JP3518982B2 - パケット分解装置及びパケット分解方法 - Google Patents

パケット分解装置及びパケット分解方法

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JP3518982B2 JP34578397A JP34578397A JP3518982B2 JP 3518982 B2 JP3518982 B2 JP 3518982B2 JP 34578397 A JP34578397 A JP 34578397A JP 34578397 A JP34578397 A JP 34578397A JP 3518982 B2 JP3518982 B2 JP 3518982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声や画像などの
データをパケット単位で伝送・交換するパケット交換シ
ステムやATM(Asynchronous Transfer Mode)交換シ
ステムなどに用いられるパケット分解装置及びパケット
分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パケット分解装置は特開平8−1
95753号に記載されたものが知られている。図12
は従来のパケット分解装置の構成を示している。図12
において15はパケット書き込み部、16はファースト
パケット検出部、17は読み出しタイミング生成部、1
8は読み出し部、19はパケット格納部である。
【0003】次に上記従来のパケット分解装置の動作に
ついて説明する。図12のパケット分解装置において
は、パケット書き込み部15は、受信したパケットを到
着順にパケット格納部19に書き込む。ファーストパケ
ット検出部16は、パケット格納手段19が空の状態で
データ読み出しが行われた場合、及びパケット格納手段
19の上限までデータが格納された状態でデータの書き
込みが行われた場合のいずれかが生じた後、最初に受信
したパケットを検出する。読み出しタイミング生成部1
7は、ファーストパケット検出部16で最初に受信した
パケットを検出した場合に、所定時間経過後に読み出し
開始を示す読み出しタイミングを生成する。読み出し部
18は読み出しタイミング生成部17から読み出しタイ
ミングを受信すると、パケット格納部19に格納したパ
ケットの読み出しを開始し、ユーザクロックに同期して
パケットの読み出しを続ける。
【0004】このように、上記従来のパケット分解装置
においては、ユーザクロックに同期してパケットの読み
出しを行うことにより、一定速度でパケットのデータを
出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパケット分解装置においては、ネットワークの状態
が変化してパケットの遅延ゆらぎが増加する場合、パケ
ット格納部19からのパケット読み出しを停止し、読み
出しタイミング生成部17から読み出し遅延時間を変更
して読み出し開始を示す読み出しタイミングを再度生成
する必要がある。
【0006】このため、ネットワークの状態が変化して
パケットの遅延ゆらぎが増加するたびにパケット分解動
作を停止する必要があるという問題を有していた。
【0007】或いは、ネットワーク状態の変化が起きて
も十分吸収できる大きな読み出し遅延時間を設定してお
くことによりパケット分解動作の停止を避ける必要があ
り、この場合格納可能なパケット数が大きいパケット格
納部19を設ける必要があるため回路量が大きくなり、
さらにパケットの分解遅延時間も大きくなるという問題
を有していた。
【0008】さらに、上記従来のパケット分解装置にお
いては、誤ったパケットを受信するとパケット格納部1
9に蓄積されてしまうため、パケットの分解遅延時間が
大きくなったままとなる可能性がある。その状態はパケ
ット分解動作を停止して、読み出しタイミング生成部1
7から読み出し遅延時間を変更して読み出し開始を示す
読み出しタイミングを再度生成するまで解消されないと
いう問題を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、ネットワークの状態が変化してパケットの遅延ゆら
ぎが変化したり誤ったパケットを受信しても読み出し遅
延時間の設定変更のために動作を停止する必要がなく、
また遅延ゆらぎ吸収のためのパケット分解遅延時間を小
さくでき、音声などのデータ伝送に適する優れたパケッ
ト分解装置及びパケット分解方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、受信したパケットを到着順に格納するパケ
ット格納手段と、パケット格納手段に到着順で格納され
たパケットを定期的に読み出してパケット内のデータを
一定速度のデータ列に変換して出力する定速度データ出
力手段と、前記パケット格納手段に格納されているパケ
ット数と上限閾値および下限閾値とを比較し、格納パケ
ット数が上限閾値または下限閾値を越えたときにパケッ
ト到着後に前記定速度データ出力手段が該パケットを前
記パケット格納手段から読み出すまでの遅延時間を増や
すことによって遅延ゆらぎ吸収量を変更する遅延ゆらぎ
吸収量調節手段を設けたものである。
【0011】以上により、ネットワークの状態が変化し
てパケットの遅延ゆらぎが変化したり誤ったパケットを
受信しても読み出し遅延時間の設定変更のために動作を
停止する必要がなく、また遅延ゆらぎ吸収のためのパケ
ット分解遅延時間を小さくできる優れたパケット分解装
置が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信したパケットを到着順に格納するパケット格納
手段と、パケット格納手段に到着順で格納されたパケッ
