JP3532454B2 - 光ファイバ配線方式及び光ファイバ整列具 - Google Patents
光ファイバ配線方式及び光ファイバ整列具Info
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Description
を整列しつつ所望の配線を実現する光ファイバ配線方式
及び整列具に関するものである。
た光ファイバ整列盤1を含む光ファイバ配線方式の例を
示す。図10において、光ファイバ配線方式は、光カプ
ラ等の光部品を収納する光部品収納ユニット2、ジャン
パユニット3、そして該ジャンパユニット3から引き出
された複数本の光ファイバ4(主として光コード)を整
列する光ファイバ整列盤1とから構成されている。光フ
ァイバ整列盤1は、図に示すように、光部品収納ユニッ
ト2とジャンパユニット3との間に介在配置され、複数
本の光ファイバ4が互いに絡み合うことを防止する働き
を担う。光ファイバ4は、光部品収納ユニット2の光コ
ネクタ(図示せず)に対して、切り替え可能にコネクタ
接続される。
ステムにおいて、光ファイバの切替接続作業は以下のよ
うに行われる。すなわち、光ファイバ整列盤1からジャ
ンパユニット3側に引き出された光ファイバ4を該ユニ
ット3側に引っ張ることで、光コネクタ5(光コネクタ
プラグ)によってコネクタ成端された光ファイバ4先端
を、光ファイバ整列盤1まで一旦引き戻し、光部品収納
ユニット2側の目的の光コネクタに、再度、配線、接続
するようにする。一般にこのような作業をプラグリセッ
トと呼ぶ。これにより、ジャンパユニット3にて光ファ
イバ4と接続した光ファイバ(図示せず)を、当該光フ
ァイバ4を介して、光部品収納ユニット2側の目的の光
線路(光コネクタ)に接続できる。
は、水平設置されたプレート状の整列盤本体1aを備え
ている。図11は、整列盤本体1aを下面側からみた斜
面図である。図11に示すように、この整列盤本体1a
では、多数開口された貫通孔1bに、光ファイバ4を一
本ずつ挿通して整列させている。また、貫通孔1bは光
ファイバ4先端の光コネクタ5が着脱可能なプラグ孔と
しても機能する。したがって、どこにも接続されない接
続保留状態の光ファイバ4a先端の光コネクタ5は、こ
の貫通孔1bに装着して保護することが可能になってい
る。図10中、符号1cは余長部収納部であり、内部に
設けられた巻き軸1d等を利用することで、光ファイバ
4、4aの余長を吸収する。
うな構造となる光ファイバ配線方式においては、以下の
ような問題があった。すなわち、図10に示す貫通孔1
bは、光コネクタ5の装着を可能とする大きさとして形
成されるから、整列処理すべき光ファイバ4の本数に対
応して多数の貫通孔1bを設けることとなると整列盤本
体1aが大型化してしまい、架等への多数の設置が困難
になるとともに、前記した保留状態の光ファイバ(以
下、保留光ファイバと呼ぶことがある)4aの余長処理
が困難となるという問題があった。
コネクタ5を貫通孔1bに装着して処理するようになっ
ているから、整列盤本体1a中央部では保留光ファイバ
4a以外の(前記光部品収納ユニット2の光線路に既に
接続されている)光ファイバ(以下、既接続光ファイバ
と呼ぶことがある)4bが邪魔になって、貫通孔1bに
対する光コネクタ5の着脱作業が困難になるという問題
があった。特に、保留光ファイバ4aを接続使用状態と
する際には、貫通孔1bから取り出した保留光ファイバ
4aが既接続光ファイバ4bと絡みやすく、取り出しに
くいという問題があった。
バ整列盤1では、水平に設置された整列盤本体1a上
に、多数本の既接続光ファイバ4bが錯綜した状態にあ
り、プラグリセット作業を行うに当たって、目的の光フ
ァイバ4を見つけだすことに手間がかかっていた。しか
し、別途余長収納部を設けるとなると、更なる大型化
や、コストの上昇、余長処理作業の長時間化等の不都合
を招くこととなり、問題の根本的解決にいたらない。
で、その目的とするところは、保留光ファイバを接続使
用する際、又は既接続光ファイバの接続替えをする際等
のジャンパリング作業を、コードの絡み等に煩わされる
ことなく、簡便、確実に実現する光ファイバ配線方式及
び光ファイバ整列具を提供することにある。
解決するために以下の手段をとった。すなわち、請求項
1記載の光ファイバ整列具は、複数本の光ファイバが挿
通される配線用貫通孔を有する光ファイバ集合部と、前
記配線用貫通孔に挿通された光ファイバのうち、現に用
いられている光ファイバが挿通される収納部貫通孔を有
する光ファイバ収納部とが互いに離間して設けられ、前
記配線用貫通孔の中心軸線が前記収納部貫通孔の中心軸
線に対して傾けられていることから、前記配線用貫通孔
に挿通された、前記現に用いられている光ファイバと、
前記配線用貫通孔に挿通された光ファイバのうち、何処
にも接続されない光ファイバであり、先端に光コネクタ
を備えている保留光ファイバとが、前記配線用貫通孔か
ら異なるルートを辿り、区別された状態で配置されるこ
とを特徴とするものである。
通する光ファイバとそうでない光ファイバとは、厳然た
る区別のもと配置されうることになる。これは、前記配
