9から移動コース情報49を
受け取った救援車両は、車両内に備えたディスプレイ4
7に空港内の地図情報と重畳して表示することによっ
て、空港内の現場に迅速に到達することができる。な
お、図21,図23のいずれの例でも、空港内の地図情
報を危機管理センター9から救援車両に送ってもよい
し、各救援車両に空港内の地図情報をはじめから持たせ
ておいて、状況によって変わる情報だけを危機管理セン
ター9から救援車両に発信して、救援車両上で合成配置
を行うようにしてもよい。また、図21,図23の例で
は、情報選択手段2がGIS情報DB12から地図情報
を選択する方法として、情報収集手段1によって得られ
る救援車両のリアルタイムの位置情報の座標を含む地図
情報を選択するようにしているが、図24に示すよう
に、前記救援車両の位置情報が地図情報の中央になるよ
うに地図情報を選択してもよい。
【0024】図25は、救援車両に搭載したビデオカメ
ラで撮影した映像に、CG(Computer Gra
phics)などで作成した情報を合成配置する例を示
す。各救援車両はGPSとともにビデオカメラ等の映像
入手手段68を備えており、危機管理センター9に対し
て、自身の現在位置情報とともに映像データを送信す
る。危機管理センター9では、GIS情報DB12に蓄
積された地図情報から、前記救援車両の現在位置情報の
近辺の地図情報を選択し、救援車両から送られた映像5
0を、前記選択された地図情報及び空港内の事故現場、
他の救援車両などを前記救援車両から見たときの位置に
関する情報に合わせて合成配置する。情報収集手段1で
は、運行管理センター8から「火災発生場所」、「他の
航空機の場所」をリアルタイム情報として収集するとと
もに、救援車両の現在位置情報及びビデオカメラで撮影
された映像をリアルタイム情報として収集する。次に、
情報選択手段2は、図21の場合と同様にして、情報収
集手段1によって得られる伝達先情報である救援車両の
現在位置情報に基づいて、GIS情報DB12に蓄積さ
れた事前情報の中から、救援車両の現在位置から半径5
00m以内に位置する消火栓、進入不可領域を選択す
る。情報配置手段3は、情報選択手段2によって選択さ
れた前記地図情報に従って、情報収集手段1によって収
集されたリアルタイム情報である火災発生場所、他の航
空機の場所、他の救援車両の位置のうち、伝達先である
救援車両の位置から前記地図情報に遮られずに見ること
のできるリアルタイム情報を選択し、前記選択されたリ
アルタイム情報を、情報選択手段2によって選択された
地図情報に合わせて合成配置する。以下に、合成配置の
方法について説明する。情報配置手段3は、情報選択手
段2によって選択された地図情報である消火栓、進入不
可領域や火災発生場所、他の航空機の場所、他の救援車
両の位置を空港内を表した3次元座標71の上に配置す
る。これは、GIS情報DB12に事前情報として蓄積
されている消火栓、進入不可領域の座標値、各救援車両
から送信される救援車両の現在位置情報、運行管理セン
ター8から送られる火災発生場所、他の航空機の場所の
情報を用いて行う。3次元座標71内に配置される情報
は、消火栓、進入不可領域、火災発生場所、他の航空機
の場所、他の救援車両の位置に対応して予め3次元CG
ソフトウェアで作成した3次元CGモデルを使用する。
次に、情報配置手段3は、情報選択手段2によって選択
された地図情報及びリアルタイム情報である「火災発生
場所」、「他の航空機の場所」、救援車両の現在位置の
3次元CGモデルを合わせて、3次元座標71内のカメ
ラ78から見た様子を映像として生成する。この映像を
重畳映像26とする。カメラ78の位置と向きを決定す
る方法を以下に述べる。最初に、各救援車両に搭載され
ているビデオカメラの向きやレンズは車両に対して固定
とし、救援車両の位置情報及び進行方向を用いて、カメ
ラ78の最初の位置及び視野を決定する。即ち、GPS
のアンテナの位置(X,Y,Z)に対してビデオカメラ
の位置が(A,B,C)だけずれていれば、3次元座標
内のカメラ78の視点位置は、(X+A,Y+B,Z+
C)として計算される。また、救援車両の進行方向は位
置情報を微分することによって計算され、ビデオカメラ
は救援車両の車体の前方に向かって水平に固定されてい
るので、ビデオカメラの向きは救援車両の進行方向と一
致する。次に、情報選択手段2によって選択された地図
情報のうち、前記カメラ78の最初の位置の視野に入っ
ている地図情報がもっとも大きく見えるように、3次元
座標71内のカメラ78の最初の位置を、カメラの方向
81の向きに移動させる。カメラ78の移動距離に従っ
て、ビデオカメラの映像50から重畳映像26と重なる
範囲を切り出す。映像50の切り出し方法を図26に示
す。図26において、82はカメラの焦点距離をfとし
たときの映像50の映像面である。83はカメラ78を
Lcだけ移動させたとき、映像面82と新しいカメラ視
野とが交差する面である。面82と面83の大きさの比
率を用いて、図26に示すように、映像50のY軸方向
に対してY2/Y1、X軸方向に対してX2/X1の範
囲を切り出す。次に、情報配置手段3は、前記重畳映像
26の背景をブルーにしてクロマキー処理を行い、救援
車両から送られるリアルタイム情報であるビデオカメラ
の映像50を、情報選択手段2によって選択された地図
情報に基づいて切り出し加工し、前記重畳映像26に合
成配置する。情報伝達手段4は、上記の重畳映像26を
重畳した映像を各救援車両に送信し、各車両に備えるデ
ィスプレイ47に表示する。救援車両は、危機管理セン
ター9から送信される重畳映像26が重畳された映像を
見ながら移動することによって、火災による煙や霧など
の悪天候などによって視界が不良な状況でも、安全、か
つ、迅速に現場に急行することができる。
【0025】図25では、救援車両のビデオカメラの映
像50に重畳する重畳映像26として、3次元CGモデ
ルで作成されたアイコンを元にした映像を使用している
が、3次元CGモデルによるアイコンの代わりに○や□
などの単なる記号や文字列を使って重畳映像26を作成
して同様の効果を得ることができる。また、図25の例
では、ビデオカメラで撮影された映像50のデータ自体
を救援車両から危機管理センター9へ送信し、映像50
に重畳映像26を重畳した映像を危機管理センター9か
