JP3524614B2 - 核磁気共鳴を用いた検査方法 - Google Patents

核磁気共鳴を用いた検査方法

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JP3524614B2
JP3524614B2 JP03331595A JP3331595A JP3524614B2 JP 3524614 B2 JP3524614 B2 JP 3524614B2 JP 03331595 A JP03331595 A JP 03331595A JP 3331595 A JP3331595 A JP 3331595A JP 3524614 B2 JP3524614 B2 JP 3524614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴を用いた検
査方法、とくに核磁気共鳴を用いた3次元画像計測法に
係り、3次元画像の計測時間を短縮する方法に係る。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング(以下MRI)装
置は、核磁気共鳴現象を利用して物体の断層像を計測す
る装置であり、通常は、特定のスライスの2次元画像を
計測するが、広い領域の画像が必要な場合には、2次元
マルチスライス画像又は3次元画像を計測する。2次元
マルチスライス画像計測は、磁化回復の待ち時間の間に
複数スライスの磁気共鳴信号の計測を行ない、1枚分の
2次元画像の計測時間で複数枚の2次元画像の計測がで
きる。この方法では、1画像に対応する領域はスピンを
励起する領域に一致するため、スライス厚が小さくなれ
ばS/Nが低下する。また、実質的な励起領域が重複す
る恐れがあるため、完全にギャップレスの計測は行えな
い。これに対して、3次元画像は広い領域を励起し、位
相符号化により複数枚の断層像の計測ができる。そのた
め信号の計測効率が高く、スライス厚が小さくてもS/
Nは大きくは低下せず、また完全にギャップレスでの計
測も可能である。以上の磁気共鳴イメージングの原理に
ついては、MRI診断学(基礎と臨床)、69−78頁
(1988年)(朝倉書店)において詳しく述べられて
いる。ジャーナル・オブ・マグネティック・レゾナン
ス、第29巻、355−373頁(1978年)(Jo
urnal of Magnetic Resonan
ce、29、pp355−373(1978))に記載
されている、エコープレーナー法等の高速法を3次元画
像計測に適用して、比較的短時間で3次元画像を得るこ
とができる。
【0003】図3は、エコープレーナー法を3次元画像
計測に適用した場合のパルスシーケンスである。横軸は
時間を、縦軸は高周波パルスや傾斜磁場等の強度を表
す。図3において、301は励起高周波パルス、302
はスライス傾斜磁場、303は位相エンコード傾斜磁場
A、304は位相エンコード傾斜磁場B、305はリー
ドアウト傾斜磁場、306は核磁気共鳴信号である。検
査対象にスライス傾斜磁場302と同時に励起高周波パ
ルス301を印加し、所定の領域を励起する。続いて、
スライス傾斜磁場302と同方向に位相エンコード傾斜
磁場303を印加して、核磁気共鳴信号306に上記の
スライス傾斜磁場302が印加される方向での位置情報
を付加する。次に、位相エンコ−ド傾斜磁場A(30
4)と同時にリードアウト傾斜磁場B(305)を印加
して、核磁気共鳴信号306を読みだす。核磁気共鳴信
号306は複数のエコー信号からなり、各エコーはリー
ドアウト傾斜磁場305の時間積分値がゼロになる時に
ピークをもつ。この時、各エコーはリードアウト傾斜磁
場305の印加方向の位置情報を有しており、またエコ
ー毎に位相エンコード傾斜磁場A(304)の印加量が
異なるため、位相エンコード傾斜磁場A(304)の印
加方向に対して異なる位置情報を有するエコーが複数計
測される。上記の操作を、位相エンコード傾斜磁場30
3の印加量を変化させながら繰返し、計測した核磁気共
鳴信号を3次元フーリエ変換して、3次元画像が得られ
る。例えば繰返し時間1s、繰返し回数を16とする
と、上記の3次元画像の計測時間は16sとなる。
【0004】このようにエコープレーナー法を3次元画
像計測に適用すれば、比較的短時間で3次元画像が得ら
れる。しかし、これをマグネティック・レゾナンス・イ
ン・メディスン、第25巻、390−397頁(199
2年)(MagneticResonance in
Medicine、25、pp390−397(199
2))に記載されているような、脳機能計測等に適用す
るにはさらに計測時間を短縮する必要がある。血中のヘ
モグロビンは酸化状態の変化に伴い磁気的性質も変化
