JP3521296B2 - インク注入方法及びインク注入装置 - Google Patents

インク注入方法及びインク注入装置

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JP3521296B2
JP3521296B2 JP17236695A JP17236695A JP3521296B2 JP 3521296 B2 JP3521296 B2 JP 3521296B2 JP 17236695 A JP17236695 A JP 17236695A JP 17236695 A JP17236695 A JP 17236695A JP 3521296 B2 JP3521296 B2 JP 3521296B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タの印字ヘッドにインクを供給するインクカートリッジ
にインクを注入するインク注入方法およびインク注入装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットにおけるイン
クジェットヘッドに対してインクの供給を行うインクカ
ートリッジにインクを注入するために、各種のインク注
入方法及び装置が提案されている。例えば、特開平5−
338196号公報には、インクタンクと記録ヘッドと
を一体に結合させた後に記録ヘッドの吐出口を閉塞し、
三方切換弁を切り換えることによりインクタンクと真空
ポンプとを接続してカートリッジ内を真空状態とした
後、更に再度三方切換弁を切り換えてインクタンクと注
入インクを収納したタンクとを接続して真空ポンプによ
り真空吸引することによりカートリッジ内にインクを注
入するインク注入方法、及び、その装置が記載されてい
る。
【0003】このようなインク注入方法、装置によれ
ば、インクの注入時間を短縮して、インクタンクと記録
ヘッドとを結合する際にも結合部等において空気残留が
発生することを防止できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平5−338196号公報に記載されたインク注入方
法、装置では、三方切換弁を切り換えた後、真空ポンプ
を介してカートリッジ内を真空状態にする前段階、及
び、再度三方切換弁を切り換えてカートリッジ内にタン
クからインクを注入する後段階が必要となる。このよう
に、カートリッジ内にインクを注入するに際して、2つ
の段階が必要となることから、インクの注入に時間がか
かってしまい、インク注入の時間短縮を行うについてま
だまだ不十分であるという問題がある。
【0005】また、前記従来のインク注入装置は複雑な
配管構成を有しており、これに起因して装置全体の真空
度を上昇させるのは容易でなく、また、カートリッジ内
を真空状態にする際には高い真空度(10Torr)に
真空吸引する必要がある。従って、真空ポンプとして大
型のポンプを設けなければならず、装置設備も大型化し
てしてコストが高騰してしまうという問題がある。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、インクカートリッジへのインク
注入時間を短縮することができるとともに、真空ポンプ
の小型化を図り、低コストで確実なインク注入方法及び
インク注入装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1では、インクジェットプリンタの印
字ヘッドに対してインクを供給するインクカートリッジ
にインクを注入するに際して、真空ポンプと連通する真
空室の減圧を用いてインクタンクからインクカートリッ
ジにインクを注入するインク注入方法であって、真空ポ
ンプと真空室とを連通し、且つ真空室とインクカートリ
ッジとを非連通とした状態で、真空ポンプを駆動して真
空室のみを所定の減圧状態とする第一工程と、真空ポン
プと真空室とを非連通とし、且つ真空室とインクカート
リッジとを連通し、且つインクカートリッジとインクタ
ンクとを連通して、前記減圧状態となった真空室の減圧
により前記インクタンクからインクをインクカートリッ
ジに注入する第二工程とからなることを特徴とする。
【0008】請求項2では、前記第二工程で、インクカ
ートリッジとインクタンクとが連通した時点から時間を
カウントし、所定時間に達したときに、インクカートリ
ッジとインクタンクとの連通を遮断することを特徴とす
る。
【0009】請求項3では、一端側にエア抜き孔、他端
側にインク供給孔が形成されたインクカートリッジと、
インクカートリッジのエア抜き孔に第1接続パイプを介
して接続された真空室と、前記真空室に第2接続パイプ
を介して接続された真空ポンプと、インクカートリッジ
のインク供給孔に第3接続パイプを介して接続されたイ
ンクタンクとを有し、前記真空ポンプによりインクタン
ク内のインクをインクカートリッジに注入するインク注
入装置であって、前記第1接続パイプに配設された第1
弁部材と、前記第2接続パイプに配設された第2弁部材
と、前記第3接続パイプに配設された第3弁部材と、前
記第1弁部材、前記第2弁部材及び前記第3弁部材の開
閉を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
第1弁部材を閉鎖し、前記第2弁部材を開放し、真空ポ
ンプを駆動して、真空室を所定の減圧状態とした後、前
記第2弁部材を閉鎖し、前記第1弁部材及び前記第3弁
部材を開放して、真空室の前記所定減圧によりインクタ
ンクからインクカートリッジにインク注入を行なうこと
を特徴とする。
【0010】請求項4では、前記第3弁部材が開放され
た時点からの時間をカウントするタイマーを備え、前記
制御手段は、タイマーが所定時間をカウントしたとき
に、第一弁部材を閉鎖することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のインク注入方法で
は、まず、真空ポンプと真空室とを連通し、且つ真空室
とインクカートリッジとを非連通とした状態で、真空ポ
ンプを駆動して真空室のみを所定の減圧状態とし、次
に、真空ポンプと真空室とを非連通とし、且つ真空室と
インクカートリッジとを連通し、且つインクカートリッ
ジとインクタンクとを連通することによって、前記減圧
状態となった真空室の減圧によりインクカートリッジ内
が減圧となり、インクタンクからインクがインクカート
リッジ内に注入される。
【0012】また、本発明のインク注入装置では、前記
制御手段が、前記第1弁部材を閉鎖し、前記第2弁部材
を開放し、真空ポンプを駆動して、真空室を所定の減圧
状態とする。その後、制御手段が、前記第2弁部材を閉
鎖し、前記第1弁部材及び前記第3弁部材を開放して、
真空室の前記所定減圧によりインクカートリッジ内が減
圧となり、インクタンクからインクカートリッジがイン
ク注入される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るインク注入方法及びイン
ク注入装置について、本発明を具体化した実施例に基づ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施例
に係るインク注入装置の全体構成について図1に基づき
説明する。ここに、図1はインク注入装置の全体構成を
模式的に示す説明図である。
【0014】図1において、インク注入装置Aは、基本
的に、真空ポンプ1、真空室2、インクカートリッジ3
0、インクタンク7を備えており、また、真空ポンプ1
と真空室2とは第二接続パイプ13を介して、真空室2
とインクカートリッジ30とは第一接続パイプ14を介
して、インクカートリッジ30とインクタンク7とは第
三接続パイプ15を介して、それぞれ接続されている。
【0015】ここに、真空ポンプ1は、真空室2の内部
を所定の真空度に吸引するポンプであり、真空度は第二
接続パイプ13に配設されたレギュレータ12により検
出される。因みに、本実施例のインク注入装置Aでは、
真空室2の内部の真空度が260Torr〜60Tor
r程度に吸引されれば十分であり、従って、真空ポンプ
1としては小型のポンプを使用することが可能となる。
【0016】また、第二接続パイプ13は、真空ポンプ
1と真空室2とを相互に接続するものであり、真空ポン
プ1の近傍位置には、第2電磁弁5が配設されている。
【0017】更に、第一接続パイプ14は、真空室2と
インクカートリッジ30とを相互に接続するものであ
り、その一端は真空室2の下部に、他端はインクカート
リッジ30のエア抜き孔9に接続されている。また、第
一接続パイプ14においてエア抜き孔9の近傍位置に
は、第1電磁開閉弁4が配設されている。第1電磁開閉
弁4及び第2電磁開閉弁5は、後述する制御部16を介
して、その開閉が制御される。
【0018】インクカートリッジ30において、その一
端(図1中上端)にはエア抜き孔9が形成され、また、
他端(図1中下端)にはインク供給孔8が形成されてい
る。ここで、かかるインクカートリッジ30の構造につ
いて図2及び図3に基づき説明する。図2はインクカー
トリッジ30の斜視図、図3はインクカートリッジ30
の側断面図である。
【0019】図2、図3において、インクカートリッジ
30は直方体形状を有しており、その底壁部30Aには
円形のインク供給孔8が形成され、また、底壁部30A
と対向する側は開放されて開口30Bとされている。か
かる開口30Bにはインクカートリッジ蓋11が嵌合さ
れており、このインクカートリッジ蓋11にはインク供
給孔8よりも小さなエア抜き孔9が設けられている。こ
こに、インク供給孔8は、効率良くインクカートリッジ
30内にインク3を供給可能とすべく比較的大きな孔径
とされており、一方、エア抜き孔9は、インクカートリ
ッジ30内の空気を排出できれば十分であることから小
さな孔径とされている。
【0020】係るインクカートリッジ30の内部には、
図3に示すように、発泡性のインク保持体10が若干圧
縮した状態で収納されている。かかるインク保持体10
は、インクタンク7、第三接続パイプ15からインク供
給孔8を介して供給されるインク3をその内部に含浸し
て保持するためのものである。インク保持体10として
は、例えば、スポンジ等のような発泡体が使用される。
また、インクカートリッジ蓋11においてインク保持体
10と対向する側(図3中左側)には、複数の押圧壁部
11Aが形成されており、これらの各押圧壁部11A
は、インクカートリッジ蓋11の内面が直接インク保持
体10に接触することを防止して、インクカートリッジ
蓋11の内面とインク保持体10間に間隙Bを形成する
ものである。かかる構成により、インク保持体10に含
浸保持されたインク3が、エア抜き孔9から第一接続パ
イプ14に吸引されることを極力防止することができ
る。
【0021】第三接続パイプ15は、インクカートリッ
ジ30とインクタンク7とを相互に接続するパイプであ
り、その一端はインク供給孔8に、他端はインクタンク
7の下部に接続されている。また、第三接続パイプ15
においてインク供給孔8の近傍位置には、第3電磁開閉
弁6が配設されている。かかる第3電磁開閉弁6は、後
述する制御部16を介して、その開閉が制御される。ま
た、インクタンク7内には、インクカートリッジ30内
のインク保持体10に含浸保持させるインク3が貯留さ
れている。
【0022】次に前記のように構成されたインク注入装
置Aにおいて行われるインク注入制御を行う制御装置に
ついて図4に基づき説明する。図4はインク注入装置A
の制御系を示す制御ブロック図である。
【0023】図4において、制御装置は基本的に制御部
16から構成されており、制御部16には、インク注入
装置Aにインクカートリッジ30が装着されているか否
かを検出するカートリッジ検出器17と、真空室2内の
圧力を測定するレギュレータ12と、真空室2を減圧す
るための真空ポンプ1と、第1電磁開閉弁4の開閉を行
なう第1電磁開閉弁制御回路18と、第2電磁開閉弁5
の開閉を行なう第2電磁開閉弁制御回路19と、第3電
磁開閉弁6の開閉を行なう第3電磁開閉弁制御回路20
と、時間をカウントするタイマー20とが接続されてい
る。
【0024】制御部16は、後述する制御プログラムに
従って、真空ポンプ1、第1電磁開閉弁4、第2電磁開
閉弁5、第3電磁開閉弁6等の制御を行う。かかる制御
部16は、CPU、ROM、RAMから構成されてお
り、ROMには後述の制御プログラムの他インク注入装
置Aの制御に必要な各種のプログラムが記憶され、ま
た、RAMはCPUにより演算された演算結果を一時的
に記憶する作用を行う。
【0025】制御部16は、はじめに、第1電磁開閉弁
4と第3電磁開閉弁6を閉じ、第2電磁開閉弁5を開い
た状態で真空ポンプ1を駆動させて真空室2を減圧し、
レギュレータ12により検出された圧力(真空度)が所
定の圧力(真空度)になったら第2電磁開閉弁5を閉じ
る。次に、カートリッジ検出器17でインクカートリッ
ジ30を検出し、インクカートリッジ30がインク注入
装置Aに装着されたことを確認した後、第1電磁開閉弁
4を開放し、インクカートリッジ30内の空気をエア抜
き孔9を介して真空室2内に放出してインクカートリッ
ジ30内の減圧を行う。また、制御部16は、第3電磁
開閉弁6を開放し、この第3電磁開閉弁6の開放時点か
らタイマー20による計時を開始する。更に、制御部1
6は、タイマー20により所定時間が計時された時に
は、第1電磁開閉弁4及び第3電磁開閉弁6を閉じる。
この後、インク3が充填されたインクカートリッジ30
がインク注入装置Aから取り外されたことをカートリッ
ジ検出器17により検出した時点でインク注入制御を終
了する。
【0026】続いて、前記制御部16により行われるイ
ンク注入制御動作について図5に基づき説明する。図5
はインク注入制御プログラムのフローチャートである。
【0027】図5において、先ず、ステップ(以下、S
と略記する)1において、第1電磁開閉弁4及び第3電
