JP3524771B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射制御装置Info
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description
射制御装置に関し、より詳しくは、ガソリン燃料を気筒
燃焼室に直接噴射して超希薄燃焼(あるいは成層燃焼)
で運転する、いわゆる直接噴射のガソリン内燃機関の燃
料噴射制御装置に関する。
度に同期したタイミングで、検出した運転状態(機関回
転数、機関負荷など)に応じて燃料噴射量を算出して噴
射開始時期(あるいは終了時期)を求め、基準信号から
角度(あるいは時間)で計測して噴射している。点火時
期についても同様である。
燃機関にあっては、燃料の輸送遅れ(吸気管への燃料付
着、噴射完了から気筒燃焼室吸入までの遅れ)の問題が
あることに加え、吸気弁が閉弁した圧縮行程では混合気
を吸入できないことから、運転状態の変化に即応すべ
く、常に最新の運転状態に応じて算出された値を用いて
燃料噴射を制御している。
室に直接噴射して超希薄燃焼(あるいは成層燃焼)で運
転する、いわゆる直接噴射のガソリン内燃機関が提案さ
れており、その例として、特開平8−144806号公
報記載の技術、あるいは特公平7−99105号公報記
載の技術を挙げることができる。
においては、任意の作動サイクルにおける燃料噴射弁の
作動前の特定時期に算出した情報を燃料噴射情報として
仮に設定しておき、後の修正時期に算出した情報で修正
し、できるだけ直近の燃料噴射情報を用いるようにして
いる。
射機関の場合、噴射された燃料は燃焼室内に必ず存在
し、しかも、目標とする噴射開始(あるいは終了)時期
が、従来のポート噴射式の均一燃焼で運転する機関に比
して広範囲となっているため、最新の運転状態に応じて
算出された値を用いて制御すると、特定の気筒の空燃比
あるいは点火時期が、かえって不適正となる場合があ
る。
層燃焼)で運転する場合には、燃料を圧縮行程で噴射
し、それ以外の燃焼、即ち、均一燃焼させる場合には燃
料を吸入行程で燃焼させる必要があるが、機関負荷が変
化して超希薄燃焼(あるいは成層燃焼)運転域から均一
燃焼運転域に、あるいはその逆に移行した場合、移行前
に算出された値をそのまま用いて制御すると、空燃比あ
るいは点火時期が不適正となる恐れがある。
態の変化に伴って燃料噴射量あるいは噴射時期が変化
し、同様の問題が生じる恐れがある。
平7−99105号公報記載の技術)においては、低負
荷時には圧縮行程で噴射して成層燃焼(直接噴射機関で
の超希薄燃焼に相当)で運転し、高負荷時には吸入行程
で噴射して均一燃焼(ポート噴射機関での燃焼に相当)
で運転すると共に、運転域が変更された場合は燃料供給
の実行を遅らせるように構成している。
させるに止まり、必ずしも十分な解決とはなっていなか
った。
を解消し、直接噴射機関において、可能な限り最新の情
報に基づいて燃料噴射を実行すると共に、超希薄燃焼
(成層燃焼)運転域から均一燃焼運転域(あるいはその
逆)に移行した場合、さらには同一の運転域においても
運転状態の変化に伴って燃料噴射量あるいは噴射時期が
変化した場合でも最適に燃料噴射(および点火時期)を
制御し、全気筒の空燃比および点火時期を適正に保つよ
うにした内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することに
ある。
めに請求項1項において、ガソリン燃料を気筒燃焼室に
直接噴射して超希薄燃焼で運転する内燃機関の燃料噴射
制御装置であって、前記内燃機関の気筒ごとに所定のク
ランク角度で気筒信号を出力する気筒信号出力手段、前
記気筒信号間のクランク角度範囲を細分したクランク角
度ごとにクランク角度信号を出力するクランク角度信号
出力手段、前記気筒信号に同期した周期で、検出された
前記内燃機関の運転状態に基づき、噴射開始時期を含む
燃料噴射パラメータを算出するパラメータ算出手段、お
よび前記算出された燃料噴射パラメータの中の噴射開始
時期に応じて前記クランク角度信号の間隔に相当する複