し、MRI信号の強度に影響する。MRIを用いた脳機
能計測では、この現象を利用して大脳皮質上の活性化部
位を抽出する。広く行われている脳機能計測の手法で
は、被検者の2次元MRI画像を連続的に計測しなが
ら、安静状態と刺激印加状態を繰り返し、刺激印加に同
期してMRI信号が増加した部位を活性化部位として抽
出する。MRI画像はスライス方向に厚さを有するた
め、スライス方向の積分情報を捕らえることになる。従
って、スライス厚が小さ過ぎると、活性化部位を含むス
ライスを選択することが難しく、反対にスライス厚が大
き過ぎると、刺激印加に伴う信号増加量は小さくなるの
で、活性化部位が捕らえにくくなる。このような問題は
活性化部位を含む十分広い領域を、3次元的に計測する
ことで解決される。ただし、この場合には画像の計測時
間が問題となる。上記の脳機能計測におけるMRI画像
の計測間隔は短いほどよいが、一般的には1〜数sであ
る。しかし、上記したように3次元画像を計測するに
は、10s以上の時間を要する。位相エンコード傾斜磁
場303の印加量を変化させながら繰返す、繰返し時間
を短縮して、さらに計測時間を短縮することは可能であ
るが、この繰返し時間を短くするほど脳機能計測の活性
化部位抽出精度が劣化するので、1s程度が望ましい。
従って、別の方法で計測時間を短縮する必要があった。
【0005】これを解決するための一手法が、マグネテ
ィック・レゾナンス・イン・メディスン、第32巻、6
68−671頁(1994年)(Magnetic R
esonance in Medicine、32、p
p668−671(1994))に述べられている。こ
の手法では、1回の励起で3次元画像を構成するのに必
要な信号を計測する。図2を用いてこの手法を説明す
る。図2において、201は励起高周波パルス、202
はスライス傾斜磁場、203は位相エンコード傾斜磁場
A、204は位相エンコード傾斜磁場B、205はリー
ドアウト傾斜磁場、206は核磁気共鳴信号である。検
査対象にスライス傾斜磁場202と同時に励起高周波パ
ルス201を印加し、所定の領域を励起する。次に、位
相エンコ−ド傾斜磁場B(204)と同時にリードアウ
ト傾斜磁場205を印加して、核磁気共鳴信号206を
読みだす。核磁気共鳴信号206は複数のエコー信号か
らなり、各エコーはリードアウト傾斜磁場205の時間
積分値がゼロになる時にピークをもつ。この時、各エコ
ーはリードアウト傾斜磁場205の印加方向の位置情報
を有しており、またエコー毎に位相エンコード傾斜磁場
B(204)の印加量が異なるため、位相エンコード傾
斜磁場B(204)の印加方向に対して異なる位置情報
を有するエコーが複数計測される。所定の個数のエコー
を計測した後、スライス傾斜磁場202と同方向に位相
エンコード傾斜磁場A(203)を印加して、同様のエ
コー計測を行う。この操作を繰返し行うことにより、位
相エンコード傾斜磁場A(203)の印加量の異なるエ
コー列が得られ、核磁気共鳴信号206にスライス方向
の位置情報が付加される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した従来法に
よる3次元画像計測の高速化は、3次元画像の構成に必
要な信号の計測を1回の励起で行う。しかし、上記の位
相エンコード傾斜磁場203の印加量の異なるエコーで
は、横緩和や静磁場不均一の影響が著しく異なるため、
スライス方向にボケが生じ、実質的な空間分解能は低下
するという問題があった。また、MR信号は横緩和や静
磁場不均一の影響で減衰するため、1回の励起で信号計
測が可能な時間は限られている。このため、上記の従来
法で最低限の空間分解能を確保するためには、2次元の
エコープレーナー法で通常用いられている傾斜磁場強度
及びスイッチング時間よりも厳しい条件を用いる必要が
あり、装置の性能を高める必要があった。本発明の目的
は、通常のエコープレーナー装置を使用して、スライス
方向及びスライス面内の空間分解能の劣化を招くことな
く、高速で3次元画像計測方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の核磁気共鳴を
用いた検査方法は、リードアウト傾斜磁場の反転時にス
ライス方向の位相エンコード傾斜磁場を印加して、1回
の励起中に図1における複数の繰返しに相当する計測を
行ない、繰返し回数を減らし、計測時間を短縮すること
に特徴がある。
【0008】
【作用】本発明の内容を、計測の繰返し回数を、従来例
の1/2にする場合を例にとって、図1を使用して以下
説明する。検査対象にスライス傾斜磁場(Gs)102
と同時に励起高周波パルス101を印加し、所定の領域
