JP2001006568A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2001006568A
JP2001006568A JP11176834A JP17683499A JP2001006568A JP 2001006568 A JP2001006568 A JP 2001006568A JP 11176834 A JP11176834 A JP 11176834A JP 17683499 A JP17683499 A JP 17683499A JP 2001006568 A JP2001006568 A JP 2001006568A
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shadow mask
vibration
electron beam
ray tube
cathode ray
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JP11176834A
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Hideo Tanabe
英夫 田辺
Mitsuru Watanabe
満 渡辺
Takao Nakamura
考雄 中村
Hiroshi Kawasaki
浩 川崎
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0738Mitigating undesirable mechanical effects
    • H01J2229/0744Vibrations

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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画質を劣化させることなくシャドウマスクの防
振を図る。 【解決手段】電子銃4から出射される電子ビームの水平
走査方向に直交する方向に延在するグリル部と、隣接す
るグリル部を接続するブリッジ部とで枠状のスロット形
電子ビーム通過孔を多数形成した有孔領域を有するシャ
ドウマスク8の有孔領域内におけるグリル部の延在方向
において凸となる側の面、かつグリル部に重畳して電子
ビーム通過孔を通過する電子ビームを遮らない位置に防
振ワイヤ12を張設させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係り、特に所謂スロット型と称するシャドウマスクを具
備したカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機、あるいはパソコン、その
他の情報機器のモニターとして用いられているカラー陰
極線管は、複数色の蛍光体(通常は赤色、緑色、青色)
を塗り分けた蛍光面を有するフェースパネルと電子銃を
収容したネックおよびフェースパネルとネックを連接す
る漏斗状のファンネルとを有する真空外囲器で構成され
る。
【0003】ファンネルとネックとの遷移領域には偏向
ヨークが外装され、電子銃から出射した変調電子ビーム
で蛍光面を上記偏向ヨークが発生する水平と垂直の偏向
磁界により水平方向と垂直方向の二方向に走査すること
により画像を再生する。
【0004】シャドウマスクは蛍光面に近接して設置さ
れ、電子銃から出射された複数本(通常は赤用、緑用、
青用の3本)の電子ビームを、それぞれ対応する色の蛍
光体に射突させるための、所謂色選別電極として機能す
る。
【0005】このシャドウマスクとしては、種々の形式
が知られているが、電子銃から出射した電子ビームの水
平走査方向に対して直交する方向に延在するグリル部
と、隣接するグリル部を接続するブリッジ部とを有し、
グリル部とブリッジ部を枠とした長方形状の電子ビーム
通過孔(これをスロットと称する)を形成した、所謂ス
ロット型のシャドウマスクがある。
【0006】このスロット型のシャドウマスクは、例え
ば米国特許第4973283号明細書に詳述されてい
る。
【0007】スロット型のシャドウマスクは、例えば電
子ビームを水平走査方向に対して直交する方向に張力を
持たせて設置されるが、外部から衝撃が加わると振動を
起こすことが知られている。シャドウマスクに振動が起
きると、スロットを通過する電子ビームと蛍光体との位
置がずれ、再生画像も振動して画質を劣化させる。そし
て、さらに、この振動によってシャドウマスク自体を損
傷し正常な画像再生動作が不可能となる場合もある。
【0008】このようなシャドウマスクの振動を防止す
るために、特開平8−227667号公報に開示されて
