JP3526587B2 - 生命体の治癒力向上装置 - Google Patents

生命体の治癒力向上装置

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JP3526587B2 JP30247992A JP30247992A JP3526587B2 JP 3526587 B2 JP3526587 B2 JP 3526587B2 JP 30247992 A JP30247992 A JP 30247992A JP 30247992 A JP30247992 A JP 30247992A JP 3526587 B2 JP3526587 B2 JP 3526587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【産業上の利用分野】
【0003】本願発明は、医療又は健康増進に使用され
る生命体の治癒力向上装置に関するものである。
【従来の技術】
【0004】最近では生命体に対する薬や医療による治
療の前提として、生命体本来の自然な治癒力自体を強
化、向上させる治癒力向上方法が色々と考えられてい
る。
【0005】薬や医療の療法では、なかなか治りにくい
疾病でも、生命体本来の治癒力自体が強ければ治ること
が多い。逆に、同治癒力そのものが弱ければ、薬や医療
の療法だけではなかなか治り難い。つまり、生命体の治
癒力そのものが強ければ、少量の薬や適度の医療の療法
でも病気に対して高い治癒効果を上げることができる。
その理由は身体の元気な時(体調が優れている時)、即
ち、生命体の新陳代謝の旺盛な時は、そうでない時に比
べて疾病の快方が著しく早い事からも十分に裏付けられ
る。
【0006】したがって、人体等生命体の治癒力自体を
任意に向上させることが出来得るならば、疾病の全快も
可能となるケースが増えることが予想される。
【0007】ところで、本願発明者の種々の実験・検証
の結果、上記のような治癒力の増進は、次の(1)およ
び(2)に示すような方法で可能となることが明らかと
なった。
【0008】(1) 生命体の患部又は患部に関連する
部分に所定量の酸素および空気を吹き付ける。この時、
気体分子が皮膚に接触することで、接触帯電による電場
が形成される。この電場が生体内(主に血液中)のイオ
ンに働いて生理作用が活発となり、新陳代謝が良くなっ
て、治癒力が向上する。
【0009】(2) 生命体の患部又は患部に関連する
部分に赤外線を照射して温熱療法を施す。温熱療法の人
体生理作用に適切な療法は、人体の体温より例えば6度
〜14度程度低い温熱療法が良好であり、この温度より
高ければ、皮膚に炎症をきたす。他方、この温度より低
ければ、冷感による不快感を与える。そこで上記温度コ
ントロールの容易な赤外線を照射することにより、人体
に適切なる療法の温度を与えて温熱療法を施すと、生体
内の血行をよくすることができ、生体組織・細胞への栄
養成分の供給と生体組織・細胞から出される老廃物の処
理とを活発に行える。その結果、治癒力が向上する。
【0010】そこで、本願発明者は、上記知見に基き、
先に特願平4−200413号をもって、生命体の患部
など所要部に対して空気と酸素の混合気体を吹き付ける
と同時に赤外線を照射することによって皮膚ガン等の原
因にならず、かつ生体の自然治癒力を促進して病気を治
癒し、又健康を増進する生命体の治癒力向上装置を提案
した。
【0011】酸素は生体分子を構成する重要な元素の一
つであり、同時に生体組織・細胞のエネルギー源でもあ
る。すなわち、肺呼吸によって、血液中に酸素を溶存さ
せ、生体細胞にこの酸素をとりこんで、ミトコンドリア
内でATP(アデノシン三リン酸)をつくる。ATPは
細胞の活動力であり、生体細胞に旺盛な新陳代謝をもた
らす。こうした生体細胞内への酸素のとりこみは、肺の
外に平均人の人体において1.5m2の表面積をもつ皮
膚においてもみられる。すなわち、外呼吸の一つである
皮膚呼吸がそれである。従って、上記肺呼吸に加えて更
に皮膚呼吸を活発に行わせると、生体細胞の新陳代謝が
より旺盛となる。上記酸素の供給は患部付近に適度な酸
素濃度をつくりだし、空気の送風力によって経皮的酸素
呼吸作用を高める。その一方で酸素および空気の気体分
子が皮膚に接触することで、接触帯電による電場が形成
され、これが生体細胞内外のイオンに働き生理作用が活
発になる。
【0012】一方、赤外線は0.76μmから1mm以
上の波長をもち、可視光線や紫外線と比べると波長が長
いため、生体組織に吸収されやすく生体分子の運動が活
発となって、それが体内熱としてあらわれ、生体組織の
温度を上昇させる。従って、上記のように赤外線を人体
にあてると、その温熱作用を活発にし、新陳代謝が旺盛
になるので治癒力が高まる。
【0013】したがって、上記のように酸素および空気
の送風効果と赤外線照射効果の両効果を相乗させると、
より効果的に生命体の治癒力が向上するようになる訳で
ある。
【発明が解決しようとする課題】
【0014】上記出願発明の構成によると、赤外線照射
によって、抹消血管を拡張させて血流をよくし、消化管
粘膜から吸収された栄養成分や肺呼吸でとりこまれた酸
素を生体細胞に十分に供給するようにすることができる
一方、生体組織・細胞から出される老廃物を当該良好な
血行を作用を利用して、やがては腎・尿路系から効果的
に排泄させることができる。また生体組織からでる老廃
物には痛みの原因となっている発痛物質も含まれ、これ
を良好な体液循環によって除去することができる。
【0015】しかし、他面、そのように生体組織細胞に
エネルギー源を与え、かつ新陳代謝を旺盛にすることを
目的として体液循環をどれほど活発にしたとしても、生
