JP3517231B2 - 地中系統結線図の作図方法 - Google Patents

地中系統結線図の作図方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電力系統管理図面における電
力系統図おいて、該当する電力線に所属する地中系統の
地中系統結線図を作図するための作図方法に関する。
【0002】
【従来技術】電力系統管理図面における電力系統図にお
いて、従来技術による地中系統結線図の作図は手作業で
行っていた。また、電力事業においては、電力系統設備
の制御を行うとともに、前記電力系統設備の各配線及び
機器等に関する電力系統データを保存・管理する電力系
統制御システムが構築されているが、前記電力系統制御
システムにおいては、地中系統ひとつひとつに関して回
路毎の接続先が判ればよいため、地中系統全体の接続関
係を作図する必要がなく、この電力系統制御システムの
電力系統データに基づいた自動作図システムでは、ひと
つひとつ個別の地中系統のみの作図が行われるだけであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、地中系統を
個別に作図するだけでなく、地中系統全体の接続関係を
含めた、該当する電力線に所属する地中系統全体が把握
できる地中系統結線図の作図は、電力系統制御システム
で保存・管理されている電力系統データとは別に手作業
で作成されているため、前記電力系統データを反映させ
た地中系統結線図の作図作業に多大の労力を要してい
た。そこで、電力系統制御システムが保存・管理しいて
いる電力系統データに基づいて電力系統図を作成するに
あたって、前記電力系統データを用いて地中系統結線図
を自動的に作図することができる作図システムが求めら
れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明による地中
系統結線図の作図方法では、電力系統制御システムの電
力系統データを検索して目的とする電力線に所属する地
中系統を取得し、この取得した各地中系統の情報を収集
して、目的とする電力線の地中系統情報テーブルを作成
するとともに、前記取得した各地中系統の全回路を調査
し、各回路に接続されている制御機器(開閉器等)の情
報を記憶し、さらに各制御機器(開閉器等)の接続関係
を調査して、接続先の地中系統を調査し記憶すること
で、地中系統の接続関係を調査し、さらに前記地中系統
の接続関係の調査結果に基づいて、地中系統のグルーピ
ングを行うとともに、各グループ内での地中系統の並び
を決定し、続いて、予め設定してあるレイアウト条件に
基づいて各地中系統を配置し、地中系統の回路の作図を
行った後、調査した各地中系統の接続関係に基づいて、
地中系統の回路同士の接続ケーブル、及び地中系統の回
路と端点の接続ケーブルを作図することで結線するとと
もに、地中系統情報テーブルに基づいて地中系統の各回
路や端点に接続されている制御機器(開閉器等)を描画
し、地中系統の情報及び接続関係を表示した地中系統結
線図を作図する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明による電力系統管
理図面における電力系統図の作図において、電力系統制
御システムに保存・管理されている電力系統データに基
づいて地中系統結線図を自動的に作図させるための方法
について図面を参照しながら説明する。
【0006】この発明は、電力系統設備の制御を行う電
力系統制御システムが保存・管理している前記電力設備
の各配線及び機器等の電力系統データに基づいて、目的
とする電力線に関係する地中系統の地中系統結線図の作
図を行うものである。
【0007】まず、電力系統制御システムが保存・管理
している電力系統設備に関する電力系統データから、目
的とする電力線を検索キーにしてデータ検索し、検索キ
ーに設定した「目的とする電力線」に所属する地中系統
を抽出し取得するとともに、取得した地中系統の情報を
前記電力系統データから収集し、目的とする電力線の地
中系統情報テーブルを作成する。つまり前記地中系統情
報テーブルは、目的とする電力線に所属する地中系統の
情報(例えば、設備の種類、名称、接続関係、状態な
ど)を記憶する。
【0008】次に、取得した各地中系統の全回路を調査
することで、地中系統の接続関係を調査する。すなわ
ち、取得した各地中系統の全回路を調査し、その回路
に接続されている制御機器(開閉器等)の情報を取得し