いるように、シャドウマスクの水平走査方向と直交する
方向(垂直走査方向)に延在するグリル部に防振ワイヤ
を重畳させて振動を吸収するようにしたものがある。
【0009】図14は従来の防振構造を備えたスロット
型のシャドウマスクの構成を模式的に説明する斜視図で
ある。このシャドウマスク8はマスクフレーム9a,9
bに張設したシャドウマスク構体7の構成部品として示
してある。
【0010】一対のマスクフレーム9a,9bは支持フ
レーム10a,10bに固定されて枠状部材を構成し、
マスクフレーム9a,9bにシャドウマスク8を張設し
てある。シャドウマスク8には、電子銃から出射される
電子ビームの水平走査方向(X軸方向)に直交する方向
(Y軸方向)に延在するグリル部21と、隣接するグリ
ル部を接続するブリッジ部22とで枠状のスロット形電
子ビーム通過孔20を多数形成した有孔領域を有する。
【0011】グリル部21の延在方向には防振ワイヤ1
2が重畳されており、マスクフレーム9a,9bに取り
付けたワイヤ支持体11aに固定されている。このワイ
ヤ支持体11aは弾性材で構成され、防振ワイヤ12に
所定の張力を与えてある。
【0012】一方、特開平5−198271号公報に開
示されているようなブリッジを有しないグリルのみのシ
ャドウマスク(すだれ状の電子ビーム通過孔を有するシ
ャドウマスク)を用い、このシャドウマスクも面に防振
ワイヤを水平走査方向に沿って張設して当該シャドウマ
スクの表面を押圧することによって振動をできるだけ減
衰させようとしたカラー陰極線管も知られている。
【0013】ちなみに、この防振ワイヤは電子ビームの
水平走査方向に沿って複数本併設させているのが普通で
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の構成としたシャドウマスクでは、防振ワイヤを
シャドウマスクの表面に確実に接触させることが困難で
あり、また防振ワイヤが電子ビーム通過孔を横切って張
設させることが免れなかった。
【0015】このため、外部からの衝撃による振動が短
時間で収束しなかったり、電子ビーム通過孔を通過すべ
き電子ビームが防振ワイヤに衝突して蛍光体に影が生
じ、画面横方向に黒い線ができて画質を劣化させるとい
う問題が指摘されるに至った。本発明の目的は、上記従
来技術の諸問題を解消し、画質を劣化させることなくシ
ャドウマスクの防振を図ったカラー陰極線管を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シャドウマスクの有孔領域外で、かつグ
リル部の延在方向に防振ワイヤの位置を決める孔を形成
し、この孔を通して防振ワイヤを通して張設したシャド
ウマスクを具備した。
【0017】本発明の代表的な構成を記述すれば、次の
とおりである。すなわち、 (1)電子銃から出射される電子ビームの水平走査方向
に直交する方向に延在するグリル部と、隣接するグリル
部を接続するブリッジ部とで枠状のスロット形電子ビー
ム通過孔を複数形成した有孔領域を有し、少なくとも前
記グリル部の延在方向に張設されてなるシャドウマスク
を具備し、前記有孔領域内における前記グリル部の延在
方向において凸となる側の面、かつ前記グリル部に重畳
して前記電子ビーム通過孔を通過する電子ビームを遮ら
ない位置に張設された防振ワイヤを備えたことを特徴と
する。
【0018】この構成により、防振ワイヤが電子ビーム
通過孔を横切ることなくシャドウマスクの表面を押圧し
て振動を防止し、高品質の画像を再現できる。
【0019】(2)電子銃から出射される電子ビームの
水平走査方向に直交する方向に延在するグリル部と、隣
接するグリル部を接続するブリッジ部とで枠状のスロッ
ト形電子ビーム通過孔を複数形成した有孔領域を有し、
少なくとも前記グリル部の延在方向に張設されてなるシ
ャドウマスクを具備し、前記有孔領域では、当該前記有
孔領域内における前記グリル部の延在方向において凸と
なる側の面、かつ前記グリル部に重畳して前記電子ビー
ム通過孔を通過する電子ビームを遮らない位置に張設さ
れ、前記有孔領域外に形成した孔を貫通して前記凸とな
る側の面とは反対の側の面に引き出して張設した防振ワ
イヤを備えたことを特徴とする。
【0020】この構成により、防振ワイヤはグリル上に
正確に重畳し、電子ビーム通過孔を横切ることなくシャ
ドウマスクの凸となる表面を押圧して振動を防止し、高
品質の画像を再現できる。
【0021】(3)(2)における前記シャドウマスク
は枠状のマスクフレームに張設され、前記防振ワイヤの
両端部を前記マスクフレームに固定して張設したことを
特徴とする。
【0022】この構成としたことにより、一対のマスク
フレームを互いに接近する方向に撓ませ、防振ワイヤの