体組織・細胞が生きていくための環境(細胞を取り巻く
環境)が悪ければ、正常な細胞機能を維持していくこと
はできない問題が残される。
【0016】本来、生命体の生体組織・細胞は、その内
外を電解質液によってみたされ、生命維持に必要な所定
のPH(ペーハー)値7.4に保たれている。この電解
質液による細胞環境は、生体の恒常性によってつくられ
ているが、同環境が大きく崩れているときは、生体自ら
が修正することは困難である。そこで何らかの方法によ
って、この細胞外液の電解質をNa(+),Cl
(−),Ca2(+),HCO3(−)優位に、細胞内液
の電解質をK(+),Mg2(+),リン酸優位にし、
血液PH値を7.4に保たせることが必要である。この
ように細胞をとりまく電解質液をバランスのとれたイオ
ンと濃度にすることは、特に細胞内でつくられた生体細
胞が活動するためのエネルギー源の一つであるATP
(アデノシン三リン酸)が有効に利用されるうえでも重
要である。
【課題を解決するための手段】
【0017】本願の請求項1〜3各項記載の発明は、そ
れぞれ上記の課題を解決することを目的としてなされた
ものであって各々次のように構成されている。
【0018】(1) 請求項1記載の発明の生命体の治
癒力向上装置の構成 本発明の生命体の治癒力向上装置は、酸素供給手段を有
し、生命体の患部又は患部に関連する部分に対して酸素
を含む空気を吹き付ける空気吹き付け手段と、上記生命
体の患部又は患部に関連する部分に対して赤外線を照射
する赤外線照射手段と、上記生命体の患部又は患部に関
連する部分に静電エネルギーを供給する静電エネルギー
供給手段とを備えてなる生命体の治癒力向上装置におい
て、上記静電エネルギー供給手段は、上記空気吹き付け
手段の酸素混合気吹き出し通路下流の酸素混合気吹き出
し用開口部内に、周方向に酸素混合気吹き出し通路内周
面と所定のクリアランスを保って設けられた放電電極に
より構成されていることを特徴とするものである。
【0019】(2) 請求項2記載の発明の生命体の治
癒力向上装置の構成 本発明の生命体の治癒力向上装置は、上記請求項1記載
の発明の構成を基本とし、上記静電エネルギー供給手段
のアース側回路には、所定の放電ギャップを有する自然
放電回路を設けたことを特徴とするものである。
【0020】(3) 請求項3記載の発明の生命体の治
癒力向上装置の構成 本発明の生命体の治癒力向上装置は、上記請求項1記載
の発明の構成を基本とし、同構成における静電エネルギ
ー供給手段のアース側回路に、抵抗網よりなる浮遊電荷
収集回路を設けたことを特徴とするものである。
【作用】
【0021】本願の請求項1〜3各項記載の発明は、そ
れぞれ上記のように構成されている結果、当該各構成に
対応して各々次のように作用する。
【0022】(1) 請求項1記載の発明の生命体の治
癒力向上装置の作用 本発明の生命体の治癒力向上装置では、上述のように、
酸素供給手段を有し、生命体の患部又は患部に関連する
部分に対して酸素を含む空気を吹き付ける空気吹き付け
手段と、上記生命体の患部又は患部に関連する部分に対
して赤外線を照射する赤外線照射手段と、上記生命体の
患部又は患部に関連する部分に静電エネルギーを供給す
る静電エネルギー供給手段とを備えてなる生命体の治癒
力向上装置において、上記静電エネルギー供給手段は、
上記空気吹き付け手段の酸素混合気吹き出し通路下流の
酸素混合気吹き出し用開口部内に、周方向に酸素混合気
吹き出し通路内周面と所定のクリアランスを保って設け
られた放電電極により構成されている。
【0023】今、例えば後述の実施例に示されるよう
に、100Vの商用交流を電源とし、トランスを介した
二次側回路に3000Vの高圧直流電流を生じさせて上
記静電エネルギー供給手段の電極部から20cm〜60
cmの空間中に20V〜100Vの静電界の静電エネル
ギー(イオン電界)を人体に与えると、放出電荷が、そ
の生体細胞の細胞膜に働きかけて、同細胞内外でのイオ
ンの分極を容易にする。その結果、細胞外液中のNa
(+)濃度は上昇し、K(+)濃度は減少する。一方、
細胞内液中のNa(+)濃度は減少し、K(+)濃度は
上昇する。また細胞外液のPH(ペーハー)値は、K
(+)の細胞内への移動によって、アルカリ側へむか
い、上記生体組織細胞の生命維持に最適なPH値7.4
を保持するようになる。
【0024】一般に人体が健康であるためには、少なく
とも次の3つの要素が必要である。すなわち、先ず第1
には生命体として活動するための食物等による栄養素、
次に第2には同栄養素を摂取し、老廃物を排泄するため
の通路、すなわち消化管、さらに第3には人体をとりま
く環境である。一方、人体をミクロ的にとらえたとき、
人体は膨大な数の生体細胞の集団であり、人体が健康で
あるとは、すなわち、この生体細胞が正常に機能してい
る状態であると言える。従って、生体細胞もまた、1)
栄養成分(エネルギー源)、2)栄養成分を取り込み老
廃物を排泄する通路、すなわち、血管系、3)細胞をと
りまく環境の3つが備わって、はじめて正常であるとい
うことがいえる。そして、生体細胞が活動するための上
記エネルギー源としては糖質・蛋白質・脂質といった三
大栄養素以外に、酸素を利用して得られるATP(アデ
ノシン三リン酸)が必要である。酸素の供給は当然肺呼
吸が主体になるが、一方、平均人の人体において1.5
2の体表面積を有する皮膚呼吸も又重要である。
【0025】そこで、上述の如く、酸素供給手段を有
し、生命体の患部又は患部に関連する部分に対して酸素
を含む空気を吹き付ける空気吹き付け手段を設けて、人
体の皮膚に対して直接酸素を含む空気を吹き付けるよう
にすると、該細胞のエネルギーATP生産にとって有効
となる。また、生体細胞に栄養成分をとりこませ、細胞
