JP3518107B2 - 測量機の自動傾き補正装置 - Google Patents

測量機の自動傾き補正装置

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JP3518107B2
JP3518107B2 JP30502195A JP30502195A JP3518107B2 JP 3518107 B2 JP3518107 B2 JP 3518107B2 JP 30502195 A JP30502195 A JP 30502195A JP 30502195 A JP30502195 A JP 30502195A JP 3518107 B2 JP3518107 B2 JP 3518107B2
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栄一 北島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、測量機の自動傾
き補正装置に関し、特に建設作業に用いられるレーザー
投光測量機の傾き補正装置として好適な測量機の自動傾
き補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザー投光測量機の自動傾き補
正装置としては、例えば図4及び図5に示すものが知ら
れている(特開昭63ー222214号公報)。
【0003】このレーザー投光測量機の測量機本体10
9の下部には整準装置108が設けられている。測量機
本体109内の上部にはレーザー光Lを下方へ向けて出
射するようにレーザーダイオード101が設けられ、レ
ーザーダイオード101の下方には自動傾き補正装置が
設けられている。
【0004】この自動傾き補正装置は、レーザーダイオ
ード101から下方へ出射されたレーザ光Lを平行光に
する集光レンズ102と、集光レンズ102からの平行
光が透過する透明容器103とを備えている。透明容器
103内は上下2つの部屋に区分され、各部屋にはシリ
コンオイル(透明な液体)C1、C2がそれぞれ封入さ
れ、かつ各部屋の上部にはシリコンオイルC1、C2の
液面と接する空間108a、108bが形成されてい
る。透明容器103の上平面部103a、中平面部10
3b、下平面部103cは互いに平行である。
【0005】図5に示すように、測量機本体109が角
度θ1だけ傾いた場合、透明容器103内のシリコンオ
イルC1、C2の各液面は水平を保つので、シリコンオ
イルC1、C2は勾配角θ1をもつ楔状になる。レーザ
ーダイオード101から出射され、集光レンズ102で
平行光になったレーザー光Lは楔状のシリコンオイルC
1、C2を透過するときに屈折し、偏角θ2のレーザー
光Lとなって測量機本体109の外部へ出射される。
【0006】シリコンオイルC1、C2の屈折率をそれ
ぞれn1、n2とすると、補正の条件式はθ2=(n1
+n2ー2)θ1となるので、n1=n2=1. 5のシ
リコンオイルC1、C2を使用すれば、レーザー光Lの
傾き補正が成り立つ。すなわち、レーザー光Lが自動的
に鉛直方向へ向くように補正され、測量機本体109の
傾きによる測定誤差が補正される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
レーザー投光測量機の自動傾き補正装置では、傾きが補
正されたレーザー光Lは下方向へだけ出射されるので、
建物の内装作業等で行なわれる墨出し作業(床上の墨即
ちポイントを天井に移す作業)に利用することができな
いという問題があった。
【0008】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は建物の内装作業等で行なわれる墨
出し作業に利用することができる測量機の自動傾き補正
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明に係る測量機の自動傾き補正装置
は、光を出射する光源手段と、上面及び下面を備え、自
由液面を有する透明な液体が収納された容器と、前記光
源手段からの光を前記容器の上面又は下面の一方へ向け
る光路変更手段と、前記容器の上面又は下面の他方に設
けられ、前記容器の上面又は下面の一方と前記容器内の
液体とを透過した前記光源手段からの光を上方向への光
と下方向への光とに分離する分離手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0010】光源手段からの光は、容器内の液体を透過
した後、容器の上面又は下面の他方に設けられた分離手
