JP3523134B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP3523134B2
JP3523134B2 JP37083599A JP37083599A JP3523134B2 JP 3523134 B2 JP3523134 B2 JP 3523134B2 JP 37083599 A JP37083599 A JP 37083599A JP 37083599 A JP37083599 A JP 37083599A JP 3523134 B2 JP3523134 B2 JP 3523134B2
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roller
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弘 中村
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/26Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
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    • Y10T74/20576Elements
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッカアームの基
端に設けられる揺動支持部がシリンダヘッドに設けられ
たアーム支持部で揺動可能に支承され、複数の機関弁の
上端に個別に当接可能とした複数の弁当接部がロッカア
ームの先端に設けられ、前記揺動支持部および前記各弁
当接部間の中間部でロッカアームには、動弁カムにころ
がり接触するローラを収容する開口部と、ローラを回転
自在に支持するローラ軸の両端部を嵌合、固定すべく内
端を前記開口部に開口するとともに外端をロッカアーム
の外側方に開口して同軸に配置される一対の軸挿入孔と
が設けられる内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特開
平6−185322号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の機関
弁を単一のロッカアームで駆動するようにした動弁装置
では、ロッカアームの幅が大きくならざるを得ず、ロッ
カアームの大型化および重量増加を招きがちである。し
かも上記従来の動弁装置のロッカアームでは、動弁カム
にころがり接触するローラを支持するローラ軸がロッカ
アームの全幅にわたるようにして長く形成されており、
ローラ軸のロッカアームへの組付作業が困難となった
り、ローラ軸の変形が生じ易くなっており、ロッカアー
ムの適正な揺動作動が阻害されることがある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、複数の機関弁を駆動するロッカアームの重量
低減を図るとともに、ローラ軸の組付を容易とし、しか
もローラ軸の変形を防止してロッカアームの適正な揺動
作動を保証し得るようにした内燃機関の動弁装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ロッカアームの基端に設け
られる揺動支持部がシリンダヘッドに設けられたアーム
支持部で揺動可能に支承され、複数の機関弁の上端に個
別に当接可能とした複数の弁当接部がロッカアームの先
端に設けられ、前記揺動支持部および前記各弁当接部間
の中間部でロッカアームには、動弁カムにころがり接触
するローラを収容する開口部と、ローラを回転自在に支
持するローラ軸の両端部を嵌合、固定すべく内端を前記
開口部に開口するとともに外端をロッカアームの外側方
に開口して同軸に配置される一対の軸挿入孔とが設けら
れる内燃機関の動弁装置において、各々の前記軸挿入孔
は、前記開口部側の第1挿入孔部と、第1挿入孔部の外
端に内端を連ならせる第2挿入孔部と、第1挿入孔部の
外端および第2挿入孔部の内端間に形成されて前記開口
部と反対側に臨む段部とから成り、前記ローラ軸が、前
記両軸挿入孔のうち該ローラ軸の両端よりも軸方向外方
部分を中空状態に残したまま前記両軸挿入孔の内端部に
嵌合、固定されるように、前記両軸挿入孔の第1挿入孔
部にそれぞれ嵌合させたローラ軸の両端部を前記段部に
それぞれかしめ係合したことを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、ローラ軸の両端よりも軸方向外方では軸挿入孔が
中空状態のままで残ることにより、ロッカアーム全体の
重量を低減することができ、しかもローラ軸を比較的短
くして該ローラ軸のロッカアームへの組付を容易とする
とともに、ローラ軸の変形が生じ難くしてロッカアーム
の適正な揺動作動を保証することができる。また両軸挿
入孔の第1挿入孔部にそれぞれ嵌合されるローラ軸の両
端部が段部にそれぞれかしめ係合されることにより、軸
挿入孔のうち中空状態のままで残る部分をより大きくし