からでる老廃物を処理するには血液の循環が可能な限り
良好でなければならない。
【0026】そこで、また上記の如く、生命体の患部又
は患部に関連する部分に対して赤外線を照射する赤外線
照射手段を設けて、人体に赤外線を照射することによっ
て、抹消血管を拡張させて血流を良くし、消化管粘膜か
ら吸収された栄養成分や肺呼吸でとりこまれた酸素を生
体細胞に十分供給し、一方、生体組織・細胞から出され
る老廃物を良好な血行を介して、やがて腎・尿路系から
効果的に排泄させるようにする。また同時に生体組織か
らでる老廃物には痛みの原因となっている発痛物質も含
まれているので、これをも上記良好な体液循環によって
除去することができるようになる。
【0027】しかし、上述したように生体組織細胞に、
エネルギー源を与え、新陳代謝を旺盛にするために体液
循環をどれほど活発にしたとしても、生体組織・細胞が
生きていくための環境が悪ければ、正常な細胞機能を維
持していくことはできない訳である。人の生体組織・細
胞は、その内外を電解質液によってみたされており、生
命維持に必要な所定のPH(ペーハー)値に保たれてい
る。この電解質液による細胞環境は、生体の恒常性によ
ってつくられているが、環境が大きく崩れているとき
は、生体自ら修正することは困難である。
【0028】そこで、上記構成の如く、生命体の患部又
は患部に関連する部分に静電エネルギーを供給する静電
エネルギー供給手段を設けて、当該生体組織・細胞に対
して静電エネルギー、すなわちイオン電界を与えること
によって、細胞外液の電解質をNa(+),Cl
(−),Ca2(+),HCO3(−)優位に、細胞内液
の電解質をK(+),Mg2(+),リン酸優位にし、
血液のPH値を上述のように7.4に保たせると、細胞
をとりまく電解質液をバランスのとれたイオンと濃度と
にすることができ、細胞内でつくられたATP(アデノ
シン三リン酸)が有効に利用されるようになり、細胞機
能が正常となる。その結果、人体等生命体の自然治癒力
が大きく向上するようになる。
【0029】そして、この場合、同効果を向上させるた
めには、上記静電エネルギー、すなわちイオン電界を可
能な限り効率良く発生させることが重要である。
【0030】そのために、本願発明では、上記のよう
に、上記静電エネルギー供給手段を、具体的に上記空気
吹き付け手段の酸素混合気吹き出し通路下流の酸素混合
気吹き出し用開口部内に、周方向に酸素混合気吹き出し
通路内周面と所定のクリアランスを保って設けられた放
電電極により構成し、吹出側最下流の酸素付加空気中
で、同放電電極による周方向に均等な放電を生ぜしめ、
効率良く静電エネルギー、すなわちイオン電界を生ぜし
めるようにしている。
【0031】(2) 請求項2記載の発明の生命体の治
癒力向上装置の作用 本発明の生命体の治癒力向上装置は、上述の如く、上記
請求項1記載の発明の構成における静電エネルギー供給
手段のアース側回路に、さらに所定のギャップを有する
自然放電回路を設けて構成されている。
【0032】上記のように、生命体の患部又は患部に関
連する部分に対して、酸素を含む空気の送風と赤外線の
照射に加え、さらに静電エネルギー、すなわちイオン電
界を与えるようにすると、治癒力向上作用は更に大きく
高められる。
【0033】ところが、十分な静電エネルギー、すなわ
ち有効なイオン電界を発生させるためには、上記静電エ
ネルギー供給手段の電極部に相当な高電圧を印加するこ
とになることから、種々の静電障害が発生する問題を生
じる。この静電障害を防止する一般的な手段は対地アー
スの方法であるが、対地アースを取ると静電エネルギー
のリーク量も増えるので、本発明装置のように静電エネ
ルギーそのものが必要とされる装置の場合には、必ずし
も最適とは言えない。又、アース線の存在により装置の
移動の自在性が無くなり、操作性が悪くなる。
【0034】しかし、上記の如く本発明装置では、対地
アースを取ることなく、アース回路側に所定放電ギャッ
プの自然放電回路を設けて自然放電させるようにしてい
るので、装置内の帯電レベルが上記ギャップ間隔によっ
て決まる所定レベル以上に達すると、自然に放電が始ま
り、自動的に所定値以下の帯電レベルまで低下せしめら
れるようになる。従って、静電障害の問題は生じない。
また、対地アースを取った場合のような電極部の静電エ
ネルギー量低下の問題も生じない。
【0035】(3) 請求項3記載の発明の生命体の治
癒力向上装置の作用 本発明の生命体の治癒力向上装置では、上記請求項1記
載の発明の構成において、そのアース側回路に、抵抗網
よりなる浮遊電荷収集回路を設けて構成されている。
【0036】したがって、上記請求項1記載の発明の作
用に加えて、さらに回路部全体の浮遊電荷を放出するこ
とができる浮遊電荷の放電効果がより高くなり、静電障
害防止機能が向上する。
【0037】また、同時に当該抵抗網の存在により、突
入電流に対する緩和作用が実現されるようになる。
【発明の効果】
【0038】したがって、先ず本願の請求項1記載の発
明の生命体の治癒力向上装置によると、酸素を含む空気
の吹き付け、赤外線の照射、静電エネルギーの付加の3
者の効果を生命体に対して相乗的に有効に作用させるこ
とができ、生命体の治癒力をより一層大きく向上させる
ことが可能となる。
【0039】また、同請求項2、3記載の発明の生命体
の治癒力向上装置によると、静電エネルギーの付加によ
り生命体の治癒力をより一層大きく向上させながら、し
かも静電障害のない高品質の生命体の治癒力向上装置を
提供することができるようになる。
【実施例】
【0040】(1) 第1実施例(請求項1記載の発明
に対応) 次に、図1〜図7は、本願発明の第1実施例に係る生命
