JP2003224862A - グラフィックコントローラ及び表示メモリ容量低減方式 - Google Patents

グラフィックコントローラ及び表示メモリ容量低減方式

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JP2003224862A
JP2003224862A JP2002020187A JP2002020187A JP2003224862A JP 2003224862 A JP2003224862 A JP 2003224862A JP 2002020187 A JP2002020187 A JP 2002020187A JP 2002020187 A JP2002020187 A JP 2002020187A JP 2003224862 A JP2003224862 A JP 2003224862A
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JP2002020187A
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Kenji Miyata
賢司 宮田
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NEC Platforms Ltd
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NEC AccessTechnica Ltd
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオメモリ容量の増大はメモリICの個数
増や大容量メモリICの採用を招き、製品コストを上昇
させ、又デバイスのサイズが大きくなり、携帯情報端末
などの小型製品のサイズ要求に対応出来なくなるという
問題があった。 【解決手段】 ホストCPU等1から受けたRGB形式
のビデオ情報を色差情報が圧縮された4:2:2や4:
1:1のYUV形式のビデオ情報に変換し、ビデオメモ
リ7への書込情報とし、ホストCPU等1や表示処理部
5からの読出要求に応じビデオメモリ7から読み出され
た前記圧縮されたYUV形式のビデオ情報をRGB形式
のビデオ情報に変換し要求元に渡す色空間変換処理部4
を含み、ビデオメモリ7に格納するビデオ情報の形式を
色差データが圧縮された上記YUV形式とする。色空間
変換処理部4は、要求元が送ってくる画素アドレスをビ
デオメモリ7上のアドレスに変換するアドレス変換部も
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホストからの表示メ
モリへの書込、読出を制御し、また表示メモリより表示
データを読出し表示デバイスへの出力を制御するグラフ
ィックコントローラと、表示メモリ容量を低減する方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】ノートパソコン、携帯情報端末などの液
晶ディスプレイ表示のために、グラフィックコントロー
ラは必要不可欠なデバイスである。ビデオ再生やゲーム
用途のため、近年グラフィックコントローラの高速処理
への要求は高まる一方であり、2D(2次元)、3D
(3次元)グラフィック処理演算のためにビデオメモリ
容量も増大の一途を辿っている。
【0003】また、高解像度への要求も高まっているこ
とも容量増大の要因として挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ビデオメモリ容量の増
大はビデオメモリを構成するメモリICの個数増ないし
大容量メモリICの採用を招き、製品コストを上昇させ
るという第1の問題がある。
【0005】また、デバイスのサイズが大きくなり、携
帯情報端末などの小型製品において、特に厳しい条件と
なり要求サイズに収まらなくるという第2の問題があ
る。
【0006】本発明の主な目的は、ビデオメモリへ格納
する表示データ量を小さくする方式を提案し、本方式に
よって上述の厳しい条件を和らげることである。
【0007】ここでRGB形式の画像データやビデオデ
ータはラインの間引きや平均化等で圧縮すれば画質や解
像度が低下するがYUV形式に変換し、色差データUV
のみ圧縮すれば画質や解像度は殆ど低下しないという画
像データやビデオデータの性質を利用する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のグラフィ
ックコントローラは、表示メモリが接続され、ホストか
らの表示メモリへの書込、読出を制御し、また表示メモ
リより表示データを読出し表示デバイスへの出力を制御
するグラフィックコントローラであって、ホストから受
けたRGB形式のビデオ情報を色差情報が圧縮された輝
度・第1色差・第2色差形式のビデオ情報に変換し、前
記表示メモリへの書込情報とし、ホストや表示処理手段
からの読出要求に応じ表示メモリから読み出された前記
輝度・第1色差・第2色差形式のビデオ情報をRGB形
式のビデオ情報に変換し要求元に渡す色空間変換処理手
段を含み、表示メモリに格納するビデオ情報の形式を前
記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式とすること
を特徴とする。
【0009】本発明の第2のグラフィックコントローラ
は、前記第1のグラフィックコントローラに於いて、前
記色空間変換処理手段は画素アドレス情報のライン内ア
ドレスとラインアドレスのそれぞれの桁数情報或いはそ
の種別を保持する手段と、ホストからの表示メモリ書込
や読出要求及び表示処理手段からの表示データ読出要求
に伴なって画素アドレス情報を受けると、これを前記保
持手段の桁数情報を用いライン内アドレスとラインアド
レスに分け、前記画素アドレス情報を表示メモリ上のア
ドレスに変換するアドレス変換手段も備えることを特徴
とする。
【0010】本発明の第3のグラフィックコントローラ
は、前記第2のグラフィックコントローラに於いて、前
記アドレス変換手段が前記受けた画素アドレス情報を、
表示メモリ上の輝度データプレーン上のアドレスと第1
色差データプレーン上のアドレスと第2色差データプレ
ーン上のアドレスとに変換することを特徴とする。
【0011】本発明の第4のグラフィックコントローラ
は、前記第1、第2、又は第3のグラフィックコントロ
ーラに於いて、ホストが設定し、また読み出しできる動
作モード保持手段を持ち、これにホストからの表示デー
タ及びホストへ返信する表示データの形式をRGB/輝
度・第1色差・第2色差の何れとするか指定するフラグ
を含み、前記色空間変換処理手段は前記フラグがRGB
形式を指定していれば、ホストからのビデオ情報を前記
圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式の情報に変換
し表示メモリへの書込情報とし、表示メモリから読み出
した前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデ
ータをRGB形式に変換し要求元への返信データとする
ことを特徴とする。
【0012】本発明の第5のグラフィックコントローラ
は、前記第1、第2、又は第3のグラフィックコントロ
ーラに於いて、前記動作モード保持手段は表示メモリ上
の前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデー
タの第1及び第2の色差データをより圧縮するかを指定
する圧縮比フラグを含み、このフラグが高圧縮を指定し
ていれば、前記色空間変換処理手段はRGB形式の表示
メモリ書込データを前記圧縮された輝度・第1色差・第
2色差形式のデータに変換する際に、同じライン上の2
n番目の画素の色差データと2n+1番目の画素の色差
データとを一式の色差データに圧縮して変換し、表示メ
モリから読み出した高圧縮された輝度・第1色差・第2
色差形式のデータをRGB形式に変換する際に、同じラ
イン上の2n番目の画素のRGB値と2n+1番目の画
素のRGB値への変換入力とし、n番目の色差値を連続
して使用し、前記アドレス変換手段は色差データの表示
