JP3519978B2 - ネットワーク帯域管理方式 - Google Patents

ネットワーク帯域管理方式

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JP3519978B2
JP3519978B2 JP07466399A JP7466399A JP3519978B2 JP 3519978 B2 JP3519978 B2 JP 3519978B2 JP 07466399 A JP07466399 A JP 07466399A JP 7466399 A JP7466399 A JP 7466399A JP 3519978 B2 JP3519978 B2 JP 3519978B2
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の通信装置とこ
れらを集中管理するネットワーク管理装置とからなる情
報伝送システムにおけるネットワーク帯域管理方式に関
する。
【0002】通信装置は,複数の時分割多重の入側の伝
送路と複数の出側の伝送路の間のパスをバイパスまたは
時間位置を変えるクロスコネクトを備え,一方の端末か
ら複数の通信装置を介して他方の端末までのパスを形成
するためにネットワーク管理装置が設けられているが,
クロスコネクト機構を経由すると遅延時間が発生するた
めできるだけクロスコネクト機構を通る段数を少なくす
ることが望まれている。
【0003】
【従来の技術】図13は従来のネットワークシステムの
構成を示し,本願発明はこのような構成のネットワーク
システムを対象とする。図中,80a〜80dは端末を
収容すると共に時分割多重伝送路のパスのクロスコネク
ト機構を備える通信装置,81は各通信装置の伝送路の
クロスコネクト機構の制御部を集中して管理する管理プ
ロセッサ,82a〜82dは通信装置間に設けられた時
分割多重の伝送路,83a〜83dは各通信装置に収容
されたコンピュータ等を含む端末である。
【0004】時分割多重伝送路80a〜80dは固定の
多数の各タイムスロットに個別のユーザの信号を割り当
てて伝送される同期伝送モードで伝送を行い,ユーザが
使用するパスの帯域に対応して割当てられるタイムスロ
ットの数を変えて設定される。各通信装置は,入力され
る複数の伝送路上のパス(タイムスロット)を中継する
か自通信装置に収容された端末に切換える(接続する)
機能や,自通信装置の端末に接続したパスを他の通信装
置と接続された伝送路に切換える(接続する)機能を備
える。通信装置がパスの中継または端末との切換えを行
う場合,入側(または入方路)の伝送路上のタイムスロ
ットを出側(または出方路)の伝送路上の異なるタイム
スロットに変更する場合は,クロスコネクト機構による
遅延時間が発生し,タイムスロットが変わらない場合は
クロスコネクトをバイパス(またはスキップ)すること
で遅延時間が発生しない。
【0005】このシステムでは,各通信装置の伝送路
(クロスコネクトを含む)の管理は,管理プロセッサ8
1により行われる。管理プロセッサ81は,複数の各通
信装置と公知の共通線信号方式により接続されるか,ま
たは一つの通信装置(図13の場合は通信装置80d)
と接続される伝送路を介して全ての通信装置と接続され
たパスを設定し,そのパスを介して各通信装置を管理す
るための制御情報が送受信される。
【0006】従来の帯域管理方法を説明すると,例え
ば,通信装置80aの端末83aから通信装置80cの
端末83cへパスを設定する要求が発生すると,管理プ
ロセッサ81は,最初に端末83aを通信装置80aか
ら通信装置80bへ接続するための伝送路82aのタイ
ムスロットの使用状況を調べて,要求された帯域に対応
する個数の空き領域(タイムスロット)があると検出さ
れた空き領域を割当てる。続いて通信装置80bにおい
て入方路の82aを通信装置80cに接続する出方路の
伝送路82cに接続するため,伝送路82cの使用状況
を調べて,空き領域(タイムスロット)が検索されると
その領域をこの端末83aから端末83cへのパスに割
当てる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の方法に
よれば,通信装置が直列に長く接続されるようなネット
ワーク構成において,新たに設定しようとするパスが経
由する通信装置の台数が多いと,通信装置を中継する際
