JP3518482B2 - パケットのポリシング装置及びその方法 - Google Patents

パケットのポリシング装置及びその方法

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JP3518482B2 JP2000125059A JP2000125059A JP3518482B2 JP 3518482 B2 JP3518482 B2 JP 3518482B2 JP 2000125059 A JP2000125059 A JP 2000125059A JP 2000125059 A JP2000125059 A JP 2000125059A JP 3518482 B2 JP3518482 B2 JP 3518482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケットのポリシン
グ装置及びその方法に関し、特にパケット通信網におけ
る呼接続制御をなすためのパケットポリシング方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ATM(ASYNCHRONOUS TRANSFE
R MODE)通信等のパケット通信網では、呼の設定にあた
っては、網のユーザからのトラヒック申告値を元に、網
リソースを考慮して呼受付けの可否判断を行うようにな
っている。このとき、網はその受付けられた呼に対して
ユーザからのトラヒックが申告値を超えていないかを常
時監視して、違反トラヒックに対する制御を行うことに
より、違反トラヒックから網内リソースを保護するよう
になっている。かかる呼接続制御がポリシング処理と称
されるものであり、ITU−TI.371においてその
動作が規定されている。
【0003】一方、ネットワークの高速化により、バッ
クボーンネットワークもさらなる高速化が進み、ギガビ
ットクラスの回線が導入され始めている。そこで、高速
回線でも、伝送速度と同じ速度で、上述したポリシング
処理のためのフロー制御または優先制御を行なうことが
できる方法が必要となっている。
【0004】例えば、伝送速度2.48832GHz
(OC−48/STM−16)、9.95328GHz
(OC−192/STM−64)に対してフロー単位の
ポリシング処理を実施する場合、例えば、最小パケット
が40バイトと仮定すると、最小パケットの処理時間は
それぞれ約128ns、約32nsとなる。これは10
0MHzをクロックとして利用すると仮定した場合、そ
れぞれ12クロック、3クロックで最小パケットを処理
する必要がある。伝送速度がより高速になると、処理時
間はさらに短くなる。
【0005】従来の技術では、全てのフローに対して個
々のフローを処理する処理回路を持つ方法や、多くのフ
ローを処理するために処理回路を共有し、演算処理に必
要なパラメータは、メモリ等の記憶手段に保存してお
き、必要に応じてその都度、この記憶手段から取り出す
という方法が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、次のような問題がある。全てのフローに対して個々
のフローを処理する処理回路を持つ方法では、回路規模
が非常に大きくなる。その理由は、高速回線になるほど
処理フロー数が多くなるので、処理回路の数が多くな
り、結果として回路規模が大きくなる。
【0007】処理回路を共有して、演算処理に必要なパ
ラメータはメモリ等の記憶手段に保存しておき必要に応
じてその都度、当該記憶手段から取出すという方法で
は、高速処理ができない。その理由は、一回の処理を行
なうのに、パラメータの読出しと更新とで2回のパラメ
ータ記憶手段へのアクセスが必要だからである。
【0008】本発明の目的は、回路規模の縮小及び高速
処理を可能としたパケットのポリシング装置及びその方
法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パケッ
トの到着に応答してその種別を判定して分離する分離手
段と、これ等分離種別対応に設けられた演算処理部とを
含み、順次入力されるパケットの種別に応じてポリシン
グ処理をなすようにしたパケットのポリシング装置であ
って、前記種別はパケットのフロー速度別であって、第
一のフロー速度パケットと、それよりも低速の第二のフ
ロー速度パケットとからなり、前記第一のフロー速度パ
ケットに対する前記演算処理部は複数並列に設けられて
おり、前記分離手段は第一のフロー速度パケットをこれ
等並列の演算処理部へ夫々分離して供給するよう構成さ
れていることを特徴とするパケットのポリシング装置が
得られる。
