JP3535346B2 - ホログラムメモリ装置 - Google Patents

ホログラムメモリ装置

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JP3535346B2 JP17074597A JP17074597A JP3535346B2 JP 3535346 B2 JP3535346 B2 JP 3535346B2 JP 17074597 A JP17074597 A JP 17074597A JP 17074597 A JP17074597 A JP 17074597A JP 3535346 B2 JP3535346 B2 JP 3535346B2
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森 康 一 鈴
村 雅 之 関
村 啓 志
沢 秀 之 西
尾 明 子 平
藤 浩 一 近
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホログラフィの原理
を用いたホログラムメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に従来のホログラムメモリ装置の
一例を示す。図10に示すホログラムメモリ装置での情
報記録は以下のようにして行われる。すなわち、まず、
レーザ光源101から出射されたレーザ光が、ビームス
プリッタ102で物体光と参照光に分離される。
【0003】このうち物体光は、ページコンポーザとし
て機能する液晶パネル103を通過する。物体光は、液
晶パネル103を通過する際に、面としての情報を付加
され、ニオブ酸リチウム結晶からなるホログラム記録媒
体104に入射するようになっている。なお、液晶パネ
ル103により付加される情報のイメージは103aで
示すようなものであり、図10に示すイメージは103
aにおいて、例えば白い部位が1を表すデジタルデー
タ、黒い部位が0を表すデジタルデータとなる。
【0004】一方、参照光は、機械式のスキャナ105
により偏向され、ビームスプリッタ106を透過し、格
子状ミラー107に入射する。参照光は格子状ミラー1
07のいずれかの部分により反射され、ビームスプリッ
タ106、およびレンズ108を経てホログラム記録媒
体104に入射する。
【0005】物体光および参照光はホログラム記録媒体
104内で干渉し、その干渉情報がホログラム記録媒体
内に記録されるようになっている。なお、参照光のホロ
グラム材料への入射角度は、スキャナ105により決定
されるようになっている。
【0006】情報の読み出しを行う際には、情報が記録
された場合と同じ角度で参照光をホログラム記録媒体1
04に照射することにより物体光が再生され、この再生
された物体光はCCD109に導かれる。そしてCCD
109は物体光を光電変換して電気信号とし、この信号
がデジタルデータに変換されるようになっている。
【0007】図11にホログラムメモリ装置の他の従来
例を示す。図11に示すホログラムメモリ装置での情報
記録は以下のようにして行われる。ビームスプリッタ1
11により分離された参照光は、参照光の垂直方向およ
び水平方向への偏向をそれぞれ行うAOD115、11
6(acousto-optic deflector 音響光学素子)を経て前
記AOD115、116の状態に依存して変化する入射
角度でホログラム記録媒体114に入射する。
【0008】物体光は、AOD115、116を通過す
る参照光との周波数の整合性を取るための周波数補正用
AOD112を経て、空間光変調器の役割を果たす液晶
パネル113に入射し、液晶パネル113により情報を
付加されてホログラム記録媒体114に入射する。物体
光は、ホログラム記録媒体114内において参照光と干
渉しホログラム記録媒体114に情報が記録される。
【0009】なお、情報を読み出す場合には、AOD1
15、116を調節し、読み出そうとする情報が記録時
された時と同じ角度で、参照光をホログラム記録媒体1
14に入射させることにより、物体光が再生され、再生
された物体光はCCD117により光電変換される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のホログ
ラムメモリ装置には、以下のような問題点がある。すな
わち、上記第1および第2の従来例においては、ホログ
ラム記録媒体に対する物体光および参照光の双方の入射
位置を変更する有効な手段が設けられていない。このた
め、ホログラムメモリ装置の記憶容量は、ホログラム材
料の多重記録性にのみ依存することになり、ホログラム
メモリ装置が本来有する記録容量の多さを十分に生かす
ことはできない。
【0011】本発明は、上記実状に鑑みなされたもので
あり、ホログラムメモリ装置が本来有する高速アクセス
性を損なうことなく大容量記録を行うことができるホロ
グラムメモリ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくともホログラム記録媒体への情報
の記録を行うホログラムメモリ装置において、第1の方
向に沿って延びる複数の第1反射鏡列を成すように配置
された回動可能な複数の第1反射鏡と、前記各第1反射
鏡列の一側端の近傍に設けられるとともに、第2の方向
に沿って延びる第2反射鏡列を成す回動可能な複数の第
2反射鏡と、前記各第1反射鏡列の他側端の近傍に設け
られるとともに、第2の方向に沿って延びる第3反射鏡
列を成す回動可能な複数の第3反射鏡と、を備え、前記
各第2反射鏡は、当該第2反射鏡の近傍に向かって当該
第2反射鏡が所属する第2反射鏡列に沿って進行してき
た物体光を当該第2反射鏡に対応する第1反射鏡列に向
けて偏向させる第1の回動状態と、当該第2反射鏡が所
属する第2反射鏡列に沿って進行してきた物体光が当該
第2反射鏡の近傍を通過することを許容する第2の回動
状態と、をとることができ、前記各第3反射鏡は、当該
第3反射鏡の近傍に向かって当該第3反射鏡が所属する
第3反射鏡列に沿って進行してきた参照光を当該第3反
射鏡に対応する第1反射鏡列に向けて偏向させる第1の
回動状態と、当該第3反射鏡が所属する第3反射鏡列に
沿って進行してきた参照光が当該第3反射鏡の近傍を通
過することを許容する第2の回動状態と、をとることが
でき、前記各第1反射鏡は、前記第2または第3反射鏡
により偏向された後に当該第1反射鏡が所属する第1反
射鏡列に沿って進行する物体光または参照光をホログラ
ム記録媒体に向けて偏向する第1の回動状態と、当該第
1反射鏡が所属する第1反射鏡列に沿って進行してきた
物体光または参照光が当該第1反射鏡の近傍を通過する
ことを許容する第2の回動状態と、をとることができる
ことを特徴としている。
【0013】また、本発明は、少なくともホログラム記
録媒体からの情報の再生を行うホログラムメモリ装置に
おいて、第1の方向に沿って延びる複数の第1反射鏡列
を成すように配置された回動可能な複数の第1反射鏡
と、前記各第1反射鏡列の一側端の近傍に設けられると
ともに、第2の方向に沿って延びる第2反射鏡列を成す
