JP3520454B2 - 撚糸のビリ防止装置 - Google Patents

撚糸のビリ防止装置

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JP3520454B2 JP26826494A JP26826494A JP3520454B2 JP 3520454 B2 JP3520454 B2 JP 3520454B2 JP 26826494 A JP26826494 A JP 26826494A JP 26826494 A JP26826494 A JP 26826494A JP 3520454 B2 JP3520454 B2 JP 3520454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はビームやチーズに巻付け
られた撚糸を巻き戻しする際に、緩みが生じないように
するビリ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撚糸とは複数本の繊維を撚って1本の糸
に仕上げられたものであり、該撚糸は所定の張力下で、
しかも所定の撚数でもって製作される。そして、撚られ
た糸はビームやチーズに巻き取られて次の工程に供され
ることになるが、該ビームやチーズから巻き戻して次の
工程に送られる場合に、巻き付けた際の張力と違うなら
ば撚糸の太さは変化し、撚数も変わってしまう。
【0003】例えば、該撚糸は織編みされる前にサイジ
ング処理を必要とするが、この場合にも、ビームやチー
ズから巻き戻しされる撚糸に張力の変化が発生するなら
ば該撚糸の太さは変動してしまい、該糸を使用した生地
の品質は必然的に低下する。すなわち、巻き戻す際に糸
に緩みが発生するならば太く成り、その状態でサイジン
グ処理すれば太くなった状態で固定化してしまう。
【0004】従って、ビームやチーズに巻き付けられた
撚糸を巻き戻して次の工程に送られる場合には、該撚糸
の緩みを防止するビリ防止装置が必要となる。ところ
で、従来のビリ防止装置は図5に示すようなものであ
る。同図の(イ) はビニール、(ロ)、(ハ) は固定棒、(ニ)
は支持棒、(ホ) は重りを表し、上記ビニール(イ) は各棒
に掛けられ、重りによって緊張状態にある。
【0005】図6は上記支持棒(ニ)にチーズを装着した
場合である。従って、ビニール(イ)はチーズ(ヘ) の外周
を覆うことになり、しかも、単に覆うのみでなく上記重
りの作用でチーズ(ヘ) の外周面を押圧・密着するように
なる。従って、チーズ(ヘ) の外周から引き出される撚糸
には所定の抵抗が発生して、これが緩み防止として機能
する。
【0006】しかし、同図に示すようなビリ防止装置で
はチーズ(ヘ) を支持棒(ニ)に装着する作業が非常に面倒
であり、ましてや多数本のチーズ(ヘ) 、(ヘ) …を架台に
装着する作業は大変な重労働となってしまう。該チーズ
(ヘ) の一般的な装着作業はチーズ(ヘ) に前以てビニール
(イ) を被覆した状態で支持棒(ニ)に装着するとともに、
ビニール(イ) を各固定棒(ロ) 、(ハ) に掛けて重りを載せ
る。従って、このような装置では各チーズ(ヘ) の自動装
着を実現することは勿論困難である。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】このように、従来の
ビリ防止装置には上記のごとき問題がある。本発明が解
決しようとする課題はこれら問題点であり、チーズの装
着作業が簡単であり、必要に応じて自動装着も可能とな
るビリ防止装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のビリ防止装置は
チーズやビーム等を装着する支持棒を有し、該支持棒は
支持レールに沿って移動することが出来、装着されるチ
ーズの大きさ(外径)に応じて適当な位置に固定出来る
ようにしている。そして、1本又は2本の固定棒を水平
に備え、上記支持棒を取着する基台に設けた軸を中心と
して旋回する回転アームを有し、該回転アーム先端には
水平に延びるハンドルを備えている。
【0009】そしてビニールの縁はこのハンドルに係止
し、上記固定棒に巻き掛けした状態で該ビニールには重
りによって張力を付加している。回転アームの長さは装
着されるチーズ半径よりも大きくなっており、該旋回ア
ームと共にハンドルを旋回させるならば、ビニールはチ
ーズ外周に巻き付くことになり、チーズはビニールにて
被覆される。回転アームはビニールをチーズ外周に巻き
付けしたところで停止する為のストッパー装置を有す。
ここで、支持棒に装着するものはチーズに限定せず、ビ
ームやシリンダーであってもよい。
【0010】
【作用】本発明のビリ防止装置は旋回するハンドルを備
えており、該ハンドルを回すことによってビニールをチ
ーズに巻き付けて従来とほぼ同じ状態にすることが出来
る。すなわち、巻き付けしたビニールによって巻き戻さ
れる糸に抵抗を与え、糸の緩み防止を行う。チーズは支
持棒に装着するに際してビニールを掛ける必要はなく、
装着した後でハンドルを回してビニールを巻き掛けす
る。チーズや空になった紙管を支持棒から取り外す場合
には上記ハンドルを元の位置に戻して行われる。以下、
本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】図1は本発明のビリ防止装置を表す実施例で
ある。同図の1はチーズ、2は支持棒、3は固定棒、4
は重り、5はハンドル、6は回転アームをそれぞれ示し
ている。上記チーズ1は基台7から水平に延びた支持棒
2に装着され、該基台7は支持レール8に取着された取
付け金具9と連結している。そして取付け金具9は支持
レール8に沿って移動することが出来て、その取着位置
を適当に変更することが可能である。
