JP3527529B2 - 保冷眼帯 - Google Patents

保冷眼帯

Info

Publication number
JP3527529B2
JP3527529B2 JP03635894A JP3635894A JP3527529B2 JP 3527529 B2 JP3527529 B2 JP 3527529B2 JP 03635894 A JP03635894 A JP 03635894A JP 3635894 A JP3635894 A JP 3635894A JP 3527529 B2 JP3527529 B2 JP 3527529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold
eye patch
bag body
eye
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03635894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07222766A (ja
Inventor
保彦 小礒
喜基 松本
正幸 藤沢
功 長津
守 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Pionics Ltd
Original Assignee
Japan Pionics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Pionics Ltd filed Critical Japan Pionics Ltd
Priority to JP03635894A priority Critical patent/JP3527529B2/ja
Publication of JPH07222766A publication Critical patent/JPH07222766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3527529B2 publication Critical patent/JP3527529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保冷眼帯に関し、さらに
詳細には、20〜28℃のような適冷温度を長時間維持
するとともに優れた感触を有し、20℃以下のような低
温雰囲気下で保存することにより、繰り返し使用が可能
で、しかも快適かつ安全性の高い保冷眼帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼部の疾患、傷、充血疲労などに
対し、眼部を冷やす目的で氷のう、冷水、蓄熱性を有す
る不凍液または高分子系の保冷剤などを封入した冷却
袋、眼帯などが一般的に使用されている。また、布など
に水や揮発性の薬剤を含浸させた冷湿布なども広く用い
られている。そして、これらの目的に使用する場合の適
切な冷却温度は、通常は20〜28℃程度とされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、氷のう
は上記のような目的で眼部を冷却するには温度が低過ぎ
るばかりでなく、氷が溶けてしまうとその都度入れ換え
る必要があるので、常に氷を準備しておく必要がある。
また、水や不凍液または高分子系の保冷剤などを封入し
た冷却袋では顕熱のみの利用で熱容量が小さいため、短
時間で体温近辺まで温度が上昇するので冷却持続時間が
短いという欠点がある。さらに、水や揮発性の薬剤など
を含浸させた冷湿布では水の蒸発や薬剤の揮散によって
やはり短時間で冷却効果が失われるため、これらを頻繁
に交換しなければならないという不都合さがある。
【0004】本発明者らはこれらの課題に対処し、前記
のような保冷目的に対して適切とされる20〜28℃程
度の保冷温度を長時間維持し、優れた感触と冷却感を備
えた保冷眼帯を得るべく研究を重ねた結果、無機塩類の
水への溶解時の吸熱性を利用することによって眼部の保
冷に最適の温度が得られることを見いだし、本発明に到
達した。すなわち本発明は、眼部全体を覆う帯状の袋体
であって非透水性フィルムを用いた袋体と、該袋体に接
して設けられた装着部材であって袋体の眼部への固定用
の装着部材とを備えてなり、前記袋体の内部には水への
溶解時に吸熱を生ずる(1) 燐酸ナトリウム塩類またはそ
の水和物と、 (2) 燐酸アンモニウムナトリウム塩類また
は燐酸アンモニウム塩類、またはこれらの水和物から選
ばれる少なくとも1種と、(3)水とが混合されてなる保
冷剤が充填されたことを特徴とする保冷眼帯である。本
発明の保冷眼帯は、基本的には眼部に固定するための装
着部材を備えた帯状の袋体及びこの袋体の内部に充填さ
れた保冷剤とによって形成される。
【0005】保冷剤が充填される帯状の袋体は、顔面の
両眼部を覆うことができさへすればその大きさ、形状に
