JP3526511B2 - 演算装置及び演算方法 - Google Patents

演算装置及び演算方法

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JP3526511B2
JP3526511B2 JP15826597A JP15826597A JP3526511B2 JP 3526511 B2 JP3526511 B2 JP 3526511B2 JP 15826597 A JP15826597 A JP 15826597A JP 15826597 A JP15826597 A JP 15826597A JP 3526511 B2 JP3526511 B2 JP 3526511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2Nビットよりな
るワードを構成する、それぞれNビットよりなる2つの
データを演算するための演算装置及び演算方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、技術的発展が著しいディジタル通
信システムの中でも、動画データの通信はマルチメディ
ア通信における主役になると予想される。動画データの
処理においては、膨大な画像データを高速で圧縮伸長す
る技術が必須である。該圧縮伸長のアルゴリズムは、用
途に応じてH.261,MPEG1,MPEG2等の規
格に標準化され、該アルゴリズムにおいては動きベクト
ルの検出及び補償処理が大きな部分を占める。精度を上
げるために、MPEG等においては処理単位として1/
2整数画素(以下、ハーフ・ペルと記す)を用いて、動
きベクトルを補償している。ハーフ・ペル単位で動きベ
クトルを補償するには、整数画素データに基づく補間値
であるハーフ・ペルのデータを予め算出する必要があ
る。
【0003】以下、図2を参照しながら、ハーフ・ペル
のデータの算出を説明する。図2は、整数画素データ間
の補間値である、ハーフ・ペルのデータを算出する原理
を示す説明図である。図2において、U1,L1,U
2,L2,…,U8,L8は、それぞれ1画面を構成す
る整数画素データである。ここで、N個のデータから算
出した丸めつき平均を、「//N」で表わす。1ラインを
構成する画素間の補間値を求めるには、整数画素データ
U1,L1に基づいて丸めつき平均である(U1+L
1)//2を、L1,U2に基づいて(L1+U2)//2
を、U2,L2に基づいて(U2+L2)//2をそれぞ
れ算出する。ライン間の補間値を求めるには、例えば、
整数画素データU1,U3に基づいて丸めつき平均であ
る(U1+U3)//2を、U1,U3,L1,L3に基
づいて(U1+U3+L1+L3)//4を、それぞれ算
出する。以下、同様に、すべての整数画素データの間を
補間する。したがって、2つの整数画素データ間の補間
値は、U1とL1、L1とU2、…、U8とL8、及
び、U1とU3、U3とU5、…、U6とU8、L1と
L3、L3とL5、…、L6とL8との各組合せを構成
するデータを、メモリからそれぞれ読み出して演算する
ことにより求められる。また、4つの整数画素データ間
の補間値は、上述のデータにおいて、U1とU3とL1
とL3、L1とL3とU2とU4、…との各組合せを構
成するデータを、メモリからそれぞれ読み出して演算す
ることにより求められる。すなわち、1個のハーフ・ペ
ルのデータは、2回又は4回のアクセスによりメモリか
らそれぞれ読み出したデータを用いた演算であって、か
つ、あるステップで用いた2組のデータのうちの1組を
必ず次のステップにおいて使用する演算によって算出さ
れる。特開平8−123787号によれば、使用する2
つのデータのうちの1つに直前のステップで用いたデー
タを充当する演算において、該使用する2つのデータの
うち所定の一方を保持して次のステップで使用する構成
が提案されている。該構成を用いると、1回の演算にお
いてメモリへのアクセスは1回でよく、処理サイクル数
を削減してデータ処理を高速化できる。
【0004】ところで、ディジタル通信システムの中で
も特に携帯端末においては、データ処理用演算プロセッ
サに対して低消費電力化が強く要求される。外部メモリ
を使用すると該メモリへアクセスする度に電力が消費さ
れるため、たとえばDSP等のデータ処理用演算プロセ
ッサが有する内部メモリへデータを記憶することが好ま
しい。しかし、動画のように画像データが膨大である場
合には、該内部メモリの記憶容量の増大という新たな問
題が発生する。そこで、通常用いられるワード長8ビッ
トの画像データをワード長16ビットの内部メモリへ記
憶する際に、該画像データを2つずつパックして記憶さ
せる。したがって、内部メモリへ記憶することにより低
消費電力化できると共に、同一画面の画像データを記憶
するための内部メモリの記憶容量を1/2に削減でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低消費
電力化を目的として内部メモリへ記憶され、かつ該内部
メモリの記憶容量の削減を目的としてパックされたデー
タについては、処理する際に該内部メモリへのアクセス
回数が増加して高速化が困難となる。また、上記公開公
報に開示された高速化のための技術はパックされたデー
タに対して適用できず、したがって、データ処理の高速
化と低消費電力化とは相反する。
【0006】本発明は、上記従来の問題に鑑み、ワード
を構成するパックされた2つのデータを高速で処理でき
る演算装置及び演算方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた解決手段は、各々Nビット(Nは整
数)からなる上位及び下位ハーフワードにより構成され
るワードに基づき、第1のモードにおいて上位及び下位
ハーフワードを、第2のモードにおいて2つの上位ハー
フワード同士を、第3のモードにおいて2つの下位ハー
フワード同士を各々加算するための演算装置を、ワード
を順次記憶するための第1のレジスタと、第1のモード
においては該第1のレジスタから2サイクル毎に順次読
み出したワードに基づいて上位ハーフワードを右詰めし
て下位ハーフワードとし、上位ハーフワードをすべて0
に置き換え、第2のモードにおいては該第1のレジスタ
から1サイクル毎に順次読み出したワードに基づいて上
位ハーフワードを右詰めして下位ハーフワードとし、上
位ハーフワードをすべて0に置き換え、第3のモードに
