JP3525373B2 - 回転刃および固定刃を有する芝刈機 - Google Patents

回転刃および固定刃を有する芝刈機

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JP3525373B2
JP3525373B2 JP34281797A JP34281797A JP3525373B2 JP 3525373 B2 JP3525373 B2 JP 3525373B2 JP 34281797 A JP34281797 A JP 34281797A JP 34281797 A JP34281797 A JP 34281797A JP 3525373 B2 JP3525373 B2 JP 3525373B2
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rotary blade
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転刃および固定刃
を有する芝刈機に関し、特に回転刃および固定刃の着脱
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】[第1の従来技術]回転刃および固定刃
を有する芝刈機の第1の従来技術として、特開平8−1
87021号公報に開示されている芝刈機を掲げる。こ
の第1の従来技術に係る芝刈機を図8、図9に示す。図
8はこの芝刈機の側面断面図であり、図9は図8の部分
拡大図である。
【0003】リール部13はリール部軸13Jを中心に
回転し、このリール部13にはリール部軸13Jに対し
て螺旋状に複数の回転刃12が設けられている。本体8
内にはモータ19が設けられており、このモータ19の
駆動を受けてリール部13は回転する。
【0004】リール部13を回転させた状態で作業者は
ハンドル6を持ち、芝刈機を芝上で矢印90方向に走行
させる。本体8には走行用の前輪21、後輪22が設け
られている。本体8内には、回転刃12の回転軌道上に
近接する位置に、固定刃11が設けられており、回転刃
12と固定刃11との摺り合わせによって芝を刈り取
る。
【0005】ここで、回転刃12の研磨や交換のため
に、リール部13を本体8から取り外す場合がある。第
1の従来技術に係る芝刈機では、本体8の両側面におい
て、上部ベアリングホルダー32と下部ベアリングホル
ダー31との間で、リール部軸13Jのベアリングが保
持されている。上部ベアリングホルダー32は本体8に
固定されており、この上部ベアリングホルダー32に対
して下部ベアリングホルダー31は接続、分離できるよ
うになっている。
【0006】下部ベアリングホルダー31には、接続ボ
ルト34が螺入、貫通しており、この接続ボルト34を
介して下部ベアリングホルダー31は固定刃11に一体
的に取り付けられている。固定刃11は、回動軸33を
中心に矢印98方向に回動可能になっている。そして、
リール部13を本体8から取り外す場合、固定ボルト3
5をゆるめ、上部ベアリングホルダー32を固定刃11
とともに矢印98方向に回動する。上部ベアリングホル
ダー32、固定刃11を矢印98方向に回動させた状態
が図9である。この状態からリール部13を本体8から
取り外す。
【0007】[第2の従来技術]次に、回転刃および固
定刃を有する芝刈機の第2の従来技術として、特開平8
−163914号公報に開示されている芝刈機を掲げ
る。この芝刈機の部分側面図を図10、図11に示す。
【0008】図10に示すように、芝刈機のフレーム4
6には軸37が設けられており、この軸37には取付ア
ーム36が回動可能に取り付けられている。取付アーム
36には固定刃11が固定されている。取付アーム36
は調整ネジ41によってフレーム46に固定される。
【0009】リール部13のリール部軸13Jに設けら
れた軸受47は、受け台39と押え片38とに挟まれて
支持されている。押え片38はビス40によって、フレ
ーム46に固定される。
【0010】リール部13を取り外す場合、調整ネジ4
1をゆるめて外し、取付アーム36を軸37を中心に回
動させるとともに、押え片38も取付アーム36と同時
に開放する。こうして、リール部13を取り外す。
【0011】また、図11に示すように、この芝刈機の
前輪42は前輪支持板43に取り付けられており、この
前輪支持板43にはレバー44が設けられている。そし
て、このレバー44は、フレーム46に形成されたスリ
ット45を通じて外側に突出している。レバー44をス
