JP3533707B2 - 播種装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水稲及び野菜・花卉
類の種子を育苗箱に播種する播種装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来の水稲及び野菜・花卉類の種子を播
種する共用の播種装置は、図3(b)に示すように、播
種コンベヤの搬送始端側から搬送終端側にかけて、床土
詰め装置,均平装置,灌水装置,野菜・花類播種装置,
水稲播種装置,覆土装置及び灌水装置を順次配置する構
成であつた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来技術にあっては、
搬送始端側に野菜・花卉類播種装置が位置し、搬送終端
側に水稲播種装置が隣接して配置される構成であつた。
野菜・花卉類の栽培用培土は、水稲栽培用培土に比べ
て、透水性が悪く、灌水直後に播種を行なうことができ
ず、このためにコンベヤの搬送速度を遅くしたり、ある
いは、灌水装置から播種装置までの距離を長くする必要
があり、能率が低下したり、コスト高になるという欠点
があつた。そこで、この発明は、このような欠点を解消
しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、播種コンベヤ1の搬送
始端側から終端側にかけて、床土詰め装置2、均平装置
3、第一の灌水装置4、水稲播種装置5及び野菜・花卉
類播種装置6、覆土装置7、第二の灌水装置8を順次配
置し、前記播種コンベヤ1を、前記床土詰め装置2と前
記均平装置3と前記第一の灌水装置4の部分の育苗箱の
搬送をするコンベヤ1Aと、前記水稲播種装置5の部分
の育苗箱の搬送をするコンベヤ1Bと、前記野菜・花卉
類播種装置6の部分の育苗箱の搬送をするコンベヤ1C
と、前記覆土装置7と前記第二の灌水装置8の部分の育
苗箱の搬送をするコンベヤ1Dとに分割構成し、前記野
菜・花卉類播種装置6の部分の育苗箱の搬送をするコン
ベヤ1Cはポット型育苗箱への播種のため育苗箱を間歇
的に搬送する構成とし、前記水稲播種装置5と前記野菜
・花卉類播種装置6とを育苗箱搬送方向に対して前後に
入れ替えて配置可能に構成したことを特徴とする播種装
置とした。 【0005】 【作用】水稲の播種作業をする場合には、播種コンベヤ
1の搬送始端側から空の育苗箱を供給すると、その育苗
箱は、まず、コンベヤ1Aによって搬送され床土詰め装
置2から床土が繰り出されて床土が詰められ、次いで、
均平装置3で床土の表面が均され、第一の灌水装置4で
灌水される。その後、次のコンベヤ1Bによって育苗箱
が搬送され水稲播種装置5から水稲の種子が繰り出され
て播種され、更に、コンベヤ1Cによって育苗箱が搬送
されて播種作業を停止中の野菜・花卉類播種装置6の下
方を通過していく。そして、コンベヤ1Dによって育苗
箱が搬送されて覆土装置7で覆土され、第二の灌水装置
8で灌水されて、水稲の播種作業が終了する。 【0006】また、野菜・花卉類の播種をする場合に
は、播種コンベヤ1の搬送始端側から空のポット型育苗
箱を供給すると、その育苗箱は、まず、コンベヤ1Aに
よって搬送され床土詰め装置2から床土が繰り出されて
床土が詰められ、次いで、均平装置3で床土の表面が均
され、第一の灌水装置4で灌水される。その後、次のコ
ンベヤ1Bによって育苗箱が搬送され播種作業を停止し
ている水稲播種装置5の下方を通過し、更に、コンベヤ
1Cによって育苗箱が間欠的に搬送され野菜・花卉類播
種装置6から野菜あるいは花卉の種子が繰り出されて播
種される。そして、コンベヤ1Dによって育苗箱が搬送
されて覆土装置7で覆土され、第二の灌水装置8で灌水
されて、野菜あるいは花卉の播種作業が終了する。な
お、水稲播種装置5での播種作業にあたり、透水性の悪
い床土を使用し、多量に灌水しながら水稲の播種作業を
する場合には、野菜・花卉類播種装置6を搬送上手側
に、水稲播種装置5を搬送下手側に入れ替えて配置す
る。 【0007】 【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1及び図2に基づき育苗室Aの全体
構成について説明する。図1は育苗施設の平面図であ
り、図2はその切断側面図である。育苗室Aは、播種作
業行程を行なう作業室B、この作業室Bで播種された育
苗箱を積み重ね状態で蒸し風呂状態に暖房して発芽させ
る発芽室C、この発芽室Cで発芽された育苗箱を所定の
間隔を空けて緑化台車に載せ替える載替室D、載替室D
で発芽状態の育苗箱が緑化台車18に載せ替えられ、緑