線用貫通孔を通過した複数の光ファイバにおいてその一
部となるもののみを前記収納部貫通孔に対して通過させ
ることと、前記配線用貫通孔及び前記収納部貫通孔のそ
れぞれの中心軸線が傾けられていることとが、前記収納
部貫通孔を通過する光ファイバとそうでない光ファイバ
とが別々のルートを辿ることを余儀なくさせるからであ
る。ここで、収納部貫通孔を通る光ファイバは、現に用
いられている光ファイバであり、該現に用いられている
光ファイバと保留光ファイバとを厳然たる区別のもと配
置することが可能となる。
請求項1記載の発明において、前記光ファイバ収納部が
不動の本体部に備えられ、前記収納部貫通孔を通る光フ
ァイバが延在する方向に位置し該光ファイバを挿通させ
る引出用貫通孔を有した光ファイバ引出部が前記光ファ
イバ収納部の近傍に設けられ、該光ファイバ引出部が、
前記本体部に隣接する作業面側に移動可能とされている
ことを特徴とするものである。
納部貫通孔の位置に対して相対的に移動可能とされてい
るとともに、ここでいう上記移動とは、引出用貫通孔と
収納部貫通孔との中心軸線が一致している場合には、こ
れをずらすような動作であることがわかるから、これら
の貫通孔を挿通する光ファイバ選択作業時には、該移動
動作によって両貫通孔間に存在する複数の光ファイバを
いわば「ばらけた」状態とすることが可能であり、か
つ、「作業面側」への移動であるから、狭隘な場所での
選択作業が強制されることなく十分広いスペースにおけ
る選択作業を実施することが可能となる。収納部貫通孔
及び引出用貫通孔には、現に用いられている光ファイバ
が挿通されているから、この現に用いられている光ファ
イバに関する接続替え作業の際、すなわちジャンパリン
グ作業時等において所望の現に用いられている光ファイ
バを選択するときには、上記移動動作を行った後にそれ
を実施すれば、その選択が容易となる。
は、請求項1記載の発明において、前記光ファイバ収納
部は不動の本体部に備えられ、前記収納部貫通孔を通る
光ファイバが延在する方向に位置し該光ファイバを挿通
させる引出用貫通孔を有した光ファイバ引出部が、前記
光ファイバ収納部の近傍に設けられ、同一直線上にあっ
た前記引出用貫通孔の中心軸線と前記収納部貫通孔の中
心軸線とが異なる直線上にのるように、前記引出用貫通
孔が作業面側に移動可能とされていることを特徴とする
ものである。 さらに請求項4記載の光ファイバ整列具
は、請求項1記載の発明において、前記光ファイバ集合
部を有する整列具移動部が不動の本体部に対して回動可
能なようになっていることを特徴とするものである。さ
らに請求項5記載の光ファイバ整列具は、請求項1〜4
の何れかに記載の発明において、前記収納部貫通孔又は
前記引出用貫通孔は、その中心軸線が貫く面を除いて側
壁により囲われており、該側壁には貫通孔に通ずる開口
部が形成されていることを特徴とするものである。
孔を挿通する光ファイバの選択、取り出し作業は、前記
開口部を利用することによって、容易となることにな
る。
数本の光ファイバを何処にも接続されない保留光ファイ
バとそれ以外の現に用いられている光ファイバとに大ま
かに仕分ける請求項1〜5の何れかに記載の光ファイバ
整列具を備え、前記光ファイバ整列具は、その複数が積
層された状態で、架内に設置されており、該光ファイバ
整列具は、前記保留光ファイバ又は/及び前記現に用い
られている光ファイバ光ファイバに関する作業を行う作
業面に臨む位置に設置されることを特徴とするものであ
る。
り、複数本の光ファイバが保留光ファイバと現用光ファ
イバなる区分に従って所望の相異なる向きとなる二方向
に仕分けられ得るし、また、前記光ファイバ整列具が作
業面に臨む位置に設置されるから、光ファイバの配線は
整理された状態となり、また光ファイバに関する作業を
行うことが容易となる。
ついて、図を参照して説明する。図1は、本発明に係る
光ファイバ整列具を含む光ファイバ配線方式の概要を示
す説明図である。なお、以下の説明において参照する図
面中、従来例の構成と相違ない対象については同一の符
号を付すこととし、これを用いて説明を行うこととす
る。
ジャンパユニット10、光ファイバ整列具11、及び保
留端子盤12から大きく構成されている。これらのうち
光ジャンパユニット10及び光ファイバ整列具11は、
架(図7(後述)参照、符号50として示した)等内に
設置されている。光ファイバ4(主として光コード)は
これら光ファイバ整列具11等の構成要素を通過ないし
接続されている。
アダプタ10aがその側部に備えられている。この光コ
ネクタアダプタ10aには、ユニット10内側に導入部
10dから導入された光ファイバ4が光スプリッタ10
bを介して接続されている。そして、この光コネクタア
ダプタ10aに外側からコネクタ接続された別の光ファ
イバ10cが、前記光スプリッタ10bを介して、複数
の光ファイバ4に対して分岐接続されるようになってい
る。また、上記別の光ファイバ4cは光コネクタアダプ
タ10aにおける別端子に切替接続可能とされているか
ら、簡単に情報の流れを変える、つまり光ファイバ4の
選択が切替可能となっている。なお、本発明においては
上記回線分岐数は特に限定されるべきものではなく、適