回動可能な複数の第2反射鏡と、を有する第1の反射鏡
アレーデバイスと、第1の方向に沿って延びる複数の第
1反射鏡列を成すように配置された回動可能な複数の第
1反射鏡と、前記各第1反射鏡列の一側端の近傍に設け
られるとともに、第2の方向に沿って延びる第2反射鏡
列を成す回動可能な複数の第2反射鏡と、を有し、ホロ
グラム記録媒体に関して前記第1の反射鏡アレーデバイ
スと反対側に設けられた第2の反射鏡アレーデバイス
と、を備え、前記第1の反射鏡アレーデバイスの各第2
反射鏡は、当該第2反射鏡の近傍に向かって当該第2反
射鏡が所属する第2反射鏡列に沿って進行してきた参照
光を当該第2反射鏡に対応する第1反射鏡列に向けて偏
向させる第1の回動状態と、当該第2反射鏡が所属する
第2反射鏡列に沿って進行してきた参照光が当該第2反
射鏡の近傍を通過することを許容する第2の回動状態
と、をとることができ、前記第1の反射鏡アレーデバイ
スの各第1反射鏡は、前記第2反射鏡により偏向された
後に当該第1反射鏡が所属する第1反射鏡列に沿って進
行する参照光をホログラム記録媒体に向けて偏向する第
1の回動状態と、当該第1反射鏡が所属する第1反射鏡
列に沿って進行してきた参照光が当該第1反射鏡の近傍
を通過することを許容する第2の回動状態と、をとるこ
とができ、前記第2の反射鏡アレーデバイスの各第1反
射鏡は、参照光が照射されたホログラム記録媒体から再
生された物体光を、当該第1反射鏡が所属する第1反射
鏡列に沿った方向に偏向して当該反射鏡が所属する列に
対応する第2反射鏡に向けて進行させる第1の回動状態
と、当該第1反射鏡が所属する第1反射鏡列における当
該第1反射鏡以外の第1反射鏡により偏向された物体光
が当該第1反射鏡の近傍を通過することを許容する第2
の回動状態と、をとることができるように構成され、前
記第2の反射鏡アレーデバイスの各第2反射鏡は、当該
第2反射鏡に向けて進行してきた物体光を、当該第2反
射鏡が所属する第2反射鏡列に沿った方向に偏向させる
第1の回動状態と、当該第2反射鏡が所属する第2反射
鏡列における当該第2反射鏡以外の第2反射鏡により偏
向された物体光が当該第2反射鏡の近傍を通過すること
を許容する第2の回動状態と、をとることができるよう
に構成されていることを特徴としている。
【0014】また、本発明は、ホログラム記録媒体への
情報の記録およびホログラム記録媒体からの情報の再生
のうち少なくとも一方を行うホログラムメモリ装置にお
いて、列を成して配置された複数の回動可能な反射鏡を
備え、前記各反射鏡は、当該反射鏡の所属する列に沿っ
て進行する物体光または参照光をホログラム記録媒体に
向けて偏向する第1の回動状態と、当該反射鏡の所属す
る列に沿って進行する物体光または参照光が当該反射鏡
の近傍を通過することを許容する第2の回動状態と、を
とることができ、かつ、前記第1の回動状態をとる時に
当該反射鏡の角度を連続的に変更することができるよう
に構成されていることを特徴としている。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】第1の実施の形態 まず、第1の実施の形態について説明する。図1乃至図
6は本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、
以下の説明の理解を容易にするため、図1左下に示すよ
うに、XYZ直交座標系を設定し、必要に応じてこの座
標系を参照して説明を行う。なお、図1においてZ軸は
紙面法線方向に延び、正方向は紙面手前側である。ま
た、各図に付記された座標軸は図1の座標軸と対応する
ものである。
【0019】図1に示すように、ホログラムメモリ装置
は、物体光および参照光の光路切換およびホログラム材
料への物体光および参照光の入射角の変更を行うための
複数のマイクロミラーを有する第1のアナログマイクロ
ミラーアレーデバイス(以下「AMD」という)10
と、再生された物体光の光路切換を行うための第2のA
MD20とを備えている。これら第1のAMD10およ
び第2のAMD20は制御装置(図示せず)の命令によ
り作動するようになっている。
【0020】これら第1のAMD10と第2のAMD2
0との間には、ホログラム記録媒体30が配置されてい
る。
【0021】また、図1に示すように、ホログラムメモ
リ装置には、干渉性の良い光、例えばレーザ光を発生す
る光源装置2と、光源装置2から出射されたレーザ光を
物体光と参照光とに分離するビームスプリッタ3とが設
けられている。
【0022】物体光の光路上には、物体光を拡張し所定
の断面積を有する平行光に整えるビームエキスパンダ
4、物体光に情報を付加する空間光変調器としてデジタ
ルマイクロミラーアレーデバイス(以下「DMD」とい
う)5、物体光をホログラム記録媒体30の各記録媒体
要素内で合焦させるフーリエ変換レンズ6aが順次設け
られている。
【0023】なお、このうちDMD5としては、TI社
(Texas Instrument Incorporated)製のものを使用する
ことが可能である。DMD5による物体光への情報の付
加は、DMD5を構成する各マイクロミラーを揺動さ
せ、第1の方向を向いたマイクロミラーにより所定の幅
を有する物体光の一部をフーリエ変換レンズ6aの光軸
方向に反射し、第2の方向を向いたマイクロミラーによ
り物体光の残りの部分をフーリエ変換レンズ6に入射し
ない方向にそらすことにより行われる。このように物体
光を互いに異なる方向に反射させた場合、フーリエ変換
レンズ6aに入射する物体光をフーリエ変換レンズ6a
の光軸に垂直な面に投影すると、従来技術において説明
したイメージ103a(図10参照)と同様の投影像が
得られる。このようにして、DMD5により物体光に情
報を付加することができる。
【0024】なお、物体光に情報を付加する空間光変調
器としては、従来技術において説明したような液晶パネ
ルを使用してもよい。この場合、図1に示すDMD5を
通常の反射鏡に置き換え、液晶パネルを前記反射鏡とビ
ームエキスパンダ3との間に配置すればよい。
【0025】一方、参照光の光路上には、ミラー(通常
の反射鏡)7a、7bおよびコリメータレンズ8が順次
設けられている。コリメータレンズ8は参照光を拡張し
所定の断面積を有する平行光に整えるものである。
【0026】また、情報読み出し時に再生される物体光
の光路上には、物体光を平行光に整えるフーリエ変換レ
ンズ6b、ミラー7c、光電変換素子の一例としてCC
D9(画像センサ)が順次設けられている。
【0027】次に、第1のAMD10および第2のAM
D20について詳述する。
【0028】図2(a)に示すように、第1のAMD1
0は、物体光の入射方向、すなわちX軸方向に等間隔に
配列された複数のマイクロミラー(光学素子)28から
なるマイクロミラー列(光学素子列)Aと、参照光の入
射方向、すなわちX軸方向に沿って等間隔に配列された
複数のマイクロミラー28からなるマイクロミラー列B
とを有している。
【0029】また、マイクロミラー列Aとマイクロミラ
ー列Bとの間には、Y軸方向に等間隔に配列された複数