両端をスプリング等の弾性部材を介してマスクフレーム
に固定することで当該防振ワイヤに張力が与えられ、防
振ワイヤが電子ビーム通過孔を横切ることなくシャドウ
マスクの凸となる表面を押圧して振動を防止し、高品質
の画像を再現できる。
【0023】(4)(2)または(3)における前記有
孔領域外に形成した孔の前記凸となる側の面とは反対の
側の中心を、前記凸となる側の面での前記孔の中心より
前記電子ビームの水平走査方向と直交する方向で外側に
ずらした。
【0024】この構成としたことにより、防振ワイヤは
孔の内壁に沿ってスムーズに通され、温度変化等による
シャドウマスクとの相対移動による当該防振ワイヤと孔
の局部的な接触抵抗が低減され、摩擦による塵埃の発生
や断線が阻止され、振動を防止し、高品質の画像を再現
できる。
【0025】(5)(2)における前記防振ワイヤの端
部に当該防振ワイヤの径より大なる頭部を有し、前記シ
ャドウマスクの前記有孔領域外に形成した孔が前記頭部
が通過する大径部と、この大径部に連通して前記頭部よ
り小径の溝部とを有し、前記防振ワイヤの頭部を前記大
径部を通過させて係止した。
【0026】この構成により、防振ワイヤの張設作業が
容易になる。
【0027】なお、シャドウマスクの垂直方向端部を若
干延長させてマスクフレームからはみ出させ、この部分
のスプリング効果を利用して防振ワイヤに張力を与える
ようにしてもよい。
【0028】(6)(1)〜(5)において、前記防振
ワイヤの径をΦ(mm)、前記電子ビーム通過孔の水平
走査方向のピッチをPh(mm)としたとき、0.06
×Ph≦Φ≦0.6×Phとした。
【0029】(7)(1)〜(6)において、前記シャ
ドウマスクは、前記電子銃から出射される電子ビームの
水平走査方向に曲率を有する略円筒面形状に張設されて
なることを特徴とする。
【0030】(8)(1)〜(7)において、シャドウ
マスクの有孔領域の中心を原点とし、電子ビームの水平
走査方向をX軸、垂直走査方向をY軸として前記シャド
ウマスクの面をX−Y座標で表したとき、前記電子ビー
ム通過孔のX軸方向ピッチが、当該X軸上では中央から
周辺に向かって暫時小で、かつY軸上でも中央から周辺
に向かって(Y座標の絶対値が大きくなるにしたがっ
て)漸次小であり、Y座標の絶対値が最大となる部分に
おけるX軸上では中央から周辺に向かって(X座標の絶
対値が大きくなるにしたがって)漸次大となり、あるX
座標において、前記グリルがY軸方向に直線となるよう
に配置され、このX座標と直交する位置の前記グリルの
Y軸方向に重畳させた前記防振ワイヤを少なくとも一つ
備えたことを特徴とする。
【0031】上記したように、本発明のカラー陰極線管
では、そのシャドウマスク構体を構成するシャドウマス
クの有孔領域外に位置決め用の孔を形成し、この孔に防
振ワイヤを通して張力を与えるため、防振ワイヤが電子
ビーム通過孔にはみ出すことなくシャドウマスクの振動
を防止できる。
【0032】シャドウマスクのグリル部は電子銃から出
射する電子ビームの水平走査方向に対して直交する方向
に延在する構成となっていることから、防振ワイヤは電
子ビーム通過孔を全く横切ることなく、グリル部に重畳
して敷設される。したがって、防振ワイヤの影が蛍光体
に投影されるとがなくなり、高品質の画像が得られる。
そして、この防振ワイヤをグリル部の延在方向に凸とな
る側に重畳させることにより、グリル部に密着して押圧
するため、防振効果が極めて大となる。
【0033】また、防振ワイヤを電子ビームの水平走査
方向に複数本並設することもできる。しかし、ブリッジ
部で連結されたグリル部の一体性から、1本であっても
シャドウマスクの面振動における防振効果が得られる。
【0034】本発明は、上記構成および後述する実施例
に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱す
ることなく、種々の変更が可能であることはいうまでも
ない。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1は本発明によるカラー陰極線管の第1
実施例を説明する模式断面図である。このカラー陰極線
管は、内面に3色の蛍光体を塗布して形成した蛍光面6
を有するフェースパネル1と、インライン配列した3本
の電子ビームを出射する電子銃4を収容したネック3と
フェースパネル1とネック3を連接する漏斗状のファ
ンネル2とで真空外囲器を構成している。
【0037】蛍光面6は、赤用、緑用、青用の電子ビー
ムの射突でそれぞれ赤、緑、青に発光する蛍光体をマト
リクス状に配置してなり、画像を構成する1画素はシャ
ドウマスク構体7を構成するシャドウマスク8の電子ビ
