JP3536676B2 - 電気掃除機の吸口体 - Google Patents

電気掃除機の吸口体

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JP3536676B2
JP3536676B2 JP24470798A JP24470798A JP3536676B2 JP 3536676 B2 JP3536676 B2 JP 3536676B2 JP 24470798 A JP24470798 A JP 24470798A JP 24470798 A JP24470798 A JP 24470798A JP 3536676 B2 JP3536676 B2 JP 3536676B2
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mouthpiece
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wheel
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篤彦 漆原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機の吸口体
に係り、特に騒音の低減を図るとともに、吸口体の操作
性を向上させた電気掃除機の吸口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機に使用されている吸口
体には、一端を吸口体の後方に上下方向に回動可能に接
続され、他端を上方に向かって略L字形に曲げられたケ
ーシングと、このケーシングに接続され、周方向(左右
方向)に回動可能に接続された吸口継手とを有する接続
管を配設し、手元操作部のひねり動作により吸口がそれ
ぞれ左右に約90°回転するように構成されていた。
【0003】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来の
吸口体では、 ケーシングに対して吸口継手が左右方向に
回動するため、ケーシングの後方を被掃除面に近い状態
で吸口体を進行方向に操作した場合、吸口体がふらつく
といった欠点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
、吸口体ふらつきを防止して操作性を向上させた電
気掃除機の吸口体を提供することにある。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
本発明の特徴とするところは、下ケースに上ケースを
被着して形成した吸口本体と、一端側を前記吸口本体に
対して上下方向に回動可能に接続するとともに、他端側
に第1のフランジ部を形成した第1の接続管と、一端側
に前記第1の接続管の第1のフランジ部と対向する第2
のフランジ部を形成し、他端側を延長管に接続する第2
の接続管を有し、前記第1のフランジ部と前記第2のフ
ランジ部を外側から挟み込むように挿入するとともに、
前記第1の接続管を覆い、かつ後方に凹部を形成した継
手カバーを配設し、前記第2の接続管には前記継手カバ
ーの凹部に嵌合する係止手段を配設したことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を添付の図面を参照して説明する。
【0009】図17に本発明の一実施例に係る電気掃除
機の外観の斜視図を示しており、1501は制御回路や
電動送風機等が内蔵された掃除機本体、1502は掃除
機本体1501の吸込口部に接続されたホース、150
3は使用者が握るとともに一端側にホースを接続するホ
ース手元部、1504はホース手元部1503の他端側
に接続された延長管、1505は延長管1504に接続
された吸口体、1506はホース手元部1503に設けられ
たスイッチ操作部を示している。
【0010】次に本発明にかかる電気掃除機の動作につ
いて説明すると、掃除機の使用者がホース手元部150
3に設けられたスイッチ操作部1506を操作すると、
掃除機本体1501に内蔵されている制御回路を介して
掃除機を制御するようにしている。
【0011】吸口体1505は塵埃を吸い込むための吸
込口116を備えた吸口本体101と、吸口本体101
を延長管1504に連結し、延長管1504を介して伝
達されるホース手元部1503の動きに対して常に吸口
本体101の底面を床面に接するように動作するととも
に、吸口本体101から吸い込んだ塵埃を含んだ空気流
が延長管1504に導かれるように連通する自在継手部
118とで構成される。
【0012】自在継手部118は吸口体1505を中心
