JP3529650B2 - ２層タイルの成形装置 - Google Patents
２層タイルの成形装置Info
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- JP3529650B2 JP3529650B2 JP00641399A JP641399A JP3529650B2 JP 3529650 B2 JP3529650 B2 JP 3529650B2 JP 00641399 A JP00641399 A JP 00641399A JP 641399 A JP641399 A JP 641399A JP 3529650 B2 JP3529650 B2 JP 3529650B2
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- tank
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B13/00—Feeding the unshaped material to moulds or apparatus for producing shaped articles; Discharging shaped articles from such moulds or apparatus
- B28B13/02—Feeding the unshaped material to moulds or apparatus for producing shaped articles
- B28B13/0215—Feeding the moulding material in measured quantities from a container or silo
- B28B13/023—Feeding the moulding material in measured quantities from a container or silo by using a feed box transferring the moulding material from a hopper to the moulding cavities
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B13/00—Feeding the unshaped material to moulds or apparatus for producing shaped articles; Discharging shaped articles from such moulds or apparatus
- B28B13/02—Feeding the unshaped material to moulds or apparatus for producing shaped articles
- B28B13/0215—Feeding the moulding material in measured quantities from a container or silo
- B28B13/022—Feeding several successive layers, optionally of different materials
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表層が基材と異な
る坏土からなる乾式成形の２層タイルの成形装置に関す
る。
る坏土からなる乾式成形の２層タイルの成形装置に関す
る。
【０００２】なお、本明細書において、表層となる坏土
とは、一定の厚さを有して基材の坏土を完全に覆い隠す
ものの外に、基材となる坏土上に基材が見える程度に耐
火物等の破砕物を撒き散らしてプレス成形後の焼成によ
り煉瓦状の粗面を形成する場合の耐火物等の破砕物を含
むものである。
とは、一定の厚さを有して基材の坏土を完全に覆い隠す
ものの外に、基材となる坏土上に基材が見える程度に耐
火物等の破砕物を撒き散らしてプレス成形後の焼成によ
り煉瓦状の粗面を形成する場合の耐火物等の破砕物を含
むものである。
【０００３】
【従来の技術】従来、基材として安価な低級坏土を使用
し、表層に高価な高級坏土を使用して基材となる坏土を
覆い隠した後にプレス成形して焼成することにより、安
価で高級観のあるタイルを製造するための成形装置とし
て、プレスの型枠上に２つの坏土充填枠を互いに直行す
る方向から順次に進退させることにより、キャビテイ内