メモリ上のアドレスについて、前記受けた画素アドレス
情報のライン内画素アドレスの下位ビットを落としてア
ドレス変換することを特徴とする。
【0013】本発明の第6のグラフィックコントローラ
は、前記第3、第4、又は第5のグラフィックコントロ
ーラに於いて、前記色空間変換処理手段はRGB形式の
書込データを画素単位で前記圧縮された輝度・第1色差
・第2色差形式データに変換するRGB/輝度・色差変
換手段と、前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形
式データを画素単位でRGB形式データに変換する輝度
・色差/RGB変換手段と、前記表示処理手段の要求に
より表示メモリより読み出した数ワード単位の輝度デー
タと第1色差データと第2色差データを一時格納し、画
素単位の輝度データと画素或いは奇遇の2画素単位の色
差データを出力する表示データ用の並列−直列変換機能
付きバッファ手段とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の第7のグラフィックコントローラ
は、前記第6のグラフィックコントローラに於いて、前
記色空間変換処理手段は、前記RGB/輝度・色差変換
手段、前記輝度・色差/RGB変換手段、前記表示デー
タ用の前記バッファ手段の他に、前記RGB/輝度・色
差変換手段の出力を受けこれを順次蓄積しワード単位の
輝度データと第1色差データと第2色差データに変換し
表示メモリへの書込データとすると共に、ホスト要求に
より表示メモリより読み出したワード単位の輝度データ
と第1色差データと第2色差データを一時格納し、画素
単位の輝度データとこれに対応した画素或いは奇遇の2
画素単位の色差データを出力するホストデータ用の直列
/並列変換機能付きバッファ手段も含むことを特徴とす
る。
【0015】本発明の第8のグラフィックコントローラ
は、前記第6のグラフィックコントローラに於いて、前
記RGB/輝度・色差変換手段として、入力値をシフト
しそれを反転できる回路と加算回路とを一組以上備え、
加算回路では減算を行う際の反転入力に対するアドワン
を纏めてアドm(m:減算回数)加算することを特徴と
する。
【0016】本発明の第9のグラフィックコントローラ
は、前記第6のグラフィックコントローラに於いて、前
記輝度・色差/RGB変換手段として、入力値をシフト
しそれを反転できる回路を含む入力作成ステージと、加
算回路で入力された値の部分和を作成するステージと、
別の加算回路で部文和を精算するステージとを一組以上
備え、加算回路では減算を行う際の反転入力に対するア
ドワンを纏めてアドn(n:減算回数)加算することを
特徴とする。
【0017】本発明の第10のグラフィックコントロー
ラは、表示メモリが接続され、ホストの表示メモリ書込
や読出を制御し、また表示メモリより表示データを読出
し表示デバイスへの出力を制御するグラフィックコント
ローラであって、ホストとの表示メモリ書込や読出は色
差データが圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式デ
ータで行い、表示処理手段からの要求に応じ表示メモリ
から読み出した前記圧縮された輝度・第1色差・第2色
差形式のデータをRGB形式のデータに変換し表示処理
手段に渡す第2の色空間変換処理手段を含み、表示メモ
リのデータを色差データが圧縮された輝度・第1色差・
第2色差形式とすることを特徴とする。
【0018】本発明の第11のグラフィックコントロー
ラは、前記第10のグラフィックコントローラに於い
て、前記第2の色空間変換処理手段は、画素アドレス情
報のライン内アドレスとラインアドレスのそれぞれの桁
数情報或いはその種別を保持する手段と、表示処理手段
からの表示データ読出要求のアドレス情報を画素アドレ
ス情報で受け、これを前記保持手段の桁数情報を用いラ
イン内アドレスとラインアドレスに分け、前記画素アド
レス情報を表示メモリ上のアドレスに変換するアドレス
変換手段も備えることを特徴とする。
【0019】本発明の第12のグラフィックコントロー
ラは、前記第10のグラフィックコントローラに於い
て、前記アドレス変換手段が前記受けた画素アドレス情
報を、表示メモリ上の輝度データプレーン上のアドレス
と第1色差データプレーン上のアドレスと第2色差デー
タプレーン上のアドレスとに変換することを特徴とす
る。
【0020】本発明の第13のグラフィックコントロー
ラは、前記第10、第11、又は第12のグラフィック
コントローラに於いて、表示メモリ上の前記圧縮された
輝度・第1色差・第2色差形式のデータの第1及び第2
の色差データをより圧縮するかを指定する圧縮比フラグ
保持手段を持ち、このフラグが高圧縮を指定していれ
ば、前記第2の色空間変換処理手段は、表示メモリから
読み出した高圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式
のデータをRGB形式に変換する際に、同じライン上の
2n番目の画素のRGB値と2n+1番目の画素のRG
B値への変換入力とし、n番目の色差値を連続して使用
し、前記アドレス変換手段は色差データの表示メモリ上
のアドレスについて、前記受けた画素アドレス情報のラ
イン内画素アドレスの下位ビットを落としてアドレス変
換することを特徴とする。
【0021】本発明の第14のグラフィックコントロー
ラは、前記第1乃至第13の何れかのグラフィックコン
トローラに於いて、前記輝度・第1色差・第2色差形式
をYUV形式とし、輝度・色差をYUVとすることを特
徴とする。
【0022】本発明の第1の表示メモリ容量低減方式
は、ホストからの表示メモリへの書込、読出を制御し、
また表示メモリより表示データを読出し表示デバイスへ
の出力を制御するグラフィックコントローラに、画素ア
ドレス情報のライン内アドレスとラインアドレスのそれ
ぞれの桁数情報或いはその種別を保持する手段と、ホス
トからの表示メモリ書込や読出要求及び表示処理手段か
らの表示メモリ読出要求に伴うアドレス情報を画素アド
レス情報で受け、これを前記保持手段の桁数情報を用い
ライン内アドレスとラインアドレスに分け、前記画素ア
ドレス情報を表示メモリ上のアドレスに変換するアドレ
ス変換手段と、ホストから受けたRGB形式のビデオデ
ータを色差データが圧縮された輝度・第1色差・第2色
差形式データに変換し表示メモリへの書込データとする
手段と、表示メモリから読み出した前記圧縮された輝度
・第1色差・第2色差形式のデータをRGB形式のデー
タに変換し要求元に渡す手段とを設け、グラフィックコ
ントローラにアクセスされる表示メモリの格納データ形
式を色差データが圧縮された輝度・第1色差・第2色差
形式とすることを特徴とする。
【0023】本発明の第2の表示メモリ容量低減方式
は、ホストの表示メモリ書込や読出を制御し、また表示
メモリより表示データを読出し表示デバイスへの出力を
制御するグラフィックコントローラに於いて、ホストと
の表示メモリ書込や読出は色差データが圧縮された輝度
・第1色差・第2色差形式データで行ない、又表示処理
手段からの要求に応じ表示メモリから読み出した前記圧
縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデータをRG
B形式のデータに変換し表示処理手段に渡す第2の色空
間変換処理手段を設け、グラフィックコントローラにア
クセスされる表示メモリの格納データ形式を色差データ
が圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式とすること
を特徴とする。
【0024】本発明の第3の表示メモリ容量低減方式
は、前記第2の表示メモリ容量低減方式に於いて、前記
グラフィックコントローラの第2の色空間変換処理手段
に、画素アドレス情報のライン内アドレスとラインアド
レスのそれぞれの桁数情報或いはその種別を保持する手
段と、表示処理手段からの表示データ読出要求に伴うア
ドレス情報を画素アドレス情報で受け、これを前記保持
手段の桁数情報を用いライン内アドレスとラインアドレ
スに分け、前記画素アドレス情報を表示メモリ上のアド
レスに変換するアドレス変換手段も設けることを特徴と
