JP3523640B2 - 移動機探索装置、移動機探索方法、移動機探索プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

移動機探索装置、移動機探索方法、移動機探索プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体

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JP3523640B2
JP3523640B2 JP2002094362A JP2002094362A JP3523640B2 JP 3523640 B2 JP3523640 B2 JP 3523640B2 JP 2002094362 A JP2002094362 A JP 2002094362A JP 2002094362 A JP2002094362 A JP 2002094362A JP 3523640 B2 JP3523640 B2 JP 3523640B2
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義博 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機といっ
た移動機を探索するための移動機探索装置、移動機探索
方法、及び、移動機探索プログラムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地震といった大規模な自然災害や、ビル
爆破といった大規模なテロ行為によって、被害者が瓦礫
の下に埋もれてしまう場合がある。このような場合に
は、瓦礫を取り除いて救助することになるが、特に大規
模な災害等の場合には探索範囲が膨大で、全く人がいな
い所を探してしまったりといったケースがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大規模な災害において
瓦礫の下に埋もれている被害者を効率的に捜索するため
に、種々の方法が採用されている。一例としては、生体
反応を検知する機器を用いるものがある。しかしなが
ら、災害の程度によってはそのような生体反応によって
被害者の存在を検知することは難しい場合もあり、たと
え被害者を見つけることができても既に死亡していて身
元の特定が困難である場合も多い。ところで、携帯電話
機といった移動機の普及率は年々上昇しており、多くの
人々が日常生活において移動機を所持していることか
ら、本発明者らは移動機を探索することは大規模な災害
において被害者を探索することに寄与するということを
見出した。
【0004】そこで本発明では、大規模な災害等におい
て移動機を効率的に探索できる移動機探索装置、移動機
探索方法、移動機探索プログラム、及び、コンピュータ
読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移動機探索装置
は、探索対象物としての移動機に対して商用基地局の通
話エリア圏外にいると認識させてとまり木チャネルを探
索させるための通信遮断波を送信する通信遮断波送信手
段と、商用基地局が移動機に送信する商用波よりも移動
機での受信レベルが高くなるように擬似基地局波を送信
し、移動機にとまり木チャネルとして捕捉させる擬似波
送信手段と、とまり木チャネルを捕捉した移動機が送信
する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求が送信さ
れた方向を特定する要求受信手段と、を備える。
【0006】本発明の移動機探索装置によれば、通信遮
断波送信手段が移動機に対して通信遮断波を送信するの
で、移動機は通話エリア圏外にいると認識してとまり木
チャネルを探索する。擬似波送信手段が商用波よりも移
動機での受信レベルが高くなるように擬似基地局波を送
信するので、とまり木チャネルを探索している移動機は
その擬似基地局波をとまり木チャネルとして捕捉する。
要求受信手段が、とまり木チャネルを捕捉した移動機が
送信する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求が送
信された方向を特定するので、移動機が存在する方向を
特定でき、移動機の探索が容易になる。
【0007】また本発明の移動機探索装置では、要求受
信手段が受信した位置登録要求から移動機を特定するた
めの情報を抽出する情報抽出手段と、当該情報抽出手段
が抽出した移動機を特定するための情報に基づいて、移
動機のユーザを特定するユーザ特定手段と、を備えても
よい。情報抽出手段が、位置登録要求から移動機の電話
番号や端末番号といった各移動機固有の情報を抽出し、
ユーザ特定手段がその抽出した情報に基づいて移動機の
ユーザを特定するので、探索中の移動機のユーザに関す
る情報を取得できる。従って、例えば大規模な災害時に
瓦礫の下に埋もれている移動機のユーザを特定できるこ
とから、誰がどこで被害にあっているのかといったこと
についての手がかりを取得できる。
【0008】また本発明の移動機探索装置では、通信遮
断波は、移動機をフレーム同期外れとさせるものである
ようにしてもよい。移動機をフレーム同期外れにさせる
と、移動機は通話エリア圏外にいるものと認識してとま
り木チャネルを探索するので、効果的に擬似基地局波を
捕捉させることができる。
【0009】また本発明の移動機探索装置では、通信遮
断波送信手段は、少なくとも、移動機から当該移動機探
索装置に対して位置登録要求が上がるまでの間、通信遮
断波を送信するようにしてもよい。移動機が接続チャネ
ルにおいてフレーム同期外れになっていると判断し、更
に、待機チャネルに対応するフレーム同期情報を検索す
る間通信遮断波を送信すると、移動機は待受けチャネル
を選択して位置登録要求を上げるので、効果的に擬似基
地局波を捕捉させることができる。
【0010】本発明の移動機探索装置は、探索対象物と
しての移動機に対して商用基地局が送信する商用波のレ
ベルを計測する周辺測定手段と、当該計測の結果、特定
の一の周波数における商用波のレベルが他の周波数にお
ける商用波のレベルよりも所定のレベル以上離れている
場合には、当該一の周波数を報知情報を送信するための
周波数と決定し、当該決定ができない場合には、所定の
周波数を当該送信するための周波数と決定する周波数決
定手段と、当該決定した周波数を用いて、移動機がフレ
ーム同期外れとなるように、商用基地局が使用している
位置情報とは異なる位置情報を備える報知情報を含む所
定のレベル以上の擬似基地局波を送信する擬似波送信手
段と、当該報知情報を受信した移動機が送信する位置登