ら再度救援車両に送信しているが、救援車両の位置情報
(ビデオカメラの視点位置情報)だけを危機管理センタ
ー9に送信し、危機管理センター9から重畳映像26だ
けを救援車両に送信後、救援車両の表示装置で映像50
と重畳映像26とを合成してディスプレイ47に表示し
てもよい。また、図25では、情報選択手段2によって
選択された事前情報と、前記事前情報によって選択され
たリアルタイム情報のみを重畳映像26に合成配置して
いるが、図23で説明した救援車両の現在位置から集結
場所までの最短コース49を計算し、前記最短コースに
従った矢印のアイコンを重畳映像26に合成配置するこ
ともできる。また、図21,図23,図25において
は、救援車両・航空機の位置情報に基づいて、目で見え
る情報だけを危機管理センター9から伝達していたが、
音による情報を伝達することも可能である。例えば、情
報収集手段1及び情報選択手段2では、図21の例と同
様にして、救援車両のリアルタイムの位置情報、「火災
発生場所」、「他の航空機の場所」、消火栓の位置、進
入不可領域の情報を収集、選択する。情報配置手段3
は、上記の情報を地図に合成配置する。情報伝達手段4
は、情報配置手段3によって合成配置された情報を救援
車両に送信してディスプレイ47に表示するとともに、
救援車両の現在位置と他の救援車両や進入不可領域との
間の距離を常時計算しており、前記の距離が10m以下
になったときに、音声再生装置によって警報を発生させ
る。
【0026】実施の形態4.以上の実施の形態では、危
機管理センター9で収集される情報の中から、災害の種
類・状況に従って処置担当者や救援車両/航空機に必要
な情報を選択・生成して処置手順を合成配置して表示す
るようにしたものであるが、次に、複数の相手に対して
それぞれに必要な情報を同時に伝達する実施の形態につ
いて説明する。図27は、このような場合のシステム構
成を示した図である。図27において、1〜5、25は
実施の形態3と同様である。27は、伝達先情報入手手
段25によって入手された伝達先の所属に関する情報に
従って、選択された情報を分配するための情報分配手段
である。図28に、実施の形態4によって、伝達先に従
って発信する情報を選別する例を示す。図28では、伝
達先として救援車両(消防隊)、救援車両(救護
隊)を挙げている。情報収集手段1は、運行管理センタ
ー8から「火災発生場所」、「他の航空機の場所」をリ
アルタイム情報として収集する。また、伝達先情報入手
手段25は、GPSで得られる救援車両の位置情報とと
もに、伝達先情報として、伝達先の種類である救援車両
の種類コード55を収集する。例えば、消防隊は
「1」、救護隊は「2」という種類コード55のデータ
を各救援車両から危機管理センター9に送信する。情報
選択手段2は、伝達先情報入手手段25によって入手さ
れた前記伝達先の種類に従って、GIS情報DB12に
蓄積された事前情報である地図情報から、各伝達先に送
信する地図情報を選択する。最初に、各伝達先に送信す
る地図情報の種類を決定する情報分配手段27の動作に
ついて以下に説明する。情報分配手段27は、伝達先情
報入手手段25によって入手した種類コード55を、図
29に示す分配テーブル28と照合する。分配テーブル
28には、伝達先の種類を表す種類コード55毎に、伝
達する必要のある情報の種類が記述されている。図29
では、種類コード55の「1」,「2」に対してそれぞ
れ「地図データ」と「消火栓」、「地図データ」と「救
急治療室」が設定されている。従って、情報分配手段2
7は、GIS情報DB12に蓄積された事前情報である
地図情報の中から、救援車両(消防隊)に対して「地
図データ」と「消火栓」の情報、救援車両(救護隊)
に対しては、「地図データ」と「救急治療室」の情報を
送信することを決定する。次に、情報選択手段2は、実
施の形態3で説明したように、情報収集手段1によって
得られる救援車両の現在位置情報に基づいて、GIS情
報DB12に蓄積された事前情報である地図情報の中か
ら、前記現在位置情報の座標を含む地図データを選択す
る。「消火栓」及び「救急治療室」については、前記選
択された地図データの四隅の座標の内側にある「消火
栓」、「救急治療室」を選択する。情報配置手段3は、
情報収集手段1によって収集されたリアルタイム情報で
ある「他の航空機の場所」、救援車両の位置情報の中か
ら、情報選択手段2によって選択された事前情報である
前記地図データの四隅の座標の内側に存在する「他の航
空機の場所」、救援車両の位置情報を選択し、前記選択
された地図情報の上に合成配置する。また、情報配置手
段3は、前記選択された地図情報の上に「火災発生場
所」を合成配置する。ここで、地図データ上の各点は、
「緯度、経度」の情報と対応付いており、情報配置手段
3は、上記の情報が持つ「緯度、経度」に対応する地図
上の点の上に上記の情報を合成配置する。情報伝達手段
4は、情報配置手段3によって合成配置された上記の情
報を救援車両に送信し、上記の救援車両は危機管理セン
ター9から送られる情報を車両内に備えたディスプレイ
47に表示する。本実施の形態により、伝達先に応じて
危機管理センター9で必要な情報を分配して発信するこ
とができ、情報を受け取る救援車両などでは大量の情報
の中から必要な情報を選択する必要がなくなるため、現
場での迅速な対応が可能になる。また、図28の例で
は、情報分配手段27によって分配された情報を、救援
車両のディスプレイ47に地図情報と重畳して表示して
いるが、実施の形態3の図25と同様に、救援車両に搭
載したビデオカメラに映る映像に重畳して表示すること
が可能なことはもちろんである。
【0027】実施の形態5.実施の形態5では、カメラ
を搭載した現場の救援車両・航空機7から送られてくる
カメラの位置を地図に対応付けて、危機管理センター9
の空港地図表示画面10の上に表示し、処置担当者がカ
ーソル16で空港地図表示画面10の上のアイコンや場
所などを指定することにより、処置担当者が必要とする
映像を表示する危機管理システムの実施の形態について
説明する。図30は、このような場合のシステム構成を
示した図である。図30において、1〜5は実施の形態
1と同様である。情報収集手段1は、映像及び映像を撮
影したときのカメラ位置の情報を収集する。29は、情
