JP3526337B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JP3526337B2
JP3526337B2 JP00714795A JP714795A JP3526337B2 JP 3526337 B2 JP3526337 B2 JP 3526337B2 JP 00714795 A JP00714795 A JP 00714795A JP 714795 A JP714795 A JP 714795A JP 3526337 B2 JP3526337 B2 JP 3526337B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置、特に短軸マ
グネットを用いた装置では、被検体の体軸方向に関する
撮影可能領域(データ収集可能領域)の幅が狭いので、
腹部全体のように比較的広い領域からデータを収集する
ときには、天板を間欠的にスライドさせてスライス面を
移動しながらデータ収集を繰り返すことが必要になる。
【0003】ところで、スピンを励起するための高周波
パルス(RFパルス)のパワーや、RFコイルの同調周
波数は、患者毎及び部位毎に相違する。このRFパルス
のパワーやRFコイルの同調周波数が最適値から外れる
と、画質が劣化する。RFコイルの同調周波数は、RF
コイルと共に共振回路を構成する可変コンデンサあるい
はRFコイルのインダクタを調整する可変インダクタの
値に応じて変化する。なお、RFコイルの同調周波数を
RFパルスの周波数に合わせることをチューニングと称
する。また、RFパルスのパワーは、電源からRFコイ
ルに与える電流値に応じて変化する。
【0004】RFコイルのチューニングや、RFパルス
のパワーの最適化は、現在は自動化されているが、天板
がスライドしてスライス面が変化すると、当該位置で最
適化作業を実行し、ここで求められた最適値を使って当
該スライス面について実際に撮影(データ収集)を実行
し、このような最適化作業と撮影作業をスライス面の移
動に伴って繰り返し実行しているため、最初のスライス
面から最後のスライス面のデータ収集が終了までの撮影
時間が長時間化するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、撮影
時間を短縮する磁気共鳴イメージング装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
被検体が載置される天板を移動させることにより、撮影
可能領域と前記被検体との相対的な位置を変化させなが
ら撮影を繰り返す磁気共鳴イメージング装置において、
前記撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置を検出
する検出手段と、RFコイルの同調周波数を調整するキ
ャパシタ又はインダクタの最適値を、前記撮影可能領域
前記被検体との相対的な複数の位置各々に対応させて
記憶する記憶手段と、前記天板を移動させながら行う撮
影のために、前記検出手段が検出した位置に対応する前
記記憶手段に記憶されている最適値に基づいて前記キャ
パシタ又は前記インダクタを調整する調整手段とを具備
する。
【0007】請求項3に係る発明は、被検体が載置され
る天板を移動させることにより、撮影可能領域と前記
検体との相対的な位置を変化させながら撮影を繰り返す
磁気共鳴イメージング装置において、前記撮影可能領域
前記被検体との相対的な位置を検出する検出手段と、
スピン励起用の高周波磁場のパワーの最適値を、前記
影可能領域と前記被検体との相対的な複数の位置各々に
対応させて記憶する記憶手段と、前記天板を移動させな
がら行う撮影のために、前記検出手段が検出した位置に
対応する前記記憶手段に記憶されている最適値に基づい
て高周波磁場のパワーを調整する調整手段とを具備す
る。
【0008】請求項5に係る発明は、被検体が載置され
る天板を移動させることにより、撮影可能領域と前記
検体との相対的な位置を変化させながら撮影を繰り返す
磁気共鳴イメージング装置において、前記撮影可能領域
前記被検体との相対的な位置を検出する検出手段と、
RFコイルの同調周波数を調整するキャパシタ又はイン
ダクタの最適値と、スピン励起用の高周波磁場のパワー
の最適値とを、前記撮影可能領域と前記被検体との相対
的な複数の位置各々に対応させて記憶する記憶手段と、
前記天板を移動させながら行う撮影のために、前記検出
手段が検出した位置に対応する前記記憶手段に記憶され
ている最適値に基づいて前記RFコイルの前記キャパシ
タ又は前記インダクタの値と前記高周波磁場のパワーを
