JP3524876B2 - 転移マーカーとして、および特定の癌の診断のために、pla2を使用する方法 - Google Patents

転移マーカーとして、および特定の癌の診断のために、pla2を使用する方法

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    • C07KPEPTIDES
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N2800/52Predicting or monitoring the response to treatment, e.g. for selection of therapy based on assay results in personalised medicine; Prognosis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】序言 本発明は1998年10月20日に出願された米国特許
出願第09/175,504号の継続出願であり、これ
は1998年7月8日に出願された米国特許出願第09
/111,938号の一部継続出願であり、これは19
98年2月23日に出願された米国仮特許出願第60/
075,504号の一部継続出願である。
【0002】発明の分野 本発明は、転移していない癌を転移の開始について監視
するための、また転移癌を診断するための、転移マーカ
ーとしてのPLA2の使用に関する。本発明においてP
LA2は前立腺癌、胸部癌、結腸直腸癌、卵巣癌および
精巣癌を含めた多数の異なる転移癌の転移マーカーであ
ることが証明された。本発明はまた、患者において胸部
癌、卵巣癌および精巣癌を含めた特定の癌を、これらの
患者のPLA2レベルを監視することにより、進行、緩
解、療法に対する応答、および安定化について監視する
方法に関する。さらに本発明は、精巣癌および卵巣癌を
含めた癌を伴うことがまだ診断されていない個体におい
て、PLA2レベル上昇を検出することによりこれらの
癌の判定を補助する方法に関する。
【0003】発明の背景 細胞外ホスホリパーゼA2(PLA2)酵素は、細胞増
殖、走化性および炎症を含めた多様な応答を仲介すると
思われる。細胞外PLA2酵素には2つの主グループが
ある:膵またはグループI:およびリウマチ様関節炎滑
液(RASF)またはグループII。グループIの酵素
は、消化において、ならびに増殖および走化性の調節に
おいて機能する。現在RASF−PLA2は、関節炎、
敗血症および肺傷害を含めた炎症反応において役割をも
つと主に考えられている。RASF−PLA2レベル
は、mRNAの段階で、インターロイキン−6、インタ
ーロイキン−1および腫瘍壊死因子を含めた多様な物質
により調節される。これらはすべて炎症反応に関与す
る。以下において用いる”PLA2”は、グループII
またはRASF−PLA2を表す。PLA2には、天然P
LA2(全体または分解物)、PLA2を含む天然の分子
複合体、または化学的に修飾された天然PLA2が含ま
れる。
【0004】膜随伴ホスホリパーゼA2(M−PLA2
は、ヒトの胸部癌において腫瘍細胞のプロセスおよび転
移に役割をもつと考えられる5つの因子のひとつとして
示されている(Yamashita et al.,S
urgery,1995,117,601−608)。
さらに、遠隔転移を伴う胸部癌患者および硬性癌を伴う
患者においては、他の組織学的タイプと比較して高いM
−PLA2レベルが報告されている(Yamashit
a,Cancer,1994,69,1166−117
0)。PLA2は識別度が低い胃癌細胞において専ら発
現し、この腫瘍の侵襲帯域で増強されるらしいとも報告
されている(Murata et al.,Br.J.