体の治癒力向上装置の全体並びに各部の構成を示してい
る。
【0041】先ず図1は、該実施例装置の全体的な構成
を示すもので、同装置は酸素ボンベ収納ユニット部1
と、本体ユニット部2と、照射ユニット部3との3つの
ユニット部から構成されている。
【0042】酸素ボンベ収納ユニット部1は、例えば縦
に長い箱形の収納キャビネットにより構成されていて、
その中に図示のように酸素ボンベ11を立設状態で収納
および取出し可能に収納している。該酸素ボンベ11
は、例えば図に示すように、一般市販タイプのものが使
用されている。そして、この酸素ボンベ11の酸素吐出
口にはエアクリーナ部13に酸素を供給するための酸素
供給管12の一端12aが接続されている。また酸素供
給管12の他端12bは後述する本体ユニット部2に設
けられたエアクリーナ部13の混合気吐出口部16に接
続されている。なお、該酸素供給管12は、例えばビニ
ルホース等可撓性のあるものが採用されている。
【0043】また本体ユニット部2には、下部側に例え
ば静電式のエアクリーナ部13が、上部側には制御装置
14が各々設けられ、又それらの上下方向中間部側方に
は次に述べる照射ユニット部3の収納空間部15が設け
られている。
【0044】エアクリーナ部13は、外気を吸引して清
浄化するとともに、該清浄化した空気に対して前記酸素
ボンベ11から供給された酸素を所定の割合で混合し、
後述する照射ユニット3の先端開口部から人体Mの患部
面mへ空気と酸素の混合気体を吹き付けるためのもので
あり、図2に示すように、下部空間21の一側寄り上部
に該下部空間部21より空間体積の小さい上部空間22
を形成して構成されている。
【0045】そして、該下部空間21の内部にはファン
モータ23および送風ファン24が設置されており、フ
ァンモータ23の回転によって送風ファン24が回転し
て外部空気を吸入し矢印方向に送風する構造となってい
る。また、同下部空間21の前面部には外部空気を吸引
吸入するための吸風口(グリル部)25(図1参照)が
形成され、該吸風口25の背後にはエアフィルター25
a、イオン電界対向電極(−)25b、イオン電界対向
電極(+)25c、イオン電界フィルタ25dよりなる
収塵エレメント250が取り付けられている。さらに、
上記下部空間21の上面部一側寄り位置には、上記吸風
口25から吸入した空気を上記上部空間22の内部に送
風するための送風口部26が形成されている。
【0046】また、上記上部空間22の内部は、空気が
スムーズに流れるように底面を下部空間21の上面部に
形成された上記送風口部26に対して広く開口した四角
錐体状(ホッパー状)の酸素混合部27を形成してい
る。そして、上記酸素ボンベ11に接続された酸素供給
管12の他端12bが該四角錐体状の酸素混合部27の
側壁面部を貫通して内部混合空間に到達されている。さ
らに、同酸素混合部27の上面部には後述する照射ユニ
ット3の先端開口部内の混合気吹き出し部34に空気と
酸素の混合気体を供給するための混合気供給ホース28
の一端28aが接続連通されている。
【0047】また、制御装置部14は、その操作パネル
部表面側に、例えば赤外線ゲージA、赤外線量調節ダイ
アルB、赤外線高度灯C、エアクリーンゲージD、エア
クリーン調節ダイアルE、タイマーゲージF、タイマー
ノブG、イオン高電界表示部H、高電圧周波数表示部
I、イオン電界量(KV)表示部J、イオン電界パネル
K、高電圧レベルゲージL、メインスイッチNなどが各
々設けられている。
【0048】一方、照射ユニット3は、例えば図3〜図
6に示すように、所定の長さを有する断面略方形の有底
筒体30の内側非開口端部31側に内部に反射面を備え
た赤外線ランプ32を着脱可能に取付ける一方、開口側
端部に位置して酸素および空気の混合気吹き出し用のパ
イプ内に球状の静電エネルギー(静電気)放電電極33
を備えさせて構成された混合気等吹き出し部34を配設
して構成されている。
【0049】赤外線ランプ32は、電源コードEL1
介して本体ユニット部2の制御装置部14の電源回路お
よび制御回路部に接続されている。また、混合気等吹き
出し部34は、上記混合気供給ホース28の他端側28
bに対し第1のパイプ37を介して一体的に接続されて
いる第2のパイプ38を利用して形成されている。
【0050】すなわち、先ず上記第1のパイプ37は照
射ユニット3の筒体部上部に固定されており、その基端
側37aには上記混合気供給ホース28の他端28bが
接続連通されている一方、他方、その先端37b側には
第2のパイプ38の基端38a側が接続連通されてい
る。該第2のパイプ38は、図示の如く途中から上下方
向下方にクランク上に折り曲げられ、その先端38a側
開口部を上記照射ユニット3の筒体部開口中央に位置せ
しめらた状態で支持されている。そして、同先端38b
側開口部内には、断面U状の有底パイプ39が支持部材
40により、その外周面部360度方向に第2のパイプ
38の内周面と所定のクリアランスを保った状態で支持
されており、その内奥には静電エネルギー放出用の球状
の放電電極33が設けられている。
【0051】一方、上記制御装置14内には、例えば図
7に示すように、商用交流電源入力Eを直流安定化電源
DCEを介して12(V)の直流電圧DVに変換し、さ
らに該直流電圧DVを3000(V)の直流高電圧HD
Vに昇圧する高電圧発生器TRが設けられている。そし
て、上記照射ユニット3の放電電極33は、高圧電源コ
ードEL2を介して該制御装置14側の高電圧電源端子
に接続されている。従って、以上の構成によれば上記高
圧電源コードEL2を介して上記放電電極33にDC3
000(V)の高電圧(HDV+)が印加されると、同
