JP3535725B2 - 光バリア装置 - Google Patents

光バリア装置

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JP3535725B2
JP3535725B2 JP01956098A JP1956098A JP3535725B2 JP 3535725 B2 JP3535725 B2 JP 3535725B2 JP 01956098 A JP01956098 A JP 01956098A JP 1956098 A JP1956098 A JP 1956098A JP 3535725 B2 JP3535725 B2 JP 3535725B2
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白井  稔人
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/28Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof
    • B30B15/285Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof preventing a full press stroke if there is an obstruction in the working area

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の検出領域に
光ビームを投光し、投光した光ビームが遮断されたか否
かにより物体の有無を検出する光バリア装置に関し、特
に、光ビーム受光側の回路の簡素化を図る技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレス機械等で作業を行う場
合、プレス金型の間に人の手等がある時にプレス機械を
作動させると、プレス金型に挟まれて傷害を被る危険が
あるため、プレス金型間に人の手等が存在する場合には
プレス機械を動作させてはならない。
【0003】このため、プレス機械の動作時に人等が存
在すると危険な領域を物体の検出領域とし、この検出領
域に人等がいるか否かを監視するために、通常、投光器
から前記検出領域に光ビームを投光し、この光ビームが
受信される時に安全として機械作業を許可し、光ビーム
が受信されない時には危険として機械作業を禁止するよ
うに、光バリア装置を設け前記検出領域を監視するよう
にしている。このタイプの光バリア装置は、光ビームの
投光器と受光器を検出領域を挟んで対面配置し、検出領
域に光ビームを透過させるので、光透過型光バリア装置
と呼ばれる。
【0004】産業機械の安全装置として用いられる光バ
リア装置は、フェールセーフな構成でなければならな
い。前記光透過型光バリア装置は、装置故障や投/受光
器の投/受光面の汚れ等で光ビームの受光による信号が
生成されない場合も、信号出力形態が検出領域に物体が
存在して光ビームが遮断された場合と同様の出力形態に
なり、光ビームの受光による信号が得られる場合は確実
に安全と云うことができ、フェールセーフな構成であ
る。
【0005】このような光バリア装置として、国際公開
WO95/10789で開示された多光軸光線式センサ
や特願平8−051768の光バリア装置が、本出願人
により先に提案されている。前者は、投光器と受光器は
それぞれ互いに対をなす複数の発光素子と受光素子を備
え、混信防止のために各発光素子及び受光素子を同期駆
動走査し、各受光素子が対応する発光素子からの光ビー
ムのみ順次受光可能として検出領域内の物体を検出する
構成であり、受光素子の受光信号はワイアード・オアに
より取り出され、ワイアード・オア出力状態により検出
領域の物体の有無を検出する。
【0006】また、後者は、検出領域の一方に、レーザ
ビーム発生手段と可動の光ビーム反射手段を配置し、検
出領域を挟んで他方に受光素子アレイを配置する。可動
の光ビーム反射手段として例えばガルバノミラーを用
い、検出領域を含む面の垂線を軸として回動する。レー
ザビ−ム発生手段で生成される光ビームは、ガルバノミ
ラーで反射されガルバノミラーの回動動作により検出領
域を走査し、各受光素子で順次受信される。各受光素子
からの受光信号は、前者と同様にワイアード・オアによ
り取り出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光バリア装置では、前者の場合、各光軸毎に1
対の発光素子と受光素子が必要である。更に、作業者の
指等小さい物体の検出精度向上等のために発光素子の光
軸ピッチを狭くする場合、隣接する発光素子からの光等
の不正な光の影響防止のため、発光素子の光学的指向性
を狭くするレンズが必要であったり、また、発光素子を
駆動する投光回路や受光素子の受光信号を増幅等する処
理回路等が素子毎に必要となり、これらはコスト増の要
因となっている。
【0008】また、後者の場合、レーザビーム発生手段
を用いることで投光回路の発光素子の数を削減でき、ま
た、同期走査が不要でその分前者に比べてコストダウン
できる利点がある。しかし、受光素子は光軸数に応じて
複数必要であり、受光素子の受光信号を増幅等する処理
回路は前者の場合と同様で削減されない。一般に、受光
素子の受光信号を増幅等する処理回路に比べて、発光素
子を駆動する投光回路の方が簡単で低コストである。受
光器増では受光素子毎に増幅器が必要であるが、投光器
増では、増幅器が不要であるからビーム数が増加すれば
する程メリットが増す。従って、発光素子ではなく受光
素子数を削減した方が、コストダウンの効果は大きい。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、フェールセーフ性を損なうことなく、受光回路側の
構成の簡素化を図ることでコストダウン効果の大きい光
バリア装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明では、物体の検出領域を横切るように光ビーム
を投光し、該光ビームが受光されたか否に基づいて前記
検出領域の物体の有無を監視する光バリア装置におい
て、検出領域に向かって前記光ビームを投光する所定間
隔を有して列設された複数の発光素子を備える光ビーム
投光手段と、前記検出領域を挟んで前記光ビーム投光手
と対面配置され検出領域を含む面に対して垂直な軸回
りに回動して前記複数の発光素子からの各光ビームを反
射する光ビーム反射手段と、前記光ビーム反射手段から
の反射光を受光した時に出力を発生する受光手段と、前
記各発光素子からの各光ビームによる各反射光が前記光
ビーム反射手段の回動動作に従い順次前記受光手段に入
射するよう前記光ビーム反射手段を回動制御する駆動手
段と、前記受光手段からの出力の有無を検出し出力有り