調整する調整手段とを具備する。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明によれば、既にチューニン
グされているRFコイルのキャパシタ又はインダクタの
値を使って各位置の撮影を行うことができるので、各位
置毎にチューニング作業と撮影作業を繰り返す従来より
も、チューニングのために要する時間分、撮影時間を短
縮できる。
【0010】請求項3に係る発明によれば、既に最適化
されている高周波磁場のパワーを使って各位置の撮影を
行うことができるので、各位置毎に最適化作業と撮影作
業を繰り返す従来よりも、最適化のために要する時間
分、撮影時間を短縮できる。
【0011】請求項5に係る発明によれば、既にチュー
ニングされているRFコイルのキャパシタ又はインダク
タの値と、最適化されている高周波磁場のパワーとを使
って各位置の撮影を行うことができるので、各位置毎に
チューニング作業と撮影作業を繰り返す従来よりも、チ
ューニング及び最適化のために要する時間分、撮影時間
を短縮できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による磁気共鳴
イメージング装置の一実施例を説明する。図1は本発明
に関する主要部の構成図である。ガントリ1は、静磁場
磁石ユニット2、傾斜磁場コイルユニット3、RFコイ
ルユニット4を集合し、被検体を収容できるように円筒
状の内部空間を有する。永久磁石、常伝導磁石または超
伝導磁石から構成される静磁場磁石ユニット1は、円筒
内部に静磁場を形成する。ここで説明の便宜上、この被
検体の体軸と平行な静磁場方向をZ軸、このZ軸の法面
内で互いに直交するX軸及びY軸を規定する。
【0013】傾斜磁場コイルユニット3は、図示しない
が、X軸傾斜磁場コイル、Y軸傾斜磁場コイル、Z軸傾
斜磁場コイルから構成される。X軸傾斜磁場コイルは、
図示しない傾斜磁場アンプ(傾斜磁場電源)から電流供
給を受けて、X軸に沿って磁場強度が変化するX軸傾斜
磁場を発生し、静磁場に重ね合わせる。Y軸傾斜磁場コ
イルは、図示しない傾斜磁場アンプ(傾斜磁場電源)か
ら電流供給を受けて、Y軸に沿って磁場強度が変化する
Y軸傾斜磁場を発生し、静磁場に重ね合わせる。Z軸傾
斜磁場コイルは、図示しない傾斜磁場アンプ(傾斜磁場
電源)から電流供給を受けて、Z軸に沿って磁場強度が
変化するZ軸傾斜磁場を発生し、静磁場に重ね合わせ
る。なお、XYZの全ての軸に関して磁場強度が線形に
変化する領域内で撮影(磁気共鳴信号の検出、データ収
集)が可能であり、この領域を撮影可能領域と称する。
寝台5はZ軸に沿ってスライド可能に保持された天板6
と、天板6を例えばリードスクリュー機構を介してスラ
イド駆動する電動回転機の如き図示しない駆動部とを含
む。被検体は寝台5の天板6上に載置された状態で、天
板6のスライドにより撮影可能領域に挿入される。寝台
5はガントリ1に対して固定的に設置されている。した
がって、天板6がスライドすることにより、撮影可能領
域と被検体との相対的な位置が変化する。また、天板6
の位置をそのまま撮影可能領域と被検体との相対的な位
置として扱うことができる。以下、両者の相対的な位置
を、単に位置と称する。位置センサ7は、例えば一定角
度回転する毎にパルスを出力するロータリエンコードが
天板の直線運動を回転運動に変換する変換機構を介して
天板6に係合されてなり、天板6の移動距離に応じてパ
ルスを繰り返し出力するようになっている。シーケンス
コントローラ8は位置センサ7からのパルスを累積し、
その累積数から天板6の初期位置からの距離を求めて天
板位置、つまり撮影可能領域と被検体との相対的な位置
を認識する。
【0014】ガントリ1は、撮影可能領域のZ方向の幅
が比較的狭い短軸マグネットタイプであり、腹部全体の
ように比較的広い領域からデータを収集するときには、
天板6を間欠的にスライドさせて被検体と撮影可能領域
との相対的な位置を変化させながら各位置で1画像分の
データ収集を繰り返すことが必要になる。
【0015】RFコイルユニット4は、RFコイルと、
このRFコイルと共に共振回路を構成する可変容量コン
デンサとから構成される。RFコイルは、RFアンプ9
から電流供給を受けて、ラジオ域の高周波磁場を発生
し、スピンを励起する。なお、このRFコイルは、磁気
共鳴により発生した磁気共鳴信号を受信する受信コイル
を兼用している。RFコイルの同調周波数は、可変容量
コンデンサの容量に応じて変化する。RFコイルから発
生する高周波磁場のパワー(振幅)は、RFアンプ9か
らの電流値に応じて変化する。
【0016】RFコイルが受信した磁気共鳴信号は、チ
ューニング及び高周波磁場のパワーの最適値の計算時に