おいては該第1のレジスタから1サイクル毎に順次読み
出したワードに基づいて上位ハーフワードをすべて0に
置き換えることによりそれぞれ生成ワードを生成するた
めの第1生成手段と、第1のモードにおいては、第1生
成手段より1サイクル遅れて第1のレジスタから順次読
み出したワードに基づいて1サイクル毎に上位ハーフワ
ードをすべて0に置き換え、第2及び第3のモードにお
いては、第1生成手段よりそれぞれ1サイクル遅れて該
第1生成手段と同じ動作をすることによりそれぞれ生成
ワードを生成するための第2生成手段と、各モードの各
サイクルにおいて第2生成手段から受け取った生成ワー
ドを記憶するための第2のレジスタと、各モードの各サ
イクルにおいて該第2のレジスタから受け取った生成ワ
ードと第1生成手段から受け取った生成ワードとを加算
するための加算手段とを備えた構成とするものである。
【0008】この構成により、各加算に用いた2つのハ
ーフワードのうちの1つを次の加算で用いて、同一ワー
ドの上位ハーフワードと下位ハーフワードと、下位ハー
フワードと次ワードの上位ハーフワードと、上位ハーフ
ワードと次ワードの上位ハーフワードと、及び下位ハー
フワードと次ワードの下位ハーフワードとをそれぞれ加
算できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る演算装置の構成を、
図1を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る演
算装置の構成を示すブロック図である。
【0010】図1において、データメモリ10は、第1
のバンク11、第2のバンク12及び第3のバンク13
から構成される、2Nビットよりなるワードを記憶する
ためのデータ記憶手段である。第1のバンク11は演算
対象であるソースデータを、第2のバンク12は演算結
果を、第3のバンク13は演算の途中結果であるテンポ
ラリデータをそれぞれ記憶するためのデータ記憶手段で
ある。第1のデータバス14はデータメモリ10と第1
のレジスタ20とを接続するための、第2のデータバス
15はデータメモリ10とセレクタ30とを接続するた
めの、それぞれ2Nビットのビット幅を有する演算デー
タバスである。双方向転送データバス16は、データメ
モリ10と第3のレジスタ60とを接続するための、2
Nビットのビット幅を有する双方向データバスである。
第1のレジスタ20は、受け取った第1のラッチ信号L
A1が「0」である期間に、データメモリ10から第1
のデータバス14を介して読出ワードWIを受け取り、
「1」である期間該受け取った読出ワードWIを記憶す
るための記憶手段である。Nビット右シフタ21は、受
け取った第1のシフト信号SFT1が、「0」である場
合には第1のレジスタ20から受け取ったワードWRを
そのまま出力し、「1」である場合には該受け取ったワ
ードWRをNビット右論理シフトして出力するためのシ
フト手段である。セレクタ22は、受け取った上位ビッ
ト0固定信号UFIXが、「0」である場合にはNビッ
ト右シフタ21から受け取った上位ハーフワードをその
まま出力し、「1」である場合には該上位ハーフワード
をすべて0に置き換えて出力するための出力データ選択
手段である。Nビット右シフタ21とセレクタ22と
は、併せて第1生成手段23を構成する。
【0011】セレクタ30は、受け取った入力切替信号
SELが、「0」である場合には第2のデータバス15
から、「1」である場合には第1のレジスタ20から、
それぞれワードを受け取るための選択手段である。Nビ
ット右シフタ31は、受け取った第2のシフト信号SF
T2が、「0」である場合にはセレクタ30から受け取
ったワードをそのまま出力し、「1」である場合には該
受け取ったワードをNビット右論理シフトして出力する
ためのシフト手段である。セレクタ32は、受け取った
上位ビット保持信号UOLDが、「0」である場合に
は、Nビット右シフタ31から受け取った上位ハーフワ
ードをそのまま出力し、「1」である場合には、第2の
レジスタ33が記憶しているワードの上位ハーフワード
を受け取って出力するための出力データ選択手段であ
る。第2のレジスタ33は、受け取った第2のラッチ信
号LA2が、「0」である期間にそれぞれセレクタ32
及びNビット右シフタ31から上位及び下位ハーフワー
ドを受け取り、「1」である期間該受け取った上位及び
下位ハーフワードを記憶するための記憶手段である。N
ビット右シフタ31とセレクタ32とは、併せて第2生
成手段34を構成する。
【0012】加算器40は、それぞれ第1生成手段23
と第2のレジスタ33とから受け取ったそれぞれ2Nビ
ットよりなる生成ワードW1とW2と、受け取った0又
は1よりなる加算値ADDとを加算するための加算手段
である。1,2ビット右シフタ50は、受け取った第3
のシフト信号SFT3が、「0」である場合には加算器
40から受け取った加算ワードWAをそのまま出力し、
「1」である場合には該加算ワードWAを、受け取った
シフト量指定信号SFTQの値「0」及び「1」に応じ
て1又は2ビット右論理シフトして出力するためのシフ
ト手段である。第3のレジスタ60は、1,2ビット右
シフタ50から受け取ったワードを記憶するための記憶
手段である。
【0013】図1及び図2を参照しながら、本発明に係
る演算装置において演算されるデータの構造を説明す
る。ここで、それぞれNビットよりなる上位及び下位ハ
ーフワードU及びLより構成されるワードを、(U,
L)と表現する。図1において、データメモリ10から
順次読み出されるワードWIは、図2における整数画素
データU1,L1,U2,L2,U3,L3,…にそれ
ぞれ相当する上位ハーフワードと下位ハーフワードとよ
りなる、U1とL1、U2とL2、U3とL3、…とか
らそれぞれ構成される。整数画素データからハーフ・ペ
ルを算出する場合には、U1とL1、L1とU2、…と
のように上位ハーフワードと下位ハーフワードとの組合
せよりなるワードを演算するための第1のモード、U1
とU3、U3とU5、…とのように上位ハーフワード同
士の組合せよりなるワードを演算するための第2のモー
ド、L1とL3、L3とL5、…とのように下位ハーフ
ワード同士の組合せよりなるワードを演算するための第
3のモードの、3通りの演算モードがある。
【0014】以下、図1及び図3〜図6を参照しなが
ら、本発明に係る演算装置の動作を、各モードに共通す