の時に物体無しを示す判定信号を出力する判定手段とを
備え、前記光ビーム投光手段の全ての発光素子の光ビー
ムが前記光ビーム反射手段に向けて発射するように、前
記発光素子を傾けて設ける構成とした。
【0011】かかる構成では、光ビーム投光手段の各発
光素子から検出領域に光ビームが投光され、各光ビーム
は光ビーム反射手段に向かう。検出領域に物体が存在し
なければ、光ビームは、検出領域を横切って光ビーム反
射手段で反射される。この反射光は、駆動手段による光
ビーム反射手段の回動動作に従って順次受光手段で受光
され、受光手段の出力により判定手段から物体無しを示
す判定信号が発生する。検出領域に物体が存在すれば、
光ビーム反射手段からの反射光がなく、判定手段の出力
形態が物体有りを示すものとなる。
【0012】また、請求項2に記載の発明では、前記光
ビーム投光手段は、前記検出領域の一側に配置した第1
光ビーム投光手段と、他側に配置した第2光ビーム投光
手段からなり、前記光ビーム反射手段は、前記検出領域
の他側の上端近傍に配置されて前記第1光ビーム投光手
段からの光ビームを反射する第1反射手段と、前記検出
領域の一側の下端近傍に配置されて前記第2光ビーム投
光手段からの光ビームを反射する第2反射手段からな
り、前記受光手段は、前記第1反射手段からの反射光を
受光する第1受光手段と、前記第2反射手段からの反射
光を受光する第2受光手段とからなり、前記判定手段
は、前記第1受光手段の出力の有無を検出する第1判定
手段と、前記第2受光手段の出力の有無を検出する第2
判定手段とからなり、前記第1及び第2判定手段が共に
出力を発生した時に前記物体無しを示す判定信号を出力
する論理積演算手段を備える構成とした。
【0013】かかる構成では、検出領域の略全領域にお
いて物体検出が可能となる。検出領域の幅(発光素子と
光ビーム反射手段との間の距離)が変更された場合、全
ての光ビームが光ビーム反射手段で反射されるとは限ら
ない。検出領域の幅が変更されることに配慮した場合、
請求項3に記載のように、前記光ビーム投光手段の各発
光素子を、前記検出領域を含む面に対して垂直な軸回り
に回動駆動する発光素子回動手段を備える構成とする。
この場合、請求項4に記載のように各発光素子毎に設け
る構成でもよく、また、請求項5に記載のように、複数
の発光素子を同時に回動駆動する構成でもよい。
【0014】かかる構成では、検出領域の幅(発光素子
と光ビーム反射手段との間の距離)が変更された場合で
も、発光素子の光ビーム投光方向を調整して全ての発光
素子の光ビームの反射光が、受光手段に入射させること
が可能となり、同一の光バリア装置で検出領域の幅の変
更に対応できるようになる。そして、請求項5の発明で
は、発光素子の角度調整時間が短縮できる。
【0015】検出領域の幅が変更されることを配慮した
場合、請求項6に記載の発明のように、前記光ビーム反
射手段の光ビーム反射面の実質的な大きさを、発光素子
と光ビーム反射手段間の距離を変化させた時でも全ての
発光素子からの光ビームが反射可能な大きさに設定する
構成としてもよく、請求項7に記載のように、前記発光
素子と光ビーム反射手段間の距離変更幅の範囲内で、光
ビームが光ビーム反射手段に到達可能な拡がり角を有
し、当該光ビームの光量レベルが前記受光手段から出力
発生が可能なレベルである発光素子を用いる構成として
もよい。
【0016】請求項8に記載の発明では、前記複数の発
光素子を、1つの基板に取り付ける構成とした。かかる
構成では、基板の増設により光ビームの光軸数の増設が
容易となる。また、請求項9に記載の発明のように、前
記光ビーム投光手段を、1つのユニットとして形成する
ようにすれば、ユニット単位で光ビームの増設が容易に
行える。
【0017】光ビームの投光形態としては、請求項10
に記載のように、複数の発光素子を常時連続発光させる
構成としてもよく、請求項11に記載のように、複数の
発光素子を常時高周波発光させる構成としもよく、請求
項12に記載のように、複数の発光素子を時分割で互い
に重複させずに順次高周波発光させる構成としてもよ
い。請求項12のように構成すれば、各発光素子が確実
に光ビームを生成していることが確認できる。
【0018】請求項13に記載の発明では、前記光ビー
ム反射手段を、半導体ガルバノミラーとした。かかる構
成では、光ビーム反射手段のコンパクト化が可能とな
り、延いては光バリア装置の小型化を図ることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の光バリア装置の第
1実施形態の投光部の概略的構成である。図1におい
て、本実施形態の投光部は、第1光ビーム投光手段とし
ての第1投光ユニット1と、該第1投光ユニット1と対
をなす第1光ビーム反射手段としての第1可動ミラー2
と、第2光ビーム投光手段としての第2投光ユニット3
と、該第2投光ユニット3と対をなす第2光ビーム反射
手段としての第2可動ミラー4とを備える。検出領域5
を挟んで配置される第1投光ユニット1と第2投光ユニ
ット3は、検出領域5の上下方向に一列にそれぞれ複数
の発光素子11 ,12,・・・,1n と31 ,32 ,・
・・,3n が所定の間隔で列設されている。図1では、
第1投光ユニット1の発光素子列と第2投光ユニット3
の発光素子列は、検出領域5を含む面の垂直方向(図の
前後方向)にずらした配置が例示されている。第1投光
ユニット1と検出領域5を挟んで配置され各発光素子1
1 ,12,・・・,1n の光ビームB11〜B1nを反射走
査する第1可動ミラー2は、第2投光ユニット3側の上
端部に配置される。一方、第2投光ユニット3と検出領
域5を挟んで配置され各発光素子31 ,32 ,・・・,
n の光ビームB31〜B3nを反射走査する第2可動ミラ
ー4は、逆に、第1投光ユニット1側の下端部に配置さ
れる。そして、前記第1及び第2可動ミラー2,4は、
検出領域5を含む面に対して垂直な軸回りに回動し、対
応する各発光素子列の光ビームの反射光を、順次対応す
る第1及び第2受光手段としての第1及び第2各受光器
7,8(図3参照)に入射する。
【0020】図2に、図1の投光部と受光部の具体的構
成を示す。尚、図1の第1投光ユニツト1と第1可動ミ
ラー1の構成及び動作と第2投光ユニット3と第2可動
1ミラー4の構成及び動作は同様であるので、図2で
は、第1投光ユニット1と第1可動1ミラー2を示し説
明し、第2投光ユニット3と第2可動ミラー4について
は図を省略する。
【0021】図2において、第1投光ユニット1の前記
発光素子11 ,12 ,13 ,・・・,1n は、投光回路
1Aからの駆動信号Sd1〜Sdnによりそれぞれ駆動
されて光ビームB11,B12,B13,・・・,B1nを、検
出領域5を横切るように第1可動ミラー2に向けて発射
する。これら発光素子11 ,12 ,13 ,・・・,1 n
