JP3520947B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3520947B2 JP13401896A JP13401896A JP3520947B2 JP 3520947 B2 JP3520947 B2 JP 3520947B2 JP 13401896 A JP13401896 A JP 13401896A JP 13401896 A JP13401896 A JP 13401896A JP 3520947 B2 JP3520947 B2 JP 3520947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電路の過電流及び漏
電を検出して電路を遮断する回路遮断器であって、特に
零磁束変流器(ZCT)のような漏電センサを用いるこ
となく漏電を検出する機能を備えた回路遮断器に関す
る。なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相
当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】図6はこの種の従来の回路遮断器の構成
例を示すブロック図である。同図において5はこの回路
遮断器の電源側端子、7は同じく負荷側端子、6は過電
流又は漏電の事故時に電源から負荷を切離すための開離
接点、123はこの開離接点6を作動する作動装置、1
22はこの作動装置123を付勢するためのトリップ回
路である。
【0003】また1〜3は3相の各線電流を検出するた
めの変流器(CTとも略記する)、4は漏電検出用の零
磁束変流器(ZCTとも略記する)、101〜103は
夫々CT1〜3の検出電流を整流する全波整流器、10
4〜106は夫々全波整流器101〜103から出力さ
れるCT1〜3の検出電流を電圧に変換する負担回路、
107はZCT4の検出電流を電圧に変換する負担回
路、200〜202及び203は夫々負担回路104〜
106及び107の出力電圧を次に述べるA/D変換手
段に適合する電圧に変換増幅する信号変換回路である。
【0004】110はA/D変換手段111,実効値計
算手段116〜118,漏電実効値計算手段124,最
大値検出手段119,時限発生手段121等の機能部か
らなるマイクロコントローラである。信号変換回路20
0〜202及び漏電信号変換回路203から出力された
夫々CT1〜3及びZCT4の検出信号はマイクロコン
トローラ110に入力され、そのA/D変換手段111
を介してデジタル信号となる。マイクロコントローラ1
10は、このデジタル信号から夫々実効値計算手段11
6〜118及び漏電実効値計算手段124を介して、C
T1〜3及びZCT4により検出された実効値電流を計
算し、さらにCT1〜3の実効値電流については最大値
検出手段119を介しその最大値を検出し、この最大値
検出手段119又は漏電実効値計算手段124の出力す
る実効値電流が夫々所定の設定電流を越えると、時限発
生手段121を介し、この越えた値に対応する遅れ時限
を発生させ、この時限の経過後にトリップ回路122を
作動させ、作動装置123を介して開離接点6を開き、
電路を遮断する。
【0005】
【発明が解決しようする課題】しかしながら上述した従
来の回路遮断器では漏電保護機能を作動させるために漏
電検出用センサとしてのZCT4を必要とし、そのため
装置のコストアップ及び大型化を招くという問題があ
る。そこで本発明はこの問題を解消し、漏電検出用セン
サ(ZCT)4を削除して、なお且つ漏電保護機能を有
する回路遮断器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに請求項1の回路遮断器は、相別の各電線路から夫々
当該の線電流に比例する電圧を検出出力する線電流検出
手段(変流器1〜3,全波整流器101〜103,負担
回路104〜106など)と、この各相別の線電流の検
出電圧を夫々デジタル値に変換するA/D変換手段(1
11A)とを備え、このA/D変換手段の出力するデジ
タル値から(実効値計算手段116〜118,最大値検
出手段119などを介して)求めた何れかの線電流が定
格値を越えたときは(時限発生手段121,トリップ回
路122,作動装置123,開離接点6などを介し)電