に基材となる坏土とその表層となる坏土を順次に充填す
るようにしたものがあったが、この装置には、２つの坏
土充填枠の駆動装置が必要となって、構造が複雑であ
り、設備が高価になるばかりでなく、プレスのサイクル
タイムが長くなって作業能率が低かった。
し、表層に高価な高級坏土を使用して基材となる坏土を
覆い隠した後にプレス成形して焼成することにより、安
価で高級観のあるタイルを製造するための成形装置とし
て、プレスの型枠上に２つの坏土充填枠を互いに直行す
る方向から順次に進退させることにより、キャビテイ内
に基材となる坏土とその表層となる坏土を順次に充填す
るようにしたものがあったが、この装置には、２つの坏
土充填枠の駆動装置が必要となって、構造が複雑であ
り、設備が高価になるばかりでなく、プレスのサイクル
タイムが長くなって作業能率が低かった。
【０００４】また、基材となる坏土上に基材が見える程
度に耐火物等の破砕物を撒き散らしてプレス成形後の焼
成により煉瓦状の粗面を形成する場合の耐火物等の破砕
物を基材の坏土上に自動的に撒き散らす装置は存在しな
かった。
度に耐火物等の破砕物を撒き散らしてプレス成形後の焼
成により煉瓦状の粗面を形成する場合の耐火物等の破砕
物を基材の坏土上に自動的に撒き散らす装置は存在しな
かった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、基材として安価な低級坏土を使用し、表層
に高価な高級坏土を使用して基材を覆い隠した後にプレ
ス成形する工程を単純化して作業能率を向上させ、か
つ、装置を簡単にし、または、基材の坏土上に基材が見
える程度に耐火物等の破砕物を撒き散らしてプレス成形
後の焼成により煉瓦状の粗面を形成する２層タイルの成
形装置を提供することである。
する課題は、基材として安価な低級坏土を使用し、表層
に高価な高級坏土を使用して基材を覆い隠した後にプレ
ス成形する工程を単純化して作業能率を向上させ、か
つ、装置を簡単にし、または、基材の坏土上に基材が見
える程度に耐火物等の破砕物を撒き散らしてプレス成形
後の焼成により煉瓦状の粗面を形成する２層タイルの成
形装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、本発明の２層タイ
ルの成形装置は、プレスの型枠上を前進後退して中に収
容した基材となる坏土をキャビティ内に落し込む基材充
填枠の前端に、その基材充填枠の後退工程においてのみ
表層となる坏土を落下させる表層坏土タンクを取り付け
た２層タイルの成形装置であって、前記表層坏土タンク
が、下面に開口が形成されたタンク主体と、該タンク主
体に固定されて前記開口の下方へ垂下する前後２枚の弾
性板と、該２枚の弾性板の互いに対向する対向面に外周
面が弾接して前記後退工程においてのみ回転する該外周
面に多数の窪みが形成されたシャフトと、で構成され、
前記表層坏土タンクには、後退工程において前記基材と
なる坏土上に前記窪みより不均一に落下した前記表層と
なる坏土を、該基材上に押して広げるゴム板製の均し具
が取り付けられていることを特徴とする。本発明の２層
タイルの成形装置は、キャビティ内に落とし込まれた基
材となる坏土の上に表層となる坏土を確実に落下させる
とともに、２枚の弾性板に挟まれて開口をふさぐシャフ
トが後退行程においてのみ回転するから、その回転方向
前方の弾性板との間から表層となる坏土が落下して、先
の前進行程においてキャビティ内に落とし込まれた基材
となる坏土の上に降り注ぎ、表層を確実に形成すること
が出来、また、シャフトの外周面に多数の窪みが形成さ
れているからその窪みに表層となる坏土が入ってシャフ
トの回転により落下し、所定量の坏土を落下させること
ができ、また、表層坏土タンクに、後退行程において基
材となる坏土を均すゴム板製の均し具が取り付けられて
いるから、シャフトの窪みより不均一に落下した表層と
なる坏土を、ゴム板製の均し具により盛り上がった坏土
を押し付けて低くすることにより、基材の表面に押して
広げることができて、焼成後のタイルの外観が向上させ
ることができる。
な課題を解決するための手段として、本発明の２層タイ
ルの成形装置は、プレスの型枠上を前進後退して中に収
容した基材となる坏土をキャビティ内に落し込む基材充
填枠の前端に、その基材充填枠の後退工程においてのみ
表層となる坏土を落下させる表層坏土タンクを取り付け
た２層タイルの成形装置であって、前記表層坏土タンク
