JP3522883B2 - パルス数可変式マイクロ波治療器 - Google Patents
パルス数可変式マイクロ波治療器Info
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- JP3522883B2 JP3522883B2 JP06700595A JP6700595A JP3522883B2 JP 3522883 B2 JP3522883 B2 JP 3522883B2 JP 06700595 A JP06700595 A JP 06700595A JP 6700595 A JP6700595 A JP 6700595A JP 3522883 B2 JP3522883 B2 JP 3522883B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体にマイクロ波を照
射して温熱治療を施すマイクロ波治療器に関する。
射して温熱治療を施すマイクロ波治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術には特開平5−23400号公
報に示されるものがあり、該公報には、マイクロ波の出
力回数を制御する第1の制御手段と、出力レベルを制御
する第2の制御手段と、出力調整ツマミと、調整ツマミ
を備えたマイクロ波治療器が開示されている。
報に示されるものがあり、該公報には、マイクロ波の出
力回数を制御する第1の制御手段と、出力レベルを制御
する第2の制御手段と、出力調整ツマミと、調整ツマミ
を備えたマイクロ波治療器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
従来技術は、マイクロ波をパルス状に成形してなるパル
スマイクロ波を、そのパルス数の増加に伴って出力レベ
ルが減少するように、二個の制御手段で制御するもので
ある。そして、「出力調整ツマミ」でマイクロ波出力を
調整すると、マイクロ波出力の回数と波高値とが反比例
に似た連動変化を為すものであり、又、「調整ツマミ」
でマイクロ波出力を調整すると、波高値のみが変化する
ものである。
従来技術は、マイクロ波をパルス状に成形してなるパル
スマイクロ波を、そのパルス数の増加に伴って出力レベ
ルが減少するように、二個の制御手段で制御するもので
ある。そして、「出力調整ツマミ」でマイクロ波出力を
調整すると、マイクロ波出力の回数と波高値とが反比例
に似た連動変化を為すものであり、又、「調整ツマミ」
でマイクロ波出力を調整すると、波高値のみが変化する
ものである。
【0004】前記従来技術には、パルスマイクロ波出力
の波高値を一定にしておいて回数のみを独立して制御す
る構成は無い。従って、通常使用する出力調整ツマミ
で、パルスマイクロ波出力の波高値を特定値に即座に設
定することは容易でなく、この点が取り扱い上の難点と
なっている。
の波高値を一定にしておいて回数のみを独立して制御す
る構成は無い。従って、通常使用する出力調整ツマミ
で、パルスマイクロ波出力の波高値を特定値に即座に設
定することは容易でなく、この点が取り扱い上の難点と
なっている。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】即ち本発明は、マイク
ロ波治療器において、マイクロ波を発生する発生部
(3)に電力を供給する駆動部(2)は、マイクロ波を
間歇的に発生させるスイッチング回路(8)を有し、該
スイッチング回路(8)を制御する制御部(5)は、マ
イクロ波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に
設定する回数回路(11)を有し、前記スイッチング回
路(8)にはトライアック(7)が設けられ、スイッチ
ング回路(8)を制御する制御部(5)は、マイクロ波
のパルス数の一定下でパルス振幅を任意に設定する振幅
回路(12)を有し、制御部(5)を作動させる出力設
定部(6)は、制御部5に指令信号を入力する回数設定
ツマミ(18)と振幅設定ツマミ(19)とからなり、
制御部(5)は、治療時間を設定するタイマー部(1
5)が作動している時に作動可能状態となり、前記回数
回路(11)は出力設定部(6)の回数設定ツマミ(1
