JP3535386B2 - 平面陰極線管用シャドウマスク - Google Patents
平面陰極線管用シャドウマスクInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
- H01J29/07—Shadow masks for colour television tubes
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0727—Aperture plate
- H01J2229/0738—Mitigating undesirable mechanical effects
- H01J2229/0744—Vibrations
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面陰極線管用シャ
ドウマスクに係わり、特に、シャドウマスクの振動を低
減するための振動抑制素子を具備した平面陰極線管用シ
ャドウマスクに関する。
ドウマスクに係わり、特に、シャドウマスクの振動を低
減するための振動抑制素子を具備した平面陰極線管用シ
ャドウマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な平面陰極線管は、図1に示すよ
うに、内面に赤(R)、緑(G)および青(B)の蛍光
膜が塗布されるパネル1と、パネル1の前面にレジン樹
脂で固着される防爆ガラス2と、フリットグラスにより
パネル1の後端に融着されて陰極線管内部の真空状態を
維持するファンネル3と、ファンネル3のネック部4に
封入されて電子ビームを放出する電子銃5と、電子銃5
から放出された電子ビームを所定色の蛍光体に導くため
の複数のアパーチャが形成されたシャドウマスク7と、
パネル1とシャドウマスク7とを所定間隔に維持しなが
らシャドウマスクを支持するレール8とで構成される。
うに、内面に赤(R)、緑(G)および青(B)の蛍光
膜が塗布されるパネル1と、パネル1の前面にレジン樹
脂で固着される防爆ガラス2と、フリットグラスにより
パネル1の後端に融着されて陰極線管内部の真空状態を
維持するファンネル3と、ファンネル3のネック部4に
封入されて電子ビームを放出する電子銃5と、電子銃5
から放出された電子ビームを所定色の蛍光体に導くため
の複数のアパーチャが形成されたシャドウマスク7と、
パネル1とシャドウマスク7とを所定間隔に維持しなが
らシャドウマスクを支持するレール8とで構成される。
【0003】このように構成された従来の平面陰極線管
に電源が印加されると、電子銃5から電子ビームが放出
され、電子銃5から放出された電子ビームはシャドウマ
スク7によって予め定められた色の蛍光体に到達して発
光し、画像が再生される。ここで、シャドウマスク7の
アパーチャ6を通過する電子ビームは全電子ビームの約
20%程度に過ぎず、残りはシャドウマスク7に衝突し
て熱に変換されるため、シャドウマスク7が熱膨張する
ドーミング現象が発生する。
に電源が印加されると、電子銃5から電子ビームが放出
され、電子銃5から放出された電子ビームはシャドウマ
スク7によって予め定められた色の蛍光体に到達して発
光し、画像が再生される。ここで、シャドウマスク7の
アパーチャ6を通過する電子ビームは全電子ビームの約
20%程度に過ぎず、残りはシャドウマスク7に衝突し
て熱に変換されるため、シャドウマスク7が熱膨張する
ドーミング現象が発生する。
【0004】このドーミング現象は蛍光膜に到達する電
子ビームの位置を変化させて、色純度を低下させる。こ
れを解決するために、熱膨張が少ないインバール(inva
r )マスクを使用する、あるいはシャドウマスク7をパ
ネル1に固定するスプリングとしてバイメタルスプリン
グを使用することによって、ドーミングを抑制すること
も可能であるが、平面陰極線管の製造原価の上昇あるい
は作業効率の低下をもたらす。
子ビームの位置を変化させて、色純度を低下させる。こ
れを解決するために、熱膨張が少ないインバール(inva
r )マスクを使用する、あるいはシャドウマスク7をパ
ネル1に固定するスプリングとしてバイメタルスプリン
グを使用することによって、ドーミングを抑制すること
も可能であるが、平面陰極線管の製造原価の上昇あるい
は作業効率の低下をもたらす。
【0005】この課題を解決するために、最近ではフラ
ットホイルテンション(flat foiltension )マスクが