報収集手段1によって収集された映像を、データベース
5の地理情報と対応付けるための映像情報対応付け手
段、30は地理情報と映像が対応付けられた情報の中か
ら処置担当者が映像を指定するための映像指定手段、3
1は映像指定手段30によって指定された映像の内容を
検索するための映像検索手段である。図31に、現場か
ら危機管理センター9に送られる映像とカメラ位置情報
を元に、必要な映像を選択・表示する例を示す。情報収
集手段1は、カメラ6やビデオカメラ、GPSを搭載し
た救援車両・航空機7から送られる映像、カメラの位置
の情報及びカメラのID番号を受信する。カメラのID
番号は、図31では、〜としている。また、情報収
集手段1は、運行管理センター8から危機発生場所であ
る「火災発生場所」及び「他の航空機の場所」に関する
リアルタイム情報を収集する。情報選択手段2は、情報
収集手段1によって得られるリアルタイム情報「火災発
生場所」に基づいて、GIS情報DB12に蓄積された
事前情報の中から、前記「火災発生場所」の座標を含む
地図データを選択する。地図データの選択方法は、実施
の形態3で述べた通りである。ただし、実施の形態3に
おける救援車両のリアルタイムの位置情報の代わりに、
「火災発生場所」の座標を使用する。情報配置手段3
は、情報収集手段1によって収集されたリアルタイム情
報である映像から、情報選択手段2によって選択された
事前情報である前記地図データの四隅の座標の内側にカ
メラの位置が存在する映像を選択し、選択された映像の
カメラの位置・方向の情報を前記地図データの上に合成
配置する。ここで、地図データ上の各点は、「緯度、経
度」の情報と対応付いており、情報配置手段3は、カメ
ラの位置の情報が持つ「緯度、経度」に対応する地図上
の点の上に上記の情報を合成配置する。カメラの方向
は、カメラの位置情報を微分することによって得ること
ができる。また、情報配置手段3は、前記地図データの
該当する場所に、情報収集手段1によって収集されたリ
アルタイム情報である「火災発生場所」、「他の航空機
の場所」を合成配置する。情報伝達手段4は、情報配置
手段3によって合成配置された上記の情報を危機管理セ
ンター9のディスプレイ上の空港地図表示画面10に表
示する。映像指定手段30では、処置担当者が映像を表
示したいカメラを、空港地図表示画面10の上で選択す
る。カメラの選択方法には2種類あり、映像指定手段3
0の最初の画面で選択することができる。図32に、カ
メラ選択方法の選択画面を示す。「カメラ指定」の方法
の場合、画面上のカーソル16を使用して、アイコン3
2をクリックするなどして指定することにより、カメラ
を指定することができる。「被写体指定」の方法の場
合、空港地図表示画面10に表示されている火災発生航
空機などの位置を指定することにより、指定された対象
を映しているカメラを検索する。「被写体指定」の方法
の場合、映像検索手段31によって、指定された対象と
カメラとの距離、カメラの向き、カメラの視野角の関係
によって、指定された被写体がどのカメラに映っている
かを判定する。図33は、映像検索手段31によるカメ
ラの選択方法を説明するための図である。56はカーソ
ル16によって指定された被写体の地図上の位置であ
る。θcはカメラの視野角、Lはカメラから被写体の位
置56までの距離を表す。57はカメラの視野範囲を表
す。映像検索手段31は、被写体の位置56を視野範囲
57に含んでいるカメラのうち、Lがもっとも小さいカ
メラを選択する。なお、本実施の形態では、θcは固定
値を使用している。映像指定手段30によって指定され
たカメラが現在映している映像は、情報伝達手段4によ
って、情報表示画面11に表示される。なお、映像指定
手段30において、図32のようにカメラ選択方法を処
置担当者に直接選択させるのではなく、処置担当者がカ
ーソル16で指定した画面上の場所から一定距離内にカ
メラのアイコン32があれば、カメラを選択し、一定距
離内にアイコン32がなければ被写体を選択するように
してもよい。また、映像検索手段31において、Lが最
小のカメラだけでなく、Lが一定範囲内のすべてのカメ
ラを選択するようにして、情報配置手段3において、複
数の映像を並べて同時に表示することも可能である。ま
た、空港地図表示画面10の上のアイコン32と映像と
の対応が一目で分かるように、情報配置手段3によって
アイコン32と対応する映像との間に接続線33を配置
することもできる。また、現在表示されている映像に対
応するアイコン32を強調表示することもできる。
【0028】図34は、実施の形態5において、映像情
報対応付け手段29が現場の救援車両・航空機7から危
機管理センター9に送られてくる映像及びカメラの位置
の履歴を地図に対応付けて、また、映像検索手段31
が、蓄積された映像の中から必要な映像を検索・表示す
る危機管理システムを説明するための図である。情報収
集手段1は、図31の例と同様に、カメラ6やビデオカ
メラ、GPSを搭載した救援車両・航空機7から送られ
る映像、カメラの位置の情報及びカメラのID番号を受
信する。映像及びカメラの位置は、データベース5に記
録される。記録される映像は、タイムコードを持つ。ま
た、情報収集手段1は、運行管理センター8から危機発
生場所である「火災発生場所」及び「他の航空機の場
所」に関するリアルタイム情報を収集する。情報選択手
段2は、情報収集手段1によって得られるリアルタイム
情報「火災発生場所」に基づいて、GIS情報DB12
に蓄積された事前情報の中から、前記「火災発生場所」
の座標を含む地図データを選択する。地図データの選択
方法は、図31の説明で述べた通りである。情報配置手
段3は、情報収集手段1によって収集されたリアルタイ
ム情報である映像から、情報選択手段2によって選択さ
れた事前情報である前記地図データの四隅の座標の内側
にカメラの位置が存在する映像を選択し、選択された映
像のカメラの位置・方向及びカメラの経路軌跡34の情
報を前記地図データの上に合成配置する。カメラの経路
軌跡34は、情報収集手段1によって収集されるカメラ
の位置情報に基づいて映像情報対応付け手段29が作成
するカメラの経路軌跡データ59によって表される。こ
こで、地図データ上の各点は、「緯度、経度」の情報と
対応付いており、情報配置手段3は、カメラの経路軌跡
データ59が持つ「緯度、経度」に対応する地図上の場
