JP3534965B2 - 電子会議システム - Google Patents

電子会議システム

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JP3534965B2
JP3534965B2 JP34091696A JP34091696A JP3534965B2 JP 3534965 B2 JP3534965 B2 JP 3534965B2 JP 34091696 A JP34091696 A JP 34091696A JP 34091696 A JP34091696 A JP 34091696A JP 3534965 B2 JP3534965 B2 JP 3534965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信網によって接続
された複数の情報端末からなる電子会議システムに関
し、特に、会議に参加していない情報端末から会議情報
を参照する手段または会議に参加している情報端末との
局所通信を行う手段を有する電子会議システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子会議システムとは複数のマルチメデ
ィア情報端末を有線あるいは無線の高速通信網を用いて
接続し、遠隔地間で会議を進行させるシステムである。
電子会議システムの重要性が増すにつれ、従来よりさま
ざまな機能を有する技術の提案がなされている。
【0003】例えば従来技術1として、特開平6−18
0686号公報には会議に参加していない人にも会議関
連情報の把握を可能にする方式が開示されている。また
従来技術2として、特開平7−74834号公報には全
体会議実施中に、全体会議の進行を妨げる事なく会議参
加者内の一部で部分会議を行うシステムが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1において
は、現在行われている全ての会議に関する情報を管理す
る会議情報サーバーを設け、会議に参加していない人は
そこから情報を得るように構成されている。この場合、
会議情報サーバーは、扱うメディアが多岐にわたる。よ
って、会議情報サーバーに高い処理能力を持たせる必要
があり、システムコストが高くつくという問題点があ
る。
【0005】従来技術2においては、部分会議を行うシ
ステムが開示されているが、このシステムは会議参加者
内の一部で行われるシステムなので、会議に参加してい
ない人と会議に参加している人との通信に応用できるシ
ステムではない。よって、会議参加者は会議に参加して
いない人からの情報を入手する事ができず、会議参加者
の保有するデータ及び知識だけでは即判断できない場合
などは、改めて検討が必要な課題として残ってしまい会
議の進行効率がよいとはいえない。
【0006】また、会議参加者の保有するデータや知識
だけで判断を行う事は、必ずしも充分なデータに基づく
討論が行われているとはいえない。一方、会議参加者が
充分なデータを予め収集しようとすれば、会議参加者に
かかる負担は大きくなる。
【0007】本発明は、上記問題点を克服して、会議に
参加していない情報端末からも会議データの参照を行う
事ができたり、会議に参加している情報端末との局所通
信を可能とする電子会議システムを提案する事を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通信網によって接続された複数の情報端
末からなる電子会議システムにおいて、電子会議を構成
する各情報端末は、通信網に接続され他の情報端末と通
信する通信手段と、各情報端末で共有する会議データを
記憶するとともに会議データプロテクト用キーを記憶す
るメモリ手段と、プロテクトされている会議データを前
記会議データプロテクト用キーを用いて解除する解除手
段を備えると共に、電子会議に参加していない情報端末
に接続して前記メモリ手段に記憶された会議データプロ
テクト用キーを送信して会議端末交替処理を行う交替手
段を備えることを特徴とする。
【0009】図24は、本発明の電子会議システムを示
したブロック図である。デジタル高速通信網50に接続
された情報端末A〜Dにより、電子会議が行われてい
る。以下、会議端末とは会議に参加している情報端末に
対して用いる事にする。本発明は、共通のデジタル高速
通信網50によって会議端末と接続された会議に参加し
ていない情報端末Zにおいても、会議に参加している情
報端末Dから直接会議情報を参照する手段を有する。つ
まり、図25に示すように情報端末Zは会議に参加して
いる情報端末の補助端末であるかのように振る舞う。
【0010】従って、本発明の電子会議システムにおい
ては、従来技術1に示した方式(図27参照)のよう
に、特別に会議情報サーバーなどの装置を設ける必要が
なく、会議に参加していない情報端末から会議情報を参
照する事ができる。
【0011】また、電子会議を構成する各情報端末は、
電子会議に参加していない情報端末と接続して必要なデ
ータの要求を行い、入手したデータを前記メモリ手段の
各情報端末で共有する会議データ記憶用の会議データ領
域、または非共有の個人データ記憶用の個人データ領域
のいずれかに記憶する局所通信機能を備えた電子会議を
構成する各情報端末は、通信網に接続され他の情報端末
と通信する通信手段と備えたことを特徴とする。
【0012】つまり、図26に示すように、会議に参加
していない情報端末Zは会議に参加している情報端末D
とデジタル高速通信網50を通じて局所通信を行う手段
を有する。よって、会議参加者は会議中に会議に参加し
ていない情報端末からの情報も得る事ができるので、よ
り多くのデータに基づいて討論を行う事が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子会議システム
を実施する第1〜第14の実施形態について説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0014】まず、各情報端末の基本構成について説明
する。図1に情報端末のブロック図を示す。1はプログ
ラムを実行して、システム全体を制御し統括する中央処
理装置(CPU)である。2は会議データ及び処理に必
要なデータを記憶するRAMである。3はCPU1で実
行される制御プログラム等を記憶するROMである。5
は印字手段としてのプリンタ、そして4はプリンタ5を