トを定期的に読み出してパケット内のデータを一定速度
のデータ列に変換して出力する定速度データ出力手段
と、ケット格納手段へのパケット到着およびパケット
格納手段からの定速度データ出力手段のパケット読み出
しによってパケット格納手段内の格納パケット数が変化
したときに格納パケット数と上限閾値および下限閾値と
を比較し、一定時間内に上限閾値または下限閾値を越え
た回数が一定回数以上となったときにパケット到着後に
速度データ出力手段がケットをケット格納手段か
ら読み出すまでの遅延時間を増やし、一定時間内に上限
閾値または下限閾値を越えない回数が一定回数以上とな
ったときにパケット到着後に定速度データ出力手段がパ
ケットを前記パケット格納手段から読み出すまでの遅延
時間を減らすことによって遅延ゆらぎ吸収量を変更する
遅延ゆらぎ吸収量調節手段を設けたものであり、ネット
ワークの状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが増加し
ても遅延ゆらぎ吸収時間が自動的に大きくなるため、読
み出し遅延時間の設定変更のために動作を停止する必要
がなく、また遅延ゆらぎ吸収のためのパケット分解遅延
時間を小さくしておくことができるという作用を有す
る。
【0013】また、請求項に記載の発明は、ットワ
ークの状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが増加した
場合だけでなく減少した場合も遅延ゆらぎ吸収時間を自
動的に調整することができるという作用を有する。
【0014】また、請求項に記載の発明は、上限閾値
または下限閾値を越える事象の発生する状態が一定時間
以上継続したときにパケット到着後に定速度データ出力
手段が該パケットをパケット格納手段から読み出すまで
の遅延時間を増やし、上限閾値または下限閾値を越えな
い状態が一定時間以上継続したときにパケット到着後に
定速度データ出力手段がケットを前記パケット格納手
段から読み出すまでの遅延時間を減らすことによって遅
延ゆらぎ吸収量を変更する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を
設けたものであり、ネットワークの状態が変化してパケ
ットの遅延ゆらぎが増加した場合だけでなく減少した場
合も遅延ゆらぎ吸収時間を自動的に調整することができ
るという作用を有する。
【0015】また、請求項に記載の発明は、パケット
格納手段に格納されているパケット数の変動から統計分
布を推測し、必要な確率以下となるパケット格納手段内
パケット数を計分布から求めることによって、パケッ
ト到着後に定速度データ出力手段がケットをケット
格納手段から読み出すまでの遅延時間を変更する遅延ゆ
らぎ吸収量調節手段を設けたものであり、ネットワーク
状態変化や必要なパケット分解遅延時間の条件に対して
より柔軟に遅延ゆらぎ吸収時間を自動調整できるという
作用を有する。
【0016】
【0017】また、請求項に記載の発明は、格納可能
なパケット数の上限値を変更可能なパケット格納手段
と、パケット到着後に定速度データ出力手段がケット
をパケット格納手段から読み出すまでの遅延時間と、
ケット格納手段に格納可能なパケット数の上限値を変更
することによって遅延ゆらぎ吸収量を変更する遅延ゆら
ぎ吸収量調節手段を設けたものであり、パケット分解遅
延時間の平均値や最大値を小さくできるという作用を有
する。
【0018】また、請求項に記載の発明は、受信した
パケットを到着順に格納するパケット格納手段と、パケ
ット格納手段に到着順で格納されたパケットを定期的に
読み出してパケット内のデータを一定速度のデータ列に
変換して出力する定速度データ出力手段と、受信パケッ
トの到着間隔を測定する到着間隔測定手段と、着間隔
測定手段が測定した到着間隔の変動量と閾値を比較し、
変動量が一定時間内に閾値を越えた回数が一定回数以上
となったときにパケット到着後に速度データ出力手段
ケットを前記パケット格納手段から読み出すまでの
遅延時間を増やし、一定時間内に閾値を越えない回数が
一定回数以上となったときにパケット到着後に定速度デ
ータ出力手段がパケットをパケット格納手段から読み出
すまでの遅延時間を減らすことによって遅延ゆらぎ吸収
量を変更する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を設けたもので
あり、パケット到着間隔の変動量によって正確に遅延ゆ
らぎを測定することができ、結果としてネットワーク状
態の変化によるパケットの遅延ゆらぎの増加した場合
けでなく減少した場合も遅延ゆらぎ吸収時間を自動的に
調整することができるという作用を有する。
【0019】
【0020】また、請求項に記載の発明は、閾値を越
える事象の発生する状態が一定時間以上継続したときに
パケット到着後に定速度データ出力手段が該パケットを
パケット格納手段から読み出すまでの遅延時間を増や
し、閾値を越えない状態が一定時間以上継続したときに
パケット到着後に定速度データ出力手段が該パケットを
前記パケット格納手段から読み出すまでの遅延時間を減
らすことによって遅延ゆらぎ吸収量を変更する遅延ゆら
ぎ吸収量調節手段を設けたものであり、ネットワークの
状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが増加した場合だ
けでなく減少した場合も遅延ゆらぎ吸収時間を自動的に
調整することができるという作用を有する。
【0021】また、請求項に記載の発明は、パケット
到着間隔の変動量を一定時間平均し、平均値に従ってパ
ケット到着後に定速度データ出力手段が該パケットを前
記パケット格納手段から読み出すまでの遅延時間を変更