にして、ホース手元部1503の高低方向Yと、左右方
向Xに回転可能に連結するとともに、ホース手元部15
03のひねり動作の回転P1をそのまま吸口本体101
の回転P2に伝達する機構を備えている。
【0013】本実施例では、自在継手部118を、吸口
本体101に回動自在に取り付けられ高低方向Yの回転
を可能にするケーシング203と、一端を延長管150
4に取り付けられ、他端をケーシング203と左右方向
Xの回転を可能にするように取り付けられる吸口継手1
04とから構成している。
【0014】このようにすることで、ホース手元部15
03の操作により吸口体1505の方向を変えることが
できる。
【0015】すなわち、ホース手元部1503を90度
(回転P1)ひねることにより、吸口体1505を図1
7の点線に示すように90度(回転P2)回転させるこ
とができる。
【0016】この状態で通常の前後方向の操作を行え
ば、吸口本体101の短手方向の幅の隙間まで掃除する
事ができる。
【0017】またこの状態で吸口本体101の前縁を壁
際に接触させ、ホース手元部1503を通常の前後方向に移
動させる動作をすると、吸口本体101は壁面に沿って
移動するので壁際の床面清掃を効率的に行うことができ
る。
【0018】次に吸口体1505の構造について、図1
〜図16を用いて説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る吸口本体1
01の下面図、図2は吸口本体101の上面図、図3は吸
口本体101の前面図、図4は図2において上ケース2
01を外した状態の上面図、図5は図1におけるA−A
断面図、図6は自在継手部118の下面図、図7,図8
は図1におけるB−B断面図、図9(a),(b)はケー
シング203の下面図と側面図、図10(a),(b)は
継手カバー105の断面図と下面図、図11(a),
(b),(c)は継手固定部材501の下面図と断面図、
図12,図13は図1におけるE−E断面図、図14は
前車輪106の断面図、図15は吸口体1505を吸口
継手104を持ってぶら下げた状態の側面図、図16は
図1におけるF−F断面図である。
【0020】吸口本体101は、その略中央の高さの位
置で上下に二分割されており、外郭を形成する下ケース
102と、この下ケース102の上部に配設される上ケ
ース201とにより形成されている。
【0021】下ケース102と上ケース201とが接触
する位置の外周には、気密を保持するとともに家具等へ
の傷付きを防止するバンパー103が取り付けられてい
る。このバンパー103は水添スチレンブタジエンラバ
ーとポリプロピレンのアロイを基材としてフッ素樹脂パ
ウダーとシリコーンオイルを添加した高摺動樹脂より形
成されており、壁際掃除等で衝撃吸収バンパーが壁面と
接触したときの高摺動性を確保している。
【0022】本実施例では、フッ素樹脂パウダーとして
テトラフロロエチレンを5%、シリコーンオイルを5
%、基材に添加しているが、必要とされる摺動性能によ
りフッ素樹脂パウダーを2〜20%、シリコーンオイル
を2〜20%の間で調整してもよい。
【0023】また、フッ素樹脂パウダーとしてパーフロ
ロアルコキシ,フッ化エチレンプロピレン,フッ化エチ
レンプロピレンエーテル等を用いても良い。
【0024】さらに、摺動性を得るための添加材とし
て、タルク,チタン酸カルシウム,グラファイト,二硫
化モリブデン等の無機滑材や、ワックス,有機脂肪酸金
属塩,脂肪酸アミド等の有機滑材を基材に添加してもよ
い。
【0025】また、基材としては上述のもののほかに、
ナイロン12エラストマー,ポリウレタンエラストマ
ー,ポリエステルエラストマー,ポリオレフィンエラス
トマー,ポリスチレンエラストマー,軟質ポリエチレン
等を用いてもよい。
【0026】なお、ナイロン12エラストマーは単独で
も摺動性があり、添加材を加えず単独で使用してもよ
い。
【0027】以上のようにバンパー103は、高摺動性
材料より形成されているので、壁際での掃除時等、衝撃
吸収バンパー103を壁に接触させながら吸口体150
5を移動させるときの操作性を向上することができる。
【0028】吸口本体101の後方には自在継手部11
8が配設されている。
【0029】自在継手部118は略筒形状のケーシング
203と吸口継手104、及び、継手カバー105,継
手固定部材501より構成されている。
【0030】ケーシング203にはケーシングフランジ
部502とケーシング筒部503が形成され、吸口継手
104には継手フランジ部504と継手筒部505が形
成されている。
【0031】また、図10に示すように、継手カバー1
05には、略コの字形状の継手固定部506と固定凹部