てロッカアーム全体の重量をより一層低減することがで
き、しかもローラ軸をかしめてロッカアームに固定する
ことができるので、ローラ軸のロッカアームへの組付を
より一層容易とすることができる。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1の上記特
徴に加えて、前記第1および第2挿入孔部が、その相互
間に環状の段部を形成するようにして同軸の円形孔に形
成されることを特徴とし、この構成によれば、穿設加工
が容易になる。
【0008】また請求項3の発明は、請求項1又は2の
上記特徴に加えて、ロッカアームには、先端に前記両弁
当接部が設けられるようにして前記揺動支持部から延設
される一対の支持壁が設けられ、その両支持壁は、前記
アーム支持部としてのロッカシャフトの軸線に直交する
平面に沿うようにして揺動支持部の両端部から延設さ
れ、その両支持壁の機関弁からの荷重作用部分を避けた
位置に配置されるローラ軸でローラが支持されることを
特徴とし、この構成によれば、両支持壁には機関弁から
の荷重が作用するのであるが、その荷重作用部分を避け
た位置に配置されるローラ軸でローラを支持することが
できるので、ローラの支持剛性を高めることができる。
【0009】また請求項4の発明は、請求項3の上記特
徴に加えて、前記一対の支持壁の相対向する側面には、
前記ローラ軸を介して連なる一対の円筒状の軸支持部が
それぞれ一体に連設され、その各支持壁及びそれに連な
る各軸支持部に前記軸挿入孔が形成されることを特徴と
し、この構成によれば、ローラ軸を介して連なる一対の
円筒状の軸支持部が両支持壁に連設されるので、支持壁
の剛性およびローラの支持剛性を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0011】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は内燃機関の一部縦断面図、図2は図1の
2矢視平面図、図3は排気側ロッカアームの平面図、図
4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面
図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図6の7ー7
線断面図である。
【0012】先ず図1および図2において、この多気筒
内燃機関は、シリンダブロック15と、該シリンダブロ
ック15の上部にガスケット17を介して結合されるシ
リンダヘッド16とを備え、各気筒毎にシリンダブロッ
ク15に設けられるシリンダ18にピストン19がそれ
ぞれ摺動可能に嵌合される。またシリンダブロック1
5、シリンダヘッド16および各ピストン19により、
各気筒毎に燃焼室20が形成される。
【0013】シリンダヘッド16には、燃焼室20の天
井面一側に臨む一対の吸気弁口21…と、両吸気弁口2
1…に共通に連なってシリンダヘッド16の一側面(図
1の右側面)に開口する吸気ポート22とが各気筒毎に
設けられるとともに、燃焼室20の天井面他側に臨む一
対の排気弁口23…と、両排気弁口23…に共通に連な
ってシリンダヘッド16の他側面(図1の左側面)に開
口する排気ポート24とが各気筒毎に設けられる。
【0014】各吸気弁口21…をそれぞれ開閉可能な吸
気弁VI,VIのステム25…はシリンダヘッド16に
設けられたガイド筒26…に摺動可能に嵌合され、ガイ
ド筒26…から上方に突出したステム25…の上端部に
設けられるリテーナ27,27およびシリンダヘッド1
6間に、吸気弁VI,VIを上方すなわち閉弁方向に付
勢する弁ばね28…が設けられる。また排気弁口23…
をそれぞれ開閉可能な機関弁としての排気弁VE,VE
のステム29…はシリンダヘッド16に設けられたガイ
ド筒30…に摺動可能に嵌合され、ガイド筒30…から
上方に突出したステム29…の上端部に設けられるリテ
ーナ31,31およびシリンダヘッド16間に、排気弁
VE,VEを上方すなわち閉弁方向に付勢する弁ばね3
2…が設けられる。
【0015】両吸気弁VI,VIは吸気側動弁装置33
で開閉駆動され、両排気弁VE,VEは排気側動弁装置
34で開閉駆動されるものであり、両動弁装置33,3
4間には、燃焼室20の中央部に臨んでシリンダヘッド
16に取付けられる点火プラグ35を挿入するためのプ
ラグ挿入筒36が上下に延びるようにして配置され、該
プラグ挿入筒36の下端はシリンダヘッド16に取付け
られる。
【0016】吸気側動弁装置33は、一対の吸気弁V
I,VIに個別に対応した一対の吸気側ロッカアーム3
7,38と、両吸気側ロッカアーム37,38を揺動可
能に支承する吸気側ロッカシャフト39と、該ロッカシ
ャフト39と平行な軸線まわりに回転可能な吸気側カム
シャフト40とを備える。
【0017】吸気側ロッカシャフト39は、各気筒間で
シリンダヘッド16に設けられたホルダ壁41,41…
で固定的に支持されており、両吸気側ロッカアーム3
7,38の基端が吸気側ロッカシャフト39で揺動自在