数個のステージのいずれかにおいて燃料噴射を実行する
燃料噴射制御手段を備える内燃機関の燃料噴射制御装置
において、前記燃料噴射制御手段は、少なくとも燃料噴
射実行中にないとき、前記算出された燃料噴射パラメー
タの中の噴射開始時期の今回算出値を選択する一方、少
なくとも燃料噴射実行中にあるとき、前記算出された燃
料噴射パラメータの中の噴射開始時期の前回算出値を選
択し、前記選択した噴射開始時期に基づいて燃料噴射を
実行する如く構成した。
タを使用することができ、燃料噴射を適正に制御するこ
とができる。
を一層適正に制御することができる。
手段は、前記パラメータを強制的に今回算出値に更新す
るように設定されたパラメータ強制更新ステージにある
とき、前記算出された燃料噴射パラメータの中の噴射開
始時期の今回算出値を選択し、前記選択した今回算出値
に基づいて燃料噴射を実行する如く構成した。これによ
って、パラメータ強制更新ステージを1サイクル中に設
定すれば、1サイクル中にいずれかの気筒について最新
のパラメータを必ず使用することができ、長時間にわた
って同一パラメータを使用することがなく、燃料噴射を
一層適正に制御することができる。
手段は、少なくとも燃料噴射実行中になく、かつ前記パ
ラメータ強制更新ステージにあるとき、前記算出された
燃料噴射パラメータの中の噴射開始時期の今回算出値を
選択し、前記選択した今回算出値に基づいて燃料噴射を
実行する如く構成した。これによって、いずれかの気筒
について最新のパラメータを必ず使用することができ、
長時間にわたって同一パラメータを使用することがな
く、燃料噴射を一層適正に制御することができる。
出手段は、前記検出された前記内燃機関の運転状態に基
づいて点火時期を含む点火パラメータを算出すると共
に、前記燃料噴射制御手段は、前記算出された燃料噴射
パラメータの中の噴射開始時期の今回算出値を選択した
ときは、前記算出された点火パラメータの中の今回算出
値を選択する如く構成した。これによって、可能な限り
最新のパラメータを使用することができ、燃料噴射制御
および点火時期制御の双方を共に適正に行うことができ
る。
の実施の形態を説明する。
制御装置を全体的に示す概略図である。
の内燃機関(以下「エンジン」という)を示しており、
吸気管12の先端に配置されたエアクリーナ14から導
入された吸気は、サージタンク16を通り、スロットル
バルブ18でその流量を調節されつつインテーク(吸
気)マニホルド20を経て、2個の吸気バルブ(図示せ
ず)を介して第1から第4シリンダ(気筒。1つのシリ
ンダのみ示す)22に流入する。
設けられると共に、その頂部に凹部が形成され、ピスト
ン頂部とシリンダヘッド26の内壁との間には、燃焼室
28が形成される。燃焼室28に臨む位置の中央付近に
は、インジェクタ(燃料噴射弁)30が設けられる。
され、燃料供給管34を通じて燃料タンク(図示せず)
から燃料ポンプ(図示せず)によって加圧された燃料
(ガソリン燃料)の供給を受け、開弁するとき、燃焼室
28に噴射する。
36が配置される。点火プラグ36は点火コイルを含む
点火装置(図示せず)から点火エネルギの供給を受け、
所定の点火時期において噴射燃料と吸入空気の混合気を
第1、第3、第4、第2シリンダの順で点火する。点火
された混合気は燃焼して爆発し、ピストン24を駆動す
る。
ン10は、ガソリン燃料を気筒燃焼室に直接噴射する、
直接噴射機関である。より具体的には、エンジン10が
高負荷にあるときは、ガソリン燃料を吸入行程において
例えば空燃比12.0:1から29.0:1の間で噴射
する。噴射された燃料は吸入空気と一体化され、点火さ
れて前記した均一燃焼(この明細書および図面では「予
混合」という)を生じる。
は、ガソリン燃料を圧縮行程において例えば空燃比3
0:1から60:1の間で噴射する。噴射燃料は点火さ
れ、前記した超希薄燃焼あるいは成層燃焼(この明細書
および図面では「DISC(Direct Injection Stratif
ied Charge) 」という)を生じる。このように、燃料噴