段により上方向への光と下方向への光とに分離されるの
で、上方と下方の両方向へ光を出射させることができ
る。
【0011】請求項2記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置は、前記容器の上面から出射した前記上方向
への光の傾きを拡大する第1の拡大光学系と、光軸を前
記第1の拡大光学系の光軸と合致させて設けられ、前記
容器の下面から出射した前記下方向への光の傾きを拡大
する第2の拡大光学系とを備え、かつ、前記第1の拡大
光学系からの出射光が上方向への鉛直光になりかつ前記
第2の拡大光学系からの出射光が下方向への鉛直光にな
るように、前記両拡大光学系の拡大倍率をそれぞれ前記
液体の屈折率に応じて設定したことを特徴とする。
【0012】透明な液体を現在あるものの中から測量機
の振動を減衰するのに必要な粘度を考慮して選ぶことに
より、測量機の傾きを補正するためのパラメータの1つ
である液体の屈折率をまず最初に設定することができ
る。この設定後、測量機の傾きを補正するための残りの
パラメータ、即ち第1の拡大光学系及び第2の拡大光学
系の拡大倍率をそれぞれ液体の屈折率に応じて設定すれ
ばよい。
【0013】請求項3記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置は、第1の拡大光学系をケプラー式望遠鏡
で、第2の拡大光学系をガリレオ式望遠鏡でそれぞれ構
成したことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置は、集光光学部材が、両拡大光学系のいずれ
か一方の一部の光学部材で構成されていることを特徴と
する。
【0015】集光光学部材が、両拡大光学系のいずれか
一方の一部の光学部材で構成されているので、構成部材
が少なくなり、製造コストが低減される。
【0016】請求項5記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置は、光源手段からの光を集光して容器の上面
又は下面の一方へ照射する第1の光学部材と、分離手段
により分離された上方向への光により形成される像を投
影する第2の光学部材と、光軸を第2の光学部材の光軸
と合致させて設けられ、分離手段により分離された下方
向への光により形成される像を投影する第3の光学部材
とを備え、第2の光学部材からの出射光が上方向への鉛
直光になるように、第2の光学部材の焦点距離と、自由
液面から上方向への光の結像点までの距離とを液体の屈
折率に応じて設定し、かつ第3の光学部材からの出射光
が下方向への鉛直光になるように、第3の光学部材の焦
点距離と、自由液面から下方向への光の結像点までの距
離とを液体の屈折率に応じて設定したことを特徴とす
る。
【0017】透明な液体を現在あるものの中から測量機
の振動を減衰するのに必要な粘度を考慮して選ぶことに
より、測量機の傾きを補正するためのパラメータの1つ
である液体の屈折率をまず最初に設定することができ
る。この設定後、測量機の傾きを補正するための残りの
パラメータ、即ち第2の光学部材の焦点距離と、自由液
面から上方向への光の平均的な結像点までの距離と、第
3の投影光学部材の焦点距離と、自由液面から下方向へ
の光の平均的な結像点までの距離とを液体の屈折率に応
じて設定すればよい。
【0018】請求項6記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置は、第1の光学部材と第2の光学部材は同一
の部材で構成されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1はこの発明の第1の実施形態に係る測
量機の自動傾き補正装置を示す全体構成図である。
【0021】自動傾き補正装置は、レーザーダイオード
1と、互いに平行な上壁部(上面)2a及び下壁部(下
面)2bを有する透明容器(以下、単に容器という)2
と、レーザーダイオード1から出射されるレーザー光L
を直角下方へ反射して容器2へ向けるハーフプリズム
(光路変更手段)3とを備えている。さらに、自動傾き
補正装置は、ハーフプリズム3で反射されたレーザー光
Lを平行光にするコリメータレンズ(集光光学部材)4
と、ケプラー式望遠鏡(第1の拡大光学系)5と、ガリ
レオ式望遠鏡(第2の拡大光学系)6とを備えている。
【0022】レーザーダイオード1は、ハーフプリズム
3を介してコリメータレンズ4の焦点距離f1の位置に
配置され、かつレーザー光Lをコリメータレンズ4の光