は、例えばレーザダイオード(LD)や発光ダイオード
(LED)を用いる。第1可動ミラー2は駆動手段とし
ての駆動回路6により駆動され、検出領域5を含む面に
対して垂直な軸を回動軸としてこの回転軸回りに回動可
能である。第1可動ミラー2により、光ビームB11,B
12,B13,・・・,B1nは反射されて第1受光器7に入
射する。
【0022】第1受光器7は、例えばフォトトランジス
タ或いはフォトダイオード等の受光素子が備えられ、受
光量に応じた出力を生成する。受光器7からの受信信号
は、第1判定手段としての第1信号処理回路10に入力
される。第1信号処理回路10は、増幅器11、コンパ
レータ12、パルス欠落検出回路13及び自己保持回路
14で構成される。前記増幅器11は、第1受光器7の
受信信号を増幅して増幅出力Wを出力する。コンパレー
タ12は、増幅信号Wのレベル検定を行う機能を有し、
増幅信号Wが所定レべル以上である時に出力X=1(高
レベル)を、所定レベル未満の時に出力X=0(低レベ
ル)を生成する。パルス欠落検出回路13は、コンパレ
ータ12から出力されるパルス出力Xにおけるパルスの
欠落を検出する機能を有し、所定期間t2(図4参照)
の間に出力X=1が入力されない時に出力Y=0(低レ
ベル)となる。自己保持回路14は、パルス欠落検出回
路13の出力Y=1(高レベル)の時に物体無しを示す
出力Z1=lを生成し、Y=0(低レベル)になると物
体有りを示す出力Z1=0となり、一旦、出力Z1=0
になった時はこの出力状態を所定の条件(例えば光バリ
ア装置の再度の立上げ信号の発生等)が成立するまで保
持する機能を有する。
【0023】上述した第1投光ユニット1と可動ミラー
2の動作と同様に、第2投光ユニット3と第2可動ミラ
ー4の動作に基づいて、図3に示すように、第2受光器
8から受光信号が第2判定手段としての第2信号処理回
路20に入力し、第1信号処理回路10と同様にして第
信号処理回路20から出力Z2が生成され、両出力Z
1とZ2を論理積演算手段としてのANDゲート21に
入力し、ANDゲート21から最終的な判定信号を出力
する。ANDゲート21の出力Kが、K=1の時は物体
無しを示し、この時に例えばプレス機械の動作を許可す
る。一方、K=0の時は物体有りを示し、プレス機械の
動作を禁止する。
【0024】次に、本実施形態の光バリア装置の動作を
図2〜図4を参照しながらに説明する。第1投光ユニッ
ト1の投光回路から出力される直流の駆動信号Sd1,
Sd2,・・・,Sdnにより、各発光素子11
2 ,・・・,1n から連続の光ビームB11,B12,B
13,・・・,B1nが検出領域5を横切るように投光され
る。駆動回路6により第1可動ミラー2が回動駆動す
る。検出領域5に物体が存在しない場合は、第1可動ミ
ラー2の回動動作に従って反射光が対応する第1受光器
7に入射し、受光器7から出力が発生する。
【0025】尚、各発光素子からの光ビームが可動ミラ
ーにより反射されて受光器へ到達するための可動ミラー
角度は発光素子毎に異なるので、発光素子からの光ビー
ムが直流の連続光であっても、指向性の狭い光ビームに
すれば受光器で受光される反射光は断続的になり、受光
器からパルス信号が発生する。受光器7のパルス出力は
増幅回路11で増幅され、この増幅出力が所定レベル以
上の時にコンパレータ12から図4のようなパルス間隔
(低レベル期間)が略t1の受光器7の出力に基づく出
力信号Xが発生する。この出力信号Xのパルス発生間隔
が所定時間t2未満であれば、パルス欠落検出回路13
の出力YはY=1を継続し、図4のように自己保持回路
14からの出力ZはZ1=1を継続し第1信号処理回路
10の出力Z1=1が継続して発生する。
【0026】第1投光ユニット1に同期して第2投光ユ
ニット3も駆動され、物体が無い場合には、同様にして
第2信号処理回路20からZ2=1が継続して発生し、
ANDゲート21の出力K=1となり、検出領域5に物
体が無いことを示す。一方、検出領域5に物体が存在
し、いずれかの光ビームが遮断され、図4の破線で示す
ように出力信号Xのパルスが欠落してパルス間隔がt2
以上になると、対応するパルス欠落検出回路の出力Y=
0となり、自己保持回路(信号処理回路)の出力ZもZ
=0になる。いずれか一方の信号処理回路10又は20
の出力Z1又はZ2が0(低レベル)になればANDゲ
ート21の出力K=0となり、物体有りを知らせる。
【0027】かかる構成によれば、受光素子数を削減で
き、受光素子からの受光出力の増幅等の処理を行う信号
処理回路を削減でき、発光素子を削減する場合に比べて
コストダウンの効果が大きい。また、図示のような検出
領域5を監視するために、本実施形態のように2セット
の投受光装置を用いれば、検出領域5の略全域を監視す
ることが可能となる。
【0028】尚、投受光装置は、1セットでもよいが、
検出領域5全域を監視するためには、上述のように少な
くとも2セット用いることが好ましい。ところで、光バ
リア装置では、太陽光等の直流光や、蛍光灯等からの交
流光の影響を配慮しておく必要がある。このための対策
として、投光回路からの駆動信号を、図5に示すような
周波数fの高周波信号とし、各発光素子から投光される
光ビームを高周波光パルスとする。尚、この場合には、
各信号処理回路10,20内の増幅回路は交流増幅回路
とする。
【0029】かかる構成では、光ビームを受光した各受
光器からの出力は、高周波信号となり、交流増幅回路か
らの増幅信号Wは、図5のようにパルス間隔(低レベル
間隔)t1の高周波パルス信号となる。この高周波パル
ス信号は、コンパレータ内でレベル検定されその包絡線
成分が図5の出力Xとして生成される。従って、コンパ
レータは、投光ユニットからの高周波光パルスが受信さ
れている時にはX=1を生成し、受信されない時にはX
=0を生成する。後段のパルス欠落検出回路及び自己保
持回路の動作は前述と同様であるので説明は省略する。
【0030】このように、発光素子の駆動信号を高周波
信号とし増幅器を高周波交流増幅回路とすることで、発
光素子以外の外部からの直流光や交流光の影響を低減す
ることができる。更に、投光ユニットの周波数fの駆動
信号のみを通過させるバンドパスフィルタBPFを、図
2の破線で示すように、例えば交流増幅回路とコンパレ
ータの間に挿入すれば、投光ユニットによる光ビーム以
外の外乱光を誤受信しにくくなり外乱光の影響をより防
ぐことができ、光バリア装置の信頼性が向上する。特
に、図1に示すように、複数セットの投受光装置を近接
させて用いる場合には、各投光ユニット毎にそれぞれの
発光素子駆動信号の周波数を異ならせ、対応する周波数
のみを通過させるバンドパスフィルタを各信号処理回路
内に組み込むことで、他投光ユニットからの光ビームを
誤受信することがなくなり、物体検出がより確実にな
る。
【0031】ところで、検出領域で検出する物体として