に支承される。また両吸気側ロッカアーム37,38の
先端には、対応の吸気弁VI,VIの上端すなわちステ
ム25…の上端に当接するタペットねじ42A,42B
が進退位置を調節可能として螺合される。吸気側カムシ
ャフト40は、図示しないクランクシャフトに1/2の
減速比で連動、連結されるものであり、前記ホルダ壁4
1,41…と、それらのホルダ壁41,41…の上端に
締結されるカムホルダ43,43…とで回転自在に支承
される。
【0018】吸気側カムシャフト40には、一方の吸気
側ロッカアーム37に対応した高速用動弁カム44と、
他方の吸気側ロッカアーム38に対応した低速用動弁カ
ム45とが設けられており、一方の吸気側ロッカアーム
37に軸支されたローラ46が高速用動弁カム44にこ
ろがり接触し、他方の吸気側ロッカアーム38に軸支さ
れたローラ(図示せず)が低速用動弁カム45にころが
り接触する。
【0019】しかも両吸気側ロッカアーム37,38間
には、両ロッカアーム37,38の連動および連動解除
を切換可能な連動切換手段(図示せず)が設けられてお
り、該連動切換手段は、機関の低速運転時には両吸気側
ロッカアーム37,38を相互に独立して揺動作動せし
め、機関の高速運転時には両吸気側ロッカアーム37,
38を連動して揺動作動せしめる。したがって機関の低
速運転時には、一方の吸気側ロッカアーム37が高速用
動弁カム44のカムプロフィルに対応した作動特性で一
方の吸気弁VIを開閉駆動するように揺動作動するのに
対し、他方の吸気側ロッカアーム38は低速用動弁カム
45のカムプロフィルに対応した作動特性で他方の吸気
弁VIを開閉駆動するように揺動作動し、機関の高速運
転時には、両吸気側ロッカアーム37,38が高速用動
弁カム44のカムプロフィルに対応した作動特性で両吸
気弁VI,VIを開閉駆動するように揺動作動する。
【0020】排気側動弁装置34は、一対の排気弁V
E,VEに共通である単一の排気側ロッカアーム50
と、排気側ロッカアーム50を揺動可能に支承するアー
ム支持部としての排気側ロッカシャフト51と、該ロッ
カシャフト51と平行な軸線まわりに回転可能な排気側
カムシャフト52とを備える。
【0021】排気側ロッカシャフト51は、前記吸気側
ロッカシャフト39と平行な軸線を有するものであり、
該吸気側ロッカシャフト39と同様にホルダ壁41,4
1…で固定的に支持される。この排気側ロッカシャフト
51で排気側ロッカアーム50の基端が揺動自在に支承
され、排気側ロッカアーム50の先端には、対応の排気
弁VE,VEの上端すなわちステム29…の上端に当接
する弁当接部としての第1および第2タペットねじ53
A,53Bが進退位置を調節可能として螺合される。ま
た排気側カムシャフト52は、図示しないクランクシャ
フトに1/2の減速比で連動、連結されるものであり、
前記ホルダ壁41,41…と、それらのホルダ壁41,
41…の上端に締結されるカムホルダ54,54…とで
回転自在に支承される。
【0022】排気側カムシャフト52には、排気側ロッ
カアーム50に対応して動弁カム55が設けられてお
り、排気側ロッカアーム50に軸支されたローラ56が
前記動弁カム55にころがり接触する。
【0023】図3において、排気側ロッカアーム50に
は、排気側ロッカシャフト51を挿通せしめて該ロッカ
シャフト51で揺動可能に支承される円筒状の揺動支持
部57が基端に設けられるとともに、前記揺動支持部5
7の両端部から延設される第1および第2支持壁58,
59と、第1および第2支持壁58,59の先端間を連
結する連結壁60とが設けられる。
【0024】第1および第2支持壁58,59の先端に
は、外周面を円弧状とした第1および第2ボス部58
a,59aが排気側ロッカシャフト51の軸線と平行に
並ぶようにして一体に形成される。而して第1および第
2支持壁58,59は、排気側ロッカシャフト51の軸
線に直交する平面に沿うようにして揺動支持部57の両
端部から延設されることが好ましく、第1および第2ボ
ス部58a,59aおよび揺動支持部57が、排気側ロ
ッカシャフト51の軸線に直交する第1および第2支持
壁58,59で連結されることが好ましい。
【0025】前記各ボス部58a,59aには第1およ
び第2タペットねじ53A,53Bを螺合せしめるねじ
孔61A,61Bが設けられる。またローラ56は、前
記揺動支持部57および両タペットねじ53A,53B
間の中間部すなわち排気側ロッカシャフト51の軸線か
らずれた位置で排気側ロッカアーム50に軸支されてい
る。
【0026】前記第1および第2タペットねじ53A,
53Bのうち排気側ロッカシャフト51の軸線に沿う一
端側(図3の下端側)に配置される第1タペットねじ5
3Aの中心すなわち第1ボス部58aにおけるねじ孔6
1Aの中心およびローラ56への動弁カム55の接触範
囲(図3の交差する斜線部で示す範囲)を通る第1直線
L1と、前記第1および第2タペットねじ53A,53
Bのうち排気側ロッカシャフト51の軸線に沿う他端側
(図3の上端側)に配置される第2タペットねじ53B