【0010】そして、前記第二のフロー速度パケットに
対する前記演算処理部は単一のパイプライン処理方式の
回路構成であることを特徴とする。更に、前記演算処理
部のポリシングアルゴリズムはトークンバケット(Toke
n Bucket)方式であり、このトークンバケットアルゴリ
ズムのための演算パラメータの数が、前記第一のフロー
速度パケットに対するものよりも前記第二のフロー速度
パケットに対するものが大であることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、前記パケットの到着に応
答してその種別を判定して分離する分離ステップと、こ
れ等分離種別対応に演算処理をなす演算処理ステップと
を含み、順次入力されるパケットの種別に応じてポリシ
ング処理をなすようにしたパケットのポリシング方法で
あって、前記種別はパケットのフロー速度別であって、
第一のフロー速度パケットと、それよりも低速の第二の
フロー速度パケットとからなり、前記第一のフロー速度
パケットに対する前記演算処理ステップは複数並列に処
理され、前記分離ステップは第一のフロー速度パケット
をこれ等並列の演算処理ステップへ夫々分離して供給す
ことを特徴とするパケットのポリシング方法が得られ
る。
【0012】そして、前記第二のフロー速度パケットに
対する前記演算処理ステップは単一のパイプライン処理
であることを特徴とする。更に、前記演算処理ステップ
のポリシングアルゴリズムはトークンバケット方式であ
り、このトークンバケットアルゴリズムのための演算パ
ラメータの数が、前記第一のフロー速度パケットに対す
るものよりも前記第二のフロー速度パケットに対するも
のが大であることを特徴とする。
【0013】
【0014】本発明の作用を述べる。パケット到着検出
手段がパケットの到着を検出すると、到着パケットが高
速フローかそれとも低速フローかを判断して、到着通知
を通知する演算処理回路を選択する。複数の並列接続さ
れた高速フロー用演算処理部は一つの高速フローを専用
に演算処理する回路であり、最小パケットの伝送時間で
処理が可能である。低速フローの処理は、低速フロー用
パラメータ読出し部と、低速フロー用演算処理部と、低
速フロー用パラメータ更新処理部と、パラメータ記憶手
段とから構成され、それぞれの処理は最小パケットの伝
送時間以内で処理を行う。高速フローと低速フローの処
理時間の差を高速フローの演算結果に遅延を付加するこ
とにより、演算結果処理部はパケットの入力順序で廃棄
またはマーキングの処理を行なう。
【0015】かかる構成により、高速フローは個別の演
算回路にて並列的に演算処理がなされ、低速フローは単
一の演算処理回路を共有しつつパイプライン処理がなさ
れることにより、高速回線のラインカードにおいて多く
のフローの処理が可能となり、かつ回路規模を適切な規
模に抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施例につき説明する。図1は本発明の実施例の構成を
示すブロック図である。本実施例は、パケット到着検出
部1と、高速フローのポリシング演算を行う高速フロー
用演算処理部2−1,2−2,…,2−nと、高速フロ
ー用演算処理部2−1,2−2,…,2−nの出力に固
定遅延を付加する遅延手段3−1,3−2,…,3−n
と、低速フロー用のパラメータを記憶するパラメータ記
憶手段7と、低速フローのパラメータをパラメータ記憶
手段7から読出す低速フロー用パラメータ読出し部4
と、低速フローのポリシング演算を行なう低速フロー用
演算処理部5−1,…,5−mと、ポリシング演算結果
によりパラメータ記憶手段7に記憶されているパラメー
タを更新する低速フロー用パラメータ更新処理部6と、
遅延手段3−1,3−2,…,3−nまたは低速フロー
用パラメータ更新処理部6から演算結果を受取り、演算
結果に従って到着パケットの廃棄またはマーキングを行
なう演算結果処理部8から構成される。
【0017】パケット到着検出部1は入力データを監視
しパケットの到着を検出する。そして、到着パケットが
予め設定されたフローであるか検索し、高速フローであ
る場合は、該当する高速フロー用演算処理部2−1,2
−2,…,2−nのどれか一つにパケットの到着を通知
する。到着パケットが低速フローの場合は、低速フロー
用パラメータ読出し部4にパケットの到着を通知する。
到着パケットが予め設定されたフローでない場合は、ベ
ストエフォートのフローとして扱うために、低速フロー
と同じ経路を通して、未設定フローのパケット到着を通
知し、演算結果処理部8で到着パケットをベストエフォ
ートクラスとして通過させる。