る動作とモード別の動作とに分けて説明する。図3は、
図1の演算装置が第1〜第3のモードにおいて演算する
際に、該演算装置へそれぞれ供給される信号のレベルの
説明図である。2Nビットよりなるワード同士を演算す
る場合には、入力切替信号SELを「0」に固定する。
以下に説明する各モード毎の動作においては、それぞれ
Nビットよりなる上位及び下位ハーフワードを演算する
ために、入力切替信号SELを「1」に固定する。ま
た、右論理シフトするために第3のシフト信号SFT3
を「1」に、1ビットだけシフトするためにシフト量指
定信号SFTQを「0」に、それぞれ固定する。第1の
シフト信号SFT1、上位ビット0固定信号UFIX、
第2のシフト信号SFT2及び上位ビット保持信号UO
LDは、それぞれ演算モードに応じた値に設定される。
また、加算値ADDは、ADD=1に設定される。
【0015】以下、各モードに共通する動作を説明す
る。演算の最初に第2のレジスタ33を初期化すること
により、該第2のレジスタ33の記憶内容をすべてのビ
ットが0であるワード(0…0,0…0)にする。サイ
クル1から始まる演算において、第1のバンク11か
ら、それぞれ(U1,L1),(U2,L2),(U
3,L3),…よりなるワードWIが第1のデータバス
14を介して、1又は2サイクル単位で順次読み出され
る。サイクル1において第1のレジスタ20は、受け取
った最初のワードWIである(U1,L1)を、第1の
ラッチ信号LA1が「0」である期間に受け取る。以
下、モード別の動作を説明する。
【0016】(1)第1のモードの場合 図4は、図1の演算装置が第1のモードにおいてワード
を演算する際のデータの変移を示すタイミングチャート
図である。図4のサイクル2から、該演算装置の動作を
順次説明する。
【0017】(a)サイクル2 第1のレジスタ20は、受け取ったワード(U1,L
1)を、第1のラッチ信号LA1が「1」である期間保
持する。Nビット右シフタ21は、受け取った第1のシ
フト信号SFT1が「1」なので、第1のレジスタ20
から受け取った最初のワードWRである(U1,L1)
をNビット右論理シフトし、生成ワード(0…0,U
1)を出力する。セレクタ22は、受け取った上位ビッ
ト0固定信号UFIXが「0」なので、該受け取った生
成ワード(0…0,U1)の上位ハーフワード(0…
0)をそのまま出力する。したがって、Nビット右シフ
タ21とセレクタ22とからなる第1生成手段23は生
成ワード(0…0,U1)を出力し、加算器40が受け
取るワードW1は該生成ワード(0…0,U1)とな
る。セレクタ30は、入力切替信号SELが「1」なの
で第1のレジスタ20から、最初のワードWRである
(U1,L1)を受け取る。Nビット右シフタ31は、
第2のシフト信号SFT2が「0」なので、セレクタ3
0から受け取ったワード(U1,L1)をそのまま出力
する。セレクタ32は、受け取った上位ビット保持信号
UOLDが「1」なので、第2のレジスタ33から受け
取った、初期値(0…0,0…0)の上位ハーフワード
(0…0)を出力する。したがって、Nビット右シフタ
31とセレクタ32とからなる第2生成手段34は、生
成ワード(0…0,L1)を出力する。
【0018】(b)サイクル3 第2のレジスタ33は、第2のラッチ信号LA2が
「0」である期間に第2生成手段34から受け取った生
成ワード(0…0,L1)を、該第2のラッチ信号LA
2が「1」である期間保持する。したがって、加算器4
0が受け取るワードW2は、生成ワード(0…0,L
1)となる。加算器40は、引き続き受け取った生成ワ
ード(0…0,U1)よりなるワードW1と、新たに受
け取った生成ワード(0…0,L1)よりなるワードW
2と、「1」よりなる加算値ADDとを加算して、U1
+L1+1よりなる加算ワードWAを得る。また、第1
のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が「0」で
ある期間にデータメモリ10から、2番目のワードWI
である(U2,L2)を受け取る。
【0019】(c)サイクル4 第1のレジスタ20は、受け取ったワード(U2,L
2)を、第1のラッチ信号LA1が「1」である期間保
持する。1,2ビット右シフタ50は、受け取った第3
のシフト信号SFT3が「1」、かつシフト量指定信号
SFTQが「0」なので、受け取ったU1+L1+1よ
りなる加算ワードWAを1ビット右論理シフトして、U
1+L1+1>>1よりなる演算処理ワードWOを、第3
のレジスタ60を介して双方向転送データバス16へ出
力する。ここで、Nビット右論理シフトすることを「>>
N」により表現する。(0…0,U1)よりなるワード
W1と(0…0,L1)よりなるワードW2と「1」と
を加算した結果を1ビット右論理シフトすることによ
り、該加算結果を2で除算することとなり、上位及び下
位ハーフワードU1及びL1の丸め付き平均である(U
1+L1)//2を算出できる。第1生成手段23は、第
1のレジスタ20から受け取ったワード(U2,L2)
に基づき、サイクル2と同様に動作して生成ワード(0
…0,U2)を出力する。したがって、加算器40が受
け取るワードW1は、該生成ワード(0…0,U2)と
なる。セレクタ30は、入力切替信号SELが「1」な
ので第1のレジスタ20から、2番目のワードWRであ
る(U2,L2)を受け取る。Nビット右シフタ31
は、第2のシフト信号SFT2が「0」なのでセレクタ
30から受け取ったワード(U2,L2)をそのまま出
力する。セレクタ32は、受け取った上位ビット保持信
号UOLDが「1」なので、「1」である第2のラッチ
信号LA2により第2のレジスタ33が保持しているワ
ード(0…0,L1)の、上位ハーフワード(0…0)
を出力する。第2のレジスタ33は、第2のラッチ信号
LA2が引き続き「1」なので、サイクル3において受
け取ったワード(0…0,L1)を引き続き保持する。
したがって、加算器40が受け取るワードW2は、サイ
クル3に引き続き生成ワード(0…0,L1)となる。
加算器40は、新たに受け取った生成ワード(0…0,
U2)よりなるワードW1と、引き続き受け取った生成
ワード(0…0,L1)よりなるワードW2と、「1」
よりなる加算値ADDとを加算して、U2+L1+1よ
りなる加算ワードWAを得る。
【0020】(d)サイクル5 1,2ビット右シフタ50は、サイクル4と同様に動作
