JP3533038B2 - データ復調装置 - Google Patents
データ復調装置Info
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- JP3533038B2 JP3533038B2 JP13975796A JP13975796A JP3533038B2 JP 3533038 B2 JP3533038 B2 JP 3533038B2 JP 13975796 A JP13975796 A JP 13975796A JP 13975796 A JP13975796 A JP 13975796A JP 3533038 B2 JP3533038 B2 JP 3533038B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ回線を介
して受信した受信信号を復調して受信データを形成する
データ復調装置に関する。
して受信した受信信号を復調して受信データを形成する
データ復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電話回線等のアナログ回線を介
してデータを伝送するときには、伝送データをアナログ
回線に直接に送出するようなことはせず、データ変復調
装置(いわゆる、データモデム)を用い、送信側では送
信データを変調した信号をアナログ回線に送出し、受信
側では、アナログ回線を介して受信した信号を復調し
て、元のデータを得るようにしている。
してデータを伝送するときには、伝送データをアナログ
回線に直接に送出するようなことはせず、データ変復調
装置(いわゆる、データモデム)を用い、送信側では送
信データを変調した信号をアナログ回線に送出し、受信
側では、アナログ回線を介して受信した信号を復調し
て、元のデータを得るようにしている。
【0003】データ変復調装置の変調方式としては、種
々のものが実用されているが、機器の規格としての変調
方式は、通常、ITU−T(旧CCITT)の勧告に従
った変調方式が適用されている。
々のものが実用されているが、機器の規格としての変調
方式は、通常、ITU−T(旧CCITT)の勧告に従
った変調方式が適用されている。
【0004】このようなITU−Tの勧告のうち、比較
的高速なデータ伝送速度を実現できるものとしては、勧
告V.29や勧告V.27terなどがある。勧告V.
29の変調方式は、16値QAM(QAM=直交振幅変
調)といわれるものであり、最高9600bpsのデー
タ伝送速度が可能で、また、勧告V.27terの変調
方式は、8相PSK(PSK=位相変調)といわれるも
のであり、最高7200bpsのデータ伝送速度が可能
である。
的高速なデータ伝送速度を実現できるものとしては、勧
告V.29や勧告V.27terなどがある。勧告V.
29の変調方式は、16値QAM(QAM=直交振幅変
調)といわれるものであり、最高9600bpsのデー
タ伝送速度が可能で、また、勧告V.27terの変調
方式は、8相PSK(PSK=位相変調)といわれるも
のであり、最高7200bpsのデータ伝送速度が可能
である。
【0005】このような高速なデータ伝送速度を実現す
るために、復調側に、アナログ回線中を伝搬している間
に受けた受信信号の波形歪みを回復したり、あるいは、
位相誤差(時間軸に関する誤差)を修正する機構を備え
ている。また、送信側のデータ変復調装置(変調部分)
の信号処理状態に、受信側のデータ変復調装置(復調部
分)を整合させるために、ユーザデータの送信に先立っ
て、複数フェーズからなる所定のトレーニングシーケン
スを実行するようにしている。
るために、復調側に、アナログ回線中を伝搬している間
に受けた受信信号の波形歪みを回復したり、あるいは、
位相誤差(時間軸に関する誤差)を修正する機構を備え
ている。また、送信側のデータ変復調装置(変調部分)
の信号処理状態に、受信側のデータ変復調装置(復調部
分)を整合させるために、ユーザデータの送信に先立っ
て、複数フェーズからなる所定のトレーニングシーケン
スを実行するようにしている。
【0006】このトレーニングシーケンスにおいては、
位相同期補正の追従を高速に実行できるような条件に設
定し、短時間で十分なトレーニングを行えるようにして
いる。また、ユーザデータ受信時においても、受信信号
を位相同期補正しているが、このときには、ホワイトノ
イズなどで位相同期補正が誤作動しないように、ある程
度ゆっくりした速度で位相同期補正の追従動作を行うよ
うにしている。
位相同期補正の追従を高速に実行できるような条件に設
定し、短時間で十分なトレーニングを行えるようにして
いる。また、ユーザデータ受信時においても、受信信号
を位相同期補正しているが、このときには、ホワイトノ
イズなどで位相同期補正が誤作動しないように、ある程
度ゆっくりした速度で位相同期補正の追従動作を行うよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、電話回線等のア
ナログ回線では、位相ヒット、振幅ヒット、あるいは、
インパルスノイズ重畳など、種々の突発的な回線障害を
生じることがある。ここで、位相ヒットは、伝送信号の
位相が突発的にずれる現象であり、振幅ヒットは、伝送
信号の振幅が突発的にずれる現象である。
ナログ回線では、位相ヒット、振幅ヒット、あるいは、
インパルスノイズ重畳など、種々の突発的な回線障害を