例えば人の手(或いは指)のように小さい物体を考える
と、少なくとも1つの光ビームの遮断検出する必要が
ある。そのためには、受光器に到達する光ビームが同時
には1つの発光素子からのみである必要がある。それに
は、図6に示すように、複数の発光素子を時分割で重複
なく順次駆動する構成が適している。
【0032】即ち、図6に示すように、投光回路から出
力される駆動信号Sd1,Sd2,Sd3,・・・,S
dnを、それぞれパルス幅Tlの高周波信号を周期的に
発生する駆動信号形態とし、互いに重複しないように順
次生成する。これら駆動信号Sd1,Sd2,Sd3,
・・・,Sdnにより,対応する発光素子11 ,12
3 ,・・・,1n は、それぞれ期間T1の範囲内で、
高周波の光パルスを光ビームとして順次生成する。尚、
図6の例では、期間T1の範囲内で第1可動ミラー2を
1往復させて同一の発光素子からの光ビームが受光器で
2回受光される場合を示している。
【0033】かかる構成では、投光回路1Aからの駆動
信号が重複していないので、光ビームは常時1光軸のみ
しか生成されず、受光器で受光される光ビームは各時間
で一光軸分のみであり、同時に二光軸分の光ビームが受
光されることはない。従って、各光ビームを順次受光す
ることになり、光軸毎の遮断物体の有無を監視できる。
前述のように可動ミラー2が所定角度の時のみ各光ビー
ムの反射光は受光器に到達・受光され、受光に基づく増
幅信号Wは図示のように低レベル間隔が略t1のパルス
列になる。検出領域5に物体が存在し光ビームが遮断さ
れたり光軸を抜かした場合には、パルス欠落を生じて増
幅信号Wのパルス間隔が図中、破線で示すようにt2以
上となり、パルス欠落検出回路によりこのパルス欠落が
検出され、その出力Yが論理値0となり、自己保持回路
の出力Zも論理値0になる。この場合も、前述のように
例えば増幅回路とコンパレータの間にバンドパスフィル
タBPFを挿入することができる。
【0034】尚、上述の、互いに重複のない時分割駆動
の構成例は、国際公開WO95/10789「フェール
セーフ多光軸光線式センサ」で述べられている。次に、
検出領域5の幅、即ち、発光素子と可動ミラーとの間の
距離が変更される場合に好適な実施形態について説明す
る。尚、以下の説明では、第1投光ユニットと第1可動
ミラーを例にとって説明する。
【0035】投光側と受光側の間隔(発光素子と可動ミ
ラーとの間の距離)、即ち、検出領域5の幅が変更され
た場合、上述の構成では同じように物体検出を行うこと
は容易ではない。図7は、当初、投受光間隔L1として
発光素子からの光ビームが可動ミラーに集光するように
設定した場合を示している。この設定で投受光間隔をL
2に変更した場合、例えば、可動ミラー2を図中破線で
示す間隔L2の位置に移動した場合、図示したように、
光ビームB11、B12程度までは可動ミラー2に光ビーム
が達するが、残りの光ビームB13,・・・,B1nは可動
ミラー2に達せず、受光器7で受光されない。このた
め、信号処理回路10ではパルス欠落の検出によりZ=
0(即ち、障害物有り)が生成される。このように、一
度設定した投光間隔以外の間隔では、光バリア装置を正
常に動作させることが難しい。
【0036】図8及び図9は、各発光素子に光ビーム投
光方向を変更するための発光素子回動手段を設け、検出
領域5の幅に応じて可動ミラー2に全ての光ビームが到
達するように調節可能とした実施形態である。図8及び
図9において、各発光素子11 を、軸受31に回動可能
に軸支された回転軸32に固定する。回転軸32の一端
側に、大径の歯車33を設け、この歯車33に、軸受3
4に回動可能に軸支された回転軸35に固定した小径の
歯車36を噛み合わせる。前記回転軸35の一端には操
作ツマミ37が設けられる。前記回転軸32,35の軸
方向は、検出領域5を含む面に垂直な方向である。尚、
他の発光素子12 〜1n についても同様である。
【0037】かかる構成では、操作ツマミ37を回動操
作すれば、発光素子の検出領域5を含む面に平行な方向
に回動させることができ、これにより、発光素子からの
光ビームの投光方向を変更することができる。従って、
可動ミラー2を当初の設定位置から移動させた時に、各
発光素子11〜1n の光ビームが可動ミラー2に到達す
るように、発光素子11 〜1n と可動ミラー2との間の
間隔に応じて、発光素子11 〜1n を適切な方向に回動
調節すれば、発光素子11 〜1n と可動ミラー2との間
の間隔が変更されても同一の光バリア装置を用いて物体
検出動作を正常に行うことができる。尚、操作ツマミを
直接回転軸32に取り付ける構成としてもよいが、歯車
機構を介する構成とすることで調整角度の微調整が容易
となる。尚、発光素子11 については、可動ミラー2の
位置が移動した場合でも、投光方向をほとんど変更する
必要はないが、投光方向が微妙にずれた場合を考慮し
て、投光方向の微調整が可能なように回動機能を設けて
おくと良い。
【0038】図10及び図11は、発光素子を回動操作
する別の実施形態である。図10及び図11において、
発光素12 〜1n は、軸受41を介して軸支された回転
軸42に固定される。また、発光素子12 〜1n には、
各駆動台43を連結する左右一対の各連結軸44の一端
が各回転軸45を介して連結し、発光素子12 〜1n
各回転軸45回りに回動可能になっている。各連結軸4
4の他端に取付けられた前記各駆動台43は、共通のボ
ールねじ46に螺合し、ボールねじ46が回転すること
で図10中で上下に一体に移動する。
【0039】かかる構成では、ボールねじ46を回転さ
せると、各駆動台43及び各連結軸44が一体に移動
し、回転軸42を中心に各発光素子12 〜1n が図10
中上方向又は下方向に回動し、各発光素子12 〜1n
らの光ビームの投光方向が同時に変更できる。ただし、
各発光素子12 〜1n の回動量は発光素子の位置により
異なるので、ボールねじ46のねじ溝ピッチは各発光素
子12 〜1n 毎に違えてあり、図10で下側の発光素子
程回動量を多くする必要がある。回動量はボールねじの
ねじ溝ピッチに比例し、ボールねじ46の一回転で各駆
動台43は各々のねじ溝1ピッチ分移動する。従って、
下側の発光素子程ねじ溝ピッチを大きくする。各ねじ溝
のピッチは、具体的には図12に実線、破線、鎖線でそ
れぞれ示すように、各発光素子12 〜1n からの光ビー
ムB11〜B1nがボールねじ46軸の回転で常に可動ミラ
ー2の移動線上のある一点(図10では間隔L1、L
2、L3の点)に集光するように設定される。このよう
なボールねじ46は、例えば、各発光素子に応じたねじ
溝を形成した軸部材を連結して形成すればよい。尚、発
光素子11 については、可動ミラー2の位置が移動した
場合でも、投光方向はほとんど変更する必要がない。
【0040】かかる構成によれば、複数の発光素子の投
光方向を同時に調整できるので、投光方向の調整作業時