のクロスコネクト機構によって発生する遅延時間が経由
する通信装置の台数に比例して増大するという問題があ
る。
【0008】このようにユーザ回線が経由する通信装置
の台数が多いと,中継遅延時間の加算値が増大すること
で,ユーザ回線を使用する端末によってはセッションが
切れてしまう場合があるという問題が発生する。
【0009】本発明は中継時間の大部分を占めるクロス
コネクト機能による遅延時間を削減し,経由する通信装
置の台数が多くても中継遅延時間の増大を防止すること
ができるネットワーク帯域管理方式を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示す図である。図中,1は管理プロセッサ,10は回
線管理部,11は回線割付部,11aは同一タイムスロ
ット(TS)位置割付有無判別手段,11bは使用伝送
路情報抽出手段,11cは全伝送路同一タイムスロット
(TS)判別手段,11dはクロスコネクト経由段数低
減手段である。12はメモリ,12aは各通信装置の各
伝送路別のタイムスロット(TS)の使用状況が格納さ
れた伝送路情報格納部,12bは割付を行うために抽出
した伝送路情報を格納する抽出情報格納部,12cはユ
ーザから要求された回線情報を格納する回線情報格納部
である。13は複数の通信装置と回線の帯域(割付け)
管理情報を含むネットワークの制御情報を送受信する入
出力インタフェースである。2は端末や伝送路を収容す
る通信装置,2aは管理プロセッサ1と制御信号の送受
信を行う入出力インタフェース,2bはクロスコネクト
の制御を含む制御部である。3は管理プロセッサ1と各
通信装置2との間で制御信号を伝送するための共通線信
号方式または管理用のパスにより形成される制御回線で
ある。
【0011】なお,図1では管理プロセッサ1に接続す
る通信装置2は1台だけ示されているが,図示省略され
た他の多数の通信装置と接続されている。
【0012】ある通信装置2の端末から他の通信装置の
端末との回線(パス)設定の要求を行うと,その端末が
収容された通信装置2の制御部2bから入出力インタフ
ェース2a及び制御回線3を介して管理プロセッサ1へ
送られると,管理プロセッサ1の入出力インタフェース
13を介してメモリ12の回線情報格納部12cに格納
される。管理プロセッサ1では回線管理部10の回線割
付部11が起動し,最初に同一TS位置割付有無判別手
段11aが,要求された回線について各伝送路上の同一
タイムスロット(TS)位置の割付要求をしているかど
うかの判別を行う。要求していない場合は従来と同様に
各伝送路毎に順番に空タイムスロットを割当てるが,同
一TS位置要求をしている場合,使用伝送路情報抽出手
段11bにより設定を要求された回線(パス)を構成す
る各通信装置を通る各経由伝送路(回線情報格納部12
cに格納)の使用状況を,メモリ12の伝送路情報格納
部12aから抽出して抽出情報格納部12bに格納す
る。複数の経由伝送路の各タイムスロットの使用状況
(空き/使用中)を表す情報が得られると,全伝送路同
一タイムスロット判別手段11cが要求された帯域に対
応する個数のタイムスロットが,全ての経由伝送路上の
同一位置で空きがあるか抽出情報格納部12bの各伝送
路情報に基づいて判別し,空きが検出されると,その同
一位置の空きタイムスロットを要求された回線に割り当
てる。
【0013】もし,全経路伝送上の同一位置に空きが無
い場合は,クロスコネクト経由段数低減手段11dが起
動される。クロスコネクト経由段数低減手段11dは,
最初に上記抽出情報格納部12bの各伝送路の使用状況
情報を発側の端末の伝送路側から見て必要タイムスロッ
ト数の同一位置の空きが何個の伝送路数存在するか相手
端末側へ向かって調べ,次に相手端末の通信装置の伝送
路側からみて,必要タイムスロット数の同一位置(発端
末側の伝送路の同一位置とは異なる)の空きが何個の伝
送路数存在するか発側の通信装置に向かって調べる。要
求された回線の両端の端末からのそれぞれ各同一位置の
空きがある伝送路の個数が求められると各伝送路の個数
を加算して要求された回線(パス)の全経由伝送路の数
に達していれば,発側と着側の同一位置の空きのタイム
スロットを各経由伝送路に割り当て,両者が切替えられ
る通信装置においてクロスコネクトを行うよう割り当て
る。1回のクロスコネクトで全経由伝送路数に達しない
と,全経由伝送路数に達するまで複数のクロスコネクト