て、前記地中系統情報テーブルにて記憶し、さらに調
査した地中系統の回路に接続されている制御機器(開閉
器等)の先に、他の地中系統の制御機器(開閉器等)が
接続されている場合は、接続先の制御機器(開閉器等)
の情報に基づいて接続先の地中系統を調査するととも
に、この接続先の地中系統の情報を取得し、地中系統情
報テーブルに記憶する。
【0009】こうして、地中系統の接続関係を調査した
後、地中系統の接続関係からグルーピングを行う。つま
り、お互いに接続関係にある地中系統の群れを1つのグ
ループとしてまとめる。なお各グループに分類された地
中系統はグループ内の地中系統数が1以上となる。
【0010】すなわち地中系統の全回路の接続関係を調
査し、地中系統同士の接続があれば、これらを1つのグ
ループとして取得する。そして、このようにして接続関
係を調査することによって、同一グループとして取得さ
れた地中系統は、原則として隣同士が接続関係を持つ樹
状構造として記憶される。この時、ループ状態に陥らな
いように、一度接続関係を調査した回路にフラグをセッ
トし、再び同じ回路の接続関係を調べることのないよう
にすることが好ましい。このようにして、目的とする電
力線に所属する総ての地中系統について、いずれかの
(地中系統が1つだけのグループも含めて)グループに
振り分ける。すなわち同一グループに属するひとつの地
中系統は他の地中系統と接続関係を持つことになる。そ
して、同一グループとして取得された地中系統は、原則
として隣同士が接続関係を持つ樹状構造として記憶され
ている。
【0011】なお、このとき同一グループに属する地中
系統数が多いグループから降順又は昇順にグループをソ
ートし、グループ毎の並びを調整してもよい。
【0012】続いて、グルーピングした地中系統につい
て、グループ内の地中系統の並べ替えを行う。
【0013】同一グループ内に属する地中系統の接続関
係を調べ、他の地中系統との接続数が1であるものを検
索し、接続数が1である地中系統が見つかった場合、
その地中系統を始点として樹状接続関係として地中系統
を並べ替え、接続数が1である地中系統が見つからな
い場合(総ての地中系統が接続数が2以上である場
合)、最初の地中系統を始点とした樹状接続関係として
地中系統を並べ替える。なお樹状接続関係で地中系統を
並べる場合、始点に近い地中系統との接続関係をもつ地
中系統を優先させる。
【0014】こうして、樹状接続関係で地中系統を並べ
替え、地中系統の並びを決定した後、予め設定してある
レイアウト条件にしたがって、地中系統を配置し、地中
系統の回路を作図する。
【0015】この実施例では、地中系統を想定した空間
上のセクションペーパ上に行列配置するとき、水平方向
の大きさを、下記の式1のレイアウト条件で配置する。
【0016】なお1行に地中系統を配置していき、想定
した空間上のセクションペーパの横幅を超える場合は改
行し、該当地中系統から配置を継続する。
【0017】この実施例では、上記レイアウト条件に基
づいて、地中系統の配置と回路の作図を行った後、調査
した接続関係に基づいて、回路同士の接続ケーブルの作
図と、回路と端点の接続ケーブルの作図をして各地中系
統を結線し、さらに地中系統情報テーブルの情報に基づ
いて各回路や端点に接続された制御機器(開閉器等)の
シンボルの描画及び文字の作図を行うことで、接続関係
のある地中系統の回路同士を結線した地中系統結線図を
作図する。
【0018】地中系統の回路の作図は、レイアウト条件
に基づいて回路の数だけ櫛の歯を持つ櫛型で表現する。
これを想定した空間上のセクションペーパ上に、グルー
プ単位で配置し、前記セクションペーパのグリッドに沿
って作図する。なお、この作図に用いた直線の座標は、
始点と終点として全て記憶する。図1は、回路数が5で
ある地中系統Aと、回路数が3である地中系統Bと、回
路数が4である地中系統Cと、回路数が2である地中系
統Dと、回路数が3である地中系統Eとを示すものであ
り、地中系統の各回路は1グリッド毎に櫛の歯状に描画
され、また同一グループである地中系統A〜Dにおける
各地中系統の間の距離はaグリッドであり、他のグルー
プに属する地中系統Eとの距離はbグリッドに設定され
ている。
【0019】次に、調査した地中系統の接続関係に基づ
いて、接続関係にある地中系統の回路同士を前記セクシ
ョンペーパのグリッドに沿って結線する。この結線描画
の際に、描画した結線の始点と終点からなる直線の座標
を記憶し、既に描画された結線の前記座標に基づいて、