間を短縮できる。図13に更に別の実施形態を示す。間
隔L1で可動ミラー2に光ビームが集光するように設定
した時、可動ミラー2を間隔L2の位置に変更すると、
各光ビームは図中の幅d2に集まる。図13の実施形態
は、前記幅d2の光ビームを全て反射できるような寸法
の反射面を有する可動ミラーとする構成である。
【0041】かかる構成にすれば、少なくとも間隔L1
〜L2の範囲では、全ての光ビームを受光器7に向けて
反射できる。また、図13に示すような大型の可動ミラ
ーを1枚用いればよいが、図14に示すように、小型の
可動ミラーを複数個用いて等価的に図13の1枚の可動
ミラーと実質的に同じ反射面を有する構成とすることが
できる。
【0042】図14の構成では、図示のように、各可動
ミラーが垂直の時の角度を0°とした時に可動ミラーの
最大傾き(例えば45°)で各可動ミラーが一直線に並
ぶように各小型の可動ミラーを配置する。こうすれば、
各可動ミラーでの反射光は他の可動ミラーで遮断される
ことなく、受光器7へ入射させることができる。図15
は、投受光間隔が変更される場合に好適な更に別の実施
形態を示す。
【0043】図15において、間隔L1の時の可動ミラ
ー2の位置と間隔L2の時の可動ミラー2の位置の両方
に、各発光素子11 〜1n の光ビームB11〜B1nが投光
方向を変更しなくとも到達するように各発光素子11
n の光ビームB11〜B1nがそれぞれ所定の拡がり角θ
11〜θ1nを持つようにする。このようにすれば、発光素
子と可動ミラー間の間隔がL1〜L2の範囲では、どの
位置に可動ミラー2が配置されても全ての光ビームB11
〜B1nは可動ミラー2に到達して反射光を得ることがで
きる。
【0044】図15の場合における光ビームの必要な拡
がり角の条件を図16を用いて以下に述べる。発光素子
iの光ビームBiの拡がり角をθiとし、間隔L2の時
の可動ミラー2の位置と間隔L1の時の可動ミラー2の
位置に到達する発光素子iからの光ビームをそれぞれB
ia,Bibとおくと、光ビームBiの拡がり角θi(光ビ
ームB iaとBibの成す角)は以下で与えられる。
【0045】 θi=ATN(Wi/L2)−ATN(Wi/Ll) ・・・ (1) ここで、Wiは最上段の発光素子から発光素子iまでの
距離を示す。また、ATNはarctanを示す。 更に、光ビ
ームBia,Bibは可動ミラー2で反射されて受光器に達
した時に受光有りとなる光量レべルでなければならな
い。受光有りとなる最低レベルの光量の光ビーム対が成
す角を有効角としθaとすると、 θi≦θa ・・・ (2) である必要がある。
【0046】以上から、各発光素子11 ,12 ,13
・・・,1n として、それぞれが上記(1)及び(2)
式を満たす光ビームの拡がり角を有する発光素子を用い
ることで、間隔L1〜L2の範囲どの位置でも十分な
光量レベルの光ビームを可動ミラーに到達させることが
できる。尚、このように拡がりを持つ光ビームを生成す
る発光素子としては、発光ダイオード(LED)が適し
ている。
【0047】図15の構成で光軸数を増やすことは可能
であるが、各発光素子をそれぞれ適切な方向に調整する
必要がある。図17は、図15の構成を利用しつつ、よ
り簡単な調整で光軸数を増やすことのできる実施形態を
示す。図17において、各発光素子群51、52、5
3、54、・・・は、図15の構成で所定数の発光素子
(所定光軸数)を同一の基板に配置したものである。こ
の場合、光軸数を増やすには、発光素子群、即ち、基板
を追加すればよい。ただし、発光素子群51より下に位
置する発光素子群52、53、54、・・・を、発光素
子群51と同じ方向で配置したのでは、光ビームを可動
ミラーに到達させることはできないので、各発光素子群
52、53、54、・・・毎に、その取付け角度をそれ
ぞれ適切な方向に調節する。
【0048】かかる構成によれば、光軸数を増大する場
合に、複数の発光素子を一度に増設でき、発光素子を1
つ1つ取付け角度を調整しながら取付ける必要がなく、
比較的容易に光軸数を増やすことができる。尚、いずれ
の発光素子群も基板の方向を調節するだけで、間隔L1
〜L2のいずれの可動ミラー位置でも可動ミラーに光ビ
ームが到達するように、基板に取付ける発光素子の角度
を予め設定しておくことが必要であることは言うまでも
ない。
【0049】図18は、光軸数を増大する場合に好適な
別の実施形態を示す。即ち、例えば投光回路と複数の発
光素子を1つのユニットとして形成した図1に示すよう
な投光ユニットを1単位として増設する。これにより、
検出領域5を大きくすることができる。図18では、例
えば6個の投光ユニット61〜66を用いて一つの光バ
リア装置を構成している例を示している。
【0050】各々の投光ユニット61〜66の光ビーム
に基づく、各信号処理回路(図示せず)の出力Z1,Z
2,Z3,Z4,Z5,Z6は、図19に示すように、
ANDゲート21に入力し、ANDゲート21の出力K
を光バリア装置の最終的な機械作動の許可/禁止の判定
出力とすればよい。検出領域5に物体がありいずれか
投光ユニットの光ビームが遮断されると、出力Z1,Z
2,Z3,Z4,Z5,Z6のうちの対応する出力が論
理値0となるので、光バリア装置の出力Kも論理値0と
なり物体有りを知らせる。
【0051】以上、説明した各実施形態で使用する可動
ミラーとしては、例えば市販のガルバノミラーを用いる
ことができる。また、半導体ガルバノミラーを用いれ
ば、可動ミラーを小型にでき、延いては、光バリア装置
の小型化を図ることができる。半導体ガルバノミラーと
しては、後述する電磁型ガルバノミラーの外に静電型ガ
ルバノミラーや圧電型ガルバノミラーがある。
【0052】静電型ガルバノミラーは、半導体素子製造
プロセスで製造された素子で、ミラーを形成した可動板
を静電気力で駆動するものであり、例えば特開平5−6
0993号公報等に開示されている。また、圧電型ガル
バノミラーは、ミラーを形成した可動板を圧電共振で駆
動するものであり、例えば、SPIE-The InternationalSo
ciety for Optical Engineering1991年7月発行の
「Reprinted from Miniature and Micro-Optics;01abri
cation and System Applications Volume 1554」に開示
されている。
【0053】以下に、可動ミラーとして好適な電磁型ガ
ルバノミラーについて詳述する。図20は電磁型半導体
ガルバノミラーの分解斜視図である。尚、判り易くする
ため、大きさを誇張して示している。図において、シリ
コン基板の内側に、トーションバーにより支持された可
動板を設け、可動板上の周辺に平面コイルを設け、可動
板上の略中央にミラーを設け、シリコン基板の対向する
側面に永久磁石を配置した構成となっている。永久磁石