を励起する。続いてスライス傾斜磁場102と同方向に
位相エンコード傾斜磁場A(103)を印加して、核磁
気共鳴信号107に上記と同方向の位置情報を付加す
る。次に、位相エンコ−ド傾斜磁場A(104)及び位
相エンコ−ド傾斜磁場(Ge)B(105)と同時にリ
ードアウト傾斜磁場(Gr)106を印加して、核磁気
共鳴信号107が読みだす。核磁気共鳴信号107は複
数のエコー信号からなり、各エコーはリードアウト傾斜
磁場106の積分値がゼロになる時にピークをもつ。こ
の時、各エコーはリードアウト傾斜磁場106の印加方
向の位置情報を有しており、またエコー毎に位相エンコ
ード傾斜磁場A(104)又は位相エンコード傾斜磁場
B(105)の印加量が異なるため、位相エンコード傾
斜磁場A(104)及び位相エンコード傾斜磁場B(1
05)の印加方向に対して、異なる位置情報を有するエ
コーが複数計測される。
【0009】図1の例ではリードアウト傾斜磁場106
の奇数回目の反転時と偶数回目の反転時に、逆符号で大
きさの等しい位相エンコード傾斜磁場A(104)を印
加するので、スライス方向に対して2種類の位置情報を
含む信号が1回の励起中に計測できる。この時、位相エ
ンコード傾斜磁場B(105)はリードアウト傾斜磁場
106の偶数回目の反転時に印加すればよい。以上の操
作を、位相エンコード傾斜磁場A(103)の印加量を
変化させながら繰返し、計測した核磁気共鳴信号を3次
元フーリエ変換して3次元画像が得られる。スライス方
向のマトリクス数が16の場合、本発明では、計測の繰
返し回数は8回となる。以上では、計測の繰返し回数を
従来例の1/2にする場合を例にとって説明したが、さ
らに1/nに拡張することも容易である。
【0010】本発明では、図2に示す従来例の方法と異
なり、時間的に隣合うエコーにおいて、スライス方向の
位相エンコード傾斜磁場の印加量が異なるようにしたの
で、横緩和や静磁場不均一の影響はこれらのエコー間で
大きな差異は無く、スライス方向のボケの問題は解決さ
れ、スライス方向のボケはない。繰返し計測を行うた
め、計測時間は図2の方法よりは長くなるが、計測の繰
返し回数は、図の方法に比べると半分以下になる。
【0011】
【実施例】 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
先ず、本願発明の核磁気共鳴を用いた検査方法の概要に
ついて説明する。本願発明の第1の方法は、検査対象に
第1の方向に第1のスライス傾斜磁場(Gs)を励起高
周波パルスと同時に印加して所定の領域(スライス、又
は体積)の核スピンを励起する第1のステップと、第1
の方向に第1の位相エンコード傾斜磁場Aと、第2の方
向に第2の位相エンコードB傾斜磁場(Ge)と、第3
の方向に第1のリードアウト傾斜磁場(Gr)とを印加
する第2のステップと、第2のリードアウト傾斜磁場を
極性反転を繰返しながら第3の方向に印加した状態で、
第1の方向に第3の位相エンコード傾斜磁場Aを、第2
の方向に第4の位相エンコード傾斜磁場Bを、それぞれ
加し、第1、第2の方向で位相エンコードを付与し
て、核磁気共鳴信号を検出する第3のステップと、を有
し、第2のステップにおいて、印加される第1の位相エ
ンコード傾斜磁場Aを変化させながら、第1から第3の
ステップを繰返して得る核磁気共鳴信号から検査対象の
3次元画像を得る方法である。
【0012】この第1の方法では、(1)第3のステッ
プで印加される、第1の方向に印加される第3の位相エ
ンコード傾斜磁場A、及び第2の方向に印加される第4
の位相エンコード傾斜磁場Bは、それぞれ複数のパルス
からなるパルス系列であること、(2)第1の方向、及
び第2の方向は、直交する方向であること、(3)第1
から第3のステップは、特定の刺激を脳に印加しながら
時系列的に行なわれる脳機能計測であること、(4)第
3のステップで印加される、第1の方向に印加される第
3の位相エンコード傾斜磁場A、及び第2の方向に印加
される第4の位相エンコード傾斜磁場Bは、それぞれ複
数のパルスからなるパルス系列であること、(5)第3
のステップで印加される、第1の方向に印加される第3
の位相エンコード傾斜磁場A、及び第2の方向に印加さ
れる第4の位相エンコード傾斜磁場Bは、それぞれ複数
のパルスからなるパルス系列であり、第3のステップに
おいて第1の方向に印加される第3の位相エンコード傾
斜磁場Aは、第3のステップにおいて第3の方向に印加
される第2のリードアウト傾斜磁場の印加開始時及び極
性反転毎に印加され、第3のステップにおいて第2の方
向に印加される第4の位相エンコード傾斜磁場Bは、第
2のリードアウト傾斜磁場の(i×n)回目(nは自然
