JP3522150B2 - データ処理装置およびそのデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置およびそのデータ処理方法

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JP3522150B2
JP3522150B2 JP12623899A JP12623899A JP3522150B2 JP 3522150 B2 JP3522150 B2 JP 3522150B2 JP 12623899 A JP12623899 A JP 12623899A JP 12623899 A JP12623899 A JP 12623899A JP 3522150 B2 JP3522150 B2 JP 3522150B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よびデータ処理方法に関し、特に、データ転送長が短い
場合に、バッファを有効利用することにより、他クラス
タに効率よくデータ転送を行ってシステム性能を向上さ
せるデータ処理装置およびデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クラスタ間でデータを転送する転
送装置において、他クラスタへのデータ転送をするため
のバッファ管理は、転送長の長い命令についてはクラス
タ間の転送性能が発揮できるように決定されてバッファ
容量が確保されていた。このバッファ容量は命令の種類
によらず均等な大きさとされていた。
【0003】図6は、従来の管理バッファ格納イメージ
を示す図である。図6に示すように、データ転送長が短
く、要素数が小さな命令を分解した分解命令1〜4であ
っても、分解命令のそれぞれに各分解命令1〜4よりも
容量が大きな要素バッファを割り当ててデータを格納し
ているので、管理バッファにすきまができてしまってい
る。
【0004】上記において、データ転送長とは、1命令
全体の長さのことであり、要素数とは、この命令を構成
する各要素のことである。また、命令の分解とは、命令
の転送長の長さにかかわらず、命令を構成する各要素に
分解することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、データ転送長が短い命令のデータが存在する
場合は、送出する1つのバッファ長が分解された1分解
命令に対応していたため、管理バッファを十分に利用し
ておらず、そのためバッファが枯渇してかなりのデータ
転送ロスが生じるという問題点があった。
【0006】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みなされたものであって、データ転送長が
短い場合に、バッファを有効利用し他クラスタに効率よ
くデータ転送を行ってシステム性能を向上させるデータ
処理装置およびそのデータ処理方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明によれば、メモリと、演算処理装置と、こ
れらの間でのデータ転送を実行するデータ転送装置とが
ローカルネットワークで結ばれたクラスタが並列に複数
設けられ、データ転送装置は各クラスタを結ぶクラスタ
間ネットワークを介して各クラスタ間におけるデータ転
送をも実行するデータ処理装置において、データ転送装
置は、自クラスタ内のメモリから他クラスタのメモリへ
データを転送する旨の転送命令を演算処理装置から受け
取ると、転送命令の内容を解読する命令解読手段と、命
令解読手段において解読された命令を格納する命令格納
手段と、命令格納手段から読み出した命令をローカルネ
ットワークに送出するデータ転送手段と、を有し、命令
格納手段は、命令解読手段で解読された命令について、
命令を構成する要素ごとに分解する命令分解手段と、命
令分解手段において分解された各命令の各要素のデータ
量を示す要素数により、各クラスタごとに設けられたデ
ータ転送時に使用されるバッファの1つの管理領域にい
くつの命令のデータが格納可能であるかを判別する転送
長判別手段と、を具備し、記転送長判別手段により格納
可能であると判別された命令のデータをバッファの同一
管理領域に格納して他クラスタにデータの転送を行うこ
とを特徴とする。
【0008】また、転送長判別手段は、命令分解手段で
各要素に分解された命令をその要素数とともに保持する
第1および第2の分解命令保持手段と、予め定められた
転送単位ごとの命令のバッファ容量を保持する転送単位
バッファ容量保持手段と、第1の分解命令保持手段に保
持されている要素数と、転送単位バッファ容量保持手段
に保持されているバッファ容量とを比較する要素数チェ
ック手段と、要素数チェック手段の比較結果により、バ
