JP3521578B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3521578B2
JP3521578B2 JP29205695A JP29205695A JP3521578B2 JP 3521578 B2 JP3521578 B2 JP 3521578B2 JP 29205695 A JP29205695 A JP 29205695A JP 29205695 A JP29205695 A JP 29205695A JP 3521578 B2 JP3521578 B2 JP 3521578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドが設けられるヘッド取付部材に形成されたインク導
入部を、インクが含浸された多孔質体を内蔵するインク
カートリッジのインク供給孔に嵌合し、インクカートリ
ッジからインク導入部を介してインクジェットヘッドに
インクを供給しながら各種情報の印字を行うインクジェ
ットプリンタに関し、特に、インク導入部の端面に溶着
されるインクフィルタの溶着強度にばらつきを生じるこ
となく一定の溶着強度を保持することが可能であり、イ
ンク導入部の端面をインクカートリッジのインク供給孔
に嵌合する際に多孔質体とインクフィルタとが当接した
場合においてもインクフィルタが剥離されたり損傷され
ることを防止することが可能なインクジェットプリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種のインクジェットプリン
タが提案されており、この種のプリンタでは、インクジ
ェットヘッドが配設される樹脂製のヘッド取付部材(ヘ
ッドホルダ)を備え、ヘッド取付部材の前面にはインク
ジェットヘッドが取り付けられるとともに、ヘッド取付
部材の後面にはインクジェットヘッドにインクを導入す
るインク導入部が形成されており、また、インク導入部
には、インクを含浸した多孔質体を内蔵するインクカー
トリッジのインク供給孔が嵌合されて、インクカートリ
ッジのインク供給孔からインク導入部を経てインクジェ
ットヘッドにインクを供給しながら印字を行うように構
成されている。更に、インクカートリッジのインク供給
孔に嵌合されるインク導入部の端面には、インクジェッ
トヘッドのインク吐出ノズルにゴミ等が侵入したり、気
泡が発生したりすることを防止すべくインクフィルタが
熱溶着されている。
【0003】かかるインクフィルタとしては、一般に、
金属繊維(例えば、SUS等の金属繊維)からなる縦糸
と横糸を、所謂、綾畳み織りすることにより形成された
フィルタが使用されており、この種のフィルタには、そ
の織り構造上、縦糸の目の方向と横糸の目の方向が存在
する。
【0004】従来のインクジェットプリンタでは、前記
のように構成されるインクフィルタがインク取付部材に
おけるインク導入部の端面に熱溶着されているが、その
熱溶着時には、特に、縦糸の目の方向や横糸の目の方向
を勘案することなく、溶着されているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なインクフィルタでは、その縦糸や横糸の目の方向とイ
ンク導入部の端面への溶着方向との間に存在する関係に
基づいてインクフィルタのインク導入部端面に対する溶
着強度が変化すると考えられる。
【0006】しかしながら、前記従来のインクジェット
プリンタにおいては、インクフィルタをヘッド取付部材
におけるインク導入部の端面に熱溶着する際、インクフ
ィルタがその織り構造上有する縦糸や横糸の目の方向性
については何ら考慮が払われておらず、従って、インク
フィルタはその縦糸や横糸の目の方向とは無関係にラン
ダムな状態でインク導入部の端面に熱溶着されることと
なる。従って、これに起因してインクフィルタのインク
導入部に対する溶着強度は種々ばらついてしまい、この
結果、一定の溶着強度を保持することは極めて困難なも
のとなる。これにより、インク導入部をインクカートリ
ッジのインク供給孔に嵌合する際に多孔質体とインクフ
ィルタとが押圧状態で当接してインクフィルタが剥離し
たり損傷してしまう虞が存在するという問題がある。