数、i=1、2、…)の極性反転に同期して印加される
こと、(6)nを自然数、i=0、1、2、…、x=
1、2、…、nとするとき、(i×n)回目から(i×
n+x)回目の極性反転時までに印加される、第1の方
向に印加される第3の位相エンコード傾斜磁場Aのパル
スの印加量の積分値は、異なるxに対してはそれぞれ異
なること、(7)nを自然数、i=0、1、2、…、x
=1、2、…、nとするとき、(i×n)回目から(i
×n+x)回目の極性反転時までに印加される、第1の
方向に印加される第3の位相エンコド傾斜磁場Aのパ
ルスの印加量の積分値は、異なるxに対してはそれぞれ
異なり、積分値の組は、すべてのiに対して等しいこ
と、(8)第3のステップで得る核磁気共鳴信号から3
次元画像を得る際に、ハーフフーリエ法(この方法で
は、核磁気共鳴信号がサンプリングされ計測される位相
空間(kx、ky、kz)における信号S(kx、k
y、kz)の複素共役をS*とすると、後で説明する
(数1)の関係があり、例えば、スライス方向がZ方向
であるとき、kzが正又は負の位相空間の信号のみ計測
し、残りの領域の信号は(数1)の関係を用いて求める
ことができ、計測時間を半分にできる。)を適用するこ
と、等に特徴がある。
【0013】本願発明の第2の方法は、検査対象に第1
の方向に第1のスライス傾斜磁場(Gs)を励起高周波
パルスと同時に印加して所定の領域(スライス、又は体
積)の核スピンを励起する第1のステップと、第1の方
向に第1の位相エンコード傾斜磁場Aと、第2の方向に
第2の位相エンコード傾斜磁場B(Ge)と、第3の方
向に第1のリードアウト傾斜磁場(Gr)とを印加する
第2のステップと、反転高周波パルスを印加する第3の
ステップと、第2のリードアウト傾斜磁場を極性反転を
繰返しながら第3の方向に印加した状態で、第1の方向
に前記第3の位相エンコード傾斜磁場Aを、第2の方向
に第4の位相エンコード傾斜磁場Bを、それぞれ
し、第1、第2の方向で位相エンコードを付与して、核
磁気共鳴信号を検出する第4のステップと、を有し、第
2のステップにおいて、印加される第1の位相エンコー
ド傾斜磁場Aを変化させながら、第1から第4のステッ
プを繰返して得る核磁気共鳴信号から検査対象の3次元
画像を得る方法である。
【0014】この第2の方法では、(1)第4のステッ
プで印加される、第1の方向に印加される第3の位相エ
ンコード傾斜磁場A、及び第2の方向に印加される第4
の位相エンコード傾斜磁場Bは、それぞれ複数のパルス
からなるパルス系列であること、(2)第4のステップ
で印加される、第1の方向に印加される第3の位相エン
コード傾斜磁場A、及び第2の方向に印加される第4の
位相エンコード傾斜磁場Bは、それぞれ複数のパルスか
らなるパルス系列であり、第4のステップにおいて第1
の方向に印加される第3の位相エンコード傾斜磁場A
は、第4のステップにおいて第3の方向に印加される第
2のリードアウト傾斜磁場の印加開始時及び極性反転毎
に印加され、第4のステップにおいて第2の方向に印加
される第4の位相エンコード傾斜磁場Bは、第2のリー
ドアウト傾斜磁場の(i×n)回目(nは自然数、i=
1、2、…)の極性反転に同期して印加されること、
(3)nを自然数、i=0、1、2、…、x=1、2、
…、nとするとき、(i×n)回目から(i×n+x)
回目の極性反転時までに印加される、第1の方向に印加
される第3の位相エンコード傾斜磁場Aのパルスの印加
量の積分値は、異なるxに対してはそれぞれ異なるこ
と、(4)nを自然数、i=0、1、2、…、x=1、
2、…、nとするとき、(i×n)回目から(i×n+
x)回目の極性反転時までに印加される、第1の方向に
印加される第3の位相エンコド傾斜磁場Aのパルスの
印加量の積分値は、異なるxに対してはそれぞれ異な
り、積分値の組は、すべてのiに対して等しいこと、
(5)第4のステップで得る核磁気共鳴信号から3次元
画像を得る際に、上記第1の方法と同様に、ハーフフー
リエ法を適用すること、(6)第1の方向、及び第2の
方向は、直交する方向であること、(7)反転高周波パ
ルスは、第1方向に印加される第2のスライス傾斜磁場
と同時に印加されること、(8)第1から第4のステッ
プは、特定の刺激を脳に印加しながら時系列的に行なわ
れる脳機能計測である、等に特徴がある。
【0015】図4は、本発明が適用される核磁気共鳴を
用いた検査装置の一例を示す構成図である。図4におい
て、401は静磁場を発生するコイル、402は3方向
に傾斜磁場を発生するコイル、403は検査対象であ
る。検査対象403はコイル401、及び402内に設
置される。シーケンサ404は傾斜磁場電源405、高