ッファの同一管理領域への格納の有効または無効が設定
されるバッファ生成開始フラグと、バッファ生成開始フ
ラグの設定情報を受け、この情報をもとに新規バッファ
番号を獲得するかどうか決定するバッファ番号生成回路
と、を具備し、第2の分解命令保持手段は、バッファ番
号生成回路で生成されたバッファ番号をさらに具備する
ことを特徴とする。
【0009】また、複数の分解命令保持手段は、命令の
種類が格納された命令種別と、命令に関する付随的な情
報が格納された命令付随情報と、命令分解手段で分解さ
れた命令を構成する各要素のデータ量を示す要素数と、
各命令の要素間の距離を示すディスタンスと、を有する
ことをことを特徴とする。
【0010】また、要素数チェック手段は、複数の命令
保持手段に格納されている要素数と、転送単位バッファ
容量保持手段に格納されているバッファ量とを比較し、
後続の分解された命令がまだ同一のバッファに格納でき
るかどうかの判断を行い、後続の分解された命令を同一
のバッファに格納することができる場合には、バッファ
生成開始フラグを無効にして、バッファ番号生成回路に
バッファ生成開始フラグが無効である旨を示す無効情報
を送出し、後続の分解された命令を同一のバッファに格
納することができない場合は、バッファ生成開始フラグ
を有効にして、バッファ番号生成回路にバッファ生成開
始フラグが有効である旨を示す有効情報を送出すること
を特徴とする。
【0011】また、バッファ番号生成回路は、バッファ
生成開始フラグを参照して、バッファ生成開始フラグが
無効のとき、新規のバッファ番号を獲得せず、バッファ
生成開始フラグを参照して、バッファ生成開始フラグが
有効のとき、新規のバッファ番号を獲得することを特徴
とする。
【0012】また、各クラスタを結ぶクラスタ間ネット
ワークを介して各クラスタ間におけるデータ転送をも実
行するデータ処理が行われるデータ処理方法において、
自クラスタ内のメモリから他クラスタのメモリへデータ
を転送する旨の転送命令を受け取ると、転送命令の内容
を解読する第1のステップと、第1のステップにて解読
された命令について、命令を構成する要素ごとに分解
し、分解された各命令の各要素のデータ量を示す要素数
により、各クラスタごとに設けられたデータ転送時に使
用されるバッファの1つの管理領域にいくつの命令のデ
ータが格納可能であるかを判別する第2のステップと、
第2のステップにて命令のデータが格納可能であると判
別された命令のデータをバッファの同一管理領域に格納
して他クラスタにデータの転送を行う第3のステップ
と、を含むことを特徴とする。
【0013】上記のような構成をとることにより、デー
タ転送長が短い場合に、バッファの枯渇によるデータ処
理装置の性能低下を防ぎ、バッファを有効に利用してい
るので、他クラスタに効率よくデータ転送を行ってシス
テムの性能を向上させることができる。
【0014】また、管理バッファの大きさをデータ長に
応じダイナミックかつフレキシブルに変更できるので、
管理バッファを効率よく使用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施例を説明する。
【0017】クラスタ間を結合するネットワーク装置を
有するクラスタ結合の並列計算機において、自クラスタ
内のメモリからデータをロードし、他クラスタへデータ
を転送し、他クラスタ内のメモリにストアする場合や、
他クラスタ内のメモリからデータをロードし、自クラス
タへデータを転送し、自クラスタ内のメモリにストアす
る場合のデータ転送方式では、メモリからのデータをロ
ードし、ロードしたデータを他クラスタへ転送するため
のバッファ、および、他クラスタからの転送データを受
け付け、メモリへの書き込みを行うためのバッファが必
要になる。
【0018】このとき、データ転送長の長い命令を効率
よく他クラスタへ転送するためにバッファ管理を行い、
バッファ管理単位でデータ転送をしている。データ転送
長が長いときバッファは、有効にデータを格納し他クラ
スタへデータ転送ができるが、データ転送長が短い場合
は、バッファにすきまができてバッファを有効に格納す
ることができない。
【0019】そこで、本実施例は、データ長が短い場合
でも他クラスタに効率よくデータの転送ができるように
する例である。
【0020】図1は、本発明の第1の実施例の情報処理
システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示
すシステムは、複数のクラスタ1,1’,1’’と、そ
れらのクラスタ1,1’,1’’を接続するクラスタ間
ネットワーク2と、から構成される。
【0021】クラスタ1, 1’,1’’の構成は同一
であるので、ここではクラスタ1を例にとり説明する。