は特に制限はないが、通常知られている保護眼帯あるい
は眼鏡などの大きさおよび形状であればよく、帯状の長
方形を基本とし、角部に丸みをもたせたもの、楕円形状
のもの、またはこれらの中央部(鼻部)の巾を絞ったも
のなど種々の形状が挙げらる。また、使用目的や好みな
どに応じ、帯状の袋体の片眼または両眼の相当部位に透
視窓を設け、いわゆる眼鏡状としたものであってもよ
い。この場合には、透視窓が貫通孔であってもよく、ま
た、無色あるいはサングラスなどのように好みの色に着
色または紫外線吸収処理などが施された透明材料を使用
した窓としてもよい。
【0006】袋体には非透水性フィルムが用いられる
が、通常は、使用時や運搬などの取扱時に破損したりす
ることのない強度を有する合成樹脂フィルムなどが用い
られ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリイソシアネートなどの合成樹脂フィルムおよび
これらの複合フィルムであり、強度、柔軟性、加工性お
よび価格面などからポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエ
チレン、ポリプロピレンおよびこれらの複合フィルムな
どが好ましい。
【0007】また、所望により、眼帯の装着時により優
れたソフト感をもたせ、疲労回復効果を高めるなどの目
的で、帯状の袋体の少なくとも接眼側の面をガーゼなど
の織布、不織布、繊維を植毛した植毛布などで被覆した
ような形態とすることもできる。
【0008】本発明において、帯状の袋体には装着部材
が設けられるが、袋体を眼部に確実に固定するこができ
さへすればその種類、形状には特に制限はなく、例え
ば、袋体の両端に後頭部にわたる各種の締め紐、装着バ
ンド、あるいは耳部で保持しうる掛け紐、バンド、眼鏡
における掛け縁などを接続したもの、あるいは帯状の袋
体を保持し得る布や網状などの保持部に締め紐、バンド
などを接続したものなどである。前者では帯状の袋体を
構成するフィルムを両端からそのまま、または適宜巾を
狭めて紐状に延長し、これを装着部材とする方法、袋体
の両端に合成樹脂フィルム、ゴム、布などの締め紐、バ
ンド、眼鏡における掛け縁などを接着、接続リング、鳩
目、鋲などによって接続する方法などがある。また、後
者では伝熱効率が低下しない程度の薄い布または網状物
からなるポケット状など袋体の保持部に合成樹脂フィル
ム、ゴム、布などの締め紐、バンド、掛け縁などを接
着、または、接続リング、鳩目、鋲などを接続して装着
部材とする方法などがある。これらの装着部材は保冷剤
を充填した袋の形態、使用目的などに応じて任意に選択
することができる。
【0009】本発明において、非透水性フィルムを用い
た帯状の袋体には水への溶解時に吸熱を生ずる無機塩類
と水が混合された保冷剤が充填される。無機塩類は水に
溶解してゆく際に吸熱を生ずるものであり、(1) 燐酸ナ
トリウム塩類またはその水和物と、 (2) 燐酸アンモニウ
ムナトリウム塩類または燐酸アンモニウム塩類、または
これらの水和物から選ばれる少なくとも1種である。
【0010】燐酸ナトリウム塩類としては、例えば燐酸
水素2ナトリウム、燐酸2水素ナトリウム、燐酸3ナト
リウムおよびこれらの水和物などが挙げられる。また、
燐酸アンモニウムナトリウム塩類または燐酸アンモニウ
ム塩類としては、例えば燐酸水素アンモニウムナトリウ
ム、燐酸水素2アンモニウム、燐酸2水素アンモニウ
ム、燐酸3アンモニウムおよびこれらの水和物などが挙
げられる。これらは燐酸ナトリウム塩類の少なくとも1
種と、燐酸アンモニウムナトリウム塩類または燐酸アン
モニウム塩類の少なくとも1種とを併用した形で用いら
れる。
【0011】保冷剤の調製方法としては、通常は、上記
のような燐酸ナトリウム塩類および燐酸水素アンモニウ
ムナトリウムまたは燐酸アンモニウム塩類などの無機塩
類自体を水と混合するか、あるいはこれらを加温溶解
後、再度結晶を析出させることによって調製することが
できるが、通常は前者の方法が用いられる。また、水中
で反応してこれらの塩類を生成する酸、アルカリおよび
他の塩類などを混合したものを、保冷剤とすることもで
きる。
【0012】燐酸塩類以外の無機塩類としては、例えば
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム
カリウム、炭酸クロムナトリウム、炭酸スカンジウムナ
トリウム、炭酸セリウムナトリウム、硫酸ナトリウムお
よびこれらの水和物などがあり、これらは単独で用いて
もよいが、結晶析出量および溶解温度を調節するなどの
目的で必要に応じて上記の燐酸塩類と併用することが好
ましい。
【0013】本発明において、これらの無機塩類に水が
混合されて保冷剤とされ、帯状の袋体に充填されて眼帯
となるが、室温の比較的低い領域、例えば10〜25℃
のような温度で結晶が析出し、眼帯の使用時には体温に
より温度が上昇する領域、例えば20〜28℃のような