周波発信器406に命令を送り、傾斜磁場及び高周波磁
場を発生する。傾斜磁場は傾斜磁場を発生するコイル4
02より発生され、検査対象から発生した信号に位置情
報を付加する。高周波磁場は、高周波変調器407、高
周波増幅器408を経て高周波送信器409により、検
査対象403に印加される。検査対象から発生した信号
は受信器410によって受波され、増幅器411、位相
検波器412、AD変換器413を通ってCPU414
に送られ、ここで信号処理が行われる。必要に応じて、
記憶媒体415に信号や測定条件を記憶させることもで
きる。
【0016】先に述べたように、脳機能計測の3次元化
を行うには、数秒以内で3次元画像を計測することが望
ましい。図1に本発明の一実施例である3次元画像計測
パルスシーケンスをす。このパルスシーケンスでは、計
測の繰返し回数は、図3に示す従来例の1/2にするこ
とができる。動作の詳細は、作用の説明において既に説
明した通りである。
【0017】図3に示す従来のパルスシーケンスを用い
た場合の3次元位相空間におけるスキャン方法を図5
に、図1に示す本発明のパルスシーケンスを用いた場合
の3次元位相空間におけるスキャン方法を図6に、それ
ぞれ示す。図5及び図6において、kxはリードアウト
傾斜磁場106の印加方向の位相軸、kyは位相エンコ
ード傾斜磁場104の印加方向の位相軸、kzは位相エ
ンコード傾斜磁場103及び105の印加方向の位相軸
を示す。図3に示す従来例の方法では、図5に示すよう
に、1回の励起でkz軸に直交する位相平面501上の
各点の計測を行い、次の励起で位相平面502上の各点
の計測を行う。これに対して、図1に示す本発明の方法
では、第6図に示すように、1回の励起で位相平面60
1及び602上の計測を行う。図1に示す位相エンコー
ド傾斜磁場105の印加に伴い、計測点は位相平面60
1と602間を移動する。次に、図1に示す位相エンコ
ード103の印加量を変えて同様の計測を行う場合に
は、図6の位相平面603及び604上の計測を行うこ
とになる。このようなスキャンを繰り返すことにより、
図6の3次元位相空間の全域を計測できる。スライス方
向のマトリクス数が16の場合、図1に示す方法では、
計測の繰返し回数は8回となる。以上は、計測の繰返し
回数を、従来例の1/2にする場合の例であるが、さら
に1/nに拡張することも容易である。例えば、計測の
繰返し時間を1sとすると、計測の繰返し回数を1/4
にすれば計測時間は4sになる。
【0018】上記のnが3以上の時には、位相エンコー
ド傾斜磁場105及び104の印加の手順は、複数通り
可能である。以下に、n=4の場合を例にとって説明す
る。
【0019】図7において、スライス傾斜磁場702と
同方向に位相エンコード傾斜磁場A(703及び70
4)を印加する。また、スライス傾斜磁場702と直交
する方向に、位相エンコード傾斜磁場B(705)を印
加する。リードアウト傾斜磁場706の反転に伴って位
相エンコード傾斜磁場A(704)及び位相エンコード
傾斜磁場B(705)を印加する。1番目のエコー計測
時には位相エンコード傾斜磁場A(704)は印加され
ていないので、スライス方向の位相情報は位相エンコー
ド傾斜磁場A(703)によって与えられる。この時の
スライス方向の位相量をk1とする。続いてリードアウ
ト傾斜磁場706の反転に伴って位相エンコード傾斜磁
場A(704)を印加し、2、3、4番目のエコーを計
測する。この時に印加される位相エンコード傾斜磁場A
(704)の印加量、即ち強度と時間の積は等しく、こ
の値をΔgとする。また、この印加量Δgに対応するス
ライス方向の位相の変化量をΔkとする。この時、スラ
イス方向の位相量はそれぞれ、k1+Δk、k1+2×
Δk、k1+3×Δkとなる。次のリードアウト傾斜磁
場706の反転に伴って、印加する位相エンコード傾斜
磁場A(704)の印加量は(−3×Δg)であるか
ら、5番目のエコー計測時におけるスライス方向の位相
量は、1番目のエコー計測時と同様にk1である。この
時、位相エンコード傾斜磁場A(704)と同時に位相
エンコード傾斜磁場B(705)を印加するので、位相
エンコード傾斜磁場(Ge)Bの方向の位相量は変化す
る。6、7、8番目のエコー計測時には、スライス方向
の位相量はそれぞれ、k1+Δk、k1+2×Δk、k
1+3×Δkであり、位相エンコード傾斜磁場(Ge)
B方向の位相量は1番目のエコー計測時と等しい。この
場合、1回の励起で256番目のエコーまで計測する
と、位相エンコード傾斜磁場(Gs)Aの方向の位相量
が4通り、位相エンコード傾斜磁場(Ge)Bの方向の
位相量が64通りの信号が計測できる。位相エンコード
傾斜磁場A(703)の印加量を変えて、この操作を4