制御するプリンタコントローラである。
【0015】7はCRTあるいは液晶ディスプレイなど
からなる表示装置、そして6は表示装置7にデータを表
示させる表示コントローラである。9は入力手段として
のキーボード、そして8はキーボード9のインタフェー
スとなるキーインタフェースである。11、13はデー
タ及びプログラムなどを記憶する手段としてのフロッピ
ーディスク(FD)とICカード、そして10、12は
FD11とICカード13をそれぞれ制御するFDコン
トローラとICカードインタフェースである。
【0016】15はシステムデータ記憶用のEEPRO
Mである。16、17は手書き入力用のタッチペンとタ
ブレット、そして18はタッチペン16とタブレット1
7のインタフェースとしての手書き入力インタフェース
である。20は図示しない有線あるいは無線のデジタル
高速通信網(例えばISDN等)との接続部分のインタ
フェースとしての通信インタフェース(接続する回線に
よってはモデム、ターミナルアダプター等も含む場合が
ある)である。
【0017】22、23は画像をイメージデータとして
入力するイメージスキャナとカメラ、そして21はイメ
ージスキャナ22とカメラ23のインタフェースとなる
画像入力インタフェースである。25は音声入力のため
のマイク、26は音声出力のためのスピーカー26、そ
して24はマイク25とスピーカー26のインタフェー
スとなる音声入出力インタフェースである。
【0018】前記RAM2、ROM3、プリンタコント
ローラ4、表示コントローラ6、キーインタフェイス
8、FDコントローラ10、ICカードインタフェース
12、EEPROM15、手書き入力インタフェース1
8、通信インタフェース20、画像入力インタフェース
21、音声入出力インタフェース24はアドレス・デー
タバス14を介してCPU1と接続されている。
【0019】各情報端末は共通のデジタル高速通信網に
より接続され、そのデジタル高速通信網を介して会議デ
ータのやり取りを行う事により電子会議を行う。そし
て、電子会議に参加している情報端末の操作者が電子会
議出席者となる。尚、以下説明する実施形態において
は、会議に参加していない情報端末も共通のデジタル高
速通信網に接続されている。
【0020】電子会議システムでやり取りされる会議デ
ータは各情報端末のRAM2に記憶される。RAM2の
領域は図2に示すように分割されている。大きくは電子
会議で使用される会議用データ領域と通常の情報端末操
作時に使用される情報端末用データ領域に分けられる。
情報端末は勿論会議端末としてのみ用いられるわけでは
ないので、RAM2に会議データ用領域が確保されるの
は、情報端末を会議端末として使用した場合である。
【0021】会議データ用領域は、さらに同じ会議に参
加(出席)している会議参加者が共通に使用する会議用
共通領域51と、その会議端末を操作している会議参加
者だけが使用可能な会議参加者個人用領域52に分けら
れる。情報端末データ領域は、会議結果通知領域53
と、その他会議に参加していない操作者が一般的に使用
する情報端末操作者用領域54に分けられる。
【0022】RAM2に記憶される会議データは、操作
者からキーボード9、タブレット17、ペン16などの
入力手段を通じて入力される処理命令及び通信インタフ
ェース20を通じて伝達されるデジタル高速通信網に接
続された他の会議端末を操作している会議出席者からの
指示に従いCPU1が処理を行う。
【0023】CPU1は、通信インターフェース20を
通じて他の電子会議出席者との間で相互に伝達される電
子会議に関するデータを、RAM2あるいはEEPRO
M15などに一時記憶された会議データプロテクト用キ
ーを用いて、RAM2あるいはROM3に記憶されたプ
ロテクト用のソフトウェアにより、会議データのコード
/デコードを行っている。
【0024】尚、会議データプロテクト用キーは、電子
会議開始時に、電子会議のリーダーの情報端末あるいは
任意の電子会議出席者の情報端末より電子会議出席者の
使用している情報端末に自動的に配布されるものであ
る。会議出席者が途中参加した場合には、会議参加者が
情報端末の操作を開始した時点で会議データプロテクト
用キーの伝達が行われる。
【0025】つまり、電子会議を開始する前には各情報
端末は会議データプロテクト用キーは持っておらず、デ
ータのやり取りにプロテクトはかけられていない。会議
が開始すると、各情報端末は通信インターフェース20
を通じて会議データプロテクト用キーを受け取り、EE
PROM15あるいはRAM2に格納する。
【0026】この時点からやり取りされる会議に関する
データには、受け取られた会議データプロテクト用キー
によりプロテクトがかけられ、会議データが会議出席者
の使用する情報端末以外では参照できないようになって
いる。さらに、会議データの漏洩を防ぐために、配布さ
れる会議データにも会議データプロテクト用キーによっ
てプロテクトがかけられている。
【0027】尚、会議データプロテクト用キーは、より
機密性を高めるために会議参加者の使用する情報端末に
より自動生成されるようにしてもよい。RAM2あるい
はEEPROM15に格納された会議データプロテクト
用キーと会議データは機密性を保つために、会議終了時
及び会議出席者が情報端末操作を終了/中断するときに
消去される。
【0028】それぞれの情報端末に固有である識別コー
ドは、各情報端末に割り振られ、ROM3あるいはEE
PROM15に記憶されている。また、情報端末操作者
は情報端末の操作を開始するときに、操作者固有のID
コードをキーボード9あるいはタブレット17やペン1
6などの入力手段により入力する。このIDコードは各
情報端末のRAM2に記憶される。
【0029】尚、IDコードは他人が認識可能なコード
でもよいが、本人しか知らないパスワードなどの秘密コ
ードであれば、より機密性は向上する。会議参加者も勿
論会議で使用する情報端末の操作を開始する際に、ID
コードを入力する。会議リーダーの使用する情報端末の
RAM2あるいはEEPROM15には、会議出席予定
者全てのIDコードが記憶されている。よって、各情報
端末から送られてくる操作者のIDコードとの比較によ
り、会議の出席者であるかどうか判別されるとともに、
会議出席者を把握できる。
【0030】〈第1の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、プロテクトをかけられ保護された会議情報