【0018】高速フロー用演算処理部2−1,2−2,
…,2−nは、予め高速フローとして設定したフロー毎
に演算処理部が設けてあり、それぞれ、内部に各フロー
のパラメータレジスタがあり、パケット到着検出部1か
らのパケットの到着通知により直ちに演算を行ない、遅
延手段3−1,3−2,…,3−nに演算結果を通知す
る。この演算処理に要する時間を最小パケットの伝送時
間以内で行なうために、パラメータの桁数を少なくした
り、演算の単純化を行なう。
【0019】遅延手段3−1,3−2,…,3−nは、
高速フロー用演算処理部2−1,2−2,…,2−nで
の演算処理時間と低速フローの演算処理時間(低速フロ
ー用パラメータ読出し部4と低速フロー用演算処理部5
−1,…,5−mと低速フロー用パラメータ更新処理部
6の処理時間の合計)との差を吸収するために固定的な
遅延を付加する。
【0020】低速フロー用パラメータ読出し部4はパケ
ット到着検出部1からのパケットの到着通知により、パ
ラメータ記憶手段7から該当するフローのパラメータを
読出し、低速フロー用演算処理部5−1,…,5−nに
パケットの到着とパラメータを通知する。予め設定され
ていないフローのパケットが到着した場合は、未設定フ
ローのパケット到着のみを通知する。
【0021】低速フロー用演算処理部5−1,…,5−
mは、低速フロー用パラメータ読出し部4から通知され
るパラメータによる演算処理を複数時間に分割して処理
する(パイプライン処理)。そして、演算結果を低速フ
ロー用パラメータ更新処理部6に通知する。未設定フロ
ーのパケット到着時は、演算は行なわず、未設定フロー
のパケット到着通知のみ行なう。
【0022】低速フロー用パラメータ更新処理部6は低
速フロー用演算処理部5−1,…,5−mから通知され
る演算結果に従い、該当フローのパラメータの更新を行
ない、また、演算結果を演算結果処理部8に通知する。
未設定フローのパケット到着時は、未設定フローのパケ
ット到着通知を行なう。
【0023】パラメータ記憶手段7は低速フローの演算
処理に使用するパラメータを記憶する手段であり、図示
されていない設定部からのパラメータの読み書き及び低
速フロー用パラメータ読出し部4、低速フロー用パラメ
ータ更新処理部6からパラメータの読み書きができる。
【0024】演算結果処理部8は、遅延手段3−1,3
−2,…,3−nから通知される高速フローの演算結
果、低速フロー用パラメータ更新処理部6から通知され
る低速フローの演算結果または未設定フローのパケット
到着を単位時間にどれか一つを受取り、到着パケットを
廃棄またはマーキングするか否か判断し、パケットの廃
棄、パケットへのマーキングまたは廃棄/マーキング無
しでパケットを通過させる。
【0025】演算結果処理部8の入力部では、高速フロ
ー演算処理部2−1,2−2,…,2−nの後に遅延手
段3−1,3−2,…,3−nを入れることにより、高
速フロー、低速フローともパケット到着検出部1でのパ
ケットの到着から一定時間経過後に入力される。
【0026】ここで、本発明の説明に使用する用語につ
いて説明する。「高速フロー」とは、本発明で最小パケ
ット間隔でパケットが入力されても演算処理が可能なフ
ローを示している。本発明では、このフロー数をn本
(nは最大20程度)に限定する。また、「低速フロ
ー」とは、本発明でパケットの到着間隔が最小パケット
の(m+2)倍以上で入力されるフローを示している。
本発明では、このフロー数をnより非常に大きい数が可
能とする(例えば、64kフロー)。
【0027】図2は本発明の一実施例におけるタイミン
グチャートの例を示しており、図2を参照して本発明の
動作について説明する。パケット到着検出部1は、入力
データを監視し(図2の(a))、パケットの到着を検
出する。パケットの到着を検出すると、到着パケットが
予め設定されたフローに該当するかを検索する。この検
索はパケットのヘッダ部に予め付されたパケット種別に
より行うことが可能である。到着パケットが高速フロー
か低速フローかによって下記に示すように処理が別れ
る。
【0028】到着パケットが高速フローの場合には、高
速フロー用演算処理部2−1,2−2,…,2−nの該
当する一つにパケットの到着を通知する(図2の
(b))。高速フロー用演算処理部2−1,2−2,
…,2−nは、内部に各フロー専用のパラメータレジス
タおよび演算回路があり、パケット到着検出部1からの
パケットの到着通知により直ちに演算を行ない、パラメ
ータレジスタを更新し、遅延手段3−1,3−2,…,
3−nに演算結果を通知する(図2の(c1),(c
2),…,(cn))。この演算処理を最小パケットの
