JP3528134B2 - 含水ポリマ押出装置およびこれを用いた押出方法 - Google Patents
含水ポリマ押出装置およびこれを用いた押出方法Info
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Description
出機に供給し、低含水ポリマとして押出す含水ポリマ押
出装置およびこれを用いた押出方法に関する。
多量に含んだポリマを押出機に供給して押出す法方につ
いて図4により説明すると、1は押出装置で、フイード
口2を設けたフィードバレル3と、同フィードバレル3
の下流にあって前記フイード口2より供給された高含水
ポリマから水を排出する排出口4を設けた脱水バレル5
と、同脱水バレル5の下流にあり、脱水バレル5で脱水
仕切れなかった水分および揮発分等を抜くためのベント
口6を設けたベントバレル7と、複数の標準バレル8と
を一体的に連結したバレル9に前記フイード口2付近は
ねじリードが大きく、かつ排出口4とベント口6の間に
は上流から送られてくる材料に抵抗を与え、材料から水
を搾り出すためのニーデングデスク10およびベンチレ
イションをより効果的にするため材料を圧縮するための
逆リードを設けたスクリュエレメント11を設けた互い
に噛合う2軸スクリュ12が回転自在に挿入されてい
る。
給された高含水ポリマはスクリュ12の回転による剪断
熱および図示してないバレル9の外周面に設けた加熱装
置からの熱により溶融されながら前方(図中左方向)へ
送られるとともに、脱水バレル5で脱水され、ベント口
6からは排出口4で脱水しきれなかった水分および余分
な揮発分などが抜かれ、最終的には乾燥したポリマとし
て吐出口13から押出される。
の中には、例へば、10〜20%程度の水分を残さなけ
ればならないPTFE等の材料もあり、前述のような高
含水ポリマから乾燥したポリマにする従来装置ではPT
FE等は脱水過剰となってPTFEが繊維化してしま
い、所望のポリマが得られなかった。
装置のベント口6およびニーディングディスク10の個
数を減らしたニーデングデスク10aを有するタイプ
(Bダイプという)と、図6で示すような従来装置のベ
ント口6およびニーディングディスク10を抜くととも
に、逆リードを設けたスクリュエレメント13を設けた
タイプ(Cタイプという)およびニーディングディスク
や逆リードを設けたスクリュエレメントのない、いわゆ
るフルフライトスクリュタイプ(Dタイプという)によ
る水分率70%PTFEの脱水テストの結果を
水ポリマを水分率10〜20%程度残すため前述の表1
に示す脱水テストの結果種々検討し、下記のような結論
に達した。
率を調整することができず、含水率はスクリュの形状で
決定してしまうこと、およびベント口等を有するバレル
も脱水のし過ぎであること。そして、A−3の場合、水
分率15%であるがスクリュ回転数が低すぎ材料の供給
が不安定であり、50rpm以下は無理と思われるこ
と。また、スクリュ形状はニーディングディスクや逆リ
ードを設けたスクリュエレメントのないフルフライトス
クリュ(Dタイプ)が良いという結論である。
し、低含水ポリマとして押出す含水ポリマ押出装置およ
びこれを用いた押出方法を提供するこを目的とする。
め本発明は高含水ポリマを2軸押出機に供給し、低含水
ポリマとして押出す含水ポリマ押出装置において、高含
水ポリマを受け入れるフィードバレルと、同フィードバ
レル3の下流にあって前記フィードバレルで受け入れた
高含水ポリマから脱水した水を排出するスリット等の排
出口を有する少なくとも1個の脱水バレルを有する複数
個の分割バレルを一体的に連結したバレルと、全体がフ
ルフライトスクリュで、前記脱水バレルより下流側のね
じピッチは上流側のそれより小さい同方向回転或いは異
方向回転の2軸スクリュと、スクリュ先端の吐出口は材
料の通過断面積が絞率56%以上で可変にできる絞りを
有する口金を有して成る含水ポリマ押出装置とした。
含水ポリマを低含水ポリマとして押出す含水ポリマ押出
方法とした。
く、しかも押出装置の先端の口金により材料の通過する
断面積を材料が強い圧縮を受けない程度に種々選択する
ことが出来るので、材料は所望の水分量のポリマを吐出
することができる。
り説明する。20はバレルで、材料供給口21を設けた
フィードバレル22と、前記材料供給口21から供給さ
れた高含水ポリマから排出された水を排出する軸方向に
複数個設けたスリット状の排出口23を設けた脱水バレ
ル24と、標準バレル25を複数個直列にボルト26に
より連結させて構成されている。
23は軸方向に複数個設けたスリット状としたがこれに
限らず例へば篩のような小さな穴を設けたものでもよ
く、要は材料が流出せずに水だけを排出する構成であれ
ば良い。
フライトスクリュ27が回転自在に装着されている。同
スクリュ27は脱水バレル24の下流では、それより上
流のねじリードより小さいねじリードのスクリュエレメ
ント28となっていて、上流(材料供給口側)から送ら
れてくる水分を多量に含んだポリマに対し適当な圧力を
与え、水分を搾り出すようにしている。
り、その材料の通過路30の断面積は通過する材料に種