Cancer,1993,68(1),103−11
1)。M−PLA2増加は3つの胃癌細胞系(MKN2
8、KATO IIIおよびAZ521)、膵癌細胞系
(SUIT−2)、結腸癌細胞系(SW1116)およ
び肝芽腫癌細胞系(HuH−6)においても検出された
(Yamashita etal.,Clinica
Chimica Acta,1994,228,91−
99)。さらに、肺、胸部および消化器官にT2〜T4
腫瘍またはII〜IV期癌を伴う患者は、I期およびT
1癌と比較して有意に高いレベルのM−PLA2をもっ
ていた。
【0005】PLA2レベルは、胃癌、胸部癌、膵癌、
胆管癌、肺癌、肝癌、食道癌および子宮癌ならびに硬性
腹水癌を含めた多様なタイプの癌を伴う患者の腹水およ
び胸水中で上昇することも報告されている(Abe e
t al.,Int.J.Cancer(Pred.O
ncol.),1997,74,245−250)。
【0006】さらに、米国特許第5,747,265号
には、細胞、組織または体液中のPLA2タンパク質ま
たはPLA2 mRNAを検出するための診断アッセイ
が開示され、これは癌、特に前立腺癌の存在を検出する
ために採用できる。PLA2タンパク質レベルを定量す
るこの方法は、良性前立腺過形成と前立腺癌を識別する
のに特に有用である。
【0007】患者のPLA2レベルを用いて各種癌を転
移の開始について診断および監視できることが、今回見
出された。患者の体液中のPLA2量を測定するのは、
患者において各種癌を診断し、また特定の癌の進行、緩
解、療法に対する応答、および安定化を監視するのに有
用であることも見出された。
【0008】発明の概要 これらおよび他の目標を達成するために、本発明の目的
は、転移していない各種癌を転移の開始について監視す
る方法であって、転移の有無が分かっていない癌を伴う
患者を判定し、この患者から得た生物学的流体中のPL
2量を測定することを含み、その際、試料のPLA2
ベル上昇は転移の指標である方法を提供することであ
る。本明細書に示すように、PLA2は、前立腺癌、胸
部癌、結腸直腸癌、卵巣癌および精巣癌を含めた癌の転
移マーカーである。
【0009】本発明の他の目的は、患者において転移癌
を診断する方法であって、患者から生物学的流体試料を
採取し;そして生物学的流体試料のPLA2レベルを検
出することを含み、その際、試料のPLA2レベル上昇
は転移癌の指標である方法を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、胸部癌、卵巣癌およ
び精巣癌を含めた癌を、これらの癌に罹患している患者
において進行、緩解、療法に対する応答、および安定化
について監視する方法であって、選択した時期に患者か
ら得た生物学的流体試料のPLA2レベルを測定するこ
とを含み、その際、PLA2測定レベルの経時的上昇は
進行性癌の指標であり、PLA2測定レベルの経時的低
下は癌の緩解または療法に対する応答の指標であり、P
LA2測定レベルの経時的無変化は癌の安定化の指標で
ある方法を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、卵巣癌または精巣癌
を伴うことがまだ診断されていない患者においてそれら
の癌の診断を補助する方法であって、癌に罹患している
疑いのある患者から得た生物学的流体試料のPLA2
ベル上昇を検出することを含む方法を提供することであ
る。
【0012】本発明の他の目的、特色、利点および態様
は、以下の記載から当業者に明らかになるであろう。た
だし以下の記載および具体例は本発明の好ましい態様を
示すものではあるが、説明のために挙げたにすぎないこ
とを理解すべきである。以下の記載を読むことにより、
また本明細書の他の部分を読むことにより、開示した発
明の精神および範囲内において多様な変更および修正が
当業者に自明であろう。
【0013】発明の記載 癌の検出、診断、監視、病期判定(staging)、
および予後判定に用いる方法は、癌に罹患している患者