射は主として、予混合では吸入行程で、DISCでは圧
縮行程で行われる。
(図示せず)を介してエキゾースト(排気)マニホルド
40に排出され、排気管42を進んでNOx成分除去触
媒装置44および三元触媒装置46に達し、そこで浄化
されてエンジン外に排出される。
て排気管42はEGR管50を介して吸気管12に接続
され、排気ガスの一部を吸気系に還流する。EGR管5
0には吸気管12に接続される付近でEGRバルブ52
が設けられ、EGR還流量を調節する。
床面に配置されたアクセルペダル(図示せず)との機械
的な連結は廃され、スロットルバルブ18はパルスモー
タ54に連結され、その出力で駆動されて吸気管12を
開閉する。このように、スロットルバルブ18は、DB
W方式で駆動される。
結されると共に、クランクシャフト56の付近にはクラ
ンク角センサ62が配置される。クランク角センサ62
は、クランクシャフト56に取りつけられたパルサ62
aおよびそれに対向配置された磁気ピックアップ62b
からなる。
の所定クランク角度ごとに、即ち、クランク角度720
度ごとに気筒判別用のCYL信号を、各シリンダの上死
点(TDC。圧縮行程末端。即ち、クランク角度180
度)ごとにTDC信号を、TDC信号間隔を6個に細分
したクランク角度30度ごとにCRK信号を出力する。
くは後述する図4(および図5)タイム・チャートの上
部に示す如くパルス波形であり、そのうち、CRK信号
パルスの所定間隔ごとの立ち下がりエッジが各シリンダ
の圧縮TOP位置(TDC)位置を示し、CRK信号パ
ルスの各立ち上がりエッジがCRK信号を示す。
号間隔をステージと呼ぶ。また、図4(および図5)タ
イム・チャートで、4個のシリンダについてクランク角
度720度(1サイクル)を通算して0から23までの
番号を付して特定したものをSTAGEと示し、個々の
シリンダごとにクランク角度180度間隔で0から5ま
での番号を付して特定したものをSTGと示す。
はスロットルセンサ64が接続され、パルスモータ開度
を通じてスロットルバルブ18の開度THに応じた信号
を出力する。
位置付近には絶対圧(MAP)センサ66が設けられ、
吸気管内絶対圧PBAに応じた信号を出力する。また、
吸気管12においてスロットルバルブ18の配置位置の
上流側には吸気温センサ68が設けられ、吸入空気の温
度TAに応じた信号を出力する。
70が設けられ、エンジン冷却水温TWに応じた信号を
出力する。排気管42には触媒装置44,46の上流側
においてO2 センサ(空燃比センサ)72が設けられ、
排気ガス中の酸素濃度に比例した信号を出力すると共
に、触媒装置44,46の下流側において排気温度セン
サ74が設けられ、排気ガス温度TEXに比例した信号
を出力する。
(以下「ECU」という)80に送られる。ECU80
はCPU,ROM,RAMなどからなるマイクロコンピ
ュータを備え、センサ入力値に基づいて後述の如く燃料
噴射量および噴射時期ならびに点火時期を算出(決定)
する。尚、ECU80はカウンタ(図示せず)を備え、
クランク角センサ62が出力するCRK信号をカウント
してエンジン回転数NEを検出する。
射制御装置の動作を説明する。
チャートであり、図4および図5はその動作を説明する
タイム・チャートである。
情報に基づいて燃料噴射を実行すると共に、超希薄燃焼
(成層燃焼)運転域から均一燃焼運転域(あるいはその
逆)に移行した場合、さらには同一の運転域において運
転状態の変化に伴って燃料噴射量あるいは噴射時期が変
化した場合でも最適に燃料噴射(および点火時期)を実
行し、全気筒の空燃比および点火時期を適正に保つこと
にあるので、以下、その点に焦点をおいて説明する。
る。尚、図示のプログラムは、図4タイム・チャートの
上部に示す、個々のシリンダの圧縮TOP(TDC。上
死点)で起動され、同図にFICALと示されるクラン
ク角度範囲で行われる。
センサ出力値を読み込み、運転状態を検出する。
に基づいて燃料噴射量および噴射時期(詳しくは噴射開
始時期、より詳しくは噴射開始ステージFISTGi.
NOW、噴射開始オフセット時間TWTOFFi.F.