使用されるが、これはシャドウマスク7に引張応力を強
制的に印加することによって電子ビームがシャドウマス
ク7に衝突して生じる熱膨張を防止するものである。こ
のように、フラットホイルテンションマスク7はドーミ
ング現象に関しては有効であるが、シャドウマスク7の
厚さは約20〜30μm程度と薄く、少しの衝撃でも振
動が発生する。シャドウマスク7はレール8の4辺に溶
接されており、振動は伝動し易いため、陰極線管の動作
時にスピーカ等の振動によりシャドウマスク7が振動す
るハウリング現象が発生する。ここでハウリング現象と
は、スピーカ等に発生する外部振動がパネル、スプリン
グ、レールならびにシャドウマスクの順に伝達されて、
シャドウマスクの振幅が共振により大となる現象をい
う。
ットホイルテンション(flat foiltension )マスクが
使用されるが、これはシャドウマスク7に引張応力を強
制的に印加することによって電子ビームがシャドウマス
ク7に衝突して生じる熱膨張を防止するものである。こ
のように、フラットホイルテンションマスク7はドーミ
ング現象に関しては有効であるが、シャドウマスク7の
厚さは約20〜30μm程度と薄く、少しの衝撃でも振
動が発生する。シャドウマスク7はレール8の4辺に溶
接されており、振動は伝動し易いため、陰極線管の動作
時にスピーカ等の振動によりシャドウマスク7が振動す
るハウリング現象が発生する。ここでハウリング現象と
は、スピーカ等に発生する外部振動がパネル、スプリン
グ、レールならびにシャドウマスクの順に伝達されて、
シャドウマスクの振幅が共振により大となる現象をい
う。
【0006】正常動作時には電子銃5から放出された電
子ビームはシャドウマスクのアパーチャを通過してパネ
ル1の所定位置に到達するが、ハウリング現象によりシ
ャドウマスク7が振動すると電子ビームの到達位置が偏
倚するミスランディング現象が発生する。このようなシ
ャドウマスク7の振動を防止するために、図2に示すよ
うに予め引張応力が与えられたダンパワイヤ9をシャド
ウマスク7を貫通して設置する方法があるが、この方法
はダンパワイヤ9によってシャドウマスク7のアパーチ
ャ6を支持する。このため、シャドウマスク7に対応す
る蛍光体を発光させることはできず、スクリーン上にダ
ンパワイヤ9の影が投射されて画質が低下する課題があ
った。
子ビームはシャドウマスクのアパーチャを通過してパネ
ル1の所定位置に到達するが、ハウリング現象によりシ
ャドウマスク7が振動すると電子ビームの到達位置が偏
倚するミスランディング現象が発生する。このようなシ
ャドウマスク7の振動を防止するために、図2に示すよ
うに予め引張応力が与えられたダンパワイヤ9をシャド
ウマスク7を貫通して設置する方法があるが、この方法
はダンパワイヤ9によってシャドウマスク7のアパーチ
ャ6を支持する。このため、シャドウマスク7に対応す
る蛍光体を発光させることはできず、スクリーン上にダ
ンパワイヤ9の影が投射されて画質が低下する課題があ
った。
【0007】そこで、図3に示すようにシャドウマスク
支持用ダンパワイヤをシャドウマスク7のアパーチャ6
とアパーチャ6の間に設置して、アパーチャ6をダンパ
ワイヤ9によって支持する現状を改善することによって
画質を良好に維持しつつ、シャドウマスク7の振動を低
減することを可能とした。上記方法においては、シャド
ウマスク7のアパーチャ6とアパーチャ6の間の狭小な
範囲に正確にダンパワイヤ9を設置することが極めて重
要であり、ダンパワイヤ9が正確に設置されていないと
きは、スクリーン上にダンパワイヤの影が投射されるこ
ととなる。
支持用ダンパワイヤをシャドウマスク7のアパーチャ6
とアパーチャ6の間に設置して、アパーチャ6をダンパ
ワイヤ9によって支持する現状を改善することによって
画質を良好に維持しつつ、シャドウマスク7の振動を低
減することを可能とした。上記方法においては、シャド
ウマスク7のアパーチャ6とアパーチャ6の間の狭小な
範囲に正確にダンパワイヤ9を設置することが極めて重
要であり、ダンパワイヤ9が正確に設置されていないと
きは、スクリーン上にダンパワイヤの影が投射されるこ
ととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダンパワイヤ
を正確に位置決めするためには、シャドウマスク上に正
確な基準点が存在しなければならない。従来は、このよ