を、任意の会議端末を通じて会議に使用されていない情
報端末(外部端末)で参照する事を特徴とする。以下、
会議情報の参照を行う外部情報端末を参照端末という事
にする。尚、参照端末はデジタル高速通信網により会議
端末と接続されている。
【0031】図3に、参照端末において会議情報の参照
を行う際の本実施形態の処理手順を示す。まず、S10
1で参照端末B1においてキーボード9やタブレット1
7を用いて会議参照機能を起動し、S102で参照対象
として希望する会議(参照対象会議)を指定する。
【0032】参照対象会議を指定すると、S103では
参照対象会議を行っている会議端末に対し、参照端末B
1の通信インターフェース20からデジタル高速通信網
を通じて会議データ参照の要求信号が送信される。自身
の通信インターフェース20より会議データ参照の要求
信号を受信した(S104)任意の一台の会議端末A1
は、S105でプロテクトを解除した会議データを用意
する。尚、会議端末A1は自身の保有する会議データの
プロテクト用キーによりプロテクトを解除できる。
【0033】S106では、用意した会議データから会
議討議のためにキーボード9やタブレット17などの入
力手段を用いて会議端末相互でやり取りされた操作/指
示データを除いて、これを参照用会議データとする。こ
の参照用会議データを、デジタル高速通信網を通じて参
照端末B1に送る(S107)。
【0034】S108で、参照端末B1はデジタル高速
通信網を通じて送られてきた参照用会議データを受け取
り、S109でRAM2などに読み込む。そしてS11
0で、さらにそのデータを表示装置に表示し、処理が終
了する。また、参照端末B1が参照用会議データを繰り
返し受け取るようにすれば、会議の動きを動的に把握す
る事が可能となる。
【0035】〈第2の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、プロテクトをかけられ保護された会議情報
を、参照端末で参照する際に、参照端末が会議データ参
照を要求する会議端末をその固有の識別コードにより決
定する事を特徴とする。
【0036】よって、本実施形態において、ROM3あ
るいはEEPROM15に記憶されている識別コード
は、図4に示すように一定の規則性を持って設定されて
いる。識別コードの接続グループを示す接続グループコ
ード部分が共通であれば同グループであるとみなされ
る。尚、識別コードは図5に示すように、情報端末識別
コードと接続グループコードを別途RAM2、ROM
3、あるいはEEPROM15に設定しておいてもよ
い。
【0037】図6に、参照端末B2において会議情報を
参照する際の本実施形態の処理手順を示す。参照端末B
2はS201でまず会議参照機能を起動する。そして、
S202で参照対象会議を指定すると、S203で参照
対象会議に使用されている全ての会議端末に対し接続グ
ループコードの送信を要求する信号を送信する。
【0038】S204で接続グループコードの送信を要
求する信号を受信した各会議端末は、S205でそれぞ
れのRAM2、ROM3あるいはEEPROM15に記
憶された識別コードの接続グループコードを調べ、S2
06で参照端末B2に対して接続グループコードを送信
する。
【0039】参照端末B2は、この接続グループコード
をS207で受信し、S208でRAM2、ROM3あ
るいはEEPROM15に記憶された自身の識別コード
の接続グループコードを読み出す。そして、S209で
受信した会議端末の接続グループコードのうち、自身の
接続グループコードと一致するものを調べる。
【0040】一致する会議端末(つまり同じ接続グルー
プに属する会議端末)がなければ自然終了する。一致す
る会議端末があればその内の一つの会議端末A2に対
し、S210で通信インタフェース20よりデジタル高
速通信網を通じて会議データ参照の要求信号を送信す
る。
【0041】以下のステップは第1の実施形態のS10
4からの処理と同様であるので説明を省略する。
【0042】〈第3の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、プロテクトをかけられ保護された会議情報
を、参照端末で参照する際に、参照端末が会議データ参
照を要求する会議端末をその固有の識別コードにより決
定し、さらにその会議端末から許可がある場合のみ会議
情報を参照できる事を特徴とする。
【0043】本実施形態の各情報端末は、第2の実施形
態と同様に図4、図5に示すような固有の識別コードを
有する。図7に、参照端末B3において会議情報を参照
する際の本実施形態の処理手順を示す。任意の会議端末
A3が会議データ参照要求信号を受信するS311まで
の処理は第2の実施形態と同様なので説明を省略する。
【0044】その後、会議データ参照要求信号を受信し
た会議端末A3は、S312で会議情報の参照を許可す
るか否かをキーボード9やタブレット17で選択する。
許可した場合はS313へ進み、第2の実施形態のS2
12以降と同様の処理を行う。S312で、会議端末A
3が会議データ参照の許可を与えなかった場合は、参照
端末B3は、会議データの参照は不可として処理を終了
する。
【0045】〈第4の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、プロテクトをかけられ保護された会議情報
を参照端末で参照する際に、参照端末が会議データ参照
を要求する会議端末をその会議端末を操作する操作者の
固有のIDコードにより決定する事を特徴とする。
【0046】よって、本実施形態では各IDコードに対
応する所属グループコードが各情報端末のRAM2、R
OM3、EEPROM15などに設定されている。そし
て、図8に示すように、各IDコードに対応する所属グ
ループコードがすぐに読み出せる状態となっている。
【0047】図9に、参照端末B4において会議情報を
参照する際の本実施形態の処理手順を示す。参照端末B
4では、まずS401で操作者のIDコードの入力を行
い、会議参照機能を起動する。そして、S402で参照
対象会議を指定する。S403では、参照対象会議に参
加している会議出席者の中で同じ所属コードを持つ出席
者(すなわち同部門に属する出席者)がいるか調べるた
め、参照対象会議の全ての会議端末に対し所属コードの
送信を要求する信号を送信する。
【0048】S404で所属コードの送信要求信号を受