宜変更可能な性格のものであることはいうまでもない。
また、光コネクタアダプタ10aと光ファイバとの接続
は、上記した光コネクタに依らない手段でもよく、その
場合の両者の接続は、例えば、融着接続等によりなされ
る。
に、前記光ジャンパユニット10から引き出された光フ
ァイバ4のすべてを、束ねた形で挿通させる配線用貫通
孔13aを図中張り出した部位となる光ファイバ集合部
13bに有する、整列具移動部13を備えている。ま
た、この整列具移動部13には、前記配線用貫通孔13
aの中心軸線とほぼ直角の中心軸線をもつ引出用貫通孔
13cを有する光ファイバ引出部13dも備えられてい
る。なお、上記光ファイバ集合部13b及び光ファイバ
引出部13dは、その形状が略直方体状とされている。
また、以上のことから本実施形態においては、光ファイ
バ集合部13bと光ファイバ引出部13dとが一体とし
て整列具移動部13の要素となっていることになる。
記配線用貫通孔13aを通過した光ファイバ4は、上記
引出用貫通孔13cを通過する光ファイバ4bと、光フ
ァイバ整列具11とは別に保留端子盤12側に設けられ
た保留光ファイバ集合部14に向かい、同集合部14に
設けられている保留光ファイバ貫通孔14aを通過する
光ファイバ4aとに区別されるようになっている。すな
わち光ファイバ4a及び4bとは異なるルートを辿るこ
とを余儀なくされ、厳然と区別された状態で配置される
のである。
は、本実施形態において、図1においてはその図示を省
略した接続ユニット(図7参照、符号30として示し
た)に未だ接続状態にはあらずその先端のコネクタが何
処にも接続されない「保留光ファイバ」のことを、また
光ファイバ4bとは、接続ユニットに既に接続状態にあ
るところの「既接続光ファイバ」のことを、それぞれ意
味している。したがって以下では、これらの意味におい
て「保留光ファイバ4a」及び「既接続光ファイバ4
b」なる用語を使用することとし、特に両者をまとめて
呼称する場合においては、「光ファイバ4」という用語
を使用することとする。またこのとき、光ファイバ整列
具11は、複数本の光ファイバ4を、上記保留光ファイ
バ4aと現に用いられている既接続光ファイバ4bとに
仕分ける機能を有するものであるといえる。
ァイバ4bは、光ファイバ整列具11における本体部1
5に設けられた収納部貫通孔15aを通過する。ちなみ
に、収納部貫通孔15aは本体部15に張り出した部位
として備えられた光ファイバ収納部15bに形成され、
収納部貫通孔15aと前記引出用貫通孔13cとの中心
軸線は、常態において同一直線上にのるような配置とさ
れている。また、この収納部貫通孔15aと前記配線用
貫通孔13aとの関係をみれば、各々の中心軸線が傾い
た関係にあることがわかる。図1では、より具体的に、
両者の中心軸線は直角に交わる関係にあるものとなって
いる。
ァイバ4bは、前記接続ユニットへと引き出され、そこ
で先端に備えられた光コネクタ(光コネクタプラグ)が
装着されることになる。一方、保留光ファイバ貫通孔1
4aを通過した保留光ファイバ4aは、その先端にある
光コネクタ5を保留端子盤12に装着した状態とされ
る。
うに開閉可能な扉状のものとなっている。つまり、この
保留端子盤12は、光ジャンパユニット10及び光ファ
イバ整列具11を設置した架等の扉としての作用を有す
るものとなっているのである。また該扉の内表面には、
複数の整列されたコネクタ保持孔12aが形成されてい
る。上記した「保留光ファイバ4a先端における光コネ
クタ5が保留端子盤12に装着した状態とされる」とい
うことは、これらコネクタ保持孔12aに当該光コネク
タ5が装着された状態となることを意味する。また光コ
ネクタ5が装着されたコネクタ保持孔12aには、該光
コネクタ5先端を保護ないし埃の付着等を防止するよう
な蓋(図示せず)が設けられ、その光特性が安定に維持
されることになる。ただし、コネクタ保持孔12aはコ
ネクタ接続されるような端子として設けるようにしても
よく、その場合特別に上記蓋が必要とされることはな
い。また保留光ファイバ4aの余長部は、図1に示すよ
うに、コネクタ保持孔12aに接続された光コネクタ5
と保留光ファイバ集合部14とを両端点として、垂れ下
げるようにして湾曲処理する。なお、前記した保留光フ
ァイバ集合部14は、ここで説明した保留端子盤12あ
るいはその近傍に固定されているものである。また、保
留端子盤12への保留光ファイバ4aの保持方法は、上
記以外のどのような方法を採ってもよい。例えば、コネ
クタ保持孔12a等の光コネクタ保持手段を何ら備え
ず、単に扉内表面にテープによって接着止めするような
形態とか、簡単な引っかけ具を扉に用意して、光コネク
タ5をそれに引っかけるような形態としてもよい。
おける整列具移動部13は、図2、図3に示すように、
不動の本体部15に対してその位置を変化させる動作が
可能となっている。この動作を実現するための具体的形
態としては、例えば、図2に示す引き出し方式又は図3
に示す回転方式を採ることが可能である。図2におい
て、整列具移動部13は、本体部15に対して図中上下
方向、換言すれば同一直線上にあった引出用貫通孔13