化台車18に載置された状態で緑化させる緑化室Eで、
構成されている。この育苗室Aは、透光性の屋根及び壁
面で囲まれた構成で、換気ができる構成である。 【0008】次に、図3aに基づき育苗室A内に設置さ
れている播種装置について説明する。播種コンベヤ1の
上方には、搬送始端側から終端側にかけて、床土詰め装
置2,均平装置3,灌水装置4,水稲播種装置5,野菜
・花卉類播種装置6,覆土装置7及び灌水装置8が、順
次配置されている。播種コンベヤ1は、床土詰め装置
2,均平装置3,灌水装置4の部分の搬送をする播種コ
ンベヤ1A,水稲播種装置5の部分を搬送する水稲搬送
コンベヤ1B,野菜・花卉類播種装置6の部分を搬送す
る野菜播種搬送コンベヤ1C,覆土装置7及び灌水装置
8の部分を搬送する覆土搬送コンベヤ1Dに、分割構成
されている。この野菜播種搬送コンベヤ1Cは、野菜及
び花の種子を縦方向及び横方向に整列配置されているポ
ット型育苗箱に規則正しく播種するために、間歇的に育
苗箱を搬送する構成である。 【0009】このように構成されているので、播種コン
ベヤ1の搬送始端側から空の育苗箱が供給されると、床
土詰め装置2の床土ホッパー2内の床土が床土供給ベル
ト(図示省略)で繰り出され床土が詰められ、次いで、
均平装置3の均平ブラシ3aで床土の表面が均され、次
いで、灌水装置4のノズル4aから灌水され、次いで、
水稲の播種をする場合には、水稲播種装置5の水稲ホッ
パ5a内の種子が水稲繰出ロール5bで繰り出されて播
種され、また、野菜・花卉類の播種をする場合には、種
子を1粒ずつ吸着する吸着ノズル(図示省略)が種子受
樋(図示省略)に移動して種子を吸着し、次いで、吸着
ノズルが漏斗(図示省略)に移動し、吸着ノズルの吸着
停止及び噴出により種子を漏斗に供給し、次いで、漏斗
の下部に連通している播種パイプ(図示省略)内を下降
し、播種パイプの下端の播種ノズル(図示省略)から種
子が放出されて播種されていく。次いで、覆土装置7の
覆土ホッパ7aの床土が覆土ロール(図示省略)により
繰り出されて覆土され、次いで、灌水装置8の灌水ノズ
ル8aで灌水されて、播種作業が終了する。 【0010】従来の装置は、図3(b)に示すように、
搬送始端側に野菜・花卉類播種装置6が位置し、搬送終
端側に水稲播種装置5が隣接して配置されていた。しか
して、野菜・花卉栽培用の培土は、水稲栽培用の培土に
比べて、透水性が悪く、灌水直後に播種をすぐ行なうこ
とができず、このためにコンベヤの速度を部分的に遅く
したり、あるいは、灌水装置から播種装置までの距離を
長くする必要があり、これがために、能率が低下した
り、コスト高になるという欠点があった。 【0011】しかし、前述のように、灌水装置4の搬送
下手側に水稲播種装置5及び野菜・花卉類播種装置6を
配置するにあたり、水稲播種装置5を上手側に、野菜・
花卉類播種装置6を下手側に隣接して配置したので、野
菜・花卉類播種装置6の播種を行なう際に、不要な水稲
播種装置5を有効活用して灌水装置4から野菜・花卉類
播種装置6までの距離を長くできて、育苗箱への灌水が
透水安定してから、野菜・花卉類播種装置6で播種がで
きて、播種精度が向上し、従来装置の欠点を解消するこ
とができる。 【0012】なお、水稲播種装置5での播種作業にあた
り、透水性の悪い床土を使用し、多量に灌水しながら水
稲の播種作業をする場合には、野菜・花卉類播種装置6
を搬送上手側に、水稲播種装置5を搬送下手側に入れ替
えることにより、灌水装置4から水稲播種装置5までの
距離を長く変更できて、灌水床土を落ち着かせた後に水
稲の播種作業ができて、播種作業が良好になる。 【0013】次に、図1及び図2に基づき、播種後の育
苗箱の発芽・緑化処理について説明する。播種装置2で
播種された育苗箱は、播種コンベヤ1の搬送終端部で、
公知の自動段積装置9により所定枚数(例えば30枚)
段積され、段積後の育苗箱10,10,…は移載装置1
1を経て発芽室Cの左端部の移載コンベヤ12に送り込
まれる。なお、作業室Bと発芽室Cとの境界部には、エ
アカーテンを形成するエア噴出装置13が設けられてい
る。 【0014】次に、発芽室C内の構成について説明す
る。移載コンベヤ12の側方に隣接して、移載コンベヤ
12の搬送方向に対して直交する方向を搬送方向とする
ローラーコンベヤ式の4条の発芽コンベヤ14,14,
…が配置されていいる。この発芽コンベヤ14の搬送終
端側である右側端部に隣接して、移載装置15が配置さ
れている。 【0015】しかして、自動段積装置9で段積された育
苗箱10は、後続の移載コンベヤ12に引き継がれ、図
1の下側の第1の発芽コンベヤ14に対応する位置で停