の中心すなわち第2ボス部59aにおけるねじ孔61B
の中心およびローラ56への動弁カム55の接触範囲を
通る第2直線L2と、排気側ロッカシャフト51の軸線
Cとが排気側ロッカアーム50の平面視で交わる交点P
1,P2は、揺動支持部57の軸方向両端よりも内方に
配置される。すなわち揺動支持部57は第1および第2
交点P1,P2よりも外方に両端面が配置される長さを
有するように形成される。また前記第1および第2直線
L1,L2は、ローラ56への動弁カム55の接触範囲
の中心を通ることが望ましい。
【0027】しかも揺動支持部57は、第1および第2
タペットねじ53A,53Bの中心間の距離よりも長く
形成されており、第1および第2タペットねじ53A,
53Bの中心を通って排気側ロッカシャフト51の軸線
Cに直交する第3および第4直線L3,L4が、揺動支
持部57の軸方向両端よりも内方に配置される。
【0028】図4〜図6を併せて参照して、第1および
第2支持壁58,59間で排気側ロッカアーム50に
は、前記ローラ56を収容する矩形の開口部62が設け
られており、第1および第2支持壁58,59間の距離
よりも短い長さを有するとともに排気側ロッカシャフト
51と平行な軸線を有するローラ軸63が前記開口部6
2を横切って排気側ロッカアーム50に固定され、ロー
ラ56はニードルベアリング64を介して該ローラ軸6
3に回転自在に支持される。
【0029】第1および第2支持壁58,59と、前記
開口部62との間にわたっては、排気側ロッカシャフト
51と平行に延びて円筒状に形成される一対の軸支持部
655,65が設けられ、それらの軸支持部65,65
内に、内端を前記開口部62に開口するとともに外端を
排気側ロッカアーム50の外側方すなわち第1および第
2支持壁58,59の外側方に開口する軸挿入孔66,
66が同軸に設けられる。
【0030】軸挿入孔66は、開口部62側の第1挿入
孔部66aと、第1挿入孔部66aの外端に内端を連な
らせる第2挿入孔部66bと、第1挿入孔部66aの外
端および第2挿入孔部66bの内端間に形成されて開口
部62と反対側に臨む段部66cとから成る。而して第
1および第2挿入孔部66a,66bは、相互66a,
66b間に環状の段部66cを形成するようにして同軸
の円形孔となるように形成されることが望ましく、そう
すれば穿孔加工が容易となるのであるが、横断面円形で
ある第1挿入孔部66aに対して第2挿入孔部66bの
横断面が非円形であってもよく、第2挿入孔部66b
は、ローラ軸63を挿入可能であって第1挿入孔部66
aとの間に開口部62とは反対側に臨む段部66cを形
成するものであればよい。
【0031】ローラ軸63は、両軸挿入孔66,66の
うち該ローラ軸63の両端よりも軸方向外方部分を中空
状態に残したまま両軸挿入孔66,66の内端部に嵌
合、固定されるものであり、その嵌合、固定にあたり、
第1挿入孔部66a,66aに両端を嵌合せしめたロー
ラ軸63の両端部外周縁が両軸挿入孔66,66の前記
段部66c,66cにかしめ係合される。これによりロ
ーラ軸63の排気側ロッカアーム50への固定状態で該
ローラ軸63の両端よりも軸方向外方部分で排気側ロッ
カアーム50には肉抜き部67,67が形成されること
になる。
【0032】円筒状である揺動支持部57は、排気側ロ
ッカシャフト51を囲繞する薄肉円筒部57aの軸方向
両端に、排気側ロッカシャフト51を囲繞する円筒状に
して前記薄肉円筒部57aよりも肉厚の厚肉円筒部57
b,57bがそれぞれ一体に連設されて成るものであ
り、第1および第2支持壁58,59は厚肉円筒部57
b,57bに連設される。
【0033】図7を併せて参照して、前記両厚肉円筒部
57b,57bにおいて、第1および第2支持壁58,
59の連設部に対応する内面下部には、排気側ロッカシ
ャフト51の外面との間にオイルを溜め得る溝68,6
8がそれぞれ円弧状にして設けられる。
【0034】排気側ロッカアーム50の上面において、
第1および第2支持壁58,59、連結壁60および揺
動支持部57で囲まれる部分には、開口部62内のロー
ラ56にオイルを供給することが可能である凹部69,
70が形成される。
【0035】一方の凹部69は、前記両軸支時部65,
65および揺動支持部57間で排気側ロッカアーム50
に形成され、他方の凹部70は、前記両軸支時部65,
65および前記連結壁60間で排気側ロッカアーム50
に形成される。
【0036】前記揺動支持部57の軸方向中央部すなわ
ち薄肉円筒部57aの軸方向中間部は、プラグ挿入筒3
6に対応する位置に配置されるものであり、このプラグ
挿入筒36に対応した位置で揺動支持部57および排気
側ロッカシャフト51には、プラグ挿入筒36とは反対
側に凹んだ円弧状にして相互に円滑に連なる切欠き7
1,72が設けられ、プラグ挿入筒36の一部は切欠き
71内に収容される。しかも前記切欠き71,72は、
第1および第2支持壁58,59の揺動支持部57への
連設部間で揺動支持部57および排気側ロッカシャフト