放電電極33から所定量の静電エネルギーが図1に示す
ように上記人体Mの患部面m方向に向けて放出される。
一方、それと同時に上記有底パイプ39の外周部から
は、上記本体ユニット部2のエアクリーナ部13から混
合気供給ホース28、第1のパイプ37、第2のパイプ
38を介して酸素と空気の混合気が送風ファン24の回
転数に応じた送風力により所定の風圧で吹き出される。
その結果、上記人体Mの患部面mには、該酸素と空気の
混合気体が吹き付けられるとともに静電気(イオン電
界)が与えられ、生命体の新陳代謝増進による次のよう
な治癒力向上作用を得ることができる。
【0052】すなわち人体が健康であるためには、少な
くとも次の3つの要素が必要である。先ず第1には食物
等生命体として活動するための栄養素、次に第2には同
栄養素を摂取し、老廃物を排泄するための通路、すなわ
ち消化管、さらに第3には人体をとりまく環境である。
一方、人体をミクロ的にとらえたとき、人体は膨大な数
の細胞集団であり、人体が健康であるとは、すなわち、
生体細胞が正常に機能することであると言える。従っ
て、生体細胞もまた、1)栄養成分(エネルギー源)、
2)栄養成分を取り込み老廃物を排泄する通路、すなわ
ち、血管系、3)細胞をとりまく環境の3つが完全に備
わって、はじめて正常であるということがいえる。そし
て、生体細胞が活動するための上記エネルギー源として
は糖質・蛋白質・脂質といった三大栄養素以外に更に酸
素を利用して得られるATP(アデノシン三リン酸)が
必要である。この酸素の供給は当然肺呼吸が主体になる
が、一方、平均人の人体において1.5m2の体表面積
を有する皮膚呼吸も又重要である。
【0053】そこで、上記のように先ず皮膚に対して直
接酸素および空気を吹き付けるようにすると、該細胞の
エネルギー源であるATPの生産にとって有効となる。
また、生体細胞に栄養成分をとりこませ、細胞から出る
老廃物を処理するには血液の循環が可能な限り良好でな
ければならない。
【0054】そこで、上記酸素および空気の吹き付けと
同時に赤外線照射によって、抹消血管を拡張させて血流
をよくし、消化管粘膜から吸収された栄養成分や肺およ
び皮膚呼吸でとりこまれた酸素を生体細胞に十分供給
し、一方、生体組織・細胞から出される老廃物を良好な
血行を介して、やがて腎・尿路系から効果的に排泄させ
るようにする。また同時に生体組織から出る老廃物には
痛みの原因となっている発痛物質も含まれているので、
これをも上記良好な体液循環によって除去する。
【0055】しかし、上述のように生体組織細胞に、エ
ネルギー源を与え、新陳代謝を旺盛にするために体液循
環をどれほど活発にしたとしても、生体組織・細胞自体
が生きていくための環境(細胞環境)が悪ければ、正常
な細胞機能を維持していくことはできない。人の生体組
織・細胞は、その内外を電解質液によってみたされてお
り、健康状態では生命維持に最適なPH(ペーハー)値
7.4に保たれている。この電解質液による細胞環境
は、生体の恒常性によってつくられているが、環境が大
きく崩れているときは、生体自ら修正することは困難で
ある。
【0056】そこで上記の如く該生体組織・細胞に対し
てさらに静電エネルギーを与えることによって、細胞外
液の電解質をNa(+),Cl(−),Ca2(+),
HCO3(−)優位に、細胞内液の電解質をK(+),
Mg2(+),リン酸優位にし、血液のPH値を上述の
ように7.4に保たせるようにすると、細胞をとりまく
電解質液をバランスのとれたイオンと濃度とにすること
ができ、細胞内でつくられたATP(アデノシン三リン
酸)が有効に利用されるようになり、細胞機能が正常と
なる。その結果、自然治癒力が更に大きく向上するよう
になる。
【0057】ところで、上記のように、生命体の患部又
は患部に関連する部分に対して、酸素および空気の送風
と赤外線の照射に加え、さらに静電エネルギーを与える
ようにすると、以上に説明したように治癒力向上作用は
更に大きく高められる。
【0058】ところが、十分な静電エネルギーを発生さ
せるためには、上記静電エネルギー供給手段の電極部に
相当な高電圧を印加することになることから、種々の静
電障害が発生する問題を生じる。そこで、本実施例で
は、この静電障害を防止する手段として高電圧発生器T
Rの+端子側を例えば図7に示すように対地アースする
ことにより、該問題を解決している。
【0059】(2) 第2実施例(請求項2記載の発明
に対応) 上記第1実施例のように、生命体の患部又は患部に関連
する部分に対して、酸素および空気の送風と赤外線の照
射に加え、さらに静電エネルギーを与えるようにする
と、以上に説明したように治癒力向上作用は更に大きく
高められることが明らかとなった。
【0060】ところが、上述のように十分な静電エネル
ギーを発生させるためには、上記静電エネルギー供給手
段の電極部に相当な高電圧を印加することになることか
ら、種々の静電障害が発生する問題を生じる。そして、
この静電障害を防止する最も簡単な手段は上記第1実施
例で採用した対地アースの方法であるが、対地アースを
取ると静電エネルギーのリーク量も増えるので、本発明
装置のように本来静電エネルギーそのものが必要とされ
る装置の場合には必ずしも最良の手段とは言い難い。
又、アース線の存在により装置自体の移動の自在性が無
くなり、装置の操作性が悪くなるという若干の問題もあ
る。
【0061】そこで、本実施例の生命体の治癒力向上装
置では、図8に示す如く、上記第1実施例の構成におけ
る高電圧発生器TRの対地アース側回路に所定の放電ギ
ャップを有する放電器50を両端側に抵抗R1,R2を介
して直列接続した自然放電回路を設けて構成されてい
る。
【0062】この放電器50の作用は、図9(パッシェ