止し、図示省略の押出し装置で発芽コンベヤ14の搬送
始端部に引き継がれ、同様にして段積された育苗箱10
は、所定数引き継がれ積み込まれていく。順次隣接する
発芽コンベヤ14にも、同様にして段積された育苗箱1
0が順次積み込まれていく。 【0016】このようにして積み込まれた育苗箱10
は、発芽室C内で3日で発芽が完了するとすると、1日
に各発芽コンベヤ14の長さの1/3ずつ積み込まれ
て、順次搬送されて3日間で発芽が完了し、終端側から
順次移載装置15に取り出されて、後続の積替え行程に
移行する。このように構成されているので、発芽室C内
の段積された育苗箱10は、発芽コンベヤ14に載置さ
れて順次移載装置15へ送られるため、従来のように発
芽台車(図示省略)で移動させるものに比較して、作業
者の運搬に要する労力が軽減され、また、発芽コンベヤ
14は育苗箱の幅のものを隣接配置する構成であるの
で、発芽台車で移動させるものに比較して設置面積が狭
くなり、発芽室Cの面積を少なくできてコストの低減を
図ることができる。 【0017】次に、図1及び図2に基づき、載替室D内
の育苗箱の自動積替え装置について説明する。移載装置
15に積み替えられた段積の育苗箱10は、ローラーコ
ンベヤ型の移載装置16に引き継がれて、矢印方向に搬
送され、公知の自動積替装置17に送られていく。次い
で、自動積替装置17に引き継がれていき、自動積替装
置17の終端部から、育苗箱10の間を所定空間空けた
緑化状態で、緑化台車18に積み替えられる。 【0018】次に、緑化室E内の構成について説明す
る。床面はコンクリートで固められていて、床面には排
水用の溝(図示省略)が構成されている。排水用の溝
は、緑化室Eの長手方向に沿って且つ所定間隔毎の縦溝
(図示省略)、及び、この縦溝に直交する方向に接続す
る横溝(図示省略)とで構成されている。緑化室E内に
は暖房装置19,19が設けられていて、一方の暖房装
置19の熱風排出管(図示省略)を前記の排水用の溝の
一端部に連通開口し、溝内を流れる熱風は溝を閉鎖して
いる蓋(図示省略)の通気孔(図示省略)から吹き出
し、室内を暖房する構成である。また、他方の暖房装置
19は発芽室Cを暖房する。 【0019】また、緑化室Eの床面には、前記縦溝の左
右両側に長手方向(図1の左右方向)に沿って一対のレ
ール(図示省略)が設けられ、このレールは複数組設け
られている。このレールの左右両側に緑化台車18のキ
ャスタ(図示省略)を位置させて、レールに沿う方向に
所定間隔置きに配列させる。なお、このように配置され
た緑化台車18は、左右一対の油圧シリンダ19a,1
9aで順次右側に向けて送られる。しかして、緑化台車
18の育苗箱の苗に太陽光線を当てて育成・緑化させ
る。このとき、緑化台車18が整列配置されている左右
両側部を灌水装置(図示省略)が通過できる構成であ
り、灌水されながら緑化される。成長した苗は、緑化室
Eの左側端部から順次出荷される。 【0020】次に、図4及び図5について説明する。発
芽室Cは、壁面C1、C1で3室に区画されていて、床
面には長手方向に沿って所定間隔毎に排水用の縦溝2
1,21,…が構成されていて、この溝21,21,…
の左右両側にレール(図示省略)が設けられている。段
積された育苗箱10の発芽台車20が案内されて、左側
から右側に移動する構成である。発芽室Cの区画された
3室には、暖房装置19,19,…を夫れ夫れ配置して
いる。また、区画された1室には、冷房装置22を設け
ている。この暖房装置19及び冷房装置22は、発芽室
Cの角部壁面に対向して接近して配置している。区画さ
れた1室を、溝21に沿った方向及び溝21に交叉する
方向のカーテン23あるいは遮蔽板で仕切って、小さな
区画室24を構成している。カーテン23は天井のカー
テンレール(図示省略)で移動自在に支持されていて、
カーテン23をカーテンレールに沿って移動させること
により、区画室としたり、あるいは、広い発芽室Cとし
たりできる構成である。 【0021】しかして、野菜や花卉の小規模の育苗をす
る場合には、カーテン23で発芽室Cを小さな区画室2
4に区切り、野菜あるいは花卉の種子を播種した育苗箱
を、発芽台車20に所定間隔を空けて積重ね、暖房装置
19あるいは冷房装置22で室内の温度を調節しながら
苗の育成をする。また、図5に示すように、発芽室Cを
カーテンレール23aに移動自在のカーテン23で、小
さな区画室24に区画し、1壁面には冷房装置22を配
置し、発芽室C外に暖房装置19を配置して、溝21と
暖房装置19の熱風排出口部を地下の通風呂25を介し
て連通状態とし、通風路25内には加湿ポンプ(図示省