8)の操作により作動し、回数回路(11)がトライア
ック(7)にトリガ信号を入力し、前記回数設定ツマミ
(18)で1秒間に出力するパルスマイクロ波の回数を
設定し、前記振幅回路(12)は振幅設定ツマミ(1
9)の指令信号により作動し該振幅設定ツマミ(19)
にて電源周波の1周期内のトリガタイミングを調節し、
発生したパルスマイクロ波電力が、回数設定ツマミ(1
8)と振幅設定ツマミ(19)とで設定した値を25パ
ーセント超過した時、過出力検出器(17)はタイマー
部(15)に緊急停止信号を付与し、発生部(3)の作
動を停止させることを特徴とするパルス数可変式マイク
ロ波治療器である。又、マイクロ波治療器において、マ
イクロ波を照射する照射部(4)に、マイクロ波出力の
パルスに同期して点滅する発光器(14)が設けられ
る。
ロ波治療器において、マイクロ波を発生する発生部
(3)に電力を供給する駆動部(2)は、マイクロ波を
間歇的に発生させるスイッチング回路(8)を有し、該
スイッチング回路(8)を制御する制御部(5)は、マ
イクロ波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に
設定する回数回路(11)を有し、前記スイッチング回
路(8)にはトライアック(7)が設けられ、スイッチ
ング回路(8)を制御する制御部(5)は、マイクロ波
のパルス数の一定下でパルス振幅を任意に設定する振幅
回路(12)を有し、制御部(5)を作動させる出力設
定部(6)は、制御部5に指令信号を入力する回数設定
ツマミ(18)と振幅設定ツマミ(19)とからなり、
制御部(5)は、治療時間を設定するタイマー部(1
5)が作動している時に作動可能状態となり、前記回数
回路(11)は出力設定部(6)の回数設定ツマミ(1
8)の操作により作動し、回数回路(11)がトライア
ック(7)にトリガ信号を入力し、前記回数設定ツマミ
(18)で1秒間に出力するパルスマイクロ波の回数を
設定し、前記振幅回路(12)は振幅設定ツマミ(1
9)の指令信号により作動し該振幅設定ツマミ(19)
にて電源周波の1周期内のトリガタイミングを調節し、
発生したパルスマイクロ波電力が、回数設定ツマミ(1
8)と振幅設定ツマミ(19)とで設定した値を25パ
ーセント超過した時、過出力検出器(17)はタイマー
部(15)に緊急停止信号を付与し、発生部(3)の作
動を停止させることを特徴とするパルス数可変式マイク
ロ波治療器である。又、マイクロ波治療器において、マ
イクロ波を照射する照射部(4)に、マイクロ波出力の
パルスに同期して点滅する発光器(14)が設けられ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、マイクロ
波治療器において、マイクロ波を発生する発生部(3)
に電力を供給する駆動部(2)は、マイクロ波を間歇的
に発生させるスイッチング回路(8)を有し、該スイッ
チング回路(8)を制御する制御部(5)は、マイクロ
波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に設定す
る回数回路(11)を有することを特徴とするパルス数
可変式マイクロ波治療器である。前記スイッチング回路
(8)を制御する制御部(5)は、マイクロ波のパルス
数の一定下でパルス振幅を任意に設定する振幅回路(1
2)を有する。又前記制御部(5)は、回数回路(1
1)及び振幅回路(12)の出力信号を商用電源周波数
に同期させる同期回路(13)を有する。前記駆動部
(2)は、トライアック(7)を有するスイッチング回
路(8)と、半波倍電圧整流回路(9)を有する昇圧・
整流回路(10)とからなるものである。マイクロ波を
照射する照射部(4)に、マイクロ波出力のパルスに同
期して点滅する発光器(14)が設けられる。
波治療器において、マイクロ波を発生する発生部(3)
に電力を供給する駆動部(2)は、マイクロ波を間歇的
に発生させるスイッチング回路(8)を有し、該スイッ
チング回路(8)を制御する制御部(5)は、マイクロ
波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に設定す
る回数回路(11)を有することを特徴とするパルス数
可変式マイクロ波治療器である。前記スイッチング回路