録要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向を
特定する要求受信手段と、を備える。
【0011】本発明の移動機探索装置によれば、特定の
一の周波数における商用波のレベルが他の周波数におけ
る商用波のレベルよりも所定のレベル以上離れている場
合には、周波数決定手段が、その周波数を報知情報を送
信するための周波数として決定するので、探索対象物と
しての移動機が現在同期をとっている周波数を特定でき
る。また、擬似波送信手段が、周波数決定手段が決定し
た周波数を用いて、移動機がフレーム同期外れとなるよ
うに報知情報を含む擬似基地局波を送信するので、移動
機が位置登録要求を送信してくるまでの時間を短縮でき
る。移動機が存在する場所に対応する位置情報とは異な
る位置情報を含む報知情報を移動機に送信するので、移
動機はより確実に位置登録要求を送信することとなる。
要求受信手段が、移動機が送信する位置登録要求を受信
し、当該位置登録要求が送信された方向を特定するの
で、移動機が存在する方向を特定でき、移動機の探索が
容易になる。
【0012】本発明の移動機探索方法は、通信遮断波送
信手段が、探索対象物としての移動機に対して商用基地
局の通話エリア圏外にいると認識させてとまり木チャネ
ルを探索させるための通信遮断波を送信する遮断波送信
ステップと、擬似波送信手段が、商用基地局が移動機に
送信する商用波よりも移動機での受信レベルが高くなる
ように擬似基地局波を送信し、移動機にとまり木チャネ
ルとして捕捉させる擬似波送信ステップと、要求受信手
段が、とまり木チャネルを捕捉した移動機が送信する位
置登録要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方
向を特定する要求受信ステップと、を備える。
【0013】本発明の移動機探索方法によれば、通信遮
断波送信手段が移動機に対して通信遮断波を送信するの
で、移動機は通話エリア圏外にいると認識してとまり木
チャネルを探索する。擬似波送信手段が商用波よりも移
動機での受信レベルが高くなるように擬似基地局波を送
信するので、とまり木チャネルを探索している移動機は
その擬似基地局波をとまり木チャネルとして捕捉する。
要求受信手段が、とまり木チャネルを捕捉した移動機が
送信する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求が送
信された方向を特定するので、移動機が存在する方向を
特定でき、移動機の探索が容易になる。
【0014】また本発明の移動機探索方法では、情報抽
出手段が、要求受信手段が受信した位置登録要求から移
動機を特定するための情報を抽出する情報抽出ステップ
と、ユーザ特定手段が、当該情報抽出手段が抽出した移
動機を特定するための情報に基づいて、移動機のユーザ
を特定するユーザ特定ステップと、を更に備えるように
してもよい。情報抽出手段が、位置登録要求から移動機
の電話番号や端末番号といった各移動機固有の情報を抽
出し、ユーザ特定手段がその抽出した情報に基づいて移
動機のユーザを特定するので、探索中の移動機のユーザ
に関する情報を取得できる。従って、例えば大規模な災
害時に瓦礫の下に埋もれている移動機のユーザを特定で
きることから、誰がどこで被害にあっているのかといっ
たことについての手がかりを取得できる。
【0015】また本発明の移動機探索方法では、通信遮
断波は、移動機をフレーム同期外れとさせるものである
ようにしてもよい。移動機をフレーム同期外れにさせる
と、移動機は通話エリア圏外にいるものと認識してとま
り木チャネルを探索するので、効果的に擬似基地局波を
捕捉させることができる。
【0016】また本発明の移動機探索方法では、遮断波
送信ステップにおいて通信遮断波送信手段は、少なくと
も、移動機から当該移動機探索装置に対して位置登録要
求が上がるまでの間、通信遮断波を送信するようにして
もよい。移動機が接続チャネルにおいてフレーム同期外
れになっていると判断し、更に、待機チャネルに対応す
るフレーム同期情報を検索する間通信遮断波を送信する
と、移動機は待受けチャネルを選択して位置登録要求を
上げるので、効果的に擬似基地局波を捕捉させることが
できる。
【0017】本発明の移動機探索方法では、周辺測定手
段が、探索対象物としての移動機に対して商用基地局が
送信する商用波のレベルを計測する周辺測定ステップ
と、当該計測の結果、特定の一の周波数における商用波
のレベルが他の周波数における商用波のレベルよりも所
定のレベル以上離れている場合には、周波数決定手段が
当該一の周波数を報知情報を送信するための周波数と決
定し、当該決定ができない場合には、周波数決定手段が
所定の周波数を当該送信するための周波数と決定する周
波数決定ステップと、擬似波送信手段が、当該決定した
周波数を用いて、移動機がフレーム同期外れとなるよう
に、商用基地局が使用している位置情報とは異なる位置
情報を備える報知情報を含む所定のレベル以上の擬似基
地局波を送信する擬似波送信ステップと、要求受信手段
が、当該報知情報を受信した移動機が送信する位置登録
要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向を特
定する要求受信ステップと、を備える。
【0018】本発明の移動機探索方法によれば、特定の
一の周波数における商用波のレベルが他の周波数におけ
る商用波のレベルよりも所定のレベル以上離れている場
合には、周波数決定手段が、その周波数を報知情報を送
信するための周波数として決定するので、探索対象物と
しての移動機が現在同期をとっている周波数を特定でき
る。また、擬似波送信手段が、周波数決定手段が決定し
た周波数を用いて、移動機がフレーム同期外れとなるよ
うに報知情報を含む擬似基地局波を送信するので、移動
機が位置登録要求を送信してくるまでの時間を短縮でき
る。移動機が存在する場所に対応する位置情報とは異な
る位置情報を含む報知情報を移動機に送信するので、移
動機はより確実に位置登録要求を送信することとなる。
要求受信手段が、移動機が送信する位置登録要求を受信
し、当該位置登録要求が送信された方向を特定するの
で、移動機が存在する方向を特定でき、移動機の探索が
容易になる。
【0019】本発明の移動機探索プログラムは、コンピ
ュータを、探索対象物としての移動機に対して商用基地
局の通話エリア圏外にいると認識させてとまり木チャネ
ルを探索させるための通信遮断波を送信する通信遮断波
送信手段と、商用基地局が移動機に送信する商用波より
も移動機での受信レベルが高くなるように擬似基地局波