する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を設けたものであり、ネ
ットワークの状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが増
加した場合だけでなく減少した場合も遅延ゆらぎ吸収時
間を自動的に調整することができるという作用を有す
る。
【0022】また、請求項に記載の発明は、パケット
到着間隔の変動量から統計分布を推測し、必要な確率以
下となるパケット到着間隔の変動量を該統計分布から求
めることによって、パケット到着後に定速度データ出力
手段が該パケットを前記パケット格納手段から読み出す
までの遅延時間を変更する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を
設けたものであり、ネットワーク状態変化や必要なパケ
ット分解遅延時間の条件に対してより柔軟に遅延ゆらぎ
吸収時間を自動調整できるという作用を有する。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】また、請求項9に記載の発明は、受信した
パケットを到着順に格納し、且つ格納されたパケットを
定期的に読み出して、パケット内のデータを一定速度の
データ列に変換して出力し、次に、格納されたパケット
数と上限閾値および下限閾値とを比較し、一定時間内に
上限閾値または下限閾値を越えた回数が一定回数以上と
なったときにパケット後にパケットを読み出すまで
の遅延時間を増やし、一定時間内に上限閾値または下限
閾値を越えない回数が一定回数以上となったときにパケ
ット到着後に前記パケットを読み出すまでの遅延時間を
減らすことによって遅延ゆらぎ吸収量を変更るもので
あり、ネットワークの状態が変化してパケットの遅延ゆ
らぎが増加しても遅延ゆらぎ吸収時間が自動的に大きく
なるため、読み出し遅延時間の設定変更のために動作を
停止する必要がなく、また遅延ゆらぎ吸収のためのパケ
ット分解遅延時間を小さくしておくことができるという
作用を有する。
【0032】また、請求項に記載の発明は、ットワ
ークの状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが増加した
場合だけでなく減少した場合も遅延ゆらぎ吸収時間を
自動的に調整することができるという作用を有する。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】以下、図1から図11に基づき本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態におけるパケット分解装置の構成を示すブロック
図、図2は本発明の第1の実施の形態における格納パケ
ット数の変動と上限閾値および下限閾値の関係を説明す
るためのグラフ図、図3は本発明の第2の実施の形態に
おけるパケット分解装置の構成を示すブロック図、図4
は本発明の第2の実施の形態における統計分布例を示す
グラフ図、図5は本発明の第3の実施の形態におけるパ
ケット分解装置の構成を示すブロック図、図6は本発明
の第4の実施の形態におけるパケット分解装置の構成を
示すブロック図、図7は本発明の第4の実施の形態にお
ける受信パケット到着間隔の変動量と閾値の関係を説明
するためのグラフ図、図8は本発明の第5の実施の形態
におけるパケット分解装置の構成を示すブロック図、図
9は本発明の第6の実施の形態におけるパケット分解装
置の構成を示すブロック図、図10は本発明の第6の実
施の形態における統計分布例を示すグラフ図、図11は
本発明の第7の実施の形態におけるパケット分解装置の
構成を示すブロック図である。
【0043】まず、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態におけるパケット分解装置の構成について説明
する。図1において、1は格納パケット数を比較するた
めの上限閾値を保持する上限閾値保持部、2は格納パケ
ット数を比較するための下限閾値を保持する下限閾値保
持部、3はパケット格納部8に格納されているパケット
数を計数する格納パケット数計数部、4は格納パケット
数計数部3の出力する格納パケット数と上限閾値保持部
1および下限閾値保持部2の出力する上限閾値および下
限閾値を比較する比較部、5は比較部4の出力する比較
結果に基づいて遅延ゆらぎ吸収量を調節する遅延ゆらぎ
吸収量調節部、6は受信したパケットをパケット格納部
8に書き込むパケット書き込み部、7はパケット格納部
8からパケットを読み出して一定速度のデータ列に変換
して出力する定速度データ出力部、8は受信したパケッ
トを到着順に格納するパケット格納部である。
【0044】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図1を用いてその動作を説明する。
【0045】パケット書き込み部6は受信したパケット
をパケット格納部8の最後尾へ書き込む。格納パケット
数計数部3は、パケット格納部8に格納されたパケット
数が1つ増えたことを検出して、格納パケット数出力値
を1つ増やす。比較部4は、格納パケット数計数部3の
出力する格納パケット数出力値と上限閾値保持部1およ
び下限閾値保持部2の出力を比較する。格納パケット数
出力値が上限閾値または下限閾値を越えていない場合、
遅延ゆらぎ吸収量調整部5は定速度データ出力部7に対
して指示は出さず、定速度データ出力部7はパケット格
納部8の先頭から順に一定速度でパケットを読み出して
定速度データとして出力する。格納パケット数出力値が
上限閾値または下限閾値を越えている場合、遅延ゆらぎ
吸収量調整部5は定速度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸
収量を大きくするよう指示する。定速度データ出力部7
はパケット格納部8からパケットを一定時間読み出さ
ず、補完したデータを出力することによって遅延ゆらぎ
吸収量を大きくする。
【0046】ここで、定速度データ出力部7は可変周波
数発振器を使用し、パケット格納部8からパケットを読
み出す速度を遅くすることによって遅延ゆらぎ吸収量を
大きくしてもよい。
【0047】遅延ゆらぎ吸収量調整部5は、上限閾値保
持部1および下限閾値保持部2に対して、遅延ゆらぎ吸
収量の変更に従ってそれぞれ上限閾値および下限閾値の
変更を指示する。
【0048】図2に本発明の第1の実施の形態における
パケット格納部8に格納されている格納パケット数の変
動と上限閾値および下限閾値の関係の例を示す。図にお
いて、格納パケット数が上限閾値を越えたため、遅延ゆ
らぎ吸収量を増やして上限閾値を変更している。
【0049】以上のように本発明の第1の実施の形態に
よれば、パケット書き込み部6が受信したパケットをパ
ケット格納部8へ到着順に格納し、定速度データ出力手
段7がパケット格納部8に到着順で格納されたパケット
を定期的に読み出してパケット内のデータを一定速度の
データ列に変換して出力し、比較部4が格納パケット数
と上限閾値および下限閾値とを比較し、遅延ゆらぎ吸収
量調節部5は格納パケット数が上限閾値または下限閾値
を越えた場合に定速度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸収
量の増加を指示し、定速度データ出力部7がパケット格
納部8からパケットを一定時間読み出さず、補完したデ
ータを出力することによって遅延ゆらぎ吸収量を大きく
することにより、遅延ゆらぎ吸収量を自動的に変更して
いるため、ネットワークの状態が変化してパケットの遅
延ゆらぎが増加しても遅延ゆらぎ吸収時間が自動的に大
きくなり、読み出し遅延時間の設定変更のために動作を
停止する必要がなく、また遅延ゆらぎ吸収のためのパケ
ット分解遅延時間を小さくしておくことができる。
【0050】なお、以上の説明では、格納パケット数が
上限閾値または下限閾値を一度でも越えた場合は遅延ゆ
らぎ吸収量を大きくする例について記述したが、遅延ゆ
らぎ吸収量調節部5は一定時間内に上限閾値または下限
閾値を越えた回数が一定回数以上となったときに、定速
度データ出力部7に対して遅延ゆらぎ吸収量の変更指示
を出すようにすることができる。この場合はさらに、一
定時間内に上限閾値または下限閾値を越えない回数が一
定回数以上となったときに遅延ゆらぎ吸収量を減らすこ
とが可能であり、ネットワークの状態が変化してパケッ
トの遅延ゆらぎが増加した場合だけでなく減少した場合
も遅延ゆらぎ吸収時間を自動的に調整することができ
る。
【0051】また、上限閾値または下限閾値を越える事
象の発生する状態が一定時間以上継続したときに、定速
度データ出力部7に対して遅延ゆらぎ吸収量の変更指示
を出すようにすることができる。この場合も、上限閾値
または下限閾値を越えない状態が一定時間以上継続した
ときに遅延ゆらぎ吸収量を減らすことが可能であり、ネ
ットワークの状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが増
加した場合だけでなく減少した場合も遅延ゆらぎ吸収時
間を自動的に調整することができる。
【0052】また、以上の説明では、パケット格納部8
の格納可能なパケット数の上限値は遅延ゆらぎ吸収に必
要な値に比べて十分に大きな値を仮定していたが、パケ
ット格納部8の格納可能なパケット数の上限値を遅延ゆ
らぎ吸収量に合わせて変更することによって、パケット
分解遅延時間の平均値や最大値を小さくすることができ
る。
【0053】また、上限閾値または下限閾値を越えない
状態が一定時間以上継続したときに、遅延ゆらぎ吸収量
調節部5が以降の遅延ゆらぎ吸収量の自動調整を停止
し、現在の遅延ゆらぎ吸収量を保持することによって、
定速度データ出力部が出力するデータへの影響を止める
ことができる。遅延ゆらぎ吸収量調節部5による遅延ゆ
らぎ吸収量の自動調整は設定によって停止することも可
能である。
【0054】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態におけるパケット分解装置の構成について説明
する。図3において、格納パケット数計数部3、遅延ゆ
らぎ吸収量調節部5、パケット書き込み部6、定速度デ
ータ出力部7、パケット格納部8は、第1の実施の形態
における構成と同様である。9は格納パケット数計数部
3の出力する格納パケット数に基づき格納パケット数の
統計分布を推測する統計分布推測部である。
【0055】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図3および図4を用いてその動作を説
明する。
【0056】統計分布推測部9は、格納パケット数計数
部3の出力する格納パケット数を一定時間記録し、格納
パケット数の統計分布を推測する。統計分布推測部9が
推測した統計分布から、遅延ゆらぎ吸収量調節部5は例
えば両側の95%値を求め、下側95%値と上側95%
値の差を遅延ゆらぎ吸収量とすることにより、定速度デ
ータ出力部7に遅延ゆらぎ吸収量の変更を指示する。そ
の他の動作は第1の実施の形態と同様である。
【0057】なお、以上の説明では、推測した統計分布
の両側95%値を使用したが、推測した統計分布から他
の統計量を求めて遅延ゆらぎ吸収量の変更を実施するこ
とができる。
【0058】以上のように本発明の第2の実施の形態に
よれば、統計分布推測部9が格納パケット数計数部3の
出力する格納パケット数から格納パケット数の統計分布
を推測し、統計分布推測部9が推測した統計分布から遅
延ゆらぎ吸収量調節部5が例えば両側の95%値を求