する。
【0025】本発明の第4の表示メモリ容量低減方式
は、前記第1、第2、又は第3の表示メモリ容量低減方
式に於いて、前記輝度・第1色差・第2色差形式をYU
V形式とすることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。先ず、本発明のグラ
フィックコントローラと表示メモリ容量低減方式の概要
を説明する。図1を参照し、グラフィックコントローラ
2は、ホストCPU等1と表示デバイス(液晶ディスプ
レイやCRT等)8との間に位置し、ビデオメモリ7へ
のデータ書き込みや、ビデオメモリデータを読み出して
表示デバイスへの出力制御を行っている。
【0027】ビデオメモリ7へ書き込まれる表示データ
フォーマットには、RGB形式が採用されている。一般
的にR、G、Bの各色8ビットずつのデータを持ち、計
24ビットのデータをフルカラーという(場合によって
は、計32ビットカラーを指すこともある)。又、ビデ
オメモリ7はグラフィックコントローラ2が専用でアク
セスするメモリであっても、ホストCPU等1のメイン
メモリのビデオメモリエリアであってもよい。
【0028】グラフィックコントローラ2内部のホスト
I/F(インターフェース)部3とビデオメモリ7の間
にデータ変換機能が存在する。この変換機能は、色空間
変換処理部4であり、RGB形式からYUV形式へ色空
間変換と、YUV形式からRGB形式への復元を行う。
【0029】YUV形式は、TV(テレビジョン)やV
TR(ビデオテープレコーダ)等に使われていて、輝度
データと赤の色差、青の色差の2つの色差データで構成
される。YUV形式には、YUV=4:2:2やYUV
=4:1:1等の複数の形式が存在し、それぞれデータ
の圧縮率が異なる。高圧縮率である程、表示品位は低下
する。
【0030】つまり、ホストCPU等1からのRGB形
式のデータをYUV形式に変換(圧縮)し、ビデオメモ
リ7へ書き込む機能と、ビデオメモリ7内のYUV形式
のデータをRGB形式に復元し、ホストCPU等1へデ
ータを渡したり、液晶ディスプレイ8などへ出力する機
能を有する。
【0031】使用目的、アプリケーション等によって求
められる表示品位は異なるが、本発明はそれぞれの用途
に対応するために複数のYUV形式を選択することが出
来る。
【0032】次に、本発明の動作概要を図1を参照して
説明する。先ず、ホストCPU1等からグラフィックコ
ントローラ2へ送られたRGB形式の表示データは、Y
UV形式に変換され、ビデオメモリ7へ格納される。
【0033】又、グラフィックコントローラ2は表示デ
バイス8の仕様に合わせて必要なタイミングでビデオメ
モリ7からデータを読み出し、RGB形式へ復元して出
力する。
【0034】グラフィックコントローラ2内部には、ホ
ストCPU等1からのビデオメモリアクセスと、表示デ
バイス8へ出力するためのビデオメモリリードアクセス
とを調停する機能を持ち、表示デバイス8への出力が最
優先で行われる。
【0035】YUV形式は複数存在するため、適用シス
テムに必要とする形式を設定できるレジスタをグラフィ
ックコントローラ内部に持つ。
【0036】本発明の基本構成は上記の通りであるが、
近年のグラフィックコントローラにはホストインタフェ
ースや表示デバイスインタフェース(表示処理部)5の
他にも、CMOSカメラなどの動画入出力インタフェー
スを備えたグラフィックコントローラが存在する。動画
データの入出力仕様としてはYUV形式が広く使われて
いるが、ビデオメモリの格納フォーマットはRGB形式
に変換されている。そこで、ビデオメモリの格納フォー
マットにYUV形式を採用した本発明を利用すれば、Y
UV形式にて入出力される動画データについては、色空
間変換が不要となる。
【0037】次に本発明のより具体的な実施形態につい
て説明する。図2は図1のグラフィックコントローラ2
の詳細構成を示したブロック図である。図2を参照し説
明するとグラフィックコントローラ2はホストI/F部
3と色空間変換処理部4と表示処理部5とメモリI/F
部6を含む。
【0038】ホストI/F部3はホストCPU等1と接
続され、ホストCPU等1からコマンド・アドレスをコ
マンドレジスタに受けた後に、データをデータレジスタ
に受ける。コマンドレジスタには色空間変換処理部4が
変換、中継したビデオメモリ7からの読出データや、モ
ード・プレーンピッチレジスタ41等の制御レジスタ値
もセットされホストCPU等1へ送出される。
【0039】ここで図3を参照しホストCPU等1のグ
ラフィックコントローラ2へのコマンドを説明すると、
ビデオメモリライトやビデオメモリリードコマンドでは
プレーン上の開始アドレスとピクセルカウントも一緒に
指示する。
【0040】そしてライトデータとしては例えばフルカ
ラーのRGB形式の場合には最初にR0・G0・B0・
R1(最初のピクセルのR、G、Bの各バイトと次のピ
クセルのR1)を送ってきて2回目にはG1・B1・R
2・G2を送ってくる。又、ビデオメモリリードを指示
され返送するデータも同様の形式である。
【0041】ホストCPU等1は制御レジスタライトや
リードコマンドではレジスタ番号(モードレジスタ、プ
レーンピッチレジスタ、フレームサイズレジスタ等を指
定する番号)も一緒に指示する。そしてデータとしては
これらにライトするデータも送る。又、グラフィックコ
ントローラ2は制御レジスタリードコマンドを受けると
指定されたレジスタの内容を返送する。
【0042】図2に戻り、色空間変換処理部4はモード
・プレーンピッチレジスタ41と、データバッファ42
とRGB/YUV変換回路43とMDBF(メモリデー
タバッファ)44とRDBF(リードデータバッファ)
45とYUV/RGB変換回路46とアドレス変換部4
7と変換制御部48を含む。
【0043】データバッファ42はホストI/F部3の
データレジスタから受けたビデオ書込データ(RGB形
式/YUV形式)を一時格納するバッファであり、又、
ホストI/F部3へのビデオデータ(RGB形式/YU
V形式)も一時格納される。
【0044】RGB/YUV変換回路43はデータバッ
ファ42から取り出されたビデオデータがRGB形式の
場合(RGB形式かYUV形式かはモードレジスタで示
されている)YUV=4:2:2或いはYUV=4:
1:1形式に変換する回路である。
【0045】RDBF45は表示処理部5がビデオメモ
リ7から4バイトの2〜4回転送で一斉に読み出したY
UV形式のデータを一時格納するFIFOバッファと後
処理に対し、対応するY・U・Vデータを供給する為の
出力部を含む。FIFOは例えば24バイト〜48バイ
ト程度の容量である。
【0046】MDBF(メモリデータバッファ)44は
ホストCPU等1のコマンドでビデオメモリ7から読み
出したデータを一時格納するバッファと、後処理に対
し、対応するY・U・Vデータを供給する為の出力部を
含む。又、このバッファは変換されたYUVデータ或い
はホストからのYUVデータを構成し直し、或いは単に
一時格納しメモリI/F部6への書込データとする為に
も使用する。
【0047】YUV/RGB変換回路46はRDBF4
5やMDBF44が出力するYUV形式データをRGB
形式に変換する回路である。
【0048】モード・プレーンピッチレジスタ41の詳
細を図4に示す。モードレジスタのビット0にはホスト
CPU等1が送ってくるビデオデータや、ホストが要求
する受信ビデオデータの形式がRGBであれば0を、Y
UVであれば1を予めコマンドでセットする。モードレ
ジスタのビット2にはビデオメモリ7の圧縮形式を4:
1:1にしたい時には予め1をセットする。
【0049】プレーンピッチレジスタは仮想的なプレー
ン(色別プレーンでなく表示フレームを含むプレーン空
間:サイズはRGB形式のRプレーンやYUV形式のY
プレーン)のラインアドレス桁数やライン内ピクセルア
ドレスの桁数を保持する。VGA、では9、10であり
XGAでは10、10である。又、ピクセルデータサイ
ズ(ピクセルのR/G/B或いはY/U/Vの各値のビ
ット長)識別情報も保持する。例えば8ビットであれば
0で4ビットであれば1とする。
【0050】フレームサイズレジスタは表示アドレス生
