JP3536076B2 - 融合細胞株とその取得方法 - Google Patents
融合細胞株とその取得方法Info
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Description
取得方法に関する。詳しくは、ヒト細胞株を用いた免疫
系の諸現象、すなわちアレルギー、ガンなどのメカニズ
ム解明、それらの疾病の予防、診断、治療等を目的とし
た食品機能の検索、新規医薬品の探索、製造に使用する
ためのヒト免疫担当細胞株の取得に関するものである。
体外で培養するには、困難を伴うことが多い。例えば、
ヒトの体内から分離したリンパ球などの細胞を体外で無
限増殖させることは困難である。通常、これら細胞を培
養液中で培養しても、2週間から数ヶ月程度で死滅して
しまう。ガン細胞や上皮細胞のある種のものは、培地組
成によっては体外での継代培養が可能であるが、研究等
に用いるために必要十分な量を確保することは難しい。
さらに、体内細胞を体外において増殖させるには、細胞
に何らかの刺激を与える必要がある。そのために、培養
液に種々の生理活性物質を添加しなければならないが、
その適切な物質の選択等に問題があり、かなりの労力を
要する。
法として、目的とする細胞に発ガン物質等の薬剤を添加
したり、紫外線や放射線を照射する等の処理を行い、目
的の細胞に突然変異を生じさせる(トランスフォーム)
方法が提案されている。このような処理を行うことによ
り、無限増殖が可能な細胞株(変異株)を取得すること
ができる。また、遺伝子導入法(細胞に特定の遺伝子を
導入する方法)を用いて、株化したい細胞に、不死化遺
伝子を導入して形質転換を生じさせ、無限増殖する細胞
を取得する方法も報告されている。
用した方法のほかに、リンパ球などのように体内で抗体
や免疫調節因子(リンフォカイン)を産生する細胞を、
無限増殖する細胞と融合して、体外でもその抗体や免疫
調節因子を産生する融合細胞(ハイブリドーマ)として
樹立する方法も知られている。
の従来の方法では、次のような問題点があった。まず、
薬剤を添加する方法や紫外線等の照射を利用する方法に
おいては、獲得した変異形質およびその他の細胞機能が
安定した細胞株として樹立するために、数カ月から数年
もの長期間を要し、樹立した細胞株が利用できるように
なるまでにかなりの期間が必要であった。また、処理に
供した細胞数あたりの取得される変異株数(変異効率)
が低く、目的細胞を容易に株化することが困難であっ
た。
モノクローナル抗体やリンフォカイン等の細胞由来物質
の安定生産系としては有用である。しかしながら、この
方法で得られる融合細胞株は、生体内で生じる種々の免
疫反応に対しては、その細胞応答が低下もしくは消失し
ていると言われている。したがって、これらの方法を用
いても、生体内での細胞の相互作用を生体外でも再現可
能な樹立細胞系として用いるためには多くの困難が伴っ
た。
の取得法について検討を重ね、細胞融合法による株化が
その他の方法に比較して、細胞をトランスフォームさせ
る効率が比較的高い点に着目した。ただし、細胞融合し
て得られる株細胞の性質は、融合に供した生体由来の免
疫担当細胞ばかりでなく、他方のパートナーであるヒト
親細胞株に大きく依存していることが知られている。
細胞機能を保持したまま効率よく株化するために、本発
明者らは親細胞株について研究し、変異株であるヒトT
細胞性白血病細胞株ICLU−Tを樹立した。このヒト
親細胞株を用いて、生体内の各種ヒト免疫担当細胞と細
胞融合することにより得られる融合細胞は、該細胞が生
体内で有していたと考えられる細胞機能を保持する性質
を残していることが分かった。
LU−Tは、よく知られている細胞融合促進剤(ポリエ
チレングリコール、以下PEGと記載する。)および融
合細胞のみを増殖させる融合細胞選択培地(HAT培
地)では、効率的な細胞融合を行うことは不可能である
ことが判明した。そこで、本発明者らは、ICLU−T
を親細胞株として利用し、融合細胞を得るための手段に
ついて検討した結果、PEGとリン脂質であるレシチン
を混合した融合促進剤を開発すると共に、ヒポキサンチ
ンとアメソプテリンで構成される選択培地を開発した。
その結果、これらを用いることにより、効率よく細胞融
合を行うことができることを見出した。なお、本発明で
用いるヒト細胞融合用親細胞株ICLU−Tは、必ずし
も免疫担当細胞とのみ融合可能なわけではなく、その他
の組織由来の細胞とも融合可能である。
血病細胞株PEERから、8−アザグアニン耐性クロー
ンを選択し、さらに無血清培養可能にした変異株である
ICLU−Tを親細胞株とするヒト免疫担当融合細胞株
である。
融合用親細胞株ICLU−Tとヒト免疫担当細胞を用い
て融合細胞を作成する際に、PEGとレシチンの存在下
に行うことを特徴とするヒト免疫担当融合細胞株の取得
方法である。
融合細胞の性質は、前記したように、融合に供した生体