略)に接続している加湿装置26を配置し、溝21の上
部には小孔の多数形成されている閉鎖板27を配置して
いる。なお、28は、暖房装置19及び冷房装置22を
ON・OFFするスイッチである。 【0022】しかして、野菜や花卉の小規模の育苗をす
る場合には、カーテン23で発芽室Cを小区画に仕切
り、野菜あるいは花卉の種子を播種した育苗箱を、発芽
台車20に所定間隔を空けて段積し、暖房装置19ある
いは冷房装置22で室内の温度を調節しながら苗の育成
をする。暖房する場合には、暖房装置19を作動する
と、吸入風路19aから区画室24内の暖かい空気が吸
入されて、暖房装置19の熱風排出口部から暖気が、通
風路25を経由して溝21に流入する。すると、加湿装
置26からの噴霧と混合して、加湿された暖気が遮蔽板
27の小孔から区画室24内に吹き出し、室内が適正な
温度及び湿度に保持されて育苗される。なお、育苗の初
めから図に示すように、発芽台車20に所定間隔を空け
て段積し、加湿暖気を供給すると、育苗途中で水稲の育
苗のように育苗箱10の積替えを必要とせず、発芽の確
認が容易となると共に、育苗工数が減少する。 【0023】 【発明の効果】この発明は、上述のように、水稲の播種
と野菜・花卉類の播種とを行なえるものであり、しか
も、灌水装置4の搬送下手側に水稲播種装置5及び野菜
・花卉類播種装置6を配置するにあたり、水稲播種装置
5を上手側に、野菜・花卉類播種装置6を下手側に隣接
して配置することで、野菜・花卉類播種装置6の播種を
行なう際に、不要な水稲播種装置5を有効活用して灌水
装置4から野菜・花卉類播種装置6までの距離を長くで
きて、透水性の悪い培土の灌水が透水し安定した状態
で、野菜・花卉類播種装置6で播種されることとなり、
野菜・花卉類の播種が安定し播種精度が向上する。ま
た、水稲播種装置5での播種作業にあたり、透水性の悪
い床土を使用し、多量に灌水しながら水稲の播種作業を
する場合には、野菜・花卉類播種装置6を搬送上手側
に、水稲播種装置5を搬送下手側に入れ替えることによ
り、灌水装置4から水稲播種装置5までの距離を長く変
更できて、灌水床土を落ち着かせた後に水稲の播種作業
ができて、播種作業が良好になる。
類の種子を育苗箱に播種する播種装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来の水稲及び野菜・花卉類の種子を播
種する共用の播種装置は、図3(b)に示すように、播
種コンベヤの搬送始端側から搬送終端側にかけて、床土
詰め装置,均平装置,灌水装置,野菜・花類播種装置,
水稲播種装置,覆土装置及び灌水装置を順次配置する構
成であつた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来技術にあっては、
搬送始端側に野菜・花卉類播種装置が位置し、搬送終端
側に水稲播種装置が隣接して配置される構成であつた。
野菜・花卉類の栽培用培土は、水稲栽培用培土に比べ
て、透水性が悪く、灌水直後に播種を行なうことができ
ず、このためにコンベヤの搬送速度を遅くしたり、ある
いは、灌水装置から播種装置までの距離を長くする必要
があり、能率が低下したり、コスト高になるという欠点
があつた。そこで、この発明は、このような欠点を解消
しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、播種コンベヤ1の搬送
始端側から終端側にかけて、床土詰め装置2、均平装置
3、第一の灌水装置4、水稲播種装置5及び野菜・花卉
類播種装置6、覆土装置7、第二の灌水装置8を順次配
置し、前記播種コンベヤ1を、前記床土詰め装置2と前
記均平装置3と前記第一の灌水装置4の部分の育苗箱の
搬送をするコンベヤ1Aと、前記水稲播種装置5の部分
の育苗箱の搬送をするコンベヤ1Bと、前記野菜・花卉
類播種装置6の部分の育苗箱の搬送をするコンベヤ1C
と、前記覆土装置7と前記第二の灌水装置8の部分の育
苗箱の搬送をするコンベヤ1Dとに分割構成し、前記野
菜・花卉類播種装置6の部分の育苗箱の搬送をするコン
ベヤ1Cはポット型育苗箱への播種のため育苗箱を間歇
的に搬送する構成とし、前記水稲播種装置5と前記野菜
・花卉類播種装置6とを育苗箱搬送方向に対して前後に
入れ替えて配置可能に構成したことを特徴とする播種装
置とした。 【0005】 【作用】水稲の播種作業をする場合には、播種コンベヤ
1の搬送始端側から空の育苗箱を供給すると、その育苗
箱は、まず、コンベヤ1Aによって搬送され床土詰め装
置2から床土が繰り出されて床土が詰められ、次いで、
均平装置3で床土の表面が均され、第一の灌水装置4で
灌水される。その後、次のコンベヤ1Bによって育苗箱