軸L0に直角な方向でハーフプリズム3へ向けて出射す
るようになっている。レーザーダイオード1とハーフプ
リズム3とにより、平行光を出射する光源手段が構成さ
れている。
【0023】容器2内には屈折率nのシリコンオイル
(透明な液体)Cが封入され、かつ容器2内にはシリコ
ンオイルCの自由液面C′と接する空間20が形成され
ている。
【0024】容器2の下壁部2bの内面には、上壁部2
aから容器2内に入射してシリコンオイルCを透過した
レーザー光Lを上方向への光と下方向への光とに分離す
るハーフミラー(分離手段)10が形成されている。
【0025】ケプラー式望遠鏡5は、ハーフミラー10
で反射されて容器2から上方向へ出射したレーザー光L
2の傾きを拡大するもので、コリメータレンズ4で兼用
された凸レンズと凸レンズ7とで構成されている。コリ
メータレンズ(凸レンズ)4と凸レンズ7の位置関係
は、凸レンズ7から出射するレーザー光L2′が平行光
になるように配置されている。そして、凸レンズ7から
出射するレーザー光L2′が上方向への鉛直光になるよ
うに、ケプラー式望遠鏡5の拡大倍率(f1/f4)が
シリコンオイルCの屈折率nに応じて設定されている。
ここで、f4は凸レンズ7の焦点距離である。
【0026】ガリレオ式望遠鏡6は、ハーフミラー10
を透過して容器2から下方向へ出射したレーザー光L1
の傾きを拡大するもので、凸レンズ8と凹レンズ9とで
構成されている。ガリレオ式望遠鏡6の光軸はケプラー
式望遠鏡5の光軸L0と合致している。凸レンズ8と凹
レンズ9の位置関係は、凹レンズ9から出射するレーザ
ー光L1′が平行光になるように構成されている。そし
て、凹レンズ9から出射するレーザー光L1′が下方向
への鉛直光になるように、ガリレオ式望遠鏡6の拡大倍
率(f2/f3)がシリコンオイルCの屈折率nに応じ
て設定されている。ここで、f2は凸レンズ8の焦点距
離で、f3は凹レンズ9の焦点距離である。
【0027】ハーフミラー10は、例えば入射光の略半
分の光量を透過させかつその略半分の光量を反射させる
ようになっている。なお、透過光量と反射光量の比率
は、必要に応じて任意に設定可能である。
【0028】次に、上記構成を有する第1の実施形態に
係る自動傾き補正装置の動作を説明する。
【0029】レーザーダイオード1からのレーザー光L
は、ハーフプリズム3で反射され、コリメータレンズ4
により平行光になって容器2に入射する。
【0030】測量機全体が角度θ1だけ傾いた場合、容
器2も傾くが、その容器2内のシリコンオイルCの自由
液面C′は水平を保つので、シリコンオイルCは勾配角
θ1をもつ楔状になる(図1の破線部を参照)。図1で
は、図示を簡単にするために、自由液面C′が容器2に
対して角度θ1だけ傾いたように示してある。
【0031】上壁部2aから容器2内に入射し、自由液
面C′及びシリコンオイルCを透過したレーザー光L
は、楔状のシリコンオイルCにより屈折され、ハーフミ
ラー10により上方向への光(反射光)と下方向(透過
光)への光とに分離される。
【0032】ハーフミラー10を透過し、略半分の光量
になったレーザー光(下方向への光)L1は、下記の
(1)式で表される角度θ2だけ傾いた状態でガリレオ
式望遠鏡6の凸レンズ8に入射する。
【0033】 θ2=(nー1)・θ1 (1)式 レーザー光L1の傾き角度θ2は、凸レンズ8の焦点距
離f2と凹レンズ9の焦点距離f3による拡大倍率によ
って拡大され、下記の(2)式で表される角度θ3のレ
ーザー光L1′になり、凹レンズ9から鉛直下方へ出射
される。
【0034】 θ3=θ2・f2/f3 (2)式 つまり、自動傾き補正される角度θ3は、(2)式に
(1)式を代入すると、 θ3=(nー1)・θ1・f2/f3 (3)式 となる。
【0035】(3)式より、測量機全体の傾き角度θ1
と傾きを補正された角度θ3は等しくなければならない
ので、θ1=θ3とすると、下記の(4)式で表される
傾き補正の条件式が導き出される。
【0036】 f2/f3=1/(nー1) (4)式 一方、ハーフミラー10で反射されたレーザー光(上方
向への光)は、シリコンオイルC及び自由液面C′を再
び透過して容器2の上壁部2aから出射する。このとき
のレーザー光L2は、近似的に下記の(5)式で表され
る角度θ4だけ傾いた状態でケプラー式望遠鏡5の凸レ
ンズ(コリメータレンズ)4に入射する。
【0037】 θ4=(nー1/n)・θ1 (5)式 レーザー光L2の傾き角度θ4は、コリメータレンズ
(凸レンズ)4の焦点距離f1と凸レンズ7の焦点距離