ーム通過孔の1つを通過する3本の電子ビーム(ビーム
トリオ)の射突で発光する赤、緑、青の3つの蛍光体で
構成される。
【0038】真空外囲器のファンネル2とネック3の遷
移領域に外装された偏向ヨーク5は、電子銃4から出射
した3本の電子ビームを水平方向(X軸方向)と垂直方
向(Y軸方向)に偏向して蛍光面6上に2次元の画像を
形成させる。なお、Z軸は管軸方向である。
【0039】シャドウマスク構体7は、一対の略平行す
るマスクフレーム9a,9bとこのマスクフレームと共
に枠状部材を構成する一対の支持フレーム10と、上記
一対の略平行するマスクフレーム9a,9bに溶接した
シャドウマスク8とから構成される。このシャドウマス
ク構体は図示しない懸架機構でフェースパネル1のスカ
ート部内壁に懸架支持される。
【0040】マスクフレーム9a,9bを略平行に支持
する支持フレーム10はマスクフレームの両端の各1
本、計2本(一対)あり、一対のマスクフレーム10が
互いに離間する方向に力が作用するように、弾性を有す
る部材で構成される。すなわち、マスクフレーム9a,
9bにシャドウマスク8を固定する際に、当該マスクフ
レーム9a,9bが互いに接近する方向に圧縮力を与え
て撓ませ、この状態でシャドウマスクを溶接する。その
後、上記圧縮力を解除することでシャドウマスク8に垂
直方向の張力を印加する。マスクフレーム9a,9bは
パネル1側に凸となるように例えば半径4300mmの
湾曲を有する。
【0041】これにより、スロット型のシャドウマスク
8は、水平方向(X軸方向)と直交する垂直方向(Y方
向)に均等な張力が作用するようになっている。
【0042】また、シャドウマスク構体7には、シャド
ウマスク8の有孔領域では電子銃4に面した表面に接し
て垂直走査方向と平行に張設された防振ワイヤ12が設
置されている。この防振ワイヤ12は、シャドウマスク
8の有孔領域外に形成した位置決め用の孔13a,13
bを通して当該シャドウマスク8のパネル1側に引き出
されており、その両端部はワイヤ支持体11a,11b
に溶接等で固定されている。
【0043】ワイヤ支持体11a,11bはマスクフレ
ーム9a,9bに一端を溶接し、他端を遊端としてあ
り、この遊端に圧縮力を加えて互いに接近する方向に撓
ませた状態で防振ワイヤ12を溶接し、その後圧縮力を
解除することにより、防振ワイヤ12に張力を与える。
【0044】図2は図1におけるシャドウマスク構体の
構成を模式的に説明する斜視図である。このシャドウマ
スク8も図12で説明したものと同様に、マスクフレー
ム9a,9bに張設したシャドウマスク構体7の構成部
品として示してある。
【0045】スロット型のシャドウマスク8は、厚さが
0.06mmの鉄・ニッケル合金材製であり、平行する
一対のマスクフレーム9a,9b間に張力をもって張設
固定されている。
【0046】このシャドウマスク8の主要部分には電子
ビーム通過孔20が形成されている。電子ビーム通過孔
20は、所謂スロットであり、グリル部21とグリル部
21を水平方向(X軸方向)に連接するブリッジ部22
を枠として垂直方向(Y軸方向)に長軸をもって形成さ
れている。電子ビーム通過孔20が形成されている領域
を有孔領域と称する。
【0047】図3は図2における電子ビーム通過孔を拡
大して示す有孔領域の要部詳細図である。グリル部21
はY軸方向に直線的に延在し、それらがX軸方向に例え
ば等間隔に並設されている。そして、これらの各グリル
部21のみではシャドウマスク8の取扱い(ハンドリン
グ)が難しいため、図中のX方向に延在しているブリッ
ジ部22で隣接するグリル部21を連結してある。
【0048】ブリッジ部22はY軸方向に略等間隔に並
設されると共に、X軸方向に隣接するブリッジ部22と
は交互に配置されている。ちなみに、このスロット型の
シャドウマスク8は、そのY軸方向のサイズが300m
m、X軸方向のサイズが400mm、板厚が0.06m
mであり、0.052mm×0.21mmの電子ビーム
通過孔(スロット)20がX軸方向のピッチが0.25
mm、Y軸方向のピッチが0.26mmで配列されてい
る。
【0049】そして、図2に示したように、シャドウマ
スク構体7には、シャドウマスク8の振動を防止するた
めの防振ワイヤ12が取り付けられている。この防振ワ
イヤ12は、例えばタングステンとレニウムの合金線で
あり、マスクフレーム9a,9bの間で、X軸方向に隣
接する電子ビーム通過孔20の間にあるグリル部21に
重畳して張設されている。図2では、防振ワイヤ12は
3本設置してある。
【0050】防振ワイヤ12のそれぞれは、グリル部2
1に確実に接触させるため、シャドウマスク8の有孔領
域内においては、グリル部21の電子銃側で当該シャド