【0007】そこで、本発明者は、インクフィルタの縦
糸や横糸の目の方向とインク導入部の端面への溶着方向
との間に存在する関係に着目しつつ種々検討を重ねた結
果、インクフィルタをその横糸の目の方向に沿ってイン
ク導入部の端面に溶着すれば溶着強度が一定になり、且
つ、向上することを見い出し、本発明をなすに至ったも
のである。
【0008】従って、本発明は前記従来の問題点を解消
するためになされたものであり、インク導入部の端面に
溶着されるインクフィルタの溶着強度にばらつきを生じ
ることなく一定の溶着強度を保持することができ、イン
ク導入部の端面をインクカートリッジのインク供給孔に
嵌合する際に多孔質体とインクフィルタとが当接した場
合においてもインクフィルタが剥離されたり損傷される
ことを防止することができるインクジェットプリンタを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るインクジェットプリンタは、インクジェ
ットヘッドと、インクジェットヘッドが取り付けられる
ヘッド取付部材と、ヘッド取付部材に形成されるととも
にインクジェットヘッドに対してインクを導入するイン
ク導入孔が設けられたインク導入部と、金属繊維からな
る縦糸と横糸とを綾畳み織りしてなり、インク導入部の
端面に溶着されるインクフィルタと、インクを含浸した
多孔質体を内蔵するとともにインク供給孔が形成され、
インク供給孔を介してインク導入部の端面が多孔質体を
押圧しながら嵌合されるインクカートリッジとを有する
インクジェットプリンタにおいて、前記インクフィルタ
は、インク導入部の端面が多孔質体を押圧する押圧位置
又はその近傍位置にて、横糸の目の方向に沿ってインク
導入部の端面に溶着された構成を有する。
【0010】前記構成を有する請求項1のインクジェッ
トプリンタでは、インクフィルタは、インク導入部の端
面が多孔質体を押圧する押圧位置又はその近傍位置に
て、その織り構造上具有する横糸の目の方向に沿ってイ
ンク導入部の端面に溶着されており、これにより縦糸の
目の方向に沿って溶着する場合に比して、インクフィル
タとインク導入部の端面との溶着強度を一定に保持する
ことができ、また、インク導入部の端面が多孔質体を押
圧する押圧位置又はその近傍位置における溶着強度を向
上することができる。従って、インク導入部の端面をイ
ンクカートリッジのインク供給孔に嵌合する際に多孔質
体とインクフィルタとが当接した場合においてもインク
フィルタが剥離されたり損傷されることを確実に防止す
ることができるものである。
【0011】また請求項2に係るインクジェットヘッド
は、インクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッ
ドへインクを導入するインク導入孔が設けられたインク
導入部と、金属細線の縦糸と横糸とを織って構成され、
インク導入部の端面に溶着されるインクフィルタとを有
し、インクを含浸した多孔質体を内蔵するインクカート
リッジを、そのインクカートリッジのインク供給孔にイ
ンク導入部を挿入してインク導入部の端面で多孔質体を
押圧しながら装着するインクジェットプリンタにおい
て、前記インクフィルタは、横糸が縦糸よりも細かいピ
ッチで構成され、前記インク導入部の端面が多孔質体を
押圧する押圧位置又はその近傍位置において、横糸の目
に沿う方向に配置された構成を有する。
【0012】前記構成を有する請求項2のインクジェッ
トプリンタでは、インクフィルタは、インク導入部の端
面が多孔質体を押圧する押圧位置又はその近傍位置に
て、ピッチの細かい横糸の目に沿う方向に配置されてお
り、これによりインク導入部の端面が多孔質体を押圧す
る押圧位置又はその近傍位置における溶着強度を向上す
ることができ、インクカートリッジをインク導入部に装
着する際に多孔質体とインクフィルタとが当接してもイ
ンクフィルタが剥離されたり損傷されることを防止する
ことができる。
【0013】請求項3に係るインクジェットプリンタ
は、請求項2記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記インクフィルタは、横糸が縦糸よりも細い線で構成
されている。請求項3のインクジェットプリンタでは、