信すると、S405で各会議端末は、RAM2に記憶さ
れているIDコードに従ってそれに対応する所属コード
を読みだして、S406で参照端末B4に対し送信す
る。S407で参照端末B4は全会議端末の所属コード
を受信し、S408で自分の所属コードを読みだす。そ
してS409で両者を比較する。
【0049】所属コードが一致する会議端末(すなわち
所属グループが同じ操作者が操作する会議端末)があれ
ば、その内の任意の一つの会議端末A4に対しS410
で会議データを要求する信号を送信する。その後のS4
11からの処理は、第2の実施形態のS211以降の処
理と同様なので説明を省略する。
【0050】S409で所属コードが一致する会議端末
がなかった場合は、自然終了する。
【0051】〈第5の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、プロテクトをかけられ保護された会議情報
を参照端末で参照する際に、参照端末は参照対象の会議
端末をその会議端末を操作する操作者の固有のIDコー
ドに対応する所属コードにより決定する。さらに、その
会議端末の操作者の職務レベルが参照端末の操作者のも
のよりも下位の場合は、会議に参加する端末を交替する
処理を行う事を特徴とする。一方、参照端末操作者の方
が下位の場合でも、参照対象となっている会議端末の操
作者が会議を途中退席する場合は、参照端末が会議端末
となる処理を行う事を特徴とする。
【0052】よって、本実施形態の情報端末のROM3
あるいはEEPROM15には、操作者が入力したID
コードに対応する所属グループコードと職務レベルコー
ドが記憶されている。そして、図10に示すように、I
Dコードと、所属グループコードと職務レベルコードが
すぐに対応する状態となっている。
【0053】本実施形態の参照並びに会議端末交替の際
の処理手順を図11、12に示す。図11において参照
端末B5では、まずS501で、操作者がキーボード9
やタブレット17を用いてIDコードを入力する。そし
て、そのIDコードに対応する所属グループコードをS
502で、職務レベルコードをS503で読み出す。S
504では参照を希望する会議を指定し、読み出した所
属グループコード並びに職務レベルコードを指定した会
議に参加する全ての会議端末に向け送信する。
【0054】これを受信した(S505)会議端末は、
S506で記憶されている自身のIDコードからそれに
対応する自身の所属グループコードを読み出す。そし
て、S505で参照端末から受信した所属グループコー
ドと比較し(S507)、一致しない会議端末は交替・
参照不可として処理を終了する。一致する会議端末はS
508に進み、今度は自身のIDコードに対応する自身
の職務レベルコードを読み出し、受信した参照端末B5
の職務レベルコードと比較する。
【0055】S510で会議参加者の職務レベルの方が
低い場合は、S511へ進み会議端末交替の処理を行
う。S511で会議端末は自身が保有するプロテクト用
キーを参照端末B5に向けて送信する。S512でプロ
テクト用キーを受信した参照端末B5は、S513でR
AM2あるいはEEPROM15に記憶する。
【0056】参照端末B5は会議情報を自由に認識でき
る状態となったため、S514でプロテクト用キーを送
信してきた会議端末に対し、保有する全ての会議データ
の送信を要求する。要求された会議端末は、S515で
保有する全ての会議データを参照端末B5に向けて送信
する。S516で全ての会議データを受信した参照端末
は今度は会議端末として稼働し始める。
【0057】一方、会議データを全て送った元の会議端
末はS517でRAM2あるいはEEPROM15に記
憶したプロテクト用キーを消去する事で、プロテクトを
施された会議データを直接は読み込めない状態となり、
参照用の情報端末となる。このようにして、会議端末の
交替を実現する。
【0058】また、RAM2にIDコードと所属グルー
プコードを記憶させておけば、会議参加者が職務レベル
下位の情報端末操作者に会議途中で引き継ぐ場合、会議
参加者が仮に職務レベルを引継ぎを行う情報端末操作者
よりも低く設定すれば、実際の職務レベルに左右されず
交替を実現できる。
【0059】尚、S510で会議出席者の方が職務レベ
ルが高ければ、S518から参照端末B5が会議データ
参照を行うための処理が行われる。この処理は第2の実
施形態のS212以降の処理と同様なので説明を省略す
る。
【0060】一方、図12は職務レベル上位の人が電子
会議参加者、職務レベル下位の人が電子会議参照者であ
るとき、電子会議参加者すなわち職務レベル上位の人が
途中退席した場合、職務レベル下位の人すなわち参照者
が電子会議参照者から電子会議参加者へ切り替えられる
処理手順を示している。
【0061】職務レベルの上位の会議参加者と、その会
議参加者の使用する会議端末A5’より参照用の会議情
報を得ている会議参加者より職務レベルの下位の参照者
がいたとする。S551で会議参加者が会議退席処理を
起動すると、S552でその会議端末A5’を通じて会
議情報を参照している全ての情報端末使用者の職務レベ
ルコードの送信を要求する。
【0062】その要求をS553で受け取った各情報端
末は、S554で操作者の職務レベルコードを調べS5
55で会議端末A5’に送信する。S556で参照端末
から送られてきた職務レベルコードを受信した会議端末
A5’は、その中で最も上位の職務レベルコードを送信
してきた参照端末B5’をS557で選択する。会議端
末A5’はS558で参照端末B5’に対しプロテクト
用キーを送信し、参照端末B5’はS559で受信す
る。
【0063】そして、S560で受信したプロテクト用
キーをRAM2あるいはEEPROM15に記憶し、さ
らに会議端末A5’に会議データ送信の要求を行う。会
議データ送信の要求を受信した会議端末A5’はS56
1でプロテクトを施したままの状態で会議データを送信
する。そして、S562で会議端末A5’はこれまでそ
の会議端末A5’を通して会議情報を参照していた参照
端末に対して、会議情報の入手先を参照端末B5’に替
えるように指示する。
【0064】S563で参照端末B5’は会議データを
受信し、会議端末として稼働を開始する。一方、元の会
議端末A5’はS564で自らのRAM2あるいはEE
PROM15に記憶されたプロテクト用キーを消去し
て、会議退席処理を終了する。
