JP3529934B2 - 表面燃焼バーナ装置 - Google Patents
表面燃焼バーナ装置Info
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Description
ット状にしたマットを用いてその表面で燃焼させるよう
にした表面燃焼バーナ装置に関するものである。
えば線径20〜30μm)を均一に分布させて厚さ1〜
4mmのマット状にしたものを表面燃焼バーナ用マット
として用いることが考えられている。このような表面燃
焼バーナ装置を家庭用給湯器やガスストーブなどに使用
した場合に、マットに空気中の綿ぼこりや砂やオイルミ
ストなどが付着するということが起きる。
ガスと共に吸入される空気中に家庭内の綿ぼこりや砂や
オイルミストが混入しており、上記したようなマットを
使用すると、その目が極めて細かいことから、表面燃焼
バーナ用マットの給気側にそれらが付着するためであ
る。そのため目詰まりによる燃焼不良が生じて、COや
NOxの値が大きくなるため、良好な燃焼状態を維持す
るためには定期的に掃除する必要があり、保守に煩わし
さが生じるという問題がある。
て、マット表面の燃焼効率を向上することを実現するた
めに、本発明に於いては、金属細線をマット状にした表
面燃焼バーナ用マットに燃焼ガス及び空気の混合気を通
過させて当該マットの表面で燃焼させるようにした表面
燃焼バーナ装置であって、燃焼時に前記混合気を前記マ
ットに供給するべく空気供給路中に設けられた送風手段
と、前記混合気の通過時に前記マットの混合気供給側に
付着したごみを消火後に落とすべく前記送風手段と共働
して前記燃焼時とは逆向きの逆流空気を前記マットに流
して前記ごみを当該逆流空気と共に外部に排出させるた
めのごみ排出手段とを有し、前記送風手段が、逆転時に
前記逆流空気を発生させるべく正逆転可能な送風機から
なり、前記ごみ排出手段が、前記送風機の前記マットと
は相反する側の前記空気供給路から分岐して設けた排出
路と、前記空気供給路から前記マット向けて空気を流す
向きにのみ開弁するように前記空気供給路中に設けた給
気用一方向弁と、前記逆流空気を外部に排出する向きに
のみ開弁するように前記排出路中に設けた排気用一方向
弁とからなるものとした。
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
ナ装置を示す模式図である。なお、この表面燃焼バーナ
装置1は、従来例で述べたように家庭用給湯器やガスス
トーブなどに好適に用いられるものである。
の図における上面を閉塞するように多孔質のマット3が
設けられ、そのマット3に燃焼ガスと空気との混合気体
を通過させるべく本体2の図における底壁に混合気供給
路4が連結されている。また、本体2内の混合気供給路
4の開口の図における上方部分を所定範囲に渡って遮蔽
するように位置する遮蔽板5が設けられている。このよ
うにしてなる本装置は、マット3の表面近傍で混合気を
燃焼させ、輻射により伝熱させる燃焼方法を採用したも
のである。
温酸化性の良い金属細線を例えば綿状のウェブ形状に成
形し、これを数十枚積層して圧縮焼結することにより形
成されている。実際には綿状のウェブを針を用いて圧縮
成形するニードルパンチ加工をしても良い。また適宜に
織り込んだり、ランダムに絡ませても良い。
空気とガス供給路7からの燃焼ガスとを混合するための
ミキサー8が設けられている。また、ガス供給路7に
は、図示されないガス供給手段による運転状態に応じ
て、燃焼用のガスが供給されるようになっている。
風機9が配設されていると共に、空気供給路6における
送風機9の空気供給側には給気用一方向弁10が設けら
れている。この給気用一方向弁10は、送風機9の正転
により空気を本体2に供給する向きの流れにより開き、
逆向きの流れに対しては閉じるようになっている。
の間の空気供給路6の側面には排出管11が連結されて
おり、その排出管11への連通口に排気用一方向弁12
が設けられている。この排気用一方向弁12は、送風機
9の正転時には閉じ、送風機9の逆転による空気の逆流
時における給気用一方向弁10の閉弁によりせき止めら
れた空気を外部に排出し得るように開弁する。
作動要領を以下に示す。先ず、燃焼時には空気を本体2
に給気するべく送風機9を正転させる。この時、図の矢
印Aに示される向きの空気の流れにより生じる差圧によ
り、給気用一方向弁10は自然に開弁状態になり、排気
用一方向弁12は自然に閉弁状態になる。また、ガス供
給路7にはガスが送り込まれ、ミキサー8で空気とガス
とが混合され、その混合気が本体2に送り込まれる。本
体2内に流入した混合気は、図の矢印Bに示されるよう
に遮蔽板5により分散させられてマット3全面に行き渡
るように流れる。
込まれている状態で、マット3の図における上側に点火
すると混合気が燃焼し続ける。この燃焼状態では、混合
気が供給され続けるため、マット3の図における下面に
は空気中に含まれる綿ぼこりや砂やオイルミストなどの
ごみが薄く付着する。
を回し続けてガスの供給を停止し、混合気供給路4と本