1001が形成されている。
【0032】さらに図11に示すように、継手固定部材
501には継手抑え部507とネジボス受け部1101
が形成されている。
【0033】そして、ケーシング203のケーシング筒
部503に吸口継手104の継手筒部505を挿入し、
ケーシング203のケーシングフランジ部502と吸口
継手104の継手フランジ部504を継手カバー105
の継手固定部506に挿入しながら図5のA方向へ継手
カバー105をはめ込む。
【0034】その後、継手固定部材501を、そのネジ
ボス受け部1101を継手カバー105の固定凹部10
01にはめ込みながら、ケーシング203のネジボス90
1にはめ込み、ケーシング203にネジ止めすること
で、ケーシング203と吸口継手104が図5のB及び
C方向について固定され、D軸周りに回動可能に配設さ
れ、また、継手カバー105がケーシング203に対し
て固定される。
【0035】このような構成とすることで、ケーシング
筒部503,継手筒部505により良好な回動性を確保
するとともに、ケーシングフランジ部502,継手フラ
ンジ部504のほぼ全周を継手固定部506と継手抑え
部507によって挟みこんでいるので、高強度を確保す
ることが出来る。
【0036】また、ネジ601を外すことで吸口継手部
118を分解することができるので、万が一流路内にゴ
ミが詰まっても取り除くことができる。
【0037】さらに、ケーシング203内側の後側に
は、吸口継手104の内側と重なるように、かつケーシ
ングフランジ部502と継手フランジ部504の接合面
より下側に、舌部508が形成されている。この舌部5
08は、ケーシング203から吸口継手104に向かっ
て滑らかに形成されており、ケーシング203から吸口
継手104に向かって流れる気流をスムーズに流れるよ
うに整流している。これにより、気流の乱れから発生す
る騒音を低減できるとともに、流れ損失を低減すること
ができる。
【0038】さらにまた、吸口継手104をケーシング
203の下方に配設しているので、吸口体1505の高
さ方向寸法を小さくすることが出来、ベッドやソファー
の下などを掃除することが出来る。
【0039】ケーシング203の吸口本体101側の部
分には、図4に示す水平回転軸402回りの回転を可能に
する一対の回転筒部902を設けている。
【0040】そして、上ケース201,下ケース102
にそれぞれ回転軸受部701,702を設け回転筒部9
02を回転軸受部701,702で挟み込むことによ
り、ケーシング203を吸口本体101に対し水平回転
軸402回りに回動自在に連結している。
【0041】水平回転軸402は、吸口体の矩形枠内で
あって、かつ吸口体の長手方向の後側端部102aより
も前側になるように配設している。
【0042】これにより、吸口体のバランスが良好とな
り、吸口体を掃除面から持ち上げた際、不用意に吸口体
が水平回転軸402回りに回動することなく、持ち上げ
時の吸口体と接続管との角度を保持できるので、操作性
が向上する。
【0043】下ケース102には、吸口本体101を前
後方向に移動させるとともに、吸口本体101の下面と
掃除面との間に一定間隔を保つように一対の前車輪10
6と後車輪107が配設されている。
【0044】前車輪106は、その回動軸が吸口本体1
01の長手方向に対して約30°の角度をもって配設さ
れている。
【0045】このようにすることで、吸口体1505が
長手方向と短手方向のどちらの方向に操作されても、前
車輪106は常に回転しているので、前車輪106の外
周が偏摩耗することなく一様に摩耗していくため、操作
時のゴロゴロ音を抑えることが出来る。
【0046】また、前車輪106は図14に示すように
タイヤ部1401と軸受部1402より構成されてお
り、タイヤ部1401は高摺動,高耐摩耗性の材料より
形成されている。
【0047】こうすることで、いかなる掃除面において
も良好な走行性を確保することが出来、さらに前車輪1
06の耐久性を維持することができ、また掃除面への傷
付きを防ぐことが出来る。
【0048】また、水平回転軸402は、前車輪106
と横移動用車輪108の間になるように位置させてい
る。これは吸口体を横方向(吸口体の長手方向)に移動
させた際、接続管に伝わってきた使用者の操作力が前車
輪106と横移動用車輪108とに分散するようにする
ためである。これにより、吸口体を横方向に移動させた
際の操作力を低減できると共に、前車輪106と横移動
用車輪108の摩耗を防止することができる。
【0049】本実施例においては、POMにて軸受部1
402を成形し、ポリテトラフロロエチレンより形成さ