回繰り返すことにより、位相エンコード傾斜磁場(G
s)Aの方向の画素数が16、位相エンコード傾斜磁場
(Ge)Bの方向の画素数が64の3次元画像の撮影に
必要な位相空間領域の信号が計測できる。以上の計測に
おいて、1、2、3、4番目のエコー計測時におけるス
ライス方向の位相量は、k1、k1+Δk、k1+2×
Δk、k1+3×Δkのいずれかになっていればよい。
例えば、図8に示すように、位相エンコード傾斜磁場
(Gs)Aを印加することもできる。この場合、リード
アウト傾斜磁場806の印加開始時の位相エンコード傾
斜磁場A(Gs)804の印加量をΔgとすると、リー
ドアウト傾斜磁場806の1、2、3回目の極性反転時
における位相エンコード傾斜磁場A(804)の印加量
は、それぞれ2×Δg、(−3×Δg)、2×Δgとな
る。従って、1、2、3、4番目のエコー計測時におけ
るスライス方向の位相量は、それぞれk1+Δk、k1
+3×Δk、k1、k1+2×Δkとなる。同様に5、
6、7、8番目のエコー計測時におけるスライス方向の
位相量も、k1、k1+Δk、k1+2×Δk、k1+
3×Δkのいずれかになっていればよく、どのような順
番でも構わない。
【0020】以上図1、図7、図8により説明した手法
で、3次元画像を連続的に計測しながら、安静状態と運
動刺激などの刺激印加状態とを繰返し、刺激印加に同期
して信号が増加した部位を抽出することにより、3次元
的な脳機能計測を従来の半分以下の時間分解能で行うこ
とができる。
【0021】また、以上説明した本発明の手法に、メデ
ィカル・フィジックス、第11巻、1−14頁(198
4年)(Medical Physics、11、pp
1−14(1984))に記載されているような、ハー
フフーリエ法を用いることにより、さらに計測時間を短
縮できる。即ち、MRIでは位相空間(kx,ky,k
z)における信号S(kx,ky,kz)のサンプリン
グを行うが、この信号Sの複素共役をS*とすると、
(数1)の関係がある。
【0022】
【数1】 S(−kx,−ky,−kz)=S*(kx,ky,kz) …(数1) そこで、Zをスライス方向として、kzが正又は負の位
相空間の信号のみ計測し、残りの領域の信号は(数1)
の関係を用いて求めることにより、計測時間を半分にで
きる。
【0023】図1に示すパルスシーケンスは、グラディ
エントエコーのエコープレーナー法を用いた場合の実施
例であるが、本発明の方法は、スピンエコーのエコープ
レーナー法にも適用できる。この場合のパルスシーケン
スの例を図9に示す。検査対象にスライス傾斜磁場90
2と同時に励起高周波パルス901を印加し、所定の領
域を励起する。一定の時間の後、スライス傾斜磁場90
4と同時に反転高周波パルス903を印加し、核磁化を
反転する。続いて、スライス傾斜磁場902と同方向に
位相エンコード傾斜磁場A(905)を印加して、核磁
気共鳴信号909に上記の同方向の位置情報を付加す
る。次に、位相エンコード傾斜磁場A(906)及び位
相エンコード傾斜磁場B(907)と同時にリードアウ
ト傾斜磁場908を印加して、核磁気共鳴信号909が
読みだす。核磁気共鳴信号909は複数のエコーからな
り、各エコーはリードアウト傾斜磁場908の積分値が
ゼロになる時にピークをもつ。この時、各エコーはリー
ドアウト傾斜磁場908の印加方向の位置情報を有して
おり、またエコー毎に位相エンコード傾斜磁場A(90
6)又は位相エンコード傾斜磁場B(907)の印加量
が異なるため、位相エンコード傾斜磁場A(906)及
び位相エンコード傾斜磁場B(907)の印加方向に対
して異なる位置情報を有する複数のエコーが計測され
る。図9の例では、リードアウト傾斜磁場908の奇数
回目の反転時と偶数回目の反転時に逆符号で大きさが等
しい位相エンコード傾斜磁場A(906)を印加するの
で、スライス方向に対して2種類の位置情報を含む信号
が1回の励起中に計測できる。この時、位相エンコード
傾斜磁場B(907)はリードアウト傾斜磁場908の
偶数回目の反転時に印加すればよい。以上の操作を、位
相エンコード傾斜磁場A(905)の印加量を変化させ
ながら繰返し、計測した核磁気共鳴信号に3次元フーリ
エ変換を施すことにより、3次元画像が得られる。
【0024】なお、図1、図7、図8、図9において、
第1方向に印加する第1の位相エンコード傾斜磁場と、
第2の方向に印加する第2の位相エンコード傾斜磁場
と、第3の方向に印加する第1のリードアウト傾斜磁場
とは、第1の方向に印加する第1のスライス傾斜磁場
と、第3の方向に印加する第2のリードアウト傾斜磁場
との間であれば、どこに時点で印加しても構わない。