が、下面に開口が形成されたタンク主体と、該タンク主
体に固定されて前記開口の下方へ垂下する前後２枚の弾
性板と、該２枚の弾性板の互いに対向する対向面に外周
面が弾接して前記後退工程においてのみ回転する該外周
面に多数の窪みが形成されたシャフトと、で構成され、
前記表層坏土タンクには、後退工程において前記基材と
なる坏土上に前記窪みより不均一に落下した前記表層と
なる坏土を、該基材上に押して広げるゴム板製の均し具
が取り付けられていることを特徴とする。本発明の２層
タイルの成形装置は、キャビティ内に落とし込まれた基
材となる坏土の上に表層となる坏土を確実に落下させる
とともに、２枚の弾性板に挟まれて開口をふさぐシャフ
トが後退行程においてのみ回転するから、その回転方向
前方の弾性板との間から表層となる坏土が落下して、先
の前進行程においてキャビティ内に落とし込まれた基材
となる坏土の上に降り注ぎ、表層を確実に形成すること
が出来、また、シャフトの外周面に多数の窪みが形成さ
れているからその窪みに表層となる坏土が入ってシャフ
トの回転により落下し、所定量の坏土を落下させること
ができ、また、表層坏土タンクに、後退行程において基
材となる坏土を均すゴム板製の均し具が取り付けられて
いるから、シャフトの窪みより不均一に落下した表層と
なる坏土を、ゴム板製の均し具により盛り上がった坏土
を押し付けて低くすることにより、基材の表面に押して
広げることができて、焼成後のタイルの外観が向上させ
ることができる。
【０００７】
【０００８】また、シャフトが、フレームに固定された
ラックにかみ合うピニオンにより一方向クラッチを介し
て駆動されるようになっているのが好ましく、シャフト
を後退行程においてのみ確実に回転させることが出来
る。
ラックにかみ合うピニオンにより一方向クラッチを介し
て駆動されるようになっているのが好ましく、シャフト
を後退行程においてのみ確実に回転させることが出来
る。
【０００９】また、シャフトが、表層坏土タンクの後退
行程の始まりと終わりを検知するセンサの検知信号によ
り回転と停止が制御されるモーターにより駆動されるよ
うになっているのが好ましく、坏土のかみこみによるラ
ックとピニオンの摩耗に伴う作動誤差が生じるおそれが
なく、より確実にシャフトを回転することが出来る。
行程の始まりと終わりを検知するセンサの検知信号によ
り回転と停止が制御されるモーターにより駆動されるよ
うになっているのが好ましく、坏土のかみこみによるラ
ックとピニオンの摩耗に伴う作動誤差が生じるおそれが
なく、より確実にシャフトを回転することが出来る。
【００１０】
【００１１】
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、基材となる坏土
の上に、表層の坏土として耐火物の破砕物を撒き散ら
し、成形後に焼成して煉瓦状の外観のタイルを製造する
場合に適用した一実施の形態を添付図面に基づいて説明
する。
の上に、表層の坏土として耐火物の破砕物を撒き散ら
し、成形後に焼成して煉瓦状の外観のタイルを製造する
場合に適用した一実施の形態を添付図面に基づいて説明
する。
【００１３】図１において、１は縦型の油圧プレスであ
って、小ストロークだけ上下動する型枠１１とフレーム
１０に固定された下型１２によって上面が開放された長
方形をなす多数のキャビテイｃが横方向に並んで構成さ
れており、４本のガイドバー１３により案内された図示
しない上型が同じく図示しない油圧シリンダの駆動によ
り上下動してキャビテイｃに充填された坏土が圧縮成形
された後、型枠１１が相対的に少し下がって成形された
素地が突出し、この素地が図示しない吸盤により吸着さ
れて図示しないコンベアに移載され、必要に応じて施釉
されて匣鉢に収められた後炉内に入れられて焼成される
ようになっている。
って、小ストロークだけ上下動する型枠１１とフレーム
１０に固定された下型１２によって上面が開放された長
方形をなす多数のキャビテイｃが横方向に並んで構成さ
れており、４本のガイドバー１３により案内された図示
しない上型が同じく図示しない油圧シリンダの駆動によ
り上下動してキャビテイｃに充填された坏土が圧縮成形
された後、型枠１１が相対的に少し下がって成形された
素地が突出し、この素地が図示しない吸盤により吸着さ
れて図示しないコンベアに移載され、必要に応じて施釉
されて匣鉢に収められた後炉内に入れられて焼成される
ようになっている。