51に設けられている。
【0037】また揺動支持部57には、排気側ロッカシ
ャフト51の軸線Cに関して前記切欠き71とは反対側
で前記開口部62に外端を開口させたオイル噴出孔73
が設けられ、排気側ロッカシャフト51には、その軸線
Cに沿って延びる給油路74と、該給油路74に連通す
るとともに外端を前記オイル噴出孔73の内端に連通さ
せ得る給油孔75とが設けられる。而して給油路74は
図示しないオイル供給源に接続される。したがって排気
側ロッカシャフト51内の給油路74から給油孔75お
よびオイル噴出孔73を介してローラ56にオイルを供
給するようにしてローラ56を潤滑することが可能であ
る。なお排気側ロッカアーム50の揺動状態によって給
油孔75およびオイル噴出孔73間が遮断されるが、そ
の遮断状態では給油孔75からのオイルが揺動支持部5
7および排気側ロッカシャフト51間の潤滑に用いら
れ、揺動支持部57の内面の溝68,68にもオイルが
供給される。
【0038】第1および第2支持壁58,59の先端間
すなわち第1および第2ボス部58,59aを連結する
連結壁60は、排気側ロッカシャフト51の軸線Cすな
わち排気側ロッカアーム50の揺動軸線と直角な平面内
で相互に直交する第1および第2壁部60a,60bか
ら成るものであり、両壁部60a,60bは前記平面内
でたとえば略L字状となるように直交する。
【0039】しかも第2壁部60bは、排気側ロッカシ
ャフト51の軸線と平行に延びるとともに外面を前記第
1および第2ボス部58a,59aの先端外側面に面一
に連ならせるように形成される。また第1壁部60aの
内面の一部で前記開口部62の一側面が形成される。
【0040】次にこの実施例の作用について説明する
と、排気側ロッカアーム50において、排気側ロッカシ
ャフト51の軸線Cと平行に並ぶ第1および第2タペッ
トねじ53A,53Bのうち排気側ロッカシャフト51
の軸線Cに沿う一端側に配置される第1タペットねじ5
3Aの中心ならびにローラ56への動弁カム55の接触
範囲好ましくは該範囲の中心を通る第1直線L1と、第
1および第2タペットねじ53A,53Bのうち排気側
ロッカシャフト51の軸線Cに沿う他端側に配置される
第2タペットねじ53Bの中心ならびにローラ56への
動弁カム55の接触範囲好ましくは該範囲の中心を通る
第2直線L2と、排気側ロッカシャフト51の軸線Cと
が排気側ロッカアーム50の平面視で交わる交点P1,
P2が、排気側ロッカシャフト51で揺動可能に支承さ
れる円筒状の揺動支持部57の軸方向両端よりも内方に
配置されている。
【0041】したがって第1および第2タペットねじ5
3A,53Bでのタペットクリアランスに差が生じ、第
1もしくは第2直線L1,L2上で大きな荷重が発生し
て排気側ロッカアーム50を傾けようとしても、第1お
よび第2直線L1,L2上で揺動支持部57が排気側ロ
ッカシャフト51に支持されており、排気側ロッカアー
ム50を安定的に支持することができる。この結果、揺
動支持部57およびローラ56に偏摩耗が生じることも
防止することができる。
【0042】また揺動支持部57は、第1および第2タ
ペットねじ53A,53Bの中心間の距離よりも長く形
成されており、第1および第2タペットねじ53A,5
3Bの中心を通って排気側ロッカシャフト51の軸線C
に直交する第3および第4直線L3,L4が、揺動支持
部57の軸方向両端よりも内方に配置されるので、両タ
ペットねじ53A,53B間の距離以上の長さで揺動支
持部57が排気側ロッカシャフト52に支持されること
になり、排気側ロッカアーム50をより安定的に支持す
ることが可能となる。
【0043】排気側ロッカアーム50にはローラ軸63
が嵌合、固定され、動弁カム55にころがり接触するロ
ーラ56が該ローラ軸63で回転自在に支持されるので
あるが、このローラ軸63は、揺動支持部57の両端部
から延設される第1および第2支持壁58.59間の距
離よりも短いものであり、排気側ロッカアーム50に同
軸に設けられた一対の軸挿入孔66,66の内端部に、
両軸挿入孔66,66のうち該ローラ軸63の両端より
も軸方向外方部分を中空の肉抜き部67,67として残
したままローラ軸63が嵌合、固定される。
【0044】これにより、ローラ軸63の両端よりも軸
方向外方では軸挿入孔66,66が中空状態のままで残
り、排気側ロッカアーム50全体の重量を低減すること
ができ、排気側ロッカアーム50の両側からローラ軸6
3の該ロッカアーム50への固定状態を確認することも
可能となる。しかもローラ軸63を比較的短くして該ロ
ーラ軸63の排気側ロッカアーム50への組付が容易と
なるとともに、ローラ軸63の変形が生じ難くして排気
側ロッカアーム50の適正な揺動作動を保証することが
できる。また第1および第2支持壁58,59には排気
弁VE,VEからの荷重が作用するのであるが、その荷
重作用部分を避けた位置に配置されるローラ軸63でロ
ーラ56を支持することができるのでローラ56の支持
剛性を高めることができる。