のマイクロミラー22からなる複数列のマイクロミラー
列Cが設けられている。
【0030】マイクロミラー列Cは、マイクロミラー列
A,Bを構成する各マイクロミラー28にそれぞれ対応
して設けられており、マイクロミラー列Cの延長線上に
はマイクロミラー列A,Bを構成するマイクロミラー2
8のいずれかが位置するようになっている。
【0031】また、図2(a)に示すように、各マイク
ロミラー列Cを構成するマイクロミラー22を全体とし
て見た場合、各マイクロミラー22は、X軸方向に関し
て等間隔に、かつY軸方向に関しても等間隔に、矩形の
基板21上にマトリックス状に配置されている。
【0032】従って、各マイクロミラー列A,B,Cを
構成するマイクロミラー22、28は、全体として見た
場合、マトリックス状に配置されており、好ましくはX
軸方向およびY軸方向の両方向に関して等間隔に配置さ
れる。
【0033】マイクロミラー列Cを構成するマイクロミ
ラー22は、X軸と平行な軸線を中心として揺動自在に
設けられている。また、マイクロミラー列Aを構成する
マイクロミラー28は、X軸に対して45度回転した軸
線を中心として、またマイクロミラー列Bを構成するマ
イクロミラー28は、X軸に対して45度回転した軸線
を中心として、それぞれ揺動自在に設けられている。
【0034】また、第2のAMD20は、図2(c)に
示すように、マイクロミラー列Aを有していない点のみ
が第1のAMD10と異なり、他は第1のAMD10と
全く同一の構成を有している。すなわち第2のAMD2
0の各マイクロミラーは第1のAMD10の各マイクロ
ミラーと全く同一のX座標およびY座標位置に配置され
ている。すなわち図2(a)に示す第1のAMD10か
らマイクロミラー列Bを取り除きこれを表裏反転する
と、図2(c)に示すAMD20となる。
【0035】次にホログラム記録媒体30について説明
する。図2(b)に示すように、ホログラム記録媒体3
0は、矩形の板状の基板30aと、この基板30a上に
設けられたニオブ酸リチウム結晶またはフォトポリマー
等のホログラム材料からなる複数の記録媒体要素31を
有している。
【0036】記録媒体要素31は、Y軸方向に沿って等
間隔かつX軸方向に沿っても等間隔に配列されている。
複数の記録媒体要素31により構成されY軸方向に延び
る各記録媒体要素列Dは、AMD10のマイクロミラー
列Cのいずれかの真上に位置している。
【0037】なお、ホログラム記録媒体30の構成は上
記構成に限定されるものではなく、上記ホログラム記録
媒体30を一枚のホログラム材料により構成してもよ
い。
【0038】また、図3に示すように、記録媒体要素3
1のY軸方向のピッチpは、マイクロミラー22のY軸
方向のピッチpと等しくなっている。また、各記録媒体
要素31は、マイクロミラー22と同一のピッチpでマ
イクロミラー22に対して半ピッチ(1/2p)分ずれ
た位置に配置されている。
【0039】次に、マイクロミラー22、28と、マイ
クロミラー22、28を揺動自在とする駆動機構の構成
について詳述する。
【0040】マイクロミラー列Cを構成するマイクロミ
ラー22は、導電性物質からなる板状の部材上に反射性
の金属皮膜を蒸着する等の手法により形成されている。
【0041】図4に示すように、各マイクロミラー22
は、基板21上に設けられX軸方向を向いた支点部材2
5により支持されており、このマイクロミラー22に
は、一対のL字型の梁23が連結されている。
【0042】梁23は適当な可撓性を有しており、また
各梁23のマイクロミラー22と反対側の端部は、基板
21上に設けられた梁用基材24により支持されてい
る。マイクロミラー22は、マイクロミラー22と一体
に形成された梁用基材24および梁23を介して電源装
置27に接続されている。
【0043】また、マイクロミラーの第1部分22aの
下方には、電極26が基板21上に形成されており、電
極26も電源装置27に接続されている。
【0044】このように構成された駆動機構を具備する
マイクロミラー22は、電源装置27により、マイクロ
ミラー22および電極26に適宜電圧を印加してマイク
ロミラー22の第1部分22aと電極26との間に吸引
力または反発力を作用させることにより支点部材25と
の接線を回動中心として回動することができるようにな
っている。
【0045】すなわちマイクロミラー22は、マイクロ
ミラー22および電極26の電位がともに0の場合、梁
23の弾性により、図4に示すように水平状態を保持し
ている。
【0046】電源装置27によりマイクロミラー22お
よび電極26にそれぞれ異なる極性の電圧を印加するこ
とにより、マイクロミラー22の第1部分22aと電極
26との間には吸引力が働く。この吸引力によりマイク
ロミラー22は支点部材25との接線を回動中心として
回動する。
【0047】この場合、マイクロミラー22の変位に伴
い、梁23のZ軸方向を向いた長手方向部分23aは下
方に向けて撓む。そして、前記長手方向部分23aがそ
の弾性により初期状態(図4に示す状態)に復元しよう
とする力と前記吸引力とが釣り合う位置でマイクロミラ
ー22は停止する。このようにしてマイクロミラー22
は傾斜状態を採るようになる。
【0048】なお、以上の説明から理解されるように、
マイクロミラー22の傾斜角度は、マイクロミラー22
と電極26との間に働く静電吸引力と、梁23のバネ力
とのバランスにより決定されるため、マイクロミラー2
2と電極26との間の電位差を連続的に変化させること
により、マイクロミラー22の傾斜角度を連続的(アナ
ログ的)に任意の角度に変化させることができる。
【0049】また、マイクロミラー22を逆方向に回動
させたい場合には、マイクロミラー22および電極26
に印可する電圧の極性を同一にすればよい。このように
すれば、電圧の大きさに比例する反発力が両者の間に働
くようになり、マイクロミラー22を上記と逆方向に任
意角度で傾斜させることができる。
【0050】なお、マイクロミラー22の駆動機構の構
成は図4に示す構成に限定されるものではなく、図5に
示すようなものとしても良い。この場合、マイクロミラ
ー22は、マイクロミラー22を挟んで設けられた一対
の梁用基材24からマイクロミラー22に向かってX軸
方向に延びる一対の梁23により支持され、梁23のね
じりに対するバネ性と静電吸引(または反発)力とのバ
ランスにより、マイクロミラー22の傾斜角が決定され
る。
【0051】また、マイクロミラー列Aおよびマイクロ
ミラー列Bを構成するマイクロミラー28は、図6
(a)に概略的に示すように、マイクロミラー22の第
2部分22b側を支点部材25との接線を中心として4
5度折り曲げたような形状を有している。なお、図6
(a)に示す座標軸は、AMD10のマイクロミラー列
Aを構成するマイクロミラー28に関するものである。
【0052】このマイクロミラー28はマイクロミラー
22と同様の作動原理により作動するようになってお
り、電極25とマイクロミラー28の電位がともに0の
場合、マイクロミラー28の第2の部分22bは図6
(a)の実線位置(XY平面に対して45度傾斜した状