クラスタ1は、複数個の演算処理装置3で共有される共
有メモリ4と、複数の演算処理装置3と共有メモリ4と
インタフェースを持つローカルネットワーク5と、ロー
カルネットワーク5とクラスタ間ネットワーク2間に位
置し、自クラスタ1の共有メモリ4と他クラスタ1’,
1’’の共有メモリ間のデータ転送を制御するデータ転
送装置6と、を有する。
【0022】このうち、データ転送装置6は、演算処理
装置3からローカルネットワーク5を介して転送元クラ
スタの共有メモリ4から転送先クラスタの共有メモリに
転送する転送命令を受け取り、これを解読する命令解読
手段7と、命令解読手段7により解読された命令を格納
する命令格納手段8と、クラスタ内の共有メモリ4に対
して読み出しおよび書き込みを行い、また、クラスタ間
ネットワーク2を介して他クラスタ1’,1’’へデー
タの送受信を行うデータ転送手段9と、を有する。
【0023】図2は、本発明の第1の実施例の命令格納
手段8の内部構成を示すブロック図である。
【0024】図2に示すように、命令格納手段8は、命
令解読手段7より解読された命令を格納する命令格納バ
ッファ21と、命令格納バッファ21に格納された命令
を順次読み出す命令読み出しレジスタ22と、命令読み
出しレジスタ22で保持している命令を受け、命令を該
命令を構成する各要素ごと分解する命令分解手段23
と、命令分解手段23で分解された命令の各要素を受け
取り、その分解された命令が各クラスタ1’,1’’に
それぞれ設けられたバッファ(図示せず)の1つの管理
領域に、いくつ格納することができるかを各命令の各要
素のデータ量を示す要素数により判定する転送長判別手
段23と、転送長判別手段24により分解された命令を
他クラスタ1’,1’’へ転送するときのバッファ番号
を生成するバッファ番号生成回路25と、を有する。
【0025】図2において、命令格納バッファ21は、
命令解読手段7で解読された命令を受け取る。次に、命
令読み出しレジスタ21で命令格納バッファ21に格納
されている命令を読み出し、命令分解手段23により、
命令を分解する。転送長判別手段24は、命令分解手段
23により分解された命令を受け取り、その分解された
命令の要素数をチェックし、その命令のデータを命令格
納バッファ21に格納することができるかどうかを判定
する回路である。バッファ番号生成回路25は、分解さ
れた命令の他クラスタ1’,1’’へ転送するときのバ
ッファ番号を生成する回路である。
【0026】図3は、図2に示す転送長判別手段24の
内部構成を示すブロック図である。
【0027】図3に示すように、転送長判別手段24
は、命令分解手段23で分解された命令を保持する3個
の分解命令保持手段31,35,36と、転送単位ごと
の各命令のバッファ容量を保持するバッファ容量保持手
段33と、分解命令保持手段31に保持されている要素
数と転送単位バッファ容量保持手段33に保持されてい
るバッファ容量とを比較する要素数チェック手段32
と、要素数チェック手段32の比較結果により、有効お
よび無効が設定されるバッファ生成開始フラグ34と、
バッファ生成開始フラグ34の設定情報を受け、この情
報をもとに新規バッファ番号を獲得するかどうかを決定
するバッファ番号生成回路25と、を有する。
【0028】図3において、分解命令保持手段31,3
5は、命令の種類が格納された命令種別31A,35A
と、命令に関する付随的な情報が格納された命令付随情
報31B,35Bと、命令分解手段23で分解された命
令の要素数が格納された要素数31C,35Cと、要素
間の距離を示すディスタンス31D,35Dと、から成
る。また、分解命令保持手段36は、命令の種類が格納
された命令種別36Aと、命令に関する付随的な情報が
格納された命令付随情報36Bと、命令分解手段23で
分解された命令の要素数が格納された要素数36Cと、
要素間の距離を示すディスタンス36Dと、バッファ番
号生成回路25で生成されたバッファ番号が格納された
バッファ番号36Eと、から成る。
【0029】図4は、命令格納バッファ21中の管理バ
ッファの格納イメージを示す図である。
【0030】図4のように、本実施例による複数の管理
バッファ1〜3には、それぞれ分解命令がすきまなく2
つずつ格納され、効率よく利用されている様子がわか
る。
【0031】以上のように本発明では、命令の転送長を
判別する転送長判別手段24、および命令を分解する命
令分解手段23を設けることにより、命令分解手段23
により分解した命令の転送長が短い場合は、転送長判別
手段24により転送長の長さを判別し、管理バッファに
格納可能な最大の分解したリクエストの個数を判定し、
個数分のデータを管理バッファに詰め込み、他クラスタ
1’,1’’へ転送する。