の結果にとって重要である。癌患者を初期療法後および
合併療法中、緊密に監視して療法に対する応答を判定
し、持続性もしくは再発性の疾患または転移を検出す
る。癌に対処する他の重要なステップは、患者の疾患の
病期を判定することである。病期判定は予後にとって重
要となる可能性があり、最適療法を計画するための基準
を与える。一般に癌の病理学的病期判定は臨床的病期判
定より好ましい。前者はより精確な予後判定を与えるか
らである。ただし臨床的病期判定は、病理学的病期判定
と少なくとも同程度に精確であれば、好ましい。これは
病理学的評価に用いる組織を得るための侵襲的方法によ
らないからである。癌の病期判定は、細胞、組織または
体液中に異なる侵襲期を識別しうる新たなマーカーを検
出することによって、改善されるであろう。したがっ
て、癌が転移しているか否かを判定し、転移していない
ヒトにおいて転移の開始に関して癌を監視するために、
癌の再発の検出に際してより感度が高くかつ特異性であ
る癌マーカー、ヒトにおいて癌の病期を判定するための
感度および精度の向上した方法が求められている。
【0014】たとえば前立腺癌は、皮膚癌を除いて成人
男性に最も多い悪性疾患であり、米国で次第に増加して
いる健康上の問題である。1996年には米国だけで4
1,400人の死亡がこの疾患の結果であると推定され
た。これは、前立腺癌が同集団内で最も一般的な死因で
ある肺癌に次ぐことを示す。しかしより早期に、癌が前
立腺に限局されているとき診断および治療すれば、治癒
の機会は著しく高い。さらに、個人にとって治療の決断
は、その個人にある前立腺癌の病期と関連する。前立腺
癌の拡散の一般分類は米国泌尿器科学会(AUA)によ
り確立された。AUAは前立腺腫瘍をA〜Dの4期に分
類する。病期A(前立腺内の顕微癌)はさらに病期A1
とA2に下位分類される。下位病期(sub−stag
e)A1は、前立腺内の1部位に限局された識別性の良
好な癌である。治療には一般に観察、根治前立腺摘出、
または放射線療法が含まれる。下位病期A2は、前立腺
内の多数部位における、識別性の中程度ないし乏しい癌
である。治療には一般に根治前立腺摘出または放射線療
法が含まれる。病期Bは前立腺内の触診可能な塊を特徴
とし、同様に病期B1とB2に下位分類される。下位病
期B1においては、癌が前立腺の1葉に小結節を形成す
る。下位病期B2においては、癌が大きな結節または多
数の結節を形成するか、または前立腺の両葉に生じる。
下位病期B1およびB2の治療は両方とも、根治前立腺
摘出または放射線療法を伴う。病期Cは、前立腺の大部
分または全体を伴う大きな癌塊であり、同様にさらに2
病期に下位分類される。下位病期C1は、連続塊を形成
した癌を特徴とし、これは前立腺以外に広がっている可
能性がある。下位病期C2は、周囲組織に侵襲した連続
塊を形成している癌を特徴とする。下位病期C1および
C2両方の治療が、癌に対抗する薬物を用いる、または
用いない放射線療法である。第4病期である病期Dは転
移癌であり、同様に2病期に下位分類される。下位病期
D1は、骨盤のリンパ節内に出現した癌を特徴とする。
下位病期D2は、リンパ節以外の組織内に出現した癌を
特徴とする。下位病期D1およびD2両方の治療が、癌
および痛みに対抗する全身薬物療法である。
【0015】しかし現在の前立腺癌病期判定法には限界
がある。前立腺癌を診断するための既存の方法、たとえ
ば前立腺特異性抗原(PSA)、指診および経尿道超音
波検査は、前立腺癌病期A、B、CおよびDを識別する
のが難しい。事実、既存のPSA診断検査で検出される
のは、良性過形成(BPH)の20〜28%、および正
常集団より約99%高い血中PSAレベルを伴う前立腺
癌患者の62〜81%である。さらに、最初にA2、B
またはCと病期判定される前立腺癌の50%が転移して
おり、実際には病期Dである。しかし転移癌を伴う患者
の予後は乏しく、限局性癌のものと著しく異なる療法が
必要であるので、転移の正確な確認が重要である。
【0016】精巣癌を伴う患者の最高25%において、