め、下側95%値と上側95%値の差を遅延ゆらぎ吸収
量とすることにより、定速度データ出力部7は遅延ゆら
ぎ吸収量を自動的に変更しているため、ネットワーク状
態変化や必要なパケット分解遅延時間の条件に対してよ
り柔軟に遅延ゆらぎ吸収時間を自動調整できる。
【0059】次に、図5を参照して、本発明の第3の実
施の形態におけるパケット分解装置の構成について説明
する。図5において、遅延ゆらぎ吸収量調節部5、パケ
ット書き込み部6、定速度データ出力部7、パケット格
納部8は、第1の実施の形態における構成と同様であ
る。10はパケット格納部8に格納可能なパケット上限
数を超えてパケットを受信したため該パケットを書き込
めなかったオーバフロー、および定速度データ出力部7
がパケット格納部8からパケットを読み出すときに読み
出すパケットがなかったアンダフローを検出するオーバ
フロー・アンダフロー検出部である。
【0060】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図5を用いてその動作を説明する。
【0061】オーバフロー・アンダフロー検出部10
は、パケット格納部8に格納可能なパケット上限数を超
えてパケットを受信したため該パケットを書き込めなか
ったことによるオーバフロー、または定速度データ出力
部7がパケット格納部8からパケットを読み出すときに
読み出すパケットがなかったことによるアンダフローを
検出する。オーバフローまたはアンダフローを検出した
ことが遅延ゆらぎ吸収量調節部5に通知されると、遅延
ゆらぎ吸収量調整部5は定速度データ出力部7に遅延ゆ
らぎ吸収量を大きくするよう指示する。その他の動作は
第1の実施の形態と同様である。
【0062】以上のように本発明の第3の実施の形態に
よれば、オーバフロー・アンダフロー検出部10がパケ
ット格納部8のオーバフローまたはアンダフローを検出
し、オーバフローまたはアンダフローを検出したことが
遅延ゆらぎ吸収量調節部5に通知されると、遅延ゆらぎ
吸収量調整部5は定速度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸
収量を大きくすることにより、遅延ゆらぎ吸収量を自動
的に変更しているため、遅延ゆらぎ吸収量調節部5にお
ける遅延ゆらぎ変化の検出が容易で回路量が少ない安価
なパケット分解装置を構成できる。
【0063】次に、図6を参照して、本発明の第4の実
施の形態におけるパケット分解装置の構成について説明
する。図6において、比較部4、遅延ゆらぎ吸収量調節
部5、パケット書き込み部6、定速度データ出力部7、
パケット格納部8は、第1の実施の形態における構成と
同様である。11は到着間隔と比較するための閾値を保
持する閾値保持部、12は受信したパケットの到着間隔
の変動量を計測する到着間隔変動量計測部である。
【0064】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図6を用いてその動作を説明する。
【0065】到着間隔変動量計測部12は、パケットを
受信すると前回パケットを受信した時刻と現在時刻の差
を求め、該受信パケットにおけるパケット到着間隔値と
する。そして、該パケット到着間隔値と前回のパケット
到着間隔値の差を、受信したパケットの到着間隔の変動
量として出力する。比較部4は、到着間隔計測部12が
出力する到着間隔の変動量と閾値保持部11の出力する
閾値を比較する。到着間隔の変動量が閾値を越えていな
い場合、遅延ゆらぎ吸収量調整部5は定速度データ出力
部7に対して指示は出さず、定速度データ出力部7はパ
ケット格納部8の先頭から順に一定速度でパケットを読
み出して定速度データとして出力する。到着間隔の変動
量が閾値を越えている場合、遅延ゆらぎ吸収量調整部5
は定速度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸収量を大きくす
るよう指示する。定速度データ出力部7はパケット格納
部8からパケットを一定時間読み出さず、補完したデー
タを出力することによって遅延ゆらぎ吸収量を大きくす
る。
【0066】ここで、定速度データ出力部7は可変周波
数発振器を使用し、パケット格納部8からパケットを読
み出す速度を遅くすることによって遅延ゆらぎ吸収量を
大きくしてもよい。
【0067】遅延ゆらぎ吸収量調整部5は、閾値保持部
11に対して、遅延ゆらぎ吸収量の変更に従って閾値の
変更を指示する。
【0068】図7に本発明の第4の実施の形態における
受信パケット到着間隔の変動量と閾値の関係の例を示
す。図において、受信パケット到着間隔の変動量が閾値
を越えたため、遅延ゆらぎ吸収量を増やして閾値を変更
している。
【0069】以上のように本発明の第4の実施の形態に
よれば、パケット書き込み部6が受信したパケットをパ
ケット格納部8へ到着順に格納し、定速度データ出力手
段7がパケット格納部8に到着順で格納されたパケット
を定期的に読み出してパケット内のデータを一定速度の
データ列に変換して出力し、到着間隔変動量計測部12
が受信したパケットの到着間隔の変動量を調べて出力
し、比較部4が受信パケット到着間隔の変動量と閾値と
を比較し、遅延ゆらぎ吸収量調節部5は受信パケット到
着間隔変動量が閾値を越えた場合に定速度データ出力部
7に遅延ゆらぎ吸収量の増加を指示し、定速度データ出
力部7がパケット格納部8からパケットを一定時間読み
出さず、補完したデータを出力することによって遅延ゆ
らぎ吸収量を大きくすることにより、遅延ゆらぎ吸収量
を自動的に変更しているため、ネットワークの状態が変
化してパケットの遅延ゆらぎが増加しても遅延ゆらぎ吸
収時間が自動的に大きくなり、読み出し遅延時間の設定
変更のために動作を停止する必要がなく、遅延ゆらぎ吸