ウマスク8の表面に重畳し、有孔領域外に形成した孔1
3を貫通させてシャドウマスク8のパネル側表面に引き
出されている。
【0051】パネル側表面に引き出された防振ワイヤ1
2の両端は、マスクフレーム9a,9bに取り付けたワ
イヤ支持体11a,11bに張設されている。これによ
り、防振ワイヤ12は電子ビーム通過孔20を全く横切
ることなく配置される。
【0052】ワイヤ支持体11a,11bに防振ワイヤ
12を固定する場合、マスクフレーム9a,9bに取り
付けたワイヤ支持体11a,11bを互いに近づく方向
に押圧し、この状態で防振ワイヤ12を溶接し、然る後
に上記押圧を解除する。これにより、防振ワイヤ12に
張力が与えられ、シャドウマスク8の表面を押接して当
該シャドウマスク9の振動を防止する。
【0053】防振ワイヤ12をシャドウマスク8の有孔
領域内においては、グリル部21の電子銃側で当該シャ
ドウマスク8の表面に重畳させることの理由を図4を参
照して説明する。
【0054】図4はマスクフレームに張設されたシャド
ウマスクの表面状態を説明する模式図である。シャドウ
マスク8は一対のマスクフレーム9a,9bの間に張設
される。この張設作業は次のようにして行われる。すな
わち、一対のマスクフレーム9a,9bを、両者が接近
する方向に押圧力Fを加えた状態でシャドウマスク8の
端縁を溶接する。溶接後、押圧力Fを解除することでシ
ャドウマスク8はマスクフレーム9a,9b間に張力を
持って張設される。一対のマスクフレーム9a,9bは
パネル側に凸になる形状を有しているため、スロット2
0を形成したシャドウマスク8は、そのグリル部21が
ブリッジ部22でX方向に接続されているためにY方向
への張力がX方向で隣接するグリル部21を引っ張る成
分が存在し、延在方向(Y軸方向)においては、図中に
点線の楕円140で示したように、電子銃側に凸となる
形状を生じる。
【0055】シャドウマスク8の表面が電子銃側に凸と
なっているため、シャドウマスク8の表面で、そのグリ
ル部21に防振ワイヤ12が確実に接触する。防振ワイ
ヤ12は、それが張設された結果として、シャドウマス
ク8の電子銃側表面を押圧する。
【0056】シャドウマスク8の有孔領域外に形成する
防振ワイヤ12を貫通させる孔13は当該シャドウマス
ク8のスロットパターンの形成と同時にエッチング加工
により形成するので、位置精度が容易に得られる。この
孔13はシャドウマスク8の表面と直角に穿孔してもよ
いが、防振ワイヤの延長方向に沿って角度を持たせて穿
孔することにより、防振ワイヤ13の通りがスムーズに
シャドウマスク8の表面に接触し、より効果的な防振効
果を得るとができる。
【0057】図5は本実施例における防振ワイヤの張設
構造を説明する要部断面図である。同図(a)はシャド
ウマスク8の有孔領域外に形成した孔13に防振ワイヤ
12を貫通させ、マスクフレーム9a(9b)に溶接し
たワイヤ支持体11a(11b)を矢印F’に示したよ
うに押圧し、防振ワイヤ12の端部をワイヤ支持体11
a(11b)に溶接して固定した状態を示す。符号12
aは溶接点を示す。
【0058】この実施例では、シャドウマスク8に形成
した孔13は防振ワイヤ12の延長方向に沿って角度を
持たせてある。すなわち、シャドウマスク8の有孔領域
外に形成した孔の当該シャドウマスクの凸となる側(電
子銃側)の面とは反対の側の中心を、当該凸となる側の
面での前記孔の中心より前記電子ビームの水平走査方向
と直交する方向で外側にずらしてある。
【0059】その後、ワイヤ支持体11a(11b)に
加えていた押圧力を解除することにより、図5の(b)
に示したように防振ワイヤ12はワイヤ支持体11a
(11b)の弾性で両側外方に引っ張られ、シャドウマ
スク8の上記凸となった側の表面に密接して当該シャド
ウマスク8を押圧する。
【0060】本実施例における防振ワイヤ12は、その
径(直径)が0.09mmのものを使用したが、この径
はシャドウマスク8に形成したスロット(電子ビーム通
過孔)のX軸方向のピッチの0.06倍〜0.6倍が適
していることが本発明者の実験により実証された。すな
わち、上記の数値よりも細い(小径)の防振ワイヤでは
防振効果が小さくなり、上記の数値よりも太いとスロッ
トからはみ出して蛍光面に影を生じる恐れがある。
【0061】上記した本発明の第1実施例でも説明した
ように、マスクフレーム9a,9bに、パネル側(蛍光
面側)に凸となる曲率を設けると、スロット型のシャド
ウマスク8はY軸上を最大としてグリル部21の延在方
向には電子銃側(ネック側)に凸となる湾曲が形成され
る。つまり、スロット型のシャドウマスク8はパネル側
から見て鞍形に凹んだ面形状となる。