うな基準点としてシャドウマスク内にすでに形成されて
いるアパーチャを利用して肉眼でダンパワイヤを取り付
けていたが、取り付けに多大の時間を要するだけでな
く、作業量も多く不良率が増加するという課題があっ
た。
を正確に位置決めするためには、シャドウマスク上に正
確な基準点が存在しなければならない。従来は、このよ
うな基準点としてシャドウマスク内にすでに形成されて
いるアパーチャを利用して肉眼でダンパワイヤを取り付
けていたが、取り付けに多大の時間を要するだけでな
く、作業量も多く不良率が増加するという課題があっ
た。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、ダンパワイヤをシャドウマスクのアパーチャ間に
配置し、ダンパワイヤがアパーチャを塞ぐことを防止す
ることの可能な平面陰極線管用シャドウマスクを提供す
ることを目的とする。
って、ダンパワイヤをシャドウマスクのアパーチャ間に
配置し、ダンパワイヤがアパーチャを塞ぐことを防止す
ることの可能な平面陰極線管用シャドウマスクを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に技術的手段は、電子銃から放出された電子ビ
ームを所定の色の蛍光体に導くための複数のアパーチャ
と、アパーチャ間に設置され振動を抑制するための振動
抑制素子とを具備する平面陰極線管用シャドウマスクで
あって、シャドウマスク中に振動抑制素子の設置基準位
置を示す少なくとも1つのマークをさらに具備すること
を特徴とする。
の本発明に技術的手段は、電子銃から放出された電子ビ
ームを所定の色の蛍光体に導くための複数のアパーチャ
と、アパーチャ間に設置され振動を抑制するための振動
抑制素子とを具備する平面陰極線管用シャドウマスクで
あって、シャドウマスク中に振動抑制素子の設置基準位
置を示す少なくとも1つのマークをさらに具備すること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に実施例を添付図面に基づ
いて以下に詳細に説明する。図4は本発明による平面陰
極線管用シャドウマスクの構成図であって、電子ビーム
を所定の蛍光体に導くためのシャドウマスク101には
複数の長方形のアパーチャ102が形成される。そし
て、アパーチャ102とアパーチャ102との間には電
子ビームあるいは外部振動によるシャドウマスク101
の振動を減衰するように、少なくとも1本のダンパワイ
ヤ103がシャドウマスク101に密着して配置され、
ダンパワイヤ103の両端はシャドウマスク101を支
持するレール104に溶接される。
いて以下に詳細に説明する。図4は本発明による平面陰
極線管用シャドウマスクの構成図であって、電子ビーム
を所定の蛍光体に導くためのシャドウマスク101には
複数の長方形のアパーチャ102が形成される。そし
て、アパーチャ102とアパーチャ102との間には電
子ビームあるいは外部振動によるシャドウマスク101
の振動を減衰するように、少なくとも1本のダンパワイ
ヤ103がシャドウマスク101に密着して配置され、
ダンパワイヤ103の両端はシャドウマスク101を支
持するレール104に溶接される。
【0012】また、シャドウマスク101の有効範囲の
外部、あるいはシャドウマスク101の有効範囲にはダ
ンパワイヤ103の設置基準位置となる基準位置孔10
5が形成される。ダンパワイヤ103の設置基準位置と
なる基準位置孔105は、普通はシャドウマスク101
の有効範囲の外部に形成されるが、ダンパワイヤ103
を設置した時にアパーチャ102と干渉しないようにシ
ャドウマスク101の有効範囲に形成することも可能で
ある。
外部、あるいはシャドウマスク101の有効範囲にはダ
ンパワイヤ103の設置基準位置となる基準位置孔10
5が形成される。ダンパワイヤ103の設置基準位置と
なる基準位置孔105は、普通はシャドウマスク101
の有効範囲の外部に形成されるが、ダンパワイヤ103
を設置した時にアパーチャ102と干渉しないようにシ
ャドウマスク101の有効範囲に形成することも可能で
ある。
【0013】即ち、作業利便性を向上するために、ダン
パワイヤ103の設置基準位置となる基準位置孔105
をシャドウマスク101の有効範囲に形成することも可
能である。このように構成された本発明の作用を添付図
面に基づいて以下に詳細に説明する。
