JP3525413B2 - ドレン槽内の液面検知センサー - Google Patents

ドレン槽内の液面検知センサー

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JP3525413B2
JP3525413B2 JP2000117207A JP2000117207A JP3525413B2 JP 3525413 B2 JP3525413 B2 JP 3525413B2 JP 2000117207 A JP2000117207 A JP 2000117207A JP 2000117207 A JP2000117207 A JP 2000117207A JP 3525413 B2 JP3525413 B2 JP 3525413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本出願はドレン槽に貯溜されたドレンを一
定量ずつ排出するドレントラップの制御のためにドレン
槽内に設ける液面検知センサーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧縮機等のドレン発生機器で発生し
たドレンから油分を除去して環境に無害な処理水とする
ために、発生したドレンを一旦ドレン槽に貯溜し、排出
口に接続されたドレン排出弁により一定量ずつ油水分離
装置に送り、油水分離装置内の吸着材等で油分を吸着さ
せる技術が用いられている。
【0003】この場合にドレン排出弁のバルブ開放時に
ドレンと共に圧縮空気が排出されると圧縮空気配管の圧
力を低下させ、エネルギーの損失となるので、ドレン槽
内の適当な位置に液面検知センサーを設け、センサーの
検知信号をもとに適当なタイミングでバルブを開閉させ
ることが行なわれている。このための液面検知センサー
としては、機構の摩耗等による不具合がなく、水と油を
同様に検出できる利点から静電容量式のものが多く用い
られている。
【0004】図5はドレン槽に設けられた静電容量式液
面検知センサーの一例であり、図示しない電極を含むセ
ンサー本体10とこれを保護する円筒直管型の非導電性
材料からなる保護管11とをドレン槽壁面に水平に設置
して構成し、センサー本体10とドレン槽壁面との間の
静電容量の変化により液面の上下を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の静電容量式液面
検知センサーはドレン槽壁面から水平に突出して設けら
れるが、円筒形の保護管の周囲に比誘電率の大きな異物
が付着するとその静電容量の変化により周囲にドレン水
が存在するものと誤認し、液面が規定の検出位置より低
くても検出信号を出力することがあった。特に保護管の
根元部分は壁面に近いためドレンの流速が低く、形状も
入隅となることから構造的にゴミやスラッジ(鉄さ
び)、油分固形物等が付着しやすく、これらによる液面
の誤検出が多かった。液面検知センサーがドレン液面を
誤検出するとドレンバルブが常時開に近い状態となり、
大量の圧縮空気が排出されることになるので、これを防
ぐことが特に課題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明は、ドレン槽の
壁面を貫通して槽内へ突出する非導電性材料からなるセ
ンサー保護管とそれに挿入されセンサー本体とを少なく
とも有し、該センサー本体はドレン槽の壁面から離間さ
せて設けた、ドレン槽のドレン液面高さを検知するため
の静電容量式液面検知センサーにおいて、根元部におけ
るセンサー保護管の径を先端部よりも大きくしたことを
特徴とする液面検知センサーにより、上記の課題を解決
する。すなわちドレン槽壁面をセンサーに対して後退さ
せ、壁面とセンサー本体及び導線との間隔を広くするこ
とにより、根元部への固形物の付着等による液面の誤検
出を防止するものである。また、請求項2の発明は前記
根元部におけるセンサー保護管の内径を先端部の2倍以
上としたことにより、請求項3の発明は前記センサー保
護管の先端部と根元部の間の段差に傾斜部を設けたこと
により、それぞれ液面の誤検出を防止するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しつつ、本発明の
具体的な実施の形態を説明する。図1はドレン槽に設置
された本発明の液面検知センサーの断面構造および周辺
機器との関係を示しており、1および2は空気調和設備
の一部をなす空気圧縮機及びエアドライヤである。3は
排出されたドレンを一時貯溜するドレン槽であり、前記
エアドライヤのドレン出口よりドレン配管が上部に直結
されているので内部は空気圧縮器の出力により高圧とな
っている。ドレン槽3の排出口には電気式、フロート式
等の方式でドレン管を開閉する公知のドレン排出弁4が
接続され、ドレン排出弁4の下流側はさらに図示しない
油水分離装置に接続されている。
【0008】ドレン槽3内の所定位置には周囲の静電容
量の変化により液面の上限高さを検知する液面検知セン
サー6が設けられており、その検知信号出力線はドレン
バルブ制御装置7の入力端末に接続されている。ドレン
バルブ制御装置7は所定の手順に従って適当なドレン排
出時間を算出し、ドレン排出弁4に開閉信号を出力す
る。この信号によりドレン排出弁4の自動バルブ機構が
作動し、一定量のドレンを排出する。
【0009】
【実施例1】本発明の要部である前記の液面検知センサ
ー6は、図2に示すように銅線のコイルで構成されるセ
ンサー本体10と保護管11とからなる。保護管11は