cの中心軸線と収納部貫通孔15aの中心軸線とが異な
る直線上にのるように、又は引出用貫通孔13cが作業
面Z側に、移動可能とされている。ここで「作業面Z」
とは、図2、図3に示すように、不動の本体部15に隣
接する面であって既接続光ファイバ4b等に関する作業
を行うためのスペースのことを意味するものである(図
1も参照)。このことにより、既接続光ファイバ4bを
通過させる収納部貫通孔13cを手前側に引き寄せるこ
とが可能となっている。また、図3における整列具移動
部13は、枢軸13eを介して本体部15に装着され、
整列具移動部13自身が本体部15に対して回動可能な
ようになっている。この場合においても、すぐ上で述べ
た引き出し方式と同様、引出用貫通孔13cを作業面Z
側に、あるいは手前側に引き寄せることが可能であるこ
とがわかる。
動部13において、引き出し方式を採用した場合となる
ものを示している。また整列具移動部13には、上述し
たように、その一要素として光ファイバ引出部15bが
備えられる形になっているから、該整列具移動部13が
上記のような動作をすることと、光ファイバ引出部15
bが同様な動作ないし移動するということとは、本実施
形態において同義である。また整列具移動部13には光
ファイバ集合部13も備えられているから、上記のよう
な動作によって該集合部13も同時に移動してしまうこ
とになる。ただし本発明においては、ここで説明した形
態は単なる一例と見なされるものであることを付言して
おく。つまり、本実施形態においては整列具移動部13
として光ファイバ引出部15bと光ファイバ集合部13
とが一体的に備えられているが、例えばこれらを各々別
体として設け、光ファイバ引出部15bは移動可能であ
るが、光ファイバ集合部13は移動しない、といった形
態となる光ファイバ整列具11を想定することは、本発
明がこれをその概念内に予め収めるものである。
a、引出用貫通孔13c、収納部貫通孔15a、及び保
留光ファイバ貫通孔14a(以下、これらをまとめて指
示する場合には、単に「光ファイバ貫通孔」とよぶこと
にする)は、図4から図6に示すような形態を採ること
ができる。図4において、光ファイバ貫通孔20は、そ
の中心軸線が貫く面を除いて側壁20aにより囲われて
いるが、その側壁20aの一部を構成する板状蓋20c
を図中矢印のように動作させることにより開口部20b
が現出するようなものとなっている。換言すれば、光フ
ァイバ貫通孔20は、上記板状蓋20cが備えられる一
面を開口部20bとする断面コの字状の孔となるもので
ある。既接続光ファイバ4bないし保留光ファイバ4a
である光ファイバ4は、上記断面コの字状の孔部分を通
過することとなり、上記板状蓋20cを開とすれば、そ
れらのうち所望の光ファイバ4cを容易に選択すること
が可能となる。
は、図4におけると同様に側壁21aにより囲われ、か
つその一面を開口部21bとし、断面コの字状の孔とな
るものである。ただしこの光ファイバ貫通孔21におい
ては、前記開口部21bに対して引出蓋21cを備えた
ものとなっている。この引出蓋21cは、図に示すよう
に断面L字状に形成されており、図中矢印の方向に引き
出し又は押し込みの両動作を行うのに応じて、該断面L
字状における壁部分(すなわち側壁21aとなる部分)
が、断面コの字状の孔となる開口部21bを開状態又は
閉状態とすることとなる。これによっても、図4と同
様、所望の光ファイバ4cを選択することが可能である
ことがわかる。
は、その中心軸線が貫く面を除くすべての面が固定され
た側壁22aにより囲われた形態となっている。すなわ
ち、本実施形態における各貫通孔(13a、13c、1
5a、14a)を有する部位(光ファイバ集合部13d
等)として共通な形態となる「直方体状」ということに
則して言えば、該直方体を構成する六面のうち、光ファ
イバ4が通過する方向となる二面を除いて、残る四面が
閉鎖された形態となっていることになる。ただし、図6
に示すように、その図中上面にあたる側壁22aにおい
ては、光ファイバ4の線径よりも若干大きい幅を有する
スリット(開口部)22bが形成されている。所望の光
ファイバ4cの選択、取り出しは、上記断面長方形状の
孔22aからスリット22bを通して行うようにすれば
よく、他の光ファイバ4がその選択において障害になる
ようなことがない。なお、このスリット22bは、上記
光ファイバ4が通過する方向に対してやや斜めとなるよ
うに形成されたものとなっている。これは、何らかの偶
然時によって光ファイバ貫通孔22から光ファイバ4が
自発的に飛び出すようなことをなくするためである。つ
まり、光ファイバ4の取り出しは、このスリット22b
の斜めとなる方向に合致させない限りできないようにな
っているのである。言い換えれば、スリット22bの形
成された側壁22aにおいては、当該スリット22bの
部分以外の側壁22aがいわば「蓋」の役割を担ってい
るということが言えよう。
状蓋20cを備える光ファイバ貫通孔20が、収納部貫
通孔15a及び保留光ファイバ貫通孔14aに適用さ
れ、図6に示すスリット22bを有する光ファイバ貫通