成部52に設けられ表示フレームの最大ラインアドレ
ス、最大ピクセルアドレス(ライン内ピクセルアドレ
ス)を保持する。これらにはホストCPU等1からコマ
ンドによりライト/リード出来る。
【0051】アドレス変換部47はホストCPU等1が
コマンド指示したプレーンアドレスや、表示アドレス生
成部52から受けるプレーンアドレスをプレーンのライ
ン、ピクセルアドレス桁数や、YUVの圧縮形式情報、
ピクセルデータサイズ識別情報を用い、ビデオメモリ7
のアドレスに変換する。
【0052】変換制御部48はホストI/F部3や表示
アドレス生成部52からのビデオメモリアクセス要求を
受け色空間変換処理部4の各回路、バッファ変換部を制
御し、メモリI/F部6にアクセス指示し要求もとに返
送指示信号を返す。表示アドレス生成部52からのビデ
オメモリ読出要求を受けるとRDBF45のFIFOが
半分近く空きになればメモリI/F部6に読み出し指示
を発行する。
【0053】表示処理部5は、同期信号発生部51と表
示アドレス生成部52と表示制御部53と表示用FIF
O54とDAC55を含む。同期信号発生部51はドッ
トクロック、水平同期、水平ブランク期間、垂直同期、
垂直ブランク期間のタイミングを発生する。
【0054】表示アドレス生成部52は表示アドレスカ
ウンタを有し、表示用FIFO54の読出しを上記タイ
ミングに従って行なう。又、表示用のメモリアドレスカ
ウンタで表示データのビデオメモリ7からの読出アドレ
スも管理、更新している。表示用のメモリアドレスカウ
ンタと表示アドレスカウンタの差分値がピクセルデータ
サイズ識別に応じた所定値以内で、表示用メモリサイク
ル期間であれば、変換制御部48に後続のビデオメモリ
データ読出を要求する。
【0055】表示用FIFO54はRGB形式に変換さ
れた色データないしコードを格納し、RGBの各値が同
時に読み出される。DAC(ディジタル−アナログ変換
器)55は上記読み出されたRGB値をアナログのRG
B信号に変換する。尚、アナログ変換前にRAM等でデ
ィジタル値を再変換するタイプでもよい。
【0056】図5はRGB/YUV変換回路43の詳細
構成例を示したブロック図である。図5を参照し、セレ
クタ432は8ビットの7ウェイセレクタで、シフタ4
33L、433Rは8ビットの右シフタでスルーと右1
〜6ビットのシフトを行う。出力はT/Cの選択ができ
る。
【0057】加算器435は2入力の8ビット全加算器
でキャリールックアヘッド付きの高速加算器である。
又、必要に応じ上位4ビット出力をキャリーセレクショ
ン方式(上位4ビットのサムを下位グループからのキャ
リー入力が0と1の両方の場合を作成しておき、これら
を前記キャリー値で選択し出力とする方式)とする。
【0058】ラッチ436は2ウェイ入力の8ビットラ
ッチで、ラッチ437は8ビットラッチで、ラッチ43
0、438、439も8ビットラッチでそれぞれY、
U、V値がセットされる。この3個のラッチの上位4ビ
ットはイネーブル付きの2ウェイ入力である。ピクセル
データサイズが4ビットであればそれぞれの下位4ビッ
トに(0オリジンの奇数ピクセルの値)が取り込まれる
際にそれまでの下位4ビット値(0オリジンの偶数ピク
セルの値)が上位ビットに取り込まれる。
【0059】演算シーケンス回路431は変換演算の各
タイミングでセレクタ432やラッチ434、436〜
439、430の入力セレクション信号、シフタ433
L、433Rのシフト量と出力のT/C選択、各ラッチ
の取り込み信号を発生する。
【0060】尚、ラインバッファ439は偶数ラインと
奇数ラインのU/V値を平均する等の補間をしてビデオ
メモリへのU/V値とする場合の偶数ラインのU・V値
を保持するバッファである。
【0061】又、RGB/YUV変換回路43としてセ
レクタ432とシフタと加算器とラッチ437までを並
列にもう一式設け、Yの計算と、UやVの計算を並列処
理する様にしてもよい。
【0062】図6はYUV/RGB変換回路46の詳細
構成例を示したブロック図である。シフタ462L、4
62Rは8ビットの右シフタでスルーと右1〜6ビット
のシフトを行ない出力はT/C(正/負)の選択ができ
る。
【0063】加算器464、466は加算器434と同
様の2入力の高速8ビット全加算器である。ラッチ46
3L、463Rは2ウェイ入力の8ビットラッチで、ラ
ッチ465L、465R、467〜469は8ビットラ
ッチである。ラッチ467〜469はR、G、B出力用
であり前記ラッチ430、438、439と同様に上位
4ビットの入力は図示の入力の他自分の下位4ビットの
入力ができ、入力を0に出来る。
【0064】演算シーケンス回路460は変換演算の各
タイミングでセレクタ461L、461Rの入力選択指
示や、ラッチ463L、463Rの入力セレクション信
号、シフタ462L、462Rのシフト量とT/C選
択、各ラッチの取り込み信号を発生する。
【0065】尚、YUV/RGB変換回路46としてセ
レクタ461からシフタと加算器と次段の加算器の出力
ラッチまでを並列にもう一式設け、RやBの計算と、G
の計算を並列処理する様にしてもよい。図7はMDBF
44とRDBF45の詳細構成を示したブロック図であ
る。MDBF44は8ビットのセレクタ441、Y、
U、Vそれぞれが4バイトで、4ビット単位のシフトを
行う3個のシフトレジスタ442〜444とセレクタ4
45から構成される。
【0066】セレクタ441はビデオメモリへの書込デ
ータとして変換されたY/U/Vデータか、ホストから
受けたデータバッファ42のY/U/Vデータかの選択
をする。3個のシフトレジスタ442〜444は、変換
されたYUVデータ或いはホストからのYUVデータを
それぞれが連続する4バイトのYデータ、Uデータ、V
データにしメモリI/F部6への書込データとする。
又、ビデオメモリから読み出された4バイト単位のY、
U、Vデータがパラレルセットされ、それぞれが4ビッ
ト単位でシフトし対応したY、U、Vデータを取り出す
為にも使用する。
【0067】次ぎにRDBF45は、4バイトX6〜1
2ワードのFIFOバッファ451とそれぞれが4バイ
トで、4ビット単位のシフトを行う3個のシフトレジス
タ452〜454とセレクタ455から構成される。
【0068】FIFOバッファ451にはメモリI/F
部6からの表示用の読出データがY、U、Vのそれぞれ
について8バイト(4バイト幅の2回転送)か16バイ
ト単位で格納される。3個のシフトレジスタ452〜4
54はYUV/RGB変換回路46の処理サイクルの直
前に4ビット単位シフトを連続して2回或いは1回行な
う。この回数はピクセルデータサイズ識別による。
【0069】セレクタ455は24ビットのセレクタで
あり表示優先サイクルであればRDBF45からのYU
Vデータを選択し、それ以外ではMDBFからのYUV
データを選択しYUV/RGB変換回路46へ供給す
る。
【0070】以上にビデオメモリ7の格納をY、U、V
のプレーン形式で行なう場合を説明したが、ビデオメモ
リ7への格納形式を偶数ラインデータをY00U00V
00Y01、U01V01Y02U02、・・とし奇数
ラインデータをY10Y11Y12Y13、Y14Y1
5Y16Y17、・・とするパックドピクセル方式とし
てもよい。
【0071】この場合、MDBFとしてはセレクタ44
1と4バイトのレジスタとし、RDBF45としてはF
IFO451とセレクタ455とし、共通の手段として
メモリからの読出データを編集する(例えば奇数ライン
のY10Y11Y12Y13を0、3、6バイトにセッ
トした後に、偶数ラインでたを読み出しそのU00、V
00、U01、V01をそれぞれ1、2、4、5バイト
目にセットする)アライン回路と8〜12バイトの編集
用レジスタの構成となる。
【0072】図8はアドレス変換部47の詳細構成を示
したブロック図である。アドレス変換部47はP(プレ
ーン)アドレスカウンタ471、セレクタ473、BA
(ベースアドレスロジック)ロジック474、BAセレ
クタ475、アドレスセレクタ476、477、478
を備えている。
【0073】Pアドレスカウンタ471は20ビットの
アドレスカウンタであり、プレーンピッチレジスタのピ