【0062】このようなシャドウマスクを用いて蛍光面
のパターニングを行うと、当然のこととして各蛍光体の
配列に歪みが生じる。この蛍光体の配列を補正するため
には、Y軸上では、X−Y座標の原点(シャドウマスク
8の中点)から上下(原点からY軸に沿って離れる方
向)に向かって電子ビーム通過孔(スロット)のX軸方
向(水平方向)のピッチを小さくするのが有効である。
【0063】しかし、防振ワイヤ12は直線となるグリ
ル部に重畳させるのが防振効果上で好適である。
【0064】図6は本発明によるカラー陰極線管の第2
実施例を説明するシャドウマスクの模式平面図である。
同図に示したように、X軸上で原点OからX軸方向の左
右に向かってスロット20の水平方向のピッチPを小さ
くし、またY軸上では原点OからY軸方向上下に離れる
に従ってピッチPを小さくする。
【0065】一方、X軸と平行な方向の周辺ではY軸か
らX軸と平行な方向に離れるに従ってピッチPを大きく
し、Y軸と平行な方向の周辺ではX軸からY軸と平行な
方向に離れるに従ってピッチPを大きくする。
【0066】このようなスロットの配列構成とし、直線
14で示す防振ワイヤの設置位置にグリル部が存在する
ように形成する。
【0067】この構成により、パネル側から見て鞍形に
凹んだ面形状をもつスロット型のシャドウマスク8によ
る蛍光体の配列補正と防振効果が両立し、高品質の画像
を得ることができる。
【0068】図7は本発明によるカラー陰極線管の他の
実施例を説明するシャドウマスクの模式的側面図と要部
断面図である。本実施例では、(a)に示したようにシ
ャドウマスク8のマスクフレーム9a(9b)との溶接
部分の外縁を延長して、防振ワイヤ12に張力を与える
架張手段8aとしたものである。
【0069】この架張手段8aは、図7(b)のように
延長した溶接部分の外縁を若干湾曲させ、この上方を防
振ワイヤ12が押圧して撓ませることで弾性を付与し、
当該防振ワイヤ12を溶接点12aでマスクフレーム9
a(9b)に溶接固定したものである。
【0070】また、図7(c)では、上記延長した溶接
部分の外縁を丸めてマスクフレーム9a(9b)に当接
させて架張手段8aとし、丸めた部分を押し潰すように
押圧して防振ワイヤ12を固定したものである。
【0071】さらに、図7(d)では、上記延長した溶
接部分を比較的長い直線状に折り曲げ、この折り曲げ部
分を押圧して撓ませ、この上に防振ワイヤ12を重畳し
て、その端部をマスクフレーム9a(9b)に溶接固定
したものである。
【0072】上記の各構成により、防振ワイヤ12を張
設するために別部品としてのワイヤ支持体を必要としな
いため、組立て作業が簡素化される。
【0073】図8は本発明によるカラー陰極線管の実施
例に用いるシャドウマスク構体を構成するマスクフレー
ムの構成例の説明図である。この構成例では、マスクフ
レーム9a(9b)は板体を屈折させて断面が略三角形
に形成してある。このように構成したマスクフレームに
よれば、シャドウマスク8を溶接する際にシャドウマス
ク8の溶接部9a’を外力で撓ませることで十分な弾性
を与えることができると共に、マスクフレームの軽量化
とコストを低減できる。
【0074】図9は本発明によるカラー陰極線管の実施
例に用いるシャドウマスク構体を構成する支持フレーム
の構成例の説明図である。この構成例では、マスクフレ
ーム9a,9bを平行に支持して枠状体を構成する支持
フレーム10a,10bとして図8のマスクフレームと
同様に板体を屈折させて形成したものである。
【0075】すなわち、図9(a)は板体を屈折させて
断面をコ字状に形成し、これをマスクフレームに溶接す
るものである。また、図9(b)は板体を屈折させて断
面をロ字状に形成し、図9(c)は板体を屈折させて断
面を三角形に形成したものである。
【0076】上記図9(a)〜(c)の何れの支持フレ
ームも、軽量化とコストを低減でき、図8に示したマス
クフレームと組み合わせることで、シャドウマスクの軽
量化とコストをさらに低減できる。
【0077】なお、防振ワイヤ12の固定構造は図9に
示した何れか、あるいは図7で説明した何れかを採用で
きるが、シャドウマスク8の有孔領域外に孔13を穿孔
せずに、例えばマスクフレームのシャドウマスク溶接面
にY軸方向の溝を形成し、この溝内に防振ワイヤ12を
収納して固定することも考えられる。しかし、シャドウ
マスク8のグリル部と防振ワイヤ12の位置決め精度か
ら見れば、上記した孔13を用いるのが好適である。
【0078】図10は本発明によるカラー陰極線管の実
施例におけるシャドウマスク構体を構成する防振ワイヤ
の固定構造の他例の説明図、図11は図10の構成を説
明する要部平面図である。この構成例では、シャドウマ