(8)を制御する制御部(5)は、マイクロ波のパルス
数の一定下でパルス振幅を任意に設定する振幅回路(1
2)を有する。又前記制御部(5)は、回数回路(1
1)及び振幅回路(12)の出力信号を商用電源周波数
に同期させる同期回路(13)を有する。前記駆動部
(2)は、トライアック(7)を有するスイッチング回
路(8)と、半波倍電圧整流回路(9)を有する昇圧・
整流回路(10)とからなるものである。マイクロ波を
照射する照射部(4)に、マイクロ波出力のパルスに同
期して点滅する発光器(14)が設けられる。
【0007】
【作用】本発明から放射するパルスマイクロ波出力を人
体に照射する際、電源部1は、駆動部2に電力を与え、
駆動部2は、発生部3に電力を供給したうえ駆動させ
る。駆動部2が有するスイッチング回路8は、発生部3
に電力を間歇的に供給し、前記スイッチング回路8は、
トライアック7を用いて、流入した電力をスイッチング
する。昇圧・整流回路10は、半波倍電圧整流回路9を
用いて交流電圧を昇圧及び半波倍電圧整流する。
体に照射する際、電源部1は、駆動部2に電力を与え、
駆動部2は、発生部3に電力を供給したうえ駆動させ
る。駆動部2が有するスイッチング回路8は、発生部3
に電力を間歇的に供給し、前記スイッチング回路8は、
トライアック7を用いて、流入した電力をスイッチング
する。昇圧・整流回路10は、半波倍電圧整流回路9を
用いて交流電圧を昇圧及び半波倍電圧整流する。
【0008】制御部5は、駆動部2の通過電力を間歇制
御し、間歇制御された電力を得た発生部3はパルスマイ
クロ波を間歇的に発生させる。
御し、間歇制御された電力を得た発生部3はパルスマイ
クロ波を間歇的に発生させる。
【0009】制御部5が有する回数回路11は、前記ス
イッチング回路8を制御し、マイクロ波のパルス振幅の
一定下でパルス数を任意に設定する。制御部5が有する
振幅回路12は、前記スイッチング回路8を制御し、マ
イクロ波のパルス回数の一定下でパルス振幅を任意に設
定する。制御部5が有する同期回路13は、回数回路1
1及び振幅回路12が出力するトリガ信号を商用電源周
波数に同期させる。
イッチング回路8を制御し、マイクロ波のパルス振幅の
一定下でパルス数を任意に設定する。制御部5が有する
振幅回路12は、前記スイッチング回路8を制御し、マ
イクロ波のパルス回数の一定下でパルス振幅を任意に設
定する。制御部5が有する同期回路13は、回数回路1
1及び振幅回路12が出力するトリガ信号を商用電源周
波数に同期させる。
【0010】パルスマイクロ波を照射する照射部4に設
けられた発光器14は、マイクロ波のパルスに同期して
点滅する。
けられた発光器14は、マイクロ波のパルスに同期して
点滅する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例は、商用電源を取り入れる電
源部1と、該電源部1の電力を制御する駆動部2と、駆
動部2の出力電力を得てパルスマイクロ波を発生する発
生部3と、パルスマイクロ波を人体に向けて照射する照
射部4と、駆動部2を制御する制御部5と、制御部5に
指示を与え作動させる出力設定部6とからなる。
源部1と、該電源部1の電力を制御する駆動部2と、駆
動部2の出力電力を得てパルスマイクロ波を発生する発
生部3と、パルスマイクロ波を人体に向けて照射する照
射部4と、駆動部2を制御する制御部5と、制御部5に
指示を与え作動させる出力設定部6とからなる。
【0012】前記駆動部2は、マグネトロンでなる発生
部3に電力を供給するものであり、パルスマイクロ波を
間歇的に発生させるトライアック7を有するスイッチン
グ回路8と、半波倍電圧整流回路9を有する昇圧・整流
回路10とから構成される。
部3に電力を供給するものであり、パルスマイクロ波を
間歇的に発生させるトライアック7を有するスイッチン
グ回路8と、半波倍電圧整流回路9を有する昇圧・整流
回路10とから構成される。
【0013】前記制御部5は、駆動部2を制御するもの
であり、前記スイッチング回路8を制御し、パルスマイ
クロ波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に設
定する回数回路11を有する。更に制御部5は、スイッ