を送信し、移動機にとまり木チャネルとして捕捉させる
擬似波送信手段と、とまり木チャネルを捕捉した移動機
が送信する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求が
送信された方向を特定する要求受信手段と、して機能さ
せる。
【0020】コンピュータを用いて本発明の移動機探索
プログラムを実行すると、通信遮断波送信手段が移動機
に対して通信遮断波を送信するので、移動機は通話エリ
ア圏外にいると認識してとまり木チャネルを探索する。
擬似波送信手段が商用波よりも移動機での受信レベルが
高くなるように擬似基地局波を送信するので、とまり木
チャネルを探索している移動機はその擬似基地局波をと
まり木チャネルとして捕捉する。要求受信手段が、とま
り木チャネルを捕捉した移動機が送信する位置登録要求
を受信し、当該位置登録要求が送信された方向を特定す
るので、移動機が存在する方向を特定でき、移動機の探
索が容易になる。
【0021】また本発明の移動機探索プログラムでは、
コンピュータを、要求受信手段が受信した位置登録要求
から移動機を特定するための情報を抽出する情報抽出手
段と、当該情報抽出手段が抽出した移動機を特定するた
めの情報に基づいて、移動機のユーザを特定するユーザ
特定手段と、して更に機能させてもよい。情報抽出手段
が、位置登録要求から移動機の電話番号や端末番号とい
った各移動機固有の情報を抽出し、ユーザ特定手段がそ
の抽出した情報に基づいて移動機のユーザを特定するの
で、探索中の移動機のユーザに関する情報を取得でき
る。従って、例えば大規模な災害時に瓦礫の下に埋もれ
ている移動機のユーザを特定できることから、誰がどこ
で被害にあっているのかといったことについての手がか
りを取得できる。
【0022】また本発明の移動機探索プログラムでは、
通信遮断波は、移動機をフレーム同期外れとさせるもの
であるようにしてもよい。移動機をフレーム同期外れに
させると、移動機は通話エリア圏外にいるものと認識し
てとまり木チャネルを探索するので、効果的に擬似基地
局波を捕捉させることができる。
【0023】また本発明の移動機探索プログラムでは、
通信遮断波送信手段は、少なくとも、移動機が商用基地
局と接続を確立している接続チャネルにおいてフレーム
同期外れとなっていると判断し、更に、移動機から当該
移動機探索装置に対して位置登録要求が上がるまでの
間、通信遮断波を送信するようにしてもよい。移動機が
接続チャネルにおいてフレーム同期外れになっていると
判断し、更に、待機チャネルに対応するフレーム同期情
報を検索する間通信遮断波を送信すると、移動機は待受
けチャネルを選択して位置登録要求を上げるので、効果
的に擬似基地局波を捕捉させることができる。
【0024】本発明の移動機探索プログラムは、コンピ
ュータを、探索対象物としての移動機に対して商用基地
局が送信する商用波のレベルを計測する周辺測定手段
と、当該計測の結果、特定の一の周波数における商用波
のレベルが他の周波数における商用波のレベルよりも所
定のレベル以上離れている場合には、当該一の周波数を
報知情報を送信するための周波数と決定し、当該決定が
できない場合には、所定の周波数を当該送信するための
周波数と決定する周波数決定手段と、当該決定した周波
数を用いて、移動機がフレーム同期外れとなるように、
商用基地局が使用している位置情報とは異なる位置情報
を備える報知情報を含む所定のレベル以上の擬似基地局
波を送信する擬似波送信手段と、当該報知情報を受信し
た移動機が送信する位置登録要求を受信し、当該位置登
録要求が送信された方向を特定する要求受信手段と、し
て機能させる。
【0025】コンピュータを用いて本発明の移動機探索
プログラムを実行すると、特定の一の周波数における商
用波のレベルが他の周波数における商用波のレベルより
も所定のレベル以上離れている場合には、周波数決定手
段が、その周波数を報知情報を送信するための周波数と
して決定するので、探索対象物としての移動機が現在同
期をとっている周波数を特定できる。また、擬似波送信
手段が、周波数決定手段が決定した周波数を用いて、移
動機がフレーム同期外れとなるように報知情報を含む擬
似基地局波を送信するので、移動機が位置登録要求を送
信してくるまでの時間を短縮できる。移動機が存在する
場所に対応する位置情報とは異なる位置情報を含む報知
情報を移動機に送信するので、移動機はより確実に位置
登録要求を送信することとなる。要求受信手段が、移動
機が送信する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求
が送信された方向を特定するので、移動機が存在する方
向を特定でき、移動機の探索が容易になる
【0026】本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体
は、上記いずれかの移動機探索プログラムが記録されて
いる。コンピュータを用いて、本発明の記録媒体に記録
された移動機探索プログラムを実行すると、通信遮断波
送信手段が移動機に対して通信遮断波を送信するので、
移動機は通話エリア圏外にいると認識してとまり木チャ
ネルを探索する。擬似波送信手段が商用波よりも移動機
での受信レベルが高くなるように擬似基地局波を送信す
るので、とまり木チャネルを探索している移動機はその
擬似基地局波をとまり木チャネルとして捕捉する。要求
受信手段が、とまり木チャネルを捕捉した移動機が送信
する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求が送信さ
れた方向を特定するので、移動機が存在する方向を特定
でき、移動機の探索が容易になる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、例示のみのため
に示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮
することによって容易に理解することができる。引き続
いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説
明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を
付して、重複する説明を省略する。
【0028】本発明の実施形態である移動機探索装置1
0について図1を用いて説明する。図1は移動機探索装
置10の構成を示した図である。本実施形態において
は、移動機20のユーザが大規模な災害に巻き込まれて
瓦礫の下に移動機20と共に埋もれてしまったものと