が行われる。要求された回線を構成する各通信装置の伝
送路に割り当てた帯域(タイムスロット)の情報は管理
プロセッサ1の入出力インタフェース13から制御回線
3を介してそれぞれの通信装置2の入出力インタフェー
ス2aを介して制御部2bに供給される。各通信装置2
では割り当てられた帯域の情報に従って,クロスコネク
ト(タイムスロットを変更する切替)またはバイパス
(タイムスロットを変更せずそのままスキップ)をする
ように制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は通信装置の実施例の構成で
あり,この実施例は伝送路の方路が方路1〜方路MのM
個設けられている例について主として方路1と方路Mに
関係する構成を示す。また,通信装置に収容された端末
との接続構成は従来技術と同じであり,図示省略されて
いる。
【0015】図中,20は各方路に対応して設けられた
インタフェース(IF),21は入力された信号をタイ
ムスロット単位でバイパス(スキップ)するかクロスコ
ネクト(後述する)を介するかの切換えを行うスイッチ
(SWで表示),22はタイムスロットの入れ替えを含
むパス切換え機能を備えるクロスコネクト(XCで表
示),23は入力伝送路から入力された信号をタイムス
ロット単位で選択して対応する方路の出力伝送路へ出力
するセレクタ(SELで表示),24は制御部,25は
帯域割り当てデータ格納メモリ,26は入出力インタフ
ェース(IF)である。
【0016】通信装置は入出力インタフェース26から
制御回線3(図1)を介して管理プロセッサ1(図1)
と接続され,管理プロセッサは通信装置(発側の端末を
収容する通信装置)から要求された設定すべき回線(パ
ス)の情報を受け取ると後述するデータを用いた処理に
より,要求された回線を構成する各伝送路の最適なタイ
ムスロットを割り当てて,当該伝送路の切換えを行う各
通信装置に通知されると,図2の通信装置の帯域割り当
てデータ格納メモリ25に格納される。帯域割り当てデ
ータ格納メモリ25は,図に示すデータ構成により,方
路1〜方路Mのそれぞれの出力伝送路を構成するN個の
各出力タイムスロット(出力TS1〜TSNで表示)の
データが格納されている。各出力TSのデータは,入力
方路番号,入力TS番号,及びクロスコネクトをバイパ
スする場合のXCバイパス設定(入力TS番号と出力方
路のTS番号が一致する場合に設定)の情報とで構成さ
れる。各通信装置の制御部24は帯域割り当てデータ格
納メモリ25を参照して,各方路の入力伝送路のスイッ
チ(SW)21及びクロスコネクト(XC)22を制御
すると共にセレクタ(SEL)23を制御して交換制御
を行う。
【0017】図3は管理プロセッサが保持する情報を示
す。図3のA.は伝送路情報であり,各通信装置に設け
られた各伝送路(伝送路♯1〜♯NのN個)に対応し
て,伝送路番号とその伝送路を構成する全てのタイムス
ロット(TS♯1〜♯nのn個)の情報を含む伝送路情
報とが設定されている。この伝送路情報は,各タイムス
ロット毎に,使用/未使用の区別と,使用している場合
にそのタイムスロットを使用する回線番号(利用者が端
末間の通信用に割り当てられた回線番号),及び当該回
線内の次のタイムスロットのアドレス情報が格納されて
いる。
【0018】図3のB.は回線情報であり,発側の利用
者の端末が相手端末との通信を行うために割付けを要求
したユーザ回線の情報であり,利用者の端末を収容する
通信装置で受け取ると,管理プロセッサ1(図1)に対
して制御回線3(図1)を介して送られ,管理プロセッ
サはその回線情報に対して回線割り当ての処理を行う。
回線情報は,一つの回線に対応して,回線番号(利用者
に対応して割り当てる番号),同一TS割付有効/無効
(同じタイムスロットによる割付けを要求するか,否か
を表す情報),使用するタイムスロット数(使用する帯
域),経由伝送路番号♯1〜♯m(発側の端末の通信装
置の伝送路番号から,中間の経由通信装置の各伝送路番
号と終端の通信装置の伝送路番号を含む)とで構成され
る。
【0019】図4は本発明によるタイムスロット割付け
の処理フローであり,上記図3に示すデータを用いて管
理プロセッサにおいて実行される。
【0020】最初に割付け対象ユーザ回線がタイムスロ
ットの同一位置割付が有効/無効の何れであるかを判別
する(図4のS1)。これは上記図3のB.に示す回線