【0065】〈第6の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、電子会議に使用されている情報端末(会議
端末)と、会議に使用されていない情報端末で局所通信
を行う事を特徴とする。図13に会議端末A6から要求
された情報を、会議に参加していない情報端末B6から
送信し、会議端末A6で会議に使用できるようにする処
理手順を示す。
【0066】会議参加者が外部から情報を入手する必要
が生じると、まず局所通信機能を起動する。これに同期
して、S601で会議端末A6が接続されているデジタ
ル高速通信網の中で局所通信に使用できるチャンネルが
あるかサーチし、見つかったチャンネルをS602で局
所通信チャンネルに設定する。そして、S603で情報
端末B6も同じチャンネルを接続して局所通信を開始す
る。
【0067】S604で会議端末A6は、キーボード9
やタブレット17、その他音声入力手段などの入力手段
を用いて必要な情報に関する要求を、局所通信のために
接続された情報端末B6へ送信する。要求を受信した情
報端末B6では、操作者は必要な情報を入手してその情
報を送信するためにS605でまず読み込む。情報は情
報端末B6のキーボード9やタブレット17などの入力
手段、FD11やICカード13のような記憶手段、イ
メージスキャナ22やカメラ23などの画像入力手段及
びマイク25などの音声入力手段を用いて読み込まれ
る。
【0068】読み込まれた情報は、S606でRAM2
に確保された情報端末操作者用領域54(図2参照)に
保存され、S607で局所通信チャンネルで接続された
会議端末A6へデジタル高速通信網を介して送信され
る。S608で情報端末B6から送信された情報を受信
した会議端末A6は、S609で会議端末A6操作者が
情報を確認した上、S610でその情報を保存するか判
断する。
【0069】保存すると判断したならば、S611へ進
みRAM2に確保されたデータ領域の中で、全会議者が
共通に利用できる会議用共通領域51か、それとも自分
専用に使用する会議参加者個人用領域52のどちらに保
存するか用途により選択し、S612で保存して局所通
信を終了する。また、S610で情報の保存が不要とし
た場合は、保存せずに局所通信を終了する。
【0070】〈第7の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、会議参加者が会議に参加していない人物の
中から局所通信を行う相手を指定して、情報のやり取り
を行う事を特徴とする。図14にその際の処理手順を示
す。電子会議参加者は新たな情報の入手が必要になる
と、まずS701で局所通信を起動する。これに同期し
て、S702で同じデジタル高速通信網に接続され且つ
現在操作されている全ての情報端末に対し、情報端末操
作者のIDコードの送信を要求する。
【0071】IDコード送信の要求を受け取った全ての
情報端末は、S703で要求を行ってきた会議端末A7
に向け自らの操作者のIDコードを送信する。S704
でこれを受け取った会議端末A7は、RAM2などに確
保された情報端末使用者テーブルに、図15に示すよう
に使用者のIDコードと情報端末を関連づけて記憶し、
S705で目当ての人物が情報端末を使用しているか調
べる。
【0072】使用していればS706で情報端末使用者
テーブルよりその使用者のIDコードと対応する情報端
末B7を選択し、その情報端末B7に向けてS707で
必要な情報を要求する。一方、S705で目当ての人物
がいずれの情報端末も使用していない場合は、S713
で全ての情報端末使用者の所在部門を調べる。これは、
情報端末使用者テーブルに記憶されているIDコードよ
り調べる事ができる。
【0073】そして、S714で目的の人物と同じ所在
部門に所属する人物が操作している情報端末を選択し、
S715でその情報端末を操作している人物に対し、目
的の人物を探索するように依頼する。S715で探索を
依頼された人物はS716で目的の人物を見つけ、S7
17でその目的の人物に情報端末B7の操作を開始させ
る。目的の人物はS708で会議端末A7に提供する情
報を準備する。
【0074】一方S707からS708へ進んだ場合
も、目的の人物により情報が準備され、その情報はS7
09で情報端末B7のRAM2などへキーボード9やタ
ブレット17などの入力手段、FD11やICカード1
3のような記憶手段、イメージスキャナ22やカメラ2
3などの画像入力手段及びマイク25などの音声入力手
段を用いて入力される。そして、S710で会議端末A
7へ向け読み込んだ情報を送信する。
【0075】会議端末A7は、送信されてきた情報をS
711で受信し、S712で自らのRAM2の会議デー
タ領域に記憶して処理を終了する。
【0076】〈第8の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、会議参加者が局所通信を予め許可した人物
だけが、局所通信を行う事ができる事を特徴とする。図
16に電子会議参加者が外部の会議に参加していない単
数あるいは複数の情報端末との接続を予め行って待機さ
せておき、待機している情報端末の中から適宜選択して
迅速に局所通信を行う処理手順を示す。
【0077】まず電子会議参加者は、会議中の情報入手
の必要の可能性から、特に局所通信が必要でない時点か
ら、S801でRAM2などに確保された局所通信先テ
ーブルに局所通信相手を登録しておく。次に、S802
で各局所通信相手との情報のやり取りのために局所通信
チャンネルを確保し、S803で各局所通信先の情報端
末に向けてそれぞれに割り当てた局所通信チャンネルを
通知し、S804で各情報端末は通知された局所通信チ
ャンネルの設定を行う。
【0078】この時点で、各情報端末はまだ会議端末A
8と局所通信を行う事を許可されておらず、S805か
らS806で会議端末A8が局所通信を必要とするま
で、待機状態となる。このように、局所通信先として外
部の情報端末を待機状態としておいて、局所通信をいつ
でもできる状態にしておく。
【0079】もし何らかの情報が得たいときは、S80
6からS807へ進んで、RAM2に記憶された待機状
態の局所通信先の中で、その情報が得られる最も有力な
局所通信先を選択し、S808でその局所通信先と局所
通信を開始する。
【0080】局所通信を行って必要な情報を得たらS8
09からS810へ進む。S810で会議が終了しない