NOW、および噴射時間FtoutFi.NOW)を算
出する。
相当する。尚、この明細書および図面において、iはシ
リンダ番号(1から4)を示し、添字のNOWは今回
(即ち、図2フロー・チャートの今回ループ時)算出さ
れた値を、後で触れるOLDは前回(図2フロー・チャ
ートの前回ループ時)算出された値を示す。
エンジン回転数NEおよび吸気管内絶対圧PBAを用い
て予め設定された特性(マップ、図示せず)を検索して
基本燃料噴射量を求め、求めた値を検出された水温T
W、酸素濃度O2 などで補正して燃料噴射量を算出す
る。
量に基づいて噴射時間FtoutFi.NOWを算出す
る。噴射時間FtoutFi.NOWは、インジェクタ
30の開弁時間で規定される。さらに、噴射を開始する
ステージFISTGi.NOW、噴射開始用のオフセッ
ト時間(インジェクタ無効時間相当値)TWTOFF
i.F.NOWを算出する。
関負荷、即ち、吸気管内絶対圧PBA(あるいはスロッ
トル開度TH)に基づき、燃料噴射が、吸入行程か圧縮
行程のいずれかのステージで行われるように算出する。
に基づいて点火時期を算出する。即ち、検出されたエン
ジン回転数NEおよび吸気管内絶対圧PBAを用いて予
め設定された特性(マップ、図示せず)を検索し、基本
点火時期を求め、求めた値を検出された水温TWなどで
補正して点火時期を算出する。
N.STGi.NOW、通電開始オフセット角度(無効
時間相当値)IGAONi.NOW、点火ステージIG
OFF.STGi.NOWおよび点火オフセット角度I
GAOFFi.NOWを算出する。これらが、前記した
点火パラメータに相当する。
始)時期を最終決定する。
ー・チャートである。
STGi.OLDがJSTGiより大きく、かつFIS
TGi.NOWがJSTGiより小さいか、またはJS
TGiが23であるか否か判断する。
た如く、噴射開始ステージの最終決定値の前回値を、F
ISTGi.NOWは、その今回値を意味する。JST
GiはSTAGEの中の現時点のステージ、詳しくは図
2フロー・チャートが起動されるときの当該シリンダの
FICALが属するステージ、より詳しくは、STAG
Eの中のステージ5,11,17,23のいずれかを意
味する。尚、以上か否かは、ステージ番号の大小で判定
する。
がJSTGiより大きいか」否かの判断は、前回最終決
定された噴射開始ステージが現在のステージより(角度
および時間において)後である、換言すれば、既に噴射
済みでも噴射中でもないことを意味する。
OWがJSTGiより大きいか」否かの判断は、今回最
終決定された噴射開始ステージが現在のステージより角
度(時間)において後である、換言すれば、これから噴
射可能なことを確認することを意味する。
ジ(J.STGi)が、ステージ23であるか」否か判
断するのは、この実施の形態にあっては、ステージ23
を、パラメータを強制的に更新するステージと約束した
ためである。
態検出値に基づいて算出された値に基づくのが望ましい
が、上記した如く、今回最終決定値を使用できない場合
も生じ得る。そのような不都合を解消するため、現在の
ステージ(J.STGi)がステージ23であるとき
は、強制的に今回最終決定値を用いることとした。
明する。同図上部のAで示す時点で、予混合からDIS
Cに切り換えられたとする。
ダ(#4CYL)のステージ11で(図にaで示す)、
前回最終決定された噴射開始ステージFISTGi.O
LDがステージ11(図にbで示す)と仮定すると、前
回最終決定噴射開始ステージFISTGi.OLD(ス
テージ11)は現在のステージJSTGi(ステージ1
1)と等しい。
iより大きくなく(後ではなく)、既に噴射済みであ
る。従って、第1の条件は否定される。
ジFISTGi.NOWがステージ18とすると(図に
cで示す)、今回最終決定噴射開始ステージFISTG
i.NOW(ステージ18)は現在のステージJSTG
i(ステージ17)より大きく、角度および時間におい
て後であって噴射可能である。従って、第2の条件は肯
定される。
(AND)で結ばれているため、結果的に、第1、第2
の条件全体としては否定される。
は、図3フロー・チャートのS100の処理は否定され
てS102に進み、図示の如く、前回値を最終決定値と
する。尚、この明細書で最終決定値は、outを付して
示す。
前回値と書換え、フラグF.NOT.RENEWiのビ
ットを1にセットする。このフラグのビットを1にセッ
トすることは、算出値を更新せず、よって前回算出値で
燃料噴射制御することを意味する。
はなく、前回値(b)から書き換えられた最終決定値F
ISTGi.out,TWTOFFi.F.out,F
toutFi.outに基づいて燃料噴射が実行され
る。
説明する。図5に示す例は、同図上部のBで示す時点で
DISCから予混合に切り換えられた場合を示す。
シリンダ(#4CYL)のステージ11で(同図にaで
示す)、前回最終決定噴射開始ステージFISTGi.