パワイヤ103の設置基準位置となる基準位置孔105
をシャドウマスク101の有効範囲に形成することも可
能である。このように構成された本発明の作用を添付図
面に基づいて以下に詳細に説明する。
【0014】電子ビームまたはスピーカに起因するシャ
ドウマスク101の振動を減衰するために、ダンパワイ
ヤ103をシャドウマスク101のアパーチャ102と
アパーチャ102との間に形成する場合にスクリーン上
にダンパワイヤ103の影が投影されないことが最も重
要である。このために、本発明は、ダンパワイヤ103
をシャドウマスク101の縦方向、即ち垂直方向に、ア
パーチャ102とアパーチャ102との間に正確に位置
させるために、ダンパワイヤ103の設置基準位置とな
る基準位置孔105を提供するものである。
ドウマスク101の振動を減衰するために、ダンパワイ
ヤ103をシャドウマスク101のアパーチャ102と
アパーチャ102との間に形成する場合にスクリーン上
にダンパワイヤ103の影が投影されないことが最も重
要である。このために、本発明は、ダンパワイヤ103
をシャドウマスク101の縦方向、即ち垂直方向に、ア
パーチャ102とアパーチャ102との間に正確に位置
させるために、ダンパワイヤ103の設置基準位置とな
る基準位置孔105を提供するものである。
【0015】一般的なモニタ用CRTの場合には、シャ
ドウマスク101のアパーチャ102間の水平ピッチは
240μm程度であり、アパーチャ102の幅を考慮す
るとアパーチャ102間の空隙は180μm程度となる
ため、ダンパーワイヤ103の直径は30〜80μm程
度が適当である。一般的な家庭用CRTの場合には、シ
ャドウマスク101のアパーチャ102間の水平ピッチ
は500〜670μm程度であるため、ダンパーワイヤ
103の直径は100〜300μm程度が適当である。
ドウマスク101のアパーチャ102間の水平ピッチは
240μm程度であり、アパーチャ102の幅を考慮す
るとアパーチャ102間の空隙は180μm程度となる
ため、ダンパーワイヤ103の直径は30〜80μm程
度が適当である。一般的な家庭用CRTの場合には、シ
ャドウマスク101のアパーチャ102間の水平ピッチ
は500〜670μm程度であるため、ダンパーワイヤ
103の直径は100〜300μm程度が適当である。
【0016】また、ダンパーワイヤ103の材質として
シャドウマスク101と物理的性質が相違するものを選
択して、外部振動発生時に相異なる振動特性によってシ
ャドウマスク101の振動抑制効果を高めることもでき
る。図5は本発明による平面陰極線管用シャドウマスク
の基準ホールを示すものであって、ダンパワイヤ103
の設置基準位置を示す基準位置孔105がシャドウマス
ク101に1個または2個形成される。1個のホールを
形成する場合には、シャドウマスク101のアパーチャ
102と隣接するアパーチャ102との間に基準位置孔
105を形成し、ダンパワイヤ103をその基準位置孔
105上から外れない範囲に設置する。2個のホールを
形成する場合には、アパーチャ102と隣接するアパー
チャ102の位置と同位置に基準位置孔105を形成し
て、ダンパワイヤ103を2個のホールの間に設置す
る。ダンパワイヤ103を電子ビームが通過するアパー
チャ間に正確に配置するために基準となる基準位置孔1
05を2個以上形成することもできる。
シャドウマスク101と物理的性質が相違するものを選
択して、外部振動発生時に相異なる振動特性によってシ
ャドウマスク101の振動抑制効果を高めることもでき
る。図5は本発明による平面陰極線管用シャドウマスク
の基準ホールを示すものであって、ダンパワイヤ103
の設置基準位置を示す基準位置孔105がシャドウマス
ク101に1個または2個形成される。1個のホールを
形成する場合には、シャドウマスク101のアパーチャ
102と隣接するアパーチャ102との間に基準位置孔
105を形成し、ダンパワイヤ103をその基準位置孔
105上から外れない範囲に設置する。2個のホールを
形成する場合には、アパーチャ102と隣接するアパー
チャ102の位置と同位置に基準位置孔105を形成し
て、ダンパワイヤ103を2個のホールの間に設置す
る。ダンパワイヤ103を電子ビームが通過するアパー
チャ間に正確に配置するために基準となる基準位置孔1
05を2個以上形成することもできる。
【0017】上記は基準となる基準位置孔105がシャ