横糸が縦糸よりも細い線で構成され、前記細かいピッチ
の構成と相俟って一層溶着強度を向上することができ
る。
【0014】請求項4に係るインクジェットプリンタ
は、請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット
プリンタにおいて、前記インク導入部の端面及びインク
フィルタは、インクフィルタの縦糸及び横糸の方向が所
定方向に向くように相互に取り付けられる形状に形成さ
れている。
【0015】請求項4のインクジェットプリンタでは、
インク導入部の端面及びインクフィルタは、インクフィ
ルタの縦糸及び横糸の方向が所定方向に向くように相互
に取り付けられる形状に形成されており、上記のように
溶着強度を向上することができる横糸の方向を間違える
ことなく、取り付けることができる。更に、請求項5に
係るインクジェットプリンタは、請求項4のインクジェ
ットプリンタにおいて、前記インク導入部の端面は長辺
部を有する長円状に形成され、前記インクフィルタはそ
の横糸の目の方向を長辺部に合致させた状態で端面に溶
着された構成を有する。
【0016】請求項5のインクジェットプリンタでは、
インクフィルタはその横糸の目の方向を長辺部に合致さ
せた状態で長円状の端面に溶着されており、これにより
インクフィルタとインク導入部との溶着部における溶着
面積が増大し、更に大きな溶着力を得ることができるの
で、インク導入部の端面をインクカートリッジのインク
供給孔に嵌合する際に多孔質体とインクフィルタとが当
接した場合においてもインクフィルタが剥離されたり損
傷されることを更に確実に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクジェッ
トプリンタについて、本発明を具体化した実施の形態に
基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、インク
ジェットプリンタの概略構成について図1に基づき説明
する。図1はインクジェットプリンタの外観斜視図であ
る。
【0018】図1において、プリンタ1のハウジング2
内には、プラテン3が図1中矢印A方向に回転可能に設
けられており、そのプラテン3に沿ってガイド軸4が設
けられている。そのガイド軸4には摺動可能にキャリッ
ジ5が取り付けられており、そのキャリッジ5にはベル
ト6が取り付けられている。そして、ベルト6はアイド
ルプーリ7と駆動プーリ8とに掛けられている。駆動プ
ーリ8は駆動モータ9により回転され、その駆動プーリ
8の回転によって、キャリッジ5がベルト6を介してガ
イド軸4に沿って図1中矢印B方向に移動される。キャ
リッジ5上にはプラテン3に対向して樹脂製のヘッドホ
ルダ10が取り付けられており、また、ヘッドホルダ1
0にはインクカートリッジ11が載置されている。ヘッ
ドホルダ10の前面にはインクジェットヘッド21(図
3等参照)が取り付けられている。
【0019】尚、インクジェットヘッド21には複数の
インク流路(図示せず)が形成されており、各インク流
路に対応してノズル(図示せず)が設けられている。そ
して、後述するように、インクカートリッジ11からイ
ンクがインクジェットヘッド21に供給される。
【0020】プリンタ1の後方より図1中矢印C方向に
ハウジング2内に挿入された印字用紙12は、プラテン
3に沿って矢印D方向に搬送されて、プリンタ1のハウ
ジング2から排出される。そして、印字用紙12は、プ
ラテン3に搬送されたとき、キャリッジ5の移動ととも
にヘッドホルダ10に固着されたインクジェットヘッド
21(図3参照)がインクを噴射することによって、所
望のデータが印字される。
【0021】また、プラテン3の図1中左側のヘッド2
1の非印字位置にはキャップ13が設けられており、そ
のキャップ13にはヘッド21に密着させるためのキャ
ップゴム14が取り付けられている。そして、キャップ
13はヘッド21に対して図1中矢印E方向に移動可能
に取り付けられており、図示しない移動手段によりキャ
ップ13が移動されて適宜キャップゴム14に密着され
る。更に、キャップ13には連結チューブ15が取り付
けられており、かかる連結チューブ15は、図1に示す