体2内に残っているガスを燃焼させて、自然消火させ
る。
向弁10を閉じ、排気用一方向弁12を開いて、空気の
流れを図の破線の矢印Cに示されるように排出管11を
介して排気する向きにする。これにより、本体2内が負
圧になってマット3の厚さ方向に差圧が生じるため、図
の矢印Cの向きに空気が逆流するため、マット3の上記
した下面側に付着したごみを吹き飛ばすようにして落と
すことができる。その吹き飛ばされたほこりなどは、送
風機9を介して排出管11から外部に排出されることに
なる。消火時における上記作動を例えば数十秒〜数分間
行って、装置を止める。
ガスストーブなどに用いられるものであることから、そ
れらの機器にあっては使用した場合には通常1日の間に
消火するため、燃焼時にマット3に付着した上記したご
みを消火時に取り除くことができ、常にマット3を清浄
な状態に保持することができ、燃焼に悪影響を及ぼさな
いようにすることができる。
示す図1と同様の図である。なお、図2において、前記
図示例と同様の部分には同一の符号を付してその詳しい
説明を省略する。
使用するものであり、その吹き出し口と本体2との間の
混合気供給路4の中間部に給気用開閉弁21が設けられ
ていると共に、その給気用開閉弁21と送風機9との間
に前記図示例と同様の排出管11が分岐するように接続
されている。その排出管11には第1排気用開閉弁22
が設けられており、混合気供給路4の給気用開閉弁21
と本体2との中間部から排出管11の排気側に至るアス
ピレータ管23が設けられている。そのアスピレータ管
23には第2排気用開閉弁24が設けられている。
要領を以下に示す。燃焼時には、給気用開閉弁21を開
状態にし、第1及び第2排気用開閉弁22・24を閉状
態にする。そして、送風機9を回転させて空気を送りつ
つガスを供給し、ミキサー8で空気とガスとを混合して
矢印Aに示されるように本体2に供給し、前記図示例と
同様に燃焼させる。
は、送風機9を前記図示例とは異なり正転状態を維持し
て回転させて、ガス供給を停止すると共に、各開閉弁を
燃焼時とはそれぞれ反対の状態にする。すなわち、給気
用開閉弁21を閉状態にし、第1及び第2排気用開閉弁
22・24を開状態にする。
る送風が図の破線の矢印Dに示されるように排出管22
側に流れる。その流れにより、アスピレータ管23を介
して矢印Eに示される流れが生じて、マット3において
前記図示例と同様に図の矢印Cに示される逆向きの空気
の流れが生じる。
を逆流する空気により吹き飛ばすようにして落とすこと
ができ、排出管11から外部にごみを排出し得る。な
お、消火後の運転時間や効果は前記図示例と同様であ
る。
示す図1と同様の図である。なお、図3において、前記
図示例と同様の部分には同一の符号を付してその詳しい
説明を省略する。この図3の装置でも送風機9を正転の
みで使用するものであり、上記図2の例と同様の位置に
給気用開閉弁21と第1排気用開閉弁22とが設けられ
ている。
にマット3の図における上面側にマット3の上面全体を
選択的に覆うべくスライド自在に支持されたカバー31
が設けられている。このカバー31は、下向きに凹設さ
れた皿状に形成されており、燃焼時には本体2の側方に
突出する格納部32内に格納され、消火後にマット3の
上面全体を覆う位置まで出るように、図示されない駆動
装置により駆動されるようになっている。
カバー31内とがフレキシブル管33を介して連通して
いる。また、本体2の図における底壁に排出管34が接
続されており、その排出管34には排出用開閉弁35が
設けられている。
要領を以下に示す。燃焼時には、給気用開閉弁21を開
状態にし、第1排気用及び排出用の各開閉弁22・35
を閉状態にする。そして、カバー31を図の実線に示さ
れるように格納部32内に格納した状態にしておき、前
記各図示例と同様に燃焼させる。
っては、送風機9を上記第2の図示例と同様に正転状態
を維持して回転させて、ガス供給を停止すると共に、各
開閉弁を燃焼時とはそれぞれ反対の状態に、すなわち、
給気用開閉弁21を閉状態にし、第1排気用及び排出用
の各開閉弁22・35を開状態にする。そして、カバー
31を図の想像線に示されるように格納部32から出し
てマット3の上面を全体に覆う。
出処理にあっては、その時の送風機9による空気の流れ
は、図の矢印Fに示されるように第1排気用開閉弁22
からフレキシブル管33を介してカバー31内に送られ
るため、マット3において前記図示例と同様に図の矢印
Cに示される逆向きの空気の流れが生じる。従って、マ
ット3の下面側に付着したごみを逆流する空気により吹
き飛ばすようにして落とすことができる。なお、落ちた
ごみは、空気の流れが図の矢印Gに示されるように排出
用開閉弁35を介して排気されるのに伴って、排出管1
1から外部に排出される。なお、消火後の運転時間や効
果は前記図示例と同様である。
給空気中に含まれる綿ぼこりや砂やオイルミストなどの
ごみを、消火の度に排出することから、燃焼時にはゴミ
の付着の堆積による影響を受けることがなく、表面燃焼
バーナ装置における表面燃焼が常に効率良く行われ、C
OやNOxの発生を好適に抑え得る。