リット45に沿って移動させることによって、フレーム
46に対して前輪42が上下動し、芝の刈り高さを調整
できるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】芝刈機では刃の研磨や
交換等のために、回転刃、固定刃を本体から取り外すこ
とがある。通常、回転刃、固定刃の双方を外して研磨や
交換作業を行なう。
【0013】上記第1の従来技術に係る芝刈機、および
上記第2の従来技術に係る芝刈機のいずれも、リール部
13を本体から外した後に、別途、固定刃11を本体か
ら分解して取り外す必要がある。また、回転刃、固定刃
を本体にセットする場合にも、それぞれ別個に取り付け
る必要がある。
【0014】このため、回転刃、固定刃の着脱作業の効
率が悪いという問題がある。さらに取り付け後、回転刃
と固定刃との摺り合わせを調整しなければならず、なお
さら作業効率が低下する。
【0015】また、サッチ(芝の枯れた根、茎、葉が芝
生の中にたまったもの)を芝生から除去する場合、サッ
チング刃が用いられる。サッチング兼用タイプの芝刈機
では、回転刃を取り外し、このサッチング刃を代りに取
り付け、サッチング作業を行なう。サッチング刃を取り
付ける場合、固定刃は不要であるため、回転刃と同時に
固定刃も取り外す。
【0016】上記第1の従来技術に係る芝刈機、および
上記第2の従来技術に係る芝刈機のいずれも、回転刃、
固定刃を一体として取り外すことができないため、容易
にサッチング刃に交換することができず、回転刃、固定
刃の着脱作業の効率が悪い。
【0017】また、図11に示すように、第2の従来技
術に係る芝刈機においては、レバー44を移動させるこ
とによって、前輪42を上下動させ、芝の刈り高さを調
整することができる。しかし、レバー44はスリット4
5内の複数の所定の箇所で位置決めされるようになって
おり、芝の刈り高さを無段階に調整することができず、
微調整を行なうことができない。
【0018】このため、ネジ軸とネジ穴を用いて芝の刈
り高さを調整する芝刈機がある(図示せず)。このよう
な芝刈機においては、前輪を支持するホルダーにネジ穴
を形成し、このネジ穴に調整ノブと一体に設けられたネ
ジ軸を螺入しておく。この機構によれば、調整ノブの回
動に応じて前輪を支持するホルダーが上下動し、芝の刈
り高さを微調整することができる。
【0019】しかし、このネジ軸とネジ穴を用いた芝の
刈り高さ調整では、ネジ穴に芝や土が入り込み、ネジ溝
とネジ山の噛み合いに巻き込まれて、ネジが円滑に回転
できないことがある。
【0020】そこで本発明は、回転刃および固定刃の着
脱作業を効率よく行なうことができ、さらに芝の刈り高
さの微調整を円滑に行なうことができる回転刃および固
定刃を有する芝刈機の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転刃お
よび固定刃を有する芝刈機は、本体に設けられており、
回転刃軸を中心に回転する回転刃、本体に設けられてい
る回転刃の固定刃、を備えた回転刃および固定刃を有す
る芝刈機において、回転刃軸および固定刃を接続する接
続部であって、本体に対して着脱可能な着脱部が形成さ
れている接続部、を備えており、接続部に形成されてい
る着脱部を本体から脱却させることによって、回転刃お
よび固定刃を一体として本体から取り外すことができ、
接続部に形成されている着脱部を本体に装着することに
よって、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付
けることができる、ことを特徴としている。
【0022】この発明に係る回転刃および固定刃を有す
る芝刈機は、本体に設けられた着脱用軸であって、大径
部および小径部を備えており、小径部における断面の直
径は、大径部における断面の直径よりも小さい着脱用
軸、を備えており、接続部に形成されている前記着脱部
には、着脱用軸の大径部が貫通可能な穴部、および当該
穴部に連通している開口部が形成されており、着脱部に
形成されている開口部の開口径は、着脱用軸の大径部の
前記直径よりも小さく、かつ着脱用軸の小径部の前記直
径よりも大きく、着脱部に形成されている穴部に着脱用
軸の大径部を位置させることによって、着脱部が着脱用
軸から脱却不能な状態で着脱部を本体に装着して、回転
刃および固定刃を一体として本体に取り付け、着脱部に
形成されている穴部に着脱用軸の小径部を位置させるこ
とによって、当該穴部に連通している開口部を通じて着
脱用軸から着脱部を外して着脱部を本体から脱却させ