ように、ポンプ16が連結されている。ポンプ16には
排出チューブ17が連結され、また、排出チューブ17
は吸着材18が収納された廃インクタンク19に連結さ
れている。前記非印字位置におけるプラテン3とキャッ
プ13との間には、可撓性のワイパーブレード20が設
けられている。このワイパーブレード20は、図1中矢
印F方向に移動可能に取り付けられている。ワイパーブ
レード20は、通常、ヘッド21に接触しない後退位置
に待機しており、また、ワイピング時には、図示しない
モータによりヘッド21と摺接可能な前進位置に移動さ
れる。
【0022】次に、キャリッジ5上にセットされるヘッ
ドホルダ10及びインクカートリッジ11の構成につい
て図2乃至図6に基づき説明する。ここに、図2はキャ
リッジ5、ヘッドホルダ10及びインクカートリッジ1
1を分解して示す分解斜視図、図3はインクカートリッ
ジ11をヘッドホルダ10上にセットした状態を示す側
断面図、図4はインク導入部を拡大して示す断面図、図
5はインクフィルタの織り構造を模式的に示す説明図、
図6はインク導入部の端面に対するインクフィルタの溶
着状態を模式的に示す説明図である。
【0023】図2、図3において、インクカートリッジ
11には、その内部にインクを含浸した多孔質体22が
収納されており、また、その前面側(図3中、左面側)
にインク供給孔23が形成されている。更に、インクカ
ートリッジ11の前面側の下方位置には、2つの位置決
め突起24(図2中には1つの位置決め突起24を示
す)が設けられており、かかる位置決め突起24は、ヘ
ッドホルダ10の前壁27に形成された位置決め孔34
に嵌合されてインクカートリッジ11をヘッドホルダ5
上に位置決めするものである。また、インクカートリッ
ジ11の後面側(図3中、右面側)には、キャリッジ5
の後壁39に形成されたカートリッジ取付爪40が嵌合
される凹部25が形成されており、また、凹部25の上
方に大気連通孔26が形成されている。
【0024】ヘッドホルダ10における前壁27の略中
央位置には、インク導入部28が一体に形成されてお
り、かかるインク導入部28はインク導入管29を有し
ている。このインク導入管29には、その一端側(図3
中、右端側)から前壁27に渡ってインク導入孔30が
形成されており、かかるインク導入孔30を介して多孔
質体22からインクジェットヘッド21にインクが供給
される。また、前壁27側でインク導入部28の周囲に
は、シールゴム(パッキン)28Aが取り付けられてお
り、かかるシールゴム28Aは、インクカートリッジ1
1をヘッドホルダ10上にセットするにつきインク導入
部28をインク供給孔23に挿嵌した際に、インクカー
トリッジ11の多孔質体22から外部にインクが漏出し
ないようにシールするためのものである。ここに、イン
ク導入部28において、図4に示すように、その中心線
L1とインク導入孔30の中心線L2とは相互に一致せ
ず、偏心量lだけ偏心されている。これは、ヘッドホル
ダ10と共にインク導入部28を一体成形する際に、イ
ンク導入部28にて成形上のヒケが発生することを防止
するために前壁27側でインク導入管29の肉厚を薄く
する必要があることに基く。
【0025】インク導入孔30の右端側は、若干上下に
開放された形状を有し、その端面30Aの全体に渡って
インクフィルタ31が加熱具、超音波等により熱溶着さ
れている。インクフィルタ31は、例えば、SUSから
形成された金属細線の縦糸と横糸とを綾畳み織りするこ
とにより構成されている。ここで、インクフィルタ31
の構造について図5に基づき説明する。インクフィルタ
31は、図5に示すように、縦糸32と横糸33とを、
所謂、綾畳織りして構成されており、かかる綾畳織り構
造において横糸33の目の方向は矢印Gで表わされ、ま
た、縦糸32の目の方向は矢印Hで表わされる。一般
に、縦糸32の径は横糸33の径よりも大きく、また、
縦糸32のピッチP1は横糸33のピッチP2よりも大
きい。横糸33が縦糸32の間を1本または複数本おき
に蛇行し、また隣の横糸が異なる縦糸の間を同様に蛇行
することで、織り物状にフィルタが構成されている。
【0026】次に、前記のような構造を有するインクフ
ィルタ31が、インク導入孔30の端面30Aに対して