チング回路8を制御しパルスマイクロ波のパルス数の一
定下でパルス振幅を任意に設定する振幅回路12を有す
る。
であり、前記スイッチング回路8を制御し、パルスマイ
クロ波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に設
定する回数回路11を有する。更に制御部5は、スイッ
チング回路8を制御しパルスマイクロ波のパルス数の一
定下でパルス振幅を任意に設定する振幅回路12を有す
る。
【0014】更に又前記制御部5は、回数回路11及び
振幅回路12の出力信号を商用電源周波数に同期させる
同期回路13を有する。出力設定部6は、制御部5に指
令信号を入力し該制御部5を作動させるものであり、前
記回数設定ツマミ18と振幅設定ツマミ19とからな
る。回数設定ツマミ18は、1秒間に発生するパルスマ
イクロ波の回数を任意に設定するものであり、振幅設定
ツマミ19はパルスマイクロ波のパルス振幅の値を任意
に設定するものである。
振幅回路12の出力信号を商用電源周波数に同期させる
同期回路13を有する。出力設定部6は、制御部5に指
令信号を入力し該制御部5を作動させるものであり、前
記回数設定ツマミ18と振幅設定ツマミ19とからな
る。回数設定ツマミ18は、1秒間に発生するパルスマ
イクロ波の回数を任意に設定するものであり、振幅設定
ツマミ19はパルスマイクロ波のパルス振幅の値を任意
に設定するものである。
【0015】前記照射部4は、パルスマイクロ波を人体
に照射するアンテナ21であって、半球形のパラボラア
ンテナ(図示省略)又は直方体のスロットアンテナ(図
示省略)に形成される。前記照射部4の内部適宜個所
に、出力するマイクロ波のパルスに同期して点滅する発
光器14が設けられる。該発光器14の具体例は、マイ
クロ波エネルギーを浴びることによって発光する蛍光灯
管である。
に照射するアンテナ21であって、半球形のパラボラア
ンテナ(図示省略)又は直方体のスロットアンテナ(図
示省略)に形成される。前記照射部4の内部適宜個所
に、出力するマイクロ波のパルスに同期して点滅する発
光器14が設けられる。該発光器14の具体例は、マイ
クロ波エネルギーを浴びることによって発光する蛍光灯
管である。
【0016】又、必要に応じて、発光器14に商用電源
の一部を供給する構成を設け、前記発光器14を点灯さ
せる。更に、パルスマイクロ波のパルス出力の期間だけ
音を発する発音器20を設ける。尚、発光器14は、パ
ルスに同期しないで、適宜周期に点滅するものであって
もよく、又、発音器20は、パルスに同期しないで、適
宜周期に発音するものであってもよい。
の一部を供給する構成を設け、前記発光器14を点灯さ
せる。更に、パルスマイクロ波のパルス出力の期間だけ
音を発する発音器20を設ける。尚、発光器14は、パ
ルスに同期しないで、適宜周期に点滅するものであって
もよく、又、発音器20は、パルスに同期しないで、適
宜周期に発音するものであってもよい。
【0017】タイマー部15は、治療時間を設定するも
のであり、タイマー部15が作動している時は制御部5
が作動可能状態となっている。出力表示部16は、発生
部3から出力されるパルスマイクロ波のパルス回数と振
幅からなるマイクロ波出力電力の平均値を表示するもの
である。
のであり、タイマー部15が作動している時は制御部5
が作動可能状態となっている。出力表示部16は、発生
部3から出力されるパルスマイクロ波のパルス回数と振
幅からなるマイクロ波出力電力の平均値を表示するもの
である。
【0018】過出力検出器17は、発生したパルスマイ
クロ波電力が、回数設定ツマミ18と振幅設定ツマミ1
9とで設定した値を25パーセント超過した時、タイマ
ー部15に緊急停止信号を付与するものである。緊急停
止信号を受けたタイマー部15は、発生部3の作動を即
座に停止させる。
クロ波電力が、回数設定ツマミ18と振幅設定ツマミ1
9とで設定した値を25パーセント超過した時、タイマ
ー部15に緊急停止信号を付与するものである。緊急停
止信号を受けたタイマー部15は、発生部3の作動を即
座に停止させる。
【0019】使用に際して、操作者は、電源部1に商用
電源を掛けた後、出力設定部6を操作しパルスマイクロ
波出力を零から適宜値へ上昇させ、出力を設定する。即