磁開閉弁6を閉じ、第2電磁開閉弁5を開く。次に、真
空ポンプ1が駆動される(S2)。
【0028】そして、S3において、真空室2の真空度
が所定の真空度になったかどうか検出される。所定真空
度となっていない場合(S3:No)には所定真空度と
なるまで真空ポンプ2の動作が続行される一方、所定真
空度となった場合(S3:Yes)には、第2電磁開閉
弁5を閉じると共に真空ポンプ1を停止する(S4)。
次に、カートリッジ検出器17を介してインクカートリ
ッジ30がインク注入装置Aに取り付けられたかどうか
判断される。カートリッジ検出器17を介してインクカ
ートリッジ30の取付が検出された場合(S5)には、
S6で第1電磁開閉弁4を開く。これにより、インクカ
ートリッジ30内の空気がエア抜き孔9から第一接続パ
イプ14等を介して真空室2内に放出され、インク注入
可能な減圧状態となる。S6と同時に行なわれるS7に
おいて第3電磁開閉弁6が開放される。
【0029】この時点において、第1電磁開閉弁4及び
第3電磁開閉弁6は、共に開放されており、従って、第
3電磁開閉弁6を開放した時点で、インクタンク7内は
第三接続パイプ15を介してインクカートリッジ30と
連通され、インクタンク7内のインク3が減圧されたイ
ンクカートリッジ30へと流入する。この時、第2電磁
開閉弁5は閉じられているので、インク3がインクカー
トリッジ30に注入されていくにつれて真空室2とイン
クカートリッジ30の内部の真空度は低下していく。真
空室2の容積と真空度を適切に選べば、注入開始直後は
真空度が高く、終了時にはエア抜き孔9からインク3が
漏れ出さない程度にまで真空度が下がるようにすること
ができ、所定量のインク3を正確に注入することができ
る。
【0030】また、第3電磁開閉弁6の開放に対応し
て、タイマー20による計時が開始され(S8)、タイ
マー20により第3電磁開閉弁6の開放時間が計時され
る。S9においては、タイマー20により所定時間が計
時されたかどうか判断され、所定時間が計時されていな
い場合(S9:No)には、所定時間を計時するまで計
時動作が続行される一方、所定時間が計時された場合
(S9:Yes)には、第1電磁開閉弁4及び第3電磁
開閉弁6が共に閉じられる(S10)。これにより必要
以上のインク3がインクタンク7から流出し、真空室2
に流入することが防止される。尚、第1電磁開閉弁4が
閉じられると、タイマー20はリセットされる。
【0031】この後、カートリッジ検出器17を介して
インクカートリッジ30が注入装置Aから取り外された
ことを検出した(S11)時点で、インクカートリッジ
30に対するインクの注入制御が終了する。
【0032】以上詳細に説明した通り、本実施例のイン
ク注入装置Aでは、インク3が注入されるにつれて、真
空室2とインクカートリッジ30からなる系の真空度は
低下していくので、真空室2の容積と真空度を適切に設
定すれば、インク3を注入した後に真空室2内にインク
が漏れ出すことはない。このため、インクタンク7から
余分なインクを消費することがなく、インク注入の効率
がよい。かかる真空室2を配設することにより、正確に
一定量のインク3を注入できるだけでなく、真空ポンプ
1の寿命を長くすることが可能となる。
【0033】また、インクカートリッジ30の減圧を行
うと同時に、インクタンク7からインクカートリッジ3
0内へのインク3の供給を行うように構成したので、イ
ンクカートリッジ30の減圧動作とインクカートリッジ
30へのインク注入動作を2段階で行う前記従来の注入
装置の場合に比して、インクカートリッジ30へのイン
ク注入時間を格段に短縮することができる。
【0034】また、本実施例のインク注入装置では、全
体の構成を簡単化できることから、真空ポンプ1による
真空度は260〜60Torr程度でよく、これにより
真空ポンプ1の小型化を図って装置全体のコストを低減
することができる。
【0035】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例においては、真空室2を所定の真空度にするため
の真空ポンプ2の駆動および第2電磁開閉弁5の開閉を
レギュレータ2による測定結果に基づいて行なわれてい
たが、真空室2が所定真空度になるまでの時間を予め計
測しておき、真空室2の減圧動作をタイマーによって制
御してもよい。
【0036】また、前記実施例においては、エア抜き孔
9がインクカートリッジ30の他端側に嵌合されたイン
クカートリッジ蓋11に設けられているが、かかるエア
抜き孔9の形成位置は、インクカートリッジ蓋11以外
の位置であってもよく、例えば、インクカートリッジ3
0の他端側においてインク保持体10の長手方向の長さ
