JP3517575B2 - 静電荷像現像用トナー及び現像方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及び現像方法Info
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Description
録、静電印刷などにおける静電潜像を現像する画像形成
方法に使用されるトナーに関し、更に詳しくは、静電潜
像保持体とトナー担持体とを一定間隔を設けて配置し、
該トナー担持体上に前記間隔より薄い厚さにトナーを保
持させ、該担持トナーを静電潜像保持体上の静電潜像に
飛翔させて現像させる現像方法に使用されるトナーに関
する。
現像剤によって可視像化して記録画像を得る電子複写
機、プリンターあるいはファクシミリ等の画像形成装置
では、粉体状の現像剤を用いる乾式の現像装置が広く採
用されている。
キャリアを有する二成分系現像剤と、キャリアを含まな
い一成分系現像剤とが公知であり、前者の二成分系現像
剤を用いた二成分現像方式は、比較的安定した良好な記
録画像が得られる反面、キャリアの劣化やトナーとキャ
リアの混合比の変動が発生しやすく、装置の維持管理が
煩雑で、装置全体の構造が大型化しやすくなる欠点を有
している。そのため、このような欠点を有しない一成分
系現像剤を用いた一成分現像方式が注目されている。一
成分系現像剤はトナーのみからなるものと、これに必要
に応じて補助剤を外添したものとがある。
ルカラー等の多色の複写機やプリンターに対し、特に装
置がコンパクトで安価な複写機やプリンターに対する要
求が高まっている。装置をコンパクト化する一つの手段
として、潜像保持体(感光体)上での多色トナーの重ね
現像が提案されている。
像保持体上に多色のトナー像を形成させるため、潜像保
持体上のトナー像にトナーが直接接触しない方法、即ち
潜像保持体とトナー保持体とを一定間隔を設けて配置
し、トナー担持体上に前記間隔より薄い厚さにトナーを
担持させ、該担持トナーを潜像保持体上の静電潜像に飛
翔させて現像させる現像方法(以後非接触現像と記す)
が好ましい。この非接触現像に関しては、特公昭41−
9475号公報に記載されているが、ただトナーを静電
潜像へ飛翔させるには、トナー粒子が個々に確実に目的
の極性に帯電されていること、粒子が個々に分離され易
いこと及び静電電界にしたがって飛翔し易いことが、良
画質を得る重要な条件となる。
静電潜像への飛翔を向上させる方法としてトナー間の付
着力に大きく影響する事を知見した(特開昭6−258
867,特開昭7−13386等)が、さらにマシンの
小型化、低価格、高速化にともない、低温から高温まで
の高温度域で定着可能なトナーが求められてきた。定着
エネルギーを小さくするため、定着樹脂の分子量を小さ
く軟化点を下げたり、分子量分布をシャープにすること
はなされているがいずれも逆に高温部で定着された場
合、定着ローラー等にオフセットする現象が見られる。
179,特公平4−9299等、樹脂微粒子を使用し感
光体フィルミング防止剤として使用しているが定着性向
上には効果はみられない。
させる方法としては交流電界の印加や電界強度を増大さ
せたりする方法があるが、これらは現像装置を複雑化、
大型化する等の問題がある。また、外添剤として高流動
性添加剤を多量に使用するなどがあるが静電潜像保持体
に対する添加剤のフィルミングや定着性の悪化の問題が
ある。さらに、マシンも小型化,低価格化がすすみ、ト
ナーに対しても広温度域で定着可能なトナーがもとめら
れている。
がすすみ、画像上のトナーを定着させるために定着部に
加わるエネルギーが増大傾向にあり、プリンター待機
時、連続稼働時で定着機温度の変化幅が大きくなってき
ている。低温での定着を良くするため、トナーの定着樹
脂のガラス転移温度を下げるなどの工夫はなされている
が、逆に高温部での定着性が悪化し定着ローラー上にト
ナーの付着が生じ画像汚れの元になる。本発明の課題は
広定着温度域を達成するとともに長期にわたり高画像濃
度を維持させることである。
面に保持する潜像保持体とトナー担持体とを現像部にお
いて一定の間隔を設けて対向配置させ、トナーを前記ト
ナー担持体上に前記間隔よりも薄い厚さに保持させ、該
担持トナーを現像部において前記潜像保持体表面に飛翔
させて現像する画像形成方法に使用されるトナーであっ
て、多価カルボン酸とジオール成分からなり、ジオール
成分がプロピオンオキサイドを付加したビスフェノール
A誘導体であるポリエステル樹脂微粒子と疎水性無機微
粒子と添加混合してなり、該樹脂微粒子が5重量%以上
クロロホルム不溶分を含み、かつ、樹脂微粒子の軟化点
がトナーの定着樹脂のガラス転移温度より高いことを特
徴とする静電荷像現像用トナーである。上記樹脂微粒子
の粒径は個数平均粒径が0.1μ〜1μである。
可能とするトナーとして、クロロホルム不溶分を5重量