由来の免疫細胞だけでなく、親細胞株にも大きく依存し
ている。そこで、本発明者らは、種々のヒト由来の免疫
担当細胞を細胞機能を保持したまま効率よく株化するた
めに用いることができるヒト細胞融合用親細胞株を樹立
した。すなわち、ヒト免疫細胞由来細胞から、次のよう
にして親細胞株を取得した。ヒトT細胞性白血病細胞株
(PEER)は8−アザグアニン(終濃度20μg/ml)
を含む10%牛胎児血清(以下、FBSと記載する。)
を含むERDF培地(極東製薬工業(株)製)で培養し
た。なお、10%の濃度でFBSを添加したERDF培
地を、以下10 %FBS−ERDF培地と記載する。
ーンを分取し、クローニングを行った。クローニング
は、96穴培養プレートの1穴につき1個の細胞が入る
ように、10%FBS−ERDF培地を用いて細胞懸濁
液を稀釈して巻き込む限界稀釈法に従った。96穴培養
プレートに細胞をまきこんで24〜30時間後に、プレ
ートの各穴を検鏡し、細胞が2個になっている穴に印を
いれた。さらに、24〜30時間後(すなわち、まきこ
んでから48〜60時間後)に、印がついている穴を検
鏡し、細胞が4個になっている穴に印をいれた。まきこ
んでから20日後に、2つの印がついている穴を検鏡
し、細胞が増殖していることを確認して細胞数を血球計
算板で計測した。最も細胞数が多かった穴の細胞を、さ
らに上記と同様の方法で再クローニングした。
れる融合細胞が無血清培養可能となるように、クローニ
ングで得られたクローンをインスリン(終濃度10μg/
ml)、トランスフェリン(終濃度20μg/ml)、エタノ
ールアミン(終濃度20μM)、亜セレン酸ナトリウム
(終濃度25nM)を含むERDF培地(極東製薬工業
(株)製)で、96穴培養プレートに、1穴につき1個
の細胞が入るように稀釈して2週間程度培養した。増殖
してきた各穴の細胞数を計測し、最も細胞数が多かった
順に各穴の細胞の一部をアミノプテリン(終濃度0.4
mM)を含む15%FBS−ERDF培地で培養した。
培養後3日目〜5日目に検鏡し、細胞が死滅したクロー
ンの3、4株を親細胞株の候補として樹立した。
用いて実際に細胞融合した。その結果、使用した各クロ
ーンの細胞数を105 細胞としたときの取得した融合細
胞数(融合効率)を指標として、この値が最も高いクロ
ーンを樹立親細胞株とした。このようにして樹立した親
細胞株、すなわちPEER由来の親細胞株をヒトT細胞
性白血病細胞株(ICLU−T)と命名した。このよう
にして樹立された親細胞株は、工業技術院生命工学工業
技術研究所に寄託されており、その受託番号は、ICL
U−TがFERM BP−6255である。この親細胞
株を、ヒト末梢血リンパ球のようなヒト免疫担当細胞と
融合操作を行うことにより、請求項1記載の融合細胞株
を得ることができる。
は、例えば以下のようにして行うことができる。まず、
上記の親細胞株とヒト免疫担当細胞とを混合する。ここ
で、親細胞株と融合させる他方のヒト免疫担当細胞とし
ては、ヒトリンパ球などのヒトの生体内で免疫機能を有
する細胞であればいずれも使用できる。親細胞株に対す
るヒト免疫担当細胞の使用割合は、例えば親細胞株とし
てICLU−Tを使用する場合は0.8〜1.2倍とす
るのが好ましい。
他のヒト組織由来の細胞、例えばヒトガン細胞などを用
いて融合させることも可能である。ガン細胞を用いる場
合、該細胞の由来する組織の種類は特に限定されず、例
えば胃ガン細胞や乳ガン細胞など、いずれも同じように
使用することができる。この場合、親細胞株に対するこ
れら細胞の使用割合は、上記と同様でよい。
遠心分離することにより、培養上清と細胞ペレットとに
分離し、このうちの培養上清を除去する。残った細胞ペ
レットに、融合促進剤であるPEGを基本合成培地で希
釈したもの(通常は、40〜50%に希釈)を添加す
る。ここで用いる培地としては、例えば基本合成培地と
してERDF培地、RPM11640培地、ダルベッコ
変法イーグル培地(DMEM)などが使用可能である。
これらの培地と共に、成長因子として牛胎児血清(FB
S)を併用したり、インスリン、トランスフェリン、エ
タノールアミン、亜セレン酸ナトリウムなどの無血清培
養用成長因子を併用することもできる。また、融合促進
剤であるPEGとしては、平均分子量が4,000〜6,0
00程度のものを使用できるが、融合効率の点から平均
分子量4,000程度のものが好ましく、ICLU−Tの
場合は平均分子量4,000程度のものが特に好ましい。
胞を用いた場合は、融合促進剤としてPEGにレシチン
を混合したものを使用する必要がある。PEGにレシチ
ンを混合せずに、ICLU−T細胞の細胞融合操作を行
った場合、ICLU−Tの細胞膜破壊が顕著に生じ、残
存する生細胞数が減少する上に、目的とする融合細胞を
効率よく得ることができない。レシチンは、細胞膜の主
たる構成成分であるリン脂質の一種である。このレシチ