【0045】前記軸挿入孔66は、ローラ56を収容し
た開口部62側の第1挿入孔部66aと、開口部62と
は反対側に臨む段部66cを第1挿入孔部66aとの間
に形成して第1挿入孔部66aの外端に内端を連ならせ
る第2挿入孔部66bとから成り、両軸挿入孔66,6
6の第1挿入孔部66a,66aにそれぞれ嵌合される
ローラ軸63の両端部が前記段部66cにそれぞれかし
め係合されることで、ローラ軸63が軸挿入孔66,6
6に嵌合、固定されている。このため軸挿入孔66,6
6のうち中空状態のままで残る部分すなわち肉抜き部6
7,67を第2挿入孔部66b,66bとして大きく
し、排気側ロッカアーム50全体の重量をより一層低減
することができ、ローラ軸63をかしめて排気側ロッカ
アーム50に固定するので、ローラ軸63の排気側ロッ
カアーム50への組付がより一層容易となる。
【0046】さらに前記両軸挿入孔66,66をそれぞ
れ形成する一対の円筒状の軸支持部65,65が、第1
および第2支持壁58,59および前記開口部62間に
わたって排気側ロッカアーム50に設けられており、ロ
ーラ軸63を介して連なる一対の円筒状の軸支持部6
5,65が両支持壁58,59に連設されるので、両支
持壁58,59の剛性およびローラ56の支持剛性をよ
り一層高めることができる。
【0047】排気側ロッカシャフト51で揺動可能に支
承すべく排気側ロッカアーム50の基端に設けられる円
筒状の揺動支持部57は、排気側ロッカシャフト51を
囲繞する薄肉円筒部57aの軸方向両端に、排気側ロッ
カシャフト51を囲繞する円筒状にして前記薄肉円筒部
57aよりも肉厚の厚肉円筒部57b,57bがそれぞ
れ一体に連設されて成るものであり、揺動支持部57の
中央側を薄肉として排気側ロッカアーム50の重量増大
を回避しつつ、大きな荷重が作用する可能性がある揺動
支持部57の両端部を肉厚として排気側ロッカアーム5
0の支持剛性を高め、耐久性の向上を図ることができ
る。
【0048】また排気側ロッカシャフト51の軸線に沿
う揺動支持部57の両端部内面、すなわち厚肉円筒部5
7b,57bの内面に、排気側ロッカシャフト51の外
面との間にオイルを溜め得る溝68,68がそれぞれ設
けられている。したがって揺動支持部57の両端部およ
び排気側ロッカシャフト51間にオイルを溜めることが
可能であり、排気側ロッカアーム50がたとえ傾いても
偏摩耗が生じることを極力防止するようにして耐久性を
向上することが可能であり、しかも揺動支持部57の両
端部内面に溝68,68が設けられるだけであるので排
気側ロッカアーム50の重量が増大することはなく、溝
68,68による揺動支持部57の剛性低下を抑えるこ
とができる。
【0049】しかも排気弁VE,VEの上端に当接する
第1および第2タペットねじ53A,53Bが先端に設
けられる第1および第2支持壁58,59が、前記溝6
8,68に対応する部分で揺動支持部57の両端部から
延設されるので、揺動支持部57の両端部の剛性が溝6
8,68が設けられることによってわずかに低下するの
を、第1および第2支持壁58,59で補強することが
できる。
【0050】排気側ロッカアーム50の外周は揺動支持
部57、第1支持壁58、第2支持壁59および連結壁
60で構成されており、揺動支持部57、第1支持壁5
8、第2支持壁59および連結壁60で囲まれる部分
で、排気側ロッカアーム50の少なくとも上面に凹部6
9,70が形成されるので、排気側ロッカアーム50の
剛性が低下するのを回避しつつ、該排気側ロッカアーム
50の重量低減を図ることが可能となる。
【0051】しかも一方の凹部69は、一対の軸支持部
65,65および揺動支持部57間に配置され、開口部
62に収容されたローラ56にオイルを供給することが
きるので、排気側ロッカアーム50のうち揺動量が比較
的小さい部分に動弁室内で飛散しているオイルを確実に
溜めてローラ56を確実に潤滑することができ、ローラ
56にオイルを供給するための通路を排気側ロッカアー
ム50に設けることを不要として排気側ロッカアーム5
0の加工工数を低減することができる。
【0052】また他方の凹部70は、前記両軸支時部6
5,65および連結壁60間でローラ56へのオイルの
供給を可能として排気側ロッカアーム50に形成されて
いるので、ローラ56への潤滑を果たしつつ、排気側ロ
ッカアーム50の先端側を軽量化して慣性重量の軽減を
図ることができる。
【0053】ところで、排気側ロッカアーム50におけ
る前記揺動支持部57の軸方向中央部は、シリンダヘッ
ド16に取付けられるプラグ挿入筒36に対応する位置
に配置されるのであるが、該プラグ挿入筒36に対応し
た位置で揺動支持部57および排気側ロッカシャフト5
1には、プラグ挿入筒36とは反対側に凹んだ円弧状に
して相互に円滑に連なる切欠き71,72が設けられて
いる。このため、排気側ロッカアーム50の重量を低減
することができるだけでなく、プラグ挿入筒30の一部
を、切欠き71内に収容させるようにして排気側ロッカ
シャフト51およびプラグ挿入筒36を相互に近接配置