%以上含む多価カルボン酸とジオール成分からなり、ジ
オール成分がプロピオンオキサイドを付加したビスフェ
ノールA誘導体であるポリエステル樹脂微粒子であっ
て、クロロホルム不溶分を5重量%以上含む樹脂微粒子
をトナー外側に局所的に配置することにより、トナーの
低温側での定着性を阻害することなく高温側での定着性
を改良することが可能となることが見いだされ本発明と
なった。定着時の熱エネルギーがトナー母体に届くのを
阻害せず、加熱時には溶融したトナーの表面に局在した
クロロホルム不溶分がトナーと定着部のステイッキング
を防止するため広温度域での定着性を維持しているもの
と予想される。クロロホルム不溶分が5重量%未満では
初期の効果が得られにくい。又、30重量%を超えると樹
脂微粒子製造時樹脂溶解液の粘度が上がり、製造時の取
扱いが悪化する。
流動性が画像品質に大きく影響し、流動性の改良として
疎水性無機微粒子を添加して制御することがなされてい
るが、一成分現像方式では現像機内での撹拌等の機械的
ストレスが加わりやすく、トナー表面上に付着している
無機微粒子がトナー中に埋没または表面から脱離するな
どしてトナー流動性が低下し、画像濃度低下等画像品質
劣化が生じる。
より流動性低下を抑える効果が確認できた。詳細は不明
であるが、樹脂粒子が衝撃吸収剤と作用しトナーに加わ
るストレスを緩和しているものと推測される。また、樹
脂微粒子のみではトナーとして十分な流動性確保ができ
ないため疎水性無機粒子との併用が必須となる。
している定着樹脂のガラス転移温度より高いガラス転移
温度を有するものが好ましい。定着樹脂のガラス転移温
度より低い場合、高温側での定着時の耐オフセット性が
不十分となる。樹脂微粒子の個数平均粒径としては0.
1μ〜1μが好ましい。0.1μ未満であると現像機内
でのストレス緩衝効果が薄れ、トナー流動性が低下す
る。また、1μより大きいとトナー表面を被覆性が小さ
くなり十分な効果が得られない。本発明のトナーとして
用いる樹脂微粒子として通常トナーに使われる定着樹脂
が使用可能であり、該樹脂を微粒子化することにより樹
脂微粒子を得ることができる。微粒子化の方法として
は、一般的な各種重合法、機械粉砕方法、一旦溶剤に溶
解させスプレードライにより微粒子化する等でも微粒子
化することができる。
点、クロロホルム不溶分の調整は原料モノマー混合物中
の重合開始剤あるいは触媒量の調整、または反応条件の
選択により容易に行うことができる。樹脂微粒子のトナ
ーへの添加量としてはトナーに対し0.1重量%から5
重量%が好ましい。0.1重量%未満であると高温部で
の定着オフセット性が不十分であり、5重量%を越える
と逆に低温側での定着性が悪くなる。
ナーに対し0.1重量%から3重量%が好ましい0.1
重量%未満であるとトナーとして十分な流動性が得られ
ず現像性が低下し十分な画像品質が得られない、また3
重量%を越えると低温での定着性が悪くなる。本発明で
用いられる定着樹脂の種類の例としては、これまでトナ
ー用結着樹脂として使用してきたものの全てが適用でき
る。
レン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換
体の単重合体;スチレン−Pクロロスチレン共重合体、
スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトル
エン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、
スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アク
リル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共
重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニル
エチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケト
ン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−
インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ス
チレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系
共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタ
クリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルブ
チルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロ
ジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