フッ素樹脂からなり、本実施例においてはドレン槽3の
壁面3aから離間して設けられており、例えばドレン槽
の上面から下方に突出し、その内部にセンサー本体10
が挿入されている。センサー本体10とドレン槽3の壁
面3aとの間に距離があるので、ドレン槽3の壁面3a
に付着した異物の影響を受けにくいが、通常のドレン液
面検知は支障なく行なうことができる。保護管11は検
知位置の壁面からある程度離間していれば形状はこれに
限られるものではなく、底面から上方に突出させたり傾
斜又は屈曲させて設けることもできる。
【0010】
【実施例2】図3は本発明の液面検知センサー6の第二
の実施例を示す。本実施例のセンサー保護管11はドレ
ン槽3の壁面3aから水平に突出する円筒形の直管であ
り、センサー本体10は保護管11に比べて短く、保護
管11の先端部に挿入されている。従って、保護管11
の根元部分に異物が付着した場合でも、センサー本体1
0との間に距離があるので静電容量の変化は小さく、液
面検知に支障を受けることが少ない。液面の上昇はドレ
ン槽の中央部の静電容量の変化により通常通り検知でき
る。
【0011】
【実施例3】図4は本発明の液面検知センサー6の第三
の実施例を示す。本実施例のセンサー保護管11はドレ
ン槽3の壁面3aから水平に突出しており、比較的径の
小さい先端部11aと、徐々に径が増大する傾斜部11
bと、径の大きい根元部11cを有する。すなわち、根
元部11cの内径をセンサー本体10を設けた先端部1
1aの内径よりも大きくしている。保護管の先端部11
aの内側にセンサー本体10が収容されている。好まし
い実施例では、根元部11cの内径は先端部11aの内
径の2〜3倍であり、例えばセンサー本体10の径が8
mmである場合に、先端部11aの内径を9mm、根元
部11cの内径を18mmとしている。先端部11aと
根元部11cの間の段差には傾斜部11bを設けること
は入隅部を広くし保護管根元と比べて異物が付着しにく
くする効果を有する。
【0012】実施例2のようにセンサー本体を保護管先
端部のみに装入してドレン槽側壁から離して設置すると
しても、保護管根元を通る信号出力線が若干の感度を持
つことは避けられないが、本発明の液面検出センサー6
では保護管11の根元径を従来よりも太くしているの
で、センサー本体10とドレン槽壁面との間隔が広が
り、保護管根元部分に対するセンサーの感度を鈍くする
ことができる。従って保護管11の根元付近にゴミ等が
付着した場合でも静電容量への影響が少ないため、ゴミ
付着の影響を受けにくくなる。保護管先端部の径は細い
ためドレン槽中央部の感度は従来と同様であり、通常の
ドレン液面検知は支障なく行える。
【0013】表1は、本発明の第三の実施例において保
護管の根元部分に同程度のゴミが付着した状態における
従来機と発明品の液面検出状況を比較したものである。
【0014】
【表1】
【0015】実験機はいずれもドレン槽の底部から60
mm程度の高さにドレン液面が存在するとき上限液面高
さとして検知するよう設計されている。表1は、保護管
の根元部分にゴミが付着した場合、従来の液面検出セン
サーでは30mm程度でも液面ありとして誤検出してし
まい大幅な誤差が生じているのに対し、本発明に係る液
面検出センサーでは付着ゴミの影響を受けることなく6
0mm程度の液面高さを検知していることを示す。
【0016】
【効果】本発明の液面検出センサの構造は、センサーの
根元部分にゴミが付着した場合でも液面を誤って検出す
ることがなく、通常の液面検知には従来通りの感度を有
するので、ドレン排出弁の誤動作により圧縮空気がドレ
ンと共に排出されることを防止することができる。従っ
て簡易な構成で配管のエネルギー損失を防ぐことがで
き、メンテナンスの頻度も減らすことができる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液面検知センサを用いるドレン排出
機構の概要を示す。
【図2】 実施例1の液面検知センサの縦断面図であ
る。
【図3】 実施例2の液面検知センサの縦断面図であ
る。
【図4】 実施例3の液面検知センサの縦断面図であ
る。
【図5】 従来の液面検知センサの縦断面図である。
【符号の説明】
3 ドレン槽 3a 壁面 10 センサー本体 11 保護管 11a 先端部 11b 傾斜部 11c 根元部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレン槽の壁面を貫通して槽内へ突出す
    る非導電性材料からなるセンサー保護管とそれに挿入さ
    れセンサー本体とを少なくとも有し、該センサー本体は
    ドレン槽の壁面から離間させて設けた、ドレン槽のドレ
    ン液面高さを検知するための静電容量式液面検知センサ
    ーにおいて、根元部におけるセンサー保護管の径を先端
    部よりも大きくしたことを特徴とする液面検知センサ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記根元部におけるセンサー保護管の内
    径を先端部の2倍以上としたことを特徴とする請求項1
    記載の液面検知センサー。
  3. 【請求項3】 前記センサー保護管の先端部と根元部の
    間の段差に傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の液面検知センサー。
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