生じることがある。ここで、位相ヒットは、伝送信号の
位相が突発的にずれる現象であり、振幅ヒットは、伝送
信号の振幅が突発的にずれる現象である。
【0008】このような突発的な回線障害は、トレーニ
ングシーケンス中よりもユーザデータの伝送中に発生す
る確率が高く、とくに、位相ヒットのような位相誤差を
生じると、その位相誤差を回復するまでに比較的長い時
間がかかり、受信中のデータの欠落が多くなるという不
都合を生じる。これは、上述したように、ホワイトノイ
ズなどで位相同期補正が誤作動しないように、位相同期
補正の追従速度が比較的小さく抑えられるためである。
ングシーケンス中よりもユーザデータの伝送中に発生す
る確率が高く、とくに、位相ヒットのような位相誤差を
生じると、その位相誤差を回復するまでに比較的長い時
間がかかり、受信中のデータの欠落が多くなるという不
都合を生じる。これは、上述したように、ホワイトノイ
ズなどで位相同期補正が誤作動しないように、位相同期
補正の追従速度が比較的小さく抑えられるためである。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、位相ヒットのような突発的な回線障害から復
帰するまでに要する時間を短縮できるデータ復調装置を
提供することを目的としている。
のであり、位相ヒットのような突発的な回線障害から復
帰するまでに要する時間を短縮できるデータ復調装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローパスフィ
ルタの出力信号の波形を整形する自動等化器と、上記自
動等化器の出力信号の波形の位相誤差を修正するための
位相同期手段と、上記位相同期手段の出力信号に基づい
て、受信信号の信号点を判定するとともに、判定した信
号点と受信信号との誤差を検出する判定器と、上記判定
器で判定された信号点に対応した受信データを出力する
受信データ形成手段と、上記判定器で検出された誤差信
号の値に基づいて、受信信号の位相誤差と振幅誤差を算
出し、その振幅誤差を上記自動等化器に制御信号として
出力する誤差演算手段と、上記誤差演算手段が算出した
位相誤差に基づいて、上記位相同期手段の位相同期のた
めに出力する同期補正信号を算出する同期補正手段を備
え、上記位相同期手段は、上記同期補正手段より入力し
た同期補正信号に応じて位相誤差の修正処理を行い、上
記自動等化器は、上記誤差演算手段が算出した振幅誤差
に応じて、波形整形処理を行うデータ復調装置におい
て、上記判定器で検出された誤差信号の値が、そのとき
のデータ伝送速度に基づいた所定値よりも大きいときに
は、上記同期補正手段の算出係数を変更する受信制御手
段を備えたものである。
ルタの出力信号の波形を整形する自動等化器と、上記自
動等化器の出力信号の波形の位相誤差を修正するための
位相同期手段と、上記位相同期手段の出力信号に基づい
て、受信信号の信号点を判定するとともに、判定した信
号点と受信信号との誤差を検出する判定器と、上記判定
器で判定された信号点に対応した受信データを出力する
受信データ形成手段と、上記判定器で検出された誤差信
号の値に基づいて、受信信号の位相誤差と振幅誤差を算
出し、その振幅誤差を上記自動等化器に制御信号として
出力する誤差演算手段と、上記誤差演算手段が算出した
位相誤差に基づいて、上記位相同期手段の位相同期のた
めに出力する同期補正信号を算出する同期補正手段を備
え、上記位相同期手段は、上記同期補正手段より入力し
た同期補正信号に応じて位相誤差の修正処理を行い、上
記自動等化器は、上記誤差演算手段が算出した振幅誤差
に応じて、波形整形処理を行うデータ復調装置におい
て、上記判定器で検出された誤差信号の値が、そのとき
のデータ伝送速度に基づいた所定値よりも大きいときに
は、上記同期補正手段の算出係数を変更する受信制御手
段を備えたものである。
【0011】また、ローパスフィルタの出力信号の波形
を整形する自動等化器と、上記自動等化器の出力信号の
波形の位相誤差を修正するための位相同期手段と、上記
位相同期手段の出力信号に基づいて、受信信号の信号点
を判定するとともに、判定した信号点と受信信号との誤
差を検出する判定器と、上記判定器で判定された信号点
に対応した受信データを出力する受信データ形成手段
と、上記判定器で検出された誤差信号の値に基づいて、
受信信号の位相誤差と振幅誤差を算出し、その振幅誤差
を上記自動等化器に制御信号として出力する誤差演算手
段と、上記誤差演算手段が算出した位相誤差に基づい
て、上記位相同期手段の位相同期のために出力する同期
補正信号を算出する同期補正手段を備え、上記位相同期
手段は、上記同期補正手段より入力した同期補正信号に
応じて位相誤差の修正処理を行い、上記自動等化器は、
上記誤差演算手段が算出した振幅誤差に応じて、波形整
形処理を行うデータ復調装置において、上記判定器で検
出された誤差信号の値が所定値よりも大きいときには、
上記同期補正手段の算出係数を、そのときのデータ伝送
速度に対応した値に変更する受信制御手段を備えたもの
である。
を整形する自動等化器と、上記自動等化器の出力信号の
波形の位相誤差を修正するための位相同期手段と、上記
位相同期手段の出力信号に基づいて、受信信号の信号点
を判定するとともに、判定した信号点と受信信号との誤
差を検出する判定器と、上記判定器で判定された信号点