態であり、以下「傾斜状態」または「傾斜位置」とい
う)をとり、電極25とマイクロミラー28の第1の部
分22aとの間に適当な強さの吸引力を作用させること
により図6(a)の二点鎖線位置(XY平面に対して直
交する状態であり、以下「直立状態」または「直立位
置」という)をとることができるようになっている。
【0053】そして、マイクロミラー28は、傾斜状態
となっている場合にX軸負方向へ進行する物体光がマイ
クロミラー28に入射しないで通過し、直立状態となっ
ている場合に第2の部分22bが物体光の光路を遮ると
ともに入射する物体光をY軸正方向へ向けて反射するこ
とができるように、X軸負方向へ進行する物体光の光路
との相対的な位置関係をもって配置されている。
【0054】なお、マイクロミラー28の構成は、図6
(a)に示したものに限定されるものではなく、マイク
ロミラー22の第2の部分22bに三角柱形状の要素2
9を設けることによりマイクロミラー28を構成しても
よい。なお、この場合、要素29の符号29aで示す面
が反射鏡としての機能を有していればよい。
【0055】次に、上記構成を有する本実施形態の作用
について説明する。
【0056】まず、ホログラム記録媒体30に情報を書
き込む場合の作用について説明する。
【0057】まず、図示しない制御装置は、図2(a)
に示す第1のAMD10のマイクロミラー列Aのうち例
えば中央の(図中右から3個目の)マイクロミラー28
を直立状態とし、他のマイクロミラー28については傾
斜状態とする。また、同様にして、AMD10のマイク
ロミラー列Bについても中央のマイクロミラー28のみ
が直立状態となるようにされる。すなわち、マイクロミ
ラー列A,Bをそれぞれ構成する複数のマイクロミラー
からそれぞれ1つのマイクロミラーを選択的に変位させ
る。
【0058】次いで、光源装置2からレーザ光が出射さ
れ、このレーザ光は、ビームスプリッタ3により物体光
と参照光に分離される。
【0059】このうち物体光は、ビームエキスパンダ4
を経てDMD5に入射する。DMD5は物体光に情報を
付加するとともに、物体光をX軸負方向に向けて反射す
る。そして物体光は、ホログラム記録媒体30と第1の
AMD10との間の空間に入射する。
【0060】また、参照光はミラー7a,7bにより順
次反射され、X軸負方向に向きを変えられた後、コリメ
ータレンズ8により所定の幅を有する平行光に整えら
れ、ホログラム記録媒体30と第1のAMD10との間
の空間に入射する。
【0061】前記空間に入射しX軸負方向に進行する物
体光は、図2(a)のマイクロミラー列Aの右から1個
目および2個目のマイクロミラーの脇を通過し、直立し
て物体光光路内に位置するように変位した中央のマイク
ロミラー28に入射し、このマイクロミラー28により
Y軸正方向に向けて反射される。
【0062】これにより物体光は、中央の(右から第3
列目の)マイクロミラー列Cに沿って進行するようにな
る。また参照光も同様にして中央のマイクロミラー28
により向きを変え、物体光と同様に中央のマイクロミラ
ー列Cに沿ってY軸負方向に向けて進行するようにな
る。なお、この後の作用については図3により説明す
る。
【0063】図3に示すように、図示しない制御装置
は、AMD10のマイクロミラー列A,Bのマイクロミ
ラー28を変位させた際に、AMD10の中央のマイク
ロミラー列Cを構成するマイクロミラーのうち互いに隣
接するマイクロミラー22、22を変位させている。す
なわち、マイクロミラー列Cを構成する複数のマイクロ
ミラーのうち一対のマイクロミラーが選択的に変位して
いる。
【0064】本例においては、図3に示すAMD10の
マイクロミラー列Cの例えば右から2番目のマイクロミ
ラー22が時計方向に角度αだけ回動した状態(以下
「傾斜状態」という)となり、右から3番目のマイクロ
ミラー22が反時計方向に角度βだけ回動し傾斜状態と
なっている。そして他のマイクロミラー22は水平状態
(XY平面と平行な状態)となっている。なお、図3に
おいて角度αをもって傾斜した状態にある第2のAMD
20のマイクロミラー22は水平状態となっていてもよ
い。
【0065】なお、後の説明から理解できるように、角
度αと角度βとの関係は、傾斜状態にあるマイクロミラ
ー22に反射された物体光および参照光が記録媒体要素
31内で交わるような関係に設定される。
【0066】マイクロミラー列Aのマイクロミラー28
により反射されY軸正方向に進行する物体光は、水平状
態にあるマイクロミラー22の反射面に近接した光路を
形成するとともに、水平状態にあるマイクロミラー22
のわずかに上を通過し、傾斜状態にあるマイクロミラー
22に入射する。物体光が入射したマイクロミラー22
は、物体光を斜め上方に向けて反射してホログラム記録
媒体要素31に導く。
【0067】また参照光も物体光同様に水平状態にある
マイクロミラー22のわずかに上を通過し、角度βで傾
斜するマイクロミラー22より反射されホログラム記録
媒体要素31に導かれる。
【0068】物体光および参照光はホログラム記録媒体
要素31内で互いに干渉し、ホログラム記録媒体要素3
1に情報が記録される。
【0069】なお、本実施形態においては、前述したよ
うにマイクロミラー22はその傾斜角を連続的に変化さ
せることができるようになっているため、参照光を反射
するマイクロミラー22の角度βを連続的に変化させる
ことによりホログラム材料の多重記録性を利用して、物
体光を反射するマイクロミラー22の角度αを変更する
ことなく記録媒体要素31の同一部位に複数の情報を書
き込むことができる。
【0070】なお、この場合、記録媒体要素31への参
照光の入射位置が若干ずれることになるが、このこと自
体は問題にはならない。なぜなら、物体光がフーリエ変
換光学系(フーリエ変換レンズ6a)を通過し記録媒体
要素31の点と見なせる領域で合焦する光であるのに対
して、参照光はコリメータレンズ8により整形された所
定の幅を有する光であり、記録媒体要素31に対する参
照光の照射領域が物体光の照射領域を包含してさえいれ
ば物体光と参照光の干渉は発生するからである。
【0071】なお、本実施形態においては、記録対象と
なる記録媒体要素31が変更されると、フーリエ変換レ
ンズ6aと選択された記録媒体要素31との間の光路長
が変化する。このため、記録媒体要素31に入射する時
点における物体光の幅は、どの記録媒体要素31に入射
するかにより異なってくる。このような物体光の幅の変
動を最小限に抑える記録密度の向上を図るという観点か
らは、上述した光路長変化の影響が無視できる程度に長
い焦点距離を有するフーリエ変換レンズ6aを使用する
ことが好ましい。またはこれに代えて後述する第2の実
施の形態のようにAMD10とホログラム記録媒体30
との間に補正用のレンズアレーを挿入してもよい。もっ
とも、記録媒体要素31内において物体光が正確に合焦
しなくても記録は可能であるため、上記の改良は必ずし
も必要ではない。
【0072】また、本実施形態においては、反射される
物体光および参照光が記録媒体要素31内で交わるとい