【0032】それでは、続いて図1,図2,図3を参照
して本発明の第1の実施例の動作を説明する。
【0033】図1に示す演算処理装置3から発行された
クラスタ間転送命令は、ローカルネットワーク5を介し
てデータ転送装置6で受け取られ、命令解読手段7で解
読される。解読された命令は、命令格納手段8へ送出さ
れる。
【0034】命令格納手段8に入力された解読命令は、
まず、命令格納バッファ21にバッファリングされる。
命令格納バッファ21に格納された命令は、命令読み出
しレジスタ22に読み出される。そして読み出された命
令は、命令分解手段23で先行命令の分解処理中であれ
ば、命令読み出しレジスタ22で保持される。命令分解
手段23で先行命令の分解処理が終了したならば、命令
読み出しレジスタ22で保持されていた命令が、命令分
解手段23で分解処理される。分解処理手段23では、
管理バッファ容量の最大要素数単位に命令分解を行う。
ここで分解された命令が転送長判別手段24へ送出され
る。
【0035】命令分解手段23より送出された命令は分
解命令保持手段1で保持される。保持されている内容
は、命令種別31A、命令付随情報31B、命令分解手
段23で分解された要素数31C、および要素間の距離
を示すディスタンス31Dである。
【0036】転送単位バッファ容量保持手段33にあら
かじめ保持されている転送単位バッファ容量と、分解命
令保持手段1に保持されている要素数とを要素数チェッ
ク手段32で比較する。例えば、分解命令保持手段1に
保持されている要素数が256要素、転送単位バッファ
容量保持手段33に保持されているバッファ容量が51
2のとき、このバッファには、分解された2命令分のデ
ータを同一のバッファに格納することができることにな
る。バッファ番号生成のために、バッファ生成開始フラ
グ34を設けてあるので、このフラグ34が有効となる
とき、バッファ番号生成回路25では、新規のバッファ
番号を獲得する。
【0037】ここで、要素数とは、命令がいくつかの要
素から成るかを示すものであり、転送単位バッファ容量
保持手段33に保持されているバッファ容量とは、バッ
ファがいくつの要素を格納できるかを示すものである。
つまり、要素数が1で、容量が1の場合は1つの要素し
か格納できないことになる。また、バッファ容量が変わ
らず要素数が2に増えると、増えた1つの要素数を格納
できないことになる。このように、要素数1はバッファ
容量1に対応していると考えて差し支えない。
【0038】要素数チェック手段32では、転送単位バ
ッファ容量保持手段33と、分解命令保持手段1で保持
されている要素数の比較を行いながら、後続の分解され
た命令がまだ、同一のバッファに格納してデータの転送
ができるかどうかの判別を行う。後続の分解された命令
をまだ、同一のバッファに格納することができる場合
は、バッファ生成開始フラグ34を無効にして、バッフ
ァ番号生成回路25に無効情報を送る。バッファ番号生
成回路25は、無効情報を受け取り、新規のバッファ番
号は獲得しないで、先行の分解された命令のときに獲得
したバッファ番号をそのまま転送長判別手段24へ送出
する。また、後続の分解された命令が同一のバッファに
格納できない場合は、バッファ生成開始フラグ34を有
効にして、バッファ番号生成回路25に送出する。この
とき、バッファ番号生成回路25は新規のバッファ番号
を獲得し、転送長判別手段24へ送出する。
【0039】命令分解手段23から入力した分解命令
は、まず、分解命令保持手段31に、次に、分解命令保
持手段35に、最後に、分解命令保持手段36に格納さ
れる。つまり、上述したように、分解命令が分解命令保
持手段31に格納されているときに、転送単位バッファ
容量保持手段33にあらかじめ保持されている転送単位
のバッファ容量と、分解命令保持手段1で保持されてい
る要素数を要素数チェック手段32で比較する。そし
て、分解命令保持手段2から分解命令保持手段3に格納
されるときに、バッファ番号生成回路25で生成された
バッファ番号36Eが追加される。
【0040】上記のように分解命令保持手段35は、分
解命令保持手段31で保持されていた命令についてのバ
ッファ番号36Eを書き込むための持ち回り用の保持手
段であり、分解命令保持手段31から分解命令保持手段
36に転送されるまでの時間を要素数チェック手段32
で行われる比較時間に合わせるために設けられている。
【0041】分解命令保持手段36は、分解命令保持手
段35に保持されていた命令を受け取り、それと同時に
バッファ番号生成回路25で生成されたバッファ番号を
保持する。分解命令保持手段36で保持された命令は、
データ転送手段9へ送出される。
【0042】以上のように、本実施例によれば、データ