同様に不正確な初期診断が起きている。ところが進行性
と思われる精巣癌の生存可能性は米国白人男性について
は0.2%である。精巣癌の原因は分かっていないが、
先天性および後天性両方の要因が付随する。治療の観点
からは、精巣癌は精上皮腫以外と精上皮腫の2つの主カ
テゴリーに分類される。精上皮腫以外について慣用され
る病期判定システムでは、病期Aの病変は精巣に限局さ
れ;病期Bでは後腹膜腔に局所リンパ節併発があり;病
期Cでは遠隔転移がある。精上皮腫については、I期病
変は精巣に限局され;II期では病変は後腹膜腔リンパ
節に拡散し;III期では病変は横隔膜上リンパ節また
は内臓併発を伴う。
【0017】精巣癌の最も一般的症状は、痛みを伴わな
い精巣肥大である。精巣内出血により生じる急性精巣痛
は約10%の症例で起きる。受診に際し患者は無症状で
ある場合がしばしばあるが、約10%は背痛、咳、また
は下肢浮腫を示す場合がある。精巣塊または精巣の広汎
肥大を、大部分の場合身体検査で検出できる。この疾患
の診断および治療には、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
(hCG)、アルファ−フェトプロテインおよびLDH
を含めた数種類の生化学的マーカーが用いられる。しか
し初期誤診率が高いことにより明らかなように、より良
いマーカーが必要である。
【0018】最も広く用いられている上皮卵巣癌マーカ
ーCA125も、感度および特異性を欠くと報告された
(Xu et al.,JAMA,1998,280
(8)719−723)。1995年には、推定で2
6,600の新たな卵巣癌の症例が米国内で診断され
た。ほぼ70人中1人の女性がその生涯に卵巣癌を発症
するであろう。推定で14,500人が卵巣癌のため死
亡した。女性生殖系の他のいかなる癌より多数の死因で
ある。
【0019】卵巣癌は認識できる症状を引き起こさない
場合がしばしばある。しかし可能性のある若干の警告信
号は、40歳を過ぎた女性における体液の蓄積による腹
部拡張または漠然とした消化障害(不快感、ガスまたは
膨満)である;稀に、膣異常出血がある。定期的な完全
骨盤検査が重要である;パパニコロー試験では卵巣癌を
検出できない。40歳を過ぎた女性には各年の骨盤検査
を推奨する。
【0020】大部分の癌と同様に、卵巣癌のリスクは年
齢と共に高まる。60歳を過ぎた女性にこの率が最も高
い。子供をもった経験のない女性は、経験のある女性よ
り卵巣癌を発症する可能性が2倍高い。既に胸部癌、腸
癌または直腸癌を診断された女性は、卵巣癌を発症する
リスクが高いと思われる。初回妊娠の年齢が若いほど、
閉経が早いほど、また経口避妊薬の使用は、卵巣癌のリ
スクを低下させるように思われる。
【0021】外科処置は、通常は一方または両方の卵
巣、子宮および卵管の摘出を伴う。癌を早期に、特に若
い女性において検出すると、癌のある卵巣のみを摘出す
るのが可能である。外科処置後の卵巣癌の再発または他
の身体部位への癌の拡散を阻止または遅延させるため
に、放射線療法および化学療法も利用できる。
【0022】転移癌を伴うヒト患者ではまだ転移してい
ない癌と比較してPLA2レベルが有意に高いことが、
今回見出された。たとえば転移病期Dの前立腺癌を伴う
ヒト患者においては、まだ転移していない前立腺癌、す
なわち病期A、BまたはCの癌と比較してPLA2レベ
ルが有意に高いことが、今回見出された。他の進行性転
移癌、たとえば胸部癌、結腸直腸癌、精巣癌および卵巣
癌を罹患している患者においてもPLA2レベルが上昇
していることが証明された。したがって本発明は、転移
癌を診断し、転移していない癌を転移の開始について監
視する方法に関する。
【0023】この方法では、転移の有無が分かっていな
い癌を伴う患者を判定する。これは、当技術分野で既知
の多様な手段で行うことができる。たとえば前立腺癌の
場合、一般に直腸指診、血清の前立腺特異性抗原(PS
A)レベル、経直腸超音波、および/または前立腺と周
囲組織の穿針生検により、患者を前立腺癌について診断