クセルアドレス桁数、ラインアドレス桁数に従って、下
位10ビットをP0〜P9(ライン内ピクセルアドレス
ビット0〜9)とし上位10ビットをL0〜L9(ライ
ンアドレスビット0〜9)としている。
【0074】ホストI/F部3からビデオメモリライト
を受けた際に開始アドレスがセットされ、YUV変換出
力或いはデータバッファ42のYUVデータをMDBF
44にシフトインする度にインクリメントされる。
【0075】セレクタ473は表示用のアクセスサイク
ルであれば表示アドレス生成部52からの表示データ読
出アドレスを選択しそれ以外であればPアドレスカウン
タ471を選択する。
【0076】BAロジック474は、U或いはVプレー
ンへのメモリアクセス要求、Vプレーンへのメモリアク
セス要求で且つ422形式モード、Vプレーンへのメモ
リアクセス要求という信号でベースアドレスの元の3ビ
ットを作成する。
【0077】BAセレクタ475はXGA系(プレーン
ピッチレジスタのラインアドレス桁数の最上位ビットが
1)であれば左に1ビットシフトしベースアドレスの上
位4ビットとする。
【0078】アドレスセレクタ476は、「U或いはV
プレーンへのメモリアクセス要求」、「XGA系」の2
ビットが00であれば一番上の入力を選択し、01では
2番目の入力を、10では3番目の入力を、11では4
番目の入力をそれぞれ選択する4ウェイセレクタであ
る。
【0079】アドレスセレクタ477は、「U或いはV
プレーンへのメモリアクセス要求で圧縮形式が4:1:
1」であれば2番目の入力を選択し、そうでなければ一
番上の入力を選択する。アドレスセレクタ478は、ピ
クセルデータサイズが8ビットであれば作成したアドレ
スを、4ビットであれば作成したアドレスを1ビット右
シフトし最上位ビットに0を詰めたアドレスを選択す
る。
【0080】次に本実施形態の動作について図面を参照
し説明する。先ず、ホストCPU等1がグラフィックコ
ントローラ2の制御レジスタ類の設定を行った後、フル
カラーのRGB形式データを渡しグラフィックコントロ
ーラ2がYUV形式に自動的に変換しビデオメモリ7に
書き込む例で説明する。
【0081】図2、3、4を参照し、ホストCPU等1
はモードレジスタを指した制御レジスタライトコマン
ド、データ=”0000・・・”を発行する。ホストI
/F部3はこれをデコードしモードレジスタに”00
0”(ホストデータ形式がRGBでビデオメモリ圧縮形
式:422)をセットする。
【0082】同様にしプレーンピッチレジスタにはライ
ンアドレス桁数を9に、ピクセルアドレス桁数に10、
ピクセルデータサイズ識別に0(8ビイト)がセットさ
れ、フレームサイズレジスタの最大ラインアドレスに4
77が最大ピクセルアドレスに639がセットされる。
【0083】ホストCPU等1はアドレスフィールドの
開始アドレスを00〜0とし、カウントを2560(4
ライン分)としたビデオメモリライトコマンドと、デー
タR00・G00・B00・00を発行する。ホストI
/F部3がアクセプトを返すとホストCPU等1は後続
データR01・G01・B01・00、R02・G02
・B02・00、・・・をアクセプトを確認しつつ連続
的に送ってくる。
【0084】ホストI/F部3は最初のアクセプトを返
すと同時に変換制御部48にビデオメモリ書込要求をす
る。変換制御部48は表示のメモリ読出期間でなければ
要求を受付けアドレス変換部47にアドレスの取り込み
を指示しデータレジスタの内容もデータバッファ42に
格納する。
【0085】図9の(1)に示す様にホストからのデー
タはデータバッファ42にR00・G00・B00・R
01・G01・B01・・・の様に一時格納される。こ
こでピクセルの色、或いは輝度、色差区分ごとのデータ
はXij(X:R/G/BないしY/U/V、i:0オ
リジンのライン番号、j:0オリジンのピクセル番号)
としている。
【0086】そしてビデオメモリ7には図示の様にY、
U、Vの各プレーンにピクセル00、01、02・・の
対応データが格納される。ここでUプレーンやVプレー
ンでは奇数ラインのデータは間引くのでUプレーンやV
プレーンのサイズはYプレーンの1/2となる。
【0087】図9(2)は上記の様に奇数ラインのU、
Vデータを単に間引くのでなく偶数ラインの対応する
U、Vデータと奇数ラインのU、Vデータを補間(例え
ば平均)して格納する場合を示している。U10’はU
00とU10の補間(平均)値である。
【0088】図2に戻り上記処理をより詳細に説明する
と、変換制御部48はデータバッファ42のRGBデー
タが取り出し、各ピクセルでR、G、Bの順にRGB/
YUV変換回路43に供給する。
【0089】図5のRGB/YUV変換回路43は下記
演算を順次行う。 (1)Y=0.299*R+0.587*G+0.114*B =(1/4)R+(1/16)R+(1/32)R +(1/2)G+(1/8)G+(1/16)G +(1/8)B−(1/64)B (2)U=−0.168*R−0.332*G+0.500*B =−(1/8)R−(1/32)R−(1/64)R −(1/4)G−(1/16)G−(1/64)G +(1/2)B (3)V= 0.500*R−0.419*G−0.081*B =(1/2)R −(1/4)G−(1/8)G−(1/32)G −(1/16)B−(1/64)B Y値の計算の第1サイクルで、セレクタ432でRを選
択し、シフタ433Lで右2ビットシフトにより(1/
4)Rを、シフタ433Rで右4ビットシフトにより
(1/16)Rを作成しそれぞれラッチ436、434
にセットする。第2サイクルで加算結果をラッチ436
にセットすると同時にラッチ434には(1/32)R
をセットし、第3サイクルで中間結果1をラッチ437
にセットする。
【0090】同時にラッチ436、434に(1/2)
G、(1/8)Gをセットし、第3サイクルで加算結果
をラッチ436に、(1/16)Gをラッチ434にセ
ットし中間結果2をラッチ437にセットする。同時に
中間結果1をラッチ430に移動しておく。更にラッチ
436、434に、(1/8)G、(1/64)Gのコ
ンプリメントをセットする。
【0091】第4サイクルで加算結果をラッチ436
に、中間結果1をラッチ434にセットし、第5サイク
ルで加算結果をラッチ436に、中間結果2をラッチ4
34にセットし第6サイクルで加算結果をラッチ436
にセットし、減算回数m(=1)をラッチ434にセッ
トする。結果のY値はUを計算する第1サイクルでラッ
チ437にセットされる。そして次のサイクルでラッチ
430に移される。
【0092】U、Vについても同様に計算する。但し減
算のためのコンプリメント入力に対する+1は毎回行わ
ず纏めて+6、+5する。この様にしYUVデータがラ
ッチ430、438、439に揃う。
【0093】尚、YUVの圧縮形式を4:1:1とする
場合には中間のU00値(R00、G00、B00にて
算出されたU00)がラッチ438に残っているので、
U01と加算した後に結果を1ビット右シフトして平均
値を最終的なU00とする。V00も同様に処理する。
【0094】作成された第0ラインのYUVデータは図
7に示すMDBF−Y442〜MDBF−V444に順
次シフトインされそれぞれが例えば4バイト分蓄積され
るとメモリI/F部6にYのワード、Uのワード、Vワ
ード順に送出される。
【0095】尚、第1ライン目(奇数ライン)のデータ
はYデータのみであり、MDBF−Y442のみにシフ
トインされる。
【0096】これと並行してメモリI/F部6へのアド
レスはアドレス変換部47にて作成される。図8を参照
し、P471には00〜0がホストからのアドレスとし
て取り込まれYワード書込ではBAセレクタ475の出
力は0000でありセレクタ478の出力は0000〜
0となる。Uワード書込ではBAセレクタ475の出力
は0100でありセレクタ478の出力は0100〜0
となる。Vワード書込ではBAセレクタ475の出力は
0110でありセレクタ478の出力は0110〜0と
なる。
【0097】次に、ホストCPU等1がグラフィックコ
ントローラ2に対しビデオメモリ7の読み出しを行う例
で説明する。