模式図。
の例を示す模式図。
の例を示す模式図。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属細線をマット状にした表面燃焼バー
ナ用マットに燃焼ガス及び空気の混合気を通過させて当
該マットの表面で燃焼させるようにした表面燃焼バーナ
装置であって、 燃焼時に前記混合気を前記マットに供給するべく空気供
給路中に設けられた送風手段と、前記混合気の通過時に
前記マットの混合気供給側に付着したごみを消火後に落
とすべく前記送風手段と共働して前記燃焼時とは逆向き
の逆流空気を前記マットに流して前記ごみを当該逆流空
気と共に外部に排出させるためのごみ排出手段とを有
し、 前記送風手段が、逆転時に前記逆流空気を発生させるべ
く正逆転可能な送風機からなり、 前記ごみ排出手段が、前記送風機の前記マットとは相反
する側の前記空気供給路から分岐して設けた排出路と、
前記空気供給路から前記マット向けて空気を流す向きに
のみ開弁するように前記空気供給路中に設けた給気用一
方向弁と、前記逆流空気を外部に排出する向きにのみ開
弁するように前記排出路中に設けた排気用一方向弁とか
らなる ことを特徴とする表面燃焼バーナ装置。 - 【請求項2】 前記ごみ排出手段が、前記送風機の前記
マット側の前記空気供給路から分岐するように設けた排
出路と、前記空気供給路の前記排出路の分岐と前記マッ
トとの間に設けた給気用開閉弁と、前記排出路中に設け
た第1排気用開閉弁と、前記空気供給路の前記送風機と
前記給気用開閉弁との間から分岐して前記排出路の前記
第1排気用開閉弁の排出側に連通する分岐路中に設けた
第2排気用開閉弁とからなり、 燃焼時には前記給気用開閉弁を開弁すると共に前記両排
気用開閉弁を閉弁し、消火後には、前記送風手段による
給気を行い、かつ前記給気用開閉弁を閉弁すると共に前
記両排気用開閉弁を開弁することを特徴とする請求項1
に記載の表面燃焼バーナ装置。 - 【請求項3】 前記ごみ排出手段が、前記マットを設け
られたバーナ本体に連通するように設けた排出路と、前
記送風手段の前記マット側の前記空気供給路中に設けた
給気用開閉弁と、前記排出路中に設けた排気用開閉弁
と、前記マットの燃焼側の面を隙間を有して選択的に覆
うように設けたカバーと、前記送風手段と前記給気用開
閉弁との間の前記空気供給路から分岐して前記カバー内
に連通する分岐路と、前記分岐路に設けた逆流空気供給
用開閉弁とからなり、 燃焼時には前記給気用開閉弁を開弁すると共に前記排気
用開閉弁と前記逆流空気供給用開閉弁とを閉弁し、消火
後には、前記送風手段による給気を行い、かつ前記給気
用開閉弁を閉弁すると共に前記排気用開閉弁と前記逆流
空気供給用開閉弁とを開弁することを特徴とする請求項
1に記載の表面燃焼バーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06019896A JP3529934B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 表面燃焼バーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06019896A JP3529934B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 表面燃焼バーナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09229313A JPH09229313A (ja) | 1997-09-05 |
JP3529934B2 true JP3529934B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=13135228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06019896A Expired - Fee Related JP3529934B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 表面燃焼バーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3529934B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110332533A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-10-15 | 陈美香 | 一种防脱火天然气烧嘴 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP06019896A patent/JP3529934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09229313A (ja) | 1997-09-05 |
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