収のためのパケット分解遅延時間を小さくしておくこと
ができる。また、受信パケット到着間隔の変動量によっ
て正確に遅延ゆらぎを測定することができ、結果として
ネットワーク状態の変化によるパケットの遅延ゆらぎの
増加に正確に対応できる。
【0070】なお、以上の説明では、受信パケット到着
間隔の変動量が閾値を一度でも越えた場合は遅延ゆらぎ
吸収量を大きくする例について記述したが、遅延ゆらぎ
吸収量調節部5は一定時間内に閾値を越えた回数が一定
回数以上となったときに、定速度データ出力部7に対し
て遅延ゆらぎ吸収量の変更指示を出すようにすることが
できる。この場合はさらに、一定時間内に閾値を越えな
い回数が一定回数以上となったときに遅延ゆらぎ吸収量
を減らすことが可能であり、ネットワークの状態が変化
してパケットの遅延ゆらぎが増加した場合だけでなく減
少した場合も遅延ゆらぎ吸収時間を自動的に調整するこ
とができる。
【0071】また、閾値を越える事象の発生する状態が
一定時間以上継続したときに、定速度データ出力部7に
対して遅延ゆらぎ吸収量の変更指示を出すようにするこ
とができる。この場合も、閾値を越えない状態が一定時
間以上継続したときに遅延ゆらぎ吸収量を減らすことが
可能であり、ネットワークの状態が変化してパケットの
遅延ゆらぎが増加した場合だけでなく減少した場合も遅
延ゆらぎ吸収時間を自動的に調整することができる。
【0072】また、以上の説明では、パケット格納部8
の格納可能なパケット数の上限値は遅延ゆらぎ吸収に必
要な値に比べて十分に大きな値を仮定していたが、パケ
ット格納部8の格納可能なパケット数の上限値を遅延ゆ
らぎ吸収量に合わせて変更することによって、パケット
分解遅延時間の平均値や最大値を小さくすることができ
る。
【0073】さらに、以上の説明では、到着間隔計測部
12は受信したデータ伝送用パケットの到着間隔変動量
を計測していたが、パケット到着間隔の変動量を計測す
るための計測パケットを送出し、該計測パケットの到着
間隔の変動量を測定することによってデータパケットの
到着間隔の変動量を推測することも可能である。この場
合、音声や画像などのデータにおける無音部分などのよ
うにデータを伝送しない場合でも継続してパケット到着
間隔の変動量を計測できる次に、図8を参照して、本発
明の第5の実施の形態におけるパケット分解装置の構成
について説明する。図8において、遅延ゆらぎ吸収量調
節部5、パケット書き込み部6、定速度データ出力部
7、パケット格納部8、到着間隔変動量計測部12は、
第4の実施の形態における構成と同様である。13は到
着間隔変動量計測部12出力する受信パケット到着間隔
変動量に基づき一定時間あたりの平均値を算出する平均
値算出部である。
【0074】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図8を用いてその動作を説明する。
【0075】平均値算出部13は、到着間隔変動量計測
部12の出力する受信パケット到着間隔変動量を一定時
間記録し、受信パケット到着間隔変動量の平均値を算出
する。平均値算出部13が算出した平均値を、遅延ゆら
ぎ吸収量調節部5は遅延ゆらぎ吸収量とすることによ
り、定速度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸収量の変更を
指示する。その他の動作は第4の実施の形態と同様であ
る。
【0076】以上のように本発明の第5の実施の形態に
よれば、平均値算出部13が到着間隔変動量計測部12
の出力する受信パケット到着間隔変動量から平均値を算
出し、平均値算出部13が算出した平均値を遅延ゆらぎ
吸収量調節部5が遅延ゆらぎ吸収量とすることにより、
定速度データ出力部7は遅延ゆらぎ吸収量を自動的に変
更しているため、遅延ゆらぎ吸収量の算出が容易で回路
量が少ない安価なパケット分解装置を構成できる。
【0077】次に、図9を参照して、本発明の第6の実
施の形態におけるパケット分解装置の構成について説明
する。図9において、遅延ゆらぎ吸収量調節部5、パケ
ット書き込み部6、定速度データ出力部7、パケット格
納部8、到着間隔変動量計測部12は、第4の実施の形
態における構成と同様である。9は到着間隔変動量計測
部12の出力する受信パケット到着間隔変動量に基づき
受信パケット到着間隔変動量の統計分布を推測する統計
分布推測部である。
【0078】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図9および図10を用いてその動作を
説明する。
【0079】統計分布推測部9は、到着間隔変動量計測
部12の出力する受信パケット到着間隔変動量を一定時
間記録し、受信パケット到着間隔変動量の統計分布を推
測する。統計分布推測部9が推測した統計分布から、遅
延ゆらぎ吸収量調節部5は例えば上側の95%値を求め
て遅延ゆらぎ吸収量とすることにより、定速度データ出
力部7に遅延ゆらぎ吸収量の変更を指示する。その他の
動作は第4の実施の形態と同様である。
【0080】なお、以上の説明では、推測した統計分布
の上側95%値を使用したが、推測した統計分布から他
の統計量を求めて遅延ゆらぎ吸収量の変更を実施するこ
とができる。
【0081】以上のように本発明の第6の実施の形態に
よれば、統計分布推測部9が到着間隔変動量計測部12
の出力する受信パケット到着間隔変動量から受信パケッ
ト到着間隔変動量の統計分布を推測し、統計分布推測部
9が推測した統計分布から遅延ゆらぎ吸収量調節部5が
例えば上側の95%値を求めて遅延ゆらぎ吸収量とする
ことにより、定速度データ出力部7は遅延ゆらぎ吸収量
を自動的に変更しているため、ネットワーク状態変化や
必要なパケット分解遅延時間の条件に対してより柔軟に