する。卵巣癌については、一般に骨盤検査により患者を
卵巣癌について診断する。CA125は上皮卵巣癌の検
出および処置のための最も広く用いられているバイオマ
ーカーである。最近、血漿リゾホスファチジン酸(LP
A)レベルが卵巣癌および他の産婦人科癌の有効なバイ
オマーカーとして示唆された(Xu et al.,J
AMA,1998,280(8)719−723)。精
巣癌の場合、一般に身体検査、またはヒト絨毛性性腺刺
激ホルモン(hCG)、アルファ−フェトプロテインお
よびLDHを含めたバイオマーカーの検出により、患者
を精巣癌について診断する。次いでこの患者から体液を
採取する。本発明に有用な体液には、血液、尿、唾液、
もしくは他のいずれかの身体分泌物、またはそれに由来
するものが含まれる。血液は、全血、血漿、血清、また
は血液に由来するもの、好ましくは血清を含むものとす
る。次いで体液試料のPLA2タンパク質レベルまたは
mRNAレベルを測定する。
【0024】癌を伴う患者に由来する体液試料中のPL
2タンパク質またはPLA2タンパク質をコードするm
RNAレベルを測定するのに使用できるアッセイ法は、
当業者に周知である。そのようなアッセイ法には、以下
のものが含まれるが、限定ではない:ラジオイムノアッ
セイ、逆転写酵素PCR(RT−PCR)アッセイ、免
疫組織化学的アッセイ、インサイチューハイブリダイゼ
ーションアッセイ、競合結合アッセイ、ウェスタンブロ
ット分析、ELISAアッセイ、およびプロテオーム
(proteomic)法:二次元ゲル電気泳動(2D
電気泳動)および非ゲル系方法、たとえば質量分析また
はタンパク質相互作用プロファイリング。これらのう
ち、エンザイムイムノアッセイ、特にエンザイム結合イ
ムノソルベントアッセイ(ELISA)は、生化学的流
体中の遺伝子発現タンパク質を検出するのに好ましい場
合が多い。ELISAアッセイはまず、PLA2に特異
的な抗体、好ましくはモノクローナル抗体を調製するこ
とを含む(これが市販されていない場合)。さらに、一
般にPLA2に特異的に結合するリポーター抗体を調製
する。リポーター抗体を、検出可能な試薬、たとえば放
射性マーカー、蛍光マーカー、または酵素マーカー、た
とえば西洋ワサビペルオキシダーゼ酵素もしくはアルカ
リホスファターゼに結合させる。ELISAを実施する
ためには、PLA2に特異的な抗体を、この抗体に結合
する固体支持体(たとえばポリスチレン皿)上でインキ
ュベートする。次いで、非特異的タンパク質、たとえば
ウシ血清アルブミン(BSA)と共にインキュベートす
ることにより、皿上の遊離タンパク質結合部位を被覆す
る。次いで分析すべき体液試料を皿の中でインキュベー
トすると、その間にPLA2はポリスチレン皿に結合し
ている特異的抗体に結合する。PLA2に特異的に指向
し、検出可能な試薬(たとえばアルカリホスファター
ゼ)に結合しているリポーター抗体を皿に入れると、リ
ポーター抗体が結合PLA2に結合する。次いで結合し
ていないリポーター抗体を洗い去り、結合したリポータ
ー抗体を検出する。たとえば検出可能な試薬がアルカリ
ホスファターゼである場合、アルカリホスファターゼ活
性のための試薬(比色定量基質を含む)を皿に添加す
る。PLA2抗体に結合した固定化アルカリホスファタ
ーゼは発色反応生成物を生成する。一定時間内に発色す
る色の量は、試料中に存在していたPLA2タンパク質
の量に比例する。当業者に明らかなように、これらの抗
体を検出するための他のリポーター抗体および手段も使
用できる。標準曲線を参照して、一般に定量的結果が得
られる。
【0025】競合アッセイ法も採用できる。この場合、
PLA2に特異的な抗体を固体支持体に結合させ、標識
PLA2、および癌患者から得た試料を固体支持体上に
導通する。次いで、固体支持体に結合して検出された標
識量と試料中のPLA2量との相関性を求めることがで
きる。
【0026】癌を伴う患者から得た体液中のPLA2
mRNAを検出する核酸法も採用できる。核酸法の例に
は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、リガーゼ連鎖反