ち、前記出力設定部6の回数設定ツマミ18の操作によ
り、回数回路11が作動し、回数回路11がトライアッ
ク7にトリガ信号を入力する。該ツマミ18で1秒間に
出力するパルスマイクロ波の回数を設定する。
電源を掛けた後、出力設定部6を操作しパルスマイクロ
波出力を零から適宜値へ上昇させ、出力を設定する。即
ち、前記出力設定部6の回数設定ツマミ18の操作によ
り、回数回路11が作動し、回数回路11がトライアッ
ク7にトリガ信号を入力する。該ツマミ18で1秒間に
出力するパルスマイクロ波の回数を設定する。
【0020】前記トリガ信号は、同期回路13により商
用電源周波数に同期しており、発生部3からは最大で商
用電源周波数と同回数のパルスマイクロ波が発生でき
る。回数設定ツマミ18にて、1回から商用電源周波数
の回数(50回又は60回)迄の範囲内の任意の回数を
選択し設定する。
用電源周波数に同期しており、発生部3からは最大で商
用電源周波数と同回数のパルスマイクロ波が発生でき
る。回数設定ツマミ18にて、1回から商用電源周波数
の回数(50回又は60回)迄の範囲内の任意の回数を
選択し設定する。
【0021】前記振幅設定ツマミ19の指令信号により
振幅回路12が作動し、前記振幅設定ツマミ19にて電
源周波の1周期内のトリガタイミングを調節する。即
ち、トライアック7を用いた位相制御によってトライア
ック7の通過電力量を調節し、昇圧・整流回路10の出
力電圧を調節し、発生部3に掛ける電圧を調節し、パル
スマイクロ波の振幅を変更調節する。
振幅回路12が作動し、前記振幅設定ツマミ19にて電
源周波の1周期内のトリガタイミングを調節する。即
ち、トライアック7を用いた位相制御によってトライア
ック7の通過電力量を調節し、昇圧・整流回路10の出
力電圧を調節し、発生部3に掛ける電圧を調節し、パル
スマイクロ波の振幅を変更調節する。
【0022】回数設定ツマミ18の一例として、商用電
源周波数が60Hzの場合には、最高で1秒間に60回
パルスマイクロ波が発生する。回数設定ツマミ18で1
から60迄の範囲中任意の数値を選択し設定する。例え
ば「12」に設定すると、1秒間のうち12回(=1/
5秒間)トライアック7が導通し、これを通過した電力
が直流高圧電力に変換されて発生部3に掛り該発生部3
が作動し、1秒間に1/5秒間だけパルスマイクロ波を
発生させる。
源周波数が60Hzの場合には、最高で1秒間に60回
パルスマイクロ波が発生する。回数設定ツマミ18で1
から60迄の範囲中任意の数値を選択し設定する。例え
ば「12」に設定すると、1秒間のうち12回(=1/
5秒間)トライアック7が導通し、これを通過した電力
が直流高圧電力に変換されて発生部3に掛り該発生部3
が作動し、1秒間に1/5秒間だけパルスマイクロ波を
発生させる。
【0023】上述の出力態様にてタイマー部15で設定
した時間だけ作動し、施療をする。この装置作動状態で
は、1秒間のうち4/5秒は、前記トライアック7は遮
断状態にあり、駆動部2の出力は停止され、発生部3は
非作動となり、48回分のパルスマイクロ波はカットさ
れる。
した時間だけ作動し、施療をする。この装置作動状態で
は、1秒間のうち4/5秒は、前記トライアック7は遮
断状態にあり、駆動部2の出力は停止され、発生部3は
非作動となり、48回分のパルスマイクロ波はカットさ
れる。
【0024】次に、振幅設定ツマミ19により、1/6
0秒の期間内におけるトリガータイミングを調節し、ト
ライアック7を通過する電力を調節し、パルスマイクロ
波の振幅を調節する。
0秒の期間内におけるトリガータイミングを調節し、ト
ライアック7を通過する電力を調節し、パルスマイクロ
波の振幅を調節する。
【0025】前述のトリガタイミングを早めれば、トラ
イアック7の通過電力量が増し、昇圧・整流回路10の
入力電力量が多くなると昇圧電圧が高くなり、パルスマ
イクロ波の振幅は大きくなる。逆に、トリガタイミング
を遅らせば、トライアック7の通過電力量が減り、昇圧
電圧は低くなり、パルスマイクロ波の振幅は小さくな
る。
イアック7の通過電力量が増し、昇圧・整流回路10の
入力電力量が多くなると昇圧電圧が高くなり、パルスマ
イクロ波の振幅は大きくなる。逆に、トリガタイミング