に対応した受信データを出力する受信データ形成手段
と、上記判定器で検出された誤差信号の値に基づいて、
受信信号の位相誤差と振幅誤差を算出し、その振幅誤差
を上記自動等化器に制御信号として出力する誤差演算手
段と、上記誤差演算手段が算出した位相誤差に基づい
て、上記位相同期手段の位相同期のために出力する同期
補正信号を算出する同期補正手段を備え、上記位相同期
手段は、上記同期補正手段より入力した同期補正信号に
応じて位相誤差の修正処理を行い、上記自動等化器は、
上記誤差演算手段が算出した振幅誤差に応じて、波形整
形処理を行うデータ復調装置において、上記判定器で検
出された誤差信号の値が所定値よりも大きいときには、
上記同期補正手段の算出係数を、そのときのデータ伝送
速度に対応した値に変更する受信制御手段を備えたもの
である。
【0012】
【0013】
【0014】したがって、位相ヒット等の回線障害が生
じて位相誤差が大きくなると、位相同期補正の追従速度
を大きくする方向に制御が変化するので、回線障害から
復帰するまでに要する時間を短縮することができる。
じて位相誤差が大きくなると、位相同期補正の追従速度
を大きくする方向に制御が変化するので、回線障害から
復帰するまでに要する時間を短縮することができる。
【0015】また、位相ヒット等の回線障害が生じ、そ
のときのデータ伝送速度に応じた値よりも位相誤差が大
きくなると、位相同期補正の追従速度を大きくする方向
に制御が変化するので、そのときのデータ伝送速度に応
じて、回線障害から復帰するまでに要する時間を短縮す
ることができる。
のときのデータ伝送速度に応じた値よりも位相誤差が大
きくなると、位相同期補正の追従速度を大きくする方向
に制御が変化するので、そのときのデータ伝送速度に応
じて、回線障害から復帰するまでに要する時間を短縮す
ることができる。
【0016】また、位相ヒット等の回線障害が生じて位
相誤差が大きくなると、位相同期補正の追従速度を、そ
のときのデータ伝送速度に応じた値に変化するので、デ
ータ伝送速度に応じ、効果的に、回線障害から復帰する
までに要する時間を短縮することができる。
相誤差が大きくなると、位相同期補正の追従速度を、そ
のときのデータ伝送速度に応じた値に変化するので、デ
ータ伝送速度に応じ、効果的に、回線障害から復帰する
までに要する時間を短縮することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0019】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0020】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0021】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0022】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.29モデム、V.
27terモデムなど)を備えている。
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.29モデム、V.
27terモデムなど)を備えている。
【0023】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えているとともに、ユーザの通話のための
電話器11が付設されている。
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えているとともに、ユーザの通話のための
電話器11が付設されている。
【0024】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
内部バス12に接続されており、これらの各要素間での
データのやりとりは、主としてこの内部バス12を介し
て行われている。
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
内部バス12に接続されており、これらの各要素間での
データのやりとりは、主としてこの内部バス12を介し
て行われている。
【0025】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0026】図2は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリモデム9のデータ変調部の一例を示し
ている。
プ3ファクシミリモデム9のデータ変調部の一例を示し
ている。
【0027】同図において、受信信号RSは、受信フィ
ルタ21を介し、その高調波成分が除去された状態でア
ナログ/デジタル変換器22に加えられる。これによ
り、アナログ/デジタル変換器22から、入力信号に対
応して出力されるデジタル信号には、折り返しノイズが
除去された状態となる。アナログ/デジタル変換器22
から出力されるデジタル信号は、自動利得制御回路23
を介し、その振幅が一定の状態に制御された後に、復調
部24に加えられている。
ルタ21を介し、その高調波成分が除去された状態でア
ナログ/デジタル変換器22に加えられる。これによ
り、アナログ/デジタル変換器22から、入力信号に対
応して出力されるデジタル信号には、折り返しノイズが
除去された状態となる。アナログ/デジタル変換器22