応(LCR)および核酸ベース増幅(NASABA)が
含まれるが、これらに限定されない。逆転写酵素PCR
(RT−PCR)も、数千の他のmRNA種の複雑な混
合物中の特異的mRNA集団の存在を検出する際に有力
な道具となる。
【0027】プロテオーム法のうち、2D電気泳動は当
業者に周知の方法である。血清などの試料からの各タン
パク質の単離は、通常はポリアクリルアミドゲル上で、
異なる特性によるタンパク質の連続分離により達成でき
る。まず、電流を用いてタンパク質をサイズにより分離
する。電流はすべてのタンパク質に均一に作用するの
で、小さいタンパク質ほど、大きいタンパク質より遠く
へ移動する。第2次元は第1次元に対し直角に電流をか
け、サイズではなく各タンパク質が保有する特異的電荷
に基づいてタンパク質を分離する。異なる配列でサイズ
と電荷が両方とも等しい2つのタンパク質はないので、
2D分離は各タンパク質が独自のスポットを占めた方形
ゲルとなる。これらのスポットを化学的プローブまたは
抗体プローブにより分析するか、またはその後のタンパ
ク質ミクロ配列決定により、あるタンパク質の相対量お
よび試料中のタンパク質の同一性を解明することができ
る。
【0028】体液中のPLA2レベルを測定するため
の、当業者に自明の他の方法も採用できる。本発明を限
定するものではないが、一般に定量診断用エンザイムイ
ムノアッセイについて、検査または監視されている患者
の癌が転移していることを示す陽性結果は、体液の癌マ
ーカーPLA2レベルが、樹立されているエンザイムイ
ムノアッセイ(EIA)カットオフ4.5ng/mlよ
り上昇しているものである。しかし当業者に自明なよう
に、個々の患者群について許容できる擬陽性または擬陰
性結果に応じて、別のEIAカットオフを樹立すること
ができる。さらに、他の態様においては、癌を伴う患者
から得た体液試料中の測定量を、正常ヒト対照の同じ体
液中のこのマーカーの量または同一患者において以前に
測定した量と比較することにより、PLA2の上昇レベ
ルを決定することができる。すなわち、患者の血清中の
PLA2を測定する場合、この量を正常ヒト対照の血清
中のPLA2の量または以前に同一患者の血清において
測定した量と比較する。”正常なヒト対照”とは、前立
腺癌または他のいかなるタイプの癌も診断されたことの
ないランダムな男性群を意味する。正常ヒト対照におけ
る量または同一患者において以前に測定した量と対比し
た患者のPLA2の増加または上昇は、転移した癌と関
連がある。
【0029】表1は、EIAカットオフ4.5ng/m
lとして、ELISAによる血清中PLA2の測定に基
づいて陽性と判定された個体の%を、正常ヒト対照、良
性前立腺過形成を伴う患者、前立腺炎を伴う患者、病期
Aの未処置前立腺癌を伴う患者、病期Bの未処置前立腺
癌を伴う患者、病期Cの未処置前立腺癌を伴う患者、お
よび病期Dの前立腺癌からの進行性転移を新たに診断さ
れ治療を受けている患者について示す。
【0030】
【表1】
【0031】ランダム男性のPSA陽性値はランダムP
SA試験に基づく。この表に示すように、PLA2につ
いて陽性である個体の%は、正常ヒト対照、または病期
A、BもしくはCの前立腺癌を伴う患者のいずれと比較
しても、病期D前立腺癌を伴う患者において有意に増加
する。したがってPLA2の測定は、転移癌の診断およ
び/またはまだ転移していない前立腺癌を伴う患者にお
ける転移開始の監視に有用な手段を提供する。
【0032】表2は、局在、進行性転移、緩解状態の転
移、または転移安定と分類した胸部癌、結腸直腸癌、卵
巣癌または精巣癌を伴う患者において、4.5ng/m
lのEIAカットオフでELISAによる血清中PLA
2の測定に基づいて陽性と判定された個体の%を示す。
【0033】
【表2】
【0034】この表に示すように、局在性癌を伴う患者
と比較して、進行性の胸部癌、結腸直腸癌、卵巣癌およ
び精巣癌を伴う患者においてもPLA2陽性個体の%は
有意に上昇する。したがってPLA2の測定は、前立腺