の極性は、一方の側面では上がNで下がS、他方の側面
では下がNで上がSとなっている。
【0054】電極端子か平面コイルに電流を流すと、
可動板の両端にフレミングの左手の法則に従って力が働
き、可動板は回動する。平面コイルに交流電流を流す
と、可動板は周期的に回動する。図21に半導体ガルバ
ノミラーの動作特性の1例を示す。(a)に示すよう
に、可動板は一定の周波数で共振し、振幅のピ−クを示
す。(b)はこの共振状態における入力電流と変位(回
動)角の関係を示す。変位角の飽和は空気抵抗による。
このように、共振時には小さい入力で大きい変位角
られるので、本実施形態では共振状態で用いる。
【0055】以下、この半導体ガルバノミラーの構成、
動作の詳細を本出願人の出願にかかる特開平8−220
453号公報の明細書の一部を引用して説明する。永久
磁石の配置等に図20と異なる点があるが、基本的構
成、動作には差異がない。簡単に言うと、半導体ガルバ
ノミラーは、半導体基板に一体形成した、可動板とこの
可動板を前記半導体基板に対し揺動自在に軸支するトー
ションバーと、前記可動板の周縁部に設けた駆動コイル
と、この駆動コイルに静磁界を与える磁界発生手段と、
前記可動板上に形成したミラーから構成されている。
【0056】図22、図23は、ガルバノミラー200
の構成を示す図である。この装置は、検流計(ガルバノ
メータ)と同じ原理で動作するものである。尚、図2
2、図23では判り易くするため大きさを誇張して示し
ている。後述の図24についても同様である。図22及
び図23において、半導体ガルバノミラー120は、半
導体基板であるシリコン基板102の上下面に、それぞ
れ例えばホウケイ酸ガラス等からなる上側及び下側絶縁
基板としての平板状の上側及び下側ガラス基板103、
104を接合した3層構造となっている。前記上側ガラ
ス基板103は、後述する可動板105上部分を開放す
るようシリコン基板102の左右端(図22における)
に積層されている。
【0057】前記シリコン基板102には、平板状の可
動板105と、この可動板105の中心位置でシリコン
基板102に対して基板上下方向に揺動可能に可動板1
05を軸支するトーションバー106とが半導体製造プ
ロセスにおける異方性エッチングによって一体形成され
ている。従って、可動板105及びトーションバー10
6もシリコン基板102と同一材料からなっている。前
記可動板105の上面周縁部には、可動板105駆動用
の駆動電流と、この駆動電流に重畳する変位角検出用の
検出用電流とを流すための銅薄膜からなる平面コイル1
07が、絶縁被膜で覆われて設けられている。前記検出
用電流は、下側ガラス基板104に後述するように設け
られる検出コイル112A,112Bとの相互インダク
タンスに基づいて可動板105の変位を検出するための
ものであるが、本実施形態では変位角を検出していない
ので、前記検出電流を流していない。しかし、半導体ガ
ルバノミラー120の調整の際に使用できるので、この
検出コイルによる偏位角検出について後述する。
【0058】ここで、コイルは抵抗分によってジュール
熱損失があり、抵抗の大きな薄膜コイルを平面コイル1
07として高密度に実装すると発熱により駆動力が制限
されることから、公知の電解メッキによる電鋳コイル法
によって前記平面コイル107を形成してある。電鋳コ
イル法は、基板上にスパッタで薄いニッケル層を形成
し、このニッケル層の上に銅電解メッキを行って銅層を
形成し、コイルに相当する部分を除いて銅層及びニッケ
ル層を除去することで、銅層とニッケル層からなる薄膜
の平面コイルを形成するもので、薄膜コイルを低抵抗で
高密度に実装できる特徴があり、マイクロ磁気デバイス
の小型化、薄型化に有効である。
【0059】また、可動板105の平面コイル107で
囲まれた上面中央部には、ミラー108が公知の手法で
形成されている。更に、シリコン基板102のトーショ
ンバー106の側方上面には、平面コイル107とトー
ションバー106の部分を介して電気的に接続する一対
の電極端子109,109が設けられており、この電極
端子109,109は、シリコン基板102に電鋳コイ
ル法による平面コイル107と同時に形成される。
【0060】上側及び下側ガラス基板103、104の
左右側(図22における)には、前記トーションバー1
06の軸方向と平行な可動板105の対辺の平面コイル
107部分に磁界を作用させる、互いに対をなす円形状
の永久磁石110A,110Bと111A,111Bが
設けられている。上下の互いに対をなす各3個づつの永
久磁石110A,110Bは、上下の極性が同じとなる
よう、例えば図23に示すように、下側がN極、上側が
S極となるよう設けられている。また、他方の各3個づ
つの永久磁石111A,111Bも、上下の極性が同じ
となるよう、例えば図23に示すように、下側がS極、
上側がN極となるよう設けられている。そして、上側ガ
ラス基板103側の永久磁石110Aと111A及び下
側ガラス基板104側の永久磁石110Bと111B
は、図23からも判るように、互いに上下の極性が反対
となるように設けられる。
【0061】また、前述したように、下側ガラス基板1
04の下面には、平面コイル107と電磁結合可能に配
置され各端部がそれぞれ対をなす電極端子113,11
4に電気的に接続された一対のコイル112A,112
Bがパターニングされて設けられている(尚、図22で
は、模式的に1本の破線で示したが実際は複数巻回して
ある)。検出コイル112A,112Bは、トーション
パー106に対して対称位置に配置されて可動板105
の変位角を検出するもので、平面コイル107に駆動電
流に重畳して流す検出用電流に基づく平面コイル107
と検出コイル112A,112Bとの相互インダクタン
スが、可動板105の角度変位により一方が接近して増
加し他方が離間して減少するよう変化するので、例えば
相互インダクタンスに基づいて出力される電圧信号の変
化を差動で検出することにより可動板105の変位角が
検出できる。
【0062】次に、半導体ガルバノミラー120の動作
について説明する。例えば、一方の電極端子109を+
極、他方の電極端子109を一極として平面コイル10
7に電流を流す。可動板105の両側では、永久磁石1
10Aと110B、永久磁石111Aと111Bによっ
て、図24の矢印Bで示すような可動板105の平面に
沿って平面コイル107を横切るような方向に磁界が形
成されており、この磁界中の平面コイル107に電流が
流れると、平面コイル107の電流密度と磁束密度に応
じて平面コイル107、言い換えれば可動板105の両
端に、電流・磁束密度・力のフレミングの左手の法則に
従った方向(図24の矢印Fで示す)に力Fが作用し、
この力はローレンツ力から求められる。
【0063】この力Fは、平面コイル107に流れる電
流密度をi、上下永久磁石による磁束密度をBとする