れたチューブを軸受部1402に圧入することにより、
前車輪106を形成しているが、軸受部1402の周囲
にテトラフロロエチレン系の材料で二次成形によりタイ
ヤ部1401を形成してもよいし、またタイヤ部140
1,軸受部1402を一体にテトラフロロエチレン系の
材料で形成してもよい。
【0050】また下ケース102には、自在継手部11
8の両側に、後車輪107に対してほぼ直角に軸支され
ている横移動用車輪108と拭きハケ109を有する、
一対の車輪ベース110が出没可能に軸支されている。
【0051】車輪台110はばね1601により下方に
付勢されており、吸口体1505が短手方向に操作され
ている時、すなわち図5において角度αが約25°〜8
0°の間にある時は、車輪ベース110に形成された回
動規制突起801がケーシング203に形成された回動
規制リブ904で係止されて車輪ベース110の回動範
囲が規制され、木床上において横移動用車輪108が約
1.5mm 浮いている状態を最下位置として、車輪ベース
110が出没可能なように設定されている。
【0052】また、吸口体1505が長手方向に操作さ
れている時、すなわち図5において角度αが約90°で
ある時には、車輪ベース110に形成された回動規制突
起801とケーシング203に形成された回動規制リブ
904の係止が外れ、ケーシング203に形成された車
輪出没突起903が車輪ベース110を下方へ押し出し
て、車輪ベース110が下ケース下面に出張り、角度α
が最大となった時に、後車輪107が約2mm床面より浮
上するように設定されている。
【0053】このようにすることで、吸口体1505を
長手方向に移動させるときにはケーシング203はほぼ
最上部まで回動している、すなわち角度αが最大となる
ので、後車輪107が床面より浮上し、かわって、後車
輪107に対してほぼ直角に軸支されている横移動用車
輪108が接地するので、長手方向に移動させたときで
も良好な走行性を得ることができる。
【0054】また、吸口体1505が短手方向に操作さ
れている時には、横移動用車輪108は床面と約1.5mm
以上の間隔を有して浮上しているので、操作時の抵抗に
ならず、良好な操作性を維持することが出来る。
【0055】また、下ケース102の略中央には吸込口
116が形成されており、その左右には略半円弧形状の
断面を有する吸込流路112が形成されている。
【0056】さらに下ケース102の側面には吸込開口
115を有し、また両側近傍には、吸込流路112に連
通する導風溝114と導風口113が形成されている。
【0057】吸込流路112前方には圧力制御板111
が配設され、吸込流路112の後方には拭きハケ117
が配設されている。
【0058】上ケース201には吸気口202が形成さ
れている。
【0059】吸口本体101の内部には導風口113と
吸気口202を連通させる吸気流路401が形成され、
吸気流路401の中途には遮蔽リブ1201が形成され
ている。
【0060】また、遮蔽リブ1201に対向し、かつ車
輪ベース110に一体に遮蔽板1202が形成されている。
【0061】次にこの吸口体の集塵方法について説明す
る。
【0062】木床上においては、図13のように拭きハ
ケ109および117が木床面に当接し、吸口本体10
1を前後方向に動かすことにより木床上を拭くことがで
きる。
【0063】この時、吸気流路401は遮蔽リブ120
1と遮蔽板1202によって図13に示すようにほとん
ど閉じられているので、導風口113から吸込流路11
2には風はほとんど流れず、吸込流路112内の静圧が
上昇し適正な集塵性能が得られる。
【0064】また、本実施例では拭きハケ109及び1
17は連続的に毛が織り込まれているので吸込流路11
2内の静圧を保つ効果がある。
【0065】なお、本実施例では拭きハケ109および
117は連続的にやわらかな毛が織り込まれているハケ
材としたが、起毛布やペーパータオル等でも良い。
【0066】次に絨毯上での集塵方法について説明する
と、絨毯上では絨毯の毛足に前車輪106,後車輪10
7が沈み込むため拭きハケ109は図12の位置まで上
昇する。
【0067】この時、遮蔽リブ1201と遮蔽板120
2の関係は図12に示すようになるので吸気流路401
が開かれ、導風口113から吸込流路112に上方流12
03が流れ込み、同時に導風溝114から下方流1204
が流れ込む。
【0068】そして、上方流1203と下方流1205
との間の風の剪断作用により、図12における反時計方
向の旋回流が生じる。
【0069】さらに、導風口113と導風溝114は吸
口本体101の中心方向へ前後方向に対し0°から60