どの様な状態で熱溶着されているかにつき図6に基づき
説明する。尚、インクフィルタ31における横糸の目の
方向Gは、図6中で影線の方向に一致して示されてい
る。
【0027】前記構造を有するインクフィルタ31で
は、端面30Aの全体に熱溶着した場合でも、端面30
Aに対するインクフィルタ31の溶着力は全体に均一と
はならないことが本発明者によって確認され、そこで本
発明者は、インクフィルタ31の横糸33の目の方向G
に着目して、横糸33の目の方向Gと溶着強度との関係
を調べたところ、横糸33の目の方向Gに沿って溶着さ
れた領域は、他の領域に比して強固に溶着されることが
確認された。
【0028】例えば、図6(A)に示す例では、インク
フィルタ31は、その横糸33の目の方向Gが端面30
Aの上下に渡って水平な状態で熱溶着されており、かか
る溶着状態では、横糸33の目の方向Gに沿って溶着さ
れた領域R(端面30Aの上下位置の2箇所に存在し、
斜線で示されている)において、インクフィルタ31は
端面30Aに対して最も強く溶着されていることが確認
された。この場合、後述するように、上方の領域Rは、
インクカートリッジ11のインク供給孔23にインク導
入部28を挿嵌してインクカートリッジ11をヘッドホ
ルダ10にセットする際に、端面30Aが多孔質体22
を押圧する押圧位置に合致する。
【0029】また、図6(B)に示す例では、インクフ
ィルタ31は、その横糸33の目の方向Gが端面30A
の上下方向に対して若干傾斜した状態で熱溶着されてお
り、かかる溶着状態では、前記と同様、横糸33の目の
方向Gに沿って溶着された領域R(端面30Aの上下位
置から若干ずれた2箇所に存在し、斜線で示されてい
る)において、インクフィルタ31は端面30Aに対し
て最も強く溶着されることとなるが、上方の領域Rは、
インクカートリッジ11のインク供給孔23にインク導
入部28を挿嵌してインクカートリッジ11をヘッドホ
ルダ10にセットする際に、端面30Aが多孔質体22
を押圧する押圧位置と一部ラップした近傍位置に存在す
る。
【0030】本発明者の実験によれば、インクフィルタ
31が、図6(A)又は図6(B)に示す状態で、端面
30Aに熱溶着されることにより、領域Rが、インクカ
ートリッジ11のインク供給孔23にインク導入部28
を挿嵌してインクカートリッジ11をヘッドホルダ10
にセットする際に、端面30Aが多孔質体22を押圧す
る押圧位置に合致する場合、又は、押圧位置と一部ラッ
プした近傍位置に存在する場合には、領域Rは、多孔質
体22を押圧することにより発生する応力に対して十分
な耐久力を有し、インクフィルタ31が端面30Aから
剥離したり損傷したりする現象は発生しなかった。これ
は、インクフィルタ31を端面30Aに熱溶着するにつ
いて、インクフィルタ31の横糸33の目の方向Gを基
準として、各領域Rを端面30Aが多孔質体22を押圧
する押圧位置に合致して、又は、押圧位置と一部ラップ
した近傍位置に配置することにより、溶着強度にばらつ
きを生じることなく一定の溶着強度を保持できたことに
加えて、領域Rを介して応力を緩和できたことに基くも
のである。
【0031】尚、図6(C)の例に示すように、インク
フィルタ31を、その横糸33の目の方向Gが端面30
Aの上下に渡って垂直な状態で熱溶着された溶着状態で
は、横糸33の目の方向Gに沿って溶着された領域R
(端面30Aの左右の2箇所に存在し、斜線で示されて
いる)において、インクフィルタ31は端面30Aに対
して最も強く溶着されることとなるが、領域Rは、イン
クカートリッジ11のインク供給孔23にインク導入部
28を挿嵌してインクカートリッジ11をヘッドホルダ
10にセットする際に、端面30Aが多孔質体22を押
圧する押圧位置とは最も離間した位置に存在することと
なる。かかる場合には、インクカートリッジ11のイン
ク供給孔23にインク導入部28を挿嵌してインクカー
トリッジ11をヘッドホルダ10にセットする際に、端
面30Aと多孔質体22との押圧位置でインクフィルタ
31の剥離や損傷が発生する現象が確認された。これ
は、領域Rによっては応力を殆ど緩和できないので、前
記押圧位置では溶着力が小さいことに起因するものと考