転送長が短い場合に、バッファの枯渇による性能低下を
防ぎ、バッファを有効に使用することで、他クラスタに
効率よくデータ転送を行ってシステムの性能を向上させ
ることができる。
【0043】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0044】図5(a)は、本発明の第2の実施例の管
理バッファの格納イメージを示す図であり、図5(b)
は、各管理バッファの先頭アドレスと最終アドレスの管
理方法を示す図である。
【0045】本実施例は、管理バッファの大きさがあら
かじめ定められた固定長でなく、命令データ長に応じて
ダイナミックに変更できる例である。
【0046】本実施例のようにバッファサイズをデータ
長に応じてダイナミックに変更するには、データが格納
されているバッファの開始アドレスおよび終了アドレス
を管理する手段が必要になってくるが、これは所定の効
果が得られるものであれば任意のもので実現してよい。
【0047】なお、バッファ開始アドレスおよび終了ア
ドレスを管理する手段は周知であるので、本実施例の詳
細な動作の説明は省略する。
【0048】以上のように、本実施例によれば、管理バ
ッファの大きさをデータ長に応じダイナミックかつフレ
キシブルに変更できるので、管理バッファを効率良く使
用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような顕著な効果を奏する。
【0050】(1)データ転送長が短い場合に、バッフ
ァの枯渇によるデータ処理装置の性能低下を防ぎ、バッ
ファを有効に利用するため、他クラスタに効率よくデー
タ転送を行ってシステムの性能を向上させることができ
る。
【0051】(2)管理バッファの大きさをデータ長に
応じダイナミックかつフレキシブルに変更できるため、
管理バッファを効率良く使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の情報処理システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の命令格納手段の内部構
成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す転送長判別手段の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図4】管理バッファの格納イメージを示す図である。
【図5】(a)は、本発明の第2の実施例の管理バッフ
ァの格納イメージを示す図であり、(b)は、各管理バ
ッファの先頭アドレスと最終アドレスの管理方法を示す
図である。
【図6】従来のバッファ格納イメージを示す図である。
【符号の説明】
1 クラスタ 2 クラスタ間ネットワーク 3 演算処理装置 4 共有メモリ 5 ローカルネットワーク 6 データ転送装置 7 命令格納手段 8 命令解読手段 9 データ転送手段 21 命令格納バッファ 22 命令読み出しレジスタ 23 命令分解手段 24 転送長判別手段 25 バッファ番号生成回路 31,35,36 分解命令保持手段 31A,35A,36A 命令種別 31B,35B,36B 命令付随情報 31C,35C,36C 要素数 31D,35D,36D ディスタンス 32 要素数チェック手段 33 転送単位バッファ容量保持手段 34 バッファ生成開始フラグ 36E バッファ番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 - 15/173 G06F 13/00 G06F 9/30 H04L 12/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリと、演算処理装置と、これらの間
    でのデータ転送を実行するデータ転送装置とがローカル
    ネットワークで結ばれたクラスタが並列に複数設けら
    れ、前記データ転送装置は各クラスタを結ぶクラスタ間
    ネットワークを介して各クラスタ間におけるデータ転送
    をも実行するデータ処理装置において、 前記データ転送装置は、 自クラスタ内のメモリから他クラスタのメモリへデータ
    を転送する旨の転送命令を前記演算処理装置から受け取
    ると、該転送命令の内容を解読する命令解読手段と、 前記命令解読手段において解読された命令を格納する命
    令格納手段と、 前記命令格納手段から読み出した命令をローカルネット
    ワークに送出するデータ転送手段と、を有し、 前記命令格納手段は、 前記命令解読手段で解読された命令について、命令を構
    成する要素ごとに分解する命令分解手段と、 前記命令分解手段において分解された各命令の各要素の
    データ量を示す要素数により、各クラスタごとに設けら