新たな結線描画の際に重畳の有無を判断し、新たに描画
される結線が重畳する場合は、その重畳を回避するよう
に補正してから結線描画する。
【0020】つまり、地中系統の回路同士の接続ケーブ
ルは、水平又は垂直な連続した直線でグリッドに沿って
作図され、さらにこの作図に用いた直線の座標を、始点
と終点として総て記憶しておく。そしてこの座標に基づ
いて、この後に作図される接続ケーブルについて、直線
が重複するか否か(重畳の有無)を判断し、重複(重
畳)する場合は補正を行って他の直線との重複(重畳)
を回避する。例えば、水平な直線の作図の場合は、Y軸
座標を減じる方向に直線を移動し、垂直な直線の作図の
場合は、X軸座標を減じる方向に直線を移動するなどし
て、各直線同士の重複(重畳)を回避する。
【0021】図2は、地中系統A〜Eと、地中系統の回
路同士を接続する接続ケーブルZ1〜Z3の作図を示す
ものである。図2では、地中系統Aの第2回路と地中系
統Bの第1回路が接続ケーブルZ1で接続され、地中系
統Bの第2回路と地中系統Cの第2回路が接続ケーブル
Z2で接続され、地中系統Bの第3回路と地中系統Dの
第1回路が接続ケーブルZ3で接続される。
【0022】まず、上流側(始点に近い方)の地中系統
Aの第2回路から地中系統Bの第1回路への接続ケーブ
ルZ1を水平な連続した直線でグリッドに沿って作図す
るとともに、この水平に作図された直線の始点と終点の
座標を記憶しておく。このとき接続ケーブルZ1の水平
な直線の始点のX座標は地中系統Aの第2回路のX座標
と一致し、終点のX座標は地中系統Bの第1回路のX座
標と一致する。なお、Y座標は予め接続ケーブルのレイ
アウト条件に設定された値である。また接続ケーブルZ
1の水平な直線の始点と終点からは、地中系統の回路に
向かって垂直に延びる直線が作図される。
【0023】続いて、地中系統Bの第2回路から地中機
Cの第2回路への接続ケーブルZ2を作図する。このケ
ーブルZ2を水平な連続した直線でグリッドに沿って作
図する場合、このとき既に作図されている接続ケーブル
Z1の水平な直線の始点と終点の座標を参照し、接続ケ
ーブルZ1と接続ケーブルZ2が重複するか否か(重畳
の有無)を判断し、重複(重畳)する場合は補正を行っ
て重複(重畳)を回避する。この場合、重複(重畳)し
ないので補正を行わずに接続ケーブルZ2は作図され
る。このとき接続ケーブルZ2についても、水平に作図
された直線の始点と終点の座標を記憶しておく。このと
き接続ケーブルZ2の水平な直線の始点のX座標は地中
系統Bの第2回路のX座標と一致し、終点のX座標は地
中系統Cの第2回路のX座標と一致する。なお、Y座標
は予め接続ケーブルのレイアウトに設定された値であ
る。また接続ケーブルZ2の水平な直線の始点と終点か
らは、地中系統の回路に向かって垂直に延びる直線が作
図される。
【0024】一方、地中系統Bの第3回路から地中機D
の第1回路への接続ケーブルZ3を作図する場合、前記
接続ケーブルZ3について、既に保存されている接続ケ
ーブルZ1及び接続ケーブルZ2の始点と終点の座標に
基づいて重複するか否か(重畳の有無)を判断すると、
接続ケーブルZ2に重複(重畳)するため、接続ケーブ
ルZ3の水平な直線をY軸方向に減じる方向に移動さ
せ、グリッドに沿って作図する。つまり接続ケーブルZ
3の水平な直線を作図するにあたって、予め接続ケーブ
ルのレイアウトに設定されたY座標をY軸方向へcグリ
ット減じる方向に移動することによって、重複(重畳)
を回避する。このとき接続ケーブルZ3についても、水
平に作図された直線の始点と終点の座標を記憶してお
く。接続ケーブルZ3の始点のX座標は地中系統Bの第
3回路のX座標と一致し、終点のX座標は地中系統Dの
第1回路のX座標と一致する。なお、Y座標は予め接続
ケーブルのレイアウトに設定された値よりも、Y軸方向
へcグリット減じた値となる。また接続ケーブルZ3の
水平な直線の始点と終点からは、地中系統の回路に向か
って垂直に延びる直線が作図される。
【0025】なお接続ケーブル同士の重複(重畳)を回
避するため、後に作図される接続ケーブルをcグリット
移動しても、さらに他の接続ケーブルと重複する場合
は、順次cグリットずつY軸方向に減じる方向で移動す
ればよい。
【0026】上述の作業を繰り返して地中系統の回路同
士を接続する接続ケーブルを総て作図した後、続いて回
路と端点の接続ケーブルを作図する。図3に示す接続ケ
ーブルZ4〜6は、それぞれ回路と端点の接続ケーブル