情報の先頭に設定されており,これが無効に設定されて
いる場合は,従来例で説明した伝送路単位に空きを検索
して割付を実施する処理を経由伝送路数分繰り返す(図
4のS2)。タイムスロットの同一位置割付が有効に設
定されている場合は,ユーザ回線の経由伝送路の使用状
況を経由順に抽出し(図4のS3),抽出した経由伝送
路の使用状況をすべてOR(論理和)を取る(同S
4)。
【0021】図5に経由伝送路の使用状況の抽出とOR
を取るための構成を示す。図5の30−aは上記図3の
B.に示す回線情報の中の経由伝送路番号♯1の伝送路
に対応し,この伝送路番号♯1の使用状況の情報は管理
プロセッサが保持する伝送路情報(図3のA.)から抽
出されることで得ることができ,図5に示すように各タ
イムスロット(TS♯1〜♯n)の情報が設定される。
同様に,経由伝送路の各伝送路番号の使用状況の情報が
順番に抽出され,図5には経由伝送路30♯mまでの情
報が設定される。
【0022】続いて,上記図各経由伝送路の使用状況の
情報について,各タイムスロット(TS)毎に使用/未
使用の情報について論理和(OR)を取って,それぞれ
の結果を図5に示す使用状況チェック領域31に格納す
る。すなわち,同じタイムスロット(TS)について,
一つでも使用であれば論理和の結果は「使用」であり,
全てが未使用の場合論理和の結果は「未使用」となる。
こうして,全てのタイムスロットTS♯1〜♯nの論理
和が使用状況チェック領域に格納される。
【0023】図4のフローに戻って説明すると,タイム
スロット(TS)の先頭位置へチェックポイントを移動
し(図4のS5),使用状況チェック領域(図5の3
1)をチェックして,ユーザが使用するタイムスロット
数(必要帯域)の個数のタイムスロット(TS)が空き
(未使用)であるか判別する(図4のS6)。必要個数
のタイムスロットが空きでない場合,全タイムスロット
についてチェックしたか判別し(図4のS7),終了し
てない場合はチェックポイントのタイムスロット位置を
次に進め(同S8),上記S6の判断を行う。ここで必
要帯域に対応する個数のタイムスロットが未使用である
ことが分かると,該当タイムスロット位置に当該ユーザ
回線を割付,全経由伝送路分について行う(図4のS
9)。
【0024】このS9では例えば,ユーザ使用タイムス
ロットが2個の場合に,1個だけが全経由伝送路の同一
位置(同一タイムスロット)に割当てられる場合もあ
り,残りの1タイムスロットは未割り当てである。この
ような場合,次の割付け対象ユーザ回線の使用するタイ
ムスロットは全て割付け終了か判別した時(図4のS1
0),全ての割付けが終了していないと判別される。こ
の場合も上記のS6のNOの場合と同様に,伝送路内の
全てのタイムスロットの検索が終了したか判別し,終了
していないと上記S8に移行して,タイムスロットを進
めてS6の判別が行われるが,終了していると手動割付
(オペレータの従来の手法による割付)を実施するか判
別し(図4のS11),手動割付である場合は,該当ユ
ーザ回線の割付けが出来なかったことをオペレータに通
知し(同S13),ユーザ(オペレータ)による手動割
付処理が行われる(同S14)。
【0025】上記S11において,手動割付を実施しな
いように設定してある場合,クロスコネクト機能を低減
するためのタイムスロット割付処理を実行する(図4の
S12)。このS12の処理は,上記図1のクロスコネ
クト経由段数低減手段11dに対応し,その内容の詳細
は図6に示す。
【0026】図6はクロスコネクト機能低減のための処
理フローであり,上記図5の処理において全経由伝送路
で同一位置(タイムスロット)に割当てタイムスロット
が無く,手動割付けを行わない場合に実行される。この
場合,上記図5の各伝送路30−a〜30−mに示す使
用伝送路の一方の端局(伝送路30−a側)から同一タ
イムスロットが連続で空いている経由伝送路数を算出
し,これをタイムスロット毎に実施する(図6のS
1)。次に,他方の端局(図5の伝送路30−m側)か
らも同一タイムスロットが連続で空いている経由伝送路
数を算出し,これをタイムスロット毎に実施する(図6
のS2)。続いて,双方の算出結果からそれぞれ最長の
ものを選び出して加算し(図6のS3),結果はユーザ
回線の経由伝送路数より大きいかまたは等しいかの判別
を行う(同S4)。
【0027】大きいかまたは等しい場合は,一方の端局