て、回転刃および固定刃を一体として本体から取り外
す、ことを特徴としている。
【0023】この発明に係る回転刃および固定刃を有す
る芝刈機は、本体に回転可能に設けられた第1軸であっ
て、外周に第1ネジ部が形成された第1軸、本体に回転
可能に設けられた第2軸であって、外周に第2ネジ部が
形成された第2軸、第2軸の回転に応じて、本体に対す
る位置が変化する車輪、を備えており、第1軸の第1ネ
ジ部と、第2軸の第2ネジ部とは噛合しており、第1軸
を回転させることによって第2軸は回転し、当該第2軸
の回転に応じて本体に対する車輪の位置を調整すること
ができる、ことを特徴としている。
【0024】
【発明の効果】この発明に係る回転刃および固定刃を有
する芝刈機においては、接続部に形成されている着脱部
を本体から脱却させることによって、回転刃および固定
刃を一体として本体から取り外すことができる。また、
接続部に形成されている着脱部を本体に装着することに
よって、回転刃および固定刃を一体として本体に取り付
けることができる。
【0025】このように、回転刃および固定刃が一体と
して着脱可能であり、回転刃および固定刃の着脱作業を
効率よく行なうことができる。
【0026】この発明に係る回転刃および固定刃を有す
る芝刈機においては、着脱部に形成されている穴部に着
脱用軸の大径部を位置させることによって、着脱部が着
脱用軸から脱却不能な状態で着脱部を本体に装着して、
回転刃および固定刃を一体として本体に取り付ける。ま
た、着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の小径部を
位置させることによって、当該穴部に連通している開口
部を通じて着脱用軸から着脱部を外して着脱部を本体か
ら脱却させて、回転刃および固定刃を一体として本体か
ら取り外す。
【0027】したがって、接続部に形成されている着脱
部を移動させ、着脱用軸の大径部または小径部に位置さ
せることによって、着脱部を本体に装着し、または着脱
部を本体から脱却させることができる。このため、簡易
な構成によって、容易かつ確実に回転刃および固定刃を
一体として着脱することができ、回転刃および固定刃の
着脱作業を効率よく行なうことができる。
【0028】この発明に係る回転刃および固定刃を有す
る芝刈機においては、第1軸の第1ネジ部と、第2軸の
第2ネジ部とは噛合しており、第1軸を回転させること
によって第2軸は回転し、当該第2軸の回転に応じて本
体に対する車輪の位置を調整することができる。
【0029】このように、第1軸の第1ネジ部と、第2
軸の第2ネジ部とが噛合しており、たとえばネジ軸とネ
ジ穴の機構を用いるものではないため、ネジ穴に芝や土
が入り込むことがない。したがって、芝の刈り高さの微
調整を円滑に行なうことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る回転刃および固定刃
を有する芝刈機の一実施形態を図面に基づいて説明す
る。図1は本実施形態における芝刈機の底面図であり、
図2は芝刈機の側面図であって、図1に示すY1-Y1方向
の一部断面図である。また、図3は図2に示すホルダー
2近傍の拡大図であり、図4は図1に示す取付軸3、固
定刃11等の拡大図である。
【0031】図5A、Bは固定刃11、リール部13を
取り外す状態を示す側面図である。また、図6はサッチ
ング部18を取り付けた状態の芝刈機の底面図であり、
図7は芝刈機の側面図であって、図6に示すY2-Y2方向
の一部断面図である。
【0032】図2に示すように、本体部(本体)8はモ
ータ19、リール部13を内蔵している。リール部13
は回転刃軸であるリール部軸13Jを中心に回転する。
このリール部13には、螺旋状に複数の回転刃12が設
けられている。モータ19の駆動はリール部13に伝達
され、リール部13は回転駆動する。
【0033】リール部13を回転させた状態で作業者は
ハンドル6を持ち、芝刈機を芝上で矢印90方向に走行
させる。本体部8には前輪21、後輪22が設けられて
いる。本体部8内には、回転刃12の回転軌道上に近接
する位置に、回転刃12の受刃である固定刃11が設け
られており、回転刃12と固定刃11との摺り合わせに
よって芝を刈り取る。
【0034】なお、刈り取られた芝は、リール部13の
回転風力によってグラスキャッチャー10に導かれる。
このグラスキャッチャー10は本体部8に対して着脱可
能であり、内部に集積された芝を排除できるようになっ
ている。
【0035】固定刃11は回動プレート4にボルトによ