が搬送され水稲播種装置5から水稲の種子が繰り出され
て播種され、更に、コンベヤ1Cによって育苗箱が搬送
されて播種作業を停止中の野菜・花卉類播種装置6の下
方を通過していく。そして、コンベヤ1Dによって育苗
箱が搬送されて覆土装置7で覆土され、第二の灌水装置
8で灌水されて、水稲の播種作業が終了する。 【0006】また、野菜・花卉類の播種をする場合に
は、播種コンベヤ1の搬送始端側から空のポット型育苗
箱を供給すると、その育苗箱は、まず、コンベヤ1Aに
よって搬送され床土詰め装置2から床土が繰り出されて
床土が詰められ、次いで、均平装置3で床土の表面が均
され、第一の灌水装置4で灌水される。その後、次のコ
ンベヤ1Bによって育苗箱が搬送され播種作業を停止し
ている水稲播種装置5の下方を通過し、更に、コンベヤ
1Cによって育苗箱が間欠的に搬送され野菜・花卉類播
種装置6から野菜あるいは花卉の種子が繰り出されて播
種される。そして、コンベヤ1Dによって育苗箱が搬送
されて覆土装置7で覆土され、第二の灌水装置8で灌水
されて、野菜あるいは花卉の播種作業が終了する。な
お、水稲播種装置5での播種作業にあたり、透水性の悪
い床土を使用し、多量に灌水しながら水稲の播種作業を
する場合には、野菜・花卉類播種装置6を搬送上手側
に、水稲播種装置5を搬送下手側に入れ替えて配置す
る。 【0007】 【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1及び図2に基づき育苗室Aの全体
構成について説明する。図1は育苗施設の平面図であ
り、図2はその切断側面図である。育苗室Aは、播種作
業行程を行なう作業室B、この作業室Bで播種された育
苗箱を積み重ね状態で蒸し風呂状態に暖房して発芽させ
る発芽室C、この発芽室Cで発芽された育苗箱を所定の
間隔を空けて緑化台車に載せ替える載替室D、載替室D
で発芽状態の育苗箱が緑化台車18に載せ替えられ、緑
化台車18に載置された状態で緑化させる緑化室Eで、
構成されている。この育苗室Aは、透光性の屋根及び壁
面で囲まれた構成で、換気ができる構成である。 【0008】次に、図3aに基づき育苗室A内に設置さ
れている播種装置について説明する。播種コンベヤ1の
上方には、搬送始端側から終端側にかけて、床土詰め装
置2,均平装置3,灌水装置4,水稲播種装置5,野菜
・花卉類播種装置6,覆土装置7及び灌水装置8が、順
次配置されている。播種コンベヤ1は、床土詰め装置
2,均平装置3,灌水装置4の部分の搬送をする播種コ
ンベヤ1A,水稲播種装置5の部分を搬送する水稲搬送
コンベヤ1B,野菜・花卉類播種装置6の部分を搬送す
る野菜播種搬送コンベヤ1C,覆土装置7及び灌水装置
8の部分を搬送する覆土搬送コンベヤ1Dに、分割構成
されている。この野菜播種搬送コンベヤ1Cは、野菜及
び花の種子を縦方向及び横方向に整列配置されているポ
ット型育苗箱に規則正しく播種するために、間歇的に育
苗箱を搬送する構成である。 【0009】このように構成されているので、播種コン
ベヤ1の搬送始端側から空の育苗箱が供給されると、床
土詰め装置2の床土ホッパー2内の床土が床土供給ベル
ト(図示省略)で繰り出され床土が詰められ、次いで、
均平装置3の均平ブラシ3aで床土の表面が均され、次
いで、灌水装置4のノズル4aから灌水され、次いで、
水稲の播種をする場合には、水稲播種装置5の水稲ホッ
パ5a内の種子が水稲繰出ロール5bで繰り出されて播
種され、また、野菜・花卉類の播種をする場合には、種
子を1粒ずつ吸着する吸着ノズル(図示省略)が種子受
樋(図示省略)に移動して種子を吸着し、次いで、吸着
ノズルが漏斗(図示省略)に移動し、吸着ノズルの吸着
停止及び噴出により種子を漏斗に供給し、次いで、漏斗
の下部に連通している播種パイプ(図示省略)内を下降
し、播種パイプの下端の播種ノズル(図示省略)から種
子が放出されて播種されていく。次いで、覆土装置7の
覆土ホッパ7aの床土が覆土ロール(図示省略)により
繰り出されて覆土され、次いで、灌水装置8の灌水ノズ
ル8aで灌水されて、播種作業が終了する。 【0010】従来の装置は、図3(b)に示すように、
搬送始端側に野菜・花卉類播種装置6が位置し、搬送終
端側に水稲播種装置5が隣接して配置されていた。しか
して、野菜・花卉栽培用の培土は、水稲栽培用の培土に
比べて、透水性が悪く、灌水直後に播種をすぐ行なうこ
とができず、このためにコンベヤの速度を部分的に遅く
したり、あるいは、灌水装置から播種装置までの距離を
長くする必要があり、これがために、能率が低下した
り、コスト高になるという欠点があった。 【0011】しかし、前述のように、灌水装置4の搬送