し、移動機探索装置10を使用して移動機20を探索す
るものとする。
【0029】移動機探索装置10は、ユーザ情報格納サ
ーバ30に格納されている情報の検索及び閲覧が可能な
ように構成されている。ユーザ情報格納サーバ30に
は、各移動機の電話番号と、各移動機を使用するユーザ
の属性情報とが関連付けられて格納されている。従っ
て、ユーザ情報格納サーバ30に格納されている情報を
移動機の電話番号で検索すれば、その移動機に対応する
ユーザの住所や氏名や連絡先といった属性情報を閲覧す
ることができる。
【0030】移動機20は、ユーザが利用するデータ通
信機能を併せ持った携帯電話機であり、TDMA(Ti
me Division Multiple Acce
ss)方式の一つであるPDC(Personal D
igital Cellular)方式を採用している
が、他の方式のデジタル携帯電話機であってもよい。移
動機20は、図示しない移動体通信網に含まれる基地局
を介してその移動体通信網と情報の送受信を行うように
構成されている。
【0031】移動機20は、電源切断状態から電源が投
入されると、在圏するゾーンのとまり木チャネルを捕捉
するため、移動機20が固有に記憶するチャネルのキャ
リアをスキャンし、レベル順のテーブルを作成する。移
動機20は、レベルが高いキャリアから順に特定のスロ
ットに同期し、所定の処理を行って待受け可能であると
判断すれば待受け状態となる。
【0032】また、移動機20は、フレーム同期外れ等
によって圏外状態になった場合には、レベル順のテーブ
ルを作成する。移動機20は、レベルが高いキャリアか
ら順に特定のスロットに同期し、所定の処理を行って待
受け可能であると判断すれば待受け状態となる。
【0033】とまり木チャネルとは、移動体通信網の基
地局(図示しない)から移動機20への片方向であり、
移動機20が電源投入された際に、最初に捕捉するチャ
ネルのことである。とまり木チャネルは、各基地局固有
情報を移動機20に報知したり、スーパフレーム内のフ
レーム番号の識別に用いられたり、移動機20での受信
電力測定に用いられたりといった、システムとしての重
要な役割を担うものである。
【0034】引き続いて、移動機探索装置10について
説明する。移動機探索装置10は、物理的には、CPU
(中央処理装置)、メモリ、マウスやキーボードといっ
た入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードデ
ィスクといった格納装置などを備えたコンピュータシス
テムであって、更に、地中に向けて電波を送出するため
のアンテナや、移動機と通話を行うためのハンドセット
といった部分を備える。また、モデムといった通信装置
を備えてもよい。
【0035】移動機探索装置10は機能的な構成要素と
して、圏外発生部(通信遮断波送信手段)101と、擬
似基地局部(擬似波送信手段)102と、送受信部(要
求受信手段)103と、制御部104と、周波数切替部
105と、電波送出起動部106と、情報抽出部(情報
抽出手段)107と、ユーザ特定部(ユーザ特定手段)
108と、表示操作部109と、電話機部110と、周
辺測定部(周辺測定手段)111と、周波数決定部(周
波数決定手段)112とを備える。引き続いて各構成要
素について説明する。
【0036】圏外発生部101は、探索対象物としての
移動機20に対して商用基地局(図示しない)の通話エ
リア圏外にいると認識させてとまり木チャネルを探索さ
せるための通信遮断波を、送受信部103を介して移動
機20に送信する部分である。より具体的には、移動機
20をフレーム同期外れとさせて、圏外であると同様の
状態とするための通信遮断波を、制御部104からの制
御信号に応じて生成し、送受信部103に出力する。
【0037】擬似基地局部102は、商用基地局(図示
しない)が移動機20に送信する商用波よりも移動機2
0での受信レベルが高くなるように擬似基地局波を送信
し、移動機20にとまり木チャネルとして捕捉させる部
分である。より具体的には、擬似基地局部102は、移
動機20に商用波よりも移動機20での受信レベルが高
くなるように擬似基地局波を送信する。移動機20にこ
の擬似基地局波が所定の時間送信されると、移動機20
は、とまり木チャネルを探索するフェーズに移行する。
移動機20は、受信レベルに応じてとまり木チャネルを
選択するので、商用波よりも移動機20での受信レベル
が高い擬似基地局波をとまり木チャネルとして選択す
る。とまり木チャネルとして擬似基地局波を選択した移
動機20は、とまり木チャネルに含まれる擬似基地局と
しての報知情報に基づいて、位置登録要求を送信してく
るので、移動機探索装置10の送受信部103が位置登
録要求を受信して擬似基地局部102に出力して通信状
態を確立する。擬似基地局部102は、送信された位置
登録要求に基づいて、電話機部110での移動機20と
の通話を可能とすると共に、位置登録要求は情報抽出部
107に出力する。
【0038】また、擬似基地局部102は、周波数決定
部112が決定した周波数を用いて、移動機20がフレ
ーム同期外れとなるように、所定のレベル以上の報知情
報を含む擬似基地局波を送信する部分でもある。より具
体的には、擬似基地局部102は、探索対象物としての
移動機20が存在する場所で商用基地局(図示しない)
が使用している位置情報とは異なる位置情報を含む報知
情報を含む擬似基地局波を、周波数決定部112が決定
した周波数を用いて移動機20に対して所定のレベル以
上の出力で送信する。この報知情報を受信した移動機2
0は、フレーム同期外れとなり、最後に同期をとってい
た周波数に再同期をとる動作に移行する。ここで、周波
数決定部112が決定した周波数が、移動機20が最後
に同期を取っていた周波数と同じである場合には、移動
機20は同一チャネルに再同期を取ることとなる。更
に、報知情報に含まれる位置情報が、最後に同期を取っ
ていた際の位置情報と異なる場合には、移動機20は位
置登録要求を送信するので、移動機探索装置10の送受
信部103が位置登録要求を受信して擬似基地局部10
2に出力して通信状態を確立する。擬似基地局部102
は、送信された位置登録要求に基づいて、電話機部11
0での移動機20との通話を可能とすると共に、位置登
録要求は情報抽出部107に出力する。
【0039】送受信部103は、とまり木チャネルを捕
捉した移動機20が送信する位置登録要求を受信し、当
該位置登録要求が送信された方向を特定して、移動機2
0が存在する場所を推定する部分である。送受信部10