温度で析出した結晶が吸熱を生じながら溶解しうるよう
に塩類の濃度、混合割合が適宜定められる。このような
条件を満たしうるものであれば、保冷剤中の無機塩類の
濃度には特に制限はないが、水溶液として存在するもの
と結晶となって析出するものを合わせ、無水物換算で通
常は、冷熱剤総重量の5〜60重量%、好ましくは15
〜35重量%である。塩類の重量が5重量%よりも小さ
くなると室温で放冷しても再結晶化し難くなる恐れがあ
り、一方、60重量%よりも大きくなると結晶の量が多
くなり過ぎて塊状化するなどで冷却感が低下する恐れが
生ずる。
【0014】本発明において、結晶の析出を容易にする
目的で保冷剤に結晶核形成剤を添加することが好まし
い。結晶核形成剤としてはリチウム、カリウムまたはア
ルカリ土類金属の燐酸塩、水酸化物およびそれらの水和
物などである。例えば、燐酸2水素カリウム、燐酸水素
2カリウム、燐酸水素カルシウム、燐酸水素ストロンチ
ウム、水酸化ストロンチウム、およびそれらの水和物な
どが特に好ましい。これらの結晶核形成剤はそれぞれ単
独で用いてもよく、また、2種以上を併用してもよい。
結晶核形成剤の量は通常は、冷熱剤の薬剤全体の0.0
1〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%である。
【0015】本発明において、塊状化を防止し、常に細
かい結晶状態を維持させ、ソフト感を得るとともに万一
袋体が破れても人体に薬液が飛散しないよう安全性を高
める目的などで高分子保水剤、増粘剤、高分子凝集剤な
どを結晶の調整剤として添加することができる。高分子
保水剤では、例えばポリアクリル酸、でんぷん−アクリ
ル酸グラフト共重合物、マレイン酸共重合物、ポリビニ
ルアルコール、イソブチレン−マレイン酸共重合物な
ど、増粘剤では、例えばキサンタンガム(多糖類)、カ
ルボキシメチルセルロース、セピオライト粘土など、高
分子凝集剤としては、ポリメタアクリル酸エステル、ポ
リアリルアミン、ポリアクリルアミド、キトサン、ポリ
アクリル酸ソーダ、アクリルアミド−アクリル酸ソーダ
共重合物、ポリアクリルアミド部分加水分解物、ポリエ
チレンオキサイドなどが挙げられる。これらはそれぞれ
単独で用いてもよく、また、2種以上を併用してもよ
い。これらのうちでも、高分子系保水剤および多糖類系
増粘剤が好ましく、前者では例えばサンフレッシュIM
−500D、同ST−500MPS(三洋化成工業
(株)製)、アクアリックCS6S、同6HM((株)
日本触媒製)などのポリアクリル酸系高分子保水剤など
が好ましく、特に、サンフレッシュST−500MP
S、アクアリックCS6Sなどの微粉末状のもの、後者
では例えば、ケルザン(米、ケルコ社製、キサンタンガ
ム)などが好ましい。添加量は、通常は保冷剤全体の
0.01〜3重量%であり、好ましくは0.1〜2重量
%である。
【0016】次に、本発明の保冷眼帯を図面によって例
示し、さらに、具体的に説明する。図1は本発明の保冷
眼帯の一部切欠斜視図であり、図2は接眼部位に透視窓
が設けられた図1とは異なる態様の保冷眼帯の斜視図で
ある。図1において、両眼全体を覆う長方形帯状の袋体
1の内部には無機塩類と水とが混合された保冷剤2が充
填されている。袋体1の両端には装着部材となるリボン
状の締め紐3および3が固着されて、本発明の保冷眼帯
を形成している。
【0017】図2において、中央部の巾が絞られた帯状
の袋体1’の両眼当接部位には貫通孔からなる透視窓4
および4が設けられ、袋体1’の内部には保冷剤2が充
填されている。袋体1’の両端には接続リング5および
5が取り付けられ、接続リング5および5のそれぞれに
は装着部材として、後頭部にわたるバンド3’の端部が
接続されて保冷眼帯を形成している。
【0018】保冷眼帯の使用に備えての保存時には、2
5℃以下、好ましくは10〜20℃のような比較的低温
の雰囲気下におかれる。そして、使用時には保冷眼帯を
装着することにより、眼部が冷却されるが、体温によっ
て保冷剤の結晶が徐々に溶解する一方、それによって吸
熱を生ずるので温度上昇が抑制されて20〜28℃の適
温が維持され、長時間にわたって快適な冷却感が得られ
る。保冷剤が30℃を超えると結晶の大部分が溶解して
冷却感がなくなるが、眼部から取り外してもとの低温雰
囲気下におくことにより、再び多量の結晶が析出するの
で保冷眼帯として繰り返し使用が可能となる。
【0019】なお、本発明は眼部の冷却を目的とするも
のであるが、保冷剤用の塩類は結晶の析出時には放熱を
生ずることから蓄熱性をも有しているので、所望によっ
ては、例えば、40℃程度に加温して結晶を溶解した状
態で人体各部の保温に用いてもよい。
【0020】
【実施例】
実施例1 厚さ100ミクロンで、85×260mmの長方形に裁
断したナイロンとポリエチレンとが積層された無色半透
明の複合フィルム2枚をポリエチレン面を内側にして重
ね合わせ、3辺をそれぞれ5mm巾で熱融着して短辺の