の1割以内でインクカートリッジ30の側壁に形成され
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、イン
クジェットプリンタの印字ヘッドに対してインクを供給
するインクカートリッジにインクを注入する際に、真空
ポンプで減圧された真空室の減圧を用いてインクカート
リッジの減圧を行なうと同時にインクタンクからインク
をインクカートリッジに注入することにより、インクカ
ートリッジへのインク注入時間を短縮することができる
とともに、インクがエア抜き孔から漏れてしまうことが
ないため、インクタンクから余分なインクを消費するこ
とがなく、インク注入の効率がよく、正確にインクを注
入する事ができる。また、装置が簡略化され、コストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるインク注入装置の全体
構成を模式的に示す説明図である。
【図2】前記インク注入装置に用いられるインクカート
リッジの斜視図である。
【図3】前記インク注入装置に用いられるインクカート
リッジの側断面図である。
【図4】前記インク注入装置の制御系を示す制御ブロッ
ク図である。
【図5】前記インク注入装置のインク注入動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 真空ポンプ 2 真空室 3 インク 4 第1電磁開閉弁 5 第2電磁開閉弁 7 インクタンク 8 インク供給孔 9 エア抜き孔 10 インク保持体 11 インクカートリッジ蓋 13 第二接続パイプ 14 第一接続パイプ 15 第三接続パイプ 16 制御部 30 インクカートリッジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタの印字ヘッドに
    対してインクを供給するインクカートリッジにインクを
    注入するに際して、真空ポンプと連通する真空室の減圧
    を用いてインクタンクからインクカートリッジにインク
    を注入するインク注入方法であって、 真空ポンプと真空室とを連通し、且つ真空室とインクカ
    ートリッジとを非連通とした状態で、真空ポンプを駆動
    して真空室のみを所定の減圧状態とする第一工程と、 真空ポンプと真空室とを非連通とし、且つ真空室とイン
    クカートリッジとを連通し、且つインクカートリッジと
    インクタンクとを連通して、前記減圧状態となった真空
    室の減圧により前記インクタンクからインクをインクカ
    ートリッジに注入する第二工程とからなることを特徴と
    するインク注入方法。
  2. 【請求項2】 前記第二工程で、インクカートリッジと
    インクタンクとが連通した時点から時間をカウントし、
    所定時間に達したときに、インクカートリッジとインク
    タンクとの連通を遮断することを特徴とする請求項1に
    記載のインク注入方法。
  3. 【請求項3】 一端側にエア抜き孔、他端側にインク供
    給孔が形成されたインクカートリッジと、インクカート
    リッジのエア抜き孔に第1接続パイプを介して接続され
    た真空室と、前記真空室に第2接続パイプを介して接続
    された真空ポンプと、インクカートリッジのインク供給
    孔に第3接続パイプを介して接続されたインクタンクと
    を有し、前記真空ポンプによりインクタンク内のインク
    をインクカートリッジに注入するインク注入装置であっ
    て、 前記第1接続パイプに配設された第1弁部材と、 前記第2接続パイプに配設された第2弁部材と、 前記第3接続パイプに配設された第3弁部材と、 前記真空ポンプの駆動制御と、前記第1弁部材、前記第
    2弁部材及び前記第3弁部材の開閉を制御する制御手段
    とを備え、 前記制御手段は、前記第1弁部材を閉鎖し、前記第2弁
    部材を開放し、真空ポンプを駆動して、真空室を所定の
    減圧状態とした後、前記第2弁部材を閉鎖し、前記第1
    弁部材及び前記第3弁部材を開放して、真空室の減圧に
    よりインクタンクからインクカートリッジにインク注入
    を行なうことを特徴とするインク注入装置。
  4. 【請求項4】 前記第3弁部材が開放された時点からの
    時間をカウントするタイマーを備え、前記制御手段は、
    タイマーが所定時間をカウントしたときに、第一弁部材
    を閉鎖することを特徴とする請求項3に記載のインク注
    入装置。
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