【００１４】２はキャビテイｃ内に坏土を充填する坏土
充填装置であって、上昇した型枠１１と同一平面をなす
テーブル２１上を上下両面が開放された充填枠２２が油
圧シリンダ２３の駆動により、図に示す後退位置と型枠
１１上に達する前進位置との間を往復移動し、後退位置
においてホッパー２４から投入された坏土を前進位置に
おいてキャビテイｃ内に充填するようになっている。
充填装置であって、上昇した型枠１１と同一平面をなす
テーブル２１上を上下両面が開放された充填枠２２が油
圧シリンダ２３の駆動により、図に示す後退位置と型枠
１１上に達する前進位置との間を往復移動し、後退位置
においてホッパー２４から投入された坏土を前進位置に
おいてキャビテイｃ内に充填するようになっている。
【００１５】上記したところは従来公知の乾式タイル成
形装置であるが、本実施の形態においては、充填枠２２
の前方に、耐火物の破砕物からなる表層坏土ｂをキャビ
テイｃ内に充填された坏土の表面に撒き散らす表層坏土
タンク３が取り付けられているので、以後、上記充填枠
２２を基材充填枠２２と称し、その中に収容される通常
のタイル用坏土を基材坏土ａと称する。
形装置であるが、本実施の形態においては、充填枠２２
の前方に、耐火物の破砕物からなる表層坏土ｂをキャビ
テイｃ内に充填された坏土の表面に撒き散らす表層坏土
タンク３が取り付けられているので、以後、上記充填枠
２２を基材充填枠２２と称し、その中に収容される通常
のタイル用坏土を基材坏土ａと称する。
【００１６】以下、表層坏土タンク３の構造と、その作
動を添付図面に基づいて詳述する。
動を添付図面に基づいて詳述する。
【００１７】図２、３、４に示すように、表層坏土タン
ク３の主体となるタンク主体３１は幅が基材充填枠２２
とほぼ同一であって断面が下すぼまりの逆台形をなす上
下両面の開放された細長い枠形をなし、後面に突設され
たブラケット３２を基材充填枠２２の前面に突設された
ブラケット３３にボルトナット３４により締め付けるこ
とにより、基材充填枠２２の前方に固定されている。
ク３の主体となるタンク主体３１は幅が基材充填枠２２
とほぼ同一であって断面が下すぼまりの逆台形をなす上
下両面の開放された細長い枠形をなし、後面に突設され
たブラケット３２を基材充填枠２２の前面に突設された
ブラケット３３にボルトナット３４により締め付けるこ
とにより、基材充填枠２２の前方に固定されている。
【００１８】タンク主体３１の両横端に突設されたブラ
ケット３５にはねじ棒３７付きの軸受け３６がナット３
８により締め付けられて下向きに固定され、その軸受け
３６により、両端部を除いて多数の溝状の窪み４１が形
成されたシャフト４０がタンク主体３１の下方において
回転自由に支持されており、そのシャフト４０の一端側
にスプロケット４２が止めねじ４３により固定されてい
る。
ケット３５にはねじ棒３７付きの軸受け３６がナット３
８により締め付けられて下向きに固定され、その軸受け
３６により、両端部を除いて多数の溝状の窪み４１が形
成されたシャフト４０がタンク主体３１の下方において
回転自由に支持されており、そのシャフト４０の一端側
にスプロケット４２が止めねじ４３により固定されてい
る。
【００１９】タンク主体３１の前後の下部にはゴム製の
弾性板４４が外面に当てた当て板４５とともにビス４６
により締め付けられて固定され、両弾性板４４の下部は
シャフト４０の外周に弾接している。
弾性板４４が外面に当てた当て板４５とともにビス４６
により締め付けられて固定され、両弾性板４４の下部は
シャフト４０の外周に弾接している。
【００２０】タンク主体３１の両横端の下部には、下端
にシャフト４０の外周にわずかな隙間をあけて対応する
円弧４８が形成された閉塞板４７がビス４９により固定
されて、後述する表層坏土ｂがタンク主体３１の横から
漏れ出すのを阻止するようになっている。
にシャフト４０の外周にわずかな隙間をあけて対応する
円弧４８が形成された閉塞板４７がビス４９により固定
されて、後述する表層坏土ｂがタンク主体３１の横から
漏れ出すのを阻止するようになっている。
【００２１】タンク主体３１の前面上部の両側には、ビ
ス５２によって軸受け５１が固定され、この軸受け５１
に駆動軸５３が回転自由に支持されて、その一端側にス
プロケット５４が止めねじ５５により固定されていると
ともに、この駆動軸５３の両端には、ピニオン５６が、
そのＸ矢線方向の回転時には連結されて駆動軸５３を一
体的に回転させ、Ｙ矢線方向の回転時には連結が遮断さ