f4による拡大倍率によって拡大され、下記の(6)式
で表される角度θ5のレーザー光L2′になり、凸レン
ズ7から鉛直上方へ出射される。
【0038】 θ5=θ4・f1/f4 (6)式 つまり、自動傾き補正される角度θ5は、(6)式に
(5)式を代入すると、 θ5=(nー1/n)・θ1・f1/f4 (7)式 となる。
【0039】(7)式より、測量機全体の傾き角度θ1
と傾きを補正された角度θ5は等しくなければならない
ので、θ1=θ5とすると、下記の(8)式で表される
傾き補正の条件式が導き出される。
【0040】 f1/f4=1/(nー1/n) (8)式 このように、上記第1の実施形態によれば、測量機全体
の傾き角度θ1がそれぞれ補正された鉛直下方への光
(レーザー光L1′)と鉛直上方への光(レーザー光L
2′)との両方を同時に出射させることができるので、
建物の内装作業等で行なわれる墨出し作業(床上の墨即
ちポイントを天井に移す作業)に利用することができ
る。
【0041】また、図4及び図5に示す上記従来の自動
傾き補正装置では、測量機の振動を減衰させるために必
要な適度の粘度を有しかつ屈折率nが正確に1. 500
であるシリコンオイルは現在存在しないので、シリコン
オイルC1、C2として屈折率nが1. 41等の現在あ
るものを使わざるを得ない。そのため、精度の高い傾き
補正を行なうことができなかった。
【0042】これに対して、上記第1の実施形態によれ
ば、シリコンオイルCを現在あるものの中から測量機の
振動を減衰するのに必要な粘度を考慮して選ぶことによ
り、測量機の傾きを補正するためのパラメータの1つで
あるシリコンオイルCの屈折率nをまず最初に設定する
ことができる。この設定後、測量機の傾きを補正するた
めの残りのパラメータ、即ち両望遠鏡5、6の拡大倍率
をそれぞれ上記(4)式、(8)式を満足するように
(屈折率nに応じて)設定すればよい。したがって、精
度の高い傾き補正を行なうことができる。
【0043】具体的には、レーザー光L1′が凹レンズ
9から鉛直下方へ出射されるように測量機全体の傾き角
度θ1を補正するために、シリコンオイルCを現在ある
ものの中から測量機の振動を減衰するのに必要な粘度を
考慮して選ぶことにより、測量機の傾きを補正するため
のパラメータの1つであるシリコンオイルCの屈折率n
をまず最初に設定することができる。この設定後、測量
機の傾きを補正するための残りのパラメータ、即ちガリ
レオ式望遠鏡6の拡大倍率(f2/f3)を上記(4)
式を満足するように(屈折率nに応じて)設定すればよ
い。
【0044】また、レーザー光L2′が凸レンズ7から
鉛直上方へ出射されるように測量機全体の傾き角度θ1
を補正するために、シリコンオイルCの屈折率nの設定
後、測量機の傾きを補正するための残りのパラメータ、
即ちケプラー式式望遠鏡5の拡大倍率(f1/f4)を
上記(8)式を満足するように(屈折率nに応じて)設
定すればよい。
【0045】図2はこの発明の第2の実施形態に係る測
量機の自動傾き補正装置を示している。上記第1の実施
形態と共通する部材には同一の符号を付して説明を省略
する。
【0046】第1の実施形態では、ハーフプリズム3が
ケプラー式望遠鏡5の凸レンズ(コリメータレンズ4)
と凸レンズ7との間に配置されている。これに対して、
第2の実施形態では、ハーフプリズム3がガリレオ式望
遠鏡6の凸レンズ8と容器2との間に配置され、かつレ
ーザーダイオード1からのレーザー光Lを平行光にして
ハーフプリズム3に向けるコリメータレンズ4が設けら
れている。コリメータレンズ4の光軸は、両望遠鏡5、
6の光軸L0に対し直角である。
【0047】また、第1の実施形態では、ケプラー式望
遠鏡5を構成する2つの凸レンズの一方をコリメータレ
ンズ4で兼用させている。これに対して、第2の実施形
態では、ケプラー式望遠鏡5が専用の凸レンズ7、11
で構成されている。凸レンズ7、11の位置関係は、第
1の実施形態と同様に、凸レンズ7から出射するレーザ
ー光L1′が平行光になるように配置されている。ここ
で、f2は凸レンズ11の焦点距離で、f3は凸レンズ
7の焦点距離である。また、f4、f5は、ガリレオ式
望遠鏡6の凸レンズ8、9の焦点距離をそれぞれ示して
いる。
【0048】また、第2の実施形態では、容器2内に屈
折率n=1. 40のシリコンオイルCが封入されてい
る。
【0049】さらに、容器2の上壁部2aの内面には、
下壁部2bから容器2内に入射してシリコンオイルCを
透過したレーザー光を上方向への光(透過光)と下方向