から出力されるデジタル信号は、自動利得制御回路23
を介し、その振幅が一定の状態に制御された後に、復調
部24に加えられている。
【0028】復調部24は、入力信号に所定の復調処理
を適用して、復調信号RRを形成するものであり、その
復調信号RRは、ローパスフィルタ25を介して倍周波
数成分が除去され、復調信号RRaとして、タイミング
抽出部26および自動等化器27に加えられる。
を適用して、復調信号RRを形成するものであり、その
復調信号RRは、ローパスフィルタ25を介して倍周波
数成分が除去され、復調信号RRaとして、タイミング
抽出部26および自動等化器27に加えられる。
【0029】タイミング抽出部26は、復調信号RRa
に基づいて、信号クロックCTを抽出するものであり、
その抽出された信号クロックCTは、自動等化器27、
位相同期部28、同期補正部29、判定器30、誤差演
算部31、復号器32、および、デスクランブラ33に
加えられている。
に基づいて、信号クロックCTを抽出するものであり、
その抽出された信号クロックCTは、自動等化器27、
位相同期部28、同期補正部29、判定器30、誤差演
算部31、復号器32、および、デスクランブラ33に
加えられている。
【0030】自動等化器27は、誤差演算部31から加
えられる振幅誤差値EAに対応して、加えられる復調信
号RRaを波形整形するものであり、その出力信号は、
位相同期部28に加えられている。位相同期部28は、
信号クロックCTを基準タイミングとして、同期補正部
29から加えられる位相補正値PPに対応し、信号波形
を位相同期するものであり、その出力信号RRbは、判
定器30に加えられている。
えられる振幅誤差値EAに対応して、加えられる復調信
号RRaを波形整形するものであり、その出力信号は、
位相同期部28に加えられている。位相同期部28は、
信号クロックCTを基準タイミングとして、同期補正部
29から加えられる位相補正値PPに対応し、信号波形
を位相同期するものであり、その出力信号RRbは、判
定器30に加えられている。
【0031】判定器30は、入力した信号RRbが、所
定の信号空間のどの信号点のものであるかを判定すると
ともに、その判定した信号点と、入力した信号RRbの
信号誤差(振幅誤差および位相誤差)を検出するもので
あり、判定した信号点をあらわす受信点信号RRcは、
復号部32に加えられ、検出した信号誤差の値は、誤差
値EDとして誤差演算部31および受信制御部34に加
えられている。
定の信号空間のどの信号点のものであるかを判定すると
ともに、その判定した信号点と、入力した信号RRbの
信号誤差(振幅誤差および位相誤差)を検出するもので
あり、判定した信号点をあらわす受信点信号RRcは、
復号部32に加えられ、検出した信号誤差の値は、誤差
値EDとして誤差演算部31および受信制御部34に加
えられている。
【0032】誤差演算部31は、入力した誤差値EDに
基づいて一点毎に振幅誤差と位相誤差の平均値を算出
し、算出した振幅誤差の平均値は、振幅誤差値EAとし
て自動等化器27に加えられ、また、算出した位相誤差
の平均値は、位相誤差値EPとして同期補正部29に加
えられている。
基づいて一点毎に振幅誤差と位相誤差の平均値を算出
し、算出した振幅誤差の平均値は、振幅誤差値EAとし
て自動等化器27に加えられ、また、算出した位相誤差
の平均値は、位相誤差値EPとして同期補正部29に加
えられている。
【0033】同期補正部29は、入力した位相誤差値E
Pについて、受信制御部34から加えられる補正係数S
C1,SC2に基づいた同期補正演算を実行し、その演
算結果を、位相補正値PPとして位相同期部28に出力
する。
Pについて、受信制御部34から加えられる補正係数S
C1,SC2に基づいた同期補正演算を実行し、その演
算結果を、位相補正値PPとして位相同期部28に出力
する。
【0034】復号部32は、入力した受信点信号RRc
に対応した受信データ(1点あたり複数ビット)を出力
するものであり、その出力データは、デスクランブラ3
3に加えられている。
に対応した受信データ(1点あたり複数ビット)を出力
するものであり、その出力データは、デスクランブラ3
3に加えられている。
【0035】デスクランブラ33は、復号部32から出
力されるデータを、元の順序に並び替えるものであり、
その出力データは、受信データRDとして、次段装置
(この場合は、網制御装置10の前段のデジタル/アナ
ログ変換器等)に加えられている。
力されるデータを、元の順序に並び替えるものであり、
その出力データは、受信データRDとして、次段装置
(この場合は、網制御装置10の前段のデジタル/アナ
ログ変換器等)に加えられている。
【0036】受信制御部34は、このデータ受信部の各
要素の動作を制御するとともに、誤差値EDに基づい
て、同期補正部29に出力している補正係数SC1,S
C2の値を設定するものである。また、受信制御部34
は、制御部1や網制御装置10と種々の情報をやりとり
して、その受信動作制御を行っている。
要素の動作を制御するとともに、誤差値EDに基づい
て、同期補正部29に出力している補正係数SC1,S
C2の値を設定するものである。また、受信制御部34
は、制御部1や網制御装置10と種々の情報をやりとり
して、その受信動作制御を行っている。
【0037】図2は、同期補正部29の一例を示してい
る。
る。