1辺のみを開口させた帯状の袋を準備した。この袋内
に、無水物換算で燐酸水素ナトリウム95g、燐酸水素
2アンモニウム12g、結晶核形成剤として燐酸水素カ
ルシウム2水和物0.3g、燐酸2水素カリウム0.3
g、高分子保水剤としてサンフレッシュST−500M
PS(三洋化成工業(株)製)1.5gを添加し、これ
にイオン交換水を加えて総重量200gとして調製した
保冷剤を充填し、開口部を熱融着により密封した。この
帯状の袋の両端の各々に巾20mm、長さ250mmの
マジックテープを接続して保冷眼帯のサンプルを作成し
た。
【0021】このサンプルを30℃の恒温水槽内に浸漬
して結晶の大部分を一旦溶解させた後、10℃の室内に
一夜放置したところ、微細なスラリー状の結晶が多量に
析出した。次に、雰囲気温度が25℃の室内で、このサ
ンプルを眼部に装着したところ、10℃から25℃に達
するまでに約3時間、28℃に達するまで計5時間と長
時間にわたって快適な温度が維持された。この眼帯を取
外し、10℃の室内に放置して結晶の析出状態を観察し
たところ、再び微細なスラリー状の結晶が多量に析出
し、繰り返して使用できることを確認した。
【0022】比較例1 帯状の袋に実施例1で用いた保冷剤を充填する代わり
に、イオン交換水のみを200g充填した他は、実施例
1と同様にして保冷眼帯のサンプルを作成した。このサ
ンプルを用いて実施例1におけると同様にしてテストを
おこなったところ、約1時間で温度が10℃から25℃
に上昇し、計2時間後には30℃を超えた。
【0023】
【発明の効果】本発明の保冷眼帯は無機塩類の水への溶
解時の吸熱を利用したものであり、眼部の冷却に好適と
される10〜28℃のような温度を長時間維持すること
ができ、しかも、使用後は10〜20℃程度の低温雰囲
気下に放置しておくだけで、再度結晶が析出するので、
繰り返して使用することができる。従って、眼部の疲
労、充血、その他の疾患の回復、日射病の予防などに対
して優れた効果が得られ、その用途は広い。さらに、材
料はいずれも安価で入手し易く、加工も比較的容易で量
産にも適している。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】 保冷眼帯の一部切欠斜視図。
【図2】 図1とは異なる態様の保冷眼帯の斜視図。
【符号の説明】
1 袋体 1’ 袋体 2 保冷剤 3 締め紐 3’ バンド 4 透視窓 5 接続リング
フロントページの続き (72)発明者 高橋 守 神奈川県平塚市田村5181番地 日本パイ オニクス株式会社 平塚研究所内 (56)参考文献 特開 平1−110360(JP,A) 特開 昭62−270679(JP,A) 特開 平3−285985(JP,A) 実開 平5−41521(JP,U) 実開 昭58−120723(JP,U) 実開 平3−126117(JP,U) 実開 平4−60222(JP,U) 実開 平2−143923(JP,U) 実開 平4−18510(JP,U) 実開 平3−64624(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 7/08 - 7/10 C09K 5/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼部全体を覆う帯状の袋体であって非透
    水性フィルムを用いた袋体と、該袋体に接して設けられ
    た装着部材であって袋体の眼部への固定用の装着部材と
    を備えてなり、前記袋体の内部には水への溶解時に吸熱
    を生ずる(1) 燐酸ナトリウム塩類またはその水和物と、
    (2) 燐酸アンモニウムナトリウム塩類または燐酸アンモ
    ニウム塩類、またはこれらの水和物から選ばれる少なく
    とも1種と、(3)水とが混合されてなる保冷剤が充填さ
    れたことを特徴とする保冷眼帯。
  2. 【請求項2】 帯状の袋体の片眼または両眼の相当部位
    に透視窓が設けられた請求項1に記載の保冷眼帯。
  3. 【請求項3】 非透水性フィルムがポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニ
    ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリイソシアネートまたはこ
    れらの複合フィルムである請求項1に記載の保冷眼帯。
  4. 【請求項4】 装着部材が帯状の袋体の両端に接続され
    た締め紐または後頭部にわたるバンドである請求項1に
    記載の保冷眼帯。
  5. 【請求項5】 保冷剤中の無機塩類の量が、無水物換算
    で5〜60重量%である請求項1に記載の保冷眼帯。
  6. 【請求項6】 保冷剤に結晶核形成剤としてリチウム、
    カリウムまたはアルカリ土類金属のそれぞれの燐酸塩、
    水酸化物およびそれらの水和物から選ばれる少なくとも