癌、胸部癌、結腸直腸癌、卵巣癌または精巣癌を含めた
各種タイプの癌を伴う患者における転移開始の監視に有
用な手段を提供する。さらに、前立腺癌、胸部癌、結腸
直腸癌、卵巣癌もしくは精巣癌の診断時、またはその後
に血清PLA2レベルを測定することは、癌の診断だけ
でなく、その新たに診断された癌が転移しているか否か
を判定する際にも役立つ。
【0035】さらに表2に示すように、緩解または安定
化した胸部、卵巣または精巣の転移癌を伴う患者におけ
るPLA2陽性個体の%は、進行性転移を伴う高いPL
2陽性個体の%から低下する。したがってPLA2の測
定は、各種癌の療法に対する経時的な応答または安定化
の監視に有用な手段を提供する。選択した時期に患者か
ら得た生物学的試料のPLA2レベルを測定することが
できる。患者において癌の進行、緩解、療法に対する応
答、または安定を監視するためにPLA2レベルを測定
する時期は、患者の病歴、および監視している癌のタイ
プに応じて当業者がルーティンに選択できる。患者にお
けるPLA2測定レベルの経時的上昇は、進行性癌の指
標である。患者におけるPLA2測定レベルの経時的低
下は、その癌の緩解または療法に対する応答の指標であ
る。患者におけるPLA2測定レベルの経時的無変化
は、癌の安定化の指標である。
【0036】同様に表2に示すように、患者から得た体
液の高いPLA2レベルは、患者における胸部癌、結腸
直腸癌、卵巣癌もしくは精巣癌の指標でもある。局在、
進行性転移、緩解状態の転移、または転移安定状態の胸
部癌、結腸直腸癌、卵巣癌または精巣癌を伴うPLA2
陽性個体の%は、一般にランダムな健康な男性または女
性より高い。
【0037】早期に癌を診断された患者は、遠隔転移し
た癌を診断された患者の生存率と比較して、一般にはる
かに高い5年生存率をもつ。よって、より感度の高い診
断方法および癌の早期検出が明らかに必要である。した
がって本発明は、癌に罹患している疑いのある患者の体
液中のPLA2を測定することにより、患者において
癌、特に卵巣癌または精巣癌を診断する方法にも関す
る。これらの方法において、健康な男性において測定し
たPLA2レベルより少なくとも2標準偏差高いPLA2
レベルは、卵巣癌または精巣癌の指標である。卵巣癌ま
たは精巣癌に罹患している疑いのある患者のPLA2
ベルを、その患者から得た体液試料中において、本明細
書に記載する周知のアッセイ法により測定する。
【0038】本発明の他の目的、特色、利点および態様
は、この記載から当業者に明らかになるであろう。ただ
し、この記載は本発明の好ましい態様を示すが、例示の
ために示したにすぎないことを理解すべきである。本発
明の開示内容を読むことにより、当業者には本発明の精
神および範囲内での種々の変更および修正が明らかにな
るであろう。
【0039】限定ではない以下の実施例は本発明をさら
に説明するために提示される。 実施例 実施例1:II型PLA2の定量イムノアッセイ 下記によりアッセイ用マイクロタイタープレートを調製
した:II型PLA2に対する精製モノクローナル抗体
(SK088−3C6.16.2;Roshak et
al.,J.Biol.Chem.,1994,26
9,25999−26005)を、10mMトリス−H
Cl緩衝液(pH8.0)中2.0μg/mlの濃度で
2〜8℃において一夜コーティングした。次いで150
mM NaClおよび0.05%ツウィーン−20(T
BS−T)を含有する10mMトリス−HCl(pH
7.5)でマイクロタイターウェルを4回洗浄し、50
mMトリス−HCl緩衝液(pH8.0)中1.0%B
SA(シグマA−7888)により21〜25℃(室
温)で1時間ブロックした。次いでマイクロタイタープ
レートをTBS−Tで再び4回洗浄した後、直ちにアッ
セイに用いた。
【0040】免疫捕獲アッセイ(immunocapt
ure assay)のために、下記のものを各ウェル
に添加した:ビオチンに結合した、II型PLA2に対
する第2モノクローナル抗体(SK097−IE8.