ン曲線のイメージ図)のグラフに示す気中放電特性に基
づいている。図9の縦軸は放電開始電圧、横軸は放電距
離と気体圧力(気圧)の積を表している。
【0063】つまり、気圧を固定すれば、放電電極間距
離(放電ギャップ)を狭くするに従い放電しやすくな
り、極小値を過ぎて更に狭くなると逆に放電しにくくな
ることを示している。
【0064】また、放電電極間距離を固定すれば、気圧
を低くすると放電しやすくなり、極小値を過ぎると逆に
放電しにくくなる。従って、適切な放電電極間距離と気
圧値とを設定することにより、所定レベル以上の帯電量
に伴う電圧に対して、適当な気中放電が発生して余分な
電荷を効率よく除去できることになる。そして、該電荷
除去により装置本体回路中の静電気が減少し、静電障害
を効果的に防止できる。
【0065】さらに、この放電作用は帯電電荷量が所定
値以下の時は発生しないので、通常の状態では本体は大
地から電気的に遮断された状態となる。
【0066】このため、回路内の余分な電荷の漏れは少
なくなり、発生電圧が安定化する。
【0067】すなわち、本実施例の装置では、対地アー
スを取ることなく、アース回路側に所定放電ギャップの
放電器50よりなる自然放電回路を設けて自然放電させ
るようにしているので、装置内の帯電レベルが上記放電
電極間のギャップ間隔によって決まる所定レベル以上に
達すると、自然に放電が始まり、所定値以下の帯電レベ
ルまで低下せしめられるようになる。従って、静電障害
の問題は生じない。また、対地アースを取った場合のよ
うな電極部の静電エネルギー量低下の問題も生じない。
その結果、上述した正常な細胞機能維持作用が、より一
層増進されるようになる。
【0068】(3) 第3実施例(請求項2記載の発明
に対応) 上記第2実施例の放電器50は、例えばネオン管又は発
光ダイオードなどで構成することも可能である。例えば
図10は、導通電位が3(V)程度の発光ダイオード
(LED)を使用して放電作用を実現した本願発明の第
3実施例の構成を示している。
【0069】(4) 第4実施例(請求項3記載の発明
に対応) 上記第2、第3実施例のように、放電器50を使用して
高電圧発生器TRのアース回路側で除電するようにする
と、回路部の帯電量が低下して静電障害を防止すること
ができる。
【0070】ところが、該回路部全体の帯電量は、上記
高電圧発生器TRのアース側端子の電位レベルのみによ
って示される訳ではなく、制御装置部内の回路部各部に
空間的に拡がって浮遊している浮遊電荷も考慮しないと
確実な静電障害防止の効果は得られない。そこで、本実
施例では、回路空間全体に拡がった静電場を再度除電回
路内に効果的に誘導し、上述の放電器50に通すように
構成した。すなわち、本実施例の構成では装置空間電場
の誘導に有利なように、上記第2実施例の放電回路の抵
抗R1,R2の各々を図11に示すように複数個(8個
ずつ)に分けて空間的な拡がりを大きくもたせている。
もちろん、等価回路的には、放電器50による除電効果
を防げないように合成抵抗値は同等にしてある。このよ
うな構成にすると、実験の結果、図11に示す構成の多
数の抵抗R11〜R18、R21〜R28を使用すると等価回路
的に同等な単体抵抗器R1,R2だけの場合に比べて高い
静電気除去効果があることが分かった。
【0071】このように抵抗を複数に分ける結果とし
て、さらに突入電流に対する緩和効果も得られる。突入
電流のような非定常電流に対して抵抗は電気抵抗成分だ
けでなく、コイル成分も無視できなくなる。このコイル
成分は、突入電流に対して逆起電力を発生させるように
作用し、突入電流への緩衝効果をもつ。このコイル成分
は抵抗が単体の場合より、複数個に分割したほうが多く
なるため、特に突入電流に対して有利となる訳である。
従って、治癒作用の向上効果に加え、疾病等治癒装置と
しての安全性、信頼性も向上するようになる。
【0072】(5) 本願発明実施例の生命体の治癒力
向上装置を使用して疾病の治癒を見た治療例 −実施条件− 1) 採用した装置構成・・・・第3実施例のものを採
用。 2) 送風条件 皮膚に効率よく酸素を送風するため、付加酸素量は、1
分間に1.5リットルとした([風速]1.2〜5.5
[m/s]の範囲中の値2.8[m/s]に設定)。 3) 照射条件 赤外線を照射して、内部加熱により新陳代謝を活性化し
た。
【0073】[ランプ波長]0.57〜5.0[μm]
の範囲中の値1.2[μm]に設定。
【0074】[ランプからの距離] 600〜900
[mm]の範囲中の値780[mm]に設定。 4) 高電圧電極33への印加電圧 3000V〜7000Vの範囲中の直流電圧3000V
に設定。 5) [適用範囲]患部面積の2倍〜5倍 実験値(直径10cmの患部に中心を共有して直径約2
0cmの範囲に適用した。) 6) [適用時間]10分〜15分を単位として、数回
繰り返した。 7) [制御条件]患部の温度を体温より6度〜14度
低く保つようにランプの光量・風量を制御した。
【0075】実験値(最初に10分適用し、以後30分
間隔で3回適用した。) 8) [温度]22〜30[℃]の範囲中の値24
[℃]に設定した。 9) [皮膚と放電電極(鉄球)の距離]2.5cmの
鉄球より20cm〜60cm離れた空中位置に患部面を
設定した。 10) [皮膚近傍の電位] 20[V]〜100
[V]に制御した。
【0076】−治療例および治療結果− 例えば、神経性皮膚炎・水虫・真菌性皮膚炎・ウィルス
性皮膚炎・ヘルペス・慢性関節リュマチ・頚腕症候群・
腰痛・筋痛(緊張性)・神経痛・疲労倦怠感・筋緊張性
頭痛・自律神経失調症・手足のしびれ・人体麻痺・排尿
障害・冷感症・不眠症などの患者の患部に上記条件で適