う条件を満足するという条件下でマイクロミラーの角度
αおよび角度βを適宜変更することにより、1つ記録媒
体要素31の様々な部位に情報を書き込むことができ
る。
【0073】また、1つのマイクロミラー列Cを構成す
るマイクロミラー22のうち、傾斜状態とするマイクロ
ミラー22の組み合わせを変更することにより(図3右
側からn番目のマイクロミラー22とこれに隣接するn
+1番目のマイクロミラー22との組み合わせに変更す
ることを意味する、この場合nは1〜4)ことにより、
他の記録媒体要素31に情報を書き込むことができる。
【0074】更に、マイクロミラー列AおよびBのマイ
クロミラー28から直立状態とするマイクロミラー28
を選択し、いずれのマイクロミラー列Cに物体光および
参照光を導くかを選択することにより更に他の記録媒体
要素31に情報を書き込むことができる。
【0075】次に、記録された情報の再生について説明
する。なお、この場合、ビームスプリッタ3からの物体
光は情報の読み出しには必要ないため、図示しない光路
遮断手段により、ホログラム記録媒体側に到達しないよ
うにされる。
【0076】記録媒体要素31に記録された情報を読み
出す場合には、図示しない制御装置により、第1のAM
D10マイクロミラー列B,C(マイクロミラー列Aの
マイクロミラー28を調節する必要はない)の各マイク
ロミラー22、28を読み出し対象となる情報が書き込
まれた際と同一の状態とし、読みだそうとする情報が記
録された位置に、情報記録時と同一角度で参照光を照射
すればよい。なお、図3において、角度αをもって傾斜
した状態で表示されているマイクロミラー22は水平状
態としてもよい。
【0077】すると、参照光が入射した記録媒体要素3
1から、情報記録時の物体光の入射角2αと同一の出射
角2αで再生された物体光が出射し、物体光は基板30
aに形成された開口32を通過する。
【0078】この物体光は参照光を反射する第1のAM
D10のマイクロミラー22の真上に位置する第2のA
MD20のマイクロミラー22に入射する。
【0079】物体光が入射する第2のAMD20のマイ
クロミラー22は、予め図示しない制御装置により角度
α(この角度αは情報記録時において物体光を斜め上方
に導いたマイクロミラー22の傾斜角αと同一である)
で傾斜させられており、このマイクロミラー22に入射
した物体光はY軸正方向(水平方向)に向けて反射され
る。
【0080】そして物体光は、水平状態にある第2のA
MD20のマイクロミラー22の反射面に近接した光路
を形成するとともに、水平状態にあるマイクロミラー2
2のわずかに上を通過し、予め直立状態とされた第2の
AMD20のマイクロミラー列Aのマイクロミラー28
に入射する。以下の作用は、図2(c)により説明す
る。
【0081】図2(c)に示すように、直立状態にある
第2のAMD20のマイクロミラー28に入射した物体
光はマイクロミラー28によりX軸正方向に向きを変
え、第2のAMD20のマイクロミラー列Aの右から1
個目および2個目の傾斜状態にあるマイクロミラー28
の脇を通過し、ホログラム記録媒体30と第2のAMD
20との間からフーリエ変換レンズ6bに向けて出射す
る。
【0082】物体光はフーリエ変換レンズ6bにより平
行光とされ、ミラー7cに反射されてCCD9に入射す
る。
【0083】CCD9の撮像面には、情報記録時にDM
D5を通過した直後の物体光と等価な物体光が投影され
る。CCD9はこの像を光電変換し、画像信号を図示し
ないデータ変換装置に送信する。そして前記データ変換
装置は前記画像信号をデジタルデータに変換する。
【0084】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、情報の書き込みまたは再生の対象となる記録媒体要
素31の選択を、マイクロミラーアレーデバイスを構成
するマイクロミラーの状態を変化させることのみにより
行っている。このマイクロミラーは一枚あたりの質量は
極めて小さい。このため、所望の記録媒体要素31への
アクセスを極めて迅速に行うことができる。
【0085】またマイクロミラーが静電気力とバネ力の
バランスによりアナログ的に傾斜角度を変更することが
できるようになっているため、記録媒体要素31への物
体光および参照光の入射角度および入射位置の微調整を
容易に行うことができる。このため、ホログラムメモリ
装置の記録容量をより大きくすることができる。
【0086】また、本実施形態においては、各AMDの
マイクロミラーがマトリックス状に配置されているた
め、各マイクロミラーへの配線系統(マイクロミラーを
駆動するための電圧を印加するための配線系統を意味す
る)を縦方向(Y軸方向)系列と横方向(X軸方向)系
列とに分割し、縦アドレスおよび横アドレスの組み合わ
せにより特定の1つのマイクロミラーを指定できるよう
にすることが可能である。これにより、必要となる配線
数の減少および電気回路の簡略化を図ることができる。
【0087】また、前述した作動原理より理解できるよ
うに、ホログラム記録媒体30のいずれの記録媒体要素
31にアクセスする場合でもアクセス時間は一定であ
る。このため、ホログラム記録媒体の大容量化を容易に
行うことができる。
【0088】すなわち本実施形態によれば、ホログラム
メモリが本質的に持つ超高速アクセス性を損なうことな
く、かつ装置全体のサイズを増大させることなく、ホロ
グラムメモリ装置の容量を大幅に増大させることができ
る。
【0089】特に本実施形態によれば、AMD10、2
0およびホログラム記録媒体30を上下方向(Z軸方
向)に積層配置するようになっており、これら各要素1
0、20、30の相互間の間隔を非常に小さくすること
が可能である。従ってホログラムメモリ装置を構成する
各構成要素を基板1(図1参照)上に高密度に配置する
ことにより、薄く(Z軸方向の長さ)かつ幅(X軸およ
びY軸方向の長さ)の小さいホログラムメモリ装置を得
ることができる。従って、本実施形態によるホログラム
メモリ装置は、例えばノート型パーソナルコンピュータ
のハードディスク装置の代替装置として利用することも
可能である。また、このホログラム装置メモリ装置を、
予め情報が書き込まれたカセット式のROMとして使用
することもできる。例えば、膨大な情報を必要とするカ
ーナビゲーションシステムの地図情報を格納したカセッ
ト式のROMとして使用することも可能である。
【0090】第2の実施の形態 次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施
の形態は第1の実施に対してAMDのマイクロミラー列
AおよびBに代えて平行移動可能な反射鏡が設けられて
いる点と、AMDが物体光、参照光、および再生される
物体光に対してそれぞれ専用のものが設けられている点
と、光路長補正を行う手段が設けられている点とが主と
して異なり、他は第1の実施の形態と略同一である。第
2の実施の形態において第1の実施と同一部分について
は同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0091】なお、本実施形態においても第1の実施の