【0038】同図において、位相誤差値EPは、乗算器
41および乗算器42の一方の入力端に加えられてい
る。乗算器41の他方の入力端には、受信制御部34か
ら出力される補正係数SC1が加えられており、その乗
算結果は、積分器43に加えられている。
41および乗算器42の一方の入力端に加えられてい
る。乗算器41の他方の入力端には、受信制御部34か
ら出力される補正係数SC1が加えられており、その乗
算結果は、積分器43に加えられている。
【0039】積分器43は、乗算器41からの入力信号
がその一方の入力端に加えられる加算器43aと、加算
器43aの出力信号を一時的に保存して加算器43aの
他方の入力端に与えるレジスタ43bからなる。この積
分器43の出力信号は、位相誤差のオフセット成分の信
号POとして、加算器44の一方の入力端に加えられて
いる。
がその一方の入力端に加えられる加算器43aと、加算
器43aの出力信号を一時的に保存して加算器43aの
他方の入力端に与えるレジスタ43bからなる。この積
分器43の出力信号は、位相誤差のオフセット成分の信
号POとして、加算器44の一方の入力端に加えられて
いる。
【0040】また、乗算器42の他方の入力端には、受
信制御部34から出力される補正係数SC2が加えられ
ており、この乗算器42の乗算結果は、位相誤差のジッ
タ成分の信号PJとして、加算器44の他方の入力端に
加えられている。
信制御部34から出力される補正係数SC2が加えられ
ており、この乗算器42の乗算結果は、位相誤差のジッ
タ成分の信号PJとして、加算器44の他方の入力端に
加えられている。
【0041】加算器44は、信号POと信号PJを加算
するものであり、その加算結果は、位相補正値PPとし
て、位相同期部28に加えられている。
するものであり、その加算結果は、位相補正値PPとし
て、位相同期部28に加えられている。
【0042】ここで、信号POは、定常的な位相誤差を
補正するように作用する位相補正値PPの信号成分でで
あり、また、信号PJは、その時点時点で細かく変化す
る位相誤差を補正するように作用する位相補正値PPの
信号成分である。そこで、例えば、突発的な位相誤差で
ある位相ヒットを生じた場合には、信号PJの値を大き
くとると、かかる位相誤差を補正するために要する時間
が短縮される。
補正するように作用する位相補正値PPの信号成分でで
あり、また、信号PJは、その時点時点で細かく変化す
る位相誤差を補正するように作用する位相補正値PPの
信号成分である。そこで、例えば、突発的な位相誤差で
ある位相ヒットを生じた場合には、信号PJの値を大き
くとると、かかる位相誤差を補正するために要する時間
が短縮される。
【0043】すなわち、信号PJの値を大きく設定する
と、受信信号の位相誤差に対する位相同期部28の追従
速度を大きくすることができ、突発的な位相シフト等の
位相誤差に急速に対応することができるようになる。
と、受信信号の位相誤差に対する位相同期部28の追従
速度を大きくすることができ、突発的な位相シフト等の
位相誤差に急速に対応することができるようになる。
【0044】本実施例では、受信制御部34は、位相誤
差値EDの値に応じ、補正係数SC2の値を変化するこ
とで、かかる位相誤差への追従動作の制御を行ってお
り、その処理例を図4に示す。
差値EDの値に応じ、補正係数SC2の値を変化するこ
とで、かかる位相誤差への追従動作の制御を行ってお
り、その処理例を図4に示す。
【0045】まず、受信制御部34は、所定の時間Tが
経過するまで待ち(判断101のNOループ)、所定時
間Tが経過する毎に、位相誤差値EDを入力して、その
値が基準値αよりも大きいかどうかを調べる(判断10
2)。ここで、基準値αは、そのときのデータ伝送速度
に応じた値が設定されており、その一例を図5に示す。
例えば、データ伝送速度が9600bpsの場合、16
dBに対応した値が基準値αとして用いられる。
経過するまで待ち(判断101のNOループ)、所定時
間Tが経過する毎に、位相誤差値EDを入力して、その
値が基準値αよりも大きいかどうかを調べる(判断10
2)。ここで、基準値αは、そのときのデータ伝送速度
に応じた値が設定されており、その一例を図5に示す。
例えば、データ伝送速度が9600bpsの場合、16
dBに対応した値が基準値αとして用いられる。
【0046】そして、判断102の結果がNOになると
きには、そのときの位相誤差値EDが比較的小さい値な
ので、補正係数SC2に安定動作時の位相誤差への追従
速度を規定する所定値β1をセットし(処理103)、
判断102の結果がYESになるときには、そのときの
位相誤差値EDが大きい値なので、補正係数SC2に突
発的回線障害時の位相誤差への追従速度を規定する所定
値β2(>β1)をセットして(処理104)、判断1
01に戻る。
きには、そのときの位相誤差値EDが比較的小さい値な
ので、補正係数SC2に安定動作時の位相誤差への追従
速度を規定する所定値β1をセットし(処理103)、
判断102の結果がYESになるときには、そのときの
位相誤差値EDが大きい値なので、補正係数SC2に突
発的回線障害時の位相誤差への追従速度を規定する所定
値β2(>β1)をセットして(処理104)、判断1
01に戻る。
【0047】このようにして、受信制御部34は、所定
時間T毎に位相誤差値EDを入力し、位相誤差値EDの
