JP3532869B2 - 車両用水害対策グッズ - Google Patents

車両用水害対策グッズ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、最小限の費用で車
両を水害から守るための車両用水害対策グッズに関す
る。 【0002】 【従来の技術】思いもかけない大雨により引き起こされ
る水害は、毎年どこかで起こっている。排水設備が不完
全な低地では、毎年台風の度に床下、床上浸水見舞われ
る地域が数多くあるし、高台だからといっても、短時間
で記録的な降水量があれば、堤防の決壊によって一気に
押し流されたり、水没してしまうこともある。しかしな
がら一夜明ければ水は引き、その現場には、必ずといっ
ていいほど、泥にまみれた無残な車両の姿がひときわ目
を引く。車両を水害から守るには、大雨が予想される度
に安全な場所に避難させるしかないが、地域的に安全な
保管場所の確保が難しいことや、一旦水嵩が増え始めて
からでは遅すぎるなど、これといった有効手段がなくお
手上げ状態である。ただ、上下二段式のカーポートを利
用し、ある高さまでリフトアップさせておく手もある
が、一台しか助からないので合理的とはいえない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】畳や建具、電気製品な
どを除き、家屋は水洗いするなどして改装しさえすれ
ば、新築の数分の一の費用で再使用に耐えうるよう復元
することが可能であるし、その後数十年経た今も受け継
がれている家屋も残っている。しかしながら一旦水没し
た車は内部の隅々まで泥水が進入し、シートは使い物に
ならないほど汚れてしまっているし、エンジンルームま
で水に浸かったとすれば、エンジンのオーバーホールが
必要となり、部品交換などして復元するには多大な費用
を要する。又仮に復元できたとしても、耐久性の問題や
電気系統のトラブル発生が懸念されるため、ほとんど破
棄処分されているのが現状である。廃棄処分は新車とて
同様であり、数百万円する高級外車とて例外ではない。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、発想こそ奇抜
であるが、実用性のきわめて高い車両用水害対策グッズ
であって、その構成は、防水及び耐久性に富んだシート
地で形成され、車両の水平方向投影面をカバーする大き
さの底を有した横長の筒状に成形されているとともに、
その底及び開口部の外周適宜部位に紐体が取り付けら
れ、且つ車両全体をすっぽりと覆う大きさの袋体と、そ
の袋体の口を閉塞する結び具とのセットで構成されてお
り、前記袋体の周側部の内面であって、車両の車輪と接
する部分に、袋体の長手方向に平行な二筋の補強シート
を取り付けたことにある。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明と同様の目的で開発された
車両用水害対策グッズを図面に基づいて説明する。図1
において、1は、車両の垂直投影面積をカバーできる
4.5m×2.5mの平らな底1aを有し、一般的な乗
用をすっぽりと覆うことのできる大きさの袋体であり、
防水及び耐久性に優れた合成樹脂製のシート地で形成さ
れている。そしてその袋体1の周側部1bは、開口部1
cの周縁を底1aの内面周縁に重なり合うよう蛇腹状に
折りたたみ可能になっており、特に底1aの部分はガラ
ス繊維の織り込みによって強化されている。そして2
は、前記袋体の開口部1cを束ねるようにして固く結
び、閉塞するための結び具であり、これも水に強い合成
樹脂製である。 【0006】このように袋体1と結び具2とのセットで
構成された車両用水害対策グッズは、先ず車両を停車さ
せるスペースに、袋体1の底を車両の真下に位置合わせ
をした後、開口部1cの周縁を底の内面周縁に重なり合
うよう蛇腹状に折りたたんでセッティングする(図2の
a)。袋体1のセッティングが完了したら、袋体1内に
車両3をゆっくりと乗り込ませ、袋体1の周側面を真上
へたぐり上げ、開口部を車両の屋根部を中央にて束ね、
結び具2にて閉塞する(図2のb)。 【0007】このように袋体1で車両3を完全に包み込
んでしまえば、冠水しても車両3は袋体1で守られ、室
内は勿論、エンジンルーム内への水の浸入も阻止され、
車体には泥や塵の付着すらない。使用はいたって簡単で
あるから、水害が予想される直前でも対応できるし、使
用する場所も選ばない。そして何よりも簡単な構成であ
るから、安価にて提供することができ、それでいて効果
は抜群である。尚、袋体を透明或いは半透明のシート地
で形成すれば、外部より車両の状態が観察できる。 【0008】前記車両用水害対策グッズは、車両を乗り