3はまた、圏外発生部101から出力される通信遮断波
及び擬似基地局部102から出力される擬似基地局波を
移動機20に送信し、移動機20から送信される位置登
録要求を受信して擬似基地局部102及び表示操作部1
09に出力する部分でもある。
【0040】制御部104は、移動機探索装置10を操
作するオペレータが表示操作部109に入力する情報、
周波数切替部105からの出力、周波数決定部112か
らの出力のそれぞれに応じて圏外発生部101及び擬似
基地局部102を制御する部分である。周波数切替部1
05は、周波数の切替を行う部分であり、その切り替え
た周波数を特定する情報を制御部104に出力する部分
である。電波送出起動部106は、通信遮断波を擬似基
地局波と共に送信するための送信指示情報を制御部10
4に出力する部分である。
【0041】情報抽出部107は、送受信部103が受
信した位置登録要求から移動機20を特定する情報を抽
出する部分である。より具体的には、送受信部103が
受信した位置登録要求は擬似基地局部102へ出力さ
れ、情報抽出部107へ出力される。情報抽出部107
は位置登録要求に含まれる移動機20の電話番号を抽出
して移動機20を特定するための情報とする。情報抽出
部107は、抽出した移動機20の電話番号をユーザ特
定部108に出力する。
【0042】ユーザ特定部108は、情報抽出部107
が抽出した移動機20を特定するための情報に基づい
て、移動機20のユーザを特定する部分である。より具
体的には、情報抽出部107が出力してきた移動機20
の電話番号に基づいて、ユーザ情報格納サーバ30に格
納されている電話番号を検索する。この検索の結果合致
する電話番号があった場合には、その合致する電話番号
に対応する氏名や住所といったユーザを特定する情報を
特定する。ユーザ特定部108はこの特定した情報を表
示操作部109に出力する。
【0043】表示操作部109は、移動機探索装置10
を操作するオペレータが所定の情報を入力し、その入力
に応じて移動機探索装置10が処理を行った結果を表示
する部分である。より具体的には、オペレータは、移動
機20を探索する指示情報を表示操作部109に入力
し、表示操作部109はその指示情報を制御部104に
出力する。制御部104は、その指示情報と、周波数切
替部105から出力される情報に基づいて圏外発生部1
01及び擬似基地局部102に所定の処理を行うように
指示情報を出力する。圏外発生部101は送受信部10
3を介して移動機20をフレーム同期外れとするための
通信遮断波を送信し、擬似基地局部102はとまり木チ
ャネルとするための擬似基地局波を送信する。その擬似
基地局波の送信に応じて移動機20が送信する位置登録
要求を送受信部103が受信し、移動機20の方向を特
定して表示操作部109に出力する。表示操作部109
は、その出力された方向を特定する情報を表示してオペ
レータに通知する。
【0044】電話機部110は、移動機20と通話をす
るための受話器部や、ダイヤルボタン部や、電話番号表
示部を含む部分である。より具体的には、例えば、表示
操作部109に表示された移動機20の方向を探したも
のの、移動機20の場所を具体的には特定できなかった
場合に、移動機探索装置10のオペレータが電話機部1
10から移動機20に発呼することで、着信音や移動機
20のユーザの反応といったものが得られ、移動機20
の場所が特定できる。
【0045】周辺測定部111は、探索対象物としての
移動機20に対して商用基地局(図示しない)が送信す
る商用波のレベルを計測する部分である。周辺測定部1
11は、計測した商用波のレベルを周波数決定部112
に出力する。
【0046】周波数決定部112は、周辺測定部111
の計測の結果に応じて、移動機20に対して報知情報を
含む擬似基地局波を送信するための周波数を決定し、制
御部104に出力する部分である。より具体的には、周
波数決定部112は、特定の一の周波数における商用波
のレベルが他の周波数における商用波のレベルよりも所
定のレベル以上離れている場合には、その一の周波数を
報知情報を送信するための周波数と決定する。特定の一
の周波数における商用波のレベルが他の周波数における
商用波のレベルよりも所定のレベル以上離れていれば、
移動機20はその周波数に同期を取っている蓋然性が高
いためである。また、周波数決定部112は、特定の一
の周波数を決定できない場合には、所定の周波数を報知
情報を送信するための周波数と決定する。
【0047】引き続いて、移動機探索装置10を用い
て、移動機20を探索する第1の方法について図2を用
いて説明する。図2は、移動機20を探索する第1の方
法を示したシーケンス図である。
【0048】移動機探索装置10のオペレータが表示操
作部109に移動機20を探索するための指示情報を入
力すると(S101)、その指示情報は制御部104を
経由して圏外発生部101に出力される。
【0049】圏外発生部101は、移動機20をフレー
ム同期外れとするための通信遮断波を送受信部103を
介して移動機20に送信する(S102)。尚、通信遮
断波は擬似基地局の周波数を妨害しないこと、またレベ
ルは商用基地局波と同レベル以上とする。圏外発生部1
01が通信遮断波を送信する時間は、移動機20から位
置登録要求が上がってくるまでとし、最大40秒上がっ
てこない場合は移動機がないものと判断する。一方、移
動機20が最寄の商用基地局(図示しない)の圏外に既
にいる場合には通信遮断波を送信する必要はない。移動
機探索装置10の擬似基地局部102からは、圏外発生
部101から通信遮断波が送信されるのとあわせて擬似
基地局波が送信される(S103)。擬似基地局波は、
最寄の商用基地局(図示しない)からの受信レベルより
も10dB程度強いレベルの電波である。
【0050】通信遮断波を受信した移動機20はフレー
ム同期外れとなり、いわゆる圏外の状態となる(S10
4)。移動機20はフレーム同期外れの状態が所定時間
持続すると、とまり木チャネルをスキャンする状態に遷
移する(S105)。移動機20は、とまり木チャネル
の信号レベルに応じてどの基地局を選択するか決定する
ので、擬似基地局部102が基地局として選択され、待
受けチャネルの候補として選択される(S106)。
【0051】移動機20から移動機探索装置10の擬似
基地局部102に対しては、位置登録要求が送信され、
所定の処理を経て同期が確立され、移動機20は待受け
状態となる(S107)。移動機20から送信される位
置登録要求はアンテナ部103を経由して擬似基地局部
102に出力される。従って、アンテナ部103は移動