形態と同様にXYZ座標系を設定し、必要に応じてこの
座標系を参照して説明を行う。
【0092】図7に示すように、第2の実施の形態によ
るホログラムメモリ装置は、下部基板1aに取り付けら
れたAMD40およびAMD50と、上部基板1bに取
り付けられたAMD60とを備えている。
【0093】これらAMD40,50,60は第1の実
施形態におけるAMD10からマイクロミラー列A,B
を取り除いたものと略同一の形態を採り、Y軸方向に延
びる複数のマイクロミラー列Cのみにより構成されてい
る。なお、マイクロミラー22が全体としてマトリック
ス状に配置されている点については第1の実施の形態と
同様である。
【0094】また、AMD40の各マイクロミラー列C
は、AMD50のマイクロミラー列Cのいずれかと同一
直線上に位置している。
【0095】AMD40,50,60を構成するマイク
ロミラー22は、第1の実施の形態におけるマイクロミ
ラー22に対してマイクロミラーの第1の部分22bの
長さl1と第2の部分22bの長さl2との関係のみが
異なり、他は第1のマイクロミラー22と同一である。
すなわち第1の実施の形態におけるマイクロミラー22
においては、l1とl2とが同一長さであったのに対し
て第2の実施の形態におけるマイクロミラー22におい
ては、l2の方がl1より大きい値に設定されている。
【0096】このようにl2をl1より大きく設定する
ことにより、図8に示すようにマイクロミラー22を変
位させた場合に、反射面のZ軸方向に関する変位量をよ
り大きくとることができる。本実施形態のようにマイク
ロミラー22を一方向にのみ傾斜させることしか必要と
されない場合には、マイクロミラー22の小型化という
点、マイクロミラー22を水平状態とした場合の物体光
とマイクロミラー22との間隔を確保しやすい点、マイ
クロミラー22を物体光の光路内に変位させるために必
要とされるマイクロミラー22の傾斜角度を小さくで
き、これにより静電駆動機構の負担を低減させることが
できる点等において有利である。
【0097】上部基板1bと下部基板1aとの間の略中
央には、ホログラム記録媒体30が設けられている。な
お、本実施形態において、ホログラム記録媒体30は一
枚のホログラム材料により形成されている。
【0098】また、下部基板1aの両端部および上部基
板1bの一側端部には、図示しないリニアアクチュエー
タによりX軸方向に移動自在となった微小な可動ミラー
80a,80bおよび可動ミラー80cがそれぞれ設け
られている。これらの可動ミラーは第1の実施の形態に
おけるマイクロミラー列A,Bと略同一の役割を果たす
ものである。
【0099】また、可動ミラー80aとAMD40との
間には、複数のフーリエ変換レンズ81からなるフーリ
エ変換レンズ列が設けられている。このフーリエ変換レ
ンズ列を構成するフーリエ変換レンズ81はX軸方向に
沿って配列され、各フーリエ変換レンズ81の光軸はA
MD40のY軸方向に延びる各マイクロミラー列Cの延
長線上にそれぞれ位置している。
【0100】また、および可動ミラー80cとAMD6
0との間には、複数のフーリエ変換レンズ82からなる
フーリエ変換レンズ列が設けられている。このフーリエ
変換レンズ列を構成するフーリエ変換レンズ82もX軸
方向に沿って配列され、各フーリエ変換レンズ82の光
軸はAMD60のY軸方向に延びる各マイクロミラー列
Cの延長線上にそれぞれ位置している。
【0101】また、ホログラム記録媒体30とAMD4
0およびAMD60との間には光路長補正を行うための
フレネルレンズアレー70がそれぞれ配置されている。
これらフレネルレンズアレー70はAMD40およびA
MD60の各マイクロミラー22に対応した数のフレネ
ルレンズ71を有しており、各フレネルレンズアレー7
0のフレネルレンズ71はAMDのマイクロミラー22
と同様の態様でマトリックス状に配置されている。各フ
レネルレンズ71は、対応するフーリエ変換レンズ81
若しくはフーリエ変換レンズ82と、対応するフーリエ
変換レンズ6a若しくはフーリエ変換レンズ6bととも
にフーリエ変換光学系を構成している。
【0102】次に、上記構成を有する本実施形態の作用
について説明する。
【0103】まず、ホログラム記録媒体30に情報を書
き込む場合の作用について説明する。
【0104】まず、制御装置(図示せず)は、可動ミラ
ー80aをAMD40の特定のマイクロミラー列CとY
軸方向に沿って一直線上に並ぶような位置に移動させる
とともに、可動ミラー80bを、AMD40の前記特定
のマイクロミラー列Cと対応するAMD50のマイクロ
ミラー列C(AMD40の前記特定のマイクロミラー列
CとY軸方向に沿って一直線上に並ぶAMD50のマイ
クロミラー列C)とY軸方向に沿って一直線上に並ぶよ
うな位置に移動させる。
【0105】これと並行して、図示しない制御装置は、
AMD40の前述したマイクロミラー列Cを構成するマ
イクロミラー22のうちいずれか1つのマイクロミラー
を図8反時計方向に角度αだけ回動させ傾斜状態とし、
またAMD50の前述したマイクロミラー列Cを構成す
るマイクロミラー22のうちいずれか1つのマイクロミ
ラーを図8時計方向に角度βだけ回動させ傾斜状態とす
る。なお、図7に示すように、AMD40において右か
らn番目のマイクロミラーを回動させる場合には、AM
D50においても右からn番目のマイクロミラーを回動
させる。
【0106】次いで、光源装置2からレーザ光が出射さ
れ、このレーザ光は、ビームスプリッタ3により物体光
と参照光に分離される。
【0107】このうち物体光は、ビームエキスパンダ4
を経てDMD5に入射する。DMD5は物体光に情報を
付加するとともに、物体光をX軸負方向に向けて反射す
る。そして物体光は、フーリエ変換レンズ6aを経て、
可動ミラー80aに入射する。
【0108】物体光は可動ミラー80aによりY軸正方
向に向けて反射され、水平状態にあるマイクロミラー2
2の上方を通過し、傾斜状態にあるマイクロミラー22
に入射する。
【0109】物体光はマイクロミラー22により斜め上
方に向けて反射され、フレネルレンズ71を経てホログ
ラム記録媒体30に入射する。
【0110】ここで、フレネルレンズアレー70の各フ
レネルレンズ71はそれぞれ異なった焦点距離を有して
おり、各フレネルレンズ71は、DMD5により情報を
付加された平行光である物体光を、フーリエ変換レンズ
6aおよびフーリエ変換レンズ81と協働してホログラ
ム記録媒体30内で必ず合焦するような働きを有してい
る。すなわち、各フレネルレンズ71の焦点距離は、対
応するAMD40のマイクロミラー22とフーリエ変換
レンズ6aとの間の光路長に対応して定められている。
このため、物体光はホログラム記録媒体30内で合焦す
るようになるため、より高密度でホログラム記録媒体3
0に情報を記録することができる。
【0111】一方、参照光はコリメータレンズ8により
所定の幅を有する平行光に整えられ、可動ミラー80b
に入射する。
【0112】参照光は可動ミラー80bによりY軸負方