所に経路軌跡34を合成配置する。カメラの方向は、カ
メラの位置情報を微分することによって得ることができ
る。また、情報配置手段3は、前記地図データの該当す
る場所に、情報収集手段1によって収集されたリアルタ
イム情報である「火災発生場所」、「他の航空機の場
所」を合成配置する。図35は、経路軌跡34を表示す
るために作成される経路軌跡データ59を説明する図で
ある。緯度、経度、時刻は、例えば、救援車両に搭載さ
れたGPSから得られる位置情報を使用する。方向は、
前記位置情報を微分することによって得られる。また、
経路軌跡データ59には、カメラのID番号が対応つい
ている。図35において、例えば、緯度35.2049
937は、北緯35度20分49.437秒を表す。ま
た、経度139.3157360は、東経139度31
分57.360秒を表す。方向258.1967768
は、カメラの方向が北を0度として反時計回りの方向に
258.1967768度であることを表す。時刻19
980527111122は、1998年5月27日1
1時11分22秒を表す。情報伝達手段4は、情報配置
手段3によって合成配置された上記の情報を危機管理セ
ンター9のディスプレイ上の情報表示画面11に表示す
る。経路軌跡34は、経路軌跡データ59に記録される
緯度、経度の点を結んでできる折れ線として表示され
る。映像指定手段30では、記録された映像の中から処
置担当者が表示したい映像を選択する。映像の選択方法
には2種類あり、映像指定手段30の最初の画面で選択
することができる。図36に、映像選択方法の選択画面
を示す。「映像指定」の方法の場合、処置担当者は画面
上のカーソル16を使用して、経路軌跡34をクリック
するなどして指定することにより、映像を指定すること
ができる。この場合、映像検索手段31によって、指定
された経路軌跡34に対応するカメラが撮影した映像が
すべて選択される。「被写体指定」の方法の場合、空港
地図表示画面10に表示されている火災発生航空機など
の位置をカーソル16で指定することにより、指定され
た対象が映っている映像を検索する。「被写体指定」の
方法の場合、映像検索手段31によって、指定された対
象の位置と経路軌跡34におけるカメラとの距離、カメ
ラの向き、カメラの視野角の関係によって、指定された
被写体がどの映像に映っているかを判定する。図37
は、映像検索手段31による映像の選択方法を説明する
ための図である。図37において、三角のシンボル61
〜64は、経路軌跡データ59における各点の位置及び
方向を表している。映像検索手段31では、経路軌跡デ
ータ59のすべての点について、被写体の位置56との
位置関係をチェックする。θcは、カメラの視野角、L
はカメラから被写体の位置56までの距離を表す。チェ
ックの方法は、被写体の位置56が経路軌跡データ59
の各点から見て視野範囲内にあり、かつ、Lが一定値以
下である場合、前記の点から被写体の位置56が見えて
いると判定する。それ以外の点は、被写体の位置56が
見えていないと判断する。図37は、点62,63(黒
塗りで表示)は、被写体の位置56が見えており、それ
以外の点からは被写体の位置56が見えていないことを
示している。従って、映像検索手段31は、経路軌跡デ
ータ59の点62から点63の間に撮影された映像が、
被写体の位置56が映っている映像と判定する。既に述
べたように、経路軌跡データ59は、カメラのID番
号、即ち、対応するID番号を持つ映像データが対応付
いており、また、点62、点63にはそれぞれ時刻が対
応付いている。映像検索手段31は、上記の情報によ
り、点62から点63の間に撮影された映像を検索す
る。図38は、点62、点63の間に撮影された映像の
検索を説明する図である。図38において、T0は、経
路軌跡データ59に対応する映像データ65の撮影を開
始した時刻であると同時に、経路軌跡データ59の対処
の点に対応する時刻である。T62、T63はそれぞれ
点62、点63に対応する時刻である。映像データ65
のうち、T62のタイムコードを持つフレームからT6
3のタイムコードを持つフレームまでの映像66を取り
出すことによって、映像検索手段31は、被写体の位置
56が映っている映像を検索する。なお、映像データ6
5の各フレームの時刻を用いずに、経路軌跡データ59
の時刻T0とT62、T63を用いて、図39に示すよ
うに、映像データの開始時刻0から、(T62−T0)
時間後のフレームと(T63−T0)時間後のフレーム
の間の映像を取り出すことにより、同様の効果を得るこ
とができる。映像検索手段31によって検索された映像
66は、情報伝達手段4によって、危機管理センター9
のディスプレイ上の空港地図表示画面10に表示され
る。なお、映像指定手段30において、図36のよう
に、映像選択方法を処置担当者に直接選択させるのでは
なく、処置担当者がカーソル16で指定した画面上の場
所から一定距離内に経路軌跡34があれば、経路軌跡3
4を選択し、一定距離内に経路軌跡34がなければ被写
体の位置を選択するようにしてもよい。また、上記の方
法では、複数の映像が検索された場合があるが、指定さ
れた対象からもっとも近い距離で撮影された映像だけを
表示する、あるいは、すべての映像を並べて同時に表示
するなどが可能である。また、空港地図表示画面10の
上の経路軌跡34と、映像66との対応が一目で分かる
ように、現在表示されている映像を映したときのカメラ
の位置・向きをアイコン35として経路軌跡34の上に
表示することができる。また、アイコン35と対応する
映像との間に接続線33を表示することができる。以上
のように、実施の形態5では現場で撮影された複数の映
像の中から必要な映像を直ちに検索・表示することがで
きるので、現場の状況を迅速に把握して対応することが
できる。
【0029】実施の形態6.実施の形態6は、危機管理
センターに送られる映像の中から関連する映像だけを選
択して、火災事故報告書などの文書に添付するシステム
である。図40は、このような場合のシステム構成を示
した図である。図40において、1〜5は実施の形態1
と同様である。情報収集手段1は、映像を収集する機能
を持つ。36は情報収集手段1によって収集された映像
の中から映像を選択するための映像選択手段である。本