への光(反射光)とに分離するハーフミラー10′(分
離手段)が形成されている。
【0050】次に、上記構成を有する第2の実施形態に
係る自動傾き補正装置の動作を説明する。
【0051】レーザーダイオード1からのレーザー光L
はコリメータレンズ4により平行光になり、この平行光
はハーフプリズム3で上方向へ反射されて下壁部2bか
ら容器2に入射する。
【0052】測量機全体が角度θ1だけ傾いた場合、容
器2も傾くが、その容器2内のシリコンオイルCの自由
液面C′は水平を保つので、シリコンオイルCは勾配角
θ1をもつ楔状になる(図2の破線部を参照)。
【0053】下壁部2bから容器2内に入射し、シリコ
ンオイルC及び自由液面C′を透過したレーザー光L
は、楔状のシリコンオイルCにより屈折され、ハーフミ
ラー10′により上方向への光と下方向への光とに分離
される。
【0054】ハーフミラー10′を透過し、略半分の光
量になったレーザー光(上方向への光)L1は、近似的
に下記の(1′)式で表される角度θ4だけ傾いた状態
でケプラー式望遠鏡5の凸レンズ11に入射する。ここ
で、シリコンオイルCの屈折率nは1. 40である。
【0055】 θ4=(nー1)・θ1=0. 4θ1 (1′)式 レーザー光L1の傾き角度θ4は、凸レンズ11の焦点
距離f2(f2=25mm)と凸レンズ7の焦点距離f3
(f3=10mm)による拡大倍率によって拡大され、下
記の(2′)式で表される角度θ5のレーザー光L1′
になり、凸レンズ7から鉛直上方へ出射される。
【0056】 θ5=θ4・f2/f3=2. 5θ4 (2′)式 つまり、自動傾き補正される角度θ5は、(2′)式に
(1′)式を代入すると、 θ5=(nー1)・θ1・f2/f3=θ1 (3′)式 となる。
【0057】(3′)式より、測量機全体の傾き角度θ
1と傾きを補正された角度θ5は等しくなければならな
いので、θ1=θ5とすると、下記の(4′)式で表さ
れる傾き補正の条件式が導き出される。
【0058】 f2/f3=1/(nー1)=2.5 (4′) 一方、ハーフミラー10′で反射されたレーザー光(下
方向への光)は、自由液面C′及びシリコンオイルCを
再び透過して容器2の下壁部2bから出射する。このと
きのレーザー光L2は、近似的に下記の(5′)式で表
される角度θ2だけ傾いた状態で、ハーフプリズム3を
透過してガリレオ式望遠鏡6の凸レンズ8に入射する。
【0059】 θ2=2(nー1)・θ1=0. 8・θ1 (5′) レーザー光L2の傾き角度θ2は、凸レンズ8の焦点距
離f4(f4=25mm)と凹レンズ9の焦点距離f5
(f5=20mm)による拡大倍率によって拡大され、下
記の(6′)式で表される角度θ3のレーザー光L2′
になり、凹レンズ9から鉛直下方へ出射される。
【0060】 θ3=θ2・f4/f5=1. 25・θ2 (6′)式 つまり、自動傾き補正される角度θ3は、(6′)式に
(5′)式を代入すると、 θ3=2(nー1)・θ1・f4/f5 (7′)式 となる。
【0061】(7′)式より、測量機全体の傾き角度θ
1と傾きを補正された角度θ3は等しくなければならな
いので、θ1=θ3とすると、下記の(8′)式で表さ
れる傾き補正の条件式が導き出される。
【0062】 f4/f5=1/2(nー1)=1.25 (8′)式 このように、上記第2の実施形態によれば、上記第1の
実施形態と同様に、建物の内装作業等で行なわれる墨出
し作業に利用することができるとともに、精度の高い傾
き補正を行なうことができる。
【0063】図3はこの発明の第3の実施形態に係る測
量機の自動傾き補正装置を示している。上記第1の実施
形態と共通する部材には同一の符号を付して説明を省略
する。
【0064】第3の実施形態の自動傾き補正装置は、ハ
ーフプリズム3によって直角下方へ反射されたレーザー
ダイオード1からのレーザー光Lを集光して容器2へ照
射する集光レンズ(第1の光学部材)14と、集光レン
ズ14を通って容器2に入射したレーザー光Lがハーフ
ミラー10で反射された上方向への光(レーザー光L
2)によって形成される平均的な像(結像点L2Pに光
軸近辺の光束によってできる実像)を投影する凸レンズ
(第2の光学部材で、集光レンズ14で兼用されてい
る)と、光軸を集光レンズ14の光軸L0と合致させて
設けられ、集光レンズ14を通って容器2に入射したレ
ーザー光Lがハーフミラー10を透過した下方向への光
(レーザー光L1)によって形成される平均的な像(結
像点L1Pに光軸近辺の光束によってできる虚像)を投
影する凹レンズ(第3の光学部材)とを備えている。