して、U2+L1+1>>1よりなる演算処理ワードWO
を、第3のレジスタ60を介して双方向転送データバス
16へ出力する。以下、サイクル4と同様の動作を行な
う。
【0021】以上説明したように、サイクル1〜5にお
いて第1のモードの演算は、上位及び下位ハーフワード
U1とL1,L1とU2,U2とL2とをそれぞれ加え
て更に1を加算し、該加算結果を1ビット右論理シフト
することにより該加算結果を2で除算する。以下、同様
の演算を繰返すことにより、上位及び下位ハーフワード
U1とL1,L1とU2,U2とL2,…との丸めつき
平均をそれぞれ算出して、整数画素データU1,L1,
U2,L2,…のそれぞれの間を補間してハーフ・ペル
のデータを算出できる。
【0022】(2)第2のモードの場合 図5は、図1の演算装置が第2のモードにおいてワード
を演算する際のデータの変移を示すタイミングチャート
図である。図5のサイクル2から、該演算装置の動作を
順次説明する。
【0023】(a)サイクル2 第1のレジスタ20は、受け取ったワード(U1,L
1)を、第1のラッチ信号LA1が「1」である期間保
持する。第1生成手段23は、第1のレジスタ20から
受け取ったワード(U1,L1)に基づき、第1のモー
ドのサイクル2と同様に動作して生成ワード(0…0,
U1)を出力する。したがって、加算器40が受け取る
ワードW1は、該生成ワード(0…0,U1)となる。
セレクタ30は、入力切替信号SELが「1」なので第
1のレジスタ20から、最初のワードWRである(U
1,L1)を受け取る。Nビット右シフタ31は、第2
のシフト信号SFT2が「1」なので、セレクタ30か
ら受け取ったワード(U1,L1)をNビット右論理シ
フトし、生成ワード(0…0,U1)を出力する。セレ
クタ32は、受け取った上位ビット保持信号UOLDが
「0」なので、Nビット右シフタ31から受け取った生
成ワード(0…0,U1)の上位ハーフワード(0…
0)をそのまま出力する。したがって、第2生成手段3
4は、生成ワード(0…0,U1)を出力する。また、
第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「0」である期間にデータメモリ10から、2番目のワ
ードWIである(U3,L3)を受け取る。
【0024】(b)サイクル3 第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「1」である期間、受け取ったワード(U3,L3)を
保持する。第2のレジスタ33は、第2のラッチ信号L
A2が「0」である期間に第2生成手段34から受け取
った生成ワード(0…0,U1)を、該第2のラッチ信
号LA2が「1」である期間保持する。したがって、加
算器40が受け取るワードW2は、生成ワード(0…
0,U1)となる。第1生成手段23は、サイクル2の
場合と同様に動作して、第1のレジスタ20から受け取
ったワード(U3,L3)に基づき、生成ワード(0…
0,U3)を出力する。したがって、加算器40が受け
取るワードW1は、該生成ワード(0…0,U3)とな
る。加算器40は、いずれも新たに受け取った生成ワー
ド(0…0,U3)よりなるワードW1と、(0…0,
U1)よりなるワードW2と、「1」よりなる加算値A
DDとを加算して、U3+U1+1よりなる加算ワード
WAを得る。第2生成手段34は、サイクル2の場合と
同様に動作して、生成ワード(0…0,U3)を出力す
る。また、第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号L
A1が「0」である期間にデータメモリ10から、3番
目のワードWIである(U5,L5)を受け取る。
【0025】(c)サイクル4 第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「1」である期間、受け取ったワード(U5,L5)を
保持する。1,2ビット右シフタ50は、第1のモード
のサイクル4と同様に動作して、受け取ったU3+U1
+1よりなる加算ワードWAを1ビット右論理シフトし
て、U3+U1+1>>1よりなる演算処理ワードWO
を、第3のレジスタ60を介して双方向転送データバス
16へ出力する。第1生成手段23は、サイクル2の場
合と同様に動作して、第1のレジスタ20から受け取っ
たワード(U5,L5)に基づき、生成ワード(0…
0,U5)を出力する。したがって、加算器40が受け
取るワードW1は、該生成ワード(0…0,U5)とな
る。第2のレジスタ33は、第2のラッチ信号LA2が
「0」である期間に第2生成手段34から受け取った生
成ワード(0…0,U3)を、該第2のラッチ信号LA
2が「1」である期間保持する。したがって、加算器4
0が受け取るワードW2は、該生成ワード(0…0,U
3)となる。加算器40は、いずれも新たに受け取った
生成ワード(0…0,U5)よりなるワードW1と、
(0…0,U3)よりなるワードW2と、「1」よりな
る加算値ADDとを加算して、U5+U3+1よりなる
加算ワードWAを得る。また、第1のレジスタ20は、
第1のラッチ信号LA1が「0」である期間にデータメ
モリ10から、3番目のワードWIである(U5,L
5)を受け取る。
【0026】(d)サイクル5 第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「1」である期間、受け取ったワード(U5,L5)を
保持する。1,2ビット右シフタ50は、サイクル4と
同様に動作して、U5+U3+1>>1よりなる演算処理
ワードWOを、第3のレジスタ60を介して双方向転送
データバス16へ出力する。以下、サイクル4と同様の
動作を行なう。
【0027】以上説明したように、サイクル1〜5にお
いて第2のモードの演算は、上位ハーフワード同士U1
とU3,U3とU5,…とをそれぞれ加えて更に1を加
算し、該加算結果を1ビット右論理シフトすることによ
り該加算結果を2で除算する。以下、同様の演算を繰返
すことにより、上位ハーフワード同士U1とU3,U3
とU5,…との丸めつき平均をそれぞれ算出して、整数
画素データU1,U3,U5,…のそれぞれの間を補間
してハーフ・ペルのデータを算出できる。
【0028】(3)第3のモードの場合 図6は、図1の演算装置が第3のモードにおいてワード
を演算する際のデータの変移を示すタイミングチャート