5.2;Roshak etal.,J.Biol.C
hem.,1994,269,25999−2600
5)(Hinatowich et al.,J.Nu
cl.Med.,1987,28,1294−130
2):試料希釈用(SPD)緩衝液(50mMトリス−
HCl(pH8.0)、300mM NaCl、0.1
%BSA、0.05%ツウィーン−20、1%マウス血
清(ジャクソン・イムノリサーチ・ラボズ、015−0
00−120)、および0.02%NaN3)中0.5
μg/mlのもの200μl。同様にこの段階で、ウシ
胎仔血清(ハイクローン(HyClone)A−111
1−L)中のII型PLA2標準品(Levin et
al.,Protein Expr.Purif.1
992,3,27−35)または患者血清10μlを、
マイクロタイターウェルに添加した。次いでプレートを
振とうしながら1時間、21〜25℃でインキュベート
した。インキュベーション後、混合物を取り出し、マイ
クロタイタープレートをTBS−Tで4回洗浄し、SP
D緩衝液中1.0μg/mlのアビジン−アルカリホス
ファターゼ(シグマA−2527)100μlを添加し
た。21〜25℃で振とうしながら1時間インキュベー
トした後、ウェルを再びTBS−Tで4回洗浄した。最
後に10mMジエタノールアミン中1.0mg/mlの
p−ニトロフェニルホスフェート(pH9.7)200
μlをウェルに添加し、21〜25℃で振とうしながら
30分間インキュベートした。各マイクロタイターウェ
ルについて、405nmでのアッセイ吸光度を読みとっ
た。精製したII型PLA2標準品に関するアッセイ吸
光度値を用いて標準曲線を作成し、患者試料のアッセイ
に関する吸光度値を標準曲線と比較して、II型PLA
2濃度を判定した。 実施例2:血清中の前立腺特異性抗原(PSA)の定量
アッセイ TANDEM−E PSAイムノエンザイメトリックア
ッセイ(ImmunoEnzyMetric Assa
y)(ハイブリテック社、カリフォルニア州サンディエ
ゴ)を製造業者の指示に従って用いて、同一患者の血清
試料中のPSAレベルを定量した。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/175,504 (32)優先日 平成10年10月20日(1998.10.20) (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ウィルキンソン,フランシス・イー アメリカ合衆国カリフォルニア州95118, サン・ホゼ,ジャーヴィス・アベニュー 3838 (56)参考文献 特表2001−500847(JP,A) Shin−ichi Yamashi ta,Elevation of se rum group II phosp holipase A2 levels in patients with advanced cancer,Cl inica Chemica Act a.,Elsevier Scienc e B.V.,1994年 8月29日,228 /2,91−99 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/574 C07K 16/40 C12N 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の生物学的流体の試料において卵巣
    癌または精巣癌を検出する方法であって、生物学的流体
    試料のPLA2レベルを検出することを含み、その際、
    試料のPLA2レベルの上昇が癌の指標である、分析方
    法。
  2. 【請求項2】 生物学的流体が血清である、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 PLA2をELISAにより検出する、
    請求項1記載の方法。
JP2000532721A 1998-02-23 1999-02-12 転移マーカーとして、および特定の癌の診断のために、pla2を使用する方法 Expired - Fee Related JP3524876B2 (ja)

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US09/111,938 1998-10-20
US60/075,504 1998-10-20
US09/175,504 1998-10-20
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