って固定されており(図1、図4参照)、回動プレート
4の両端には着脱部であるホルダー2が設けられてい
る。そして、このホルダー2は本体部8内に設けられて
いる着脱用軸としての取付軸3に装着されて支持されて
おり、回動プレート4は取付軸3を中心軸として回動可
能である。図3に示すように、ホルダー2には穴部であ
る支持穴2Hが形成されており、この支持穴2Hに連通
して開口部としての切り欠き2Kが形成されている。
【0036】支持穴2Hの直径は、取付軸3の大径部で
ある太軸部3a部分の直径L1よりもやや大きく、支持
穴2Hに取付軸3の太軸部3aが貫通した状態で、ホル
ダー2、回動プレート4は取付軸3を中心軸として回動
可能である。
【0037】また、ホルダー2の切り欠き2Kの切り欠
き径L3は、取付軸3の太軸部3aの直径L1よりも小
さい。したがって、ホルダー2の支持穴2Hに取付軸3
の太軸部3aが貫通している状態では、ホルダー2は取
付軸3から脱却不能である。なお、ホルダー2の切り欠
き2Kの切り欠き径L3は、取付軸3の小径部である細
軸部3bの直径L2よりも大きい。
【0038】図4に示すように、回動プレート4両側に
は接続片4Gが一体的に形成されており、この各接続片
4Gを接続ボルト16が貫通している。そして、各接続
片4Gを貫通した接続ボルト16は、それぞれベアリン
グホルダー7に螺入されている。ベアリングホルダー7
は本体部8の両側面の内側に位置しており、リール部1
3のリール部軸13Jを軸支している。なお、本実施形
態において、回転刃12と固定刃11とを接続するため
の回動プレート4、接続ボルト16、ベアリングホルダ
ー7が接続部である。
【0039】なお、接続ボルト16を回動操作すること
によって、回転刃12と固定刃11との摺り合わせを調
整することができる。接続ボルト16には、ベアリング
ホルダー7と接続片4Gとの間にスプリング15が取り
付けられており、ベアリングホルダー7、接続ボルト1
6、固定刃11の間のがたつきを解消して摺り合わせの
正確な調整が行なえるようになっている。
【0040】各ベアリングホルダー7には、2本のボル
ト9が貫通しており、このボルト9は本体部8側のボス
14に螺入されている。ボルト9がボス14に螺入され
て締め込まれていることによって、リール部13、固定
刃11等は図2に示す状態に固定される。
【0041】ここで、固定刃11、回転刃12の研磨や
交換のために、固定刃11、リール部13を本体部8か
ら取り外す場合がある。以下に固定刃11、リール部1
3の着脱作業の詳細を説明する。固定刃11、リール部
13を本体部8から取り外す場合、図5Aに示すよう
に、まず本体部8両側に設けられているボルト9(計4
本)をゆるめて外す。なお、固定刃11、リール部13
の着脱作業を行なう場合、グラスキャッチャー10部分
を下側にして芝刈機を起立させる。
【0042】ボルト9を外すことによって、リール部1
3、固定刃11、回動プレート4等は、取付軸3を中心
に一体として矢印98方向に回動可能になる。リール部
13、固定刃11、回動プレート4等を回動させた状態
が図5Bである。この状態から、リール部13、固定刃
11、回動プレート4等を図4に示す矢印95方向にス
ライドさせ、ホルダー2を取付軸3の細軸部3bに位置
させる。
【0043】上述のように、ホルダー2の切り欠き2K
の切り欠き径L3は、取付軸3の細軸部3bの直径L2
よりも大きい。このため、ホルダー2を取付軸3の細軸
部3bに位置させたことによって、リール部13、固定
刃11、回動プレート4等を矢印97方向に移動させ、
ホルダー2の切り欠き2Kを通じて取付軸3からホルダ
ー2を外すことができる。こうして、リール部13、固
定刃11、回動プレート4等を一体として本体部8から
脱却させる。
【0044】リール部13、固定刃11、回動プレート
4等を一体として本体部8から脱却させた後、固定刃1
1、回転刃12の研磨や交換を行なう。また、リール部
13、固定刃11、回動プレート4等を取り外した後、
サッチング刃17が設けられたサッチング部18を本体
部8に取り付けることができる。
【0045】本体部8にサッチング部18を取り付けた
状態が図6、図7である。サッチング部18のサッチン
グ部軸18Jの両端にはベアリングホルダー7と同様の
構造を備えたベアリングホルダー27が設けられてお
り、ボルト9によってベアリングホルダー27をボス1
4に固定する。
【0046】次に、リール部13、固定刃11、回動プ
レート4等を本体部8に取り付ける手順を説明する。ま