図である。図6のサイクル2から、該演算装置の動作を
順次説明する。
【0029】(a)サイクル2 第1のレジスタ20は、受け取ったワード(U1,L
1)を、第1のラッチ信号LAが「1」である期間保持
する。Nビット右シフタ21は、受け取った第1のシフ
ト信号SFT1が「0」なので、第1のレジスタ20か
ら受け取った最初のワードWRである(U1,L1)を
そのまま出力する。セレクタ22は、受け取った上位ビ
ット0固定信号UFIXが「1」なので、該ワード(U
1,L1)の上位ハーフワードをすべて0に置き換えた
生成ワード(0…0,L1)の上位ハーフワード(0…
0)を出力する。したがって、第1生成手段23は生成
ワード(0…0,L1)を出力し、加算器40が受け取
るワードW1は該生成ワード(0…0,L1)となる。
セレクタ30は、入力切替信号SELが「1」なので第
1のレジスタ20から、最初のワードWRである(U
1,L1)を受け取る。Nビット右シフタ31は、第2
のシフト信号SFT2が「0」なので、セレクタ30か
ら受け取ったワード(U1,L1)をそのまま出力す
る。セレクタ32は、受け取った上位ビット保持信号U
OLDが「1」なので、第2のレジスタ33から受け取
った、初期値(0…0,0…0)の上位ハーフワード
(0…0)を出力する。したがって、第2生成手段34
は、生成ワード(0…0,L1)を出力する。また、第
1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が「0」
である期間にデータメモリ10から、2番目のワードW
Iである(U3,L3)を受け取る。
【0030】(b)サイクル3 第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「1」である期間、受け取ったワード(U3,L3)を
保持する。第2のレジスタ33は、第2のラッチ信号L
A2が「0」である期間に第2生成手段34から受け取
った生成ワード(0…0,L1)を、該第2のラッチ信
号LA2が「1」である期間保持する。したがって、加
算器40が受け取るワードW2は、生成ワード(0…
0,L1)となる。第1生成手段23は、サイクル2の
場合と同様に動作して、第1のレジスタ20から受け取
ったワード(U3,L3)に基づいて、生成ワード(0
…0,L3)を出力する。したがって、加算器40が受
け取るワードW1は、生成ワード(0…0,L3)とな
る。加算器40は、いずれも新たに受け取った生成ワー
ド(0…0,L3)よりなるワードW1と、(0…0,
L1)よりなるワードW2と、「1」よりなる加算値A
DDとを加算して、L3+L1+1よりなる加算ワード
WAを得る。セレクタ30は、入力切替信号SELが
「1」なので第1のレジスタ20から、2番目のワード
WRである(U3,L3)を受け取る。Nビット右シフ
タ31は、第2のシフト信号SFT2が「0」なので、
セレクタ30から受け取ったワード(U3,L3)をそ
のまま出力する。セレクタ32は、受け取った上位ビッ
ト保持信号UOLDが「1」なので、第2のレジスタ3
3から受け取った、ワード(0…0,L1)の上位ハー
フワード(0…0)を出力する。したがって、第2生成
手段34は、生成ワード(0…0,L3)を出力する。
また、第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1
が「0」である期間にデータメモリ10から、3番目の
ワードWIである(U5,L5)を受け取る。
【0031】(c)サイクル4 第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「1」である期間、受け取ったワード(U5,L5)を
保持する。1,2ビット右シフタ50は、第1のモード
のサイクル4と同様に動作して、受け取ったL3+L1
+1よりなる加算ワードWAを1ビット右論理シフトし
て、L3+L1+1>>1よりなる演算処理ワードWO
を、第3のレジスタ60を介して双方向転送データバス
16へ出力する。第1生成手段23は、サイクル2の場
合と同様に動作して、第1のレジスタ20から受け取っ
たワード(U5,L5)に基づいて、生成ワード(0…
0,L5)を出力する。したがって、加算器40が受け
取るワードW1は、生成ワード(0…0,L5)とな
る。第2生成手段34は、サイクル3の場合と同様に動
作して、第1のレジスタ20から受け取ったワード(U
3,L3)に基づいて、生成ワード(0…0,L3)を
出力する。したがって、加算器40が受け取るワードW
2は、生成ワード(0…0,L3)となる。加算器40
は、いずれも新たに受け取った生成ワード(0…0,L
5)よりなるワードW1と、(0…0,L3)よりなる
ワードW2と、「1」よりなる加算値ADDとを加算し
て、L5+L3+1よりなる加算ワードWAを得る。セ
レクタ30は、入力切替信号SELが「1」なので第1
のレジスタ20から、3番目のワードWRである(U
5,L5)を受け取る。第2生成手段34は、サイクル
3の場合と同様に動作して、生成ワード(0…0,L
5)を出力する。また、第1のレジスタ20は、第1の
ラッチ信号LA1が「0」である期間にデータメモリ1
0から、4番目のワードWIである(U7,L7)を受
け取る。
【0032】(d)サイクル5 第1のレジスタ20は、第1のラッチ信号LA1が
「1」である期間、受け取ったワード(U7,L7)を
保持する。1,2ビット右シフタ50は、サイクル4と
同様に動作して、L5+L3+1>>1よりなる演算処理
ワードWOを、第3のレジスタ60を介して双方向転送
データバス16へ出力する。以下、サイクル4と同様の
動作を行なう。
【0033】以上説明したように、サイクル1〜5にお
いて第3のモードの演算は、下位ハーフワード同士L1
とL3,L3とL5,…とをそれぞれ加えて更に1を加
算し、該加算結果を1ビット右論理シフトすることによ
り該加算結果を2で除算する。以下、同様の演算を繰返
すことにより、下位ハーフワード同士L1とL3,L3
とL5,…との丸めつき平均をそれぞれ算出して、整数
画素データL1,L3,L5,…のそれぞれの間を補間
してハーフ・ペルのデータを算出できる。
【0034】第1〜第3のモードを用いて実際にハーフ
・ペルのデータを生成する動作を、図1及び図2を参照
しながら説明する。上述の第1〜第3のモードにおいて
説明した信号を、必要に応じてレベルを変更して使用す