【0098】図2、3を参照し、ホストCPU等1はア
ドレスフィールドの開始アドレスを00〜0とし、カウ
ントを2560(4ライン分)としたビデオメモリリー
ドコマンドを発行する。
【0099】ホストI/F部3は最初のアクセプトを返
すと同時に変換制御部48にビデオメモリ読出し要求を
する。変換制御部48は表示のメモリ読出期間でなけれ
ば要求を受付けアドレス変換部47にアドレスの取り込
みを指示する。
【0100】図8のアドレス変換部47では先ずYプレ
ーンのアドレス0000〜00を生成しYプレーンから
最初の4バイト(Y00、Y01、Y02、Y03)を
メモリI/F部6から受け取り、多少オーバラップして
Uプレーンのアドレス0100〜00を生成しUプレー
ンから最初の4バイト(U00、U01、U02、U0
3)をメモリI/F部6から受け取り、Vプレーンのア
ドレス0110〜00を生成し同様に(V00、V0
1、V02、V03)を受け取る。
【0101】各プレーンのワード単位のデータは図7の
MDBF−Y442〜MDBF−V444にワード単位
で順次セットする。そしてセレクタ455からY00・
U00・V00を図6のYUV/RGB変換回路46に
供給する。
【0102】図6のYUV/RGB変換回路46は下記
演算を順次行う。 (1)R=Y+1.403*V =Y+V+(1/4)V+(1/8)V+(1/32)V (2)B=Y+1.733*U =Y+U+(1/2)U+(1/4)U−(1/64)U (3)G=1.704*Y−0.509*R−0.0194*B =1.176*Y−0.714*V−0.034*U =Y+0.125Y+0.063Y−V+0.25V+0.031V −0.031U =Y+(1/8)Y+(1/16)Y−V+(1/4)V+(1/32)V −(1/32)U 加算入力ステージでは第1サイクルで、セレクタ461
L、461RでY、Vを選択しシフタ462L、462
RをスルーとしY、Vをそれぞれラッチ463L、46
3Rにセットする。第2サイクルではラッチ462L、
462Rには(1/4)V、(1/8)Vをセットし、
第3サイクルではラッチ463L、463Rには0、
(1/8)Vをセットする。
【0103】前段加算ステージでは第2サイクルで中間
結果(部分和)1(Y+V)をラッチ465Rにセット
し、第3サイクルで中間結果2((5/8)V)をラッ
チ465Rにセットする。第4サイクルでは中間結果3
((1/32)V)をラッチ465Rにセットする。
【0104】後段加算ステージでは第3サイクルで中間
結果1をラッチ465Rからラッチ465Lに移し、第
4サイクルで中間結果1と中間結果2を加算しラッチ4
65Lにセットし、第5サイクルでこれに中間結果3を
加算しラッチ469にセットしR値とする。
【0105】B値については加算入力ステージでは第4
サイクルで、Y、Uが入力され以降同様に処理するが第
6サイクルでは1(減算回数)、((1/64)U)の
コンプリメントを入力する。G値については加算入力ス
テージでは第7サイクルで、Y、(1/8)Yが入力さ
れ以降同様に処理するが第10サイクルでは2(減算回
数)、((1/32)U)のコンプリメントを入力す
る。
【0106】減算回数(N)は演算シーケンス回路46
0が必要な処理シーケンスで1や2を発生する。前段加
算ステージ、後段加算ステージではB値、G値が前記R
値と同様に処理し、ラッチ467、468、469に
R、G、Bを揃えデータバッファ42に格納する。尚、
ピクセルあたり10サイクルの周期でRGB値を処理す
る。
【0107】又、セレクタ461からシフタと加算器と
次段の加算器の出力ラッチまでを並列にもう一式設け、
RやBの計算と、Gの計算を並列処理すれば6サイクル
の周期となる。
【0108】図2に戻り、データバッファ42に4バイ
ト以上格納されると4バイト単位でホストI/F部3が
データレジスタを通じホストCPU等1に送出する。
【0109】次に表示用ビデオメモリ読み出しについて
説明する。図2を参照し、変換制御部48がメモリ読み
出し要求を表示アドレス生成部52より受けると、表示
用読み出し期間で、FIFO451の1/2以上の空き
が近くなっていれば受付けアドレス変換部47に表示用
読出アドレスの選択を指示する。
【0110】図8に移り、セレクタ473で表示用読出
アドレスを選択し、Yプレーンアクセス処理が開始され
る。前記Yプレーンアクセスと同様にしセレクタ478
には0000〜0を生成し、メモリI/F部6に4バイ
ト*2回或いは4回読み出しを指示する。その後のU、
Vプレーンアクセスに於いても前記と同様にし0100
〜0、0110〜0を生成しそれぞれについて4バイト
*2回或いは4回読み出しを指示する。
【0111】メモリI/F部6から読出データを受ける
とFIFO451に格納し、格納したY、U、Vデータ
を順にRD−Y452、RD−U453、RD−V45
4にパラレルセットしする。そしてセレクタ455を介
し、YUV/RGB変換回路46へY・U・Vデータを
供給する。
【0112】図2に戻り、YUV/RGB変換回路46
でRGB形式に変換されたデータは表示アドレス生成部
52が表示用FIFO54に順次書き込む。そして表示
期間に表示アドレスカウンタに順次より読み出され表示
デバイス8に送出される。
【0113】尚、表示アドレスカウンタはVGAサイズ
ではピクセルアドレス部が639になるとラインアドレ
ス部へのキャリーを発生する構成である。
【0114】以上の動作説明は主にビデオメモリの格納
形式をYUV=4:2:2で説明したがYUV=4:
1:1形式で格納する場合には図10に示す様に格納す
る。ここでU00はR00、G00、B00に対応した
U値と、R01、G01、B01に対応したU値との共
通値である。共通値としては両者の平均値としてもよい
が何れかを代表値として採用してもよい。そしてUプレ
ーンとVプレーンのサイズはそれぞれ、Yプレーンの1
/4である。
【0115】次に本発明の具体的な第2の実施形態につ
いて図11を参照し説明する。この実施形態ではホスト
CPU等1はビデオデータをYUV形式で扱う。従っ
て、モード・フレームサイズレジスタ41Aのモードレ
ジスタはホストデータ形式として4:2:2のYUV形
式か4:1:1のYUV形式かを指定する1ビットのみ
である。
【0116】ビデオメモリライトコマンドではYUV形
式のデータを送ってくるのでデータバッファ42、MD
BF44を介してメモリI/F部6に書込データを送出
する。アドレスについては前記第1の実施形態と同様で
ある。
【0117】ビデオメモリリードコマンドでは偶数ライ
ン処理ではY、U、Vプレーンのアドレスを生成しメモ
リI/F部6に読出アクセスを指示する。そして各プレ
ーンのワードデータをMDBF44にパラレルにセット
し、Y00・U00・V00・Y01の様にしてデータ
バッファを介しホストI/F部3に返信する。
【0118】奇数ライン処理ではYプレーンのアドレス
を生成しメモリI/F部6に読出アクセスを指示する。
そしてYプレーンのワードデータをMDBF−Y442
にパラレルにセットし、Y10・Y11・Y12・Y1
3の様にしてデータバッファを介しホストI/F部3に
返信する。
【0119】この実施形態の他の実施例ではホストCP
U等1はビデオメモリライト、リードコマンドではビデ
オメモリ7のアドレスを直接指定し、プレーン毎に連続
リードライトする。
【0120】以上の説明ではRGB/YUV変換回路4
3やYUV/RGB変換回路46を演算回路とし説明し
たがグラフィックコントローラ2や2Aが描画用のプロ
セッサ(CPU)を備えていればこのプロセッサが変換
の演算を行う様にしてもよい。
【0121】又、色差データが圧縮された輝度・第1色
差・第2色差形式のビデオ情報を4:2:2や4:1:
1のYUV形式ビデオデータとして説明したが、これに
限るものでなく同様の圧縮比のYIQ形式ビデオデータ
であっても本発明は同様に実現できる。
【0122】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によればビデオ
メモリ容量を低減できる。即ち、24ビットフルカラー
のRGB形式データをYUV=4:2:2形式へ変換す