用したところ、これらの疾病に対して、十分な治癒効果
を表して、良好な治療結果を得ることができた。
【0077】そこで、これら実際の治療例の中から適当
な疾病の治癒例を選んで、以下に示す。
【0078】−疾病の治癒例− a)疾病名:慢性関節疾患 患者:女性(81才) 20年程前から両膝の関節が痛く大変苦しんできた。季
節の変わり目は特にひどくあまりの辛さに涙が流れるほ
どであった。そして、最近では膝を曲げることも正座す
ることもできなくなり、杖をついて歩くような状態であ
った。
【0079】これまで整形外科病院や整骨院にかかって
治療をうけてきたが、慢性の関節炎で治りにくいと言わ
れ、もう治らないと半ばあきらめていた。
【0080】しかし、本装置を使用したところ、膝の痛
みがほぐれ、3日目ころから2枚に折った座布団を両膝
の後ろにはさんで正座することができるようになった。
【0081】さらに6日目には階段を降りられるように
なり、歩行も、100mくらいはできるようになった。
【0082】さらに10日目には、座布団なしで正座す
ることも可能となった。
【0083】b)疾病名:膝関節炎 患者:女性(40才) 10年前から両膝の関節がわるく、天候の悪い日は特に
痛みがはげしかった。
【0084】5分ほど正座していても膝が重たく感じ鈍
痛が続き、歩行も思うようにできなかった。
【0085】膝をさすりながら病院通いも続いた。病院
では膝関節が弱く、膝に無理がかかると慢性的炎症をく
りかえすと説明された。
【0086】そこで、本装置による治療を3週間うけ
た。治療方法は両膝と足の裏に10分間ずつかけるよう
にして行った。
【0087】3日目あたりから天候に関係なく膝の痛み
がとれはじめ、1週間で正座も楽にできるようになっ
た。
【0088】3週間で身体全体も軽くなり、歩行時のだ
るさは全く解消した。
【0089】c)疾病名:帯状疱疹(ヘルペス) 患者:男性(54才) 職場での仕事が忙しく、数か月間睡眠不足で疲労が続い
ていた。
【0090】やがて、左脇腹にポツポツと発赤がではじ
め、数日間放置していたが、痛みがあるため大学病院を
受診した。
【0091】診察の結果、帯状疱疹とわかり、坑ウイル
ス剤を投与されたが、1か月しても治癒しなかった、そ
こで本装置による治療を左脇腹と足の裏に行った。する
と、数回で、よくなり、痛みと発疹がなくなってきた。
3週間の治療ですっかり治ってしまた。
【0092】d)疾病名:起立性調節障害 患者:女性(18才) 中学生の頃から、頻繁に立ちくらみとめまいがあり、朝
なかなか起きられず、身体がだるかった。
【0093】とくに夏の時期にひどく、起立性のめまい
と頭重感があった。
【0094】病院で診察を受けたら、起立性調節障害と
言われた。
【0095】薬を処方されて飲んでいたが、良くなら
ず、薬局でも薬を買って飲んでみたが、改善しなかっ
た。
【0096】そこで、本装置による治療を受けた。
【0097】1回10分間、計23回、足の裏に治療し
た。10回くらい治療した頃から起床時の身体のだるさ
がなくなり、20回目ぐらいで立ちくらみやめまい、頭
重感もなくなってきた。
【0098】e)疾病名:狭心症 患者:弾性(48才) 10年前から、血中のコレステロールが高いと指摘さ
れ、たびたび胸が締め付けられるような苦しさがあっ
た。
【0099】数年前、病院で心電図をとったところ、狭
心症と診断された。
【0100】過度の動きをすると胸が苦しくなり、薬も
服用していた。
【0101】そこで1か月間、本装置による治療を受け
たところ、胸の痛みが取れ、発作がほとんど起こらなく
なった。
【0102】f)疾病名:便秘 患者:女性(46才) 10年前から便秘に悩まされ、通じが3日に1回、とき
に5日に1回という状態であった。
【0103】長い時間トイレに入っていても、硬い便が
少量出る程度で、おなかの張った不快感にいつも悩まさ
れていた。
【0104】薬店で便秘の薬を買って服用していたが、
おなかの調子は悪いままであった。
【0105】そこで、本装置をおなかと腰にかけたとこ
ろ、4回目ぐらいで通じがスムーズになり、20回ほど
で毎日通じがあるようになった。
【0106】これまでの頑固な便秘が嘘のように解消し
た。
【0107】g)疾病名:生理痛 患者:女性(20才) 5年前より生理痛がひどく、生理も不順だった。
【0108】生理前から多少の痛みがあり、生理期間中
の1日目〜2日目は吐き気がひどく、食事もできない状
態だった。
【0109】薬局の薬を飲んだり、病院にも通ったが治
らなかった。
【0110】そこで健康器を生理痛のひどいときに10
分間使用したところ、その場で痛みが無くなり、その後
1週間治療を続け、今では生理痛も生理不順も解消され
た。
【0111】h)疾病名:腰痛 患者:女性(29才) 学生時代テニスをしていて腰を痛め、それ以来、思いも
のを持とうとしたり、急に振り向いたりする時、腰に激
痛が起こり、歩行もできなくなることがあった。
【0112】病院で湿布薬を貰ったり、マッサージを受
けに行ったりしたが、一時、軽快するだけで全快するこ
とはなかった。
【0113】そこで本装置による治療を、腰と足の裏に
10日間続けた。
【0114】腰や足が暖かく感じられ、身体が楽にな
り、今では多少思いものを持とうとしても、腰痛が起こ
らなくなった。
【0115】i)疾病名:肩凝り 患者:女性(51才) 中学性の頃から、首から肩にかけて思い鉛をつけている
ような苦しさがあった。
【0116】年をとるにつれて症状はひどくなり、病院
への通院治療や、いろいろの薬を服用してみたが、ほと
んど効果はなかった。
【0117】そこで健康器による治療を肩や足の裏にし
たところ、10日目頃から首から肩にかけての苦しさが
和らぎ、足の冷えがとれて暖かく感じるようになった。
