JP3517177B2 - 燃焼排ガス中のダイオキシン濃度の推定方法および装置とそれを用いた廃棄物燃焼炉制御装置 - Google Patents
燃焼排ガス中のダイオキシン濃度の推定方法および装置とそれを用いた廃棄物燃焼炉制御装置Info
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Description
イオキシン類の濃度をオンラインで連続的に推定する方
法に係わり、特に、ダイオキシン濃度を従来よりも高精
度に推定する方法に関する。
略を図5に示す。燃焼装置は廃棄物ピット43、廃棄物
投入ホッパ45、焼却炉54、廃棄物燃焼用の空気流量
調節計92、二次燃焼用空気流量調節弁95、温度調節
用水蒸気流量調節計63、廃棄物供給量調節用給塵装置
96、ガス冷却用ボイラ46、電気集塵器(またはダス
トフィルタ)48、煙道ライン1、吸引ブロワ49およ
び煙突51で構成されている。
4全体を吸引して負圧にした後、助燃バーナ87を着火
する。その後、廃棄物44を連続的に給塵装置96を用
い、供給量を調節しながら焼却炉54内に投入し、焼却
炉54下部から供給している空気88により燃焼させ
る。
空気流量調節計92で調節する。この空気は空気予熱器
86で250〜300℃に加熱する。
は、炉上部から水蒸気流量調節弁93により、水蒸気を
供給し温度を低下させる。燃えかす(または灰と称す)
53は連続的に焼却炉54の下部から抜き出す。
後流機器への影響を軽減するためにガス冷却用ボイラ4
6で、ガス温度を850℃から300℃前後に低下させ
る。燃焼ガス中には灰およびHCl等を含有しているた
め、HClは集塵器48の手前からHCl除去剤94を
投入し、HCl濃度を低減する。
48を用いて除去し、燃焼排ガスは煙突51から大気中
に放出される(燃焼ガス中の主成分は、窒素,水蒸気,
二酸化炭素であり、微量成分は塩化水素,硫黄酸化物,
窒素酸化物,一酸化炭素等である)。なお、煙道部には
燃焼ガス中の成分を監視するために、NOX,CO,O
2,HCl等を分析する分析計84を設けている。
焼ガス中には、ダイオキシン類が微量含有されると云わ
れており、その制御,処理および測定技術の向上が廃棄
物焼却の課題の一つとして挙げられる。
は、ポリ塩化ジベンゾパラダイオキシン(PCDDsと
略称する)のことである。2つのベンゼン核が2個の酸
素によって並列に結ばれ、ベンゼン核に付いている水素
の一部が塩素に置換されたものである。該塩素の置換数
とその位置によって75種類の異性体がある。
化ジベンゾフランも135種類の異性体を有するが、こ
れらの2種を併せてダイオキシン(以下、DXNと云
う)類と呼んでいる。
程は明らかではないが、多くの研究結果から、2次燃焼
室において完全燃焼しないで残留した未燃成分、あるい
は、前駆体物質はボイラや集塵器を通過する過程で、温
度,雰囲気,触媒等の条件が適当に揃えば、燃焼によっ
て発生した塩化水素と反応してDXNが生成する。
℃の雰囲気で灰中の重金属、未燃炭素等による触媒反応
による合成(de novo合成)と、(2)クロロフ
ェノール,クロロベンゼンと云った前駆体物質の分解,
合成反応で合成される反応経路がある。
は、未燃の炭化水素類とクロロフェノール,クロロベン
ゼン等の前駆体物質に着目すればよいことが分かる。
するための分析計は、燃焼ガス中のDXN濃度をリアル
タイムで、しかも正確に予測できることが重要である。
図を図6に示す。摂取装置80は排ガス摂取管3、ダス
ト補集部55、液体捕集部58,59、樹脂吸着部6
1、液体捕集部64,65、吸引ポンプ66、ガス計量
部68、および、それぞれの連結管57,67からな
る。
で吸引しながら各捕集部に吸着,吸収捕集した後、規定
されている分析法により分析し、DXN濃度を算出す
る。