OLDが同図に破線で示す如くステージ11(同図にb
で示す)と仮定すると、現在のステージJSTGi(ス
テージ17)より大きくなく、後であって噴射済みであ
るので、第1の条件は否定される。
STGi.NOWがステージ18とすると(同図にcで
示す)、現在のステージJSTGi(ステージ17)よ
り大きく、従って、第2の条件は肯定される。
(c)ではなく、前回値(b)で燃料噴射が実行され
る。
テージJ.STGiが第1シリンダ(#1CYL)のス
テージ23(dで示す)と仮定すると、S100の処理
において第3の条件が肯定される。第3の条件は、第1
および第2の条件とOR(または)で結ばれていること
から、S100の判断は肯定されてS106に進んで図
示の如く、今回算出値を最終決定値と書換える。
ループに備えて今回値を前回値と書換えると共に、前記
したフラグのビットを0にリセットし、算出値が更新さ
れて今回算出値で燃料噴射が実行されることを示す。
いて、eで示す、第2シリンダ(#2CYL)の場合な
どは、算出値が更新される。
いでS18に進んで点火時期を最終決定する。
ー・チャートである。
グF.NOT.RENEWiのビットを判断し、1であ
ればS202に進んで点火パラメータを更新せず、今回
ループで算出した値に代えて前回ループで算出した値を
最終決定値とすると共に、0であれば204に進んで点
火パラメータを更新し、今回ループで算出した値を最終
決定値とする。
スタリスク記号を付して示す時点で燃料噴射制御に呼応
して行われる。即ち、更新されずに燃料噴射が中止され
た場合には点火が実行されないと共に、更新されずに前
回値で燃料噴射が実行されたときは噴射終了後の所定ス
テージで点火される。
燃料噴射制御を予混合からDISC(あるいはその逆)
へ切り換えた場合を例にとっているが、上記は、予混合
同士あるいはDISCでも妥当する。
焼室に直接噴射して超希薄燃焼で運転する内燃機関(エ
ンジン10)の燃料噴射制御装置であって、前記内燃機
関の気筒ごとに所定のクランク角度(各シリンダ圧縮T
OP。TDC)で気筒信号を出力する気筒信号出力手段
(クランク角センサ62、ECU80,S10)、前記
気筒信号間のクランク角度範囲を複数個のステージ(S
TAGE)に細分した所定クランク角度でクランク角度
信号CRKを出力するクランク角度信号出力手段(クラ
ンク角センサ62、ECU80,S10)、前記気筒信
号に同期して検出された前記内燃機関の運転状態に基づ
き、燃料噴射時期(噴射開始ステージFISTGi.N
OW(OLD)など)を含む燃料噴射パラメータを算出
するパラメータ算出手段(ECU80,S12)、前記
算出された燃料噴射パラメータに応じて前記複数個のス
テージのいずれかにおいて燃料噴射を制御する燃料噴射
制御手段(ECU80)を備える内燃機関の燃料噴射制
御装置において、前記燃料噴射制御手段は、より具体的
には燃料噴射制御が均一燃焼から成層燃焼(超希薄燃
焼)に切り替えられるとき、所定の条件に基づいて前記
算出された燃料噴射パラメータの今回値(FISTG
i.NOWなど)および前回値(FISTGi.OLD
など)のいずれかを選択し、前記選択した値(FIST
Gi.out)に基づいて燃料噴射を制御する(ECU
80,S16,S100からS108)如く構成した。
タを使用することができ、燃料噴射を適正に制御するこ
とができる。
も燃料噴射実行中にないとき、前記算出された燃料噴射
パラメータの今回値に基づいて燃料噴射を制御する(E
CU80,S16,S100,S106,S108)如
く構成した。これによって、気筒ごとの燃料噴射を一層
適正に制御することができる。
る、より具体的には1サイクル中においてパラメータ強
制更新ステージ(ステージ23)を設定すると共に、前
記燃料噴射制御手段は、パラメータ強制更新ステージに
あるとき、前記算出された燃料噴射パラメータの今回値
に基づいて燃料噴射を制御する(ECU80,S16,
S100,S106,S108)如く構成した。
ジを1サイクル中に設定すれば、1サイクル中にいずれ
かの気筒について最新のパラメータを必ず使用すること
ができ、長時間にわたって同一パラメータを使用するこ
とがなく、燃料噴射を一層適正に制御することができ
る。
も燃料噴射実行中になく、かつパラメータ強制更新ステ
ージにあるとき、前記算出された燃料噴射パラメータの
今回値に基づいて燃料噴射を制御する(ECU80,S
16,S100,S106,S108)如く構成した。
これによって、いずれかの気筒について最新のパラメー
タを必ず使用することができ、長時間にわたって同一パ
ラメータを使用することがなく、燃料噴射を一層適正に
制御することができる。
出された前記内燃機関の運転状態に基づいて点火時期を
含む点火パラメータを算出する(ECU80,S14)
と共に、前記燃料噴射制御手段は、前記選択した値に基
づいて前記算出された点火パラメータに従って点火時期
を制御する(ECU80,S18,S200からS20
4)如く構成した。これによって可能な限り最新のパラ
メータを使用することができ、燃料噴射制御と点火時期
制御の双方を共に適正に行うことができる。
のパラメータを使用することができ、燃料噴射を適正に
制御することができる。
御することができる。