限り、S805へ戻る。そして、また情報が必要となっ
た場合はいつでも局所通信を行う事ができる状態にして
おく。S810で会議終了の際には、局所通信相手を待
機させておく必要がなくなるため、RAM2に記憶して
おいた全ての局所通信相手に対しS811で局所通信の
解除を通知し、さらに局所通信チャンネルの解除を要求
する。S812で局所通信解除の要求を受けた情報端末
が局所通信チャンネルを解除し、局所通信待機状態を解
除してから、S813で会議端末は局所通信チャンネル
を解除し、この処理を終了する。
【0081】〈第9の実施形態〉本実施形態の電子会議
システムは、会議参加者が外部の情報端末に対し、局所
通信により、必要とする情報を指定して収集する事を特
徴とする。図17に、会議端末A9が会議に参加してい
ない外部の情報端末に向けて、必要な情報に関するデー
タを発信して、情報提供を受ける処理手順を示す。
【0082】電子会議参加者が、会議参加者では保持し
ていない情報を入手する必要がある場合、外部の情報端
末と局所通信により情報を入手するために、まずその情
報に関するデータを入力し外部端末へ送信する。S90
1でキーボード9やタブレット17及びその他の入力装
置から情報の大分類すなわち技術、経営、資材、営業な
どどの部門に関係する情報であるかを入力する。
【0083】S902で情報名、すなわちある程度の目
星をつけて関連部門で収集可能であるような名称を入力
する。そして、S903で情報の種類すなわちより詳細
にどのような情報が必要かを入力する。最後にS905
で、同じデジタル高速通信網に接続され稼働中の情報端
末へ、前記ステップで入力したデータとともに情報の提
供を要求する信号を送信する。
【0084】会議端末A9から、条件付けされた情報提
供要求をS906で受信した各情報端末は、それぞれ検
討し、その条件に当てはまる情報をS907で検索し、
収集する。収集した情報をS908で情報提供を要求し
てきた会議端末A9に対し送信する。このように、会議
端末A9はデジタル高速通信網で接続され稼働中の多数
の情報端末から送られてきた情報を、S909で受信す
る。
【0085】情報は、受信した会議端末A9の表示装置
7、スピーカー26などに出力され、会議参加者により
確認される(S910)。そして、S911で会議端末
A9の操作者が有効なデータを選択すると、S912で
会議端末A9のRAM2に確保された会議用データ領域
に記憶して、会議の討議に利用する。
【0086】〈第10の実施形態〉本実施形態は、会議
参加者が外部から情報を得るために行う局所通信の相手
を議題毎に予め設定しておき、議題が変わる毎に局所通
信の相手を変え、最も適当な相手と局所通信を行う事が
できる事を特徴とする。
【0087】まず、会議参加者はそれぞれが操作を行う
会議端末A10のRAM2あるいはEEPROM15の
領域に、キーボード9やタブレット17を用いて議題番
号毎の局所通信相手のIDコード及び所属グループコー
ドを入力し、予め登録しておく。この様子を示したのが
図18で、この場合は、議題番号1について局所通信相
手が2名、議題番号2について局所通信相手が1名、議
題番号NについてM+1人の局所通信相手が登録されて
いる状態を示している。
【0088】図19に、会議端末A10が局所通信を行
う際に、相手方の情報端末を議題が変わる毎に予め登録
してある相手に変更する処理手順を示す。
【0089】S1001で、会議参加者はある局所通信
相手と局所通信を行いながら会議が実施されていたとす
る。S1002で会議の議題が変わったならばS100
3へ進み、現在接続されている局所通信相手との局所通
信を中止する。そして、S1004へ進む。ここでもし
会議が終了するのであれば、次の局所通信の相手につな
ぎ換える必要はないので、処理を終了する。
【0090】一方、会議が継続される場合にはS100
5へ進み、RAM2などに記憶してある次の議題番号の
局所通信相手先のIDコード及び所属グループコードを
参照する。そして、S1006で、同じデジタル高速通
信網により接続されかつ現在使用されている全ての情報
端末に対し使用者名つまりIDコードを送るように要求
する。この要求を受けた情報端末は、その使用者のID
コードを会議端末A10へ送信する。
【0091】S1008で各情報端末の使用者のIDコ
ードを受信した会議端末A10は、そのIDコードとS
1005で参照した次の議題番号に対応する局所通信相
手のIDコードを比較する。そして、S1009で局所
通信チャンネルを設定し、S1008で比較した際に一
致したIDコードを送信してきた情報端末B10に対し
S1010で局所通信接続の要求を行う。つづいて、そ
の情報端末B10に対し、S1011で局所通信チャン
ネルの設定を要求する。
【0092】その要求を受信した情報端末B10は、S
1012で局所チャンネルを設定し、会議端末A10及
び情報端末B10双方で局所通信できる状態になり、S
1013で局所通信接続を開始する。そして、再びS1
001へ戻り局所通信を行いながら効率的な会議進行を
行い、以下会議が終了するまで議題が変わる毎に局所通
信の相手を予め登録した相手に変更していく。このよう
に、会議参加者は最適な情報提供者と局所通信による接
続を保って有効な情報を適宜得ながら会議に参加できる
ようにする。
【0093】〈第11の実施形態〉本実施形態の電子会
議システムは、会議に使用していない情報端末から会議
に参加している参加者の中の1名を指定して局所通信を
行う事を特徴とする。図20にこの際の処理手順を示
す。
【0094】まず、電子会議参加者と局所通信を希望す
る電子会議に参加していない情報端末B11操作者はS
1101で局所通信機能を起動する。そして、S110
2で、同じデジタル高速通信網により接続されている会
議端末間で行われている会議のうちどの会議の参加者と
の局所通信を希望するかを選択する。つづいて、S11
03ではその会議に参加している全参加者のIDコード
の送信を要求する。
【0095】IDコード送信の要求を受信した会議端末
では、S1104でIDコード送信を要求してきた情報
端末B11に対して使用者のIDコードを送信する。S
1105でこれを受信した情報端末B11は、S110
6でそれぞれの情報端末番号と対応させて図15のよう
に記憶する。
【0096】そして、S1107で、情報端末B11の
操作者は情報のやり取りを希望する会議参加者名つまり