孔22が引出用貫通孔13cに適用されていることがわ
かる。ちなみに、収納部貫通孔15a及び保留光ファイ
バ貫通孔14aにおける板状蓋20cは、常態におい
て、閉状態とされていることは言うまでもない。また、
図1においてはそれぞれ上に示したような対応適用関係
があるが、本発明においては、各々の貫通孔(15a、
14a、13c)に図4から図6に示すいずれの形態と
なる貫通孔(20、21、22)を適用するかは基本的
に自由であることは言うまでもない。
4から図6に示すいずれの形態が適用されているかを明
らかとしてはいないが、該配線用貫通孔13aに関して
は図4から図6に示すどのような形態の光ファイバ貫通
孔を適用してもよい。より言えば、該貫通孔13aにお
いては、所望の光ファイバ4を選択するという作業の必
要性がない場所、つまり蓋等を設けて特に開口する必要
がない場所であるから、図4から図6の形態に拘泥され
ず、単に多数本の光ファイバ4を束ねた状態で通過し得
る孔とされていても、場合によってはそれで好いのであ
る。
バ配線方式の作用効果について、特にジャンパリング作
業を実現する際の態様に焦点をおいた説明をすることと
する。まず第一の場合として、保留光ファイバ4aのう
ちから所望のものを選び出し、これを接続ユニットにお
ける端子に接続する作業、すなわち保留光ファイバ4a
を既接続光ファイバ4bとするジャンパリング作業につ
いて説明する。ここでまず気付かれることは、従来の光
ファイバ配線方式とは異なり、多数の光ファイバ4群か
ら所望の保留光ファイバ4aを選び出す作業が極めて容
易になっていることである。これは、保留光ファイバ4
aが、その光コネクタ5を保留端子盤12上のコネクタ
保持孔12aに接続した状態にあって、かつ既接続光フ
ァイバ4aとは厳然と区別された状態にあることによる
ものであり、またその選択が、前記コネクタ保持孔12
a群から所望の光コネクタ5を選び出すだけでよいこと
によるものである。このことは、保留光ファイバ4aと
既接続光ファイバ4bとが混在した状態にあった従来例
からみた場合、その作業性において、格段の向上が果た
されていることが明らかである(図9、図10参照)。
クタ5を選択したら、それを保留端子盤12から離脱さ
せ、次に保留光ファイバ集合部14に関する作業を行
う。この際、保留光ファイバ貫通孔14aは図4に示す
ような板状蓋20cを有するものであったから、所望の
保留光ファイバ4aの選択は容易に行われることとな
る。すなわち、閉状態にある板状蓋20cを開状態と
し、選択した保留光ファイバ4aを引き出すようにすれ
ばよいのである。
ャンパユニット10側の方から、その所望の保留光ファ
イバ4aを、該配線用貫通孔13aに向かって引き寄せ
る。このようにして、配線用貫通孔13aの手前まで、
所望の保留光ファイバ4aにおける光コネクタ5が引き
寄せられた状態、すなわちいわゆるプラグリセットされ
た状態が容易に現出することになる。
先端の光コネクタ5を、引出用貫通孔13cの方向へと
配向して、そのスリット22bにたいして保留光ファイ
バ4aを通過させるとともに、光コネクタ5が収納部貫
通孔15aをも通過した状態を現出する。後者の作業
は、該貫通孔15aの板状蓋20cを開状態とした後に
保留光ファイバ4aをその内部に納め、再び閉状態とす
る作業を実施すればよい。このことにより、保留光ファ
イバ4aは、引出用貫通孔13c及び収納部貫通孔15
aの両貫通孔を通過した状態となる。そして最後に、光
コネクタ5を接続ユニットにおける所定の端子に接続す
ればよい。
ファイバ4bとするジャンパリング作業は、その保留光
ファイバ4aの選択が容易に行われることに始まり、接
続ユニット端子への接続まで、極めて簡便にかつ確実に
実現されることになる。むろん保留光ファイバ4a選択
時における、その光コネクタ5の保留端子盤12に対す
る着脱作業が、従来例の光ファイバ整列盤1における作
業のように、困難となることは決してない。また、ジャ
ンパリング作業そのものには直接的な関わりがないが、
保留光ファイバ4aの余長部分は、保留端子盤12の手
前側に垂れ下げた状態として簡単に湾曲処理されている
ことから、光ファイバ整列具11等を大型化させるとい
うこともなく、当該余長部分は適切な処理がなされる、
という利点をも兼ね備えている。
4bについてこれを接続ユニットの別端子へと接続替え
する場合のジャンパリング作業について説明する。この
場合まず、所望の既接続光ファイバ4bにおける光コネ
クタ5の選択を行う。次に、整列具移動部13を、図2
において説明したように既接続光ファイバ4bの延在す
る方向と垂直な方向に動かして、引出用貫通孔13cを
作業面Z側に引き出す。このようにすることによって、
引出用貫通孔13cと収納部貫通孔15aとの中心軸線
が異なる直線上にのることから、図1の点線Qで示す如
く、これら両貫通孔の間にある複数の既接続光ファイバ
4bはいわば「ばらけた」状態となるとともに、狭隘な
作業環境における既接続光ファイバ4bの選択作業を回
避することが可能となるのである。つまり、整列具移動
部13並びに引出用貫通孔13cを手前側に引き出すこ
とによって、十分広いスペースにおいて簡便な選択作業