る場合では、1ピクセル(画素)当たり8ビット(=2
4−16ビット)低減される。
【0123】これをVGAサイズ(640x480画
素)に当てはめればおよそ307Kバイト(=640x
480)低減でき、XGAサイズ(1024x768画
素)では768Kバイト(=1024x768)低減で
きる。
【0124】24ビットフルカラーのRGB形式データ
をYUV=4:1:1形式へ変換する場合では、1ピク
セル(画素)当たり12ビット(=24−12ビット)
低減される。VGAサイズ(640x480画素)では
およそ460Kバイト(=640x480x1.5)低
減でき、XGAサイズ(1024x768画素)では1
180Kバイト(=1024x768x1.5)低減で
きる。
【0125】従って本発明のグラフィックコントローラ
を採用ないし搭載した装置でメモリ消費電力を低減する
効果と、実装面積の低減効果と装置コストの低減効果を
もたらす。
【0126】又、本発明の具体的な第1実施形態によれ
ば、グラフィックコントローラ2がビデオデータやアド
レスを自動変換するのでホストCPU等1のプログラム
変更を殆ど行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラフィックコントローラや表示メモ
リ容量低減方式の概要を示すブロック図。
【図2】本発明の具体的な第1実施形態のグラフィック
コントローラ2の詳細構成を示すブロック図。
【図3】本発明の具体的な第1実施形態でホストI/F
部3のコマンドレジスタとデータレジスタにセットされ
る内容を示す図。
【図4】図2のモード・プレーンピッチレジスタ41に
セットされる情報の詳細を示す図。
【図5】図2のRGB/YUV変換回路43の詳細構成
例を示すブロック図。
【図6】図2のYUV/RGB変換回路46の詳細構成
例を示すブロック図。
【図7】図2のMDBF44とRDBF45の詳細構成
を示すブロック図。
【図8】図2のアドレス変換部47の詳細構成を示すブ
ロック図。
【図9】(1)はホストからのRGBビデオデータがデ
ータバッファ42に格納される配列とビデオメモリ7に
格納されたYUVの4:2:2で間引かれたビデオデー
タの配列を示すを示し、(2)はビデオメモリ7に格納
されたYUVの4:2:2で平均されたビデオデータの
配列を示す図。
【図10】ビデオメモリ7にYUV=4:1:1形式で
格納したビデオデータの配列を示す図。
【図11】本発明の具体的な第2の実施形態のグラフィ
ックコントローラ2Aの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 ホストCPU等 2、2A グラフィックコントローラ 3 ホストI/F部 4、4A 色空間変換処理部 41 プレーンピッチレジスタ 42 データバッファ 43 RGB/YUV変換回路 44 MDBF(メモリデータバッファ) 45 RDBF(リードデータバッファ) 46 YUV/RGB変換回路 47 アドレス変換部 48、48A 変換制御部 5 表示処理部 51 同期信号発生部 52 表示アドレス生成部 53 表示制御部 54 表示用FIFO 55 DAC 6 メモリI/F部 7 ビデオメモリ 8 表示デバイス

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示メモリが接続され、ホストからの表
    示メモリへの書込、読出を制御し、また表示メモリより
    表示データを読出し表示デバイスへの出力を制御するグ
    ラフィックコントローラであって、ホストから受けたR
    GB形式のビデオ情報を色差情報が圧縮された輝度・第
    1色差・第2色差形式のビデオ情報に変換し、前記表示
    メモリへの書込情報とし、ホストや表示処理手段からの
    読出要求に応じ表示メモリから読み出された前記輝度・
    第1色差・第2色差形式のビデオ情報をRGB形式のビ
    デオ情報に変換し要求元に渡す色空間変換処理手段を含
    み、表示メモリに格納するビデオ情報の形式を前記圧縮
    された輝度・第1色差・第2色差形式とすることを特徴
    とするグラフィックコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記色空間変換処理手段は画素アドレス
    情報のライン内アドレスとラインアドレスのそれぞれの
    桁数情報或いはその種別を保持する手段と、ホストから
    の表示メモリ書込や読出要求及び表示処理手段からの表
    示データ読出要求に伴なって画素アドレス情報を受ける
    と、これを前記保持手段の桁数情報を用いライン内アド
    レスとラインアドレスに分け、前記画素アドレス情報を
    表示メモリ上のアドレスに変換するアドレス変換手段も
    備えることを特徴とする請求項1記載のグラフィックコ
    ントローラ。
  3. 【請求項3】 前記アドレス変換手段が前記受けた画素
    アドレス情報を、表示メモリ上の輝度データプレーン上
    のアドレスと第1色差データプレーン上のアドレスと第
    2色差データプレーン上のアドレスとに変換することを
    特徴とする請求項2記載のグラフィックコントローラ。
  4. 【請求項4】 ホストが設定し、また読み出しできる動
    作モード保持手段を持ち、これにホストからの表示デー
    タ及びホストへ返信する表示データの形式をRGB/輝
    度・第1色差・第2色差の何れとするか指定するフラグ
    を含み、前記色空間変換処理手段は前記フラグがRGB
    形式を指定していれば、ホストからのビデオ情報を前記
    圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式の情報に変換
    し表示メモリへの書込情報とし、表示メモリから読み出
    した前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデ
    ータをRGB形式に変換し要求元への返信データとする
    ことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のグラフィ
    ックコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記動作モード保持手段は表示メモリ上
    の前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデー
    タの第1及び第2の色差データをより圧縮するかを指定
    する圧縮比フラグを含み、このフラグが高圧縮を指定し
    ていれば、前記色空間変換処理手段はRGB形式の表示
    メモリ書込データを前記圧縮された輝度・第1色差・第
    2色差形式のデータに変換する際に、同じライン上の2
    n番目の画素の色差データと2n+1番目の画素の色差
    データとを一式の色差データに圧縮して変換し、表示メ
    モリから読み出した高圧縮された輝度・第1色差・第2
    色差形式のデータをRGB形式に変換する際に、同じラ
    イン上の2n番目の画素のRGB値と2n+1番目の画
    素のRGB値への変換入力とし、n番目の色差値を連続
    して使用し、前記アドレス変換手段は色差データの表示
    メモリ上のアドレスについて、前記受けた画素アドレス
    情報のライン内画素アドレスの下位ビットを落としてア
    ドレス変換することを特徴とする請求項1、2、又は3
    記載のグラフィックコントローラ。
  6. 【請求項6】 前記色空間変換処理手段はRGB形式の
    書込データを画素単位で前記圧縮された輝度・第1色差
    ・第2色差形式データに変換するRGB/輝度・色差変
    換手段と、前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形
    式データを画素単位でRGB形式データに変換する輝度
    ・色差/RGB変換手段と、前記表示処理手段の要求に
    より表示メモリより読み出した数ワード単位の輝度デー