と、下記の(3)の式で求められる。 F=i×B ・・・ (3) 実際には、平面コイル107の巻数nと、力Fが働くコ
イル長w(図24中に示す)により異なり、下記の
(4)の式のようになる。
【0064】F=nw(i×B) ・・・ (4) 一方、可動板105が回動することによリトーションバ
ー106が捩じられ、これによつて発生するトーション
バー106のばね反力F′と可動板105の変位角φの
関係は、下記の(5)式のようになる。 θ=(Mx/GIp)=F′L/8.5×109 4 )×ll ・・(5) ここで、Mxは捩りモーメント、Gは横弾性係数、Ip
は極断面二次モーメントである。また、L、1l 、rは
それぞれ、トーションバーの中心軸から力点までの距
離、トーションバーの長さ、トーションバーの半径であ
り、図24に示してある。
【0065】そして、前記力Fとばね反力F′が釣り合
う位置まで可動板105が回動する。従って、(5)式
のF′に(4)式のFを代入することにより、可動板1
05の変位角φは平面コイル107に流れる電流iに比
例することが判る。従って、平面コイル107に流す電
流を制御することにより、可動板105、即ちミラー1
08の変位角φを制御することができる。
【0066】このミラー108の光軸の変位角φを制御
する際に、平面コイル107に、駆動電流に重畳して駆
動電流周波数に比べて少なくとも100倍以上の周波数
で変位角検出用の検出用電流を流す。すると、この検出
用電流に基づいて、平面コイル107と下側ガラス基板
104に設けた検出コイル112A,112Bとの間の
相互インダクタンスによる誘導電圧がそれぞれの検出コ
イル112A,112Bに発生する。検出コイル112
A,112Bに発生する各誘導電圧は、可動板105、
言い換えれば、ミラー108が水平位置にある時には、
検出コイル112A,112Bと対応する平面コイル1
07との距離が等しいことから等しくなりその差は零で
ある。可動板105が前述の駆動力でトーションバー1
06を支軸として回動すると、一方の検出コイル112
A(または112B)では接近して相互インダクタンス
の増加により誘導電圧は増大し、他方の検出コイル11
2B(又は112A)では離間して相互インダクタンス
の減少により誘導電圧は低下する。従って、検出コイル
112A,112Bに発生する誘導電圧はミラー108
の変位に応じて変化し、この誘導電圧を検出すること
で、ミラー108の光軸変位角φを検出することができ
る。
【0067】そして、例えば、図25に示すように、検
出コイル112A,112Bの他に2つの抵抗を設けて
構成したブリッジ回路に電源を接続し、検出コイル11
2Aと検出コイル112Bとの中点と2つの抵抗の中点
との電圧を入力とする差動増幅器を設けて構成した回路
を用い、前記両中点の電圧差に応じた差動増幅器の出力
を、可動板105の駆動系にフィードバックし、駆動電
流を制御するようにすれば、ミラー108の光軸変位角
φを精度良く制御することが可能である。尚、本発明の
各実施形態では、検出コイル112A,112Bは利用
していない。
【0068】詳細は省略するが、可動板105の固有振
動数ω0 は、次式で表される。 ω0 =(G・Ip/J・11)1/2 ここでJは慣性モーメント、Ipは極断面二次モーメン
トで次式で表される。 J=〔M(t2 +L1 2〕/12 Ip=πr0 /32 Mは可動板の質量、tは可動板の厚さ、L1 は可動板の
長さ、rはトーションバーの半径である。
【0069】尚、上述した本発明の光バリア装置の各実
施形態では、発光素子からの光ビームを可動ミラーで反
射し受光器で受信する構成で検出領域を監視している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
可動ミラーの位置に受光素子を配置し、受光素子を直接
回動させながら発光素子からの光ビームを順次受信する
構成としてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、受光素子数を削減でき受光側の回路構成を簡素
化する構成としたので、発光側の回路構成を簡素化する
場合に比べてコストダウン効果を大きくできる。請求項
2の発明によれば、請求項1の発明の効項果に加えて検
出領域の略全域を確実に監視できる。
【0071】請求項3〜7の発明によれば、投光側と受
光側との間隔、即ち検出領域の幅を変更する場合でも、
同一の光バリア装置で物体監視を行うことができる。そ
して、請求項5の発明では、発光素子を投光角度を調整
する場合に、複数の発光素子の調整作業を同時に行える
利点がある。また、請求項7の発明では、予め発光素子
の拡がり角と投光方向を設定しておけば、検出領域の幅
を所定の範囲内で変更した場合には、投光側の調整をす
る必要がない利点がある。
【0072】請求項8、9の発明によれば、光軸数を容
易に増大できるようになる。請求項11の発明によれ
ば、発光素子からの光ビーム以外の外乱光による物体の
誤検出を防止でき、光バリア装置の信頼性を向上でき
る。請求項12の発明によれば、請求項11の効果に加
えて、発光素子から光ビームが投光されていない等の光
軸の抜けを検出でき、光バリア装置の信頼性をより一層
向上できる。
【0073】請求項13の発明によれば、光ビーム反射
手段を小型化でき、延いては、光バリア装置の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光バリア装置の実施形態の投光部の概
略図
【図2】同上実施形態の信号処理回路図
【図3】同上実施形態の最終的な信号出力回路図
【図4】同上実施形態の動作説明のための信号処理回路
各部の出力波形図
【図5】光ビームに高周波を用いた別の実施形態の信号
処理回路各部の出力波形図
【図6】光ビームを時分割で出力した更に別の実施形態
の信号処理回路各部の出力波形図
【図7】投受光間隔が変更した場合の問題点の説明図
【図8】発光素子毎に設けた発光素子回動機構の構成図
【図9】図8の上面図
【図10】複数の発光素子を同時に回動する発光素子回
動機構の構成図
【図11】図10の上面図
【図12】図10の実施形態における発光素子の投光方
向設定の説明図
【図13】本発明の別の実施形態の要部説明図
【図14】本発明の別の実施形態の要部説明図
【図15】本発明の別の実施形態の要部説明図
【図16】図15の実施形態の拡がり角設定の説明図
【図17】本発明の別の実施形態の要部説明図
【図18】本発明の別の実施形態の要部説明図
【図19】図18の実施形態の最終的な信号出力回路図
【図20】電磁型半導体ガルバノミラーの分解斜視図
【図21】同上ガルバノミラーの動作特性図
【図22】同上ガルバノミラーの具体的な概略構成図
【図23】図22のA−A線矢視断面図
【図24】同上ガルバノミラーの動作原理を説明する図