【0025】また、上記の第1のスライス傾斜磁場は、
符号の異なる2つのパルスからなるが、符号反転後であ
れば、第2の方向に印加する第2の位相エンコード傾斜
磁場、第3の方向に印加する第1のリードアウト傾斜磁
場は、上記の第1のスライス傾斜磁場と同時点で印加し
てもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明では、リードアウト傾斜磁場の反
転時にスライス方向の位相エンコード傾斜磁場を印加し
て、1回の励起中に複数の繰返しに相当する計測を行う
ので、スライス方向及びスライス面内のボケを生じるこ
となく、3次元画像の計測時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3次元画像計測パルスシーケン
ス。
【図2】従来法による3次元画像計測パルスシーケン
ス。
【図3】従来法による3次元画像計測パルスシーケン
ス。
【図4】本発明が適用される検査装置の構成を示す図。
【図5】従来法による3次元計測空間のスキャン方法を
示す図。
【図6】本発明による3次元計測空間のスキャン方法を
示す図。
【図7】本発明による他の3次元画像計測パルスシーケ
ンス。
【図8】本発明による他の3次元画像計測パルスシーケ
ンス。
【図9】本発明による他の3次元画像計測パルスシーケ
ンス。
【符号の説明】
101…励起高周波パルス、102…スライス傾斜磁
場、103…位相エンコード傾斜磁場A、104…位相
エンコード傾斜磁場A、105…位相エンコード傾斜磁
場B、106…リードアウト傾斜磁場、107…核磁気
共鳴信号、201…励起高周波パルス、202…スライ
ス傾斜磁場、203…位相エンコード傾斜磁場A、20
4…位相エンコード傾斜磁場B、205…リードアウト
傾斜磁場、206…核磁気共鳴信号、301…励起高周
波パルス、302…スライス傾斜磁場、303…位相エ
ンコード傾斜磁場A、304…位相エンコード傾斜磁場
B、305…リードアウト傾斜磁場、306…核磁気共
鳴信号、401…静磁場発生コイル、402…傾斜磁場
発生コイル、403…検査対象、404…シーケンサ、
405…傾斜磁場電源、406…高周波発信器、407
…高周波変調器、408…高周波増幅器、409…高周
波送信器、410…受信器、411…増幅器、412…
位相検波器、413…AD変換器、414…CPU、4
15…記憶媒体、501…位相平面、502…位相平
面、503…位相平面、504…位相平面、601…位
相平面、602…位相平面、603…位相平面、604
…位相平面、701…励起高周波パルス、702…スラ
イス傾斜磁場、703…位相エンコード傾斜磁場A、7
04…位相エンコード傾斜磁場A、705…位相エンコ
ード傾斜磁場B、706…リードアウト傾斜磁場、70
7…核磁気共鳴信号、801…励起高周波パルス、80
2…スライス傾斜磁場、803…位相エンコード傾斜磁
場A、804…位相エンコード傾斜磁場A、805…位
相エンコード傾斜磁場B、806…リードアウト傾斜磁
場、807…核磁気共鳴信号、901…励起高周波パル
ス、902…スライス傾斜磁場、903…反転高周波パ
ルス、904…スライス傾斜磁場、905…位相エンコ
ード傾斜磁場A、906…位相エンコード傾斜磁場A、
907…位相エンコード傾斜磁場B、908…リードア
ウト傾斜磁場、909…核磁気共鳴信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場、傾斜磁場、及び高周波磁場の各
    磁場発生手段と、検査対象からの核磁気共鳴信号を検出
    する信号検出手段と、該信号検出手段の検出信号の処理
    を行う計算機とを有する核磁気共鳴検査装置において、 前記検査対象に第1の方向に第1のスライス傾斜磁場を
    励起高周波パルスと同時に印加して所定の領域の核スピ
    ンを励起する第1のステップと、前記第1の方向に第1
    の位相エンコード傾斜磁場と、第2の方向に第2の位相
    エンコード傾斜磁場と、第3の方向に第1のリードアウ
    ト傾斜磁場とを印加する第2のステップと、第2のリー
    ドアウト傾斜磁場を極性反転を繰返しながら前記第3の
    方向に印加した状態で、前記第1の方向に第3の位相エ
    ンコード傾斜磁場を、前記第2の方向に第4の位相エン
    コード傾斜磁場を、それぞれ加し、前記第1、第2の
    方向で位相エンコードを付与して、前記核磁気共鳴信号
    を検出する第3のステップと、を有し、前記第2のステ
    ップにおいて、印加される前記第1のエンコード傾斜磁
    場を変化させながら、前記第1から第3のステップを繰