伝送時間以内で行なう。遅延手段3−1,3−2,…,
3−nは演算結果を一定時間保持し、演算結果処理部8
に通知する(図2の(d1),(d2),…,(d
n))。
【0029】演算結果処理部8は演算結果をもとに到着
パケットを廃棄するかマーキングするか、そのまま通過
させるかを判断し、廃棄またはマーキング等の処理を行
なう(図2の(h))。
【0030】到着パケットが低速フローの場合は、低速
フロー用パラメータ読出し部4にパケットの到着を通知
する(図2の(b))。低速フロー用パラメータ読出し
部4は、到着パケットの該当フローのパラメータをパラ
メータ記憶手段7から読出し、低速フロー用演算処理部
5−1,…,5−mに通知する(図2の(e))。低速
フロー用演算処理部5−1,…,5−mは読出したパラ
メータを使用して演算を行ない、結果を低速フロー用パ
ラメータ更新処理部6に通知する(図2の(fm))。
【0031】低速フロー用パラメータ更新処理部6は受
信した演算結果を演算結果処理部8に通知する(図2の
(g))と同時に、パラメータ記憶手段7の該当フロー
のパラメータを更新する。演算結果処理部8は演算結果
をもとに到着パケットを廃棄するか、マーキングする
か、そのまま通過させるかを判断し、廃棄またはマーキ
ング等の処理を行なう(図2の(h))。
【0032】低速フロー用パラメータ読出し部4と低速
フロー用パラメータ更新処理部6の処理時間と、低速フ
ロー用演算処理部5−1,…,5−mの個々の演算処理
とは、最小パケットの伝送時間以内で行い、パイプライ
ン処理方式としてm個に分割するものとしている(mは
整数)。
【0033】到着パケットが予め設定されていないフロ
ーの場合は、低速フロー用パラメータ読出し部4、低速
フロー用演算処理部5−1,…,5−m、低速フロー用
パラメータ更新処理部6を通して、演算結果処理部8に
未設定フローのパケット到着を通知し、到着パケットを
ベストエフォートクラスとして通過させる。
【0034】パケットのポリシングには、一般的にトー
クンバケット(Token Bucket)モデルを使用するので、
このToken Bucketモデルを使用して説明する。Token Bu
cketモデルは、Token を格納するバケット(Token Bucke
t)を持ち、周期的にバケットに一定のToken を追加す
る。Token BucketにToken が有る(0以上)場合は、入
力パケットがポリシング適合と判断して、入力パケット
の長さをToken Bucketから減算する。Token BucketにTo
ken が無い(0未満)場合は、入力パケットをポリシン
グ不適合と判断する。
【0035】ポリシングの適合条件は、Token が0以上
としているが、パケットの長さ以上というようにしても
よい。また、適合条件を「Token =パケットの長さ」で
はなく、「Token =0」としているため、減算後のToke
n Bucketの値は負の値を取りうる。適合条件は、Token
を2進数で表現すると最上位bitが”0”か”1”か
で判断可能である。Token の値は1バイト=1ではな
く、nバイト=1(nは整数)に正規化しても良い。
【0036】Token Bucketモデルを本発明に適用する場
合の演算処理部の動作について、図3〜5のフローを参
照しつつ説明する。高速フロー用演算処理部2−1,
…,2−nは、それぞれ、Token を加算する周期カウン
タと、Token の加算値の保持手段と、Token Bucketとに
より構成される。周期カウンタが一周する度に、TokenB
ucketにToken が加算される。
【0037】パケット到着時に(図3のステップS
1)、Token Bucketの値が参照され(ステップS2)、
その値が0以上の場合(ステップS3)、ポリシング適
合と判断され、パケットの長さをToken Bucketから減算
してToken Bucketを更新する(ステップS4)。パケッ
ト到着時にToken Bucketが0未満の場合(ステップS
3)、ポリシング不適合と判断され、Token Bucketは更
新しない。この場合の適合処理(ステップS5)及び不
適合処理(ステップS6)は次段の演算結果処理部8で
行われるものである。
【0038】低速フローの演算処理は、例えば、下記の
ように処理を分割する。前回のToken 加算時刻To 、前
回のToken Bucketの値Tbo、加算Token の値A、Token
の加算周期S、パケット到着時刻Tn とすると、現在の
Token Bucketの値Tbnは、Tbn=Tbo+((Tn −To