を作図したものである。端点には「電源の立ち上がり」
「他電力線」「需要家」などがあるが、回路と端点の接
続ケーブルの作図も、地中系統の回路同士の接続ケーブ
ルの作図と同様にして作図する。
【0027】そして、回路同士の結線ケーブル及び回路
と端点の接続ケーブルを作図した(結線)後、回路の末
端と、上記端点に、接続される制御機器(開閉器等)の
シンボルを作成し、各地中系統を描画することで、地中
系統結線図を完成させる。各地中系統の描画に関しては
地中系統テーブルに収集された各地中系統の情報を反映
させる。例えば、設備の種類、名称、接続関係、状態な
ど、地中系統情報テーブルに収集されたデータに基づい
て地中系統の情報を描画し、地中系統結線図を完成させ
る。図4は、回路の端末と端点に、制御機器(開閉器
等)のシンボルを作図したものを示す。
【0028】すなわち、この発明による地中系統結線図
の作図方法では、図5のフローチャートに示すように、
まず電力系統制御システムの電力系統データを検索して
(ステップS1)、目的とする電力線に所属する地中系
統を取得し、この取得した各地中系統の情報を収集し
て、目的とする電力線の地中系統情報テーブルを作成す
るとともに(ステップS2)、前記取得した各地中系統
の全回路を調査し(ステップS3)、各回路に接続され
ている制御機器(開閉器等)の情報を記憶し、さらに各
制御機器(開閉器等)の接続関係を調査して、接続先の
地中系統を調査し記憶することで、地中系統の接続関係
を調査し(ステップS4)、さらに前記地中系統の接続
関係の調査結果に基づいて、地中系統のグルーピングを
行うとともに(グループS5)、各グループ内での地中
系統の並べ替えをし(グループS6)、その後、予め設
定されたレイアウト条件に基づいて、地中系統の配置と
作図を行い(ステップS7)、さらに調査した接続関係
に基づいて接続関係のある地中系統の回路同士の接続ケ
ーブルや端点と回路との接続ケーブルを作図して結線す
るとともに(ステップS8)、地中系統情報テーブルの
情報に基づいて地中系統の各回路に接続される制御機器
(開閉器等)のシンボルや、文字などを描画することで
(ステップS9)、目的とする電力線に所属する地中系
統の接続関係について作図した地中系統結線図を作図す
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電力系統制御システムの電力系統データから目的と
する電力線に所属する地中系統を取得し、この取得した
各地中系統の情報を収集して、目的とする電力線の地中
系統情報テーブルを作成するとともに、前記取得した各
地中系統の全回路を調査して回路および地地中系統の接
続関係を調査し、この地中系統の接続関係の調査結果に
基づいて、地中系統のグルーピングを行うとともに、各
グループ内での地中系統の並びを決定し、続いて、予め
設定してあるレイアウト条件に基づいて各地中系統を配
置と作図を行った後、調査した各地中系統の接続関係に
基づいて結線情報を描画するとともに、地中系統情報テ
ーブルに基づいて地中系統情報を描画し、地中系統の情
報及び接続関係を表示した地中系統結線図を自動的に作
図する。これによって、この発明による地中系統結線図
の作図方法では、電力系統データを用いることによる
データの一元管理ができ、かつ自動作図による作図労
力の省力化、自動作図による電力系統図(地中系統結
線図)の電子化、自動作図による電力系統図(地中系
統結線図)出力の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地中系統の配置と作図を示す説明図。
【図2】地中系統の回路同士の接続ケーブルの作図を示
す説明図。
【図3】地中系統の回路と端点との接続ケーブルの作図
を示す説明図。
【図4】地中系統の情報と接続関係の情報を含めた地中
系統結線図の作図を示す説明図。
【図5】本発明による地中系統結線図の作図方法を示す
フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正浩 東京都八王子市元本郷町1丁目9番9号 中央電子株式会社内 (72)発明者 青木 満博 東京都八王子市元本郷町1丁目9番9号 中央電子株式会社内 (72)発明者 伊藤 巨貴 東京都八王子市元本郷町1丁目9番9号 中央電子株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統管理図面における電力系統図に
    おいて、電力系統制御システムに保存・管理されている