新ステージを1サイクル中に設定すれば、1サイクル中
にいずれの気筒についての最新のパラメータを必ず使用
することができ、長時間にわたって同一パラメータを使
用することがなく、燃料噴射を一層適正に制御すること
ができる。
ついて最新のパラメータを必ず使用することができ、長
時間にわたって同一パラメータを使用することがなく、
燃料噴射を一層適正に制御することができる。
パラメータを使用することができ、燃料噴射制御と点火
時期制御の双方を共適正に制御することができる。
全体的に示す概略図である。
である。
作業を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
る。
トである。
すサブルーチン・フロー・チャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 ガソリン燃料を気筒燃焼室に直接噴射し
て超希薄燃焼で運転する内燃機関の燃料噴射制御装置で
あって、 a.前記内燃機関の気筒ごとに所定のクランク角度で気
筒信号を出力する気筒信号出力手段、 b.前記気筒信号間のクランク角度範囲を細分したクラ
ンク角度ごとにクランク角度信号を出力するクランク角
度信号出力手段、 c.前記気筒信号に同期した周期で、検出された前記内
燃機関の運転状態に基づき、噴射開始時期を含む燃料噴
射パラメータを算出するパラメータ算出手段、 および d.前記算出された燃料噴射パラメータの中の噴射開始
時期に応じて前記クラン ク角度信号の間隔に相当する複
数個のステージのいずれかにおいて燃料噴射を実行する
燃料噴射制御手段、を備える内燃機関の燃料噴射制御装
置において、前記燃料噴射制御手段は、少なくとも燃料
噴射実行中にないとき、前記算出された燃料噴射パラメ
ータの中の噴射開始時期の今回算出値を選択する一方、
少なくとも燃料噴射実行中にあるとき、前記算出された
燃料噴射パラメータの中の噴射開始時期の前回算出値を
選択し、前記選択した噴射開始時期に基づいて燃料噴射
を実行することを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装
置。 - 【請求項2】 前記燃料噴射制御手段は、前記パラメー
タを強制的に今回算出値に更新するように設定されたパ
ラメータ強制更新ステージにあるとき、前記算出された
燃料噴射パラメータの中の噴射開始時期の今回算出値を
選択し、前記選択した今回算出値に基づいて燃料噴射を
実行することを特徴とする請求項1項記載の内燃機関の
燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 前記燃料噴射制御手段は、少なくとも燃
料噴射実行中になく、かつ前記パラメータ強制更新ステ
ージにあるとき、前記算出された燃料噴射パラメータの
中の噴射開始時期の今回算出値を選択し、前記選択した
今回算出値に基づいて燃料噴射を実行することを特徴と
する請求項2項記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】 前記パラメータ算出手段は、前記検出さ
れた前記内燃機関の運転状態に基づいて点火時期を含む
点火パラメータを算出すると共に、前記燃料噴射制御手
段は、前記算出された燃料噴射パラメータの中の噴射開
始時期の今回算出値を選択したときは、前記算出された
点火パラメータの中の今回算出値を選択することを特徴
とする請求項1項から3項のいずれかに記載の内燃機関
の燃料噴射制御装置。
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---|---|---|---|
JP20855998A JP3524771B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
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JP20855998A JP3524771B2 (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
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JP2000027694A JP2000027694A (ja) | 2000-01-25 |
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---|---|---|---|---|
JP3426744B2 (ja) * | 1994-11-17 | 2003-07-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関用燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法 |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP20855998A patent/JP3524771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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