線路を開放する回路遮断器において、前記A/D変換手
段の変換分解能の1ビット分に相当する電圧のピーク値
を持ち電線路の電源周波数より充分高い周波数の三角波
バイアス電圧(δ)を前記の各相別の線電流の検出電圧
に夫々重畳する手段(方形波発生手段112,三角波発
生部127,加算回路211〜213など)を備え、前
記三角波バイアス電圧の0とピークに挟まれる区間を所
定の複数区間に分割するサンプリング周期(Ts)で、
前記A/D変換手段が前記三角波バイアス電圧と線電流
の検出電圧との重畳電圧をデジタル値へ変換すると共
に、さらに、各電線路毎の、少なくとも前記三角波バイ
アス電圧の0とピークに挟まれる区間分の前記重畳電圧
のデジタル変換値の積算値から線電流に含まれる零相電
流を求め、この零相電流が定格値を越えたときは、(時
限発生手段121等を介して)電線路を開放する漏電時
電路開放手段(零相分検出手段120)を備えるように
する。
【0007】また請求項2の回路遮断器は、請求項1に
記載の回路遮断器において、各電線路毎の前記重畳電圧
のデジタル変換値または積算値から、夫々周期的信号の
みを抽出する適応フィルタ手段(113〜115)を備
え、前記漏電時電路開放手段がこの抽出された周期的信
号成分を用いて前記のように零相電流を求めるようにす
る。
【0008】また請求項3の回路遮断器は、請求項1又
は2に記載の回路遮断器において、前記A/D変換手段
がマイクロコントローラ(110)に内蔵されてなるよ
うにする。本発明ではZCT4のような漏電検出用セン
サを用いず、CT1〜3から過電流のみならず、通常の
電流に重畳している漏電電流のような微小電流も検出し
ようとするものである。
【0009】このためA/D変換手段の基本的な変換分
解能は変えずに、負担回路104〜106の出力にA/
D変換手段の変換分解能の1ビット分に相当するピーク
値の三角波バイアス電圧を重畳して信号変換回路に与
え、この信号変換回路の出力(重畳信号)のサンプリン
グに基づくA/D変換値の積算値を求めることで、A/
D変換手段の実効的な変換分解能を漏電電流の検出可能
なレベルにまで高める。
【0010】但し、この際A/D変換値の積算値からノ
イズ成分を取除いて周期的信号成分のみを抽出する適応
フィルタ手段を付加し、その抽出値から得た実効値を加
減算し、漏電電流(零相電流成分)を求める。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例としての
構成を示すブロック図で、図6に対応するものである。
図1の図6に対する主要な相違点を述べると、図1にお
いては零磁束変流器(ZCT)4及びその関連回路が取
除かれ、これに代わりマイクロコントローラ110の外
部には、マイクロコントローラ110の出力方形波を三
角波に変換する三角波発生部127、この三角波発生部
127の出力する三角波バイアス電圧δを3相の各ライ
ン別の負担回路104〜106の出力に重畳する加算回
路211〜213が新設されている。
【0012】またマイクロコントローラ110の内部で
は、A/D変換手段が新たなA/D変換手段111Aに
置換わると共に、三角波発生部127に方形波を与える
方形波発生手段112、3相の各電線路別のA/D変換
出力から夫々ノイズ成分を取除き、周期的成分のみを抽
出する適応フィルタ手段113〜115、各線電流の実
効値から零相電流(漏電値)の成分を検出する零相分検
出手段120が新たに追加されている。
【0013】次に図1の動作を説明する。交流電線路に
事故電流が流れると、各相に対応する変流器(CT)
1,2,3はその2次側に出力電流を誘起する。この各
出力電流は夫々の全波整流器101,102,103に
より極性変換され、正弦半波が一方向極性に連続して並
んだ全波整流波形の電流が対応する負担回路104,1
05,106に夫々供給される。各負担回路104,1
05,106の出力信号は各相ごとに加算回路211,
212,213によって、次に述べる三角波バイアス電
圧δを加算重畳されたのち、各相毎の信号変換回路20
0,201,202によって増幅される。
【0014】この信号変換回路200〜202の出力す
る電圧信号がマイクロコントローラ110のA/D変換
手段111Aに入力される。マイクロコントローラ11
0は所定のプログラムに従い動作を実行する。またマイ