【0118】20日目には身体全体が楽になり、長年の
苦しみがすっかり解消した。
【0119】j)疾病名:冷え性 患者:女性(36才) 7年ほど前から冷え症に悩まされてきた。
【0120】冷房の効いた部屋で長時間作業するため、
身体全体が冷え、足がむくんだり下腹部がはったり、足
や腰がとてもだるかった。
【0121】薬局で冷え症に効く薬を買ってみたが、ほ
とんど改善しなかった、そこで、平成4年6月25日か
ら7月15日までの3週間、健康器による治療を受け
た。
【0122】足の裏と腰に治療したところ、3日目に足
腰のだるさがなくなり、3週間で身体の冷えがほとんど
感じられなくなった。
【0123】k)疾病名:陰股部白癬 患者:男性(26才) 数年前から足や手に水虫ができ、病院で処方された外用
剤を塗っていた。
【0124】平成3年夏頃から今度は陰部にかゆみと発
赤があらわれ、風呂の湯につかるとしみて痛いほどであ
った。
【0125】大事をとって皮膚科を受診したところ、水
虫と同じ白癬であることがわかった。
【0126】軟膏をもらって、数か月間、毎日治療した
が、なかなか治らなかった。
【0127】仕事が座りっぱなしのためか、陰部が何時
も汗ばみ皮膚がうすくなって皮がむけるようになった。
【0128】そこで、平成4年6月25日から3週間、
本装置による治療を陰股部に施した。
【0129】10日間くらいすると、かゆみや発赤がお
さまり、20日目では皮膚が多少くろずんでいるもの
の、風呂の湯がしみるようなことはなくなった。
【0130】現在すっかり完治した。
【0131】l)疾病名:真菌性カンジダ皮膚炎 患者:男性(42才) 1〜2年ほど前から、鼡径部や会陰部に掻痒感がおこ
り、しだいに皮膚の赤みがましてきた。
【0132】とくに、夏の厚いときは、汗ばむため症状
がはげしく皮膚がうすくなって切れやすく、たびたび出
血するほどだった。
【0133】平成3年の7月頃、病院を受診したところ
ガンジダ症といわれ、外用剤を塗っていた。
【0134】しかし、一時軽快してもすぐに悪化してな
かなか治らなかった。
【0135】そこで、平成4年7月5日から7月30日
まで本装置による治療をうけた。
【0136】一日数回、陰股部に治療したところ、7日
目くらいから病巣部に治療したところ、7日目くらいか
ら病巣部が黒ずんできて、皮膚が切れたりしなくなっ
た。
【0137】2週間目では、赤みがほとんどなくなり、
茶褐色の色素沈着だけがのこるほどに治癒した。
【0138】今ではかゆみもなく、汗ばんでも悪化した
りすることはなくなった。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る生命体の
治癒力向上装置の全体構成図である。
【図2】図2は、同装置のエアクリーナ部の要部の構成
を示す一部拡大断面図である。
【図3】図3は、同装置の照射ユニット部の構成を示す
断面図である。
【図4】図4は、同照射ユニット部の正面図である。
【図5】図5は、同照射ユニットの背面図である。
【図6】図6は、同照射ユニットの側面図である。
【図7】図7は、同装置の高電圧発生回路のブロック図
である。
【図8】図8は、本願発明の第2実施例に係る生命体の
治癒力向上装置の高電圧発生回路のブロック図である。
【図9】図9は、同装置における放電器の放電特性を示
すグラフである。
【図10】図10は、本願発明の第3実施例に係る生命
体の治癒力向上装置の高電圧発生回路のブロック図であ
る。
【図11】図11は、本願発明の第4実施例に係る生命
体の治癒力向上装置の高電圧発生回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
【0140】 1は酸素ボンベユニット部、2は本体ユニット部、3は
照射ユニット部、11は酸素ボンベ、12は酸素供給
管、13はエアクリーナ部、14は制御装置部、28は
混合気供給ホース、32は赤外線ランプ、33は放電電
極、34は混合気等吹き出し部、50は放電器、R1
2,R11〜R18,R21〜R28は抵抗である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】 【0001】
  1. 【請求項1】 酸素供給手段を有し、生命体の患部又は
    患部に関連する部分に対して酸素を含む空気を吹き付け
    る空気吹き付け手段と、上記生命体の患部又は患部に関
    連する部分に対して赤外線を照射する赤外線照射手段
    と、上記生命体の患部又は患部に関連する部分に静電エ
    ネルギーを供給する静電エネルギー供給手段とを備えて
    なる生命体の治癒力向上装置において、上記静電エネル
    ギー供給手段は、上記空気吹き付け手段の酸素混合気吹
    き出し通路下流の酸素混合気吹き出し用開口部内に、周
    方向に酸素混合気吹き出し通路内周面と所定のクリアラ
    ンスを保って設けられた放電電極により構成されている
    ことを特徴とする生命体の治癒力向上装置。
  2. 【請求項2】 上記静電エネルギー供給手段のアース側
    回路には、所定の放電ギャップを有する自然放電回路を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の生命体の治癒力
    向上装置。
  3. 【請求項3】 上記静電エネルギー供給手段のアース側
    回路に、抵抗網よりなる浮遊電荷収集回路を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の生命体の治癒力向上装置。
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