から同一タイムスロットが連続で空いている経由伝送路
について割付を実施し(図6のS5),未割付部分につ
いては他方の端末から同一タイムスロットが連続で空い
ているところの割付けを実施する(同S6)。上記S4
において,加算結果がユーザ回線の経由伝送路数に達し
ないことが分かると,それぞれ(一方の端局側と他方の
端局側)の最長の経由伝送路に対して割付を実施し(同
S7),残った経由伝送路の両端を端局とし(同S
8),この図6の処理(S1)を再帰呼び出しする(同
S9)。
【0028】このようにして,伝送路がクロスコネクト
を通る段数を低減する。
【0029】次に本発明によるネットワーク帯域の割り
当て動作を具体例により示す。
【0030】図7はネットワークシステムの構成例とユ
ーザ回線の一覧の例である。図7のA.に示す構成例で
は,通信装置がA〜Hの8つで構成され,伝送路はa〜
hの8個設けられ,管理プロセッサ1は通信装置Aを介
して,各通信装置と制御回線(例えば,時分割多重の制
御用のタイムスロット)により接続されている。
【0031】A.に示すネットワークシステムにおい
て,現在割当てられたユーザ回線の内容がB.のユーザ
回線の一覧として示されている。回線番号1は,端局A
から端局Eまで回線で,経由伝送路はa,b,c,dで
あり,使用タイムスロットは2個である。回線番号2も
端局Aから端局Eであるが,経由伝送路がa,e,f,
g,h,dであり,回線番号1は異なる経路である。回
線番号3は端局Bから端局Dを接続する回線であり,経
由伝送路はb,cで使用タイムスロットは2個である。
以下,回線番号4〜回線番号7までの各回線が図のよう
な伝送路を経由して設定されている。
【0032】図8は各伝送路のタイムスロットを使用す
る回線番号を示し,上記図7に示すネットワークシステ
ムにおいて,各伝送路が10個のタイムスロットで構成
されている場合に,各伝送路a〜hのタイムスロットが
どの回線番号の回線により使用されているか示し,各タ
イムスロットの下側に配置された網かけされた部分の数
値は,その数値で表す回線番号により使用されているこ
とを表す。すなわち,伝送路aのタイムスロット1,2
は回線番号1で使用し,タイムスロット3,4は回線番
号2で使用し,タイムスロット5,6は回線番号5で使
用している。
【0033】上記図8の状態で伝送路のタイムスロット
が使用されているネットワークシステムに対して,ユー
ザ回線を追加したいという要求が発生した場合の動作例
を図9乃至図12を用いて説明する。
【0034】図9,図10は追加ユーザ回線を同一タイ
ムスロット位置に割付ける例(その1),(その2)で
ある。
【0035】図9のA.は追加したいユーザ回線として
回線番号8,端局Aと端局Eの間の,経由伝送路がa,
b,c,dで使用タイムスロットが2個である。これに
対し,図4に示すフローのS3のステップにより図9の
B.に示すように経由伝送路a,b,c,dのタイムス
ロットの使用状況が得られる。
【0036】次に図10のA.は上記図9のB.に示す
4本の伝送路の使用状況を,上記図4に示すフローのS
4のステップにより全てORを取ることで,タイムスロ
ット7と8が全経由伝送路に渡って空いていることが分
かり,回線番号8の使用するタイムスロット数は2であ
るから,この2タイムスロットを当該ユーザ回線番号8
に割り当てた状態を示す。図10のB.はこのように割
り当てられた回線番号8の回線に対して各通信装置
(局)において,クロスコネクトを経由するか,バイパ
ス(スキップ)するかの制御状態(図2のスイッチ21
でクロスコネクト22を通すかバイパスさせるかの制御
状態)を示す。なお,端局が収容されたA局とE局では
必ずクロスコネクト(XC)を介して伝送路に接続す
る。この図9,図10に示す例では,追加する回線番号
8は全経由伝送路a〜dにおいて同一位置のタイムスロ
ット7,8であるため中継する通信装置においてクロス
コネクトを通らずに遅延時間を最小にすることができ
る。
【0037】次に図11,図12は追加ユーザ回線が異
なるタイムスロット位置に割付ける例(その1),(そ
の2)である。
【0038】図11のA.は追加したいユーザ回線が回
線番号8,端局Aと端局Hの間の,経由伝送路はa,
e,f,gで使用タイムスロットが2個であることを表
す。これに対し,図4に示すフローのS3のステップに
より図11のB.に示すように経由伝送路a,e,f,