向に向けて反射され、水平状態にあるマイクロミラー2
2の上方を通過し、傾斜状態にあるマイクロミラー22
に入射する。物体光はマイクロミラー22により斜め上
方に向けて反射され、ホログラム記録媒体30に入射す
る。そして物体光および参照光はホログラム記録媒体3
0内で干渉し、ホログラム記録媒体30に情報が記録さ
れる。
【0113】次に、情報を読み出す場合について説明す
る。
【0114】まず、可動ミラー80b、AMD50を情
報が書き込まれた状態と同じ状態とする。
【0115】次に、可動ミラー80cを、情報が書き込
まれた際の可動ミラー80aと同じY座標に位置するよ
うに移動させる。また、情報が書き込まれた際に用いた
AMD40のマイクロミラー列Cと同じY座標を有する
AMD60のマイクロミラー列Cの右からn番目の(n
は情報書き込み時に傾斜状態としたAMD40のマイク
ロミラー22の右からの番目を示すnと同一である)を
角度α(角度αは情報書き込み時に傾斜状態としたAM
D40のマイクロミラー22の傾斜角度と同一である)
だけ反時計方向に回動させ傾斜状態とする(図8参
照)。
【0116】次いで、参照光を可動ミラー80bに入射
させる。物体光は情報の読み出しには不要であるため、
物体光の光路上に設けられた適当な光路遮断手段(図示
せず)によりミラー80aには入射しないようにされ
る。
【0117】参照光はミラー80aおよびAMD50の
傾斜状態にあるマイクロミラー22を経てホログラム記
録媒体30に入射し、これにより物体光が再生される。
物体光は出射角2αでホログラム記録媒体30から出射
し、フレネルレンズアレー70の対応するフレネルレン
ズ71を経てAMD60の傾斜状態にあるマイクロミラ
ー22に入射する。当該マイクロミラー22は物体光を
Y軸正方向に向けて反射し、物体光は対応するフーリエ
変換レンズ82を経て可動ミラー80cに入射する。
【0118】物体光は可動ミラー80cによりX軸負方
向に向けて反射され、フーリエ変換レンズ6bにより平
行光とされた後、CCD9に入射する。
【0119】CCD9の撮像面には、情報記録時にDM
D5を通過した直後の物体光と等価な物体光が投影され
る。CCD9はこの像を光電変換し、画像信号を図示し
ないデータ変換装置に送信する。そして前記データ変換
装置は前記画像信号をデジタルデータに変換する。
【0120】なお、この場合、図8上側のフレネルレン
ズアレー70の各フレネルレンズ71の焦点距離は、図
8下側のフレネルレンズアレー70の対応するフレネル
レンズ71の焦点距離と同一になっている。このため、
ホログラム記録媒体30のいかなる位置から情報を読み
出した場合でも、フレネルレンズ71、フーリエ変換レ
ンズ82およびフーリエ変換レンズ6bを経た物体光は
常に完全な平行光としてCCD9に入射する。このた
め、CCD9には常に同じ大きさの像が投影されること
になる。このため、CCD9からの信号をデジタルデー
タに変換する処理をより簡単に行うことができる。
【0121】以上説明した第2の実施の形態によれば、
第1の実施の形態の作用効果と略同一の作用効果が得ら
れる。更に、第2の実施の形態においてはフレネルレン
ズアレー70により光路長補正が行われるようになって
いるため、より高密度な記録が可能となる。さらに再生
時においても画像信号からデジタルデータへの変換処理
をより簡単に行うことができる。
【0122】なお、以上説明した第1および第2の実施
の形態において、物体光および参照光の方向を変更する
光学素子として専ら反射鏡(マイクロミラー)を使用し
た例を示したが、これに限定されるものではない。すな
わち光の方向を変更する手段としてアレー状に配列され
たマイクロミラー22に代えて、アレー状に配列された
他の光学素子を使用してもよい。
【0123】このような光学素子の一例としては、屈折
率の変化により光の方向を変化させる層、例えば、ポッ
ケルス効果(Pockels effect)またはカー効果(Kerr effe
ct)により層の近傍に設けた電極に付加する電場の強度
により屈折率を変化させる層や、屈折率異方性を持つ物
質による層、具体的物質としてはKDP,ADP,Li
NbO3 (リチウムニオベート)等からなる層を有する
ものを使用することができる。
【0124】このような光学素子を使用する場合には、
図9に示すように、光学素子を逆方向に回動させること
により光学素子が物体光(参照光についても同様であ
る。以下、物体光についてのみ説明する。)光路を遮る
ように変位させる。そして物体光を光学素子の裏面から
入射させ、光学素子の表面から出射するようにする。
【0125】上述した光学素子のうち屈折率異方性を持
つ物質による層を有するものを使用する場合には、物体
光の光学素子への入射角度θ1 を小さく変化させること
により光学素子からの物体光の出射角度θ2 を大きく変
化させることができる。このため、ホログラム記録媒体
への物体光の入射位置を所定量変化させるために必要と
される光学素子の揺動角度を少なくすることができる。
このため、光学素子の駆動機構への負担を小さくするこ
とができる。
【0126】また、電場の強度により屈折率を変化させ
る層を有するものを使用する場合には、当該層に印加す
る電圧を変化させ屈折率を変化させることによりホログ
ラム記録媒体への物体光の入射角を変更することができ
る。このような光学素子を使用した場合には、ホログラ
ム記録媒体への物体光の入射位置を変化させるために光
学素子の傾斜角度を制御する必要がなくなる。すなわち
光学素子はデジタル的な動作をすることができればよ
く、アナログ的な動作をする必要はない。このため光学
素子の駆動機構の負荷を低減することができる。なお、
このような光学素子を使用する場合には光学素子の側面
に電極を設けて前記層の屈折率の制御を行わせれば良
い。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホログラムメモリ装置が本来有する高速アクセス性を損
なうことなく大容量記録を行うことができるコンパクト
なホログラムメモリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラムメモリ装置の第1の実
施の形態を示す斜視図。
【図2】マイクロミラーアレーデバイスおよびホログラ
ム記録媒体の構成および位置関係と作用を示す概略平面
図。
【図3】図1におけるIII−III断面を示す図であって、
ホログラムメモリ装置の作用を示す図。
【図4】マイクロミラー列Cのマイクロミラーの構成お
よびその駆動機構を示す斜視図。
【図5】マイクロミラー列Cのマイクロミラーの他の構
成およびその駆動機構を示す斜視図。
【図6】マイクロミラー列A,Bのマイクロミラーの構
成の要部を示す斜視図。
【図7】本発明によるホログラムメモリ装置の第2の実
施の形態を示す斜視図。
【図8】第2の実施の形態の構成および作用を示すX軸
方向からの側面図。
【図9】マイクロミラーに代えて用いることができる光
学素子の変形例を示す図。
【図10】従来のホログラムメモリ装置を示す図。
