JP3529935B2 - 表面燃焼バーナ装置 - Google Patents

表面燃焼バーナ装置

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JP3529935B2
JP3529935B2 JP06737696A JP6737696A JP3529935B2 JP 3529935 B2 JP3529935 B2 JP 3529935B2 JP 06737696 A JP06737696 A JP 06737696A JP 6737696 A JP6737696 A JP 6737696A JP 3529935 B2 JP3529935 B2 JP 3529935B2
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修司 弘元
守 明田
伊知朗 森田
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に金属細線をマ
ット状にしたマットを用いてその表面で燃焼させるよう
にした表面燃焼バーナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、耐高温酸化性の良い金属細線(例
えば線径20〜30μm)を均一に分布させて厚さ1〜
4mmのマット状にしたものを表面燃焼バーナ用マット
として用いることが考えられている。このような表面燃
焼バーナ装置を家庭用給湯器やガスストーブなどに使用
した場合に、マットに空気中の綿ぼこりや砂やオイルミ
ストなどが付着するということが起きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記現象は、燃焼時に
ガスと共に吸入される空気中に家庭内の綿ぼこりや砂や
オイルミストが混入しており、上記したようなマットを
使用すると、その目が極めて細かいことから、表面燃焼
バーナ用マットの給気側にそれらが付着するためであ
る。そのため目詰まりによる燃焼不良が生じて、COや
NOxの値が大きくなるため、良好な燃焼状態を維持す
るためには定期的に掃除する必要があり、保守に煩わし
さが生じるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、マット表面の燃焼効率を向上することを実現するた
めに、本発明に於いては、金属細線をマット状にした表
面燃焼バーナ用マットに燃焼ガス及び空気の混合気を通
過させて当該マットの表面で燃焼させるようにした表面
燃焼バーナ装置であって、消火後に前記マットの裏面に
空気を吹き掛けるための送風手段と、前記マットの裏面
に吹き掛けられた空気を排出するための排気手段とを有
し前記送風手段が、前記空気を送る空気供給路から分岐
して設けられた送風管を有し、かつその吹き出し口を前
記マットの裏面に向けているものとした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0006】図1は、本発明が適用された表面燃焼バー
ナ装置を示す模式図である。なお、この表面燃焼バーナ
装置1は、従来例で述べたように家庭用給湯器やガスス
トーブなどに好適に用いられるものである。
【0007】表面燃焼バーナ装置1の本体2内には、そ
の図における上面を閉塞するように多孔質のマット3が
設けられ、そのマット3に燃焼ガスと空気との混合気体
を通過させるべく本体2の図における底壁に混合気供給
路4が連結されている。また、本体2内の混合気供給路
4の開口の図における上方部分を所定範囲に渡って遮蔽
するように位置する遮蔽板5が設けられている。このよ
うにしてなる本装置は、マット3の表面近傍で混合気を
燃焼させ、輻射により伝熱させる燃焼方法を採用したも
のである。
【0008】マット3は、線径が20〜30μmの耐高
温酸化性の良い金属細線を例えば綿状のウェブ形状に成
形し、これを数十枚積層して圧縮焼結することにより形
成されている。実際には綿状のウェブを針を用いて圧縮
成形するニードルパンチ加工をしても良い。また適宜に
織り込んだり、ランダムに絡ませても良い。
【0009】混合気供給路4には、空気供給路6からの
空気とガス供給路7からの燃焼ガスとを混合するための
ミキサー8が設けられている。また、ガス供給路7に
は、図示されないガス供給手段による運転状態に応じ
て、燃焼用のガスが供給されるようになっている。空気
供給路6の中間部には、空気を上記ミキサー8を介して
本体2に強制的に送るための送風機9が配設されてい
る。
【0010】送風機9とミキサー8との間には給気用開
閉弁10が設けられており、その給気用開閉弁10と送
風機9との間から分岐して設けられた送風管11が本体
2の側壁に接続されている。その送風管11の本体2内
への吹き出し口11aはマット3の裏面(本体2内に臨
む面)に向けられている。また、送風管11の中間部に
は送風用開閉弁12が設けられている。このようにして
送風手段が構成されている。
【0011】また、本体2には、排気手段として、上記
送風管11の吹き出し口11aに対向する側壁に排出管
13が接続されていると共に、排出管13には排気開閉
弁14が設けられている。
【0012】次に、本装置の作動要領について以下に示
す。まず、燃焼させる場合には、給気用開閉弁10を開
き、送風用開閉弁12及び排気開閉弁14を閉じてお
く。そして、送風機9を回し、またガスをガス供給路7
から供給して、ミキサー8で空気とガスとを混合し、そ
の混合気を上記空気の流れにより矢印Aに示されるよう
に本体2内に送り込む。本体2内に送り込まれた混合気
は、図の矢印Bに示されるように遮蔽板5により分散さ