【図25】検出コイル出力に基づく変位検出回路の一例
を示す回路図
【符号の説明】
1,3,61〜66 投光ユニット 2,4 可動ミラー 5 検出領域 6 駆動回路 7,8 受光器 10,20 信号処理回路 21 ANDゲート 11 〜1n 発光素子 1A 投光回路 32,35,42,45 回転軸 33,36 歯車 37 操作ツマミ 43 駆動台 44 連結軸 46 ボールねじ 51〜54 発光素子群
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−9815(JP,A) 特開 昭53−41251(JP,A) 特開 平9−303042(JP,A) 特開 昭59−18406(JP,A) 特開 平8−148981(JP,A) 特開 昭54−34856(JP,A) 特開 平6−281498(JP,A) 特開 平9−185778(JP,A) 特公 平6−100312(JP,B2) 特公 平8−6878(JP,B2) 特公 平7−92191(JP,B2) 特公 平7−92192(JP,B2) 特公 平3−32033(JP,B2) 実公 平6−50000(JP,Y2) 実公 平3−9027(JP,Y2) 実公 平3−45195(JP,Y2) 国際公開97/33186(WO,A1) 国際公開95/10789(WO,A1) 蓬原弘一,“プレス機械における安全 技術の基本”,月刊「金属プレス」,日 本,日本金属プレス工業出版会,1997年 9月 1日,第29巻、第9号,p.9 −13 加藤雅一、蓬原弘一、石原智子,“多 値論理演算を用いた多光軸センサ”,ロ ボティクス・メカトロニクス講演会講演 論文集,日本,社団法人日本機械学会, 1993年 7月 2日,’93、1D5, p.675−680 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/00 - 8/26 B30B 15/00 - 15/08 F16P 3/00 - 3/24 G01B 11/00 - 11/30 G08B 13/00 - 13/26 JICSTファイル(JOIS)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の検出領域を横切るように光ビームを
    投光し、該光ビームが受光されたか否に基づいて前記検
    出領域の物体の有無を監視する光バリア装置において、 検出領域に向かって前記光ビームを投光する所定間隔を
    有して列設された複数の発光素子を備える光ビーム投光
    手段と、 前記検出領域を挟んで前記光ビーム投光手段と対面配置
    され検出領域を含む面に対して垂直な軸回りに回動し
    記複数の発光素子からの各光ビームを反射する光ビー
    ム反射手段と、 前記光ビーム反射手段からの反射光を受光した時に出力
    を発生する受光手段と、 前記各発光素子からの各光ビームによる各反射光が前記
    光ビーム反射手段の回動動作に従い順次前記受光手段に
    入射するよう前記光ビーム反射手段を回動制御する駆動
    手段と、 前記受光手段からの出力の有無を検出し出力有りの時に
    物体無しを示す判定信号を出力する判定手段と、を備
    前記光ビーム投光手段の全ての発光素子の光ビームが前
    記光ビーム反射手段に向けて発射するように、前記発光
    素子を傾けて設ける構成と したことを特徴とする光バリ
    ア装置。
  2. 【請求項2】前記光ビーム投光手段は、前記検出領域の
    一側に配置した第1光ビーム投光手段と、他側に配置し
    た第2光ビーム投光手段からなり、 前記光ビーム反射手段は、前記検出領域の他側の上端近
    傍に配置されて前記第1光ビーム投光手段からの光ビー
    ムを反射する第1反射手段と、前記検出領域の一側の下
    端近傍に配置されて前記第2光ビーム投光手段からの光
    ビームを反射する第2反射手段からなり、 前記受光手段は、前記第1反射手段からの反射光を受光
    する第1受光手段と、前記第2反射手段からの反射光を
    受光する第2受光手段とからなり、 前記判定手段は、前記第1受光手段の出力の有無を検出
    する第1判定手段と、前記第2受光手段の出力の有無を
    検出する第2判定手段とからなり、 前記第1及び第2判定手段が共に出力を発生した時に前
    記物体無しを示す判定信号を出力する論理積演算手段を
    備える構成である請求項1に記載の光バリア装置。
  3. 【請求項3】前記光ビーム投光手段の各発光素子を、前
    記検出領域を含む面に対して垂直な軸回りに回動駆動す
    る発光素子回動手段を備える請求項1又は2に記載の光
    バリア装置。
  4. 【請求項4】前記発光素子回動手段は、各発光素子毎に
    設ける構成である請求項3に記載の光バリア装置。
  5. 【請求項5】前記発光素子回動手段は、複数の発光素子
    を同時に回動駆動する構成である請求項3に記載の光バ
    リア装置。
  6. 【請求項6】前記光ビーム反射手段の光ビーム反射面の
    実質的な大きさを、発光素子と光ビーム反射手段間の距
    離を変化させた時でも全ての発光素子からの光ビームが
    反射可能な大きさに設定した請求項1又は2に記載の光
    バリア装置。
  7. 【請求項7】前記発光素子と光ビーム反射手段間の距離
    変更幅の範囲内で、光ビームが光ビーム反射手段に到達
    可能な拡がり角を有し、当該光ビームの光量レベルが前
    記受光手段から出力発生が可能なレベルである発光素子
    を用いる構成とした請求項1又は2に記載の光バリア装
    置。
  8. 【請求項8】前記複数の発光素子を、1つの基板に取り
    付ける構成とした請求項1〜7のいずれか1つに記載の
    光バリア装置。
  9. 【請求項9】前記光ビーム投光手段を、1つのユニット
    として形成した請求項1〜7のいずれか1つに記載の光
    バリア装置。
  10. 【請求項10】前記光ビーム投光手段は、複数の発光素
    子を常時連続発光させる構成である請求項1〜9のいず
    れか1つに記載の光バリア装置。
  11. 【請求項11】前記光ビーム投光手段は、複数の発光素
    子を常時高周波発光させる構成である請求項1〜9のい
    ずれか1つに記載の光バリア装置。
  12. 【請求項12】前記光ビーム投光手段は、複数の発光素
    子を時分割で互いに重複させずに順次高周波発光させる
    構成である請求項1〜9のいずれか1つに記載の光バリ
    ア装置。
  13. 【請求項13】前記光ビーム反射手段は、半導体ガルバ
    ノミラーである請求項1〜12のいずれか1つに記載の
    光バリア装置。
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