下手側に水稲播種装置5及び野菜・花卉類播種装置6を
配置するにあたり、水稲播種装置5を上手側に、野菜・
花卉類播種装置6を下手側に隣接して配置したので、野
菜・花卉類播種装置6の播種を行なう際に、不要な水稲
播種装置5を有効活用して灌水装置4から野菜・花卉類
播種装置6までの距離を長くできて、育苗箱への灌水が
透水安定してから、野菜・花卉類播種装置6で播種がで
きて、播種精度が向上し、従来装置の欠点を解消するこ
とができる。 【0012】なお、水稲播種装置5での播種作業にあた
り、透水性の悪い床土を使用し、多量に灌水しながら水
稲の播種作業をする場合には、野菜・花卉類播種装置6
を搬送上手側に、水稲播種装置5を搬送下手側に入れ替
えることにより、灌水装置4から水稲播種装置5までの
距離を長く変更できて、灌水床土を落ち着かせた後に水
稲の播種作業ができて、播種作業が良好になる。 【0013】次に、図1及び図2に基づき、播種後の育
苗箱の発芽・緑化処理について説明する。播種装置2で
播種された育苗箱は、播種コンベヤ1の搬送終端部で、
公知の自動段積装置9により所定枚数(例えば30枚)
段積され、段積後の育苗箱10,10,…は移載装置1
1を経て発芽室Cの左端部の移載コンベヤ12に送り込
まれる。なお、作業室Bと発芽室Cとの境界部には、エ
アカーテンを形成するエア噴出装置13が設けられてい
る。 【0014】次に、発芽室C内の構成について説明す
る。移載コンベヤ12の側方に隣接して、移載コンベヤ
12の搬送方向に対して直交する方向を搬送方向とする
ローラーコンベヤ式の4条の発芽コンベヤ14,14,
…が配置されていいる。この発芽コンベヤ14の搬送終
端側である右側端部に隣接して、移載装置15が配置さ
れている。 【0015】しかして、自動段積装置9で段積された育
苗箱10は、後続の移載コンベヤ12に引き継がれ、図
1の下側の第1の発芽コンベヤ14に対応する位置で停
止し、図示省略の押出し装置で発芽コンベヤ14の搬送
始端部に引き継がれ、同様にして段積された育苗箱10
は、所定数引き継がれ積み込まれていく。順次隣接する
発芽コンベヤ14にも、同様にして段積された育苗箱1
0が順次積み込まれていく。 【0016】このようにして積み込まれた育苗箱10
は、発芽室C内で3日で発芽が完了するとすると、1日
に各発芽コンベヤ14の長さの1/3ずつ積み込まれ
て、順次搬送されて3日間で発芽が完了し、終端側から
順次移載装置15に取り出されて、後続の積替え行程に
移行する。このように構成されているので、発芽室C内
の段積された育苗箱10は、発芽コンベヤ14に載置さ
れて順次移載装置15へ送られるため、従来のように発
芽台車(図示省略)で移動させるものに比較して、作業
者の運搬に要する労力が軽減され、また、発芽コンベヤ
14は育苗箱の幅のものを隣接配置する構成であるの
で、発芽台車で移動させるものに比較して設置面積が狭
くなり、発芽室Cの面積を少なくできてコストの低減を
図ることができる。 【0017】次に、図1及び図2に基づき、載替室D内
の育苗箱の自動積替え装置について説明する。移載装置
15に積み替えられた段積の育苗箱10は、ローラーコ
ンベヤ型の移載装置16に引き継がれて、矢印方向に搬
送され、公知の自動積替装置17に送られていく。次い
で、自動積替装置17に引き継がれていき、自動積替装
置17の終端部から、育苗箱10の間を所定空間空けた
緑化状態で、緑化台車18に積み替えられる。 【0018】次に、緑化室E内の構成について説明す
る。床面はコンクリートで固められていて、床面には排
水用の溝(図示省略)が構成されている。排水用の溝
は、緑化室Eの長手方向に沿って且つ所定間隔毎の縦溝
(図示省略)、及び、この縦溝に直交する方向に接続す
る横溝(図示省略)とで構成されている。緑化室E内に
は暖房装置19,19が設けられていて、一方の暖房装
置19の熱風排出管(図示省略)を前記の排水用の溝の
一端部に連通開口し、溝内を流れる熱風は溝を閉鎖して
いる蓋(図示省略)の通気孔(図示省略)から吹き出
し、室内を暖房する構成である。また、他方の暖房装置
19は発芽室Cを暖房する。 【0019】また、緑化室Eの床面には、前記縦溝の左
右両側に長手方向(図1の左右方向)に沿って一対のレ
ール(図示省略)が設けられ、このレールは複数組設け
られている。このレールの左右両側に緑化台車18のキ
ャスタ(図示省略)を位置させて、レールに沿う方向に
所定間隔置きに配列させる。なお、このように配置され
た緑化台車18は、左右一対の油圧シリンダ19a,1
9aで順次右側に向けて送られる。しかして、緑化台車