    タと第1色差データと第2色差データを一時格納し、画
    素単位の輝度データと画素或いは奇遇の2画素単位の色
    差データを出力する表示データ用の並列−直列変換機能
    付きバッファ手段とを含むことを特徴とする請求項3、
    4、又は5記載のグラフィックコントローラ。
  7. 【請求項7】 前記色空間変換処理手段は、前記RGB
    /輝度・色差変換手段、前記輝度・色差/RGB変換手
    段、前記表示データ用の前記バッファ手段の他に、前記
    RGB/輝度・色差変換手段の出力を受けこれを順次蓄
    積しワード単位の輝度データと第1色差データと第2色
    差データに変換し表示メモリへの書込データとすると共
    に、ホスト要求により表示メモリより読み出したワード
    単位の輝度データと第1色差データと第2色差データを
    一時格納し、画素単位の輝度データとこれに対応した画
    素或いは奇遇の2画素単位の色差データを出力するホス
    トデータ用の直列/並列変換機能付きバッファ手段も含
    むことを特徴とする請求項6記載のグラフィックコント
    ローラ。
  8. 【請求項8】 前記RGB/輝度・色差変換手段とし
    て、入力値をシフトしそれを反転できる回路と加算回路
    とを一組以上備え、加算回路では減算を行う際の反転入
    力に対するアドワンを纏めてアドm(m:減算回数)加
    算することを特徴とする請求項6記載のグラフィックコ
    ントローラ。
  9. 【請求項9】 前記輝度・色差/RGB変換手段とし
    て、入力値をシフトしそれを反転できる回路を含む入力
    作成ステージと、加算回路で入力された値の部分和を作
    成するステージと、別の加算回路で部文和を精算するス
    テージとを一組以上備え、加算回路では減算を行う際の
    反転入力に対するアドワンを纏めてアドn(n:減算回
    数)加算することを特徴とする請求項6記載のグラフィ
    ックコントローラ。
  10. 【請求項10】 表示メモリが接続され、ホストの表示
    メモリ書込や読出を制御し、また表示メモリより表示デ
    ータを読出し表示デバイスへの出力を制御するグラフィ
    ックコントローラであって、ホストとの表示メモリ書込
    や読出は色差データが圧縮された輝度・第1色差・第2
    色差形式データで行い、表示処理手段からの要求に応じ
    表示メモリから読み出した前記圧縮された輝度・第1色
    差・第2色差形式のデータをRGB形式のデータに変換
    し表示処理手段に渡す第2の色空間変換処理手段を含
    み、表示メモリのデータを色差データが圧縮された輝度
    ・第1色差・第2色差形式とすることを特徴とするグラ
    フィックコントローラ。
  11. 【請求項11】 前記第2の色空間変換処理手段は、画
    素アドレス情報のライン内アドレスとラインアドレスの
    それぞれの桁数情報或いはその種別を保持する手段と、
    表示処理手段からの表示データ読出要求のアドレス情報
    を画素アドレス情報で受け、これを前記保持手段の桁数
    情報を用いライン内アドレスとラインアドレスに分け、
    前記画素アドレス情報を表示メモリ上のアドレスに変換
    するアドレス変換手段も備えることを特徴とする請求項
    10記載のグラフィックコントローラ。
  12. 【請求項12】 前記アドレス変換手段が前記受けた画
    素アドレス情報を、表示メモリ上の輝度データプレーン
    上のアドレスと第1色差データプレーン上のアドレスと
    第2色差データプレーン上のアドレスとに変換すること
    を特徴とする請求項10記載のグラフィックコントロー
    ラ。
  13. 【請求項13】 表示メモリ上の前記圧縮された輝度・
    第1色差・第2色差形式のデータの第1及び第2の色差
    データをより圧縮するかを指定する圧縮比フラグ保持手
    段を持ち、このフラグが高圧縮を指定していれば、前記
    第2の色空間変換処理手段は、表示メモリから読み出し
    た高圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデータ
    をRGB形式に変換する際に、同じライン上の2n番目
    の画素のRGB値と2n+1番目の画素のRGB値への
    変換入力とし、n番目の色差値を連続して使用し、前記
    アドレス変換手段は色差データの表示メモリ上のアドレ
    スについて、前記受けた画素アドレス情報のライン内画
    素アドレスの下位ビットを落としてアドレス変換するこ
    とを特徴とする請求項10、11、又は12記載のグラ
    フィックコントローラ。
  14. 【請求項14】 前記輝度・第1色差・第2色差形式を
    YUV形式とし、輝度・色差をYUVとすることを特徴
    とする請求項1乃至13の何れかに記載のグラフィック
    コントローラ。
  15. 【請求項15】 ホストからの表示メモリへの書込、読
    出を制御し、また表示メモリより表示データを読出し表
    示デバイスへの出力を制御するグラフィックコントロー
    ラに、画素アドレス情報のライン内アドレスとラインア
    ドレスのそれぞれの桁数情報或いはその種別を保持する
    手段と、ホストからの表示メモリ書込や読出要求及び表
    示処理手段からの表示メモリ読出要求に伴うアドレス情
    報を画素アドレス情報で受け、これを前記保持手段の桁
    数情報を用いライン内アドレスとラインアドレスに分
    け、前記画素アドレス情報を表示メモリ上のアドレスに
    変換するアドレス変換手段と、ホストから受けたRGB
    形式のビデオデータを色差データが圧縮された輝度・第
    1色差・第2色差形式データに変換し表示メモリへの書
    込データとする手段と、表示メモリから読み出した前記
    圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式のデータをR
    GB形式のデータに変換し要求元に渡す手段とを設け、
    グラフィックコントローラにアクセスされる表示メモリ
    の格納データ形式を色差データが圧縮された輝度・第1
    色差・第2色差形式とすることを特徴とする表示メモリ
    容量低減方式。
  16. 【請求項16】 ホストの表示メモリ書込や読出を制御
    し、また表示メモリより表示データを読出し表示デバイ
    スへの出力を制御するグラフィックコントローラに於い
    て、ホストとの表示メモリ書込や読出は色差データが圧
    縮された輝度・第1色差・第2色差形式データで行な
    い、又表示処理手段からの要求に応じ表示メモリから読
    み出した前記圧縮された輝度・第1色差・第2色差形式
    のデータをRGB形式のデータに変換し表示処理手段に
    渡す第2の色空間変換処理手段を設け、グラフィックコ
    ントローラにアクセスされる表示メモリの格納データ形
    式を色差データが圧縮された輝度・第1色差・第2色差
    形式とすることを特徴とする表示メモリ容量低減方式。
  17. 【請求項17】 前記グラフィックコントローラの第2
    の色空間変換処理手段に、画素アドレス情報のライン内
    アドレスとラインアドレスのそれぞれの桁数情報或いは
    その種別を保持する手段と、表示処理手段からの表示デ
    ータ読出要求に伴うアドレス情報を画素アドレス情報で
    受け、これを前記保持手段の桁数情報を用いライン内ア
    ドレスとラインアドレスに分け、前記画素アドレス情報
    を表示メモリ上のアドレスに変換するアドレス変換手段
    も設けることを特徴とする請求項16記載の表示メモリ
    容量低減方式。
  18. 【請求項18】 前記輝度・第1色差・第2色差形式を
    YUV形式とすることを特徴とする請求項15、16、
    又は17記載の表示メモリ容量低減方式。
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