gのタイムスロットの使用状況が得られる。
【0039】次に上記図11のB.に示す4本の伝送路
の使用状況を,上記図4に示すフローのS4のステップ
により全てORを取ると同一タイムスロット位置が全経
由伝送路に渡って空いているところがないので,図6の
フローを実行して,端局Aからみて,同一タイムスロッ
ト位置が連続で空いている部分を算出する(図6のS
1)。これによりタイムスロット7と8が1伝送路(伝
送路a),タイムスロット9と10が2伝送路(伝送路
aと伝送路e)空いていることが分かる。また,端局H
からみて同一タイムスロット位置が連続で空いている部
分を算出する(図6のS2)。この場合タイムスロット
5と6が3伝送路分空いていることが分かる。従って,
端局Aから見たときの最長伝送路数は2,端局Hから見
たときの最長伝送路数は3で,両者の合計は5になり,
クロスコネクト機能を1回使用すればユーザ回線を設定
することが可能であることが分かる。
【0040】図12のA.は,こうして割付けられた回
線番号8の追加後のa,e,f,gの各伝送路のタイム
スロットの使用状況を示し,網かけで示すように回線番
号8のユーザ回線に対して伝送路a,eではタイムスロ
ット9,10を割付け,伝送路f,gではタイムスロッ
ト5,6を割付ける。
【0041】図12のB.はA.のように割付けられた
回線番号8のユーザ回線に対し各通信装置(局)におい
て,クロスコネクトを経由するか,バイパス(スキッ
プ)するかの制御状態を示し,中継局の一つのF局にお
いてクロスコネクト(XC)を通っているが,他の中継
局のA局とG局ではクロスコネクトを介さずにバイパス
の経路を通っており,クロスコネクトを経由する段数を
最小にすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば複数の通信装置と伝送
路,及びそのネットワークを管理するプロセッサとで構
成されて,ユーザ回線を収容するネットワークシステム
において,以下の効果を奏する。
【0043】(1) ユーザ回線がネットワーク内の通信装
置を多く経由する場合,経由する伝送路内で使用するタ
イムスロット位置を同一にすることで通信装置でのクロ
スコネクト機能による中継遅延時間を削減できる。
【0044】(2) 既にタイムスロットが使用されていて
経由する全伝送路についてタイムスロット位置を同一に
出来ない場合にクロスコネクト処理を実行する対数を最
小に低減した設定が可能となる。
【0045】(3) 中継遅延時間にあまり厳しい条件がな
いユーザ回線については経由伝送路間てタイムスロット
位置を同一にする必要がないため,従来と同様に手動に
よる設定を選択することができる。
【0046】(4) ユーザ回線毎に帯域割り当てを自動設
定した結果,何回クロスコネクト処理を経由しているか
を帳票等に出力すれば,その回数から中継遅延時間を予
測することが可能となり,システム設計を支援すること
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】通信装置の実施例の構成を示す図である。
【図3】管理プロセッサが保持する情報を示す図であ
る。
【図4】本発明によるタイムスロット割付けの処理フロ
ーを示す図である。
【図5】経由伝送路の使用状況の抽出とORを取るため
の構成を示す図である。
【図6】クロスコネクト機能低減のための処理フローを
示す図である。
【図7】ネットワークシステムの構成例とユーザ回線の
一覧の例を示す図である。
【図8】各伝送路のタイムスロットを使用する回線番号
を示す図である。
【図9】追加ユーザ回線を同一タイムスロット位置に割
付ける例(その1)を示す図である。
【図10】追加ユーザ回線を同一タイムスロット位置に
割付ける例(その2)を示す図である。
【図11】追加ユーザ回線が異なるタイムスロット位置
に割付ける例(その1)を示す図である。
【図12】追加ユーザ回線が異なるタイムスロット位置
に割付ける例(その2)を示す図である。
【図13】従来のネットワークシステムの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 管理プロセッサ 10 回線管理部 11 回線割付部 11a 同一タイムスロット(TS)位置割付有無判
別手段 11b 使用伝送路情報抽出手段 11c 全伝送路同一タイムスロット(TS)判別手