えられる。
【0032】尚、端面30Aに対するインクフィルタ3
1の溶着は、撮像カメラを付設した自動機により行わ
れ、撮像カメラにより撮像されたインクフィルタ31の
画像につき所定の画像処理を施して横糸33の目の方向
Gを検出するとともに、その目の方向Gと端面30Aと
を基準位置に合わせた後、超音波発生機、加熱具等を介
して熱溶着するものである。ここで、図2、図3に戻っ
て、ヘッドホルダ10の説明を続けると、ヘッドホルダ
10における底壁35の裏面側には、インクジェットヘ
ッド21のインク吐出駆動を行うため駆動装置(図示せ
ず)に電力を供給する接点部36が形成されている(図
3参照)。
【0033】キャリッジ5の底壁41上には、前記接点
部36に接続される接点部42が形成されている。イン
クジェットヘッド21に配設されている駆動装置には、
キャリッジ5の接点部42、ヘッドホルダ10の接点部
36を介して駆動電力が供給され、インク吐出ノズルか
らインクが印字用紙12の印字面に吐出されて各種情報
の印字が行われる。
【0034】次に、インクカートリッジ11をヘッドホ
ルダ10上にセットする方法について図7に基づき説明
する。図7はインクカートリッジ11をヘッドホルダ1
0上にセットする状態を示す側断面図である。
【0035】インクカートリッジ11をヘッドホルダ1
0上にセットするには、図7に示すように、インクカー
トリッジ11のインク供給孔23内にインク導入部28
を挿嵌する。このとき、インク導入部28の端面30A
は、インクフィルタ31と共に多孔質体22を押圧する
こととなるが、インクフィルタ31が図6(A)又は図
6(B)に示す状態、即ち、領域Rが、押圧位置に合致
した位置又は押圧位置に一部ラップした位置に配置され
るようにインクフィルタ31が端面30Aに熱溶着され
ている状態では、前記したように、領域Rが押圧位置に
て発生する応力を緩和する作用を行うことから、インク
フィルタ31が端面30Aから剥離したり、損傷された
りすることは全くない。
【0036】そして、更にインク導入部28がインク供
給孔23内に進入するようにインクカートリッジ11を
シールゴム28A側に前進させながら下方に移動する
と、インク供給孔23がシールゴム28Aによりシール
されるとともに、位置決め突起24が位置決め孔34に
位置決めされる。これにより、インクカートリッジ11
はヘッドホルダ10上にセットされ、この状態が図3に
示されている。
【0037】前記のようにインクカートリッジ11をヘ
ッドホルダ10上にセットした後、インクカートリッジ
11の位置決め突起24をヘッドホルダ10の位置決め
孔34に嵌合しながら下方に移動すると、キャリッジ5
のカートリッジ取付爪40がインクカートリッジ11の
凹部25に弾性的に係止される。これにより、ヘッドホ
ルダ10はインクカートリッジ11上にセットされるも
のである。
【0038】以上詳細に説明した通り本実施の態様に係
るインクジェットプリンタ1では、インクフィルタ31
をインク導入部28の端面30Aに熱溶着するについ
て、綾畳織り構造を有するインクフィルタ31の横糸3
3の目の方向Gに沿って端面30Aに熱溶着される溶着
強度の大きい領域Rが、インクカートリッジ11のイン
ク供給孔23にインク導入部28を挿嵌してインクカー
トリッジ11をヘッドホルダ10にセットする際に、端
面30Aが多孔質体22を押圧する押圧位置に合致する
位置、又は、押圧位置と一部ラップした近傍位置に配置
されるように熱溶着したので、多孔質体22を押圧する
ことにより発生する応力に対して領域Rが十分な耐久力
を有するに至ることに基づき、インクフィルタ31と端
面30Aとの間における溶着強度にばらつきを生じるこ
となく一定の溶着強度を保持することができるととも
に、インクフィルタ31が端面30Aから剥離したり損
傷したりすることを確実に防止することができる。
【0039】次に、インク導入部28の端面30Aにイ
ンクフィルタ31を熱溶着する別の実施の態様に基づき
図8、図9を参照して説明する。ここに、図8は別の実
施の態様に係るヘッドホルダの斜視図、図9は別の実施
の態様に係るヘッドホルダにおけるインク導入部の端面
に対するインクフィルタの溶着状態を模式的に示す説明