クロコントローラ110内で方形波発生手段112にて
交流電源の周期より極めて短い、或る一定周期(例えば
4μs)の方形波を三角波発生部127に入力して三角
波バイアス電圧δを簡便な方式で発生している。この三
角波バイアス電圧δのピーク値はA/D変換手段111
Aの最低分解能(1LSB )相当の大きさとする。この三
角波バイアス電圧δを前述のように夫々加算回路211
〜213に入力する。そして各負担回路104〜106
の出力信号と三角波バイアス電圧δとが加算された出力
を各信号変換回路200〜202に入力する。
【0015】マイクロコントローラ110の新たなA/
D変換手段111Aは、信号変換回路200〜202の
夫々の出力信号をデジタル変換し、或るサンプリング数
(ここでは2m回とする)分のデジタル値を加算する。
この方式によりA/D変換手段111Aの分解能の実効
的な向上を実現する。図2はこの動作の説明図で、同図
(A)はA/D変換手段111Aへの入力レベルで見た
三角波バイアス電圧δの波形を示し、同図(B)はCT
(例えば1)の検出に基づく負担回路(例えば104)
の出力(電流検出電圧eIと呼ぶ)と三角波バイアス電
圧δとの重畳信号(加算信号)をA/D変換手段111
Aの入力レベルで見た波形を示す。
【0016】図2(A)において、三角波バイアス電圧
δの周期Tδは交流電源の周期より極めて短く、この例
では4μsとする。また三角波バイアス電圧δはTδ/
2=2μsの周期で上昇,下降を交互に繰返している。
そして三角波バイアス電圧δのピーク値はA/D変換手
段111Aの1ビット分の分解能のレベルとする。例え
ばA/D変換手段111Aがマイクロコントローラ11
0に通常に内蔵されているもののように、フルスケール
レベル5Vで10ビットの分解能を持つとすると、三角
波バイアス電圧δのピーク値は5V/(210=1024)≒5m
Vとなる。
【0017】図5はマイクロコントローラ110の要部
の動作を示すフローチャートで、S1〜S9はそのステ
ップを示す。以下では図5も参照しつつ説明する。A/
D変換手段111Aは三角波バイアス電圧δと同期し
て、その周期Tδ間に等間隔で2m回のサンプリングを
行う(図5,S1)。この例ではm=24 =16であ
り、サンプリング周期Tsは4μs/2×16=0.1
25μsである。なおこの場合、A/D変換手段111
Aとしては高速型(例えばΔ−Σ型)を使用する。
【0018】図2(B)は前述のように信号変換回路の
出力、つまり電流検出電圧eIと三角波バイアス電圧δ
とが加算されたものであり、この信号変換回路の出力レ
ベルは、三角波バイアス電圧δが0の時点t0におい
て、理想の高分解能のA/D変換手段の変換出力レベル
に置換えた場合、nとn+1の間にあると仮定する。こ
の場合現実のA/D変換手段111Aの変換出力値はn
として示される。
【0019】なお三角波バイアス電圧δの周期Tδが極
めて短いので、電流検出電圧eIの変化は三角波バイア
ス電圧δの1/2〜1周期(Tδ/2〜Tδ)の期間で
は無視することができる。ここで時点t0から三角波バ
イアス電圧δが漸増して行くと、A/D変換値は或る時
刻t1のサンプリング値でn+1に変化する。この場合
m回のサンプリング中のk回目にn+1に変化したとす
ると、下記の式(1)で半周期Tδ/2の期間における
各サンプリングでのA/D変換値の積算値rが求まる。
【0020】
【数1】 積算値r=n×k+(n+1)×(m−k) ・・・(1) この場合、A/D変換手段111Aは半周期Tδ/2=
2μs毎に各相ごとの積算値rを出力する(図5,S
2)。このときA/D変換手段111Aの分解能が10
ビットで、m=24 =16であれば、A/D変換手段1
11Aの実効的な分解能は、10+4=14ビットにア
ップする。
【0021】これにより漏電電流の検出が可能となる。
これは回路遮断器の定格が30Aで漏電遮断機能が30
mAとした場合、CT1〜3の1次側の値としての30
Aと30mAの変化を識別可能とするために必要なA/
D変換の分解能はほぼ(30/0.03)×16=16
000となり、これは14ビット(214=16384)
に相当するからである。
【0022】このようにして安価なA/D変換手段11
1Aを用い、高分解能のA/D変換機能を実現可能とし