遅延ゆらぎ吸収時間を自動調整できる。
【0082】次に、図11を参照して、本発明の第7の
実施の形態におけるパケット分解装置の構成について説
明する。図11において、遅延ゆらぎ吸収量調節部5、
パケット書き込み部6、定速度データ出力部7、パケッ
ト格納部8は、第1の実施の形態における構成と同様で
ある。14は受信したパケットに抜けがありネットワー
ク内で廃棄されたことを検出するパケット廃棄検出部で
ある。
【0083】以上のように構成されたパケット分解装置
について、同じく図11を用いてその動作を説明する。
【0084】パケット廃棄検出部14は、受信したパケ
ットを調べて廃棄が発生したことを検出する。遅延ゆら
ぎ吸収量調節部5は、パケット廃棄検出部14から受信
パケットから廃棄を検出したことを通知されると、定速
度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸収動作の初期化を指示
する。定速度データ出力部7は、遅延ゆらぎ吸収動作の
初期化を指示されると、パケット書き込み部6がパケッ
ト格納部8の最後尾に受信したパケットを格納してから
該パケットを読み出すまでの遅延時間を再度補正して、
定速度でパケットを読み出す動作を開始する。
【0085】以上のように本発明の第7の実施の形態に
よれば、パケット廃棄検出部14が受信したパケットを
調べて廃棄が発生したことを検出し、遅延ゆらぎ吸収量
調節部5が受信パケットから廃棄を検出したことを通知
されると、定速度データ出力部7に遅延ゆらぎ吸収動作
の初期化を指示し、定速度データ出力部7が遅延ゆらぎ
吸収動作の初期化を指示されると、パケット書き込み部
6がパケット格納部8の最後尾に受信したパケットを格
納してから該パケットを読み出すまでの遅延時間を再度
補正して、定速度でパケットを読み出す動作を開始する
ため、パケットの廃棄によりパケット格納手段に格納さ
れているパケット数が減少して遅延ゆらぎ吸収動作が正
常に働かなくなるのを防止できる。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明は、ネットワークの
状態が変化してパケットの遅延ゆらぎが変化したり誤っ
たパケットを受信しても読み出し遅延時間の設定変更の
ために動作を停止する必要がなく、また遅延ゆらぎ吸収
のためのパケット分解遅延時間を小さくできるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるパケット分
解装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における格納パケッ
ト数の変動と上限閾値および下限閾値の関係を説明する
ためのグラフ図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるパケット分
解装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態における統計分布例
を示すグラフ図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるパケット分
解装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるパケット分
解装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態における受信パケッ
ト到着間隔の変動量と閾値の関係を説明するためのグラ
フ図
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるパケット分
解装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第6の実施の形態におけるパケット分
解装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第6の実施の形態における統計分布
例を示すグラフ図
【図11】本発明の第7の実施の形態におけるパケット
分解装置の構成を示すブロック図
【図12】従来のパケット分解装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1 上限閾値保持部 2 下限閾値保持部 3 格納パケット数計数部 4 比較部 5 遅延ゆらぎ吸収量調節部 6 パケット書き込み部 7 定速度データ出力部 8 パケット格納部 9 統計分布推測部 10 オーバフロー・アンダフロー検出部 11 閾値保持部 12 到着間隔変動量計測部 13 平均値算出部 14 パケット廃棄検出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−244186(JP,A) 特開 平6−152648(JP,A) 特開 平9−233081(JP,A) 特開 平10−285170(JP,A) 特許3015282(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 230 H04L 12/56 300

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したパケットを到着順に格納するパ
    ケット格納手段と、パケット格納手段に到着順で格納さ
    れたパケットを定期的に読み出してパケット内のデータ
    を一定速度のデータ列に変換して出力する定速度データ
    出力手段と、前記パケット格納手段へのパケット到着お
    よび前記パケット格納手段からの前記定速度データ出力
    手段のパケット読み出しによって前記パケット格納手段
    内の格納パケット数が変化したときに前記格納パケット