ンを混合すると、ICLU−T細胞を用いた融合操作を
行った場合に、細胞膜の主成分であるリン脂質を保護
し、PEGによる細胞膜破壊を極力抑えることができ
る。
胞ペレットを遠心分離した後、該細胞ペレットの中から
融合細胞を選択する。
の融合細胞の選択は、ヒポキサンチンおよびアミノプテ
リン(代わりに、アメソプテリンでもよい。以下、同
じ)を含むが、チミジンを含まない培地で構成された選
択培地を使用する。ICLU−T細胞を親細胞とする場
合、選択培地にチミジンが存在すると、増殖阻害が生じ
るため、チミジンの添加を避けるべきである。融合後2
4〜30時間経過した後、懸濁液にヒポキサンチンとア
ミノプテリンを含有した選択培地(例えば、15%FB
S−ERDF培地)を添加する。この培地は、上記と同
様に、数日おきに半量ずつ交換する。このようにして2
週間程度培養することにより、融合細胞を取得すること
ができる。親細胞から融合操作を経て得られる融合細胞
は、生体内において当該免疫担当細胞が発現していた特
定の免疫反応(細胞機能)を、生体外でもそのまま保持
することができる。
な実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。実施例1〔ICLU−Tを用いたヒトリンパ
球の株化〕ICLU−T(FERM BP−6255)
を4×106個、ヒト末梢血リンパ球を4×106個で混合
した。この混合物を遠心分離し、培養上清と細胞ペレッ
トとに分離した後、培養上清を除去した。細胞ペレット
に基本培地であるERDF培地(極東製薬工業(株)
製)と1%レシチンで調製した40%PEG(平均分子
量:4000)を1ml添加した。さらに、ERDF培
地9mlを添加して、全量を10mlとした。これを再
び遠心分離して得られた細胞のペレットを、ERDF培
地85%、FBS15%になるように調製された15%
FBS−ERDF培地25mlで懸濁した。懸濁液は、
96穴培養プレートの各穴に100μlずつ添加した。
この融合操作の4日後に、133μMヒポキサンチン、
0.26μMアメソプテリン含有15%FBS−ERDF
培地を96穴培養プレートの各穴に100μlずつ添加
した。次いで、4、5日おきに、67μMヒポキサンチ
ン、0.13μMアメソプテリン含有15%FBS−ER
DF培地と半量ずつ培地交換した。培養開始から2週間
程度経過後に、形成されたICLU−Tとヒト末梢血リ
ンパ球との融合細胞の出現ウェル数および融合効率を測
定した。結果を第1表に示す。また、ICLU−T(F
ERM BP−6255) 5×106個とヒト末梢血リ
ンパ球5×106個とを用いたこと以外は、上記と同様の
条件で細胞融合を行った。その結果も第1表に示す。
のようにして検討した。まず、蛍光標識した抗B細胞抗
体、抗T細胞抗体および抗単球抗体を用いて、融合細胞
がいずれの抗体に反応するかを検討した。この判別結果
により、融合細胞が、B細胞性、T細胞性および単球性
のいずれであるかを知ることができる。 この抗体によ
る検討の結果、融合細胞がB細胞性であった場合は、抗
体(Ig)産生能を有するか否かについてさらに検討し
た。また、融合細胞がT細胞性であった場合は、さらに
どのようなサブクラスに分類されるかについて検討し
た。融合細胞が単球性であった場合は、食細胞作用等を
有するかについても検討した。上記2回の融合操作によ
り得られた融合細胞の細胞種とその比率等の平均値を第
2表に示す
を用いた場合、2週間程度の培養で、高い効率のヒト末
梢血リンパ球との融合細胞を得ることができることがわ
かる。また、第2表より、以下のことがわかる。まず、
親細胞株は生体内の各種の免疫担当細胞を株化すること
ができることが明らかである。ICLU−Tを細胞融合
の親細胞株として使用した場合、主としてT細胞系の融
合細胞を得ており、これらのT細胞種の融合細胞は、ヘ
ルパー型を示す。したがって、細胞融合に供した末梢血
リンパ球のうち、Tリンパ球の性質を受け継いでいるこ
とが明らかである。
細胞融合を行う場合の融合促進剤の検討〕ICLU−T
細胞(FERM BP−6255)とヒト末梢血リンパ
球とを、細胞数が約1:1(具体的な数値は第3表に示
した)となるように混合した。この混合物を遠心分離
し、培養上清と細胞ペレットとに分離し、培養上清を除
去した。次に、細胞ペレットに基本培地であるERDF
培地(極東製薬工業(株)製)と1%レシチンで調製し
た1%レシチン−40%PEG(平均分子量:400
0)を1ml添加した。さらに、ERDF培地9mlを
添加して全量を10mlとした。これを再び遠心分離し
て得られた細胞のペレットを、ERDF培地85%、F
BS15%になるように調製された15%FBS−ER
DF培地50mlで懸濁した。懸濁液は、96穴培養プ
レートの各穴に100μlずつ添加した。この融合操作
の4日後に、133μMヒポキサンチン、0.26μMア