ている。上記の積算値rを適応フィルタ手段113,1
14、115に入力する。これは14ビット程度にA/
D変換手段111Aの実効的な分解能を高める場合、A
/D変換手段のフルスケールが5Vとすると、最低分解
能(1LSB )の電圧レベルは0.3mV程度となり、ノ
イズに埋もれて識別困難となる。そのため、このノイズ
成分を除去して有効信号成分のみを取出す必要がある。
この場合、電線路の商用周波数は50Hz又は60Hz
であり、有効信号成分はその基本波及び高調波成分が主
であるため、適応フィルタ手段113〜115によっ
て、この電源周波数の調波成分以外の成分を取除くもの
である(図5,S3)。
【0023】図3は適応フィルタ手段113〜115の
原理図で、この図はノイズキャンセラの処理の一例であ
るLMS(Least Mean Squareの略)
法の原理を示す。同図においては出力信号y[n]は参
照信号γ[n]と比較され、その結果が誤差信号ε
[n]として得られる。ここでnはサンプリングの番号
である。適応フィルタはこの誤差信号ε[n]ができる
だけ小さくなるように、係数修正アルゴリズム301に
よって、内蔵するフィルタ300に対する係数(フィル
タ係数という)を変えていく。ここでの内蔵フィルタ3
00は一般的にFIR(有限インパルス応答: Finite
Impulse Responseの略)型のフィルタとする。
【0024】また図3でのZ-Mは入力信号x[n]から
Mサンプリング遅れた信号x[n−M]を作るための遅
延器である。一般に雑音のようなランダムな信号の自己
相関関数は、遅延が0のとき最大で、遅延が大きくなる
につれて急激に減少する。一方、周期的な信号の自己相
関関数は遅延が0及び周期の整数倍のところで最大とな
り、それ以外のところでも急激に減少することは無い。
従って入力信号をMサンプリング遅らせる遅延器を挿入
することで、x[n]とy[n]の雑音成分間の相関は
非常に小さくなり、一方、x[n]とy[n]の周期的
成分の信号相関は或る程度大きくなる。
【0025】図4はこの図3のFIRフィルタ300を
用いたLMS法のアルゴリズムの具体的なブロック図で
ある。ここでは誤差信号ε[n]が小さくなるようにフ
ィルタ係数hj[n](但しj=0〜N,N:フィルタ
次数)を更新するアルゴリズムを示している。適応フィ
ルタ手段113,114,115により以上のソフト的
な処理を行ってノイズ成分を除去した、CT1,2,3
に対応する適応フィルタ出力130,131,132を
夫々実効値計算手段116,117,118に入力し
て、各相電流の実効値換算の瞬時値を計算する(図5,
S4)。そして電源1周期分のこの瞬時値データから実
効値を求め、この3相の各相電流の実効値を、一方では
最大値検出手段119に入力して最大値を検出する(図
5,S5及びS6)。また他方ではこの3相の各相電流
の実効値を零相分検出手段120によって加減算して漏
電電流値(零相電流成分)を検出する(図5,S7)。
【0026】零相分検出手段120及び最大値検出手段
119は夫々検出値が自身に対応して設定された定格値
以上になった場合に、時限発生手段121にその検出値
を入力する。時限発生手段121はその入力値に応じた
時限の遅延時間を経てトリップ回路122に出力信号を
与える。これにより作動装置123が開離接点6を駆動
して電線路を開放する(図5,S8及びS9)。
【0027】なお以上の説明では、CT1〜3等の各相
別の電流検出手段は全て均等の機能を持つものとして説
明したが、もしこれらの手段の機能間に無視できないバ
ラツキがある場合には、予めこの差異を補正する手段を
設け、例えば零相分検出手段120の演算結果をこの補
正手段によって補正すればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、電線路の過電流および
漏電電流を検出して電線路を開放する回路遮断器におい
て、変流器(CT)による電線路の電流検出信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換手段の実効的な変換分解
能を高めるため、この電流検出信号に電源周波数より充
分高い周波数でA/D変換手段の1ビット分のピーク値
を持つ三角波バイアス電圧を重畳し、この重畳後の信号
を三角波の0とピークの間を細分したサンプリング周期