IDコードを入力する。この入力されたIDコードに一
致するIDコードを図15に示すように記憶したテーブ
ルから検索する。一致するIDコードがない場合は、S
1109へ進み処理を継続するか確認する。
【0097】ここで、情報端末B11操作者が目的の人
物が会議に参加していないので処理の継続不要と判断す
ると処理は終了する。再度、他の参加者に局所通信の相
手を変更する場合は、S1107へ戻り、情報のやり取
りを希望する他の会議参加者のIDコードを入力する。
【0098】一方、S1108で、テーブル上に局所通
信相手として希望する人物のIDコードと一致するID
コードがある場合は、S1110へ進み、テーブルより
そのIDコードに対応する情報端末A11を選択し、S
1111で局所通信に使用可能な空きチャンネルを探
し、S1112で局所通信チャンネルを設定する。S1
113で接続相手にも局所通信チャンネルの設定を要求
する。
【0099】局所通信のためのチャンネル設定を要求さ
れた会議端末A11が、S1114で局所通信チャンネ
ルの設定を行うと、S1115へ進み、局所通信を要求
してきた情報端末B11と会議端末A11との間で局所
通信が開始される。そして、局所通信が終了するとS1
116からS1117へ進み、S1117で情報端末B
11から会議端末A11へ局所通信チャンネルの解除を
要求する。
【0100】S1118でこれを受けた会議端末A11
が局所通信チャンネルの解除をしてから、S1119で
情報端末B11自ら局所通信チャンネルの解除をして、
局所通信の処理が終了する。
【0101】〈第12の実施形態〉本実施形態の電子会
議システムは、第6〜第11いずれかの実施形態の電子
会議システムにおいて、会議決定事項を伝達したい部門
に属する操作者が操作する情報端末と局所通信を行って
いる会議端末が存する場合に、会議での決定事項の伝達
を迅速に関係部門に伝達する処理を行う事を特徴とす
る。
【0102】図21に、電子会議決定事項を関係部門の
情報端末に伝達するまでの処理手順を示す。まず、電子
会議における決定事項のそれぞれについて、S1201
で会議参加者が伝達すべき対象部門を決定すると、S1
202でその部門に属する会議参加者の会議端末のRA
M2に確保された情報端末用データ領域中の関係部門用
会議結果通知領域53に保存する(図2参照)。
【0103】S1202で会議決定事項を保存した会議
端末は、S1203で同じ部門に属する会議に参加して
いない操作者が操作する情報端末と局所通信を行ってい
るか否か調べる。行っていれば、その情報端末B12に
向けてS1204でその部門に関係する会議決定事項を
送信する。S1205で会議決定事項を受信した情報端
末B12は、S1206で、RAM2に確保された情報
端末用データ領域の関係部門用会議結果通知領域53に
保存して処理を終了する。
【0104】一方、S1203で関係部門に属する操作
者が操作する情報端末と局所通信が行われていない場合
は、伝達が行われず処理が終了する。S1206で情報
端末B12のRAM2に保存された会議決定事項は、そ
の部門の者が参照する事によりその部門全体に伝達され
る。
【0105】〈第13の実施形態〉本実施形態の電子会
議システムは、第6〜第11の実施形態のいずれかの電
子会議システムと同様の手順で局所通信が開始した後
に、局所通信の時間的制限を付加する事を特徴とする。
図22に、会議端末A13と外部の情報端末B13との
間で局所通信を行う際に、時間制限を付加する処理手順
を示す。
【0106】S1301で局所通信が開始すると、まず
S1302で会議端末A13は内部の局所通信時間計測
用タイマーをリセットする。そして、S1303でタイ
マーをスタートさせて局所通信の経過時間の計測を開始
する。こうして、S1304で局所通信が行われる。局
所通信が行われている間は一定時間が経過すると、会議
端末A13はS1305でタイマーを調べS1306で
予め設定された局所通信の制限時間と比較し、制限時間
内であればS1304へ戻り局所通信を継続する。
【0107】一方、S1306で局所通信経過時間が予
め設定された制限時間を超えた場合はS1307へ進
み、会議端末A13は局所通信の中断処理に移る。S1
307では、現在局所通信を行っている情報端末B13
と再度接続が行われる事も想定して、その情報端末B1
3の情報端末番号をRAM2などに記憶する。そして、
S1308で情報端末B13に局所通信の終了を通知す
る。
【0108】この終了通知をS1309で受信した情報
端末B13は、S1310で局所通信接続中止処理を行
う。そして、会議端末A13もS1311で局所通信接
続の中止処理を行い処理を終了する。
【0109】〈第14の実施形態〉本実施形態の電子会
議システムは、第6〜第11の実施形態のいずれかの電
子会議システムと同様の手順で局所通信が行われるが、
会議参加者が会議に参加していない情報端末から情報を
入手して参照する際に、会議での情報のやり取りの妨げ
にならないようにする事を特徴とする。
【0110】図23に、会議に参加していない情報端末
B14から局所通信により情報が送信されてきた後の会
議端末A13の処理手順を示す。会議端末A13は、情
報を受信するとまずS1401でその情報が音声による
ものかどうかを判断する。音声によるものであれば、S
1402で現在会議での情報のやり取りに音声が使用さ
れているかどうかを判断する。
【0111】ここで音声によるやり取りが行われていな
いと判断すれば、会議での情報のやり取りの妨げになら
ないので、S1404で先に受信したデータを再生す
る。S1402で会議での情報のやり取りに音声が使用
されていると判断すれば、S1403へ進み、局所通信
で送られてきた情報をRAM2に一時的に保存する。そ
して、再びS1402へ戻って会議での情報の音声によ
るやり取りが終了するのを待ち、終了次第S1404で
RAM2に保存しておいたデータを再生し、処理を終了
する。
【0112】S1401で送られてきた情報が音声によ
るものでなければ、S1405へ進み、文字コードなど
のテキストデータによるものかを判断する。テキストデ
ータによるものであれば、S1406へ進んで、画面に
そのテキストデータを表示できるスペースがあるかどう
かを判断する。スペースがあれば、S1408でテキス
ト表示エリアを会議によるやり取りとは区別できるよう
に画面上分割して確保する。そして、S1409で先に