機20から位置登録要求を受信することによって、その
電波が発せられた方向を知ることができ、移動機20が
存在する方向を特定できる(S108)。送受信部10
3が特定した移動機20の方向は、表示操作部109に
出力されて表示される(S109)。
【0052】擬似基地局部102が受信した位置登録要
求は、情報抽出部107に出力される(S110)。ま
た、擬似基地局部102が位置登録要求を受信すると、
圏外発生部101は通信遮断波の送信を停止する(S1
11)。情報抽出部107は、位置登録要求から移動機
20の電話番号を抽出する(S112)。情報抽出部1
07が抽出した電話番号はユーザ特定部108に出力さ
れる(S113)。
【0053】情報抽出部107から出力された移動機2
0の電話番号に基づいて、ユーザ特定部108はユーザ
情報格納サーバ30に格納されている情報を検索して、
移動機20のユーザの氏名や住所といった情報を特定す
る(S114)。
【0054】ユーザ特定部108が特定した移動機20
のユーザに関する情報は、表示操作部109に出力さ
れ、移動機探索装置10のオペレータがその情報を確認
できる(S115)。また、ユーザ特定部108が特定
した移動機20のユーザに関する情報に基づいて、例え
ばそのユーザの家族に移動機20の場所を知らせるよう
にしてもよい。
【0055】引き続いて、移動機探索装置10を用い
て、移動機20を探索する第2の方法について図3を用
いて説明する。図3は、移動機20を探索する第2の方
法を示したシーケンス図である。
【0056】移動機探索装置10のオペレータが表示操
作部109に移動機20を探索するための指示情報を入
力すると、その指示情報は周辺測定部111に出力され
る(S121)。
【0057】周辺測定部111は、探索対象物としての
移動機20に対して商用基地局(図示しない)が送信す
る商用波のレベルを計測する。周辺測定部111は、計
測した商用波のレベルを周波数決定部112に出力する
(S122)。
【0058】周波数決定部112は、周辺測定部111
の計測の結果に応じて、移動機20に対して報知情報を
含む擬似基地局波を送信するための周波数を決定する。
周波数決定部112は、特定の一の周波数における商用
波のレベルが他の周波数における商用波のレベルよりも
所定のレベル以上離れている場合には、その一の周波数
を報知情報を送信するための周波数と決定する。また、
周波数決定部112は、特定の一の周波数を決定できな
い場合には、所定の周波数を報知情報を送信するための
周波数と決定する(S123)。周波数決定部112
は、決定した周波数を制御部104に出力する(S12
4)。制御部104は、周波数決定部112が決定した
周波数で擬似基地局波を送信するように、擬似基地局部
102に指示を出力する。
【0059】擬似基地局部102は、周波数決定部11
2が決定した周波数を用いて、移動機20がフレーム同
期外れとなるように、所定のレベル以上の報知情報を含
む擬似基地局波を送信する(S125)。
【0060】通信遮断波を受信した移動機20はフレー
ム同期外れとなり、いわゆる圏外の状態となる(S12
6)。移動機20から移動機探索装置10の擬似基地局
部102に対しては、位置登録要求が送信され、所定の
処理を経て同期が確立され、移動機20は待受け状態と
なる(S127)。移動機20から送信される位置登録
要求はアンテナ部103を経由して擬似基地局部102
に出力される。従って、アンテナ部103は移動機20
から位置登録要求を受信することによって、その電波が
発せられた方向を知ることができ、移動機20が存在す
る方向を特定できる(S128)。送受信部103が特
定した移動機20の方向は、表示操作部109に出力さ
れて表示される(S129)。
【0061】擬似基地局部102が受信した位置登録要
求は、情報抽出部107に出力される(S130)。情
報抽出部107は、位置登録要求から移動機20の電話
番号を抽出する(S131)。情報抽出部107が抽出
した電話番号はユーザ特定部108に出力される(S1
32)。
【0062】情報抽出部107から出力された移動機2
0の電話番号に基づいて、ユーザ特定部108はユーザ
情報格納サーバ30に格納されている情報を検索して、
移動機20のユーザの氏名や住所といった情報を特定す
る(S133)。ユーザ特定部108が特定した移動機
20のユーザに関する情報は、表示操作部109に出力
され、移動機探索装置10のオペレータがその情報を確
認できる(S134)。また、ユーザ特定部108が特
定した移動機20のユーザに関する情報に基づいて、例
えばそのユーザの家族に移動機20の場所を知らせるよ
うにしてもよい。
【0063】次にコンピュータを、本実施形態の移動機
探索装置10として機能させるための移動機探索プログ
ラム92及びそれが記録されているコンピュータ読取可
能な記録媒体9について説明する。図3は、移動機探索
プログラム92が記録されている記録媒体9の構成を示
した図である。記録媒体9としては、例えば、磁気ディ
スク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵
されたメモリなどが該当する。
【0064】記録媒体9は、図3に示すように、プログ
ラムを記録するプログラム領域91とを備えている。プ
ログラム領域91には、移動機探索プログラム92が記
録されている。移動機探索プログラム92は、処理を統
括するメインモジュール921と、圏外発生モジュール
922と、擬似基地局モジュール923と、送受信モジ
ュール924と、情報抽出モジュール925と、ユーザ
特定モジュール926と、周辺測定モジュール927
と、周波数決定モジュール928とを備える。ここで、
圏外発生モジュール922、擬似基地局モジュール92
3、送受信モジュール924、情報抽出モジュール92
5、ユーザ特定モジュール926、周辺測定モジュール
927、周波数決定モジュール928のそれぞれを動作
させることによって実現する機能は、上記移動機探索装
置10の圏外発生部101、擬似基地局部102、送受
信部103、情報抽出部107、ユーザ特定部108、
周辺測定部111、周波数決定部112のそれぞれの機
能と同様である。
【0065】本実施形態の作用及び効果について説明す
る。圏外発生部101が移動機20に対して通信遮断波
を送信するので、移動機20は通話エリア圏外にいると
認識してとまり木チャネルを探索する。擬似基地局部1
02が商用波よりも移動機20での受信レベルが高くな
るように擬似基地局波を送信するので、とまり木チャネ
ルを探索している移動機20はその擬似基地局波をとま