も定着樹脂及び着色剤よりなる静電荷像現像用トナーで
あって、以上のような結着樹脂を用いることを特徴とす
るものである。本発明のトナーは公知の方法により溶融
混練、冷却、粉砕、分級すること等により製造される。
又、このとき必要に応じて荷電制御剤、磁性体等を配合
することができる。
顔料、染料の全てが適用できる。具体的には群青、ニグ
ロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、デ
ュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブル
ークロリド、フタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、ローダミン6Cレーキ、キナクリドン、ベンジ
ジンイエロー、マラカイトグリーン、ハンザイエロー
G、マラカイトグリーンヘキサレート、オイルブラッ
ク、アゾオイルブラック、ローズベンガル、モノアゾ系
染顔料、ジスアゾ系染顔料、トリスアゾ系染顔料等が挙
げられる。帯電制御剤の例としては、ニグロシン、4級
アンモニウム塩、含金属アゾ染料、サリチル酸の錯化合
物などがある。
として用いられる全てが適用できるが低分子量のポリエ
チレン、ポリプロピレン等の合成ワックス類の他、キャ
ンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワック
ス、木ろう、ホホバ油などの植物系ワックス類、ミツロ
ウ、ラノリン、鯨ロウ等の動物系ワックス類、モンタン
ワックス、オゾケライトなどの鉱物系ワックス類、硬化
ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸アミド、フ
ェノール脂肪酸エステルなどの油脂系ワックス類などが
使用できる。
ては、トナー添加剤として一般的な疎水性シリカや酸化
アルミ、酸化チタン、炭化珪素等の研磨剤、カーボンブ
ラック、酸化スズ等の導電性付与材等を疎水化処理した
ものがある。添加量としてはトナーに対し0.1重量%
〜5重量%が好ましい。
ては7μm〜13μであることによりトナーの飛翔性の
確保に好ましい。平均粒径が7μより小さいとトナー粒
子間の付着力特に粒子間の液架橋力が大きくなりトナー
担持体からトナーの離脱が抑えられ静電潜像への飛翔が
おさえられる。また13μより大きくなると画像鮮明性
が悪くなる(画像ボケ、にじみが発生する)。
実施に有用な代表的な現像装置の現像ローラー部を中心
とした概要を示すが上記に限られるものではない。図1
においてトナータンク7に内蔵されている本発明のトナ
ー6は、撹拌羽根(トナー供給部補助部材)5によりト
ナー供給部材(スポンジローラー又はファーブラシな
ど)4に強制的に寄せられ、トナー6はトナー供給部材
4に供給される。一方、現像を終了した現像ローラー2
は、矢印の方向に回転し、トナー供給部材(スポンジロ
ーラー)4との接触部に至る。トナー供給部材4は現像
ローラー2と逆方向に回転し、現像ローラー2とトナー
6に帯電を与え、現像ローラー2上にトナー6を付着さ
せる。更に現像ローラー2は回転し、現像ローラー2上
の付着トナーは、トナー層厚規制部材(弾性ブレード)
3により、厚みを制御されながら帯電も安定化され、現
像域8に達する。現像域8において、非接触現像によ
り、潜像が現像される。ここで現像ローラー2、トナー
供給部材4に直流電圧などを印加して現像ローラー上に
トナーを保持させる方向に電界を印加し、静電潜像部以
外へのトナーの飛翔を抑え最適な画像を制御することが
できる。なお、図中1は静電潜像担持体である。
ラー2へのトナー付着のメカニズムについて説明する。
現像ローラーとしては通常一成分トナーの現像ローラー
が使用され、例えば芯金ローラーに絶縁性の樹脂をコー
トしたもの等が使用可能である。但し最近プリンター等
に使用される場合、高濃度画像が求められておりローラ
ー上に付着させるトナー量を増大する必要がある。
る現像方法において、トナー担持体の表面が誘電体部と
導電体部とが微小面積で混在する構成となっていること
を特徴とする現像方法である。かかる方法により所望の
トナー担持量が可能となり、高濃度画像を得ることがで
きる。
示されるように、その表面に誘導体部9と導電体部10
とが微小面積で混在するように構成されている。面積の
大きさは、形状が円形であるとした場合、径が30〜2
000μm好ましくは100〜400μmの大きさの微
小面積がランダムに又は、ある規制に従って分散してい
る。面積比としては、絶縁部の面積が50〜80%の範
囲が好ましい。
終了した現像ローラー2は、矢印の方向に回転してトナ
ー供給部材4と接触する。ここで現像しなかった非画像
部の残トナーは、トナー供給部材4により機械的、電気
的にかきとられ、誘電体部9は摩擦によって帯電する。
この時前の現像による現像ローラー2とトナーの電荷