々の圧力が与えられるように材料の通過路30を有する
部材29aを種々の断面積をもつ部材を準備しておき口
金29に適時交換できるようにして可変とすることがで
きるようになっている。
0を有する部材29aを種々の断面積をもつ部材を準備
しておき口金29に適時交換できるようにした例を説明
したが、もちろんこれに限らず図3で示すようにねじ4
0等により駒41を押引きして通路42の断面積を調整
することができる。
吐出口の材料通過路の断面積を絞りを種々変化させる水
分率70%PTFEの脱水テストを行なった結果を
た結果、吐出される含水ポリマの水分率は種々異なり、
仮に、フルフライトスクリであってもテスト4のように
吐出口の材料通過路の断面積を絞り過ぎても含水率は落
ちてしまうことが分かった。結局強力な圧縮抵抗を発生
させるようなニーディングディスクや逆リードを設けた
スクリュエレメントおよび吐出口の材料通過路の断面積
を絞り過ぎるような口金を設けることなく、例へば、フ
ルフライトスクリュのねじリードのみを変化させたり、
吐出口の材料通過路の断面積を絞率56%以上で変化さ
せることにより小さい抵抗を発生させようにすると良い
ということが分かった。
スクリュのスクリュエレメントねじリードを種々変化さ
せるとともに、口金の通過路の断面積を可変とすること
により、或いはスクリュ回転数を変化させることにより
ポリマの含有水分を自在に調整できる。
ィングディスクの枚数を減らしたタイプのスクリュを用
いた装置(Bタイプ)の図。
ともに、逆リードのスクリュエレメントを設けたタイプ
のスクリュを用いた装置(Cタイプ)の図。
Claims (2)
- 【請求項1】 高含水ポリマを2軸押出機に供給し、低
含水ポリマとして押出す含水ポリマ押出装置において、
高含水ポリマを受け入れるフィードバレルと、前記フィ
ードバレルの下流にあって同フィードバレルで受け入れ
た高含水ポリマから脱水した水を排出するスリット等の
排出口を有する少なくとも1個の脱水バレルを有する複
数個の分割バレルを一体的に連結したバレルと、全体が
フルフライトスクリュで、前記脱水バレルより下流側の
ねじピッチは上流側のそれより小さい同方向回転或いは
異方向回転の2軸スクリュと、スクリュ先端の吐出口は
材料の通過断面積が絞率56%以上で可変にできる絞り
を有する口金を有して成る含水ポリマ押出装置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の押出装置を用い、高
含水ポリマを低含水ポリマとして押出す含水ポリマ押出
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14708894A JP3528134B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 含水ポリマ押出装置およびこれを用いた押出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14708894A JP3528134B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 含水ポリマ押出装置およびこれを用いた押出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108430A JPH08108430A (ja) | 1996-04-30 |
JP3528134B2 true JP3528134B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=15422204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14708894A Expired - Fee Related JP3528134B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 含水ポリマ押出装置およびこれを用いた押出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528134B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3868757B2 (ja) | 2001-04-25 | 2007-01-17 | 株式会社神戸製鋼所 | ゴム系組成物の混練装置および混練方法 |
EP3900910A4 (en) * | 2019-11-25 | 2022-03-16 | LG Chem, Ltd. | EXTRUDING DEVICE |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP14708894A patent/JP3528134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08108430A (ja) | 1996-04-30 |
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