る。
【0035】手順1として、第1のバンク11から読み
出したソースデータであるワード(U1,L1),(U
3,L3),(U5,L5),…,(U8,L8)に基
づいて、第2及び第3のモードにより演算する。該演算
結果である、U1+U3+1>>1,U3+U5+1>>
1,…,U6+U8+1>>1、及びL1+L3+1>>
1,L3+L5+1>>1,…,L6+L8+1>>1を、
第2のバンク12に記憶する。
【0036】手順2として、第3のシフト信号SFT3
を「0」に設定して、ワード(U1,L1),(U2,
L2),…,(U8,L8)に基づいて第1のモードに
より演算する。したがって、このとき右論理シフトは行
なわない。演算の途中結果である右論理シフトしないデ
ータ、すなわち2で除算していないデータよりなる加算
結果である、U1+L1+1,L1+U2+1,…,U
8+L8+1を、第3のバンク13に記憶する。
【0037】手順3として、第3のシフト信号SFT3
を「1」、シフト量指定信号SFTQを「1」、かつ加
算値ADDをADD=1に設定して、第3のバンク13
から読み出した手順2における加算結果である、U1+
L1+1,U3+L3+1,…,U8+L8+1に基づ
いて、第2及び第3のモードにより演算する。したがっ
て、1,2ビット右シフタ50は、加算器40から受け
取った結果である、U1+L1+U3+L3+2,…を
それぞれ2ビット右論理シフトする。該2ビット右論理
シフトされたデータ、すなわち該受け取った結果を4で
除算したデータである、U1+L1+U3+L3+2>>
2,…を第2のバンク12に記憶する。
【0038】手順4として、第3のシフト信号SFT3
を「1」、シフト量指定信号SFTQを「0」、かつ加
算値ADDをADD=0に設定して、第3のバンク13
から、手順2における加算結果である、U1+L1+
1,L1+U2+1,…,U8+L8+1を読み出す。
1,2ビット右シフタ50は、加算器40から受け取っ
た結果である、U1+L1+1,L1+U2+1,…,
U8+L8+1をそれぞれ1ビット右論理シフトする。
該1ビット右論理シフトされたデータ、すなわち該受け
取った結果を2で除算したデータである、U1+L1+
1>>1,L1+U2+1>>1,…,U8+L8+1>>1
を第2のバンク12に記憶する。
【0039】手順5として、ソースデータそのもの、す
なわち、U1,L1,U2,L2,…,U8,L8を第
1のバンク11から第2のバンク12へ転送し、手順3
及び4において記憶したデータと併せて図2に示した画
像データを構成するように記憶する。以上説明した手順
1〜手順5の動作により、1画面分の整数画素データか
らハーフ・ペルのデータを生成し、かつ該整数画素デー
タと生成したハーフ・ペルのデータとから構成される1
画面分の画像データを記憶する。
【0040】以上説明したように、本発明に係る演算装
置及び演算方法によれば、メモリに記憶した2Nビット
よりなるワードにパックされた、それぞれ整数画素デー
タであるNビットよりなるハーフワードを用いて、演算
対象である2つのハーフワードのうち所定の一方のハー
フワードを保持して次の演算に用いることができる。ま
た、1画面分のNビットよりなる整数画素データを補間
して1画面分のNビットよりなるハーフ・ペルのデータ
を生成し、双方のデータを併せて2Nビットのビット幅
を有するメモリに記憶できる。
【0041】なお、上述の実施形態において説明した各
信号は、プログラムの各命令をデコードすることにより
生成してもよく、所定のレジスタに予め設定された値か
ら生成してもよい。また、パックされていないデータ同
士を、言い換えれば2Nビットよりなるデータ同士を演
算する場合には、入力切替信号SELを「0」に設定し
て第2生成手段がメモリ10からのデータを受け取ると
共に、第1及び第2のシフト信号SFT1及びSFT2
をいずれも「0」、上位ビット0固定信号を「0」、上
位ビット保持信号UOLDを「0」に設定すればよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、メモリに記憶した2N
ビットよりなるワードにパックされた、それぞれ整数画
素データであるNビットよりなるハーフワードを用い
て、演算対象である2つのハーフワードのうち所定の一
方のハーフワードを保持して次の演算に用いる。このこ
とにより、1回の演算において必要なメモリへのアクセ
ス回数を削減して高速化でき、かつメモリの記憶容量を
削減して内部メモリ化を容易にすると共に、併せて低消
費電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る演算装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】ハーフ・ペルの算出原理の説明図である。
【図3】図1の演算装置が第1〜第3のモードにおいて
それぞれワードを演算する際の各信号レベルを説明する
図である。
【図4】図1の演算装置が第1のモードにおいてワード
を演算する際のデータの変移を示すタイミングチャート
図である。
【図5】図1の演算装置が第2のモードにおいてワード
を演算する際のデータの変移を示すタイミングチャート
図である。
【図6】図1の演算装置が第3のモードにおいてワード
を演算する際のデータの変移を示すタイミングチャート
図である。
【符号の説明】
10 データメモリ 11 第1のバンク 12 第2のバンク 13 第3のバンク(記憶手段) 20 第1のレジスタ 23 第1生成手段 33 第2のレジスタ 34 第2生成手段 40 加算器(加算手段) 50 1,2ビット右シフタ(シフト手段) ADD 加算値 LA1 第1のラッチ信号 LA2 第2のラッチ信号 SFTQ シフト量指定信号 SFT3 第3のシフト信号

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々Nビット(Nは整数)からなる上位
    及び下位ハーフワードにより構成されるワードに基づ
    き、第1のモードにおいて上位及び下位ハーフワード
    を、第2のモードにおいて2つの上位ハーフワード同士
    を、第3のモードにおいて2つの下位ハーフワード同士
    を各々加算するための演算装置であって、 第1、第2及び第3ワードを順次記憶するための第1の
    レジスタと、 前記第1のレジスタから、前記第1のモードにおいて2