ドウマスク101の垂直方向に配置される場合である
が、ダンパワイヤ103とシャドウマスク101のアパ
ーチャ102との干渉がなければ、基準位置孔105を
シャドウマスク101の水平方向あるいは対角線方向に
形成してもよい。また、基準となる基準位置孔105の
形状、配列パターンをシャドウマスク101のアパーチ
ャ102の形状、配列パターンとは相違させることによ
り、作業を容易化し、不良率を減少することが可能であ
る。
ドウマスク101の垂直方向に配置される場合である
が、ダンパワイヤ103とシャドウマスク101のアパ
ーチャ102との干渉がなければ、基準位置孔105を
シャドウマスク101の水平方向あるいは対角線方向に
形成してもよい。また、基準となる基準位置孔105の
形状、配列パターンをシャドウマスク101のアパーチ
ャ102の形状、配列パターンとは相違させることによ
り、作業を容易化し、不良率を減少することが可能であ
る。
【0018】以下に本発明による基準位置孔を使用して
ダンパワイヤをシャドウマスクに設置する場合の工程に
ついて説明する。まず、CMA(Coated Mask Assembl
y)状態でCCD(Carge Coupled Device)カメラを使
用してシャドウマスク101上に形成されている基準位
置孔105の位置を探索する。
ダンパワイヤをシャドウマスクに設置する場合の工程に
ついて説明する。まず、CMA(Coated Mask Assembl
y)状態でCCD(Carge Coupled Device)カメラを使
用してシャドウマスク101上に形成されている基準位
置孔105の位置を探索する。
【0019】次に、ダンパワイヤ103を基準位置孔1
05の付近に移動し、CCDカメラで撮影される画像を
モニタで監視しつつ、基準位置孔105の位置を定め、
ダンパワイヤ103を基準位置孔105に正確に密着さ
せた後、ダンパワイヤ103に両端をレール104に溶
接する。このような過程は、肉眼による手作業によるだ
けでなく、自動化することも可能である。
05の付近に移動し、CCDカメラで撮影される画像を
モニタで監視しつつ、基準位置孔105の位置を定め、
ダンパワイヤ103を基準位置孔105に正確に密着さ
せた後、ダンパワイヤ103に両端をレール104に溶
接する。このような過程は、肉眼による手作業によるだ
けでなく、自動化することも可能である。
【0020】また、ダンパワイヤ103の固定方向はシ
ャドウマスクの垂直方向に限定されることはなく、シャ
ドウマスク101のアパーチャ102を塞ぐことなくシ
ャドウマスク101の振動を抑制することができる形態
であれば、他の方向に固定することもできる。
ャドウマスクの垂直方向に限定されることはなく、シャ
ドウマスク101のアパーチャ102を塞ぐことなくシ
ャドウマスク101の振動を抑制することができる形態
であれば、他の方向に固定することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はシャドウ
マスクの非有効範囲(あるいは有効範囲)にダンパワイ
ヤの設置基準位置となる基準位置孔を形成して、ダンパ
ワイヤをアパーチャとアパーチャとの間に正確に配置す
る。これにより、ダンパワイヤによるシャドウマスクの
振動が抑制され、ダンパワイヤの影がスクリーン上へ投
影されることが防止されるので、画質を向上することが
可能となる。また、ダンパワイヤをシャドウマスク上に
配置する作業が容易となり生産性が向上するとともに、
不良率を低減する効果も奏する。
マスクの非有効範囲(あるいは有効範囲)にダンパワイ
ヤの設置基準位置となる基準位置孔を形成して、ダンパ
ワイヤをアパーチャとアパーチャとの間に正確に配置す
る。これにより、ダンパワイヤによるシャドウマスクの
振動が抑制され、ダンパワイヤの影がスクリーン上へ投
影されることが防止されるので、画質を向上することが
可能となる。また、ダンパワイヤをシャドウマスク上に
配置する作業が容易となり生産性が向上するとともに、
不良率を低減する効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な平面陰極線管の構成図である。
【図2】従来のダンパワイヤの設置図である。
【図3】従来のダンパワイヤの設置図である。
【図4】本発明に係るダンパワイヤの設置図である。
【図5】基準位置ホールの詳細図である。
101…シャドウマスク