れて駆動軸５３を回転させないように作動する一方向ク
ラッチ５７を介して止めねじ５８により取り付けられて
おり、両スプロケット４２、５４には無端チェーン６６
が掛け回されている。
ス５２によって軸受け５１が固定され、この軸受け５１
に駆動軸５３が回転自由に支持されて、その一端側にス
プロケット５４が止めねじ５５により固定されていると
ともに、この駆動軸５３の両端には、ピニオン５６が、
そのＸ矢線方向の回転時には連結されて駆動軸５３を一
体的に回転させ、Ｙ矢線方向の回転時には連結が遮断さ
れて駆動軸５３を回転させないように作動する一方向ク
ラッチ５７を介して止めねじ５８により取り付けられて
おり、両スプロケット４２、５４には無端チェーン６６
が掛け回されている。
【００２２】また、図１に示すように、油圧プレス１の
フレーム１０の両側には、表層坏土タンク３が型枠１１
上を走行するときにピニオン５６がかみ合うラック６１
が取り付けられている。
フレーム１０の両側には、表層坏土タンク３が型枠１１
上を走行するときにピニオン５６がかみ合うラック６１
が取り付けられている。
【００２３】さらに、タンク主体３１の前側の上縁に
は、鈎部６３を有する金具６２にビス６５により固定さ
れたゴム板製の均し具６４が、鈎部６３を引っ掛けて着
脱自由に取り付けられている。
は、鈎部６３を有する金具６２にビス６５により固定さ
れたゴム板製の均し具６４が、鈎部６３を引っ掛けて着
脱自由に取り付けられている。
【００２４】次に、本実施の形態の作動を図１、４、
５、６に基づいて説明する。
５、６に基づいて説明する。
【００２５】まず、図１に示すように、油圧シリンダ２
３のピストンロッド６０が収縮して基材充填枠２２と表
層坏土タンク３が後退位置にあるとき、ホッパー２４か
ら基材充填枠２２内に基材坏土ａが一定量投入されると
同時に、表層坏土タンク３のタンク主体３１の上方に配
置された別のホッパー６５からそのタンク主体３１内に
少量の表層坏土ｂが投入される。
３のピストンロッド６０が収縮して基材充填枠２２と表
層坏土タンク３が後退位置にあるとき、ホッパー２４か
ら基材充填枠２２内に基材坏土ａが一定量投入されると
同時に、表層坏土タンク３のタンク主体３１の上方に配
置された別のホッパー６５からそのタンク主体３１内に
少量の表層坏土ｂが投入される。
【００２６】このとき、シャフト４０は前後の弾性板４
４によって弾圧されており、また、両横は、上述のよう
に、閉塞板４７によってふさがれているため、表層坏土
ｂはタンク主体３１からこぼれ落ちない。
４によって弾圧されており、また、両横は、上述のよう
に、閉塞板４７によってふさがれているため、表層坏土
ｂはタンク主体３１からこぼれ落ちない。
【００２７】ついで、油圧シリンダ２３のピストンロッ
ド６０の伸出により、図４に示すように、基材充填枠２
２と表層坏土タンク３が前進し、型枠１１上を滑る基材
充填枠２２から基材坏土ａがキャビテイｃ内に落ち込
み、これを埋めて行く。
ド６０の伸出により、図４に示すように、基材充填枠２
２と表層坏土タンク３が前進し、型枠１１上を滑る基材
充填枠２２から基材坏土ａがキャビテイｃ内に落ち込
み、これを埋めて行く。
【００２８】この、前進行程において、ピニオン５６は
ラック６１とかみ合ってＹ矢線方向に回転するが、上述
のように、この方向の回転においては一方向クラッチ５
７の連結が遮断されるため、駆動軸５３とスプロケット
５４、４２及び無端チェーン６６によりピニオン５６と
連結されたシャフト４０は回転せず、表層坏土ｂは落下
しない。
ラック６１とかみ合ってＹ矢線方向に回転するが、上述
のように、この方向の回転においては一方向クラッチ５
７の連結が遮断されるため、駆動軸５３とスプロケット
５４、４２及び無端チェーン６６によりピニオン５６と
連結されたシャフト４０は回転せず、表層坏土ｂは落下
しない。
【００２９】基材充填枠２２と表層坏土タンク３が最前
端位置に達し、キャビテイｃ内が基材坏土ａで満たされ
ると、ピストンロッド６０の収縮により、図５に示すよ
うに、基材充填枠２２と表層坏土タンク３が後退し、こ
のとき、キャビテイｃ内の基材坏土ａの表面は型枠１１
上を滑る基材充填枠２２により削られて型枠１１の上面
と面一の平面となるとともに、その後ろを走行する表層
坏土タンク３のピニオン５６がラック６１にかみあって
Ｘ矢線方向に回転する。
端位置に達し、キャビテイｃ内が基材坏土ａで満たされ