込ませた後、たくし上げるようにして全体を包み込み、
開口部を屋根の中央付近で結ぶため、踏み台を利用した
り一人では作業しずらいが、予め車両を乗り入れ可能な
形状にしておけば作業性を向上させることができ、次に
そのような本発明の車両用水害対策グッズを説明する。 【0009】図3において、袋体4は、横長い筒状で、
片端は底4aで塞がれ、底4aの周りと開口部4cの周
りとに紐体5.5・・が取り付けられ,周側部4の内面
には、長手方向に平行な二筋の補強シート6.6が貼り
付けられている(図4参照)。このように形成された袋
体4は、図4に示すように、例えばカーポート7の梁な
どに紐体5.5・・を結びつけて筒状の車両の乗り入れ
空間を形成し、その中に車両3を乗り込ませて結び具2
にて開口部4cを塞げばよい。開口部を塞ぐ場合、前記
車両用水害対策グッズのようにたくし上げて屋根の上で
結ぶには脚立などを利用しなくてはならないが、袋体を
横長にセットすることで、低い位置にて一人でも開口部
を閉塞できる。いずれもクレーンなどの重機は必要ない
ので、一般家庭でも手軽に利用でき、車輪と接する部分
が補強されているので信頼性も高い。前記袋体を結んだ
結び具は、立ち木などに縛り付けておくことで、水位が
高くなっても流されることが防止される。 【0010】尚、複数の試作品に対して実験したとこ
ろ、いずれも期待した結果が得られ、ごみ回収用のポリ
袋を繋ぎ合わせて形成したものにあっても、タイヤが完
全に隠れてしまう程度の水位では、エンジンルーム内へ
の水の浸入は確認されなかった。しかしながらそれ以上
の水位についての実験は、専用の設備がないことや、川
や池で行うとしても大掛かりな機材が必要であるし、現
実の洪水を想定すれば、浮き上がって器物に衝突した
り、流されてしまうなどのリスクがあるので実施はして
いないが、現在入手可能なシート地で充分対応できると
確信している。又、あまり大きな袋体は、水位が増すと
車両の周囲に漂うので、空気を抜いて袋対を車体に密着
するようにすることにより好結果が得られたことを報告
しておく。そして袋体と結び具との材質や形状は実施例
に限定されるものでなく、袋体形成用のシートは、麻布
の表面にゴムをコーティングしたものや、布地の表面に
ビニールシートを貼り合わせたものなど、所定の防水性
と耐久性が確保できるもの、又結び具は、合成樹脂の紐
体以外、ワイヤー内蔵の紐体や、金属或いは合成樹脂製
のクランパ―などを採用しても差し支えなく、袋体の大
きさや形状ん紐体の取り付け位置などは、車種によって
選択できるよう複数種類を設定しておくことが望まし
い。 【0011】 【発明の効果】本発明によれば、水害の予防策として、
車両の水没が予想された場合、袋体で包み込むことによ
り、水没しても車両を水から保護し、難を逃れることが
可能となる。又、袋体の底及び開口部の外周適宜部位に
紐体が取り付けられていれば、カーポートを利用して筒
状の車両の乗り入れ空間を形成しやすいので、作業を行
うのは一人で十分である。更に、袋体を横長にセットす
る構成であるため、低い位置にて一人でも開口部を閉塞
することができる。更にまた、車両の車輪と接する部分
に、補強シートが取り付けられて補強されているため、
信頼性も高い。加えて、結び具を、立ち木やカーポート
等に縛り付けておくことで、水位が高くなっても袋体が
流されてしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】車両用水害対策グッズの説明図である。 【図2】車両用水害対策グッズの使用説明図である。 【図3】本発明に係る車両用水害対策グッズを示す説明
図である。 【図4】本発明に係る車両用水害対策グッズの使用説明
図である。 【符号の説明】 1.4・・袋体、1a.4a・・底、1b.4b・・開口
部、1c.4c・・周側部2・・結び具、3・・車両、
5・・紐体、6・・補強シート、7・・カーポート。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 防水及び耐久性に富んだシート地で形成
    され、車両の水平方向投影面をカバーする大きさの底を
    有した横長の筒状に成形されているとともに、その底及
    び開口部の外周適宜部位に紐体が取り付けられ、且つ
    両全体をすっぽりと覆う大きさの袋体と、その袋体の口
    を閉塞する結び具とのセットで構成されており、 前記袋体の周側部の内面であって、車両の車輪と接する
    部分に、袋体の長手方向に平行な二筋の補強シートを取
    り付けたことを特徴とする 車両用水害対策グッズ。
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