図である。
【0040】尚、この実施の態様においては、インク導
入部の端面形状が長円状に形成されており、これに伴な
いインクフィルタ、シールゴムの形状が異なる点で前記
実施の態様とは相違するのみであり、残余の構成につい
ては前記実施の態様と同一である。従って、以下の説明
においては、前記実施の態様と同一の構成についてはそ
の説明を参照することとして、前記相違点のみに主眼を
置いて説明することとする。また、前記実施の態様と同
一の部材、要素については同一の番号を付することとす
る。
【0041】図8において、ヘッドホルダ10に形成さ
れたインク導入部28のインク導入管29は、上下に2
つの長辺部28Bを有する長円状に形成されており、こ
れによりインク導入部28の端面30A(図9参照)は
長円状の形状を有する。また、インクフィルタ31は、
端面30Aの形状に合致する長円状の形状を有し、端面
30Aに熱溶着されている。ここに、インクフィルタ3
1は、前記と同様、縦糸32と横糸33とを綾畳織りし
てなり、横糸33の目の方向Gは、長円の長辺部の方向
に合致している。
【0042】前記のように長円形状のインクフィルタ3
1が端面30Aに熱溶着されている状態について説明す
ると、図9において、インクフィルタ31は、その長円
形状を端面30Aの長円形状に合致させることにより、
その横糸33の目の方向Gが長辺部28Bに合致された
状態で熱溶着されており、かかる溶着状態では、長辺部
28Bに合致するように横糸33の目の方向Gに沿って
溶着された領域R(端面30Aの上下位置の2箇所に存
在し、斜線で示されている)において、インクフィルタ
31は端面30Aに対して最も強く溶着されることとな
る。この場合、前記の場合と同様、各領域Rの内特に上
方の領域Rは、インクカートリッジ11のインク供給孔
23にインク導入部28を挿嵌してインクカートリッジ
11をヘッドホルダ10にセットする際に、端面30A
が多孔質体22を押圧する押圧位置に合致する。
【0043】従って、各領域Rが、インクカートリッジ
11のインク供給孔23にインク導入部28を挿嵌して
インクカートリッジ11をヘッドホルダ10にセットす
る際に、端面30Aが多孔質体22を押圧する押圧位置
に合致することから、領域Rは、多孔質体22を押圧す
ることにより発生する応力に対して十分な耐久力を有
し、インクフィルタ31が端面30Aから剥離したり損
傷したりすることを確実に防止し得る。特に、インクフ
ィルタ31は、その横糸33の目の方向Gを長辺部28
Bに合致させた状態で長円状の端面30Aに溶着されて
おり、これによりインクフィルタ31と端面30Aとの
溶着部における溶着面積が増大し、更に大きな溶着力を
得ることができるので、インク導入部28の端面30A
をインクカートリッジ11のインク供給孔23に嵌合す
る際に多孔質体22とインクフィルタ31とが当接した
場合においてもインクフィルタ31が損傷されることを
更に確実に防止することができることとなる。
【0044】またインクフィルタ31と端面30Aとの
長円形状を合わせれば、横糸33の方向もおのずと長辺
部28Bに合致するので、横糸を所定方向に間違いなく
容易に位置決めすることができる。これを達成するため
には長円形状だけでなく長方形、楕円形など種々の形状
を用いることができる。両者の一部に互いに係合する突
部と凹所を付加した形状でもよい。尚、本発明は前記実
施の態様に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは
勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、インク導入
部の端面に溶着されるインクフィルタの溶着強度にばら
つきを生じることなく一定の溶着強度を保持することが
でき、インク導入部の端面をインクカートリッジのイン
ク供給孔に嵌合する際に多孔質体とインクフィルタとが
当接した場合においてもインクフィルタが剥離されたり
損傷されることを防止することができるインクジェット
プリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの外観斜視図である。