    1種が添加された請求項1に記載の保冷眼帯。
  7. 【請求項7】 保冷剤に、高分子保水剤、増粘剤または
    高分子凝集剤から選ばれる少なくとも1種が添加された
    請求項1に記載の保冷眼帯。
JP03635894A 1994-02-10 1994-02-10 保冷眼帯 Expired - Fee Related JP3527529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03635894A JP3527529B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 保冷眼帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03635894A JP3527529B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 保冷眼帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07222766A JPH07222766A (ja) 1995-08-22
JP3527529B2 true JP3527529B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=12467613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03635894A Expired - Fee Related JP3527529B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 保冷眼帯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3527529B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3621725B2 (ja) * 1994-07-21 2005-02-16 日本パイオニクス株式会社 冷熱剤
JP5054903B2 (ja) * 2005-08-08 2012-10-24 ユニ・チャーム株式会社 加湿用パッド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07222766A (ja) 1995-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2654563T3 (es) Cobertura térmica
US5534020A (en) Instant reusable compress
US5552075A (en) Compositions for thermal energy storage or thermal energy generation
JP4612643B2 (ja) 多数の個別の熱セルを有する熱パック
WO2001039705A1 (en) Cooling pad
US5429762A (en) Cooling agent
JP2001212167A (ja) 発熱袋
JP3527529B2 (ja) 保冷眼帯
US11931289B2 (en) Universal wrap for securing a thermal pack
US4253464A (en) Method and device for contributing to the obviating of male infertility
US11650017B2 (en) Duplex thermal transfer pack
US20230248085A1 (en) Heat Transfer Vest with Hook and Loop Securement
JP3621725B2 (ja) 冷熱剤
JP3466710B2 (ja) 冷却枕
US6007504A (en) Mouldable product
CN213076213U (zh) 一种具有冷暖双面的乳胶眼罩
EP1245207B1 (en) Reusable heat pack
JP3282069B2 (ja) 温冷湿布具
JPH11253477A (ja) 使い捨てカイロ
JP3516975B2 (ja) 冷暖両用蓄熱袋
JPH0748565A (ja) 冷熱剤
CN213607407U (zh) 儿童防护眼罩
CN209075117U (zh) 一种长效持久热敷腰带
CN112842681A (zh) 一种无需冷源、制冷迅速的医用冰袋
JP2000288010A (ja) 冷却具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040220

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees