JP3521568B2 - ラッチ機能付きレベルシフタ回路 - Google Patents

ラッチ機能付きレベルシフタ回路

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JP3521568B2
JP3521568B2 JP25165195A JP25165195A JP3521568B2 JP 3521568 B2 JP3521568 B2 JP 3521568B2 JP 25165195 A JP25165195 A JP 25165195A JP 25165195 A JP25165195 A JP 25165195A JP 3521568 B2 JP3521568 B2 JP 3521568B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置の
TFT(thin film transistor)駆動用ドライバICに
用いて好適なラッチ機能付きレベルシフタ回路に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来より、液晶表示装置の駆動方式とし
てTFT駆動方式がある。TFT駆動方式は階調表示の
品質が高く、画面の明るさやコントラストが優れ、表示
画質が高いという特徴を有している。また、応答速度が
速い、視野角が広いといった画質以外の性能面において
も優れている。 【0003】このTFT駆動方式の原理を、図3を参照
して説明する。この図において、50は薄膜トランジス
タであり、外部からソース線51を通して電圧が入力さ
れ、ゲート線52に電圧が印加された時、ソース線51
に入力された電圧を液晶層53に印加する。これにより
液晶層53の液晶分子は角度を変え、図示せぬバックラ
イトからの光を通過させる。また階調表示は、ソース線
51に入力する電圧を変化させ、液晶層53の液晶分子
の角度を制御することにより行われる。 【0004】そして、液晶ディスプレイは図3に示す回
路をマトリクス状に多数(例えばVGA(video graphi
cs array)の場合、640×480個)配置することに
よって構成されている。このような液晶ディスプレイに
おいては、TFT駆動用のドライバIC(以下、単にド
ライバICという)によって各行の薄膜トランジスタに
各々画像データに基づく電圧を印加し、また、1行毎に
薄膜トランジスタを順次ONしていくことにより、画像
の表示を行っている。 【0005】上述したドライバICには、従来、外部か
ら入力される階調制御用のデジタルデータを保持するデ
ータラッチ部等3Vの電圧で駆動する回路と、上記デジ
タルデータに基づいて液晶ディスプレイの各薄膜トラン
ジスタに電圧を印加するドライバ部等5Vの電圧で駆動
する回路が含まれているが、その理由はおよそ次の通り
である。一般に、昨今のデジタルICにおいては、低消
費電力化を図るためその駆動電圧を従来の5Vから3V
にしたものを用いる傾向があり、同様の理由から上記ド
ライバICのデータラッチ部においても、駆動電圧とし
て3Vが使用されている。 【0006】一方、ドライバ部においては、液晶分子を
階調制御する場合、制御する階調数に合わせて駆動電圧
を重み付けする都合上、駆動電圧が低くなるとそれだけ
電圧変化ステップも小さくなり、階調制御の精度を維持
するのが困難になる。ましてや、カラー液晶ディスプレ
イにおいてフルカラー表示を行う場合、赤,緑,青の各
表示色を256階調制御する必要があり、この場合、ド
ライバ部の駆動電圧が高い程階調制御の精度を保ち易
い。このような理由からドライバ部の駆動電圧には、従
来通り5Vの電圧が用いられている。 【0007】このように、1つのIC内に異なる電圧で
駆動する回路が混在するドライバICにおいては、デー
タラッチ部から出力される3V系の信号を5V系の信号
に昇圧するレベルシフト部が設けられている。図4に、
上述したデータラッチ部とレベルシフト部の回路構成を
示す。この図において、60はデータラッチ部であり、
70はレベルシフト部である。また、データラッチ部6
0は、各々PチャネルまたはNチャネルFETによって
構成される回路61a,61bおよび回路62からなっ
ている。 【0008】回路61aは直列に接続されたPチャネル
FET(電界効果トランジスタ)611,612とNチ
ャネルFET613,614からなり、PチャネルFE
T611のソースに3Vの電圧が印加され、Nチャネル
FET614のソースが接地されている。また、Nチャ
ネルFET614のゲートにはクロック信号φが入力さ
れ、PチャネルFET611のゲートにはクロック信号
φの反転信号*φが入力されている。さらに、Pチャネ
ルFET612とNチャネルFET613のゲートに
は、デジタルデータのビット信号Dが外部から入力さ
れ、また、PチャネルFET612とNチャネルFET
613の接続点A(図4参照)の信号は回路62とレベ
ルシフト部に出力される。 【0009】回路61bは、回路61aと同一の構成を
有するが、PチャネルFET611のゲートにはクロッ
ク信号φが入力され、NチャネルFET614のゲート
には反転クロック信号*φが入力されている。また、P
チャネルFET612とNチャネルFET613のゲー
トは、回路62の出力と接続され、PチャネルFET6
12とNチャネルFET613の接続点A’(図4参
照)は回路62の入力に接続されている。 【0010】回路62は、直列に接続されたPチャネル
FET621とNチャネルFET622からなり、Pチ
ャネルFET621のソースに3Vの電圧が印加され、
NチャネルFET622のソースが接地されている。ま
た、PチャネルFET621とNチャネルFET622
のゲートは、共に回路61aのA点および回路61bの
A’点と接続されている。さらに、PチャネルFET6
21とNチャネルFET622の接続点B(図4参照)
の信号は、回路61bのPチャネルFET612および
NチャネルFET613のゲートと、レベルシフト部7
0にそれぞれ出力される。 【0011】一方、レベルシフト部70は、Nチャネル
FET701,702およびPチャネルFET703,
704により構成されている。そして、NチャネルFE
T701とPチャネルFET703のドレインが互いに
接続され、PチャネルFET703のソースに5Vの電
圧が印加され、また、NチャネルFET701のソース
は接地されている。また、NチャネルFET701とP
チャネルFET703の接続点はPチャネルFET70
4のゲートとも接続されており、NチャネルFET70
1のゲートは回路62の出力と接続されている。 【0012】さらに、NチャネルFET702とPチャ
ネルFET704のドレインは互いに接続され、Pチャ
ネルFET704のソースに5Vの電圧が印加され、N
チャネルFET702のソースは接地されている。ま
た、NチャネルFET702とPチャネルFET704
の接続点はPチャネルFET703のゲートに接続され
ると共に、図示せぬドライバ部と接続されている。そし
てNチャネルFET702のゲートは回路61aの出力
と接続されている。 【0013】上述した図4の回路における動作は、ま
ず、データラッチ部60において、クロック信号φが
「1」(ここでは電圧3Vとする)、反転クロック信号
*φが「0」(ここでは電圧0Vとする)の時、回路6
1bはディスエブル状態になり、一方、回路61aはイ
ネーブル状態になって、外部から入力されるビット信号
Dを反転してその信号*Dをレベルシフト部70のNチ
ャネルFET702のゲートと回路62に出力する。ま
た、回路62は反転されたビット信号*Dをさらに反転
してレベルシフト部70のNチャネルFET701のゲ
ートに出力する。 【0014】ここで、例えばビット信号Dが「1」であ
った場合、レベルシフト部70のNチャネルFET70
2のゲートには「0」が、また、NチャネルFET70
1のゲートには「1」が入力される。これにより、Nチ
ャネルFET701がON、また、NチャネルFET7
02がOFFになることで、PチャネルFET704が
ONとなり、図示せぬドライバ部に対して5Vの電圧が
出力される。 【0015】一方、ビット信号Dが「0」であった場
合、レベルシフト部70のNチャネルFET702のゲ
ートには「1」が、また、NチャネルFET701のゲ
ートには「0」が入力される。これにより、Nチャネル
FET701がOFF、NチャネルFET702がON
になることで、PチャネルFET703がONとなって
PチャネルFET704のゲートに「1」を出力する。
したがって、PチャネルFET704はOFFになり、
また、一端が接地されたNチャネルFET702がON
になっているので、図示せぬドライバ部に対して0Vが
出力される。 【0016】次にクロック信号φが「0」、反転クロッ
ク信号*φが「1」になると、回路61aがディスエブ
ル状態になり、回路61bがイネーブル状態になるの
で、上述した回路61aから出力された信号は、回路6
1bと回路62とにより形成されるループによって保持
され、これにより、レベルシフト部70から出力される
電圧も、次にクロック信号φが「1」、反転クロック信
号*φが「0」になるまで保持される。このように、図
4の回路は、外部から入力される3V系のビット信号を
保持し、また、その信号の電圧を5Vに昇圧して図示せ
ぬドライバ部へ出力する。 【0017】また、上述したドライバICを例えばC−
MOS(complementary metal oxide semiconductor)
により実際にIC化する場合、そのICチップのレイア
ウトは図5に示すように、3Vの電圧によって駆動する
回路を一列に配した回路列(以下、3V系のローとい
う)80と、5Vの電圧によって駆動する回路を一列に
配した回路列(以下、5V系のローという)90の2種
類のローが必要になる。一例として、この図において各
ローの幅は約80μmの長さを有し、各ローは約40μ
mの間隔をもって形成されるものとする。 【0018】図6は上述したローの詳細なレイアウトを
示すもので、この図では3V系のローにおける図4のデ
ータラッチ部60の回路62のレイアウトを示してい
る。この図において、81は3Vの電源ラインであり、
82はPチャネルFET(図4のPチャネルFET62
1に相当)、83はNチャネルFET(図4のNチャネ
ルFET622に相当)、84は回路62の入力ライ
ン、85は回路62の出力ライン、86は接地ラインを
示している。また、電源ライン81と接地ライン86
は、図6中、左右方向に延伸しており、その電源ライン
81と接地ライン86の間に図4のデータラッチ部60
の他の回路も形成されている。 【0019】そして、上述した各回路が形成されたIC
チップは、リードフレーム上に搭載後、樹脂封止され
て、あるいはTABテープ上に搭載されて、あるいは直
接液晶表示装置のガラス板上に搭載されて、ドライバI
Cとして用いられる。また、図7に示すように、一般に
ドライバIC95は、液晶表示装置本体100の額縁部
分(同図中斜線部)において、同図中、X方向に一列に
実装されている。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に液晶
表示装置の設計上、解像度を保ちつつ液晶表示装置本体
をより小型化するために、図7に示すように、液晶表示
装置本体100の額縁部分の幅をできるだけ狭くするこ
とが大きな課題の1つになっている。したがって、この
課題を解決するには、図7において液晶表示装置本体1
00額縁部分のY方向の長さをできるだけ短くし、液晶
表示部分110の幅(X方向の長さ)を大きく越えるこ
となくドライバIC95を配置する必要がある。 【0021】また、一般に額縁部分のY方向の長さをで
きるだけ短くするために、図8に示すように、ドライバ
ICのICチップ96の形状を横長の長方形として、前
述したロー80,90をICチップ96の短手方向に並
べるようにレイアウトし、そしてICチップ96の長手
方向が図7のX方向となるように、ドライバIC95を
液晶表示装置本体100の額縁部分に実装させている。
したがって、ICチップ96の短手方向に形成するロー
の数を少なくすることにより、液晶表示装置本体100
の額縁部分のY方向を短くすることができるが、例えば
図5に示すようなレイアウトでは必然的に額縁部分のY
方向の長さが長くなってしまう。 【0022】さらに、ICチップに形成するトランジス
タの数を減らすことも、ICチップの小型化、延いては
液晶表示装置本体を小型化する有効な手段であり、ま
た、トランジスタの削減は、製造工程の簡略化,歩留ま
りの向上,低消費電力化等、液晶表示装置本体の小型化
以外の効果も期待できる。 【0023】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、液晶表示装置のドライバICを構成す
るに当たり、そのレイアウトにおいてローの数を削減
し、かつ、より少ないトランジスタで上記ドライバIC
を構成できるラッチ機能付きレベルシフタ回路を提供す
ることを目的としている。 【0024】 【0025】 【0026】 【課題を解決するための手段】請求項記載の発明は、
第1レベルの2値デジタル信号である第1レベルビット
信号(D)が入力されたゲートを有する第1のNチャネ
ル電界効果トランジスタ(1)と、前記第1レベルビッ
ト信号を反転した第1レベル反転ビット信号(*D)が
入力されたゲートを有する第2のNチャネル電界効果ト
ランジスタ(2)と、前記第1,第2のNチャネル電界
効果トランジスタのソースに接続されたドレイン、第1
レベルの2値デジタル信号であるクロック信号(φ)が
入力されたゲート、および、接地されたソースとを有す
る第3のNチャネル電界効果トランジスタ(3)と、前
記第1レベルの2値デジタル信号のハイレベルの電圧よ
りも高い電圧が各々ソースに印加された第1,第2のP
チャネル電界効果トランジスタ(4,5)であって、該
第1のPチャネル電界効果トランジスタのドレインが該
第2のPチャネル電界効果トランジスタのゲートおよび
前記第1のNチャネル電界効果トランジスタのドレイン
に接続され、該第2のPチャネル電界効果トランジスタ
のドレインが該第1のPチャネル電界効果トランジスタ
のゲートおよび前記第2のNチャネル電界効果トランジ
スタのドレインに接続された第1,第2のPチャネル電
界効果トランジスタと、前記第1のPチャネル電界効果
トランジスタのドレインに接続されたドレインを有する
第4のNチャネル電界効果トランジスタ(6)と、前記
第2のPチャネル電界効果トランジスタのドレインに接
続されたドレインを有する第5のNチャネル電界効果ト
ランジスタ(7)と、前記第4,第5のソースに接続さ
れたドレイン、前記クロック信号(φ)を反転した反転
クロック信号(*φ)が入力されたゲート、および、接
地されたソースとを有する第6のNチャネル電界効果ト
ランジスタ(8)と、前記第1のPチャネル電界効果ト
ランジスタのドレインに接続されたゲートおよび接地さ
れたソースを有する第7のNチャネル電界効果トランジ
スタ(9)と、前記第2のPチャネル電界効果トランジ
スタのドレインに接続されたゲートおよび接地されたソ
ースを有する第8のNチャネル電界効果トランジスタ
(10)と、前記第1,第2のPチャネル電界効果トラ
ンジスタのソースに印加された電圧と同じ電圧が各々ソ
ースに印加された第3,第4のPチャネル電界効果トラ
ンジスタ(11,12)であって、該第3のPチャネル
電界効果トランジスタのドレインが該第4のPチャネル
電界効果トランジスタのゲート、前記第4のNチャネル
電界効果トランジスタのゲート、および、前記第7のN
チャネル電界効果トランジスタのドレインに接続され、
該第4のPチャネル電界効果トランジスタのドレインが
該第3のPチャネル電界効果トランジスタのゲート、前
記第5のNチャネル電界効果トランジスタのゲート、お
よび、前記第8のNチャネル電界効果トランジスタのド
レインに接続された第3,第4のPチャネル電界効果ト
ランジスタとを具備してなり、前記第3,第4のPチャ
ネル電界効果トランジスタの各ドレインがそれぞれ外部
と接続されることを特徴とするラッチ機能付きレベルシ
フタ回路である。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施例について説明する。図1は本実施例における
ラッチ機能付きレベルシフタ回路であり、1,2はNチ
ャネルFETであり、NチャネルFET1のゲートに
は、外部から入力される第1レベルの電圧VL (ここで
は3Vとする)系のデジタル信号としてビット信号Dが
入力され、NチャネルFET2のゲートには、上記ビッ
ト信号を反転した信号*Dが入力される。 【0028】また、NチャネルFET1,2のソースは
1点で接続され、NチャネルFET3のドレインと接続
されている。そして、このNチャネルFET3のソース
は接地されており、そのゲートにはVL 系の制御信号
(ここではクロック信号φとする)が入力されている。 【0029】4,5はPチャネルFETであり、各々の
ソースには第1レベルの電圧VL よりも高い電圧の第2
レベルの電圧VH (ここでは5Vとする)が印加されて
いる。また、このPチャネルFET4のドレインは、P
チャネルFET5のゲートとNチャネルFET6のドレ
インに接続されており、さらに上述したNチャネルFE
T1のドレインとNチャネルFET9のゲートに接続さ
れている。また、PチャネルFET5のドレインは、P
チャネルFET4のゲートとNチャネルFET7のドレ
インに接続されており、さらに上述したNチャネルFE
T2のドレインとNチャネルFET10のゲートに接続
されている。 【0030】そして、NチャネルFET6と7のソース
は1点で接続され、NチャネルFET8のドレインに接
続されている。このNチャネルFET8のゲートには前
述したクロック信号φを反転した信号*φが入力されて
おり、また、NチャネルFET8のソースは接地されて
いる。 【0031】11,12はPチャネルFETであり、各
々のソースにはPチャネルFET4,5と同様、電圧V
H が印加されている。また、このPチャネルFET11
のドレインは、PチャネルFET12と前述したNチャ
ネルFET6のゲート、および、NチャネルFET9の
ドレインと接続されている。そして、PチャネルFET
11のドレインから出力される信号は、第1レベルの電
圧系(VL 系)の信号であるビット信号Dを第2レベル
の電圧系(VH 系)のデジタル信号に昇圧した昇圧同相
信号OUTとして外部へ出力されている。また、Pチャ
ネルFET12のドレインは、PチャネルFET11と
前述したNチャネルFET7のゲート、および、Nチャ
ネルFET10のドレインと接続されている。そして、
PチャネルFET12のドレインから出力される信号
は、第1レベルの電圧系(VL 系)の信号である反転ビ
ット信号*Dを第2レベルの電圧系(VH 系)のデジタ
ル信号に昇圧した、昇圧反転信号*OUTとして外部に
も出力されている。 【0032】次に上述したラッチ機能付きレベルシフタ
回路の動作について、クロック信号φおよびビット信号
Dの状態毎に分けて説明する。 ビット信号Dが「1」(すなわち、反転ビット信号*
Dは「0」)、かつ、クロック信号φが「1」(すなわ
ち、反転クロック信号*φは「0」)の時 この場合、まず、NチャネルFET1,3はONとな
り、NチャネルFET2はOFFとなる。これによりP
チャネルFET5とNチャネルFET9のゲートにそれ
ぞれ「0」が入力され、PチャネルFET5はONにな
り、NチャネルFET9はOFFになる。 【0033】そして、PチャネルFET5がONになる
ことによって、NチャネルFET7のドレインと、Pチ
ャネルFET4およびNチャネルFET10のゲートに
各々電圧VH が印加され、このうちNチャネルFET1
0のみONになる。このため、昇圧反転信号*OUTは
0Vとなり、PチャネルFET11およびNチャネルF
ET7のゲートにはそれぞれ0Vが入力される。 【0034】これにより、NチャネルFET7はOF
F、PチャネルFET11はONになる。またこの時、
NチャネルFET9はOFFになっているので、Pチャ
ネルFET11から外部に昇圧同相信号OUTとして電
圧VH が出力される。それと同時にPチャネルFET1
2とNチャネルFET6のゲートに電圧VH が印加され
て、PチャネルFET12はOFF、NチャネルFET
6はONになる。ここで、NチャネルFET6はONに
なるが、NチャネルFET7,8がOFFになっている
ため、他のFETの動作には何等影響しない。以上のよ
うに、ビット信号Dが「0」、かつ、クロック信号φが
「1」の時は、昇圧同相信号OUTとして電圧VH が出
力され、昇圧反転信号*OUTとして0Vが出力され
る。 【0035】ビット信号Dが「0」(すなわち、反転
ビット信号*Dは「1」)、かつ、クロック信号φが
「1」(すなわち、反転クロック信号*φは「0」)の
時 この場合は、まず、NチャネルFET2,3がONとな
り、NチャネルFET1がOFFとなる。これによりP
チャネルFET4とNチャネルFET10のゲートにそ
れぞれ「0」が入力され、PチャネルFET4はON、
NチャネルFET10はOFFになる。 【0036】そして、PチャネルFET4がONになる
ことによって、NチャネルFET6のドレインと、Pチ
ャネルFET5およびNチャネルFET9のゲートに各
々電圧VH が印加され、このうちNチャネルFET9の
みONになる。このため、昇圧同相信号OUTは0V
となり、また、PチャネルFET12およびNチャネル
FET6のゲートにはそれぞれ0Vが入力される。 【0037】これにより、NチャネルFET6はOF
F、PチャネルFET12はONになる。またこの時、
NチャネルFET10はOFFになっているので、Pチ
ャネルFET12は昇圧反転信号*OUTとして外部へ
電圧VH を出力する。これと同時にPチャネルFET1
1とNチャネルFET7のゲートに電圧VH が印加さ
れ、PチャネルFET11はOFF、NチャネルFET
7はONになる。ここで、NチャネルFET7はONに
なるが、NチャネルFET6,8がOFFになっている
ため、他のFETの動作には何等影響しない。以上のよ
うに、ビット信号Dが「0」、かつ、クロック信号φが
「1」の時は、昇圧同相信号OUTとして0Vが出力さ
れ、昇圧反転信号*OUTとして電圧VH が出力され
る。 【0038】(3)(1)の状態からクロック信号φが
」(すなわち、反転クロック信号*φは「」)に
なった時 この場合、NチャネルFET3がOFF、NチャネルF
ET8がONになり、外部から入力されるビット信号D
は図1に示す回路の動作には何等影響しなくなる。ま
た、(1)の状態においては、NチャネルFET7がO
FF、NチャネルFET6がONになっていたため、ま
ず、PチャネルFET5とNチャネルFET9のゲート
に0Vが入力される。これにより、PチャネルFET5
を介してNチャネルFET10のゲートにVH が入力さ
れ、よってNチャネルFET10がONになって昇圧反
転信号*OUTとして0Vが出力される。また、これに
よりPチャネルFET11のゲートに0Vが入力され、
かつ、NチャネルFET9はOFFになっているので、
昇圧同相信号OUTとして電圧VH が出力される。 【0039】このように、図1の回路において、ビット
信号Dが「1」(すなわち、反転ビット信号*Dは
「0」)、かつ、クロック信号φが「1」(すなわち、
反転クロック信号*φは「0」)の状態からクロック信
号φが「0」(すなわち、反転クロック信号*φは
「1」)になった場合は、ビット信号Dおよび反転ビッ
ト信号*Dの状態とは無関係に、ビット信号Dとして
「1」(すなわち、反転ビット信号*Dは「0」)が入
力された時の状態を保持する。 【0040】(4)(2)の状態からクロック信号φが
」(すなわち、反転クロック信号*φは「」)に
なった時 この場合、上述した(3)の時と同様、NチャネルFE
T3がOFF、NチャネルFET8がONになり、外部
から入力されるビット信号Dは図1に示す回路の動作に
は何等影響しなくなる。また、(2)の状態において
は、NチャネルFET6がOFF、NチャネルFET7
がONになっていたため、まず、PチャネルFET4と
NチャネルFET10のゲートに0Vが入力される。こ
れにより、PチャネルFET4を介してNチャネルFE
T9のゲートにVH が入力され、よってNチャネルFE
T9はONになって昇圧同相信号OUTとして0Vが出
力される。また、これによりPチャネルFET12のゲ
ートに0Vが入力され、かつ、NチャネルFET10が
OFFになっているので、昇圧反転信号*OUTとして
電圧VH が出力される。 【0041】このように、図1の回路において、ビット
信号Dが「0」(すなわち、反転ビット信号*Dは
「1」)、かつ、クロック信号φが「1」(すなわち、
反転クロック信号*φは「0」)の状態からクロック信
号φが「0」(すなわち、反転クロック信号*φは
「1」)になった場合は、ビット信号Dおよび反転ビッ
ト信号*Dの状態とは無関係に、ビット信号Dとして
「0」(すなわち、反転ビット信号*Dは「1」)が入
力された時の状態を保持する。 【0042】図2に、以上の動作を示す図1の回路の入
出力信号の関係を、タイミングチャートによって示す。
この図に示すように、クロック信号φが「1」、反転ク
ロック信号*φが「0」の間は図1の回路のサンプル期
間にあたり、この間入力されるビット信号Dおよび反転
ビット信号*Dは、そのままVH 系の信号に昇圧され
て、各々昇圧同相信号OUTおよび昇圧反転信号*OU
Tとして出力される。また、クロック信号φが「0」、
反転クロック信号*φが「1」の間は図1の回路のホー
ルド期間にあたり、入力されるビット信号Dおよび反転
ビット信号の状態とは関係なく、前回のサンプル期間中
に出力した昇圧同相信号OUTおよび昇圧反転信号*O
UTの状態を維持する。 【0043】このように、図1の回路は電圧VH のみを
駆動電圧としており、例えば電圧VH をドライバIC内
のドライバ部における駆動電圧と同電圧に設定すれば、
IC内のローを1つに統一することができる。また、図
1の回路は12個のFETで構成されており、これと同
等の機能を有する図4の回路のFETの数と比べた場
合、FETの数を2個減らすことができる。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のラッチ機
能付きレベルシフタ回路によれば、1種類の電圧で駆動
するため、液晶表示装置のドライバのIC化に際してロ
ーを1本化することができ、かつ、従来の同等機能を有
する回路よりもFETの数を少なく構成することができ
るので、ICチップの小型化が可能となり、これにより
液晶表示装置本体のさらなる小型化が可能となる。ま
た、回路を構成するトランジスタ数の減少により、歩留
まりを向上させることができるばかりでなく、チップサ
イズを著しく縮小することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の一実施例によるラッチ機能付きレ
ベルシフタ回路の構成を示す電気接続図である。 【図2】 同ラッチ機能付きレベルシフタ回路における
入出力信号の関係を示すタイミングチャートである。 【図3】 TFT駆動方式の原理を説明するための説明
図である。 【図4】 従来のドライバIC内におけるデータラッチ
部とレベルシフタ部の回路構成を示す電気接続図であ
る。 【図5】 同ドライバICのレイアウトの概略を説明す
るための説明図である。 【図6】 同レイアウトにおけるローの詳細な一レイア
ウト例を説明するための説明図である。 【図7】 液晶パネルの額縁部分を説明するための説明
図である。 【図8】 ICチップ内におけるローのレイアウトを説
明するための説明図である。 【符号の説明】 1,2,3,6,7,8,9,10……NチャネルFE
T、4,5,11,12……PチャネルFET

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1レベルの2値デジタル信号である第
    1レベルビット信号(D)が入力されたゲートを有する
    第1のNチャネル電界効果トランジスタ(1)と、 前記第1レベルビット信号を反転した第1レベル反転ビ
    ット信号(*D)が入力されたゲートを有する第2のN
    チャネル電界効果トランジスタ(2)と、 前記第1,第2のNチャネル電界効果トランジスタのソ
    ースに接続されたドレイン、第1レベルの2値デジタル
    信号であるクロック信号(φ)が入力されたゲート、お
    よび、接地されたソースとを有する第3のNチャネル電
    界効果トランジスタ(3)と、 前記第1レベルの2値デジタル信号のハイレベルの電圧
    よりも高い電圧が各々ソースに印加された第1,第2の
    Pチャネル電界効果トランジスタ(4,5)であって、
    該第1のPチャネル電界効果トランジスタのドレインが
    該第2のPチャネル電界効果トランジスタのゲートおよ
    び前記第1のNチャネル電界効果トランジスタのドレイ
    ンに接続され、該第2のPチャネル電界効果トランジス
    タのドレインが該第1のPチャネル電界効果トランジス
    タのゲートおよび前記第2のNチャネル電界効果トラン
    ジスタのドレインに接続された第1,第2のPチャネル
    電界効果トランジスタと、 前記第1のPチャネル電界効果トランジスタのドレイン
    に接続されたドレインを有する第4のNチャネル電界効
    果トランジスタ(6)と、 前記第2のPチャネル電界効果トランジスタのドレイン
    に接続されたドレインを有する第5のNチャネル電界効
    果トランジスタ(7)と、 前記第4,第5のソースに接続されたドレイン、前記ク
    ロック信号(φ)を反転した反転クロック信号(*φ)
    が入力されたゲート、および、接地されたソースとを有
    する第6のNチャネル電界効果トランジスタ(8)と、 前記第1のPチャネル電界効果トランジスタのドレイン
    に接続されたゲートおよび接地されたソースを有する第
    7のNチャネル電界効果トランジスタ(9)と、 前記第2のPチャネル電界効果トランジスタのドレイン
    に接続されたゲートおよび接地されたソースを有する第
    8のNチャネル電界効果トランジスタ(10)と、 前記第1,第2のPチャネル電界効果トランジスタのソ
    ースに印加された電圧と同じ電圧が各々ソースに印加さ
    れた第3,第4のPチャネル電界効果トランジスタ(1
    1,12)であって、該第3のPチャネル電界効果トラ
    ンジスタのドレインが該第4のPチャネル電界効果トラ
    ンジスタのゲート、前記第4のNチャネル電界効果トラ
    ンジスタのゲート、および、前記第7のNチャネル電界
    効果トランジスタのドレインに接続され、該第4のPチ
    ャネル電界効果トランジスタのドレインが該第3のPチ
    ャネル電界効果トランジスタのゲート、前記第5のNチ
    ャネル電界効果トランジスタのゲート、および、前記第
    8のNチャネル電界効果トランジスタのドレインに接続
    された第3,第4のPチャネル電界効果トランジスタと
    を具備してなり、前記第3,第4のPチャネル電界効果
    トランジスタの各ドレインがそれぞれ外部と接続される
    ことを特徴とするラッチ機能付きレベルシフタ回路。
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