スク8の有孔領域外に形成する孔として、図11に示し
たような鍵型開口とした。
【0079】一方、防振ワイヤ12の端部に当該防振ワ
イヤの径より大なる頭部120aを有し、シャドウマス
クの有孔領域外に形成した孔が防振ワイヤ12の頭部1
20aが通過する大径部130aと、この大径部に連通
して防振ワイヤ12の頭部120より小径の係止溝13
0bとを有している。
【0080】この孔に防振ワイヤ12を取り付ける場合
は、マスクフレーム9a(9b)を内側に押圧して撓ま
せ、防振ワイヤ12の頭部120を大径部130aを通
過させて係止溝130bに係止する。しかる後、マスク
フレームに加えていた押圧力を解除することで、防振ワ
イヤ12に張力を付与する。
【0081】この構成によれば、防振ワイヤ12の固定
部品を必要とせずに、所要の防振効果構造を得ることが
できる。
【0082】図12は本発明によるカラー陰極線管のさ
らに他の実施例におけるシャドウマスク構体を構成する
防振ワイヤの固定構造の説明図、図13は図12の構成
を説明する要部平面図である。この実施例でも、シャド
ウマスク8の有孔領域外に形成する孔は前記図11と同
様である。
【0083】本実施例では、図13に示したように、有
孔領域外に形成した孔が、大穴130aと小穴130b
とが連接した形状であって、防振ワイヤ12は当該防振
ワイヤの径より大きな大穴130aを貫通し、マスクフ
レーム9a(9b)に溶接したワイヤ支持体11a(1
1b)に溶接固定してある。
【0084】本実施例では、小穴130bが大穴130
aに連接した形状であって、図13(b)に示したよう
に小穴130bが概略対向するように配置してあるの
で、大穴130aを通した防振ワイヤ12を引っ張るこ
とにより、防振ワイヤが小穴130bに挟まり、ワイヤ
の位置決めが正確かつ容易にできる。
【0085】上記した本発明の各実施例により、画質を
劣化させることなくシャドウマスクの防振を図ったカラ
ー陰極線管を提供することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャドウマスクの有孔領域外に形成した位置決め用の孔
に防振ワイヤを通して張力を与えるため、防振ワイヤが
電子ビーム通過孔にはみ出すことなくシャドウマスクの
表面を押圧して振動を防止し、高品質の画像を再現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー陰極線管の第1実施例を説
明する模式断面図である。
【図2】図1におけるシャドウマスク構体の構成を模式
的に説明する斜視図である。
【図3】図2における電子ビーム通過孔を拡大して示す
有孔領域の要部詳細図である。
【図4】マスクフレームに張設されたシャドウマスクの
表面状態を説明する模式図である。
【図5】本実施例における防振ワイヤの張設構造を説明
する要部断面図である。
【図6】本発明によるカラー陰極線管の第2実施例を説
明するシャドウマスクの模式平面図である。
【図7】本発明によるカラー陰極線管の他の実施例を説
明するシャドウマスクの模式的側面図と要部断面図であ
る。
【図8】本発明によるカラー陰極線管の実施例に用いる
シャドウマスク構体を構成するマスクフレームの構成例
の説明図である。
【図9】本発明によるカラー陰極線管の実施例に用いる
シャドウマスク構体を構成する支持フレームの構成例の
説明図である。
【図10】本発明によるカラー陰極線管の実施例におけ
るシャドウマスク構体を構成する防振ワイヤの固定構造
の他例の説明図である。
【図11】図10の構成を説明する要部平面図である。
【図12】本発明によるカラー陰極線管のさらに他の実
施例におけるシャドウマスク構体を構成する防振ワイヤ
の固定構造の説明図である。
【図13】図12の構成を説明する要部平面図である。
【図14】従来の防振構造を備えたスロット型のシャド
ウマスクの構成を模式的に説明する斜視図である。
【符号の説明】 1 フェースパネル 2 ファンネル 3 ネック 4 電子銃 5 偏向ヨーク 6 蛍光面 7 シャドウマスク構体 8 シャドウマスク 9(9a,9b) マスクフレーム 10(10a,10b) 支持フレーム 11(11a,11b) ワイヤ支持体 12 防振ワイヤ 12は、シャドウマスク8の有孔領域外に形成した位置
決め用の孔13a,113a,13b 孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 満 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 中村 考雄 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 川崎 浩 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5C031 EE01 EE15 EG13 EH06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子銃から出射される電子ビームの水平走