は、最適値計算部10に取り込まれて最適値の計算に使
用され、撮影時には画像再構成処理部13に取り込まれ
て画像(断層像)の再構成に使用される。RFコイルに
印加される電圧と電流の位相が一致し、且つ電流値が最
大となるように、RFコイルのキャパシタ又はインダク
タを求める。例えば、インダクタが固定され、チューニ
ングユニット14のキャパシタが調整される方法が好ま
しい。また、パワーの最適値の計算方法も周知であるの
で詳細な説明は省略するが、簡単には、高周波磁場のパ
ワーの変化に伴う磁気共鳴信号の強度変化を用いて最大
強度になるパワーを求める。
【0017】シーケンスコントローラ8はRFパワー・
チューニング調整部11を含む。RFパワー・チューニ
ング調整部11は、RFアンプ9とRFコイルユニット
4にそれぞれ制御信号を供給する。制御信号に応じてR
Fアンプ9からRFコイルに供給される電流値(振幅
値)が変化する。この電流値に応じて、RFコイルから
発生する高周波磁場の振幅(強度)が変化する。また、
制御信号に応じてチューニングユニット14の可変容量
コンデンサの容量(キャパシタ)が変化する。この容量
に応じて共振周波数が変化し、RFコイルの同調周波数
が変化する。
【0018】シーケンスコントローラ8は、チューニン
グと、高周波磁場のパワーの調整を行う最適化モード
と、撮影モードとの2つの動作モードを有する。システ
ムコントローラ8は、まず、最適化モードで天板を移動
しながら全ての天板位置(又は離散的な複数の天板位
置)でチューニング及び高周波磁場のパワーの最適値を
求め、可変コンデンサの値とRFパワーの最適値を天板
位置に対応させてメモリ12に記憶する。データ収集モ
ードでは、メモリ12から天板位置に対応する最適値を
読み出し、この最適値に応じてRFパワー・チューニン
グ調整部11からRFアンプ9とRFコイルユニット4
(チューニングユニット14)それぞれに制御信号を供
給し、チューニングを行い、また高周波磁場を最適なパ
ワーで発生させる。
【0019】次に本実施例の動作について説明する。ま
ず、図2に示すように、天板6をマニュアルで操作し
て、撮影開始位置をセッティングする。つまり撮影部位
の最端部を撮影可能領域の最端部に位置合わせする。こ
のときの位置h1 とする。このセッティングが完了した
後、シーケンスコントローラ8は、まず、最適化モード
を起動する。最適化モードでは、まず、この位置h1
で、高周波磁場を発生し、RFコイルの電圧、電流を検
出する。最適値計算部10は、検出された電圧、電流の
大きさと位相関係から、可変コンデンサの容量の最適値
t1 を計算し、チューニングを行う。また、パワーを変
えながら高周波磁場を複数回繰り返し間欠的に発生す
る。各高周波磁場が発生された後、RFコイルで受信さ
れた磁気共鳴信号は、最適値計算部10に順次、取り込
まれる。最適値計算部10は、パワー軸上での磁気共鳴
信号の強度変化に基づいて、最大強度になるパワー(電
流値)の最適値p1 を計算する。これら可変コンデンサ
の容量とパワー各々の最適値t1,p1 は、図6に示す
ように、当該位置h1 に対応してメモリ12に記憶され
る。
【0020】次に、図3に示すように、シーケンスコン
トローラ8は、寝台5を制御して、天板6を初期位置h
1 から、適当な距離dh移動する。このときの位置セン
サ7で検出される位置をh2 とする。なお、距離dh
は、実際の撮影時のスライスピッチに一致させることが
好ましいが、このスライスピッチに一致していなくても
よい。後者の場合、実際に撮影するとき、ある位置では
最適値が計測されていないことになるが、この位置での
最適値を、この前後少なくとも2つの位置で計測した複
数の最適値から距離補間により算出する。この位置h2
で、位置h1 と同様に、高周波磁場を発生し、RFコイ
ルの電圧、電流を検出する。最適値計算部10は、検出
された電圧、電流の大きさと位相関係とから、可変コン
デンサの容量の最適値t2 を計算し、チューニングを行
う。また、パワーを変えながら高周波磁場を複数回繰り
返し間欠的に発生する。各高周波磁場が発生された後、
RFコイルで受信された磁気共鳴信号は、最適値計算部
10に順次、取り込まれる。最適値計算部10は、パワ
ー軸上での磁気共鳴信号の強度変化に基づいて、最大強
度になるパワー(電流値)の最適値p2 を計算する。こ
れら可変コンデンサの容量とパワー各々の最適値t2 ,
p2 は、図6に示すように、位置h2 に対応してメモリ
12に記憶される。
【0021】このように天板6を図4に示すように最終
端の位置hn まで距離dhずつ移動しながら、各位置で
可変コンデンサの容量と高周波磁場のパワー各々の最適