実施の形態では、映像選択手段36の方法として、現場
から送られてくる「消火開始」、「救助開始」、「消火
終了」、「救助終了」等の信号の受信時刻をキーとする
方式、情報収集手段1が収集する映像の分析に基づく方
式、危機管理センター9や現場での音声の中から一定の
語句が収集された時刻をキーとする方式の3つの方式に
ついて、順に説明する。図41に、収集された映像の中
から必要な映像だけを選択し、火災事故報告書などのド
キュメントに添付する例を示す。37は映像が添付され
た火災事故報告書などの文書データである。情報収集手
段1は、運行管理センター8から図3に示すリアルタイ
ム情報を受信し、また、カメラ6やビデオカメラを搭載
した救援車両・航空機7から送られる映像情報をリアル
タイム情報として受信する。また、実施の形態2で述べ
たように、情報収集手段1により危機管理センター9が
救援車両から消火開始/終了、救助開始/終了を知らせ
る信号もリアルタイム情報として収集する。情報選択手
段2は、運行管理センター8からのリアルタイム情報で
ある「火災発生」をデータベース5と照合し、事前情報
である報告書を選択する。報告書は、図5に示す処置手
順DBと同様の形式でデータベース5に蓄積されてお
り、報告書の選択は、実施の形態1における処置手順の
選択と同様の方法で行われる。情報選択手段2によって
選択された報告書には、報告書に添付するリアルタイム
情報である映像の種類及び前記映像の添付領域38が定
義されている。図41に示す報告書では、映像の添付場
所として、4つのイベント「消火開始」、「救助開
始」、「消火終了」、「救助終了」に対応する4個所の
添付領域38が定義されている。情報配置手段3は、情
報選択手段2によって選択された事前情報である前記報
告書の定義に従って、リアルタイム情報である映像から
選択された映像を前記報告書に合成配置する。次に、リ
アルタイム情報である映像から報告書に定義された映像
を選択する方法について説明する。情報配置手段3にお
ける映像選択手段36は、情報収集手段1がイベント
「消火開始」、「救助開始」、「消火終了」、「救助終
了」のいずれかを知らせる信号を受信した場合に、前記
信号を受信した時刻をイベント発生時刻として、救援車
両・航空機7から送られるリアルタイム情報である映像
のうち、前記イベント発生時刻から一定時間撮影された
映像を選択する。なお、「消火開始」、「救助開始」、
「消火終了」、「救助終了」の信号は、救援車両におい
て、例えば現場で「消火開始」作業が開始されたとき
に、現場の担当者が「消火開始」連絡ボタンを押すこと
によって、危機管理センター9に決められた信号を送
る。情報配置手段3は、映像選択手段36によって選択
された映像を、前記情報選択手段2によって選択された
報告書の添付領域38のうち、情報収集手段1が受信し
たイベントに対応する添付領域38にサムネールの形で
合成配置する。情報伝達手段4は、情報配置手段3によ
ってリアルタイム情報である映像を合成配置された前記
報告書の文書データ37を、危機管理センター9のディ
スプレイに表示する。添付領域38に合成配置された映
像は、カーソル16でクリックするなどして指定する
と、再生して内容を表示・確認することができる。該当
する時刻に撮影された映像が複数ある場合には、図41
に示すように、それぞれのサムネールの位置をずらせて
重ねて文書データ37に配置する。上記の映像の添付
は、情報収集手段1によって信号を受信するイベントが
発生すると同時に行われるので、文書データ37を参照
すれば、現在までの事故の状況を把握することができ
る。上記の例では、イベントが発生した時刻から一定時
間の現場映像を選択するとしているが、イベントが発生
した時刻から一定時間遡った時刻を映像選択の開始時間
とすることによって、イベントが発生する少し前の状況
を含む映像を添付することができる。
【0030】上記の説明では、映像選択手段36は、現
場から送られてくる「消火開始」、「救助開始」、「消
火終了」、「救助終了」等の信号の受信時刻をキーとし
て、リアルタイム情報である映像から報告書に定義され
た映像を選択する方法について説明した。以下では、映
像選択手段36がイベントの発生時刻を検知する方式と
して、情報収集手段1が収集する映像の分析に基づく方
式を説明する。図42は、情報選択手段2によって選択
された別の報告書を示しており、前記報告書には、「爆
発」イベントに対応する映像を添付するための添付領域
39が定義されている。映像選択手段36は、情報収集
手段1によって収集される映像を分析し、前記映像中の
ビデオ・フレーム間の急激な変化を検知する。映像選択
手段36は、直前のフレームから属性が急激に変わった
フレーム77を「爆発」イベントの発生と判断し、検知
されたフレーム77の時刻の前後一定時間分の映像を選
択する。ビデオ・フレーム間の急激な変化を検知する方
法として、例えば、フレーム間の色情報属性の差が一定
の閾値を越えた時に「爆発」イベントが発生したと判断
する。情報配置手段3は、映像選択手段36によって選
択されたリアルタイム情報である映像を、前記情報選択
手段2によって選択された報告書の「爆発」イベントに
対応する添付領域39にサムネールの形で合成配置す
る。また、映像選択手段36は、上記のようなビデオ・
フレーム間の変化の検知によるのではなく、危機管理セ
ンター9や現場での音声の中から一定の語句が収集され
た時刻をイベント発生の時刻として、映像を選択するこ
ともできる。例えば、情報収集手段1において、危機管
理センター9にマイクを置き、処置担当者と現場との間
の音声のやり取りを収集する。映像選択手段36は、収
集される音声の中に、例えば、「消火開始」という語句
が音声認識処理によって認識された場合、情報収集手段
1が「消火開始」の音声を収集した時刻をもってイベン
ト「消火開始」の発生と検知し、映像を選択する。以下
は、図41の場合と同様にして、情報配置手段3によっ
て報告書に映像が合成配置されて、情報伝達手段4によ
ってディスプレイに表示される。また、検知されたイベ
ント時刻を映像とともに、文書データ37に記録するこ
とも可能である。
【0031】また、図40,図41の例では、現場から
の映像をすべてデータベース5に記録し、その中の必要
な映像だけを文書データ37に添付しているが、文書デ