を行うことが可能となるのである。
は、結局これを容易に選択することが可能となる。なお
引出用貫通孔13cにおける選択、取り出しの様子は、
図6において既に説明した通りである。すなわち、スリ
ット22bの斜めとなる方向に当該所望の既接続光ファ
イバ4bの向きを合致させて、これを取り出すのであ
る。またこれと同時に、収納部貫通孔15aにおける板
状蓋20cを開状態として、当該既接続光ファイバ4b
を取り出しておく。
ャンパユニット10側の方から、その所望の既接続光フ
ァイバ4bを、該配線用貫通孔13aに向かって引き寄
せる。これは上述した保留光ファイバ4bの場合と同様
である。すなわち、配線用貫通孔13aに所望の既接続
光ファイバ4bにおける光コネクタ5を引き寄せ、プラ
グリセットの状態を現出する。以下は上記光コネクタ5
を接続ユニットにおける新たな端子へと接続すればよ
い。その作業工程も、上述の保留光ファイバ4aの接続
と同様である。
えであるジャンパリング作業においては、整列具移動部
13の動作、つまり光ファイバ引出部13dの移動によ
る作用効果が特筆できる。すなわち、従来例において
は、整列盤本体1a上に既接続光ファイバ4bが錯綜し
た状態にあって目的の既接続光ファイバ4bを見つける
ことが困難(図11参照)であったところ、本光ファイ
バ配線方式、とりわけ光ファイバ整列具11において
は、既接続光ファイバ4bが錯綜するなどということは
起こり得ないのとともに、上記動作ないし移動により収
納部貫通孔15aと引出部貫通孔13cとの間に存在す
る既接続光ファイバ4bを「ばらけた」状態としてその
見極めを容易にし、また選択作業そのものを十分広い作
業スペースにおいて余裕をもって実施可能なようにする
のである。ちなみにその他、既接続光ファイバ4bの選
択、取り出しの作業が、貫通孔における板状蓋20c及
びスリット22bによって、簡便かつ確実に行われ得る
ということは、保留光ファイバ4aの場合と同様であ
る、
バ4a及び既接続光ファイバ4bのジャンパリング作業
が容易に行えるという効果に関わらず、次に記すような
効果を指摘することができる。すなわち光ファイバ整列
具11が、光ジャンパユニット10単位で増設すること
が可能なことである。例えばいま光ジャンパユニット1
0を一単位増設したとすると、それに応じて、光ファイ
バ整列具11を増設することが可能であり、光ファイバ
4の錯綜を招かず、整理した状態を保ちながら、システ
ムの構築が可能となるのである。ちなみに光ジャンパユ
ニット10の増設とは、具体的には、図中上面に同一形
状となる光ジャンパユニット10を載置していくような
態様となる。光ファイバ整列具11の増設に関しても同
様なことが言える。つまりこの場合、光ジャンパユニッ
ト10及び光ファイバ整列具11は、それぞれの複数が
積層された状態となる。
11が、実際上、どのような設置形態の下、具体的に使
用されうるものであるかについての説明を行っておく。
まず図7に示すように、光ファイバ整列具11が、図1
に準じて光ジャンパユニット10、及び接続ユニット3
0とともに架50内に設置されるような例である。な
お、この図では、光ファイバ整列具11における整列具
移動部13が、図3を参照して説明した回転方式となっ
ている。
び光ジャンパユニット10は、すぐ上で述べたように、
図中紙面垂直方向に数十段にわたって積層された状態と
なっている。また接続ユニット30は図中一単体のみが
示されているが、実際は、図中該当部位において紙面垂
直方向に複数設置された各棚の上に、多数の接続ユニッ
ト30が並列設置された状態となっている。さらに、保
留端子盤12は、架50の扉としての作用を有するもの
であることが図から明らかである。そして、上述した作
業面Zは、図7においては保留端子盤12が開かれたと
きに現れることがわかる。なお図8には、上記光ファイ
バ整列具11、光ジャンパユニット10とを拡大視した
詳細な平面図を示しておく(光ジャンパユニット10に
ついては、一部破断視)。
すような形態の下、設置することもできる。この図にお
いては、先の図7にあるような光ジャンパユニット10
及び接続ユニット30ではなくて、所内配線ケーブル群
31、IDM架間ケーブル群32が架51内に備えられ
たものとなっている。この場合においては、所内配線ケ
ーブル群31から引き出された光ファイバ4が、光ファ
イバ整列具11を通ることで、IDM架間ケーブル群3
2に至るものと保留端子盤12に至るものとに仕分けさ
れる様になっている。このように本発明においては、上
記実施形態において主に説明した保留光ファイバ4a及
び既接続光ファイバ4bという区分に拘泥されることは
なく、いま説明したように、IDM架間ケーブル群32
に至る光ファイバ4bと保留光ファイバ4aとに区分さ
れるような場合も含む。つまり、本発明においては、い
わば「現に用いられている光ファイバ4b」と保留光フ
ァイバ4bとを区分けする、と一般的には言えるのであ
る。
架51とは、光ファイバ4(ないしは光ケーブル)によ
って互いに連結されるものであって、通常、一体的な構
成となるものである。この場合、光ファイバ4は、図9
におけるIDM架間ケーブル群32から図7に示すID