り木チャネルとして捕捉する。送受信部103が、とま
り木チャネルを捕捉した移動機20が送信する位置登録
要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向を特
定するので、移動機20が存在する方向を特定でき、移
動機20の探索が容易になる。
【0066】情報抽出部107が、位置登録要求から移
動機20の電話番号や端末番号といった各移動機固有の
情報を抽出し、ユーザ特定部108がその抽出した情報
に基づいて移動機20のユーザを特定するので、探索中
の移動機20のユーザに関する情報を取得できる。従っ
て、例えば大規模な災害時に瓦礫の下に埋もれている移
動機20のユーザを特定できることから、誰がどこで被
害にあっているのかといったことについての手がかりを
取得できる。
【0067】また、圏外発生部101が送信する通信遮
断波は移動機20をフレーム同期外れとさせるものであ
るので、移動機20は通話エリア圏外にいるものと認識
してとまり木チャネルを探索するので、効果的に擬似基
地局波を捕捉させることができる。
【0068】移動機20が接続チャネルにおいてフレー
ム同期外れになっていると判断し、更に、待機チャネル
に対応するフレーム同期情報を検索する間通信遮断波を
送信するので、移動機20は待受けチャネルを選択し、
効果的に擬似基地局波を捕捉させることができる。
【0069】特定の一の周波数における商用波のレベル
が他の周波数における商用波のレベルよりも所定のレベ
ル以上離れている場合には、周波数決定部112が、そ
の周波数を報知情報を送信するための周波数として決定
するので、探索対象物としての移動機20が現在同期を
とっている周波数を特定できる。また、擬似基地局部1
02が、周波数決定部112が決定した周波数を用い
て、移動機20がフレーム外れとなるように報知情報を
含む擬似基地局波を送信するので、移動機20が位置登
録要求を送信してくるまでの時間を短縮できる。移動機
20が存在する場所に対応する位置情報とは異なる位置
情報を含む報知情報を移動機20に送信すると、移動機
20は位置登録要求を送信することとなるので、移動機
20の探索が容易になる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、通信遮断波送信手段が
移動機に対して通信遮断波を送信するので、移動機は通
話エリア圏外にいると認識してとまり木チャネルを探索
する。擬似波送信手段が商用波よりも移動機での受信レ
ベルが高くなるように擬似基地局波を送信するので、と
まり木チャネルを探索している移動機はその擬似基地局
波をとまり木チャネルとして捕捉する。要求受信手段
が、とまり木チャネルを捕捉した移動機が送信する位置
登録要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向
を特定するので、移動機が存在する方向を特定でき、移
動機の探索が容易になる。従って本発明の目的とする、
大規模な災害等において移動機を効率的に探索できる移
動機探索装置、移動機探索方法、移動機探索プログラ
ム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体を提供する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である移動機探索装置の構成
を説明するための図である。
【図2】図1の移動機探索装置を用いて移動機を探索す
る第1の方法を示したシーケンス図である。
【図3】図1の移動機探索装置を用いて移動機を探索す
る第2の方法を示したシーケンス図である。
【図4】本発明の実施形態である移動機探索プログラム
を説明するための図である。
【符号の説明】
10…移動機探索装置、20…移動機、101…圏外発
生部、102…擬似基地局部、103…送受信部、10
4…制御部、105…周波数切替部、106…電波送出
起動部、107…情報抽出部、108…ユーザ特定部、
109…表示操作部、110…電話機部、111…周辺
測定部、112…周波数決定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−58055(JP,A) 特開 平11−346385(JP,A) 特開 平8−331634(JP,A) 特開 平9−18427(JP,A) 特開 平11−331061(JP,A) 特開 平11−234736(JP,A) 特開 平10−327474(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探索対象物としての移動機に対して商用
    基地局の通話エリア圏外にいると認識させてとまり木チ
    ャネルを探索させるための通信遮断波を送信する通信遮
    断波送信手段と、 前記商用基地局が前記移動機に送信する商用波よりも前
    記移動機での受信レベルが高くなるように擬似基地局波
    を送信し、前記移動機にとまり木チャネルとして捕捉さ
    せる擬似波送信手段と、 前記とまり木チャネルを捕捉した移動機が送信する位置
    登録要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向
    を特定する要求受信手段と、を備える移動機探索装置。
  2. 【請求項2】 前記要求受信手段が受信した位置登録要
    求から前記移動機を特定するための情報を抽出する情報
    抽出手段と、 当該情報抽出手段が抽出した前記移動機を特定するため
    の情報に基づいて、前記移動機のユーザを特定するユー
    ザ特定手段と、を備える請求項1に記載の移動機探索装
    置。
  3. 【請求項3】 前記通信遮断波は、前記移動機をフレー
    ム同期外れとさせるものである、請求項1又は2に記載
    の移動機探索装置。
  4. 【請求項4】 前記通信遮断波送信手段は、少なくと
    も、前記移動機から当該移動機探索装置に対して位置登
    録要求が上がるまでの間、前記通信遮断波を送信する、
    請求項3に記載の移動機探索装置。
  5. 【請求項5】 探索対象物としての移動機に対して商用
    基地局が送信する商用波のレベルを計測する周辺測定手
    段と、 当該計測の結果、特定の一の周波数における商用波のレ
    ベルが他の周波数における商用波のレベルよりも所定の
    レベル以上離れている場合には、当該一の周波数を報知
    情報を送信するための周波数と決定し、当該決定ができ
    ない場合には、所定の周波数を当該送信するための周波