18の育苗箱の苗に太陽光線を当てて育成・緑化させ
る。このとき、緑化台車18が整列配置されている左右
両側部を灌水装置(図示省略)が通過できる構成であ
り、灌水されながら緑化される。成長した苗は、緑化室
Eの左側端部から順次出荷される。 【0020】次に、図4及び図5について説明する。発
芽室Cは、壁面C1、C1で3室に区画されていて、床
面には長手方向に沿って所定間隔毎に排水用の縦溝2
1,21,…が構成されていて、この溝21,21,…
の左右両側にレール(図示省略)が設けられている。段
積された育苗箱10の発芽台車20が案内されて、左側
から右側に移動する構成である。発芽室Cの区画された
3室には、暖房装置19,19,…を夫れ夫れ配置して
いる。また、区画された1室には、冷房装置22を設け
ている。この暖房装置19及び冷房装置22は、発芽室
Cの角部壁面に対向して接近して配置している。区画さ
れた1室を、溝21に沿った方向及び溝21に交叉する
方向のカーテン23あるいは遮蔽板で仕切って、小さな
区画室24を構成している。カーテン23は天井のカー
テンレール(図示省略)で移動自在に支持されていて、
カーテン23をカーテンレールに沿って移動させること
により、区画室としたり、あるいは、広い発芽室Cとし
たりできる構成である。 【0021】しかして、野菜や花卉の小規模の育苗をす
る場合には、カーテン23で発芽室Cを小さな区画室2
4に区切り、野菜あるいは花卉の種子を播種した育苗箱
を、発芽台車20に所定間隔を空けて積重ね、暖房装置
19あるいは冷房装置22で室内の温度を調節しながら
苗の育成をする。また、図5に示すように、発芽室Cを
カーテンレール23aに移動自在のカーテン23で、小
さな区画室24に区画し、1壁面には冷房装置22を配
置し、発芽室C外に暖房装置19を配置して、溝21と
暖房装置19の熱風排出口部を地下の通風呂25を介し
て連通状態とし、通風路25内には加湿ポンプ(図示省
略)に接続している加湿装置26を配置し、溝21の上
部には小孔の多数形成されている閉鎖板27を配置して
いる。なお、28は、暖房装置19及び冷房装置22を
ON・OFFするスイッチである。 【0022】しかして、野菜や花卉の小規模の育苗をす
る場合には、カーテン23で発芽室Cを小区画に仕切
り、野菜あるいは花卉の種子を播種した育苗箱を、発芽
台車20に所定間隔を空けて段積し、暖房装置19ある
いは冷房装置22で室内の温度を調節しながら苗の育成
をする。暖房する場合には、暖房装置19を作動する
と、吸入風路19aから区画室24内の暖かい空気が吸
入されて、暖房装置19の熱風排出口部から暖気が、通
風路25を経由して溝21に流入する。すると、加湿装
置26からの噴霧と混合して、加湿された暖気が遮蔽板
27の小孔から区画室24内に吹き出し、室内が適正な
温度及び湿度に保持されて育苗される。なお、育苗の初
めから図に示すように、発芽台車20に所定間隔を空け
て段積し、加湿暖気を供給すると、育苗途中で水稲の育
苗のように育苗箱10の積替えを必要とせず、発芽の確
認が容易となると共に、育苗工数が減少する。 【0023】 【発明の効果】この発明は、上述のように、水稲の播種
と野菜・花卉類の播種とを行なえるものであり、しか
も、灌水装置4の搬送下手側に水稲播種装置5及び野菜
・花卉類播種装置6を配置するにあたり、水稲播種装置
5を上手側に、野菜・花卉類播種装置6を下手側に隣接
して配置することで、野菜・花卉類播種装置6の播種を
行なう際に、不要な水稲播種装置5を有効活用して灌水
装置4から野菜・花卉類播種装置6までの距離を長くで
きて、透水性の悪い培土の灌水が透水し安定した状態
で、野菜・花卉類播種装置6で播種されることとなり、
野菜・花卉類の播種が安定し播種精度が向上する。ま
た、水稲播種装置5での播種作業にあたり、透水性の悪
い床土を使用し、多量に灌水しながら水稲の播種作業を
する場合には、野菜・花卉類播種装置6を搬送上手側
に、水稲播種装置5を搬送下手側に入れ替えることによ
り、灌水装置4から水稲播種装置5までの距離を長く変
更できて、灌水床土を落ち着かせた後に水稲の播種作業
ができて、播種作業が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断平面図
【図2】切断側面図
【図3】側面図
【図4】切断平面図
【図5】切断側面図
【符号の説明】
A 育苗室
B 作業室
C 発芽室
D 載替室
E 緑化室
1 播種コンベヤ
2 床土詰め装置
3 均平装置
4 灌水装置
5 水稲播種装置
6 野菜・花卉類播種装置
7 覆土装置
8 灌水装置
9 自動段積装置