【0065】レーザーダイオード1は、集光レンズ14
の光軸L0に対し直角方向の位置で、かつ集光レンズ1
4からハーフミラー3を介して距離aの位置に配置され
ている。
【0066】ハーフミラー10は、入射光の略30%の
光量を透過させかつその略70%の光量を反射させるよ
うになっている。
【0067】シリコンオイルCの自由液面C′は、平均
的結像点L1Pから距離y1だけ離れた位置にある。
【0068】凹レンズ16は、このレンズから鉛直下方
へ平行光(レーザー光L1′)が出射されるように、焦
点距離f2を平均的結像点L1Pに合致させて配置され
ている。
【0069】レーザーダイオード1から出射されるレー
ザー光Lは、ハーフプリズム3及び集光レンズ14を経
て容器2に入射し、ハーフミラー10で反射されて容器
2から上方向へ出射する。この上方向への光(レーザー
光L2)は平均的結像点L2Pに実像を形成するように
なっている。この平均的結像点L2Pは、自由液面C′
からy2の距離にある。
【0070】また、集光レンズ14は、このレンズから
鉛直上方へ平行光(レーザー光L2′)が出射されるよ
うに、焦点距離f1を平均的結像点L2Pに合致させて
配置されている。
【0071】次に、上記構成を有する第3の実施形態に
係る自動傾き補正装置の動作を説明する。
【0072】レーザーダイオード1からのレーザー光L
は、ハーフプリズム3で反射され、集光レンズ14によ
り集光されて容器2に照射される。
【0073】測量機全体が角度θ1だけ傾いた場合、容
器2も傾くが、その容器2内のシリコンオイルCの自由
液面C′は水平を保つので、シリコンオイルCは勾配角
θ1をもつ楔状になる(図3の破線部を参照)。
【0074】上壁部2aから容器2内に入射し、自由液
面C′及びシリコンオイルCを透過したレーザー光L
は、楔状のシリコンオイルCにより屈折され、ハーフミ
ラー10により上方向への光(反射光)と下方向(透過
光)への光とに分離される。
【0075】ハーフミラー10を透過し、略30%の光
量になったレーザー光(下方向への光)L1は、近似的
に下記の(10)式で表される角度θ2だけ傾いた状態
で凹レンズ16に入射する。
【0076】 θ2=(nー1)・θ1 (10)式 レーザー光(下方向への光)L1は、集光レンズ14か
ら距離bの位置にある平均的結像点L1Pに虚像を形成
する。ここで、a、b、f1の関係は、1/f1=(1
/a)+(1/b)である。
【0077】このとき、平均的結像点L1Pの位置は、
光軸L0から水平方向に距離d1だけずれている。
【0078】 d1=y1・Tanθ2 (11)式 さらに、レーザー光L1は、凹レンズ16によって角度
を変えられ、下記の(12)式で表される角度θ3の平
行光(レーザー光L1′)になり、凹レンズ16から鉛
直下方へ出射される。
【0079】 θ3=Tan-1(d1/f2) (12)式 つまり、自動傾き補正される角度θ3は、(12)式に
(10)及び(11)式を代入すると、 θ3=Tan-1〔(y1・Tan ((nー1)・θ1))/f2〕 (13)式 となる。
【0080】(13)式より、測量機全体の傾き角度θ
1と傾きを補正された角度θ3は等しくなければならな
いので、θ1=θ3=θと置くと、 f2/y1=〔Tan((nー1)・θ)〕/Tanθ (14)式 となる。
【0081】さらに、θの範囲が小さい(例えば1°以
下)とすると、下記の(15)式で表される傾き補正の
条件式が導き出される。
【0082】 y1/f2=1/(nー1) (15)式 一方、ハーフミラー10で反射されたレーザー光(上方
向への光)は、シリコンオイルC及び自由液面C′を再
び透過して容器2の上壁部2aから出射する。このとき
のレーザー光L2は、近似的に下記の(16)式で表さ
れる角度θ4だけ傾いており、平均的結像点L2Pに実
像を形成する。
【0083】 θ4=(nー1/n)・θ1 (16)式 このとき、平均的結像点L2Pの位置は、光軸L0から
距離d2だけずれている。
【0084】 d2=y2・Tanθ4 (17)式 さらに、レーザー光L2は、集光レンズ14によって角
度を変えられ、下記の(18)式で表される角度θ5の
平行光(レーザー光L2′)になり、集光レンズ14か
ら鉛直上方へ出射される。
【0085】 θ5=Tan-1(d2/f1) (18)式 つまり、自動傾き補正される角度θ5は、(18)式に
(16)及び(17)式を代入すると、 θ5=Tan-1〔(y2・Tan((nー1/n)・θ1)〕/f1 (19)式 (19)式より、測量機全体の傾き角度θ1と傾きを補