を遅らせば、トライアック7の通過電力量が減り、昇圧
電圧は低くなり、パルスマイクロ波の振幅は小さくな
る。
【0026】本発明は、スイッチング回路8を制御しマ
イクロ波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に
設定する回数回路11を有するので、パルスマイクロ波
の振幅を任意の設定値に固定しておいてパルスマイクロ
波の回数を調節できる。従って、パルスマイクロ波の平
均出力の調節を行ない易く、人体深部向けの設定、又は
表層部向けの設定等が容易にでき、好都合である。
イクロ波のパルス振幅の一定下でパルス数のみを任意に
設定する回数回路11を有するので、パルスマイクロ波
の振幅を任意の設定値に固定しておいてパルスマイクロ
波の回数を調節できる。従って、パルスマイクロ波の平
均出力の調節を行ない易く、人体深部向けの設定、又は
表層部向けの設定等が容易にでき、好都合である。
【0027】本発明は、スイッチング回路8を制御しパ
ルスマイクロ波のパルス数の一定下でパルス振幅を任意
に設定する振幅回路12を有するから、パルスマイクロ
波電力の設定を簡単に分かり易く実施でき、扱い上好都
合である。
ルスマイクロ波のパルス数の一定下でパルス振幅を任意
に設定する振幅回路12を有するから、パルスマイクロ
波電力の設定を簡単に分かり易く実施でき、扱い上好都
合である。
【0028】本発明は、回数回路11及び振幅回路12
の出力信号を商用電源周波数に同期させる同期回路13
を有するので、発振回路等を特別に設ける必要がなく、
従って、電気回路を簡素にでき、製作上コストの低減と
なり、保守の点でも有利である。
の出力信号を商用電源周波数に同期させる同期回路13
を有するので、発振回路等を特別に設ける必要がなく、
従って、電気回路を簡素にでき、製作上コストの低減と
なり、保守の点でも有利である。
【0029】本発明における駆動部2は、トライアック
7を有するスイッチング回路8と、半波倍電圧整流回路
9を有する昇圧・整流回路10とからなるので、商用電
源の交流電力を直にトライアック7で制御でき、それを
昇圧し、半波倍電圧整流するものであるから、電気回路
を簡単に構成でき、しかも、安価に製作でき、好都合で
ある。
7を有するスイッチング回路8と、半波倍電圧整流回路
9を有する昇圧・整流回路10とからなるので、商用電
源の交流電力を直にトライアック7で制御でき、それを
昇圧し、半波倍電圧整流するものであるから、電気回路
を簡単に構成でき、しかも、安価に製作でき、好都合で
ある。
【0030】本発明は、パルスマイクロ波を照射する照
射部4に、マイクロ波出力のパルスに同期して点滅する
発光器14が設けられるので、パルスマイクロ波の出力
状況が確認できる。従って、患者に照射感覚を強調して
照射に係る心理的な増幅効果を期待でき、好都合であ
る。又、発光器14の発光状況から前述のようにパルス
マイクロ波の出力状況が分かると共に装置の作動状況が
推測でき、装置の異常状態時にはその把握が早くでき、
有利である。
射部4に、マイクロ波出力のパルスに同期して点滅する
発光器14が設けられるので、パルスマイクロ波の出力
状況が確認できる。従って、患者に照射感覚を強調して
照射に係る心理的な増幅効果を期待でき、好都合であ
る。又、発光器14の発光状況から前述のようにパルス
マイクロ波の出力状況が分かると共に装置の作動状況が
推測でき、装置の異常状態時にはその把握が早くでき、
有利である。
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例における照射部から出力するマ
イクロ波電力を示す図である。
イクロ波電力を示す図である。
2 駆動部
3 発生部
4 照射部
5 制御部
7 トライアック
8 スイッチング回路
9 半波倍電圧整流回路
10 昇圧・整流回路
11 回数回路
12 振幅回路
13 同期回路
14 発光器
Claims (2)
- 【請求項1】マイクロ波治療器において、マイクロ波を
発生する発生部(3)に電力を供給する駆動部(2)
は、マイクロ波を間歇的に発生させるスイッチング回路
(8)を有し、該スイッチング回路(8)を制御する制
御部(5)は、マイクロ波のパルス振幅の一定下でパル