    電力系統データに基づいて地中系統結線図を作図する方
    法であって、 電力系統制御システムの電力系統データを検索して目的
    とする電力線に所属する地中系統を取得し、この取得し
    た各地中系統の情報を収集して、目的とする電力線の地
    中系統情報テーブルを作成するとともに、 前記取得した各地中系統の全回路を調査し、各回路に接
    続されている制御機器(開閉器等)の情報を記憶し、さ
    らに各制御機器(開閉器等)の接続関係を調査して、接
    続先の地中系統を調査し記憶することで、地中系統の接
    続関係を調査し、 さらに前記地中系統の接続関係の調査結果に基づいて、
    地中系統のグルーピングを行うとともに、各グループ内
    での地中系統の並びを決定し、 続いて、予め設定してあるレイアウト条件に基づいて各
    地中系統を配置し、地中系統の回路の作図を行った後、
    調査した各地中系統の接続関係に基づいて、地中系統の
    回路同士の接続ケーブル、及び地中系統の回路と端点の
    接続ケーブルを作図して結線するとともに、地中系統情
    報テーブルに基づいて地中系統の各回路や端点に接続さ
    れている制御機器(開閉器等)を描画し、地中系統の情
    報及び接続関係を表示した地中系統結線図を作図するこ
    とを特徴する地中系統結線図の作図方法。
  2. 【請求項2】 地中系統情報テーブルには、目的とする
    電力線に所属する地中系統の種類や名前などの情報が記
    憶されるとともに、各地中系統についての回路数、及び
    回路に接続されている制御機器(開閉器等)の種類、名
    前、結線情報などの地中系統情報が記憶されていること
    を特徴とする請求項1に記載の地中系統結線図の作図方
  3. 【請求項3】 接続関係の調査結果に基づいてグルーピ
    ングされた地中系統のグループ内での配置について、同
    一グループ内に属する地中系統の接続関係を調べ、他の
    地中系統との接続数が1であるものを検索し、接続数が
    1である地中系統が見つかった場合、その地中系統を始
    点として樹状接続関係として地中系統を並べ替えたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の地中系統結線図の
    作図方法。
  4. 【請求項4】 接続関係の調査結果に基づいてグルーピ
    ングされた地中系統のグループ内での配置について、同
    一グループ内に属する地中系統の接続関係を調べ、他の
    地中系統との接続数が1であるものを検索し、接続数が
    1である地中系統が見つからない場合、最初の地中系統
    を始点とした樹状接続関係として地中系統を並べ替えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地中系統結線
    図の作図方法。
  5. 【請求項5】 樹状接続関係で地中系統を並べ替えると
    きに、始点に近い地中系統との接続関係をもつ地中系統
    を優先させることを特徴とする請求項3又は4に記載の
    地中系統結線図の作図方法。
  6. 【請求項6】 地中系統を想定した空間上のセクション
    ペーパ上に行列配置して作図するときに、水平方向の大
    きさを、下記の式1のレイアウト条件とすることを特徴
    とする請求項1から5のいずれか1項に記載の地中系統
    結線図の作図方法。
  7. 【請求項7】 接続関係にある地中系統の回路同士を想
    定した空間上のセクションペーパのグリッドに沿って結
    線することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項
    に記載の地中系統結線図の作図方法。
  8. 【請求項8】 結線描画の際に、描画した結線の始点と
    終点からなる直線の座標を記憶し、既に描画された結線
    の前記座標に基づいて、新たな結線描画の際に重畳の有
    無を判断し、新たに描画される結線が重畳する場合は、
    その重畳を回避するように補正してから結線描画するこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の
    地中系統結線図の作図方法。
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