することが可能であり、排気側ロッカアーム50の動弁
室内でのレイアウト上の制約を緩和して機関全体のコン
パクト化に寄与することができる。
【0054】しかも切欠き71,72が、第1および第
2支持壁58,59の揺動支持部57への連設部間で揺
動支持部57および排気側ロッカシャフト51に設けら
れているので、切欠き71,72を排気弁VE,VEの
動弁駆動時に作用する応力が比較的小さい部分に配置し
て、切欠き71を排気側ロッカアーム50に設けること
による剛性上の影響を小さくして、排気側ロッカアーム
50を軽量化することができる。
【0055】ローラ56には、排気側ロッカシャフト5
1内の給油路74から給油孔75およびオイル噴出孔7
3を介してオイルが供給されるが、オイル噴出孔73
は、排気側ロッカシャフト71において切欠き72が設
けられる部分の外面を臨ませるようにして揺動支持部5
7に設けられる切欠き71に対して、排気側ロッカシャ
フト51の軸線Cに関して反対側で揺動支持部57に設
けられているので、切欠き71側からオイル噴出孔73
の穿孔加工を行なうことが可能であり、オイル噴出孔7
3の穿孔加工が容易となる。
【0056】また排気弁VE,VEの上端に当接せしめ
る第1および第2タペットねじ53A,53Bを螺合す
る第1および第2ボス部58a,59aが、排気側ロッ
カシャフト51の軸線Cに沿う方向に並んで排気側ロッ
カアーム50の先端に配設されるが、各ボス部58a,
59間は連結壁60で連結されている。したがって一対
の排気弁VE,VEを駆動する排気側ロッカアーム50
の先端側の剛性を充分に高めることができ、しかも連結
壁60は、排気側ロッカシャフト51の軸線Cすなわち
排気側ロッカアーム50の揺動軸線と直交する平面内で
相互に直交する第1および第2壁部60a,60bから
成るものであるので充分な連結剛性を保持しつつ連結壁
60による排気側ロッカアーム50の重量増大を小さく
抑えることができる。また連結壁60のうち第2壁部6
0bは、排気側ロッカシャフト51の軸線と平行に延び
るとともに外面を第1および第2ボス部58a,59a
の先端外側面に面一に連ならせるように形成されている
ので、各ボス部58a,59aおよび連結壁60の連結
部への応力集中をなくし、排気側ロッカアーム50の先
端側剛性を充分に高めつつ耐久性を向上することができ
る。
【0057】さらにローラ56を収容せしめるべく排気
側ロッカアーム50に設けられる開口部62の一側面
が、連結壁60における第1壁部60aの内面で形成さ
れており、連結壁60をローラ56に近接させてローラ
56の支持剛性も高めることができる。
【0058】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0059】たとえば本発明を吸気弁の動弁装置に適用
することも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように各請求項の発明によれば、
ロッカアーム全体の重量を低減することができ、ローラ
軸を比較的短くして該ローラ軸のロッカアームへの組付
を容易とするとともに、ローラ軸の変形が生じ難くして
ロッカアームの適正な揺動作動を保証することができ
る。また両軸挿入孔の第1挿入孔部にそれぞれ嵌合され
るローラ軸の両端部が段部にそれぞれかしめ係合される
ことにより、軸挿入孔のうち中空状態のままで残る部分
をより大きくしてロッカアーム全体の重量をより一層低
減することができ、しかもローラ軸をかしめてロッカア
ームに固定することができるので、ローラ軸のロッカア
ームへの組付をより一層容易とすることができる。
【0061】また特に請求項2の発明によれば、第1お
よび第2挿入孔部が、その相互間に環状の段部を形成す
るようにして同軸の円形孔に形成されるので、穿設加工
が容易になる。
【0062】また特に請求項3の発明によれば、ロッカ
アームには、先端に前記両弁当接部が設けられるように
して前記揺動支持部から延設される一対の支持壁が設け
られ、その両支持壁は、前記アーム支持部としてのロッ
カシャフトの軸線に直交する平面に沿うようにして揺動
支持部の両端部から延設され、その両支持壁の機関弁か
らの荷重作用部分を避けた位置に配置されるローラ軸で
ローラが支持されるので、両支持壁には機関弁からの荷
重が作用するのであるが、その荷重作用部分を避けた位
置に配置されるローラ軸でローラを支持することができ
て、ローラの支持剛性を高めることができる。
【0063】また特に請求項4の発明によれば、一対の
支持壁の相対向する側面には、ローラ軸を介して連なる
一対の円筒状の軸支持部がそれぞれ一体に連設され、そ
の各支持壁及びそれに連なる各軸支持部に軸挿入孔が形
成されるので、ローラ軸を介 して連なる一対の円筒状の
軸支持部が両支持壁に連設され、支持壁の剛性およびロ