【0012】基台7と取付け金具9の間には軸が設けら
れ、この軸を中心として回転アーム6は旋回することが
出来、そして回転アーム先端にはハンドル5が水平に延
びている。該ハンドル5は支持棒2に装着されたチーズ
1の外周からある程度の隙間を残して位置するように上
記回転アーム6の長さが定められている。回転アーム6
は上記軸を中心として旋回することになるが、図1に示
す位置並びに約360°回転した位置にて停止するよう
にストッパーが設けられている。
【0013】又、本発明の装置にも2本の固定棒3a、
3bが水平に所定の間隔をおいて配置され、そしてビニ
ール10の片方の縁は固定棒3aに連結し、他方の縁は
上記ハンドル5に連結している。ビニール10の両縁に
は挿入部を形成して、該挿入部に上記固定棒3aとハン
ドル5が挿入した状態で連結している。固定棒3bには
単に接触して支持されただけの状態であるが、両固定棒
3a、3b間には重り4が載ってビニール10をV型に
撓ませ、ビニール10に適度な緊張を与えている。
【0014】図2はチーズ1を装着していない状態での
本発明に係るビリ防止装置の正面図と側面図である。同
図の11はストッパー装置であり、具体的な構造は特に
限定しないがボールをコイルバネにて押圧した装置とす
ることも出来、回転アーム6側には該ボールの一部が嵌
入する為の凹部を形成している。図3はハンドル5を旋
回してビニール10をチーズ1の外周に巻き付けした状
態を示している。上記ストッパー装置11はハンドル5
が同図の位置にて停止するように回転アーム6を拘束す
る。
【0015】図4は本発明の他の実施例であり、固定棒
3aを無くして片方の固定棒3bのみで構成した場合で
ある。従って、ビニール10の縁に上記重り4を直接取
着し、前記図3に示した場合と同じようにビニール10
に適度な緊張を与えている。ビニール10はチーズ1の
外周に密着して適度な圧力を付加し、該チーズ1から巻
き戻しされる撚糸には巻き戻し抵抗が発生し、その結
果、所定の張力が付加された状態を保たれる。
【0016】ところで、実施例ではハンドル操作が手動
にて行う場合を説明したが、上記回転アームはモータに
て旋回させることが出来、又はエヤシリンダーを利用す
ることも可能である。そしてビニールの代わりに一般的
な布を用いることもある。以上述べたように、本発明の
ビリ防止装置は旋回するハンドルを備え、該ハンドルが
装着したチーズの回りを旋回してビニールや布を巻き付
けする装置であり、次のような効果を得ることが出来
る。
【0017】
【発明の効果】本発明はビニールや布の縁をハンドルに
連結して、該ハンドルの旋回と同時にチーズ外周にビニ
ールや布を巻き付けることが出来、従来のビリ防止装置
に比べてチーズの装着やビリ防止装置のセッティング等
の作業性は大きく向上し、短時間で完了する。特に、チ
ーズにビニールを被覆した状態でなく、該チーズ単独で
支持棒に装着することが出来る為に、装着作業を自動化
することが可能となる。そして、チーズ装着後にはモー
タにて回転アームを旋回するならばビニールの巻き付け
作業も自動化出来る。
【0018】更に、支持棒に装着するのがチーズでな
く、ツバを有すビームの場合には、巻き付けている糸が
少なくなるにしたがって、ビニールは両ツバ間に挟まれ
てしまい、その結果、従来の装置では取り外し作業が極
めて面倒であったが、本発明の装置ではハンドルを元の
位置に戻すだけでビニールもビームから外れる為に何ら
問題を残さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビリ防止装置にチーズを装着した場
合。
【図2】本発明のビリ防止装置であって、(a)は正面
図、(b)は側面図。
【図3】チーズにビニールが巻き付いた状態。
【図4】チーズにビニールが巻き付いた他の状態。
【図5】従来のビリ防止装置。
【図6】従来のビリ防止装置にチーズを装着した場合。
【符号の説明】
1 チーズ 2 支持棒 3 固定棒 4 重り 5 ハンドル 6 回転アーム 7 基台 8 支持レール 9 取付け金具 10 ビニール 11 ストッパー装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーズやビーム等に巻かれた撚糸を巻き
    戻して次の工程に送られる場合に、巻き戻しの際に発生
    する撚糸の緩みを防止するビリ防止装置において、上記
    チーズ等を装着する為の支持棒を有し、該支持棒を取着
    する基台には回転アームを軸支し、回転アームの先端に
    はハンドルを水平に設け、同じく2本の固定棒を所定の
    間隔をおいて水平に設けると共に、ビニールや布等の縁
    を片方の固定棒に連結し、他の縁はハンドルに連結し、
    両固定棒間には重りを配置してビニール等に載せて適度
    な緊張を付加し、上記回転アームの位置を拘束する為の
    ストッパー装置を備えたことを特徴とする撚糸のビリ防
    止装置。
  2. 【請求項2】 チーズやビーム等に巻かれた撚糸を巻き
    戻して次の工程に送られる場合に、巻き戻しの際に発生
    する撚糸の緩みを防止するビリ防止装置において、上記
    チーズ等を装着する為の支持棒を有し、該支持棒を取着
    する基台には回転アームを軸支し、回転アームの先端に
    はハンドルを水平に設け、同じく固定棒を水平に設ける
    と共に、ビニールや布等の縁には重りを取着し、他の縁
    は上記固定棒に巻き掛けした状態でハンドルに連結して
    ビニール等には適度な緊張を付加し、上記回転アームの
    位置を拘束する為のストッパー装置を備えたことを特徴
    とする撚糸のビリ防止装置。
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