せられてマット3全面に行き渡るように流れる。
【0013】上記したようにして本体2に混合気が送り
込まれ、図の矢印Cに示されるようにマット3を通過し
ている状態で、マット3の図における上側に点火すると
混合気が燃焼し続ける。この燃焼状態では、混合気が供
給され続けるため、マット3の図における下面には空気
中に含まれる綿ぼこりや砂やオイルミストなどのごみが
薄く付着する。
【0014】消火時には、本装置にあっては、送風機9
を回し続けてガスの供給を停止し、混合気供給路4と本
体2内に残っているガスを燃焼させて、自然消火させ
る。
【0015】その消火後には、送風機9を回し続けると
共に、給気用開閉弁10を閉じ、送風用開閉弁12及び
排気開閉弁14を開く。すると、送風機9による送風が
図の破線の矢印Dに示されるように送風管11を流れ、
矢印Eに示されるように吹き出し口11aから本体2内
へ吹き出され、マット3の裏面に空気が吹き掛けられ
る。
【0016】従って、裏面に燃焼時に付着したごみが送
風機9による風により吹き飛ばされる。そのごみを含む
空気は排出管13から図の矢印Fに示されるように外部
に排出される。消火時における上記作動を例えば数十秒
〜数分間行って、装置を止める。
【0017】本装置は、前記したように家庭用給湯器や
ガスストーブなどに用いられるものであることから、そ
れらの機器にあっては使用した場合には通常1日の間に
消火するため、燃焼時にマット3に付着した上記したご
みを消火時に取り除くことができ、常にマット3を清浄
な状態に保持することができ、燃焼に悪影響を及ぼさな
いようにすることができる。
【0018】図2に、本装置における吹き出し口11a
の軸線のマット3の裏面に対する角度(図1のθが相当
する)の違いによるごみ除去率を示す。図から読み取れ
るように、角度θが45度以下であれば、ほぼ100%
除去されることが分かり、従って、消火後にマット3の
裏面に吹き掛ける空気の吹き出し角度θを45度以下に
すると良い。
【0019】次に、図3に本発明に基づく第2の具体例
を示す。なお、図3において、前記図示例と同様の部分
には同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0020】この第2の具体例では、送風手段を構成す
る送風管11がマット3の側面に接続されている。従っ
て、消火後における送風管11を通って送られる空気
は、図の矢印Gに示されるように送風管11から一旦マ
ット3内に入り、その後マット3の表裏両面から吹き出
るように流れる。
【0021】この場合には、マット3の裏面から吹き出
す空気の流れにより、マット3の裏面に付着しているご
みが吹き飛ばされ、除去されることになる。そして、上
記具体例と同様にそのごみを含む空気は排出管13から
図の矢印Fに示されるように外部に排出される。なお、
燃焼及び消火後のごみ処理の作用・効果については、上
記第1の具体例と同様である。
【0022】
【発明の効果】このように本発明によれば、燃焼時の供
給空気中に含まれる綿ぼこりや砂やオイルミストなどの
ごみを、消火の度に排出することから、燃焼時にはゴミ
の付着の堆積による影響を受けることがなく、表面燃焼
バーナ装置における表面燃焼が常に効率良く行われ、C
OやNOxの発生を好適に抑え得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された表面燃焼バーナ装置を示す
模式図。
【図2】空気の吹き出し角度θと除去率の関係を示す
図。
【図3】第2の具体例を示す図1と同様の図。
【符号の説明】
1 表面燃焼バーナ装置 2 本体 3 マット 4 混合気供給路 6 空気供給路 7 ガス供給路 8 ミキサー 9 送風機 10 給気用開閉弁 11 送風管 11a 吹き出し口 12 送風用開閉弁 13 排出管 14 排気開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−35609(JP,A) 特開 平5−322132(JP,A) 実開 昭63−36823(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/14 - 14/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属細線をマット状にした表面燃焼バー
    ナ用マットに燃焼ガス及び空気の混合気を通過させて当
    該マットの表面で燃焼させるようにした表面燃焼バーナ
    装置であって、 消火後に前記マットの裏面に空気を吹き掛けるための送
    風手段と、前記マットの裏面に吹き掛けられた空気を排
    出するための排気手段とを有し、 前記送風手段が、前記空気を送る空気供給路から分岐し
    て設けられた送風管を有し、かつその吹き出し口を前記
    マットの裏面に向けている ことを特徴とする表面燃焼バ
    ーナ装置。
  2. 【請求項2】 前記吹き出し口から前記マットの裏面に
    空気を吹き掛ける角度が前記マットの裏面に対して45
    度以下であることを特徴とする請求項1に記載の表面燃
    焼バーナ装置。
  3. 【請求項3】 金属細線をマット状にした表面燃焼バー
    ナ用マットに燃焼ガス及び空気の混合気を通過させて当
    該マットの表面で燃焼させるようにした表面燃焼バーナ
    装置であって、 消火後に前記マットの側面から前記マットの内部に空気
    を送り込むための送風手段を設けたことを特徴とする表
    面燃焼バーナ装置。
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