    れたデータ転送時に使用されるバッファの1つの管理領
    域にいくつの命令のデータが格納可能であるかを判別す
    る転送長判別手段と、を具備し、 前記転送長判別手段により格納可能であると判別された
    命令のデータをバッファの同一管理領域に格納して他ク
    ラスタにデータの転送を行うことを特徴とするデータ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ処理装置におい
    て、 前記転送長判別手段は、前記命令分解手段で各要素に分
    解された命令をその要素数とともに保持する第1および
    第2の分解命令保持手段と、 予め定められた転送単位ごとの命令のバッファ容量を保
    持する転送単位バッファ容量保持手段と、 前記第1の分解命令保持手段に保持されている要素数
    と、前記転送単位バッファ容量保持手段に保持されてい
    るバッファ容量とを比較する要素数チェック手段と、 前記要素数チェック手段の比較結果により、バッファの
    同一管理領域への格納の有効または無効が設定されるバ
    ッファ生成開始フラグと、 前記バッファ生成開始フラグの設定情報を受け、この情
    報をもとに新規バッファ番号を獲得するかどうか決定す
    るバッファ番号生成回路と、 を具備し、前記第2の分解命令保持手段は、前記バッフ
    ァ番号生成回路で生成されたバッファ番号をさらに具備
    することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ処理装置におい
    て、 前記複数の分解命令保持手段は、命令の種類が格納され
    た命令種別と、 命令に関する付随的な情報が格納された命令付随情報
    と、 前記命令分解手段で分解された命令を構成する各要素の
    データ量を示す要素数と、 各命令の要素間の距離を示すディスタンスと、を有する
    ことをことを特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデータ処理装置におい
    て、 前記要素数チェック手段は、前記複数の命令保持手段に
    格納されている要素数と、前記転送単位バッファ容量保
    持手段に格納されているバッファ量とを比較し、後続の
    分解された命令がまだ同一のバッファに格納できるかど
    うかの判断を行い、後続の分解された命令を同一のバッ
    ファに格納することができる場合には、前記バッファ生
    成開始フラグを無効にして、前記バッファ番号生成回路
    に前記バッファ生成開始フラグが無効である旨を示す無
    効情報を送出し、後続の分解された命令を同一のバッフ
    ァに格納することができない場合は、前記バッファ生成
    開始フラグを有効にして、前記バッファ番号生成回路に
    前記バッファ生成開始フラグが有効である旨を示す有効
    情報を送出することを特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または4に記載のデータ処理装
    置において、 前記バッファ番号生成回路は、前記バッファ生成開始フ
    ラグを参照して、該バッファ生成開始フラグが無効のと
    き、新規のバッファ番号を獲得せず、前記バッファ生成
    開始フラグを参照して、該バッファ生成開始フラグが有
    効のとき、新規のバッファ番号を獲得することを特徴と
    するデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 各クラスタを結ぶクラスタ間ネットワー
    クを介して各クラスタ間におけるデータ転送をも実行す
    るデータ処理が行われるデータ処理方法において、 自クラスタ内のメモリから他クラスタのメモリへデータ
    を転送する旨の転送命令を受け取ると、該転送命令の内
    容を解読する第1のステップと、 前記第1のステップにて解読された命令について、命令
    を構成する要素ごとに分解し、分解された各命令の各要
    素のデータ量を示す要素数により、各クラスタごとに設
    けられたデータ転送時に使用されるバッファの1つの管
    理領域にいくつの命令のデータが格納可能であるかを判
    別する第2のステップと、 前記第2のステップにて命令のデータが格納可能である
    と判別された命令のデータをバッファの同一管理領域に
    格納して他クラスタにデータの転送を行う第3のステッ
    プと、を含むことを特徴とするデータ処理方法。
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