【図2】キャリッジ、ヘッドホルダ及びインクカートリ
ッジを分解して示す分解斜視図である。
【図3】インクカートリッジをヘッドホルダ上にセット
した状態を示す側断面図である。
【図4】インク導入部を拡大して示す断面図である。
【図5】インクフィルタの織り構造を模式的に示す説明
図である。
【図6】インク導入部の端面に対するインクフィルタの
溶着状態を模式的に示す説明図である。
【図7】インクカートリッジをヘッドホルダ上にセット
する状態を示す側断面図である。
【図8】別の実施の態様に係るヘッドホルダの斜視図で
ある。
【図9】別の実施の態様に係るヘッドホルダにおけるイ
ンク導入部の端面に対するインクフィルタの溶着状態を
模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 5 キャリッジ 10 ヘッドホルダ 11 インクカートリッジ 21 インクジェットヘッド 22 多孔質体 23 インク供給孔 28 インク導入部 28A シールゴム 28B 長辺部 29 インク導入管 30 インク導入孔 30A インク導入部の端面 31 インクフィルタ 32 縦糸 33 横糸 G 横糸の目の方向 R 溶着強度の大きい領域

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドと、インクジェ
    ットヘッドが設けられるヘッド取付部材と、ヘッド取付
    部材に設けられるとともにインクジェットヘッドに対し
    てインクを導入するインク導入孔が設けられたインク導
    入部と、金属細線の縦糸と横糸とを綾畳み織りしてな
    り、インク導入部の端面に溶着されるインクフィルタ
    と、インクを含浸した多孔質体を内蔵するとともにイン
    ク供給孔が形成され、インク供給孔を介してインク導入
    部の端面が多孔質体を押圧しながら嵌合されるインクカ
    ートリッジとを有するインクジェットプリンタにおい
    て、 前記インクフィルタは、インク導入部の端面が多孔質体
    を押圧する押圧位置又はその近傍位置にて、横糸の目の
    方向に沿ってインク導入部の端面に溶着されていること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 インクジェットヘッドと、そのインク
    ジェットヘッドへインクを導入するインク導入孔が設け
    られたインク導入部と、金属細線の縦糸と横糸とを織っ
    て構成され、インク導入部の端面に溶着されるインクフ
    ィルタとを有し、インクを含浸した多孔質体を内蔵する
    インクカートリッジを、そのインクカートリッジのイン
    ク供給孔にインク導入部を挿入してインク導入部の端面
    で多孔質体を押圧しながら装着するインクジェットプリ
    ンタにおいて、 前記インクフィルタは、横糸が縦糸よりも細かいピッチ
    で構成され、前記インク導入部の端面が多孔質体を押圧
    する押圧位置又はその近傍位置において、横糸の目の沿
    う方向に配置されていることを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インクフィルタは、横糸が縦糸よ
    りも細い線で構成されていることを特徴とする請求項2
    記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク導入部の端面及びインクフ
    ィルタは、インクフィルタの縦糸及び横糸の方向が所定
    方向に向くように相互に取り付けられる形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載
    のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記インク導入部の端面は長辺部を有
    する長円状に形成され、前記インクフィルタはその横糸
    の目の方向を長辺部に合致させた状態で端面に溶着され
    ていることを特徴とする請求項4記載のインクジェット
    プリンタ。
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