)/S)×Aで表される。ここで、割り算を示す“x
/y”はxをyで割った「商」であるものとする。
【0039】処理(1)パケット到着時に(図4のステ
ップS10)、パラメータ記憶手段7から該当フローの
パラメータ(Token 加算時刻、Token Bucketの値、加算
Token の値、Token の加算周期)を読出し(ステップS
11)、読出したパラメータは前回のToken 加算時刻T
o 、前回のToken Bucketの値Tbo、加算Token の値A、
Token の加算周期Sとして演算を行う。
【0040】処理(2)パケット到着時刻と前回のToke
n 加算時刻の差(前回のToken 加算からの経過時間)を
計算する(ステップS12)。
【0041】処理(3)前回のToken 加算からの経過時
間を加算周期で割り、その商(Token 加算回数)を計算
する(ステップS13)。
【0042】処理(4)Token 加算回数にToken の加算
値を掛け、前回のToken Bucketに加算するためのToken
(加算Token )を計算する。同時に、Token 加算回数に
加算周期を掛け、前回のToken 加算時刻に加算するため
の時間(加算時間)を計算する(ステップS14)。
【0043】処理(5)加算Token を前回のToken Buck
etの値に加算し、現在のToken Bucketの値を計算する。
同時に、加算時間を前回のToken 加算時刻に加算し、現
在のToken 加算時刻を計算する(ステップS15)。
【0044】処理(6)上記現在のToken Bucketの値か
らポリシング適合条件(Token が0以上)を満足するか
判断し(図5のステップS16)、適合の場合は、Toke
n Bucketからパケット長を減算する(ステップS1
7)。
【0045】処理(7)パラメータ記憶手段7の該当フ
ローのパラメータを更新する(ステップS18)。すな
わち、現在のToken 加算時刻をToken 加算時刻、現在の
Token Bucketの値をToken Bucketの値として更新する。
【0046】処理(1)を低速フロー用パラメータ読出
し部4で行い、処理(2)から処理(6)を低速フロー
用演算処理部5−1,…,5−mで1処理ずつ行い、処
理(7)を低速フロー用パラメータ更新処理部6で行
う。なお、適合処理(ステップS19)及び不適合処理
(ステップS20)は演算結果処理部8で行うことは勿
論である。
【0047】このように低速フローの演算をパイプライ
ン処理することにより、高速フローと同様の演算を多く
のフローに対して行うことができる。
【0048】次に、具体例をあげて本発明の利点を説明
する。伝送速度2.4Gbpsのラインカードにおい
て、個々のフローに対し、制約無しにピークレート/ア
ベレージレート(Peak Rate/Average Rate)を規定する
とすると、例えば、ピークレートが2.4Gbps、ア
ベレージレートが1Mbpsのようなフローを2400
本用意することができる。
【0049】しかし、同じフローに属するパケットが連
続して到着する場合を考えると、パラメータをメモリか
ら読出し、演算を行った後、パラメータを更新する処理
を最小パケットの伝送時間以内で行う必要があるため
に、パイプライン処理でポリシング処理を行うことはで
きない。また、回路規模が大きくなるために、2400
フロー分の個々の処理回路を用意することもできない。
【0050】そこで運用上、フローを155Mbpsを
越えるピークレートを規定するフロー(1)と155M
bps以下のピークレートを規定するフロー(2)の2
種類に分類し、さらに、(1)のフロー数を限定すると
いう制約を設ける。例えば、ピークレートとアヘレージ
レートとが近い値であれば、(1)のフロー数は最大1
6本となる。従って、(1)のフロー用に16個の個別
回路を用意すれば、(1)のフローに関して伝送速度で
の処理が可能となる。
【0051】(2)のフローに関しては、必ずパケット
の到着間隔が(1)のフローの16倍以上になるので、
最小パケットの伝送時間の16倍の時間で処理可能なパ
イプラインを用意し、フロー単位にパイプライン処理が
できる。(2)のフローに関しては、各フロー情報をメ
モリに格納して毎度演算処理を行うので、多くのフロー
数を管理できる。
【0052】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、高速伝送路のラ
インカードにおいて高速フローのポリシングと多くの低
速フローのポリシングを同時に行なえることである。そ
の理由は、高速フローについては、パラメータをメモリ