ず、ホルダー2の切り欠き2Kを取付軸3の細軸部3b
に対向させて位置させ、リール部13、固定刃11、回
動プレート4等を矢印96方向に移動させる(図5B参
照)。これによって、ホルダー2の2Hを、切り欠き2
Kを通じて取付軸3の細軸部3bに填め合わせる。
【0047】その後、リール部13、固定刃11、回動
プレート4等を図4に示す矢印94方向にスライドさ
せ、ホルダー2を取付軸3の太軸部3aに位置させる。
上述のように、ホルダー2の切り欠き2Kの切り欠き径
L3は、取付軸3の太軸部3aの直径L1よりも小さ
い。このため、ホルダー2を取付軸3の太軸部3aに位
置させたことによって、リール部13、固定刃11、回
動プレート4等を一体として脱却不能な状態で本体部8
に装着することができる。そして、リール部13、固定
刃11、回動プレート4等を矢印97方向(図5B)に
回動させ、ボルト9を螺入することによってベアリング
ホルダー7をサッチング刃17に固定する。
【0048】以上のようにして、リール部13、固定刃
11、回動プレート4等は一体として本体部8に着脱さ
れる。このため、回転刃12、固定刃11の着脱作業を
効率よく行なうことができる。また、リール部13、固
定刃11、回動プレート4等を一体として着脱するた
め、着脱に際して回転刃12と固定刃11との間隔が変
化してしまうことはない。このため、接続ボルト16を
操作して摺り合わせの再調整を行なう必要がなく、着脱
作業をさらに効率よく行なうことができる。
【0049】次に、本実施形態における芝の刈り高さの
調整機構について説明する。図1、図2に示すように、
前輪21はフロントアーム23に回転可能に支持されて
いる。そして、フロントアーム23はフロントアーム軸
24に対して回転可能な状態で取り付けられている。
【0050】また、このフロントアーム23には、第2
軸としてのウォームホイール25が一体的に固定されて
いる。このウォームホイール25の外周に形成されてい
るネジ部分が本実施形態における第2ネジ部である。ウ
ォームホイール25もフロントアーム軸24に対して回
転可能な状態で支持されている。
【0051】他方、本体部8の上面には調整ノブ20が
設けられている。この調整ノブ20は本体部8に対して
回転操作可能であり、ホルダー2には本体部8内におい
て第1軸としてのウォームギヤ26が固定されている。
このウォームギヤ26の外周に形成されているネジ部分
が本実施形態における第1ネジ部である。このウォーム
ギヤ26と上述のウォームホイール25とは互いに噛合
している。
【0052】すなわち、調整ノブ20を回転操作するこ
とによって、ウォームギヤ26を介してウォームホイー
ル25を回動せることができる。そして、ウォームホイ
ール25の回動にしたがって、フロントアーム23はフ
ロントアーム軸24を中心として回動する。
【0053】こうしてフロントアーム23を回動させる
ことによって、前輪21を上下動させることができる。
前輪21が上下動すれば、地面から回転刃12、固定刃
11までの高さが変化し、芝の刈り高さを調整すること
ができる。なお、ウォームギヤ26とウォームホイール
25との螺旋角は、ウォームギヤ26にセルフロックが
かかるように設定されている。ウォームギヤ26にセル
フロックがかかるため、ウォームホイール25側からの
力によってはウォームギヤ26は回転作動しない。この
ため、調整した刈り高さが、前輪21の振動等によって
変動してしまうことはない。
【0054】このように、ウォームホイール25とウォ
ームギヤ26とが噛合しており、たとえばネジ軸とネジ
穴の機構を用いるものではないため、ネジ穴に芝や土が
入り込むことがない。仮に、ウォームホイール25とウ
ォームギヤ26との噛合部分に芝や土が混入しても、調
整ノブ20を回転操作すれば、芝や土は噛合部分から脱
落する。したがって、芝の刈り高さの微調整を円滑に行
なうことができる。
【0055】本発明に係る回転刃および固定刃を有する
芝刈機は、上記実施形態において示したものに限定され
ない。たとえば、接続部として回動プレート4を例示し
たが、回転刃および固定刃を接続するものであれば、そ
の形状や構造は問わず、直接的に接続するものであって
も、間接的に接続するものであってもよい。
【0056】また、着脱部としてホルダー2を例示した
が、本体に対して着脱可能なものであれば、その形状や
構造は問わない。さらに、着脱部の穴部として支持穴2
Hを例示し、開口部として切り欠き2Kを例示したが、
他の形状等を採用することもできる。