M架間ケーブル群33へ、という接続がなされることに
なる。結局、全体的な光ファイバ4の流れは、所内配線
ケーブル群31、光ファイバ整列具11、IDM架間ケ
ーブル群32(以上図9)から、IDM架間ケーブル群
33、光ジャンパユニット10、光ファイバ整列具1
1、接続ユニット33(以上図7)ということになる。
そして、上記二つの光ファイバ整列具11においては、
この主要な流れとは別に、それぞれ保留光ファイバ4a
が仕分けされるようになっているのである。
4」、「光コネクタ5」、そして「接続ユニット30」
として導入した用語によって指示され得るものを、本発
明は特に限定する意図を持たない。すなわち、光ファイ
バ4としては、例えば多心の光ファイバ心線や、光コー
ド等が採用可能である。また光コネクタ5としては、JI
S C 5973に制定されるSC形光コネクタ(Single fiber
Coupling optical fiber connector)、JIS C 5981に
制定されるMT形光コネクタ(Mecanically Transferab
le)、JIS C 5982に制定されるMPO形光コネクタ(Mu
ltifiber Push On)等が採用可能である。ここで、光コ
ネクタの種類が任意に選択可能という事実は、図1、図
7、図8にて説明した光ジャンパユニット10における
光コネクタアダプタ10a及びこれに接続される光コネ
クタにも妥当することは言うまでもない。また接続ユニ
ット30としては、光カプラ等を内蔵したカプラユニッ
ト等の光部品収納ユニットや、光ファイバのコネクタ成
端された端部が複数配列された成端ユニット等が適用さ
れうる。
ファイバ整列具は、配線用貫通孔を挿通される複数の光
ファイバのうち、その一部を前記配線用貫通孔の中心軸
線とは傾いた中心軸線をもつ収納部貫通孔に対して挿通
させるから、光ファイバの配置上の区別を設けたい場
合、これらそれぞれについて別々のルートを辿らせるこ
とが可能となる。つまり本発明によれば、光ファイバの
配置について、厳然たる区別を実現することができるの
である。このことはまた、上記の現に用いられている光
ファイバ及び保留光ファイバという区別において、それ
らのうちの保留光ファイバの余長処理を適切に行えうる
ということも意味する。さらにまた、以上のことは、当
然ながらジャンパリング作業のしやすさに貢献すること
となる。つまり、例えば保留光ファイバを現に用いられ
ている光ファイバとする接続作業時には、これら両者が
区別配置されていることにより所望の保留光ファイバの
選択がしやすいのと同時に各光ファイバの絡み合い等に
煩わされることがないから、ジャンパリング作業を容易
に行うことができるのである。
引出用貫通孔が、収納部貫通孔に対して作業面側に相対
的に移動可能とされていることから、両貫通孔間におけ
る光ファイバをいわば「ばらけた」状態とすることが可
能であるとともに、十分広いスペースにおいて所望の光
ファイバの選択作業を実施することが可能となる。この
とき、収納部貫通孔及び引出用貫通孔を挿通される光フ
ァイバが上記現に用いられている光ファイバであるの
で、現に用いられている光ファイバの接続替え時に係る
ジャンパリング作業時等に、所望の現に用いられている
光ファイバの選択作業がやりやすいという効果として指
摘できる。
前記収納部貫通孔又は前記引出用貫通孔に通ずる開口部
を利用することによって、所望の光ファイバを容易に選
択、取り出しすることが可能となるから、ジャンパリン
グ作業を簡便かつ確実に実施するという上記効果を、強
力に支援するものであるということができる。
数本の光ファイバを何処にも接続されない保留光ファイ
バとそれ以外の現に用いられている光ファイバとに大ま
かに仕分ける光ファイバ整列具を備え、該光ファイバ整
列具は、その複数が、前記保留光ファイバ又は/及び前
記現に用いられている光ファイバに関する作業を行う作
業面に臨む位置に並列設置されるから、光ファイバの配
線は整理された状態となり、また光ファイバに関する作
業はこれを行うことが容易となる。
を示す説明図である。
正面図である。
動部を示す正面図である。
す斜視図である。
す斜視図である。
示す斜視図である。
平面図である。
平面図である。
体的な設置形態を示す平面図である。
明図である。
視図である。
光ファイバ、4c…所望の光ファイバ、5…光コネク
タ、10…光ジャンパユニット、10a…光コネクタア
ダプタ、10b…光スプリッタ、10c…(光ファイバ
4とは異なる)別の光ファイバ、10d…導入部、11
…光ファイバ整列具、12…保留端子盤、12a…コネ
クタ保持孔、13…整列具移動部、13a…配線用貫通
孔、13b…光ファイバ集合部、13c…引出用貫通
孔、13d…光ファイバ引出部、13e…枢軸、14…
保留光ファイバ集合部、14a…保留光ファイバ貫通
孔、15…本体部、15a…収納部貫通孔、15b…光
ファイバ収納部、20、21、22…光ファイバ貫通孔
(13a、13c、14a、15aをまとめて指示する
際の呼称)、20a、21a、22a…側面、20b、
21b…開口部、20c…板状蓋、21c…引出蓋、2