へ格納せず、専用のレジスタに格納しているので、メモ
リへのアクセスが不要であり、低速フローについては、
パケット到着時にパラメータをパラメータ記憶手段から
読出し、同一のフローのパケットが再び到着するまで
に、演算とパラメータ記憶手段のパラメータの更新を行
なうことである。もう一つの理由は、高速フローのパラ
メータの桁数を少なくし、演算の単純化を行なうことで
ある。
【0053】本発明の第二の効果は、回路規模を適切な
規模にすることである。その理由は、高速フローのみ個
別に演算処理を行なう処理回路を持ち、低速フローは処
理回路を共有し、演算をパイプライン処理することで、
多くのフローを処理可能にも関わらず回路規模を適切な
規模に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作を示すタイミングチャー
トの例である。
【図3】本発明の実施例の高速フロー用演算処理の動作
を示す図である。
【図4】本発明の実施例の低速フロー用演算処理の動作
の一部を示す図である。
【図5】本発明の実施例の低速フロー用演算処理の動作
の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 パケット到着検出手段 2−1〜2−n 高速フロー用演算処理部 3−1〜3−n 遅延手段 4 低速フロー用パラメータ読出し部 5−1〜5−m 低速フロー用演算処理部 6 低速フロー用パラメータ更新処理部 7 パラメータ記憶部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットの到着に応答してその種別を判
    定して分離する分離手段と、これ等分離種別対応に設け
    られた演算処理部とを含み、順次入力されるパケットの
    種別に応じてポリシング処理をなすようにしたパケット
    のポリシング装置であって、前記種別はパケットのフロー速度別であって、第一のフ
    ロー速度パケットと、それよりも低速の第二のフロー速
    度パケットとからなり、 前記第一のフロー速度パケットに対する前記演算処理部
    は複数並列に設けられており、前記分離手段は第一のフ
    ロー速度パケットをこれ等並列の演算処理部へ夫々分離
    して供給するよう構成されている ことを特徴とするパケ
    ットのポリシング装置。
  2. 【請求項2】 前記第二のフロー速度パケットに対する
    前記演算処理部は単一のパイプライン処理方式の回路構
    成であることを特徴とする請求項記載のパケットのポ
    リシング装置。
  3. 【請求項3】 前記演算処理部のポリシングアルゴリズ
    ムはトークンバケット(Token Bucket)方式であり、こ
    のトークンバケットアルゴリズムのための演算パラメー
    タの数が、前記第一のフロー速度パケットに対するもの
    よりも前記第二のフロー速度パケットに対するものが大
    であることを特徴とする請求項記載のパケットのポリ
    シング装置。
  4. 【請求項4】 前記パケットの到着に応答してその種別
    を判定して分離する分離ステップと、これ等分離種別対
    応に演算処理をなす演算処理ステップとを含み、順次入
    力されるパケットの種別に応じてポリシング処理をなす
    ようにしたパケットのポリシング方法であって、前記種別はパケットのフロー速度別であって、第一のフ
    ロー速度パケットと、それよりも低速の第二のフロー速
    度パケットとからなり、 前記第一のフロー速度パケットに対する前記演算処理ス
    テップは複数並列に処理され、前記分離ステップは第一
    のフロー速度パケットをこれ等並列の演算処理ステップ
    へ夫々分離して供給する ことを特徴とするパケットのポ
    リシング方法。
  5. 【請求項5】 前記第二のフロー速度パケットに対する
    前記演算処理ステップは単一のパイプライン処理である
    ことを特徴とする請求項記載のパケットのポリシング
    方法。
  6. 【請求項6】 前記演算処理ステップのポリシングアル
    ゴリズムはトークンバケット(Token Bucket)方式であ
    り、このトークンバケットアルゴリズムのための演算パ
    ラメータの数が、前記第一のフロー速度パケットに対す
    るものよりも前記第二のフロー速度パケットに対するも
    のが大であることを特徴とする請求項記載のパケット
    のポリシング方法。
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