    査方向に直交する方向に延在するグリル部と、隣接する
    グリル部を接続するブリッジ部とで枠状のスロット形電
    子ビーム通過孔を複数形成した有孔領域を有し、少なく
    とも前記グリル部の延在方向に張設されてなるシャドウ
    マスクを具備し、 前記有孔領域内における前記グリル部の延在方向におい
    て凸となる側の面、かつ前記グリル部に重畳して前記電
    子ビーム通過孔を通過する電子ビームを遮らない位置に
    張設された防振ワイヤを備えたことを特徴とするカラー
    陰極線管。
  2. 【請求項2】電子銃から出射される電子ビームの水平走
    査方向に直交する方向に延在するグリル部と、隣接する
    グリル部を接続するブリッジ部とで枠状のスロット形電
    子ビーム通過孔を複数形成した有孔領域を有し、少なく
    とも前記グリル部の延在方向に張設されてなるシャドウ
    マスクを具備し、 前記有孔領域では、当該前記有孔領域内における前記グ
    リル部の延在方向において凸となる側の面、かつ前記グ
    リル部に重畳して前記電子ビーム通過孔を通過する電子
    ビームを遮らない位置に張設され、前記有孔領域外に形
    成した孔を貫通して前記凸となる側の面とは反対の側の
    面に引き出して張設した防振ワイヤを備えたことを特徴
    とするカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】前記シャドウマスクは枠状のマスクフレー
    ムに張設され、前記防振ワイヤの端部を弾性部材を介し
    て前記マスクフレームに固定して張設してなることを特
    徴とする請求項2に記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】前記有孔領域外に形成した孔の前記凸とな
    る側の面とは反対の側の中心を、前記凸となる側の面で
    の前記孔の中心より前記電子ビームの水平走査方向と直
    交する方向で外側にずらしてなることを特徴とする請求
    項2または3に何れかに記載のカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】前記防振ワイヤの端部に当該防振ワイヤの
    径より大なる頭部を有し、前記シャドウマスクの前記有
    孔領域外に形成した孔が前記頭部が通過する大径部と、
    この大径部に連通して前記頭部より小径の溝部とを有
    し、前記防振ワイヤの頭部を前記大径部を通過させたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】前記防振ワイヤの径をΦ(mm)、前記電
    子ビーム通過孔の水平走査方向のピッチをPh(mm)
    としたとき、 0.06×Ph≦Φ≦0.6×Phであることを特徴と
    する請求項1〜5の何れかに記載のカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】前記シャドウマスクは、前記電子銃から出
    射される電子ビームの水平走査方向に曲率を有する略円
    筒面形状に張設されてなることを特徴とする請求項1〜
    6の何れかに記載のカラー陰極線管。
  8. 【請求項8】シャドウマスクの前記有孔領域の中心を原
    点とし、電子ビームの水平走査方向をX軸、垂直走査方
    向をY軸として前記シャドウマスクの面をX−Y座標で
    表したとき、前記電子ビーム通過孔のX軸方向ピッチ
    が、当該X軸上では中央から周辺に向かって漸次小で、
    かつY軸上でも中央から周辺に向かって漸次小であり、 Y座標の絶対値が最大となる部分において、X座標が0
    から絶対値が大きくなるにしたがって漸次大となり、 あるX座標において、前記グリルがY軸方向に直線とな
    るように配置され、このX座標と直交する位置の前記グ
    リルのY軸方向に重畳させた前記防振ワイヤを少なくと
    も一つ備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに
    記載のカラー陰極線管。
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