ーラの支持剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の一部縦断面図である。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】排気側ロッカアームの平面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図6の7ー7線断面図である。
【符号の説明】
16・・・シリンダヘッド 34・・・排気側動弁装置 50・・・排気側ロッカアーム 51・・・アーム支持部としての排気側ロッカシャフト 53A,53B・・・弁当接部としてのタペットねじ 55・・・動弁カム 56・・・ローラ 57・・・揺動支持部 58,59・・・支持壁 62・・・開口部 63・・・ローラ軸 65・・・軸支持部 66・・・軸挿入孔 66a・・・第1挿入孔部 66b・・・第2挿入孔部 66c・・・段部 67・・・肉抜き部 VE・・・機関弁としての排気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 範之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−185322(JP,A) 特開 平5−44410(JP,A) 実開 昭62−40207(JP,U) 実開 平4−6505(JP,U) 実開 昭61−137161(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/18 F01L 13/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカアーム(50)の基端に設けられ
    る揺動支持部(57)がシリンダヘッド(16)に設け
    られたアーム支持部(51)で揺動可能に支承され、複
    数の機関弁(VE)の上端に個別に当接可能とした複数
    の弁当接部(53A,53B)がロッカアーム(50)
    の先端に設けられ、前記揺動支持部(57)および前記
    各弁当接部(53A,53B)間の中間部でロッカアー
    ム(50)には、動弁カム(55)にころがり接触する
    ローラ(56)を収容する開口部(62)と、ローラ
    (56)を回転自在に支持するローラ軸(63)の両端
    部を嵌合、固定すべく内端を前記開口部(62)に開口
    するとともに外端をロッカアーム(50)の外側方に開
    口して同軸に配置される一対の軸挿入孔(66)とが設
    けられる内燃機関の動弁装置において、各々の前記軸挿入孔(66)は、前記開口部(62)側
    の第1挿入孔部(66a)と、第1挿入孔部(66a)
    の外端に内端を連ならせる第2挿入孔部(66b)と、
    第1挿入孔部(66a)の外端および第2挿入孔部(6
    6b)の内端間に形成されて前記開口部(62)と反対
    側に臨む段部(66c)とから成り、 前記ローラ軸(63)が、前記両軸挿入孔(66)のう
    ち該ローラ軸(63)の両端よりも軸方向外方部分を中
    空状態に残したまま前記両軸挿入孔(66)の内端部に
    嵌合、固定されるように、前記両軸挿入孔(66)の第
    1挿入孔部(66a)にそれぞれ嵌合させたローラ軸
    (63)の両端部を前記段部(66c)にそれぞれかし
    め係合したことを特徴とする、内燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2挿入孔部(66a,
    66b)は、その相互間に環状の段部(66c)を形成
    するようにして同軸の円形孔に形成されることを特徴と
    する、請求項1記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】 ッカアーム(50)には、先端に前記
    両弁当接部(53A,53B)が設けられるようにして
    前記揺動支持部(57)から延設される一対の支持壁
    (58,59)が設けられ、その両支持壁(58,5
    9)は、前記アーム支持部としてのロッカシャフト(5
    1)の軸線に直交する平面に沿うようにし て揺動支持部
    (57)の両端部から延設され、その両支持壁(58,
    59)の機関弁(VE)からの荷重作用部分を避けた位
    置に配置されるローラ軸(63)でローラ(56)が支
    持されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    燃機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の支持壁(58,59)の相対
    向する側面には、前記ローラ軸(63)を介して連なる
    一対の円筒状の軸支持部(65)がそれぞれ一体に連設
    され、その各支持壁(58,59)及びそれに連なる各
    軸支持部(65)に前記軸挿入孔(66)が形成される
    ことを特徴とする、請求項3記載の内燃機関の動弁装
    置。
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