    サイクル毎に順次読み出した第1及び第2ワードに基づ
    いて該ワードの上位ハーフワードを右詰めして下位ハー
    フワードとし、上位ハーフワードをすべて0に置き換
    え、前記第2のモードにおいて1サイクル毎に順次読み
    出した第1、第2及び第3ワードに基づいて該ワードの
    上位ハーフワードを右詰めして下位ハーフワードとし、
    上位ハーフワードをすべて0に置き換え、かつ、前記第
    3のモードにおいて1サイクル毎に順次読み出した第
    1、第2及び第3ワードに基づいて該ワードの上位ハー
    フワードをすべて0に置き換えて、各々生成ワードを生
    成するための第1生成手段と、 前記第1のレジスタから前記第1生成手段より各々1サ
    イクル遅れて、前記第1のモードにおいて順次読み出し
    た第1及び第2ワードに基づいて該ワードの上位ハーフ
    ワードをすべて0に置き換え、前記第2のモードにおい
    て順次読み出した第1、第2及び第3ワードに基づいて
    該ワードの上位ハーフワードを右詰めして下位ハーフワ
    ードとし、上位ハーフワードをすべて0に置き換え、か
    つ、前記第3のモードにおいて順次読み出した第1、第
    2及び第3ワードに基づいて該ワードの上位ハーフワー
    ドをすべて0に置き換えて、各々生成ワードを生成する
    ための第2生成手段と、 各々のモードの各サイクルにおいて前記第2生成手段か
    ら順次受け取った生成ワードを各々記憶するための第2
    のレジスタと、 各々のモードの各サイクルにおいて前記第1生成手段と
    前記第2のレジスタとから各々受け取った生成ワードを
    加算するための加算手段とを備えたことを特徴とする演
    算装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の演算装置において、 前記加算手段による加算結果を記憶するための記憶手段
    を更に備えたことを特徴とする演算装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された演算装置に
    おいて、 前記加算手段は、加算結果へ1又は2を加算する機能を
    更に備え、 前記加算手段から受け取った値を、加算した数に等しい
    ビット数だけ右へシフトするためのシフト手段を更に備
    えたことを特徴とする演算装置。
  4. 【請求項4】 各々Nビット(Nは整数)からなる上位
    及び下位ハーフワードにより構成されるワードに基づ
    き、上位及び下位ハーフワードを加算する演算方法であ
    って、 各々第1及び第2の上位及び下位ハーフワードからなる
    第1及び第2ワードを第1のレジスタへ順次記憶する工
    程と、 前記第1のレジスタから受け取った第1ワードに基づい
    て、前記第1の上位ハーフワードを右詰めして下位ハー
    フワードとし、上位ハーフワードをすべて0に置き換え
    て第1生成ワードを生成し、かつ前記第1の上位ハーフ
    ワードをすべて0に置き換えて第2生成ワードを生成す
    る工程と、 前記第2生成ワードを第2のレジスタへ記憶する工程
    と、 前記第1生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第2生成ワードとを加算する工程と、 前記第1のレジスタから受け取った第2ワードに基づい
    て、前記第2の上位ハーフワードを右詰めして下位ハー
    フワードとし、上位ハーフワードをすべて0に置き換え
    て第3生成ワードを生成する工程と、 前記第3生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第2生成ワードとを加算する工程とを備えたこと
    を特徴とする演算方法。
  5. 【請求項5】 各々Nビット(Nは整数)からなる上位
    及び下位ハーフワードにより構成されるワードに基づ
    き、2つの上位ハーフワード同士を加算する演算方法で
    あって、 第1及び第2ワードを第1のレジスタへ順次記憶する工
    程と、 前記第1のレジスタから順次各々受け取った第1及び第
    2ワードに基づいて各々の上位ハーフワードを右詰めし
    て下位ハーフワードとし、上位ハーフワードをすべて0
    に置き換えて第1及び第2生成ワードを各々生成する工
    程と、 前記第1生成ワードを第2のレジスタへ記憶する工程
    と、 前記第2生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第1生成ワードとを加算する工程とを備えたこと
    を特徴とする演算方法。
  6. 【請求項6】 各々Nビット(Nは整数)からなる上位
    及び下位ハーフワードにより構成されるワードに基づ
    き、2つの下位ハーフワード同士を加算する演算方法で
    あって、 第1及び第2ワードを第1のレジスタへ順次記憶する工
    程と、 前記第1のレジスタから順次各々受け取った第1及び第
    2ワードに基づいて各々の上位ハーフワードをすべて0
    に置き換えて第1及び第2生成ワードを各々生成する工
    程と、 前記第1生成ワードを第2のレジスタへ記憶する工程
    と、 前記第2生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第1生成ワードとを加算する工程とを備えたこと
    を特徴とする演算方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか1項に記載され
    た演算方法において、 前記加算する工程は、加算結果へ1を加算する工程を更
    に備え、 前記1を加算された値を1ビットだけ右へシフトする工
    程を更に備えたことを特徴とする演算方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の演算方法において、 前記加算する工程における1を加算された値を記憶手段
    へ記憶する工程を更に備えたことを特徴とする演算方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の演算方法において、 前記記憶手段から2つの値を読み出し、かつ該読み出し