受信したデータを表示装置9に表示する。
【0113】S1406で画面に表示スペースがないと
判断されれば、S1407へ進んで受信したデータを表
示せずにRAM2などに一時的に保存して、S1406
へ戻り、表示するスペースが確保されるで待つ。確保さ
れれば前述のS1408へ進む。
【0114】S1405で局所通信によるデータがテキ
ストデータによるものでなければ、S1410へ進み画
像によるものかどうかを判断する。画像によるものであ
れば、S1411へ進んで会議端末の画面にその画像デ
ータを表示するスペースがあるかどうかを判断する。ス
ペースがあればS1413へ進んで、画像表示エリアを
会議によるやり取りとは区別できるように画面上分割す
るなどしてS1414で表示装置9に受信したデータを
表示する。
【0115】S1411で受信データを表示するスペー
スがないと判断したならば、S1412へ進み受信デー
タをRAM2などに一時保存してS1411へ戻り表示
スペースが確保されるまで待つ。表示スペースが確保さ
れたならば前述のS1413へ進む。
【0116】
【発明の効果】発明によると、電子会議の情報を会議
に参加していない情報端末から参照する事ができる。よ
って、会議での決定事項などが会議に参加していない人
(外部)へ速やかに伝達される事になる。また、外部か
ら会議を参照する際に、会議情報管理サーバーなどを必
要としないので、特別な装置を設ける場合に比べてシス
テム全体のコストの低減、簡素化が可能となる。
【0117】
【0118】さらに、複雑な交替処理を必要とせずに、
高速かつ簡単に会議出席者を会議参照者に交替する事が
できる。また、交替して会議に出席する事になる人は予
め会議情報を参照できるので、交替後会議の状況を即座
に理解でき、電子会議運営の支障を起こさせる事ない。
つまり、交替による時間や作業ロスをなくす事ができ
る。
【0119】議参加者で得られない情報を会議中に外
部より得ることができるので、会議内容を充実させる事
ができる。また、資料不足のために会議が中断したり、
再検討課題として残したりしなくていいので、会議の進
行効率がよい。さらに、会議参加者はいつでも外部のも
のと連絡がとれるので、会議参加者にかかる負担を減ら
す事もできる。
【0120】また、所定通信の相手を指定する事によ
り、有効な情報を入手し易くなる
【0121】また、必要な情報を指定する事により、複
数の情報端末から必要な情報が収集される事を期待で
き、広い範囲に渡る有効な情報の入手が可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の情報端末のブロック図であ
る。
【図2】情報端末内のデータ保存のための領域配置を示
した図である。
【図3】第1の実施形態のフローチャートである。
【図4】情報端末の識別コードの説明図である。
【図5】情報端末の識別コードの説明図である。
【図6】第2の実施形態のフローチャートである。
【図7】第3の実施形態のフローチャートである。
【図8】情報端末操作者のIDコードと所属グループコ
ードが対応するように記憶されている事を示した図であ
る。
【図9】第4の実施形態のフローチャートである。
【図10】情報端末操作者のIDコードと所属グループ
コードと職務レベルコードが対応するように記憶されて
いる事を示した図である。
【図11】第5の実施形態のフローチャートである。
【図12】第5の実施形態のフローチャートである。
【図13】第6の実施形態のフローチャートである。
【図14】第7の実施形態のフローチャートである。
【図15】情報端末操作者のIDコードと情報端末番号
が対応するように記憶されている事を示した図である。
【図16】第8の実施形態のフローチャートである。
【図17】第9の実施形態のフローチャートである。
【図18】議題毎に局所通信相手のIDコードと所属グ
ループコードが記憶されている事を示した図である。
【図19】第10の実施形態のフローチャートである。
【図20】第11の実施形態のフローチャートである。
【図21】第12の実施形態のフローチャートである。
【図22】第13の実施形態のフローチャートである。
【図23】第14の実施形態のフローチャートである。
【図24】本発明の第1〜第5実施形態のシステムの全
体のブロック図である。
【図25】本発明の第1〜第5実施形態のシステムの全
体のブロック図の参照者の動作からみた概念図である。
【図26】本発明の第6〜第14実施形態のシステムの
全体のブロック図である。
【図27】従来技術1の会議システムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 中央演算処理装置(CPU) 2 RAM 3 ROM 7 表示装置 9 キーボード 11 FD 13 ICカード 15 EEPROM 16 タブレット用ペン 17 タブレット 20 通信インターフェース 50 デジタル高速通信網

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網によって接続された複数の情報端
    末からなる電子会議システムにおいて、電子会議を構成する各情報端末は、 通信網に接続され他の情報端末と通信する通信手段と、 各情報端末で共有する会議データを記憶するとともに会
    議データプロテクト用キーを記憶するメモリ手段と、 プロテクトされている会議データを前記会議データプロ
    テクト用キーを用いて解除する解除手段を備えると共
    に、 電子会議に参加していない情報端末に接続して前記メモ
    リ手段に記憶された会議データプロテクト用キーを送信
    して会議端末交替処理を行う交替手段を備えること を特
    徴とする電子会議システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子会議システムにお
    いて、電子会議を構成する各情報端末は、電子会議に参加して
    いない情報端末と接続して必要なデータの要求を行い、
    入手したデータを前記メモリ手段の各情報端末で共有す
    る会議データ記憶用の会議データ領域、または非共有の
    個人データ記憶用の個人データ領域のいずれかに記憶す
    る局所通信機能を備えた ことを特徴とする電子会議シス
    テム。
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