ータ37に添付する映像データだけを最終的にデータベ
ース5に記録し、文書データ37に添付されない映像デ
ータは廃棄することによって、データベース5に記録さ
れるデータ量を削減することができる。
【0032】以下、上記実施の形態1〜6の特徴を箇条
書きにする。 1.事故災害時、危機管理センター(以下、センター)
には、現場にいる車両、航空機から現場の映像、位置情
報が送られる。空港の運行管理センターからは空港内の
機体の配置や発着予定の情報、気象庁から気象情報が送
られる。また、事故災害の機体の番号を入力して機種、
乗客数等を特定する。上記の情報をセンターに蓄積され
ているデータベース(機種情報DB、GIS情報DB、
処置手順DB)と照合(情報分析)して、オペレータに
最適な処置手順を提示(再構成)すること特徴とする。 2.上記のように、オペレータに最適な処置手順を提示
するとともに、センターの過去事例DBと入力情報を照
合して、過去の類似する事例を検索して、処置手順と並
べて提示することを特徴とする。 3.処置手順に従って、センターGIS情報DBの空港
設備(消火設備など)の位置に応じて消防車等の車をナ
ビゲートすることを特徴とする。 4.上記のナビゲートにおいて、GIS情報DBに記さ
れている空港内の通行規制に応じて車をナビゲートする
ことを特徴とする。 5.上記のナビゲートにおいて、空港内の他の車、航空
機の位置をGPS、レーダによってセンターで把握し、
それぞれが衝突の危険のないようにナビゲートすること
を特徴とする。 6.処置手順に従って、現場の各車に役割毎の必要情報
を選別して発信することを特徴とする。例えば、消防車
には空港内消火設備位置に関する情報を送る。救急車に
は、救急治療室などに関する情報を送る。 7.処置手順に従って、現場の状況を現場から送信され
る映像データを利用してレポート形式に出力することを
特徴とする。 8.事故処理後、事故処置の手順に従った状況を事例と
して過去事例DBに登録することを特徴とする。 9.現場からセンターに送られる映像をGIS情報と対
応付けることによってセンターにおいて空港内の場所を
指定すると、指定された場所の最新の映像を表示するこ
とを特徴とする。 10.上記7のレポート形式の出力において、処置手順
のイベントに対応する映像を現場映像から取り出してレ
ポートに添付することを特徴とする。 11.上記10のイベントと映像との対応付けにおい
て、イベント発生から一定時間遡った映像を対応付ける
ことを特徴とする。 12.上記10のイベントと映像との対応付けにおい
て、現場から送られる映像のうち、イベントに対応付け
られた映像だけをセンターのデータベースに蓄積し、残
りの映像を棄てることによってセンターに蓄積する映像
のデータ量を削減することを特徴とする。 13.上記3〜5のナビゲートにおいて、ナビゲートの
情報を画面にCG合成して表示することを特徴とする。
【0033】なお、上記実施の形態では、飛行場の場合
を示したが、以下のような場所やその他の場所でも構わ
ない。 (1)港湾 (2)建物・ビル・商店街・施設・自治区 (3)室内外 (4)広場・集会場・映画館・会議室 (5)駅・ホーム・列車路線・バス路線
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、危機
管理センターで収集される情報の中から、災害の種類・
状況に従って必要な情報を選択して表示するようにして
いるので、大量の情報の中から必要な情報を探す手間が
省けるため、対応処理を速やかに行うことができる。
【0035】また、収集された情報を元に、必要な新し
い情報を生成するための情報生成手段を備えているの
で、処置担当者がマニュアルに従って処置手順を作成す
る必要がなく、対応処理を速やかに行うことができる。
【0036】また、類似した状況での過去の事例を、処
置担当者が検索のための特別な操作・データ入力を行わ
ずに検索・表示できるので、過去の事例を見ながら、よ
り確実な災害対応処理をすることができる。
【0037】また、伝達先情報入手手段によって入手さ
れた伝達先の情報に従って伝達先に選別された情報を伝
達するので、伝達先で不要な情報を含まない整理された
情報を得ることができ、伝達先での対応を速やかに行う
ことができる。
【0038】また、特に伝達先の現在位置情報を入手す
ることによって、伝達先の現在位置周辺の関連情報だけ
を送信することができるので、情報の伝達を速やかに行
うことができる。
【0039】また、伝達先に送信する現在位置周辺の関
連情報を、伝達先のカメラの映像に合成して表示するよ
うにしているので、伝達先に送信された情報を速やかに
把握することができる。
【0040】また、伝達先情報入手手段によって入手さ
れた伝達先の情報に従って、複数の伝達先にそれぞれ必
要な情報だけを送信するようにしているので、各伝達先
での対応を速やかに行うことができる。
【0041】また、収集された映像を地図情報に対応付
けて、現場で撮影された複数の映像の中から必要な映像
を検索・表示するようにしているので、現場の状況を迅
速に把握して対応することができる。
【0042】また、収集された映像データを、関連する
文書に添付するようにしているので、現在までの状況を
容易に把握することができる文書を作成することができ
る。
【0043】また、収集された映像の中から重要な映像
だけを記録して残りの映像を廃棄するようにしているの
で、データベースに記録されるデータ量を削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を実現するためのシス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の全体システムを説明するため
の図である。
【図3】 GIS情報DB、機種情報DB、運行管理セ
ンターからの情報の内容を説明する図である。
【図4】 情報表示画面の表示内容を説明する図であ
る。
【図5】 処置手順DBの内容を説明する図である。
【図6】 情報生成手段22を加えた実施の形態1を実
現するためのブロック図である。
【図7】 推定燃料積載量の生成を説明する図である。
【図8】 予想される負傷者数の生成を説明する図であ
る。
【図9】 集結場所の生成を説明する図である。
【図10】 生成される集結場所の例を説明する図であ
る。