メソプテリン含有15%FBS−ERDF培地を96穴
培養プレートの各穴に100μlずつ添加した。次い
で、4、5日おきに、67μMヒポキサンチン、0.13
μMアメソプテリン含有15%FBS−ERDF培地と
半量ずつ培地交換した。培養開始から2週間程度経過後
に、形成されたICLU−Tとヒト末梢血リンパ球との
融合細胞の出現ウェル数および融合効率を測定した。結
果を第3表に示す。一方、対照として、レシチンを添加
しないERDF培地で希釈して調製した40%PEG
(平均分子量:4000)を用いた他は上記と同様に細
胞融合を行った。その結果も第3表に併せて示す。
を用いても、融合細胞が全く得られないか、あるいは得
られる場合でもその効率は非常に低いことがわかる。一
方、レシチンとPEGの両方を用いた場合は、融合細胞
を効率よく得ることができることが明らかである。この
結果から、ICLU−Tを親細胞として細胞融合を行う
際は、融合促進剤としてPEGの他にレシチンも添加す
る必要があることがわかる。
成された本発明のヒト免疫担当融合細胞株は、生体内に
おいて当該免疫担当細胞が元来有していた免疫機能、そ
の他の性質を生体外においてそのまま発現するものであ
る。また、請求項2記載の本発明方法のように、ポリエ
チレングリコールとレシチンの存在下において、ICL
U−Tとヒト免疫担当細胞から融合細胞を作成すると、
生体内における免疫機能をそのまま保持した融合細胞を
効率よく株化することができる。本発明の融合細胞株
は、生体内での細胞間相互作用を、生体外で研究するた
めに好適に利用することができる。本件は、(旧)独立
行政法人農業技術研究機構と(旧)生物系特定産業技術
研究推進機構との共同出願でありましたが、平成15年
10月1日付けで両者が統合され、特許出願人欄に記載
の名称となりました。なお、(旧)生物系特定産業技術
研究推進機構の名称変更届は関係書類が整い次第提出い
たします。
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒトT細胞性白血病細胞株PEERか
ら、8−アザグアニン耐性クローンを選択し、さらに無
血清培養可能にした変異株であるICLU−Tを親細胞
株とするヒト免疫担当融合細胞株。 - 【請求項2】 ヒト細胞融合用親細胞株ICLU−Tと
ヒト免疫担当細胞を用いて融合細胞を作成する際に、ポ
リエチレングリコールとレシチンの存在下に行うことを
特徴とするヒト免疫担当融合細胞株の取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998061889A JP3536076B6 (ja) | 1997-10-22 | 1998-02-27 | 融合細胞株とその取得方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-306360 | 1997-10-22 | ||
JP1997306360 | 1997-10-22 | ||
JP30636097 | 1997-10-22 | ||
JP1998061889A JP3536076B6 (ja) | 1997-10-22 | 1998-02-27 | 融合細胞株とその取得方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003353137A Division JP3662012B2 (ja) | 1997-10-22 | 2003-10-14 | 融合細胞株 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11187867A JPH11187867A (ja) | 1999-07-13 |
JP3536076B2 true JP3536076B2 (ja) | 2004-06-07 |
JP3536076B6 JP3536076B6 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
Biochem Biophys Res Commun(1988),Vol.152,No.3,p.1401−1409 |
J. Fac. Agr. Kyusyu Univ.(1995),Vol.40,No.1−2,p.223−231 |
Kitasato Arch. of Exp. Med(1988),Vol.61,No.4,p.225−235 |
日本臨床免疫学会会誌(1988),Vol.11,No.4,p.346−356 |
日本農芸化学会誌(1997),Vol.71,臨時創刊号,p.274 4la2 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11187867A (ja) | 1999-07-13 |
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