は、摩擦により一定化され、初期化される。次に供給部
材4によって運ばれたトナーは、摩擦により帯電し、現
像ローラー2の誘電体部9に静電的に付着する。この時
の極性は感光体電荷に対してトナーは逆極性にまた現像
ローラー2の誘電体部9は同極性となる。
2に示されるようにマイクロフィールド(閉電界)11
となり、電界傾度の大きい電界となって、トナーを多層
に付着させることが可能となる。又、付着したトナーは
閉電界となっているので、現像ローラー2側に強く引か
れ離れにくい状態となる。このトナー層は、更にトナー
層厚規制部材3によりトナー層厚が制御され、現像域8
のトナーは感光体に付着し易い電界となり、現像が行わ
れる。
積で混在するように構成された現像ローラーを作成する
には、例えばまず表面にアヤメローレット加工等により
溝加工を施した金属ローラーを作製し溝加工した金属表
面に、例えばフッ素樹脂をコーティングし、硬化乾燥さ
せ、続いてローラーの表面を切削又は研磨加工により導
電部が微小面積で混在するように削り、導電部面積が2
0〜50%になるように削る。
も、金属部材をサンドブラスト処理したもの、金属部材
を樹脂で薄層コートしたものでも使用できる。また2成
分磁気ブラシ現像で規制部材を設け、非接触現像を行う
現像方法においても使用される。
的に説明する。なお、例中の「部」は重量部を示す。な
お、例中における性能評価は以下の方法を用いて行っ
た。 クロロホルム不溶分率 100ccのスクリューキャップ付きガラス瓶に樹脂5
g及びクロロホルム100mlを入れ、ボールミルにて
25℃で5時間撹拌溶解し、濾過後の濾紙を真空乾燥さ
せ残滓量を初期樹脂量(5g)で割り百分率であらわ
す。
3の試料を6℃/minで加熱しながらプランジャーに
より20kg/cm2の荷重を与え直径1mm長さ1m
mのノズルを押し出すようにし、これによりプランジャ
ー降下量−温度曲線を描きそのS字曲線の高さをhとす
るときh/2に対応する温度(樹脂の半分が流出した温
度)を軟化点とする。
ヒドロキシフェニル)プロパン600g、ポリオキシエ
チレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン400g、イソドデセニル琥珀酸150
g、フマール酸300g、ジブチル錫オキシド5gをフ
ラスコに入れマントルヒーター中で窒素気流下にて21
0℃に昇温し撹拌しつつ反応させた。軟化点が110℃
に達したとき反応を終了した。得られた樹脂Aは淡黄色
の固体でありDSCによるガラス転移温度は70℃でク
ロロホルム不溶分は5.3%であった。
ーおよび窒素導入管をとりつけた反応器にメチルエチル
ケトン300部を投入し上記で得られた樹脂を30部添
加40℃に加熱し撹拌、トリエチルアミンを2部添加し
中和させイオン交換水100部を加えた後、200rp
mの撹拌数で減圧下、メチルエチルケトンを留去しポリ
エステル樹脂の水分散液を得た。この分散液の個数平均
粒径を測定したところ1.1μmであった。この水分散
液をフリーズドライヤーにより乾燥し樹脂微粒子Aを得
た。この水分散液をフリーズドライヤーにより乾燥し樹
脂微粒子Aを得た。
ヒドロキシフェニル)プロパン700g、ポリオキシエ
チレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン650g、イソドデセニル琥珀酸60
g、テレフタル酸160g、ジブチル錫オキシド6gを
フラスコに入れマントルヒーター中で窒素気流下にて2
10℃に昇温し撹拌しつつ反応させた。軟化点が85℃
に達したとき反応を終了した。得られた樹脂は淡黄色の
固体でありDSCによるガラス転移温度は68.5℃で
クロロホルム不溶分は3.5%であった。
ー及び窒素導入管をとりつけた反応器にメチルエチルケ
トン300部を投入し上記で得られた樹脂を30部添加
40℃に加熱し撹拌、トリエチルアミンを2部添加し中
和させイオン交換水1000部を加えた後、200rp
mの撹拌数で減圧下、メチルエチルケトンを留去しポリ
エステル樹脂の水分散液を得た。この分散液の個数平均
粒径を測定したところ1.2μmであった。この水分散
液をフリーズドライヤーにより乾燥し樹脂微粒子Bを得
た。
ヒドロキシフェニル)プロパン600g、ポリオキシエ
チレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン400g、イソドデセニル琥珀酸100
g、フマール酸320g、ジブチル錫オキシド3gをフ
ラスコに入れマントルヒーター中で窒素気流下にて21
0℃に昇温し撹拌しつつ反応させた。軟化点が120℃
に達したとき反応を終了した。得られた樹脂Cは淡黄色
の固体でありDSCによるガラス転移温度は83.5℃
でクロロホルム不溶分は8.5%であった。
ー及び窒素導入管をとりつけた反応器にメチルエチルケ
トン300部を投入し上記で得られた樹脂を30部添加