値が基準値αよりも小さいときには、補正係数SC2に
値β1をセットして、位相同期部28の位相追従速度が
通常動作時の速度になるように制御するとともに、位相
誤差値EDの値が基準値よりも大きいときには、補正係
数SC2に値β1よりも大きな所定値β2をセットして
いるので、例えば、位相ヒット等の突発的な回線障害が
発生した場合に、かかる回線障害に起因する位相誤差が
位相同期部28で高速に解消することができ、その結
果、データ欠落を抑制することができる。
時間T毎に位相誤差値EDを入力し、位相誤差値EDの
値が基準値αよりも小さいときには、補正係数SC2に
値β1をセットして、位相同期部28の位相追従速度が
通常動作時の速度になるように制御するとともに、位相
誤差値EDの値が基準値よりも大きいときには、補正係
数SC2に値β1よりも大きな所定値β2をセットして
いるので、例えば、位相ヒット等の突発的な回線障害が
発生した場合に、かかる回線障害に起因する位相誤差が
位相同期部28で高速に解消することができ、その結
果、データ欠落を抑制することができる。
【0048】また、図5に例示した伝送速度に対応した
基準値αの値は、例えば、回線にホワイトノイズのみが
加わった状態で、データエラー率が10**(−4)程
度になるS/N値であり、例示のものは、本発明者が実
験的に求めた値である。また、本発明者によれば、この
値は、±2dB程度の幅を考えることができるものであ
る。ここで、演算子x**(y)は、xのy乗をあらわ
す演算子である。
基準値αの値は、例えば、回線にホワイトノイズのみが
加わった状態で、データエラー率が10**(−4)程
度になるS/N値であり、例示のものは、本発明者が実
験的に求めた値である。また、本発明者によれば、この
値は、±2dB程度の幅を考えることができるものであ
る。ここで、演算子x**(y)は、xのy乗をあらわ
す演算子である。
【0049】なお、おのおのの数値を16ビット長の符
号付き16進数(したがって、0を境に正の最大値が7
FFFhとなり、負の最大値が8000hとなる)であ
らわした場合のおのおのの伝送速度毎のαとβ1,β2
の値の一例を図6に示す。
号付き16進数(したがって、0を境に正の最大値が7
FFFhとなり、負の最大値が8000hとなる)であ
らわした場合のおのおのの伝送速度毎のαとβ1,β2
の値の一例を図6に示す。
【0050】図7は、受信制御部34が実行する位相誤
差への追従動作の他の制御例を示している。
差への追従動作の他の制御例を示している。
【0051】まず、受信制御部34は、所定の時間Tが
経過するまで待ち(判断201のNOループ)、所定時
間Tが経過する毎に、位相誤差値EDを入力して、その
値が基準値α1よりも大きいかどうか、基準値α2より
も大きいかどうか、基準値α3よりも大きいかどうかを
調べる(判断202,202,203)。ここで、基準
値α1,α2,α3は、それぞれ、小さな位相ヒットが
生じたと判断できる程度の値、タイミングジャンプ(位
相誤差の一種)が発生したと判断できる程度の値、大き
な位相ヒットが生じたと判断できる程度の値であり、α
1<α2<α3の関係にあり、そのときのデータ伝送速
度に応じた値が設定されている。
経過するまで待ち(判断201のNOループ)、所定時
間Tが経過する毎に、位相誤差値EDを入力して、その
値が基準値α1よりも大きいかどうか、基準値α2より
も大きいかどうか、基準値α3よりも大きいかどうかを
調べる(判断202,202,203)。ここで、基準
値α1,α2,α3は、それぞれ、小さな位相ヒットが
生じたと判断できる程度の値、タイミングジャンプ(位
相誤差の一種)が発生したと判断できる程度の値、大き
な位相ヒットが生じたと判断できる程度の値であり、α
1<α2<α3の関係にあり、そのときのデータ伝送速
度に応じた値が設定されている。
【0052】そして、位相誤差値EDが基準値α1より
も小さい場合で判断102の結果がNOになるときに
は、そのときには位相ヒットが生じていない場合なの
で、補正係数SC2に安定動作時の位相誤差への追従速
度を規定する所定値β1をセットし(処理205)、判
断201に戻る。
も小さい場合で判断102の結果がNOになるときに
は、そのときには位相ヒットが生じていない場合なの
で、補正係数SC2に安定動作時の位相誤差への追従速
度を規定する所定値β1をセットし(処理205)、判
断201に戻る。
【0053】また、判断203の結果がNOになるとき
には、位相誤差値EDが基準値α1以上基準値α2未満
であり、小さな位相ヒットが生じている場合なので、補
正係数SC2に、小さな位相ヒットが生じた場合の位相
誤差への追従速度を規定する所定値β2(>β1)をセ
ットし(処理206)、判断201に戻る。
には、位相誤差値EDが基準値α1以上基準値α2未満
であり、小さな位相ヒットが生じている場合なので、補
正係数SC2に、小さな位相ヒットが生じた場合の位相
誤差への追従速度を規定する所定値β2(>β1)をセ
ットし(処理206)、判断201に戻る。
【0054】また、判断204の結果がNOになるとき
には、位相誤差値EDが基準値α2以上基準値α3未満
であり、タイミングジャンプが生じている場合なので、
補正係数SC2に、タイミングジャンプが生じた場合の
位相誤差への追従速度を規定する所定値β3(>β2)
をセットし(処理207)、判断201に戻る。