°の角度に風を導くように設けており、側面にある吸込
開口115からの気流によって、吸込流路112内では
左右方向の気流は阻害されることなく、螺旋上のたつま
き旋回流となり吸込口116へ流れ込んでいく。
【0070】以上のようにして、絨毯上においては吸込
流路112内にたつまき旋回流が生じ、これにより塵埃
を掻き上げるので集塵性能が向上する。
【0071】また、吸気流路401が開かれるので吸込
流路112内の静圧が下がり操作力を低減することがで
きる。
【0072】さらに拭きハケ109はばね1601によ
り下方に付勢されているので塵埃を掻き取る効果があ
る。
【0073】次に、吸口体1505を回転させる時の動
作について説明する。
【0074】図17において、ホース手元部1503を
把持しE軸周りに反時計周り方向に延長管1504をひ
ねると、ケーシング203は吸口継手104に対し反時
計周り方向に回動し、又吸口本体101に対して上方に
回動しはじめ、吸口本体101が反時計周りに回動しはじ
める。
【0075】そして、ホース手元部1503を約90°
までひねると、ケーシング203は吸口本体101に対
し、ほぼ直立、すなわち図5においてαが約90°とな
り、吸口本体101は約90°回転して、吸口本体10
1の長手方向が操作方向とほぼ平行になる。
【0076】このように、吸口本体101の角度をホー
ス手元部1503のひねり角によって制御することが出
来るため、吸口体1505の操作方向に対する横幅を様
々に変えることが出来るので、テーブルの下やいすの下
など、込み入った場所を掃除する時の効率を向上するこ
とが出来る。
【0077】また吸口本体が90°回転した状態におい
ては、ケーシング203が吸口本体101に対し、ほぼ
直立、すなわち図5においてαが約90°となるので、
前述のように車輪ベース110が下ケース102より突
出し、後車輪107が浮上し横移動用車輪108が接地
するので、良好な操作性を得ることができる。
【0078】また、この状態で吸口本体101の前縁を
壁面に当接させて前後に操作すれば、壁際の掃除を効率
良く行うことが出来る。
【0079】また本実施例においては、ケーシング20
3の吸口本体101に対する回動中心を、短手方向のほ
ぼ中央に設定したので、吸口体1505を掃除面より持
ち上げると図16に示すように吸口本体101の下面が
ほぼ下方を向く。
【0080】このようにすることで、掃除の際に吸口体
1505を持ち上げても、常に吸口下面が下方を向いて
いるので、そのまま置いて掃除を続けることができるの
で、取扱性が向上する。
【0081】以上のように本実施例によれば、吸口体1
505の高さ方向寸法を低くすることができるので、ベ
ッドやソファーの下などの掃除をすることができ、また
横移動用車輪108が適宜下ケースより突出してくるの
で、通常方向の操作性を阻害することなく、横方向操作
の操作性を向上することができ、更に、拭きハケにより
木床上を拭くことができるので掃除効率を向上すること
ができる。
【0082】次に、図18〜図23を用いて本発明の他
の実施の形態を説明する。
【0083】図18は本実施の形態に係る吸口体150
1から上ケース201を外した状態の上面図、図19は
図18における縦断面図、図20は吸口体1501の側
面図、図21はケーシング203と吸口継手104との
回動動作を示す上面図、図22はケーシング203と吸
口継手104の側面図、図23は図22におけるG−G
断面図である。なお、先の実施の形態と共通する部分に
ついては、同一の符号を付けている。
【0084】図18〜図23において、1801は吸込
口116内に配設された回転清掃体であり、この回転清
掃体1801の軸線方向に両側にはタービン1802が
配設されている。
【0085】吸口継手104の上方には、継手カバー1
05に形成した凹部1803に嵌合して係止手段となる
ストッパー1804が配設されている。このストッパー
1804は、上方をストッパーカバー1806で覆われてお
り、このストッパーカバー1806に形成した爪部23
01を吸口継手104に形成した孔2201に嵌合させ
ることにより、吸口継手104に取り付けている。な
お、この孔2201は吸口継手104の外側から図20
に示すような警告シール2001を貼り付けることによ
り、孔2201を隠すことが可能である。
【0086】また、ストッパー1804の内部には、弾
性を有するバネ1805を内蔵しており、ストッパー1
804の先端部を継手カバー105の凹部1803に押
圧するように付勢している。
【0087】本実施の形態の吸口継手104は、吸口体
1501の進行方向に対して左右方向に回動自在に配設