正された角度θ5は等しくなければならないので、θ1
=θ5=θと置くと、 f1/y2=〔Tan((nー1/n)・θ)〕/Tanθ (20)式 となる。
【0086】さらに、θの範囲が小さい(例えば1°以
下)とすると、下記の(21)式で表される傾き補正の
条件式が導き出される。
【0087】 y2/f1=1/(nー1/n) (21)式 ここで、集光レンズ(第1の光学部材)14と、レーザ
ー光L2によって形成される像(平均的結像点L2Pに
できる実像)を投影する凸レンズ(第2の光学部材)と
を同一の部材で構成しているので、集光レンズ14から
結像点L1Pまでの距離bは、 b=f1+2・y2+2・y3 (22)式 でなければならない。ここで、y3は、シリコンオイル
Cの深さで見かけ上y3=シリコンオイルCの深さ/n
となる。例えば、シリコンオイルCの深さを3mmとし、
n=1.4としたとき、光学的な深さy3はy3=C/
n=ほぼ2.143mmとなる。
【0088】よって、y2は、 y2=(bーf1ー2・y3)/2 (23)式 である。
【0089】または、y1は、 y1=bー(f1+y2) (24)式 である。(y1も見かけ上のy3=Cの深さ/nを考慮
したもの)シリコンオイルCの屈折率nを1. 4に設定
したとき、(15)、(21)式より、 y1/f2=2. 5 y2/f1=1. 4583となる。 そして、集光レンズ14の焦点距離f1をf1=15m
m、凹レンズ16の焦点距離f2をf2=10mmに設定
すると、y1、y2はそれぞれy1=25mm、y2=2
1. 875mm となる。
【0090】次に、(23)式と(24)式よりy3を
求めると、y3=(y1ーy2)/2=1. 563mm
となる。
【0091】したがって、bは(22)式より、b=6
1. 875mmとなり、aもa=19. 8mm と求めるこ
とができる。
【0092】このようにして、(15)式及び(21)
式の傾き補正の条件式にあった具体的な構成を実現する
ことができる。
【0093】上記第3の実施形態によれば、上記第1及
び第2の実施形態と同様に、測量機全体の傾き角度θ1
がそれぞれ補正された鉛直下方への光(レーザー光L
1′)と鉛直上方への光(レーザー光L2′)との両方
を同時に出射させることができるので、建物の内装作業
等で行なわれる墨出し作業に利用することができる。
【0094】また、測量機の傾きを補正するためのパラ
メータの1つであるシリコンオイルCの屈折率nをまず
最初に設定することができ、この設定後、残りのパラメ
ータ(15)式及び(21)式を満足するように(屈折
率nに応じて)設定すればよい。したがって、精度の高
い傾き補正を行なうことができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る測量機の自動傾き補正装置によれば、光源手段
からの光は、容器内の液体を透過した後、容器の上面又
は下面の他方に設けられた分離手段により上方向への光
と下方向への光とに分離されるので、上方と下方の両方
向へ光を出射させることができる。したがって、建物の
内装作業等で行なわれる墨出し作業に利用することがで
きる。
【0096】請求項2記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置によれば、透明な液体を現在あるものの中か
ら測量機の振動を減衰するのに必要な粘度を考慮して選
ぶことにより、測量機の傾きを補正するためのパラメー
タの1つである液体の屈折率をまず最初に設定すること
ができる。この設定後、測量機の傾きを補正するための
残りのパラメータ、即ち第1の拡大光学系及び第2の拡
大光学系の拡大倍率をそれぞれ液体の屈折率に応じて設
定すればよい。したがって、精度の高い傾き補正を行な
うことができる。
【0097】請求項4記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置によれば、集光光学部材が、両拡大光学系の
いずれか一方の一部の光学部材で構成されているので、
構成部材が少なくなり、製造コストを低減することがで
きる。
【0098】請求項5記載の発明に係る測量機の自動傾
き補正装置によれば、透明な液体を現在あるものの中か
ら測量機の振動を減衰するのに必要な粘度を考慮して選
ぶことにより、測量機の傾きを補正するためのパラメー
タの1つである液体の屈折率をまず最初に設定すること
ができる。この設定後、測量機の傾きを補正するための
残りのパラメータ、即ち第2の光学部材の焦点距離と、