    返して得る前記核磁気共鳴信号から前記検査対象の3次
    元画像を得る手段を有し、 前記第3のステップで印加される、前記第1の方向に印
    加される前記第3の位相エンコード傾斜磁場、及び前記
    第2の方向に印加される第4の位相エンコード傾斜磁場
    は、それぞれ複数のパルスからなるパルス系列であり、
    前記第3のステップにおいて前記第1の方向に印加され
    る第3の位相エンコード傾斜磁場は、前記第3のステッ
    プにおいて前記第3の方向に印加される前記第2のリー
    ドアウト傾斜磁場の前記極性反転毎又は印加開始時及び
    前記極性反転毎に印加され、前記第3のステップにおい
    て前記第2の方向に印加される前記第4の位相エンコー
    ド傾斜磁場は、前記第2のリードアウト傾斜磁場の(i
    ×n)回目(nは自然数、i=1、2、…)の前記極性
    反転に同期して印加されることを特徴とする核磁気共鳴
    検査装置。
  2. 【請求項2】 静磁場、傾斜磁場、及び高周波磁場の各
    磁場発生手段と、検査対象からの核磁気共鳴信号を検出
    する信号検出手段と、該信号検出手段の検出信号の処理
    を行う計算機とを有する核磁気共鳴検査装置において、 前記検査対象に第1の方向に第1のスライス傾斜磁場を
    励起高周波パルスと同時に印加して所定の領域の核スピ
    ンを励起する第1のステップと、反転高周波パルスを印
    加する第2のステップと、前記第1の方向に第1の位相
    エンコード傾斜磁場と、第2の方向に第2の位相エンコ
    ード傾斜磁場と、第3の方向に第1のリードアウト傾斜
    磁場とを印加する第3のステップと、第2のリードアウ
    ト傾斜磁場を極性反転を繰返しながら前記第3の方向に
    印加した状態で、前記第1の方向に第3の位相エンコー
    ド傾斜磁場を、前記第2の方向に第4の位相エンコード
    傾斜磁場を、それぞれ加し、前記第1、第2の方向で
    位相エンコードを付与して、前記核磁気共鳴信号を検出
    する第4のステップと、を有し、前記第3のステップに
    おいて、印加される前記第1の位相エンコード傾斜磁場
    を変化させながら、前記第1から第4のステップを繰返
    して得る前記核磁気共鳴信号から前記検査対象の3次元
    画像を得る手段を有し、 前記第4のステップで印加される、前記第1の方向に印
    加される前記第3の位相エンコード傾斜磁場、及び前記
    第2の方向に印加される第4の位相エンコード傾斜磁場
    は、それぞれ複数のパルスからなるパルス系列であり、
    前記第4のステップにおいて前記第1の方向に印加され
    る第3の位相エンコード傾斜磁場は、前記第4のステッ
    プにおいて前記第3の方向に印加される前記第2のリー
    ドアウト傾斜磁場の前記極性反転毎又は印加開始時及び
    前記極性反転毎に印加され、前記第4のステップにおい
    て前記第2の方向に印加される前記第4の位相エンコー
    ド傾斜磁場は、前記第2のリードアウト傾斜磁場の(i
    ×n)回目(nは自然数、i=1、2、…)の前記極性
    反転に同期して印加されることを特徴とする核磁気共鳴
    検査装置。
  3. 【請求項3】 nを自然数、i=0、1、2、…、x=
    1、2、…、nとするとき、(i×n)回目から(i×
    n+x)回目の前記極性反転時までに印加される、前記
    第1の方向に印加される前記第3の位相エンコード傾斜
    磁場のパルスの印加量の積分値は、異なるxに対しては
    それぞれ異なることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の核磁気 共鳴検査装置。
  4. 【請求項4】 nを自然数、i=0、1、2、…、x=
    1、2、…、nとするとき、(i×n)回目から(i×
    n+x)回目の前記極性反転時までに印加される、前記
    第1の方向に印加される前記第3の位相エンコード傾斜
    磁場のパルスの印加量の積分値は、異なるxに対しては
    それぞれ異なり、前記積分値の組は、すべてのiに対し
    て等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の核磁気共鳴検査装置。
  5. 【請求項5】 前記各ステップは、特定の刺激を脳に印
    加しながら時系列的に行なわれることを特徴とする請求
    項1乃至4に記載の核磁気共鳴検査装置。
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