値を測定し、これら最適値を位置に対応させてメモリ1
2に記憶する。以上の動作で最適化モードが終了する。
【0022】次にシステムコントローラ8はデータ収集
モード(撮影モード)を起動する。データ収集は、天板
6を初期位置h1 に戻す時間を削除するために、最適化
のときとは逆に、位置hn から開始されることが好まし
い。システムコントローラ8は、位置センサ7で検出さ
れた位置hn に対応する可変コンデンサの容量と高周波
磁場のパワー各々の最適値pn ,tn をメモリ12から
ロードし、これらの最適値pn ,tn に応じてRFパワ
ー周波数調整部11からRFアンプ9とRFコイルユニ
ット4それぞれに制御信号を供給させる。一方の制御信
号に応じてRFコイルユニット4の可変容量コンデンサ
の容量がt1 に変化し、RFコイルの同調周波数を高周
波磁場の周波数に合わせることができる(チューニン
グ)。他方の制御信号に応じてRFアンプ9からRFコ
イルに供給される電流値(振幅値)が変化する。この電
流値に応じて、RFコイルから発生する高周波磁場の振
幅(強度)が最適値pn に変化する。これにより、チュ
ーニングされた状態で、且つ最適なパワーの高周波磁場
で当該位置hn でスピンを励起することができる。この
励起後に、RFコイルで受信された磁気共鳴信号は、画
像再構成処理部に取り込まれて当該位置hn の画像(断
層像)の再構成に使用される。
【0023】次にシステムコントローラ8は、図5に示
すように、天板6を距離dhだけ最適化のときとは逆方
向に移動し、位置センサ7で検出された位置hn-1 に対
応する可変コンデンサの容量と高周波磁場のパワー各々
の最適値tn-1 ,pn-1 をメモリ12からロードし、こ
れらの最適値pn-1 ,tn-1 に応じてRFパワー周波数
調整部11からRFアンプ9とRFコイルユニット4そ
れぞれに制御信号を供給する。一方の制御信号に応じて
RFコイルユニット4の可変容量コンデンサの容量が変
化する。この容量の変化に応じて同調周波数が変化し、
高周波磁場の周波数にRFコイルの同調周波数を合わせ
る(チューニング)。他方の制御信号に応じてRFアン
プ9からRFコイルに供給される電流値(振幅値)が変
化する。この電流値に応じて、RFコイルから発生する
高周波磁場の振幅(強度)が最適値pn-1 に変化する。
これにより、チューニングされた状態で、最適なパワー
の高周波磁場で当該位置hn -1でスピンを励起すること
ができる。この励起後に、RFコイルで受信された磁気
共鳴信号は、画像再構成処理部に取り込まれて当該位置
hn-1 の画像(断層像)の再構成に使用される。
【0024】以降、同様に、システムコントローラ8
は、天板6を距離dhずつ移動しながら、各位置で可変
コンデンサの容量と高周波磁場のパワー各々の最適値を
メモリ12からロードし、これらの最適値に応じてRF
コイルの同調周波数と高周波磁場のパワーをそれぞれ最
適にして磁気共鳴信号を検出し、各位置の画像(断層
像)を再構成する。
【0025】なお、データ収集時に、位置センサ7が検
出した位置の最適値がメモリ12に記憶されていないと
き、シーケンスコントローラ8はこの位置の前後少なく
とも2つの位置で計測した複数の最適値をメモリ12か
らロードし、これら複数の最適値を用いて距離補間によ
り、最適値を計測していない位置の最適値を算出する。
本発明はその要旨を逸脱しない限り種々変形して実施可
能である。
【0026】
【発明の効果】本発明によると、RFコイルの同調周波
数を調整するキャパシタ又はインダクタのチューニング
された値と、スピン励起用の高周波磁場のパワーの最適
値との少なくとも一方を事前に取得して複数の位置各々
に対応させて記憶しておくので、各位置毎にチューニン
グ又は最適化作業の必要がなく、撮影時間の短縮を図る
ことができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気共鳴イメージング装置の一実
施例の主要部の構成図。
【図2】最適化のときの初期位置h1 を示す図。
【図3】最適化のときの位置h2 を示す図。
【図4】最適化のときの最終位置hn を示す図。
【図5】データ収集時の位置hn-1 を示す図。
【図6】メモリ12に記憶される可変コンデンサの容量
とパワー各々の最適値と、位置との対応を示す図。
【符号の説明】
1…ガントリ、 2…静磁
場磁石ユニット、3…傾斜磁場コイルユニット、
4…RFコイルユニット、5…寝台、
6…天板、7…位置センサ、
8…システムコントロー
ラ、9…RFアンプ、 10
…最適値計算部、11…RFパワー・チューニング調整
部、 12…メモリ、13…画像再構成処理部、