ス数のみを任意に設定する回数回路(11)を有し、 前記スイッチング回路(8)にはトライアック(7)が
設けられ、スイッチング回路(8)を制御する制御部
(5)は、マイクロ波のパルス数の一定下でパルス振幅
を任意に設定する振幅回路(12)を有し、 制御部(5)を作動させる出力設定部(6)は、制御部
5に指令信号を入力する回数設定ツマミ(18)と振幅
設定ツマミ(19)とからなり、制御部(5)は、治療
時間を設定するタイマー部(15)が作動している時に
作動可能状態となり、 前記回数回路(11)は出力設定部(6)の回数設定ツ
マミ(18)の操作により作動し、回数回路(11)が
トライアック(7)にトリガ信号を入力し、前記回数設
定ツマミ(18)で1秒間に出力するパルスマイクロ波
の回数を設定し、 前記振幅回路(12)は振幅設定ツマミ(19)の指令
信号により作動し該振幅設定ツマミ(19)にて電源周
波の1周期内のトリガタイミングを調節し、 発生したパルスマイクロ波電力が、回数設定ツマミ(1
8)と振幅設定ツマミ(19)とで設定した値を25パ
ーセント超過した時、過出力検出器(17)はタイマー
部(15)に緊急停止信号を付与し、発生部(3)の作
動を停止させ ることを特徴とするパルス数可変式マイク
ロ波治療器。 - 【請求項2】 マイクロ波治療器において、マイクロ波
を照射する照射部(4)に、マイクロ波出力のパルスに
同期して点滅する発光器(14)が設けられたことを特
徴とする請求項1記載のパルス数可変式マイクロ波治療
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06700595A JP3522883B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | パルス数可変式マイクロ波治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06700595A JP3522883B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | パルス数可変式マイクロ波治療器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229144A JPH08229144A (ja) | 1996-09-10 |
JP3522883B2 true JP3522883B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=13332388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06700595A Expired - Fee Related JP3522883B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | パルス数可変式マイクロ波治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3522883B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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WO2007024734A2 (en) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Old Dominion Research Foundation | Ultrawideband antenna for operation in tissue |
KR20100127927A (ko) * | 2009-05-27 | 2010-12-07 | 고영산 | 에너지레벨 조절이 가능한 무정전압 아이피엘 기기 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP06700595A patent/JP3522883B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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