【図11】従来のホログラムメモリ装置を示す図。
【符号の説明】
22、28、90 光学素子
フロントページの続き (72)発明者 志 村 啓 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (72)発明者 西 沢 秀 之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (72)発明者 平 尾 明 子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (72)発明者 近 藤 浩 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 昭55−93190(JP,A) 特開 昭55−2252(JP,A) 特開 昭52−11942(JP,A) 特開 昭51−26440(JP,A) 実開 昭62−27322(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 G11C 13/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともホログラム記録媒体への情報の
    記録を行うホログラムメモリ装置において、 第1の方向に沿って延びる複数の第1反射鏡列を成すよ
    うに配置された回動可能な複数の第1反射鏡と、 前記各第1反射鏡列の一側端の近傍に設けられるととも
    に、第2の方向に沿って延びる第2反射鏡列を成す回動
    可能な複数の第2反射鏡と、 前記各第1反射鏡列の他側端の近傍に設けられるととも
    に、第2の方向に沿って延びる第3反射鏡列を成す回動
    可能な複数の第3反射鏡と、 を備え、 前記各第2反射鏡は、当該第2反射鏡の近傍に向かって
    当該第2反射鏡が所属する第2反射鏡列に沿って進行し
    てきた物体光を当該第2反射鏡に対応する第1反射鏡列
    に向けて偏向させる第1の回動状態と、当該第2反射鏡
    が所属する第2反射鏡列に沿って進行してきた物体光が
    当該第2反射鏡の近傍を通過することを許容する第2の
    回動状態と、をとることができ、 前記各第3反射鏡は、当該第3反射鏡の近傍に向かって
    当該第3反射鏡が所属する第3反射鏡列に沿って進行し
    てきた参照光を当該第3反射鏡に対応する第1反射鏡列
    に向けて偏向させる第1の回動状態と、当該第3反射鏡
    が所属する第3反射鏡列に沿って進行してきた参照光が
    当該第3反射鏡の近傍を通過することを許容する第2の
    回動状態と、をとることができ、 前記各第1反射鏡は、前記第2または第3反射鏡により
    偏向された後に当該第1反射鏡が所属する第1反射鏡列
    に沿って進行する物体光または参照光をホログラム記録
    媒体に向けて偏向する第1の回動状態と、当該第1反射
    鏡が所属する第1反射鏡列に沿って進行してきた物体光
    または参照光が当該第1反射鏡の近傍を通過することを
    許容する第2の回動状態と、をとることができる、 ことを特徴とするホログラムメモリ装置。
  2. 【請求項2】少なくともホログラム記録媒体からの情報
    の再生を行うホログラムメモリ装置において、 第1の方向に沿って延びる複数の第1反射鏡列を成すよ
    うに配置された回動可能な複数の第1反射鏡と、前記各
    第1反射鏡列の一側端の近傍に設けられるとともに、第
    2の方向に沿って延びる第2反射鏡列を成す回動可能な
    複数の第2反射鏡と、を有する第1の反射鏡アレーデバ
    イスと、 第1の方向に沿って延びる複数の第1反射鏡列を成すよ
    うに配置された回動可能な複数の第1反射鏡と、前記各
    第1反射鏡列の一側端の近傍に設けられるとともに、第
    2の方向に沿って延びる第2反射鏡列を成す回動可能な
    複数の第2反射鏡と、を有し、ホログラム記録媒体に関
    して前記第1の反射鏡アレーデバイスと反対側に設けら
    れた第2の反射鏡アレーデバイスと、 を備え、 前記第1の反射鏡アレーデバイスの各第2反射鏡は、当
    該第2反射鏡の近傍に向かって当該第2反射鏡が所属す
    る第2反射鏡列に沿って進行してきた参照光を当該第2
    反射鏡に対応する第1反射鏡列に向けて偏向させる第1
    の回動状態と、当該第2反射鏡が所属する第2反射鏡列
    に沿って進行してきた参照光が当該第2反射鏡の近傍を
    通過することを許容する第2の回動状態と、をとること
    ができ、 前記第1の反射鏡アレーデバイスの各第1反射鏡は、前
    記第2反射鏡により偏向された後に当該第1反射鏡が所
    属する第1反射鏡列に沿って進行する参照光をホログラ
    ム記録媒体に向けて偏向する第1の回動状態と、当該第
    1反射鏡が所属する第1反射鏡列に沿って進行してきた
    参照光が当該第1反射鏡の近傍を通過することを許容す
    る第2の回動状態と、をとることができ、 前記第2の反射鏡アレーデバイスの各第1反射鏡は、参
    照光が照射されたホログラム記 録媒体から再生された物
    体光を、当該第1反射鏡が所属する第1反射鏡列に沿っ
    た方向に偏向して当該第1反射鏡が所属する列に対応す
    る第2反射鏡に向けて進行させる第1の回動状態と、当
    該第1反射鏡が所属する第1反射鏡列における当該第1
    反射鏡以外の第1反射鏡により偏向された物体光が当該
    第1反射鏡の近傍を通過することを許容する第2の回動
    状態と、をとることができ、 前記第2の反射鏡アレーデバイスの各第2反射鏡は、当
    該第2反射鏡に向けて進行してきた物体光を、当該第2
    反射鏡が所属する第2反射鏡列に沿った方向に偏向させ
    る第1の回動状態と、当該第2反射鏡が所属する第2反
    射鏡列における当該第2反射鏡以外の第1反射鏡により
    偏向された物体光が当該第2反射鏡の近傍を通過するこ
    とを許容する第2の回動状態と、をとることができるよ
    うに構成されている、 ことを特徴とするホログラムメモリ装置。
  3. 【請求項3】ホログラム記録媒体への情報の記録および
    ホログラム記録媒体からの情報の再生のうち少なくとも
    一方を行うホログラムメモリ装置において、 列を成して配置された複数の回動可能な反射鏡を備え、
    前記各反射鏡は、当該反射鏡の所属する列に沿って進行
    する物体光または参照光をホログラム記録媒体に向けて
    偏向する第1の回動状態と、当該反射鏡の所属する列に
    沿って進行する物体光または参照光が当該反射鏡の近傍
    を通過することを許容する第2の回動状態と、をとるこ
    とができ、かつ、前記第1の回動状態をとる時に当該反
    射鏡の角度を連続的に変更することができるように構成
    されていることを特徴とするホログラムメモリ装置。
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