    数と上限閾値および下限閾値とを比較し、一定時間内に
    上限閾値または下限閾値を越えた回数が一定回数以上と
    なったときにパケット到着後に前記定速度データ出力手
    段が前記パケットを前記パケット格納手段から読み出す
    までの遅延時間を増やし、一定時間内に上限閾値または
    下限閾値を越えない回数が一定回数以上となったときに
    パケット到着後に前記定速度データ出力手段が前記パケ
    ットを前記パケット格納手段から読み出すまでの遅延時
    間を減らすことによって遅延ゆらぎ吸収量を変更する遅
    延ゆらぎ吸収量調節手段を有することを特徴とするパケ
    ット分解装置。
  2. 【請求項2】 上限閾値または下限閾値を越える事象の
    発生する状態が一定時間以上継続したときにパケット到
    着後に定速度データ出力手段が前記パケットをパケット
    格納手段から読み出すまでの遅延時間を増やし、上限閾
    値または下限閾値を越えない状態が一定時間以上継続し
    たときにパケット到着後に定速度データ出力手段が前記
    パケットを前記パケット格納手段から読み出すまでの遅
    延時間を減らすことによって遅延ゆらぎ吸収量を変更す
    る遅延ゆらぎ吸収量調節手段を有する請求項1記載のパ
    ケット分解装置。
  3. 【請求項3】 パケット格納手段に格納されているパケ
    ット数の変動から統計分布を推測し、必要な確率以下と
    なるパケット格納手段内パケット数を前記統計分布から
    求めることによって、パケット到着後に定速度データ出
    力手段が前記パケットを前記パケット格納手段から読み
    出すまでの遅延時間を更する遅延ゆらぎ吸収量調節手
    段を有する請求項1記載のパケット分解装置。
  4. 【請求項4】 格納可能なパケット数の上限値を変更可
    能なパケット格納手段と、パケット到着後に定速度デー
    タ出力手段が該パケットをパケット格納手段から読み出
    すまでの遅延時間と、前記パケット格納手段に格納可能
    なパケット数の 上限値を変更することによって遅延ゆら
    ぎ吸収量を変更する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を有する
    請求項1記載のパケット分解装置。
  5. 【請求項5】 受信したパケットを到着順に格納する
    ケット格納手段と、前記パケット格納手段に到着順で格
    納された前記パケットを定期的に読み出してパケット内
    のデータを一定速度のデータ列に変換して出力する定速
    度データ出力手段と、受信パケットの到着間隔を測定す
    る到着間隔測定手段と、前記到着間隔測定手段が測定し
    た到着間隔の変動量と閾値を比較し、前記変動量が一定
    時間内に閾値を越えた回数が一定回数以上となったとき
    パケット到着後に前記定速度データ出力手段が前記
    ケットを前記パケット格納手段から読み出すまでの遅延
    時間を増やし、一定時間内に閾値を越えない回数が一定
    回数以上となったときにケット到着後に前記定速度デ
    ータ出力手段が前記パケットを前記パケット格納手段か
    ら読み出すまでの遅延時間を減らすことによって遅延ゆ
    らぎ吸収量を変更する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を有す
    ことを特徴とするパケット分解装置。
  6. 【請求項6】 閾値を越える事象の発生する状態が一定
    時間以上継続したときにパケット到着後に定速度データ
    出力手段が前記パケットを前記パケット格納手段から読
    み出すまでの遅延時間を増やし、閾値を越えない状態が
    一定時間以上継続したときにパケット到着後に前記定速
    度データ出力手段が該パケットを前記パケット格納手段
    から読み出すまでの遅延時間を減らすことによって遅延
    ゆらぎ吸収量を変更する遅延ゆらぎ吸収量調節手段を有
    する請求項記載のパケット分解装置。
  7. 【請求項7】 パケット到着間隔の変動量を一定時間平
    均し、平均値に従ってパケット到着後に前記定速度デー
    タ出力手段が前記パケットを前記パケット格納手段から
    読み出すまでの遅延時間を変更する遅延ゆらぎ吸収量調
    節手段を有する請求項5記載のパケット分解装置。
  8. 【請求項8】 パケット到着間隔の変動量から統計分布
    を推測し、必要な確率以下となるパケット到着間隔の変
    動量を該統計分布から求めることによって、パケット到
    着後に定速度データ出力手段が前記パケットを前記パケ
    ット格納手段から読み出すまでの遅延時間を変更する遅
    延ゆらぎ吸収量調節手段を有する請求項記載のパケッ
    ト分解装置。
  9. 【請求項9】 受信したパケットを到着順に格納し、且
    つ格納されたパケットを定期的に読み出して、パケット
    内のデータを一定速度のデータ列に変換して出力し、次
    に、格納されたパケット数と上限閾値および下限閾値と
    を比較し、一定時間内に上限閾値または下限閾値を越え
    た回数が一定回数以上となったときにパケット到着後
    前記パケットをみ出すまでの遅延時間を増やし、一定
    時間内に上限閾値または下限閾値を越えない回数が一定
    回数以上となったときにパケット到着後に前記パケット
    読み出すまでの遅延時間を減らすことによって遅延ゆ
    らぎ吸収量を変更するようにしたことを特徴とするパケ
    ット分解方法
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