ると、ピストンロッド６０の収縮により、図５に示すよ
うに、基材充填枠２２と表層坏土タンク３が後退し、こ
のとき、キャビテイｃ内の基材坏土ａの表面は型枠１１
上を滑る基材充填枠２２により削られて型枠１１の上面
と面一の平面となるとともに、その後ろを走行する表層
坏土タンク３のピニオン５６がラック６１にかみあって
Ｘ矢線方向に回転する。
【００３０】すると、上述のように、一方向クラッチ５
７が連結されるため、駆動軸５３とスプロケット５４、
４２及び無端チェーン６６によりピニオン５６と連結さ
れたシャフト４０が図５、６の時計方向に回転してシャ
フト４０の窪み４１に溜まった表層坏土ｂが基材坏土ａ
上に筋状に落下し、その後ろを走行する均し具６４によ
り均される。
７が連結されるため、駆動軸５３とスプロケット５４、
４２及び無端チェーン６６によりピニオン５６と連結さ
れたシャフト４０が図５、６の時計方向に回転してシャ
フト４０の窪み４１に溜まった表層坏土ｂが基材坏土ａ
上に筋状に落下し、その後ろを走行する均し具６４によ
り均される。
【００３１】ここで、タンク主体３１から落下した表層
坏土ｂが少ない場合には、均し具６４により均された表
層坏土ｂは露出した基材坏土ａ上にぼかした状態で広げ
られる。
坏土ｂが少ない場合には、均し具６４により均された表
層坏土ｂは露出した基材坏土ａ上にぼかした状態で広げ
られる。
【００３２】また、窪み４１を円形にしてシャフト４０
の表面にランダムに形成してもよい。
の表面にランダムに形成してもよい。
【００３３】タンク主体３１から落下する表層坏土ｂの
量はシャフト４０の窪み４１の深さ及び面積と数によっ
て異なり、極少量を基材坏土ａ上に撒き散らす場合に
は、窪み４１を無くしてシャフト４１を滑らかにして
も、シャフト４０との摩擦により適量を落下させること
ができ、この場合には、均し具６４は不要である。
量はシャフト４０の窪み４１の深さ及び面積と数によっ
て異なり、極少量を基材坏土ａ上に撒き散らす場合に
は、窪み４１を無くしてシャフト４１を滑らかにして
も、シャフト４０との摩擦により適量を落下させること
ができ、この場合には、均し具６４は不要である。
【００３４】逆に、基材坏土ａ上に表層坏土ｂを厚く形
成する場合には、基材充填枠２２と表層坏土タンク３が
後退する直前に型枠１１を下型１２に対して相対的に持
ち上げて基材坏土ａ上に空間を作り、この空間に表層坏
土ｂを充填するようにすればよい。
成する場合には、基材充填枠２２と表層坏土タンク３が
後退する直前に型枠１１を下型１２に対して相対的に持
ち上げて基材坏土ａ上に空間を作り、この空間に表層坏
土ｂを充填するようにすればよい。
【００３５】さらに、ラック６１とピニオン５６とのか
み合いによる以外に、表層坏土タンク３の後退行程の始
まりと終わりを検知するセンサとモーターを用いること
により、後退行程においてのみシャフト４０を回転させ
るようにしてもよい。
み合いによる以外に、表層坏土タンク３の後退行程の始
まりと終わりを検知するセンサとモーターを用いること
により、後退行程においてのみシャフト４０を回転させ
るようにしてもよい。
【００３６】そして、基材充填枠２２と表層坏土タンク
３の後退行程が完了した直後に、図示しない上型が降下
して坏土ａ、ｂが圧縮成形される。
３の後退行程が完了した直後に、図示しない上型が降下
して坏土ａ、ｂが圧縮成形される。
【図１】本発明の一実施の形態の斜視図である。
【図２】その要部の分解斜視図である。
【図３】その拡大断面図である。
【図４】その前進行程の断面図である。
【図５】その後退行程の断面図である。
【図６】後退行程の要部の拡大断面図である。
１：油圧プレス
３：表層坏土タンク
１０：フレーム
１１：型枠
２２：基材充填枠
３１：タンク主体
４０：シャフト
４１：窪み
４４：弾性板
５６：ピニオン
５７：一方向クラッチ
６１：ラック
６４：均し具
ａ：基材坏土
ｂ：表層坏土
ｃ：キャビテイ
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B28B 3/02
B28B 13/02
B01J 4/00
Claims (3)
- 【請求項１】 プレスの型枠上を前進後退して中に収容
した基材となる坏土をキャビティ内に落とし込む基材充
填枠の前端に、該基材充填枠の後退工程においてのみ表
層となる坏土を落下させる表層坏土タンクを取り付けた
２層タイルの成形装置であって、 前記表層坏土タンクが、下面に開口が形成されたタンク