【図11】 消化剤の種類の生成を説明する図である。
【図12】 連絡病院先リスト、収容依頼人数の生成を
説明する図である。
【図13】 (Xi,Yi)の存在範囲を説明する図で
ある。
【図14】 生成される処置手順の例を説明する図であ
る。
【図15】 実施の形態2の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】 過去事例DBの内容を説明する図である。
【図17】 過去事例データの例を説明するための図で
ある。
【図18】 現状シートと過去の類似事例を表示する例
を説明する図である。
【図19】 過去事例データの上にリアルタイム情報を
直接合成配置した例を説明する図である。
【図20】 実施の形態3の構成を示すブロック図であ
る。
【図21】 伝達先に伝達する情報を説明する図であ
る。
【図22】 地図データを選択する第1の方法を説明す
る図である。
【図23】 伝達先に伝達する移動経路の説明をする図
である。
【図24】 地図データを選択する第2の方法を説明す
る図である。
【図25】 伝達先に重畳映像を合成した映像を表示す
る例を説明する図である。
【図26】 映像50の切り出し方法を説明する図であ
る。
【図27】 実施の形態4の構成を示すブロック図であ
る。
【図28】 伝達先に応じて必要な情報を発信する例を
説明する図である。
【図29】 分配テーブルの内容を説明する図である。
【図30】 実施の形態5の構成を示すブロック図であ
る。
【図31】 空港地図表示画面の地図からカメラの映像
を選択・表示する例を説明する図である。
【図32】 カメラ選択方法の選択画面を説明する図で
ある。
【図33】 映像検索手段31によるカメラ選択の方法
を説明する図である。
【図34】 空港地図表示画面の地図からカメラの経路
軌跡を選択して映像を表示する例を説明する図である。
【図35】 経路軌跡データ59を説明するための図で
ある。
【図36】 映像選択方法の選択画面を説明するための
図である。
【図37】 映像検索手段31による経路軌跡データ5
9の選択方法を説明する図である。
【図38】 映像検索手段31による映像選択の方法を
説明する図である。
【図39】 映像検索手段31による映像選択の第2の
方法を説明する図である。
【図40】 実施の形態6の構成を示すブロック図であ
る。
【図41】 文書データに映像データを添付する例を説
明する図である。
【図42】 イベント発生時の映像データを文書データ
に添付する例を説明する図である。
【符号の説明】
1 事故・災害・事件などの発生時に、関連場所・関連
機関などから情報を収集するための情報収集手段 2 収集された情報及びデータベースに蓄積された情報
の中から事故・災害・事件への対応に必要な情報を選択
するための情報選択手段 3 選択された情報を配置するための情報配置手段 4 配置された情報を関連場所・関連機関など伝達する
ための情報伝達手段 5 データベース 6 空港内に固定されたカメラ 7 災害発生時に空港内の災害現場に向かう救援車両・
航空機 8 空港内の各機の運行スケジュールや気象状況などを
管理する運行管理センター 9 災害発生時に情報を収集・分析・対策を行う危機管
理センター 10 空港内の滑走路などの地図情報や各機の位置など
を表示する空港地図表示画面 11 必要な情報を処置担当者に提示するための情報表
示画面 12 GIS情報DB 13 機種情報DB 14 処置手順DB 15 過去事例DB 16 処置担当者が画面上で指示するためのカーソル 17 関係場所や救援車両等から送られる情報を受信す
るための受信装置 18 空港外に設置されている対策本部 19 空港内の管制センター 20 空港内周辺の病院 21 処置手順において、リアルタイム情報を配置する
領域 22 ルールベースを用いて推論されたデータを情報と
して追加するための情報生成手段 23 収集された情報と類似する情報を検索するための
類似度評価手段 24 情報をデータベースに蓄積するための情報蓄積手
段 25 選択された情報を伝達する相手に関する情報を入
手するための伝達先情報入手手段 26 空港内の事故現場、他の救援車両、移動コースを
前記救援車両から見たときの位置に関する重畳映像 27 選択された情報を分配するための情報分配手段 28 各伝達先に対して伝達する必要のある情報がリス
トアップされている分配テーブル 29 収集された映像をデータベースの地理情報と対応
付けるための映像情報対応付け手段 30 処置担当者が映像を指定するための映像指定手段 31 指定された映像の内容を検索するための映像検索
手段 32 カメラの現在位置と方向を示すアイコン 33 アイコン32と対応する映像との間に表示される
接続線 34 ビデオカメラが現在までに映像を撮影しながら移
動した経路軌跡 35 現在表示されている映像を映したカメラの位置・
向きを表すアイコン 36 収集された映像の中から映像を選択するための映
像選択手段 37 処置手順を元にして作成される火災事故報告書な
どの文書データ 38 文書データ37にイベント「消火開始」、「救助
開始」、「消火終了」、「救助終了」に対応する映像を
添付するための添付領域 39 文書データ37にイベント「爆発」に対応する映
像を添付するための添付領域 40 情報生成手段22が参照するルールベース 41 火災発生の航空機を示す記号 42 火災を起こしていない航空機の記号 43 情報生成手段によって生成される情報が配置され
る領域 44 集結場所(空港内にある消火栓の1つ)を示す記
号 45 進入不可領域を示す記号 46 消火栓を示す記号 47 救援車両に設置されたディスプレイ 48 救援車両の位置・向きを表すアイコン 49 救援車両から集結場所までの最短コース 50 救援車両のビデオカメラで撮影した空港内の映像 51 現状シート 52 時刻挿入欄 53 現状シートにおける現在の状況を示す現状マーク 55 種類コード 56 被写体の位置 57 カメラの視野範囲 59 経路軌跡データ 61〜64 経路軌跡データ59の中の点 65 経路軌跡データ59に対応する映像 66 検索される映像 68 映像入手手段 69 過去事例データ 70 リアルタイム情報が配置される領域 71 空港内を表した3次元座標 72 3次元モデル 73 選択される地図データ 74 救援車両の位置情報 75 地図情報の四隅の座標 76 地図データ全体 77 イベント発生を検知したフレーム 78 3次元座標内でのカメラ 79 3次元座標内での進入不可領域の位置 80 3次元座標内での他の救援車両の位置 81 3次元座標内でのカメラの向き 82 カメラ78による映像面 83 カメラ78をLcだけ移動させたときのカメラ視