    数と決定する周波数決定手段と、 当該決定した周波数を用いて、前記移動機がフレーム同
    期外れとなるように、前記商用基地局が使用している位
    置情報とは異なる位置情報を備える報知情報を含む所定
    のレベル以上の擬似基地局波を送信する擬似波送信手段
    と、 当該報知情報を受信した前記移動機が送信する位置登録
    要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向を特
    定する要求受信手段と、を備える移動機探索装置。
  6. 【請求項6】 通信遮断波送信手段が、探索対象物とし
    ての移動機に対して商用基地局の通話エリア圏外にいる
    と認識させてとまり木チャネルを探索させるための通信
    遮断波を送信する遮断波送信ステップと、 擬似波送信手段が、前記商用基地局が前記移動機に送信
    する商用波よりも前記移動機での受信レベルが高くなる
    ように擬似基地局波を送信し、前記移動機にとまり木チ
    ャネルとして捕捉させる擬似波送信ステップと、 要求受信手段が、前記とまり木チャネルを捕捉した移動
    機が送信する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求
    が送信された方向を特定する要求受信ステップと、を備
    える移動機探索方法。
  7. 【請求項7】 情報抽出手段が、前記要求受信手段が受
    信した位置登録要求から前記移動機を特定するための情
    報を抽出する情報抽出ステップと、 ユーザ特定手段が、当該情報抽出手段が抽出した前記移
    動機を特定するための情報に基づいて、前記移動機のユ
    ーザを特定するユーザ特定ステップと、を更に備える請
    求項6に記載の移動機探索方法。
  8. 【請求項8】 前記通信遮断波は、前記移動機をフレー
    ム同期外れとさせるものである、請求項6又は7に記載
    の移動機探索方法。
  9. 【請求項9】 前記遮断波送信ステップにおいて前記通
    信遮断波送信手段は、少なくとも、前記移動機から当該
    移動機探索装置に対して位置登録要求が上がるまでの
    間、前記通信遮断波を送信する、請求項8に記載の移動
    機探索方法。
  10. 【請求項10】 周辺測定手段が、探索対象物としての
    移動機に対して商用基地局が送信する商用波のレベルを
    計測する周辺測定ステップと、 当該計測の結果、特定の一の周波数における商用波のレ
    ベルが他の周波数における商用波のレベルよりも所定の
    レベル以上離れている場合には、周波数決定手段が当該
    一の周波数を報知情報を送信するための周波数と決定
    し、当該決定ができない場合には、前記周波数決定手段
    が所定の周波数を当該送信するための周波数と決定する
    周波数決定ステップと、 擬似波送信手段が、当該決定した周波数を用いて、前記
    移動機がフレーム同期外れとなるように、前記商用基地
    局が使用している位置情報とは異なる位置情報を備える
    報知情報を含む所定のレベル以上の擬似基地局波を送信
    する擬似波送信ステップと、 要求受信手段が、当該報知情報を受信した前記移動機が
    送信する位置登録要求を受信し、当該位置登録要求が送
    信された方向を特定する要求受信ステップと、を備える
    移動機探索方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、 探索対象物としての移動機に対して商用基地局の通話エ
    リア圏外にいると認識させてとまり木チャネルを探索さ
    せるための通信遮断波を送信する通信遮断波送信手段
    と、 前記商用基地局が前記移動機に送信する商用波よりも前
    記移動機での受信レベルが高くなるように擬似基地局波
    を送信し、前記移動機にとまり木チャネルとして捕捉さ
    せる擬似波送信手段と、 前記とまり木チャネルを捕捉した移動機が送信する位置
    登録要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向
    を特定する要求受信手段と、して機能させるための移動
    機探索プログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、 前記要求受信手段が受信した位置登録要求から前記移動
    機を特定するための情報を抽出する情報抽出手段と、 当該情報抽出手段が抽出した前記移動機を特定するため
    の情報に基づいて、前記移動機のユーザを特定するユー
    ザ特定手段と、して更に機能させるための請求項11に
    記載の移動機探索プログラム。
  13. 【請求項13】 前記通信遮断波は、前記移動機をフレ
    ーム同期外れとさせるものである、請求項11又は12
    に記載の移動機探索プログラム。
  14. 【請求項14】 前記通信遮断波送信手段は、少なくと
    も、前記移動機から当該移動機探索装置に対して位置登
    録要求が上がるまでの間、前記通信遮断波を送信する、
    請求項13に記載の移動機探索プログラム。
  15. 【請求項15】 コンピュータを、 探索対象物としての移動機に対して商用基地局が送信す
    る商用波のレベルを計測する周辺測定手段と、 当該計測の結果、特定の一の周波数における商用波のレ
    ベルが他の周波数における商用波のレベルよりも所定の
    レベル以上離れている場合には、当該一の周波数を報知
    情報を送信するための周波数と決定し、当該決定ができ
    ない場合には、所定の周波数を当該送信するための周波
    数と決定する周波数決定手段と、 当該決定した周波数を用いて、前記移動機がフレーム同
    期外れとなるように、前記商用基地局が使用している位
    置情報とは異なる位置情報を備える報知情報を含む所定
    のレベル以上の擬似基地局波を送信する擬似波送信手段
    と、 当該報知情報を受信した前記移動機が送信する位置登録
    要求を受信し、当該位置登録要求が送信された方向を特
    定する要求受信手段と、して機能させるための移動機探
    索プログラム。
  16. 【請求項16】 請求項11から15のいずれか1項に
    記載の移動機探索プログラムが記録されたことを特徴と
    するコンピュータ読取可能な記録媒体。
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