主体と、該タンク主体に固定されて前記開口の下方へ垂
下する前後２枚の弾性板と、該２枚の弾性板の互いに対
向する対向面に外周面が弾接して前記後退工程において
のみ回転する該外周面に多数の窪みが形成されたシャフ
トと、で構成され、 前記表層坏土タンクには、後退工程において前記基材と
なる坏土上に前記窪みより不均一に落下した前記表層と
なる坏土を、該基材上に押して広げるゴム板製の均し具
が取り付けられていることを特徴とする２層タイルの成
形装置。 - 【請求項２】 前記シャフトが、フレームに固定された
ラックにかみ合うピニオンにより一方向クラッチを介し
て駆動されるようになっていることを特徴とする請求項
１記載の２層タイルの成形装置。 - 【請求項３】 前記シャフトが、前記表層坏土タンクの
後退工程の始まりと終わりを検知するセンサの検知信号
により回転と停止が制御されるモーターにより駆動され
るようになっていることを特徴とする請求項１記載の２
層タイルの成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00641399A JP3529650B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | ２層タイルの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00641399A JP3529650B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | ２層タイルの成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000202816A JP2000202816A (ja) | 2000-07-25 |
| JP3529650B2 true JP3529650B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=11637693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00641399A Expired - Lifetime JP3529650B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | ２層タイルの成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3529650B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105881712A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-08-24 | 北京隆翔环保科技有限公司 | 一种高强度固废料模振成型机 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| ES2718257B2 (es) * | 2017-12-28 | 2020-11-27 | Macer S L | Dispositivo de suministro de al menos una sustancia pulverulenta, particularmente para prensas de conformación de piezas cerámicas |
-
1999
- 1999-01-13 JP JP00641399A patent/JP3529650B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105881712A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-08-24 | 北京隆翔环保科技有限公司 | 一种高强度固废料模振成型机 |
| CN105881712B (zh) * | 2016-06-21 | 2018-02-09 | 北京隆翔环保科技有限公司 | 一种高强度固废料模振成型机 |
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|---|---|
| JP2000202816A (ja) | 2000-07-25 |
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