    た2つの値を加算する工程と、 前記加算された値を2ビットだけ右へシフトする工程と
    を更に備えたことを特徴とする演算方法。
  10. 【請求項10】 各々Nビットからなる上位及び下位ハ
    ーフワードにより構成される2Nビットワードに基づ
    き、第1のモードにおいて上位及び下位ハーフワード
    を、第2のモードにおいて2つの上位ハーフワード同士
    を、第3のモードにおいて2つの下位ハーフワード同士
    を各々加算するための演算装置であって、 第1、第2及び第3の2Nビットワードを順次記憶する
    ための第1のレジスタと、 前記第1のレジスタから、前記第1のモードにおいて2
    サイクル毎に順次読み出した第1及び第2の2Nビット
    ワードに基づいて該2Nビットワードの上位ハーフワー
    ドのみを2Nビットで出力し、 前記第2のモードにおいて1サイクル毎に順次読み出し
    た第1、第2、及び第3の2Nビットワードに基づいて
    該2Nビットワードの上位ハーフワードのみを2Nビッ
    トで出力し、 前記第3のモードにおいて1サイクル毎に順次読み出し
    た第1、第2、及び第3の2Nビットワードに基づいて
    該2Nビットワードの下位ハーフワードのみを2Nビッ
    トで出力する第1生成手段と、 前記第1のレジスタから前記第1生成手段より各々1サ
    イクル遅れて、前記第1のモードにおいて順次読み出し
    た第1及び第2の2Nビットワードに基づいて該2Nビ
    ットワードの下位ハーフワードのみを2Nビットで出力
    し、 前記第2のモードにおいて順次読み出した第1、第2、
    及び第3の2Nビットワードに基づいて該2Nビットワ
    ードの上位ハーフワードのみを2Nビットで出力し、 前記第3のモードにおいて順次読み出した第1、第2、
    及び第3の2Nビットワードに基づいて該2Nビットワ
    ードの下位ハーフワードのみを2Nビットで出力する第
    2生成手段と各々のモードの各サイクルにおいて前記第2生成手段か
    ら順次受け取った生成2Nビットワードを各々記憶する
    ための第2のレジスタと、 各々のモードの各サイクルにおいて前記第1生成手段と
    前記第2のレジスタとから各々受け取った生成2Nビッ
    トワードを加算するための加算手段とを備えたことを特
    徴とする演算装置。
  11. 【請求項11】 各々Nビットからなる上位及び下位ハ
    ーフワードにより構成される2Nビットワードに基づ
    き、上位及び下位ハーフワードを加算する演算方法であ
    って、 各々第1及び第2の上位及び下位ハーフワードからなる
    第1及び第2の2Nビットワードを第1のレジスタへ順
    次記憶する工程と、 前記第1のレジスタから受け取った第1の2Nビットワ
    ードに基づいて、前記第1の上位ハーフワードのみを2
    Nビット単位で表した第1生成ワードを生成する工程
    と、 前記第1の下位ハーフワードのみを2Nビット単位で表
    した第2生成ワードを生成する工程と、 前記第2生成ワードを第2のレジスタへ記憶する工程
    と、 前記第1生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第2生成ワードとを加算する工程と、 前記第1のレジスタから受け取った第2の2Nビットワ
    ードに基づいて、前記第2の上位ハーフワードのみを2
    Nビット単位で表した第3生成ワードを生成する工程
    と、 前記第3生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第2生成ワードとを加算する工程とを備えたこと
    を特徴とする演算方法。
  12. 【請求項12】 各々Nビットからなる上位及び下位ハ
    ーフワードにより構成される2Nビットワードに基づ
    き、2つの上位ハーフワード同士を加算する演算方法で
    あって、第1及び第2の2Nビットワードを第1のレジ
    スタへ順次記憶する工程と、 前記第1のレジスタから順次受け取った第1及び第2の
    2Nビットワードに基づいて、各々の上位ハーフワード
    のみを2Nビット単位で表した第1及び生成ワードを各
    々生成する工程と、 前記第1生成ワードを第2のレジスタへ記憶する工程
    と、 前記第2生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第1生成ワードとを加算する工程とを備えたこと
    を特徴とする演算方法。
  13. 【請求項13】 各々Nビットからなる上位及び下位ハ
    ーフワードにより構成される2Nビットワードに基づ
    き、2つの上位ハーフワード同士を加算する演算方法で
    あって、第1及び第2の2Nビットワードを第1のレジ
    スタへ順次記憶する工程と、 前記第1のレジスタから順次受け取った第1及び第2の
    2Nビットワードに基づいて、各々の下位ハーフワード
    のみを2Nビット単位で表した第1及び生成ワードを各
    々生成する工程と、 前記第1生成ワードを第2のレジスタへ記憶する工程
    と、 前記第2生成ワードと前記第2のレジスタから読み出し
    た前記第1生成ワードとを加算する工程とを備えたこと
    を特徴とする演算方法。
  14. 【請求項14】 各々Nビットの上位及び下位ハーフワ
    ードにより構成される2Nビットワードに基づき、前記
    上位及び下位ハーフワード同士を演算する演算方法であ
    って、前記2NビットワードをシフタによってNビット
    右シフトして、上位Nビットをすべて0に置き換えて、
    前記2Nビットワードの上位ハーフワードの値を2Nビ
    ット単位で生成する第1の生成工程と、 前記2Nビットワードの上位Nビットをすべて0に置き
    換えて、前記2Nビットワードの下位ハーフワードの値
    を2Nビット単位で生成する第2の生成工程と、 前記第1の生成工程と前記第2の生成工程にて生成され
    た前記上位ハーフワードと前記下位ハーフワードを2N
    ビット単位演算器にて演算する工程とからなる演算方
    法。
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