でA/D変換すると共に、このA/D変換値の三角波の
半周期毎の積算値を求め、さらに適応フィルタ手段を介
し、この積算値に含まれるノイズ成分を除去して周期的
信号成分のみを抽出し、その抽出値を基に実効値計算処
理を行い、その実効値の3相分の値を加減算して漏電電
流(零相電流)を求めるようにしたので、零磁束変流器
(ZCT)のような、従来の漏電検出センサを必要とせ
ず、漏電電流を検出できるため、回路遮断器のコストダ
ウン及び小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として構成を示すブロック図
【図2】本発明のA/D変換部の高分解能化の説明図
【図3】本発明の適応フィルタの原理説明図
【図4】適応フィルタの一実現法としてのFIRフィル
タを用いたLMSアルゴリズムのブロック図
【図5】マイクロコントローラの要部の動作を示すフロ
ーチャート
【図6】図1に対応する従来のブロック図
【符号の説明】
1,2,3 変流器(CT) 5 電源側端子 6 開離接点 7 負荷側端子 101,102,103 全波整流器 104,105,106 負担回路 110 マイクロコントローラ 111A A/D変換手段 112 方形波発生手段 113,114,115 適応フィルタ手段 116,117,118 実効値計算手段 119 最大値検出手段 120 零相分検出手段 121 時限発生手段 122 トリップ回路 123 作動装置 127 三角波発生部 130,131,132 適応フィルタ出力 200,201,202 信号変換回路 211,212,213 加算回路 300 フィルタ 301 係数修正アルゴリズム δ 三角波バイアス電圧 Tδ 三角波周期 Ts サンプリング周期
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H02H 3/08 H02H 3/08 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/08 - 3/52 G01R 19/00,19/255 G01R 31/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相別の各電線路から夫々当該の線電流に比
    例する電圧を検出出力する線電流検出手段と、 この各相別の線電流の検出電圧を夫々デジタル値に変換
    するA/D変換手段とを備え、 このA/D変換手段の出力するデジタル値から求めた何
    れかの線電流が定格値を越えたときは電線路を開放する
    回路遮断器において、 前記A/D変換手段の変換分解能の1ビット分に相当す
    る電圧のピーク値を持ち電線路の電源周波数より充分高
    い周波数の三角波バイアス電圧を前記の各相別の線電流
    の検出電圧に夫々重畳する手段を備え、 前記三角波バイアス電圧の0とピークに挟まれる区間を
    所定の複数区間に分割するサンプリング周期で、前記A
    /D変換手段が前記三角波バイアス電圧と線電流の検出
    電圧との重畳電圧をデジタル値へ変換すると共に、さら
    に、 各電線路毎の、少なくとも前記三角波バイアス電圧の0
    とピークに挟まれる区間分の前記重畳電圧のデジタル変
    換値の積算値から線電流に含まれる零相電流を求め、こ
    の零相電流が定格値を越えたときは、電線路を開放する
    漏電時電路開放手段を備えたことを特徴とする回路遮断
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回路遮断器において、 各電線路毎の前記重畳電圧のデジタル変換値または積算
    値から夫々周期的信号のみを抽出する適応フィルタ手段
    を備え、前記漏電時電路開放手段がこの抽出された周期
    的信号成分を用いて前記のように零相電流を求めること
    を特徴とする回路遮断器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の回路遮断器におい
    て、 前記A/D変換手段がマイクロコントローラに内蔵され
    てなることを特徴とする回路遮断器。
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