には、位相誤差値EDが基準値α2以上基準値α3未満
であり、タイミングジャンプが生じている場合なので、
補正係数SC2に、タイミングジャンプが生じた場合の
位相誤差への追従速度を規定する所定値β3(>β2)
をセットし(処理207)、判断201に戻る。
【0055】また、判断204の結果がYESになると
きには、位相誤差値EDが基準値α3以上であり、大き
な位相ヒットが生じている場合なので、補正係数SC2
に、大きな位相ヒットが生じた場合の位相誤差への追従
速度を規定する所定値β4(>β3)をセットし(処理
208)、判断201に戻る。
きには、位相誤差値EDが基準値α3以上であり、大き
な位相ヒットが生じている場合なので、補正係数SC2
に、大きな位相ヒットが生じた場合の位相誤差への追従
速度を規定する所定値β4(>β3)をセットし(処理
208)、判断201に戻る。
【0056】このようにして、受信制御部34は、所定
時間T毎に位相誤差値EDを入力し、位相誤差値EDの
値が基準値α1よりも小さいときには、補正係数SC2
に値β1をセットして、位相同期部28の位相追従速度
が通常動作時の速度になるように制御し、位相誤差値E
Dの値が基準値α1以上基準値α2未満のときには、補
正係数SC2に値β2をセットして、位相同期部28の
位相追従速度が小さな位相ヒットに追従できる程度の速
度になるように制御し、位相誤差値EDの値が基準値α
2以上基準値α3未満のときには、補正係数SC2に値
β3をセットして、位相同期部28の位相追従速度がタ
イミングジャンプに追従できる程度の速度になるように
制御し、位相誤差値EDの値が基準値α3よりも大きい
ときには、補正係数SC2に値β4をセットして、位相
同期部28の位相追従速度が大きな位相ヒットに追従で
きる程度の速度になるように制御しているので、突発的
に発生する位相誤差の種類に応じた追従速度制御を行う
ことができるので、突発的な回線障害に起因するデータ
欠落を、より効果的に防止することができる。
時間T毎に位相誤差値EDを入力し、位相誤差値EDの
値が基準値α1よりも小さいときには、補正係数SC2
に値β1をセットして、位相同期部28の位相追従速度
が通常動作時の速度になるように制御し、位相誤差値E
Dの値が基準値α1以上基準値α2未満のときには、補
正係数SC2に値β2をセットして、位相同期部28の
位相追従速度が小さな位相ヒットに追従できる程度の速
度になるように制御し、位相誤差値EDの値が基準値α
2以上基準値α3未満のときには、補正係数SC2に値
β3をセットして、位相同期部28の位相追従速度がタ
イミングジャンプに追従できる程度の速度になるように
制御し、位相誤差値EDの値が基準値α3よりも大きい
ときには、補正係数SC2に値β4をセットして、位相
同期部28の位相追従速度が大きな位相ヒットに追従で
きる程度の速度になるように制御しているので、突発的
に発生する位相誤差の種類に応じた追従速度制御を行う
ことができるので、突発的な回線障害に起因するデータ
欠落を、より効果的に防止することができる。
【0057】なお、上述した実施例では、V.29モデ
ムおよびV.27terモデムにおけるデータ復調部に
ついて本発明を適用した場合を説明したが、それ以外の
高速モデム、例えば、V.17モデムやV.33モデム
のデータ復調部についても、本発明を同様にして適用す
ることができる。
ムおよびV.27terモデムにおけるデータ復調部に
ついて本発明を適用した場合を説明したが、それ以外の
高速モデム、例えば、V.17モデムやV.33モデム
のデータ復調部についても、本発明を同様にして適用す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
位相ヒット等の回線障害が生じ、そのときのデータ伝送
速度に応じた値よりも位相誤差が大きくなると、位相同
期補正の追従速度を大きくする方向に制御が変化するの
で、そのときのデータ伝送速度に応じて、回線障害から
復帰するまでに要する時間を短縮することができるとい
う効果を得る。
位相ヒット等の回線障害が生じ、そのときのデータ伝送
速度に応じた値よりも位相誤差が大きくなると、位相同
期補正の追従速度を大きくする方向に制御が変化するの
で、そのときのデータ伝送速度に応じて、回線障害から
復帰するまでに要する時間を短縮することができるとい
う効果を得る。
【0059】
【0060】また、位相ヒット等の回線障害が生じて位
相誤差が大きくなると、位相同期補正の追従速度を、そ
のときのデータ伝送速度に応じた値に変化するので、デ
ータ伝送速度に応じ、効果的に、回線障害から復帰する
までに要する時間を短縮することができるという効果を
得る。
相誤差が大きくなると、位相同期補正の追従速度を、そ
のときのデータ伝送速度に応じた値に変化するので、デ
ータ伝送速度に応じ、効果的に、回線障害から復帰する
までに要する時間を短縮することができるという効果を
得る。
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図。
ミリ装置の構成を示したブロック図。
【図2】グループ3ファクシミリモデムのデータ復調部
の構成の一例を示したブロック図。
の構成の一例を示したブロック図。
【図3】同期補正部の構成の一例を示したブロック図。
【図4】受信制御部が実行する位相誤差への追従動作の
制御の一例を示したフローチャート。