102…アパーチャ
103…ダンパワイヤ
104…レール
105…基準位置孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−227667(JP,A)
特開 平8−335441(JP,A)
特開 平7−6691(JP,A)
特開 平6−139948(JP,A)
特開 平6−333508(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 29/07
H01J 9/14
Claims (10)
- 【請求項1】 電子銃から放出された電子ビームを所定
の蛍光体に導くための複数のアパーチャと、アパーチャ
間に設置され振動を抑制するための振動抑制素子とを具
備する平面陰極線管用シャドウマスクにおいて、 前記振動抑制素子の設置基準位置を示すマークが前記シ
ャドウマスクに存在し、前記振動抑制素子が前記マーク
上を通過するように設置されることを特徴とする平面陰
極線管用シャドウマスク。 - 【請求項2】 電子銃から放出された電子ビームを所定
の蛍光体に導くための複数のアパーチャと、アパーチャ
間に設置され振動を抑制するための振動抑制素子とを具
備する平面陰極線管用シャドウマスクにおいて、 前記振動抑制素子の設置基準位置を示すマークが前記シ
ャドウマスクに2個以上存在し、前記振動抑制素子が隣
接する前記マークの間を通過するように設置されること
を特徴とする平面陰極線管用シャドウマスク。 - 【請求項3】 前記マークが、アパーチャとは相違する
形状および配置を有する孔である請求項1または2に記
載の平面陰極線管用シャドウマスク。 - 【請求項4】 前記マークが、シャドウマスクの有効範
囲外に設けられる請求項1または2に記載の平面陰極線
管用シャドウマスク。 - 【請求項5】 前記マークが、シャドウマスクの有効範
囲内に設けられる請求項1または2に記載の平面陰極線
管用シャドウマスク。 - 【請求項6】 前記マークが、シャドウマスクの垂直方
向に配設される請求項1または2に記載の平面陰極線管
用シャドウマスク。 - 【請求項7】 前記マークが、シャドウマスクの水平方
向に配設される請求項1または2に記載の平面陰極線管
用シャドウマスク。 - 【請求項8】 前記マークが、シャドウマスクの対角線
方向に配設される請求項1または2に記載の平面陰極線
管用シャドウマスク。 - 【請求項9】 前記マークが、長方形のアパーチャを有
するシャドウマスクに配設される請求項1または2に記
載の平面陰極線管用シャドウマスク。 - 【請求項10】 前記マークが、円形のアパーチャを有
するシャドウマスクに配設される請求項1または2に記
載の平面陰極線管用シャドウマスク。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR30730/1997 | 1997-07-03 | ||
KR1019970030730A KR100217152B1 (ko) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 평면브라운관용 섀도우마스크 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1173889A JPH1173889A (ja) | 1999-03-16 |
JP3535386B2 true JP3535386B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=19513232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18906098A Expired - Fee Related JP3535386B2 (ja) | 1997-07-03 | 1998-07-03 | 平面陰極線管用シャドウマスク |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6603251B1 (ja) |
JP (1) | JP3535386B2 (ja) |
KR (1) | KR100217152B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
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