自由液面から上方向への光の結像点までの距離と、第3
の投影光学部材の焦点距離と、自由液面から下方向への
光の結像点までの距離とを液体の屈折率に応じて設定す
ればよい。したがって、精度の高い傾き補正を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係る測量機
の自動傾き補正装置を示す全体構成図である。
【図2】図2はこの発明の第2の実施形態に係る測量機
の自動傾き補正装置を示す全体構成図である。
【図3】図3はこの発明の第3の実施形態に係る測量機
の自動傾き補正装置を示す全体構成図である。
【図4】図4は従来の自動傾き補正装置を備えたレーザ
ー投光測量機の縦断面図である。
【図5】図5は図4のレーザー投光測量機が傾いた状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 レーザーダイオード(光源) 2 透明容器(容器) 2a 上壁部(上面) 2b 下壁部(下面) 3 ハーフプリズム(光路変更手段) 4 コリメータレンズ(集光光学部材) 5 ケプラー式望遠鏡(第1の拡大光学系) 6 ガリレオ式望遠鏡(第2の拡大光学系) 10 ハーフミラー(分離手段) 10′ ハーフミラー(分離手段) 14 集光レンズ(第1の光学部材) 14 凸レンズ(第2の光学部材) 16 凹レンズ(第3の光学部材) C シリコンオイル(透明な液体) C′ 自由液面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する光源手段と、 上面及び下面を備え、自由液面を有する透明な液体が収
    納された容器と、 前記光源手段からの光を前記容器の上面又は下面の一方
    へ向ける光路変更手段と、 前記容器の上面又は下面の他方に設けられ、前記容器の
    上面又は下面の一方と前記容器内の液体とを透過した前
    記光源手段からの光を上方向への光と下方向への光とに
    分離する分離手段とを備えていることを特徴とする測量
    機の自動傾き補正装置。
  2. 【請求項2】 前記光源手段は光源と前記光源からの光
    を平行光にする集光光学部材とを備え、前記容器の上面
    から出射した前記上方向への光の傾きを拡大する第1の
    拡大光学系と、光軸を前記第1の拡大光学系の光軸と合
    致させて設けられ、前記容器の下面から出射した前記下
    方向への光の傾きを拡大する第2の拡大光学系とを備
    え、かつ、前記第1の拡大光学系からの出射光が上方向
    への鉛直光になりかつ前記第2の拡大光学系からの出射
    光が下方向への鉛直光になるように、前記両拡大光学系
    の拡大倍率をそれぞれ前記液体の屈折率に応じて設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の自動傾き補正装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の拡大光学系をケプラー式望遠
    鏡で、前記第2の拡大光学系をガリレオ式望遠鏡でそれ
    ぞれ構成したことを特徴とする請求項2記載の自動傾き
    補正装置。
  4. 【請求項4】 前記集光光学部材が、前記両拡大光学系
    のいずれか一方の一部の光学部材で構成されていること
    を特徴とする請求項2又は3記載の自動傾き補正装置。
  5. 【請求項5】 前記光源手段からの光を集光して前記容
    器の上面又は下面の一方へ照射する第1の光学部材と、
    前記分離手段により分離された前記上方向への光により
    形成される像を投影する第2の光学部材と、光軸を前記
    第2の光学部材の光軸と合致させて設けられ、前記分離
    手段により分離された前記下方向への光により形成され
    る像を投影する第3の光学部材とを備え、前記第2の光
    学部材からの出射光が上方向への鉛直光になるように、
    前記第2の光学部材の焦点距離と、前記自由液面から前
    記上方向への光の平均的な結像点までの距離とを前記液
    体の屈折率に応じて設定し、かつ前記第3の光学部材か
    らの出射光が下方向への鉛直光になるように、前記第3
    の光学部材の焦点距離と、前記自由液面から前記下方向
    への光の平均的な結像点までの距離とを前記液体の屈折
    率に応じて設定したことを特徴とする請求項1記載の自
    動傾き補正装置。
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