制御の一例を示したフローチャート。
【図5】データ伝送速度と基準値αの関係の一例を示し
た表。
た表。
【図6】データ伝送速度と基準値αおよび所定値β1,
β2の一例を示した表。
β2の一例を示した表。
【図7】受信制御部が実行する位相誤差への追従動作の
制御の他の例を示したフローチャート。
制御の他の例を示したフローチャート。
28 位相同期部
29 同期補正部
34 受信制御部
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 27/00 - 27/38
H04B 1/76 - 3/44
H04B 3/50 - 3/60
H04B 7/005 - 7/015
Claims (2)
- 【請求項1】 ローパスフィルタの出力信号の波形を整
形する自動等化器と、 上記自動等化器の出力信号の波形の位相誤差を修正する
ための位相同期手段と、 上記位相同期手段の出力信号に基づいて、受信信号の信
号点を判定するとともに、判定した信号点と受信信号と
の誤差を検出する判定器と、 上記判定器で判定された信号点に対応した受信データを
出力する受信データ形成手段と、 上記判定器で検出された誤差信号の値に基づいて、受信
信号の位相誤差と振幅誤差を算出し、その振幅誤差を上
記自動等化器に制御信号として出力する誤差演算手段
と、 上記誤差演算手段が算出した位相誤差に基づいて、上記
位相同期手段の位相同期のために出力する同期補正信号
を算出する同期補正手段を備え、上記位相同期手段は、
上記同期補正手段より入力した同期補正信号に応じて位
相誤差の修正処理を行い、上記自動等化器は、上記誤差
演算手段が算出した振幅誤差に応じて、波形整形処理を
行うデータ復調装置において、 上記判定器で検出された誤差信号の値が、そのときのデ
ータ伝送速度に基づいた所定値よりも大きいときには、
上記同期補正手段の算出係数を変更する受信制御手段を
備えたことを特徴とするデータ復調装置。 - 【請求項2】 ローパスフィルタの出力信号の波形を整
形する自動等化器と、 上記自動等化器の出力信号の波形の位相誤差を修正する
ための位相同期手段と、 上記位相同期手段の出力信号に基づいて、受信信号の信
号点を判定するとともに、判定した信号点と受信信号と
の誤差を検出する判定器と、 上記判定器で判定された信号点に対応した受信データを
出力する受信データ形成手段と、 上記判定器で検出された誤差信号の値に基づいて、受信
信号の位相誤差と振幅誤差を算出し、その振幅誤差を上
記自動等化器に制御信号として出力する誤差演算手段
と、 上記誤差演算手段が算出した位相誤差に基づいて、上記
位相同期手段の位相同期のために出力する同期補正信号
を算出する同期補正手段を備え、上記位相同期手段は、
上記同期補正手段より入力した同期補正信号に応じて位
相誤差の修正処理を行い、上記自動等化器は、上記誤差
演算手段が算出した振幅誤差に応じて、波形整形処理を
行うデータ復調装置において、 上記判定器で検出された誤差信号の値が所定値よりも大
きいときには、上記同期補正手段の算出係数を、そのと
きのデータ伝送速度に対応した値に変更する受信制御手
段を備えたことを特徴とするデータ復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13975796A JP3533038B2 (ja) | 1995-07-14 | 1996-05-10 | データ復調装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20029395 | 1995-07-14 | ||
JP7-200293 | 1995-07-14 | ||
JP13975796A JP3533038B2 (ja) | 1995-07-14 | 1996-05-10 | データ復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993303A JPH0993303A (ja) | 1997-04-04 |
JP3533038B2 true JP3533038B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=26472457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13975796A Expired - Fee Related JP3533038B2 (ja) | 1995-07-14 | 1996-05-10 | データ復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533038B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP13975796A patent/JP3533038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0993303A (ja) | 1997-04-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031208 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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