野と映像面82の交差面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 諭 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−237395(JP,A) 特開 平9−97392(JP,A) 特開 平8−44989(JP,A) 特開 平10−275013(JP,A) 竹内治男 外4名,防災情報システム における地図の利活用,情報処理処理学 会研究報告,日本,社団法人 情報処理 学会,1991年 7月26日,vol.91, No.70,P.1−8 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 危機発生現場のリアルタイム情報を収集
    する情報収集手段と、事故災害の種類に対応して、リアルタイム情報を配置す
    る情報表示領域と処置とを定義した複数の処置手順を
    前情報として蓄積するデータベースと、 前記情報収集手段によって収集されたリアルタイム情報
    に含まれる事故災害の種類に基づいて前記データベース
    事前情報として蓄積された複数の処置手順の中から事
    故災害の種類に対応する処置手順を選択する情報選択手
    段と、 前記情報選択手段によって選択された処置手順により定
    義されている情報表示領域に配置するために、前記情報
    収集手段によって収集されたリアルタイム情報の中か
    ら、当該処置手順により定義されている情報表示領域に
    配置するリアルタイム情報を選択して、前記情報表示領
    域に配置することによりリアルタイム情報を処置手順に
    合成配置する情報配置手段と、 前記情報配置手段によって合成配置された処置手順を、
    情報表示画面に表示するとともに、危機発生現場の処置
    を担当する処置担当部に伝達する情報伝達手段とを備え
    たことを特徴とする危機管理システム。
  2. 【請求項2】 情報選択手段は、データベースに蓄積さ
    れた事前情報である処置手順を選択し、情報配置手段
    は、リアルタイム情報に基づき、情報収集手段によって
    収集されたリアルタイム情報を予め用意されたルールベ
    ースを用いて加工し、加工された前記リアルタイム情報
    を前記選択された処置手順に合成配置することを特徴と
    する請求項1記載の危機管理システム。
  3. 【請求項3】 情報選択手段は、データベースに蓄積さ
    れた事前情報である過去事例を情報収集手段によって収
    集されるリアルタイム情報との類似度に基づき選択し、
    情報配置手段は、前記情報選択手段によって選択された
    過去事例に基づき前記リアルタイム情報を選択して、前
    記過去事例に合成配置することを特徴とする請求項1記
    載の危機管理システム。
  4. 【請求項4】 情報収集手段は、リアルタイム情報であ
    る伝送先情報を入手する伝達先情報入手手段を備え、情
    報選択手段は、前記伝達先情報入手手段によって入手さ
    れた伝達先情報に基づいて、データベースから事前情報
    を選択することを特徴とする請求項1記載の危機管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 伝達先情報は、伝達先の現在位置情報で
    あり、情報選択手段は、データベースに蓄積された事前
    情報である地図情報から、前記現在位置情報を含む地図
    情報を選択し、情報配置手段は、リアルタイム情報を前
    記情報選択手段が選択した地図情報上の該当する場所に
    合成配置することを特徴とする請求項4記載の危機管理
    システム。
  6. 【請求項6】 情報収集手段は、リアルタイム情報であ
    る映像を入手する映像入手手段を含み、情報選択手段
    は、事前情報である地図情報から、伝達先情報に含まれ
    ている伝達先の現在位置近辺の地図情報を選択し、情報
    配置手段は、前記映像入手手段によって入手された映像
    を、前記情報選択手段によって選択された地図情報に合
    わせて合成配置することを特徴とする請求項4記載の危
    機管理システム。
  7. 【請求項7】 伝達先情報は、伝達先の種類であり、情
    報選択手段は、伝達先情報入手手段によって入手された
    前記伝達先の種類に従って、事前情報である地図情報か
    ら伝達先毎に送信する地図情報を選択し、情報配置手段
    は、リアルタイム情報を前記情報選択手段が選択した地
    図情報上の該当する場所に合成配置することを特徴とす
    る請求項4記載の危機管理システム。
  8. 【請求項8】 情報収集手段は、リアルタイム情報であ
    る映像、カメラ位置及び危機発生場所の情報を収集し、
    情報選択手段は、データベースに蓄積された事前情報で
    ある地図情報から、前記危機発生場所を含む地図情報を
    選択し、情報配置手段は、前記映像収集手段によって収
    集されたリアルタイム情報である映像から、前記情報選
    択手段が選択した地図情報に対応する映像を選択し、前
    記地図情報上の該当する場所に合成配置することを特徴
    とする請求項6記載の危機管理システム。
  9. 【請求項9】 情報選択手段は、リアルタイム情報に基
    づき、データベースに蓄積された事前情報である報告書
    を選択し、情報配置手段は、情報収集手段によって収集
    されたリアルタイム情報である映像の中から、前記情報
    選択手段によって選択された報告書に対応する映像を選
    択し、前記報告書の該当する場所に合成配置することを
    特徴とする請求項1記載の危機管理システム。
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