40℃に加熱し撹拌、トリエチルアミンを2部添加し中
和させイオン交換水1000部を加えた後、200rp
mの撹拌数で減圧下、メチルエチルケトンを留去しポリ
エステル樹脂の水分散液を得た。この分散液の個数平均
粒径を測定したところ1.0μmであった。この水分散
液をフリーズドライヤーにより乾燥し樹脂微粒子Cを得
た。
ー及び窒素導入管おwとりつけた反応器にメチルエチル
ケトン300部を投入し上記で得られた樹脂を30部添
加40℃に加熱し攪拌、トリエチルアミンを2部添加し
中和させイオン交換水1000部を加えた後、350r
pmの攪拌数で減圧下、メチルエチルケトンを留去しポ
リエステル樹脂の水分溶液を得た.この分散液の個数平
均粒径を測定したところ0.4μmであった。この水分
散液をフリーズドライヤーにより乾燥し樹脂微粒子Dを
得た。
て粗粉砕し、エアージェット方式による微粉砕機で微粉
砕し分級して平均粒径を10.5ミクロンのトナー母体
を得た。さらにトナー母体100部に対して疎水性シリ
カ1.5部(ヘキスト製H−2000)および樹脂微粒
子A0.8部を添加し添加混合してトナー(A1)を作
成した。
00部に対して疎水性シリカ1.5部(ヘキスト製H−
2000)を添加混合してトナー(B1)を作成した。 比較例2 実施例1で作成したトナー母体に対して、トナー母体1
00部に対して疎水性シリカ1.5部(ヘキスト製H−
2000)および樹脂微粒子B0.8部を添加し添加混
合してトナー(B2)を作成した。
シリカ1.5部(ヘキスト製H−2000)および樹脂
微粒子C0.7部を添加混合してトナー(A2)を作成
した。
00部に対して疎水性シリカ1.5部(ヘキスト製H−
2000)および樹脂微粒子D0.8部を添加し添加混
合してトナー(B2)を作成した。
アルミ芯がローラーにエポキシ変性シリコーン樹脂を全
面コーティングし乾燥研磨した現像ローラーを備付した
現像装置を用意し、かかる現像装置に実施例1のトナー
を装着しIMAGIO MF530(リコー製)に感光
体と現像スリーブの間隔が200ミクロンとなるように
設置し画像だしを行った。さらに連続5000枚のラン
ニングを行い再度画像だしを行い、画像濃度をマクベス
濃度計にて測定を行った。又、複写機の定着部の定着温
度が可変できるように改造し5℃刻みに温度を変化させ
定着下限温度と定着上限温度を測定した。結果を表1に
示した。
にローレット加工を施しエポキシ変性シリコーン樹脂を
コーティング後研磨し誘電部と導電部が微小面積で混在
した(面積比50%)現像ローラーを作成し現像ローラ
ーとした。作成した現像ローラーを備付した現像装置を
用意し、実施例3のトナー(A3)を装着しIMAGI
O MF530(リコー製)に装着し実施例1と同様に
設置し画像を作成し評価した。
接触現像に対し、長期に使用しても画像濃度低下、画像
劣化が少なく、さらに広定着温度域を持つトナー及び現
像方法を提供することが可能である。
明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 静電潜像を表面に保持する潜像保持体と
トナー担持体とを現像部において一定の間隔を設けて対
抗配置させ、トナーを前記トナー担持体上に前記間隔よ
りも薄い厚さに保持させ、該保持トナーを現像部におい
て前記潜像保持体表面に飛翔させて現像する画像形成方
法に使用されるトナーであって、多価カルボン酸とジオ
ール成分からなり、ジオール成分がプロピオンオキサイ
ドを付加したビスフェノールA誘導体であるポリエステ
ル樹脂微粒子と疎水性無機微粒子と添加混合してなり、
該樹脂微粒子が5重量%以上クロロホルム不溶分を含
み、かつ、樹脂微粒子の軟化点がトナーの定着樹脂のガ
ラス転移温度より高いことを特徴とする静電荷像現像用
トナー。 - 【請求項2】 樹脂微粒子の粒径が個数平均粒径0.1
μ〜1μであることを特徴とする請求項1記載の静電荷
像現像用トナー。 - 【請求項3】 請求項1記載のトナーを使用する現像方
法においてトナー担持体の表面が誘電体部と導電体部と
が微小面積で混在する構成となっていることを特徴とす
る現像方法。
Priority Applications (1)
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JP00048698A JP3517575B2 (ja) | 1998-01-05 | 1998-01-05 | 静電荷像現像用トナー及び現像方法 |
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1998
- 1998-01-05 JP JP00048698A patent/JP3517575B2/ja not_active Expired - Lifetime
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