段 11d クロスコネクト経由段数低減手段 12 メモリ 12a 伝送路情報格納部 12b 抽出情報格納部 12c 回線情報格納部 13 入出力インタフェース 2 通信装置 2a 入出力インタフェース 2b 制御部 3 制御回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 久彰 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番 18号 富士通コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 相田 淳一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−46896(JP,A) 特開 平4−113745(JP,A) 特開 平6−232835(JP,A) 特開 平10−126370(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/17 H04Q 11/04 301 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイムスロットから成る時分割多
    重の伝送路を複数個収容して交換制御を行う通信装置が
    伝送路により相互に接続され,各通信装置に対して共通
    に設けられて各通信装置の帯域管理を行う管理プロセッ
    サを備えたネットワークシステムにおいて,前記管理プ
    ロセッサに各伝送路のタイムスロットの使用状況を格納
    した伝送路情報格納部と,通信装置からの回線設定を要
    求する回線情報が発生すると,回線割付を行う回線割付
    部を備え,前記回線割付部は,前記伝送路情報格納部か
    ら全経由伝送路の使用状況の情報を抽出して,抽出した
    各伝送路の使用状況の情報から要求された帯域に対応す
    る個数のタイムスロット数が全経由伝送路で未使用であ
    ることが検出されると,前記検出された個数のタイムス
    ロットを当該要求された回線用に全経由伝送路に割付け
    ることを特徴とするネットワーク帯域管理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記回線割付部は,
    前記抽出した全経由伝送路の使用状況の情報について同
    一タイムスロットの使用/空きの情報の論理和を取っ
    て,前記論理和の結果から要求された帯域に対応する個
    数の同一位置のタイムスロットが空きか否かを検出する
    ことを特徴とするネットワーク帯域管理方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記回線割付部は,
    前記論理和された結果から要求された帯域に対応する個
    数のタイムスロット数が全経由伝送路で未使用であるこ
    とが検出されないと,前記抽出した各伝送路の使用状況
    の情報を,前記回線情報の一方端の伝送路から他方端へ
    向かって同一位置の要求された個数のタイムスロットが
    未使用である伝送路が何個連続して存在するかを検出す
    ると共に,前記回線情報の他方端の伝送路から前記一方
    の端へ向かって同一位置の要求された個数のタイムスロ
    ットが未使用である伝送路が何個連続して存在するかを
    検出し,前記求められた2つの伝送路の個数が要求され
    た回線情報の伝送路の個数に達していると,前記求めら
    れた各伝送路の位置に対応するタイムスロットを割付け
    ることを特徴とするネットワーク帯域管理方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて,前記
    要求された回線情報に,同一タイムスロット位置の割付
    要求が有効か無効かを表す情報を設け,前記管理プロセ
    ッサは,前記回線情報の同一タイムスロット位置の割付
    要求の有効か無効かを表す情報を識別して,有効に設定
    されていると上記請求項1または請求項2に記載された
    割付の制御を行い,無効に設定されていると経由伝送路
    の順番に必要個数の空きタイムスロットを割付けること
    を特徴とするネットワーク帯域管理方式。
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