2b…スリット(開口部)、30…接続ユニット、31
…所内配線ケーブル群、32、33…IDM架間ケーブ
ル群、50、51…架、Z…作業面
Claims (6)
- 【請求項1】 複数本の光ファイバが挿通される配線用
貫通孔(13a)を有する光ファイバ集合部(13b)
と、前記配線用貫通孔に挿通された光ファイバのうち、
現に用いられている光ファイバが挿通される収納部貫通
孔(15a)を有する光ファイバ収納部(15b)とが
互いに離間して設けられ、 前記配線用貫通孔の中心軸線が前記収納部貫通孔の中心
軸線に対して傾けられていることから、前記配線用貫通
孔に挿通された、前記現に用いられている光ファイバ
と、前記配線用貫通孔に挿通された光ファイバのうち、
何処にも接続されない光ファイバであり、先端に光コネ
クタを備えている保留光ファイバとが、前記配線用貫通
孔から異なるルートを辿り、区別された状態で配置され
ることを特徴とする光ファイバ整列具。 - 【請求項2】 前記光ファイバ収納部は不動の本体部に
備えられ、 前記収納部貫通孔を通る光ファイバ(4b)が延在する
方向に位置し該光ファイバを挿通させる引出用貫通孔
(13c)を有した光ファイバ引出部(13d)が、前
記光ファイバ収納部の近傍に設けられ、 該光ファイバ引出部が、前記本体部に隣接する作業面側
に移動可能とされていることを特徴とする請求項1記載
の光ファイバ整列具。 - 【請求項3】 前記光ファイバ収納部は不動の本体部に
備えられ、 前記収納部貫通孔を通る光ファイバ(4b)が延在する
方向に位置し該光ファイバを挿通させる引出用貫通孔
(13c)を有した光ファイバ引出部(13d)が、前
記光ファイバ収納部の近傍に設けられ、 同一直線上にあった前記引出用貫通孔の中心軸線と前記
収納部貫通孔の中心軸線とが異なる直線上にのるよう
に、前記引出用貫通孔が作業面側に移動可能とされてい
ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ整列具。 - 【請求項4】 前記光ファイバ集合部を有する整列具移
動部(13)が不動の本体部に対して回動可能なように
なっていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
整列具。 - 【請求項5】 前記収納部貫通孔又は前記引出用貫通孔
は、その中心軸線が貫く面を除いて側壁(20a、21
a、22a)により囲われており、該側壁には貫通孔
(15a又は13c)に通ずる開口部(20b、21
b、22b)が形成されていることを特徴とする請求項
1〜4の何れかに記載の光ファイバ整列具。 - 【請求項6】 複数本の光ファイバ(4)を何処にも接
続されない保留光ファイバ(4a)とそれ以外の現に用
いられている光ファイバ(4b)とに大まかに仕分ける
請求項1〜5の何れかに記載の光ファイバ整列具(1
1)を備え、前記光ファイバ整列具は、その複数が積層された状態
で、架内に設置されており、 該光ファイバ整列具は、前記保留光ファイバ又は/及び
前記現に用いられている光ファイバに関する作業を行う
作業面に臨む位置に設置されることを特徴とする光ファ
イバ配線方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13786099A JP3532454B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 光ファイバ配線方式及び光ファイバ整列具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13786099A JP3532454B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 光ファイバ配線方式及び光ファイバ整列具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329943A JP2000329943A (ja) | 2000-11-30 |
JP3532454B2 true JP3532454B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=15208461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13786099A Expired - Lifetime JP3532454B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 光ファイバ配線方式及び光ファイバ整列具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3532454B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP13786099A patent/JP3532454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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