【0057】また、第1ネジ軸としてウォームギヤ26
を例示し、第2ネジ軸としてウォームホイール25を例
示した。しかし、本体に回転可能に設けられており、そ
れぞれ第1ネジ部、第2ネジ部が形成されているもので
あれば、他の形状等を用いてもよい。さらに、第1ネジ
軸と第2ネジ軸との間に他のネジやギヤを介在させ、第
1ネジ部と第2ネジ部とを間接的に噛合させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転刃および固定刃を有する芝刈
機の底面図である。
【図2】図1に示す芝刈機の側面図であって、図1に示
すY1-Y1方向の一部断面図である。
【図3】図2に示すホルダー2近傍の拡大図である。
【図4】図1に示す取付軸3、固定刃11等の拡大図で
ある。
【図5】A、Bは固定刃11、リール部13を取り外す
状態を示す側面図である。
【図6】サッチング部18を取り付けた状態の芝刈機の
底面図である。
【図7】芝刈機の側面図であって、図6に示すY2-Y2方
向の一部断面図である。
【図8】第1の従来技術に係る回転刃着脱機構を有する
芝刈機の側面断面図である。
【図9】図8に示す芝刈機のリール部13近傍の一部拡
大図である。
【図10】第2の従来技術に係るリール式芝刈機のリー
ル部13近傍の一部側面図である。
【図11】第2の従来技術に係るリール式芝刈機の回動
プレート42近傍の一部側面図である。
【符号の説明】
2・・・・・ホルダー 2H・・・・・貫通穴 2K・・・・・切欠き 3・・・・・取付軸 3a・・・・・太軸部 3b・・・・・細軸部 4・・・・・回動プレート 8・・・・・本体部 12・・・・・回転刃 13J・・・・・リール部軸 21・・・・・前輪 25・・・・・ウォームホイール 26・・・・・ウォームギヤ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に設けられており、回転刃軸を中心に
    回転する回転刃、 本体に設けられている固定刃、 回転刃軸および固定刃を接続する接続部であって、本体
    に対して着脱可能な着脱部が形成されている接続部、 を備えており、接続部に形成されている着脱部を本体か
    ら脱却させることによって、回転刃および固定刃を一体
    として本体から取り外すことができ、接続部に形成され
    ている着脱部を本体に装着することによって、回転刃お
    よび固定刃を一体として本体に取り付けることができ
    る、回転刃および固定刃を有する芝刈機において、 本体に設けられた着脱用軸であって、大径部および小径
    部を備えており、小径部における断面の直径は、大径部
    における断面の直径よりも小さい着脱用軸、 を備えており、 接続部に形成されている前記着脱部には、着脱用軸の大
    径部が貫通可能な穴部、および当該穴部に連通している
    開口部が形成されており、 着脱部に形成されている開口部の開口径は、着脱用軸の
    大径部の前記直径よりも小さく、かつ着脱用軸の小径部
    の前記直径よりも大きく、 着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の大径部を位置
    させることによって、着脱部が着脱用軸から脱却不能な
    状態で着脱部を本体に装着して、回転刃および固定刃を
    一体として本体に取り付け、 着脱部に形成されている穴部に着脱用軸の小径部を位置
    させることによって、当該穴部に連通している開口部を
    通じて着脱用軸から着脱部を外して着脱部を本体から脱
    却させて、回転刃および固定刃を一体として本体から取
    り外す、 ことを特徴とする回転刃および固定刃を有する芝刈機。
  2. 【請求項2】請求項1に係る回転刃および固定刃を有す
    る芝刈機において、 本体に回転可能に設けられた第1軸であって、外周に第
    1ネジ部が形成された第1軸、 本体に回転可能に設けられた第2軸であって、外周に第
    2ネジ部が形成された第2軸、 第2軸の回転に応じて、本体に対する位置が変化する車
    輪、 を備えており、 第1軸の第1ネジ部と、第2軸の第2ネジ部とは噛合し
    ており、 第1軸を回転させることによって第2軸は回転し、当該
    第2軸の回転に応じて本体に対する車輪の位置を調整す
    ることができる、 ことを特徴とする回転刃および固定刃を有する芝刈機。
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