10 育苗箱
11 移載装置
12 移載コンベヤ
13 エア噴出装置
14 発芽コンベヤ
15 移載装置
16 移載装置
17 自動積替装置
18 緑化台車
19 暖房装置
20 発芽台車
21 溝
22 冷房装置
23 カーテン
24 区画室
25 通風路
26 加湿装置
27 遮蔽板
28 スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 安蔵 茂
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農
機株式会社 技術部内
(72)発明者 矢野 省三
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農
機株式会社 技術部内
(56)参考文献 特開 昭60−176503(JP,A)
特開 平5−15210(JP,A)
特開 平5−292807(JP,A)
実開 昭56−111716(JP,U)
実開 昭51−57922(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01C 7/00 - 9/08
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】播種コンベヤ1の搬送始端側から終端側に
かけて、床土詰め装置2、均平装置3、第一の灌水装置
4、水稲播種装置5及び野菜・花卉類播種装置6、覆土
装置7、第二の灌水装置8を順次配置し、前記播種コン
ベヤ1を、前記床土詰め装置2と前記均平装置3と前記
第一の灌水装置4の部分の育苗箱の搬送をするコンベヤ
1Aと、前記水稲播種装置5の部分の育苗箱の搬送をす
るコンベヤ1Bと、前記野菜・花卉類播種装置6の部分
の育苗箱の搬送をするコンベヤ1Cと、前記覆土装置7
と前記第二の灌水装置8の部分の育苗箱の搬送をするコ
ンベヤ1Dとに分割構成し、前記野菜・花卉類播種装置
6の部分の育苗箱の搬送をするコンベヤ1Cはポット型
育苗箱への播種のため育苗箱を間歇的に搬送する構成と
し、前記水稲播種装置5と前記野菜・花卉類播種装置6
とを育苗箱搬送方向に対して前後に入れ替えて配置可能
に構成したことを特徴とする播種装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14662794A JP3533707B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 播種装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14662794A JP3533707B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 播種装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089717A JPH089717A (ja) | 1996-01-16 |
JP3533707B2 true JP3533707B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=15412016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14662794A Expired - Fee Related JP3533707B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 播種装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533707B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5176712B2 (ja) * | 2008-06-16 | 2013-04-03 | 井関農機株式会社 | 播種機 |
CN114097480B (zh) * | 2021-12-14 | 2023-04-07 | 浙江省农业科学院 | 一种用于早籼稻育种小材料育秧的播种装置 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14662794A patent/JP3533707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH089717A (ja) | 1996-01-16 |
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