14…チューニングユニット。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体が載置される天板を移動させるこ
    とにより、撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置
    を変化させながら撮影を繰り返す磁気共鳴イメージング
    装置において、前記 撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置を検出
    する検出手段と、 RFコイルの同調周波数を調整するキャパシタ又はイン
    ダクタの最適値を、前記撮影可能領域と前記被検体との
    相対的な複数の位置各々に対応させて記憶する記憶手段
    と、前記天板を移動させながら行う撮影のために、 前記検出
    手段が検出した位置に対応する前記記憶手段に記憶され
    ている最適値に基づいて前記キャパシタ又は前記インダ
    クタを調整する調整手段とを具備することを特徴とする
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】 撮影前に前記撮影可能領域と前記被検体
    との相対的な複数の位置各々で、前記RFコイルの前記
    キャパシタ又は前記インダクタの最適値を求める最適化
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載
    の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 【請求項3】 被検体が載置される天板を移動させるこ
    とにより、撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置
    を変化させながら撮影を繰り返す磁気共鳴イメージング
    装置において、前記 撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置を検出
    する検出手段と、 スピン励起用の高周波磁場のパワーの最適値を、前記
    影可能領域と前記被検体との相対的な複数の位置各々に
    対応させて記憶する記憶手段と、前記天板を移動させながら行う撮影のために、 前記検出
    手段が検出した位置に対応する前記記憶手段に記憶され
    ている最適値に基づいて高周波磁場のパワーを調整する
    調整手段とを具備することを特徴とする磁気共鳴イメー
    ジング装置。
  4. 【請求項4】 撮影前に前記撮影可能領域と前記被検体
    との相対的な複数の位置各々で、前記高周波磁場のパワ
    ーの最適値を求める最適化手段をさらに具備することを
    特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装
    置。
  5. 【請求項5】 被検体が載置される天板を移動させるこ
    とにより、撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置
    を変化させながら撮影を繰り返す磁気共鳴イメージング
    装置において、前記 撮影可能領域と前記被検体との相対的な位置を検出
    する検出手段と、 RFコイルの同調周波数を調整するキャパシタ又はイン
    ダクタの最適値と、スピン励起用の高周波磁場のパワー
    の最適値とを、前記撮影可能領域と前記被検体との相対
    的な複数の位置各々に対応させて記憶する記憶手段と、前記天板を移動させながら行う撮影のために、 前記検出
    手段が検出した位置に対応する前記記憶手段に記憶され
    ている最適値に基づいて前記RFコイルの前記キャパシ
    タ又は前記インダクタの値と前記高周波磁場のパワーを
    調整する調整手段とを具備することを特徴とする磁気共
    鳴イメージング装置。
  6. 【請求項6】 撮影前に前記撮影可能領域と前記被検体
    との相対的な複数の位置各々で、前記RFコイルの前記
    キャパシタ又は前記インダクタの最適値と、前記高周波
    磁場のパワーの最適値とを求める最適化手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴イメ
    ージング装置。
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JPH08191824A (ja) 1996-07-30

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