されているため、吸口体1501を操作しているときに
左右方向にふらつく状態が生じる。このため、本実施の
形態では、ストッパー1804を凹部1803に嵌合させる
ことにより、進行方向における直進安定性を確保するよ
うにしている。
【0088】なお、ホース手元部1503を左右方向に
ひねった場合には、図21にしめすようにストッパー1
804が凹部1803を乗り越えて、ホース手元部15
03の操作に応じて吸口体が左右方向に回転する。バネ
1805の弾性力はホース手元部1503の操作に応じ
て吸口体1501が容易に回転できるよう、適宜設定す
ればよい。
【0089】本実施の形態によれば、ストッパー180
4を凹部1803に嵌合させるようにしているので、吸
口体1501の進行方向における直進安定性を確保する
ことができ、操作性が向上する。
【0090】
【0091】
【発明の効果】 以上説明したように 本発明によれば、第
2の接続管に、継手カバーの凹部に嵌合する係止手段を
配設したので、吸口体のふらつきを防止して吸口体の直
進安定性を確保することができ、操作性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係る吸口本体10
1の下面図である。
【図2】吸口本体101の上面図である。
【図3】吸口本体101の前面図である。
【図4】図2において上ケース201を外した状態の上
面図である。
【図5】図1におけるA−A断面図である。
【図6】自在継手部118の下面図である。
【図7】図1におけるB−B断面図である。
【図8】図1におけるB−B断面図である。
【図9】ケーシング203の下面図と側面図である。
【図10】継手カバー105の断面図と下面図である。
【図11】継手固定部材501の下面図と断面図であ
る。
【図12】図1におけるE−E断面図である。
【図13】図1におけるE−E断面図である。
【図14】前車輪106の断面図である。
【図15】吸口体1505を吸口継手104を持ってぶ
ら下げた状態の側面図である。
【図16】図1におけるF−F断面図である。
【図17】本発明の実施の形態の一例に係る電気掃除機
の外観の斜視図である。
【図18】本実施の形態に係る吸口体1501から上ケ
ース201を外した状態の上面図である。
【図19】図18における縦断面図である。
【図20】吸口体1501の側面図である。
【図21】ケーシング203と吸口継手104との回動
動作を示す上面図である。
【図22】ケーシング203と吸口継手104の側面図
である。
【図23】図22におけるG−G断面図である。
【符号の説明】
101…吸口本体、102…下ケース、103…バンパ
ー、104…吸口継手、105…継手カバー、106…
前車輪、107…後車輪、108…横移動用車輪、10
9,117…拭きハケ、110…車輪ベース、111…
圧力制御板、117…拭きハケ、201…上ケース、2
02…吸気口、203…ケーシング、401…吸気流
路、508…舌部、1803…凹部、1804…ストッ
パー、1806…ストッパーカバー。
フロントページの続き (72)発明者 田島 泰治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 佐藤 進 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (56)参考文献 特開 平1−268527(JP,A) 特開 昭61−85911(JP,A) 特開 昭57−177728(JP,A) 実開 平2−32754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/02 A47L 9/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下ケースに上ケースを被着して形成した吸
    口本体と、一端側を前記吸口本体に対して上下方向に回
    動可能に接続するとともに、他端側に第1のフランジ部
    を形成した第1の接続管と、一端側に前記第1の接続管
    の第1のフランジ部と対向する第2のフランジ部を形成
    し、他端側を延長管に接続する第2の接続管を有し、前
    記第1のフランジ部と前記第2のフランジ部を外側から
    挟み込むように挿入するとともに、前記第1の接続管を
    覆い、かつ後方に凹部を形成した継手カバーを配設し、
    前記第2の接続管には前記継手カバーの凹部に嵌合する
    係止手段を配設したことを特徴とする電気掃除機の吸口
    体。
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