温度により規定され、500℃以上の場合では、外部を
水で冷却する冷却方式とし、摂取管3の内壁材質は透明
石英ガラスを使用する。また、500℃未満の場合で
は、硬質ガラス製のものを使用するよう規定している。
容器を摂取管3の出口部に設置し、排ガス中のダストを
除去する。その後、1リットルのガラス容器58内にヘ
キサン洗浄水を100〜300ml充填した液体捕集部
58,59(空)を流通させて吸収捕集した後、XAD
−2樹脂62を40〜70g充填した樹脂吸着部61を
流通して吸着捕集し、その後、ジエチレングリコールを
100ml充填した容器64,65(空)内に流通し、
吸収捕集する。
部64,65の間は、摂取ガス中の温度を5〜6℃以下
に保持するために、容器63内の氷浴中に設置する。ま
た、排ガス摂取管3から液体捕集部58,59までの連
結管56の長さはできるだけ短くし、ガラス管またはフ
ッ素樹脂管を用いる。DXNはダスト、水分および液体
中に取り込まれるため、これらの液、カラムおよびダス
ト等を回収し、その中に吸着,吸収したDXNを分析す
る。
して持ち帰り分析操作に入り、DXNの分析値が得られ
るまでに約1ヶ月を要すると云う問題がある。従って、
この方式ではDXN自体の濃度を基準とした燃焼炉の運
転制御には適用できない。
ては、DXN濃度とCO濃度とに相関性があるとされて
いることから、燃焼排ガス中のCO濃度に基づき、燃焼
炉の空気量、ダンパの開度、水蒸気量による炉内温度調
節、および、消石灰の投入による塩化水素濃度の抑制を
行ない、運転制御している。但し、DXN濃度が低い領
域ではCO濃度との相関は低く、より高い相関性を有す
る代替指標の開発が進められている。
る方法がある。
とクロロフェノール類の濃度およびダスト濃度を測定
し、これらの測定結果と排ガスの滞留時間からDXN濃
度を推定計算する方法(特開平9―15229号公
報)。
0℃で除塵処理し、クロロベンゼン類およびクロロフェ
ノール類を吸着、濃縮、脱着し、分析する方法(特開平
8−266863号公報)。
が認められるクロロベンゼン類の濃度との相関からDX
N濃度を推定する方法(特開平5―312796号公
報)。
ノール類を用いることによりDXN濃度を迅速に正確に
推定する方法(特開平10―153591号公報)等が
ある。
XN濃度との相関の代表的な例として、図4にクロロフ
ェノール類濃度とDXN濃度との関係を示す。
ロットしたものである。横軸には、クロロフェノール類
濃度(μg/Nm3)、縦軸にはDXN濃度(ng−T
EQ/Nm3)を表す。
するDXN前駆体(クロロフェノール類またはクロロベ
ンゼン類)濃度との相関に広い幅がある。
リアルタイムで正確に推定する燃焼排ガス中のDXN濃
度の推定方法を提供することにある。
定装置を提供することにある。
定方法を用いた廃棄物燃焼炉制御装置を提供することに
ある。
明の要旨は次のとおりである。
度の推定方法であって、前記排ガス中のDXN前駆体
(クロロフェノール類)濃度と、炭化水素類濃度に基づ
き、次式(1)
度、Hcは炭化水素類の濃度、a,bは補正係数
(−),n,mは乗数〕によりDXN濃度を推定するこ
とを特徴とする燃焼排ガス中のDXN濃度の推定方法に
ある。
トルエン,クレゾール,キシレンおよびヒドロキノンで
ある。
類)濃度と炭化水素類濃度に基づき、前記式(1)によ
りDXN濃度を推定するDXN濃度推定装置にある。
する燃焼炉、該燃焼炉の燃焼排ガス中のDXN濃度を推
定するDXN濃度推定装置を備え、該濃度推定装置の演
算処理データに基づき前記燃焼炉の燃焼を制御する廃棄
物燃焼炉制御装置であって、前記DXN濃度推定装置
が、DXN前駆体(クロロフェノール類)濃度と炭化水
素類濃度に基づき、前記式(1)によりDXN濃度を推
定する廃棄物燃焼炉制御装置にある。
乗と炭化水素類の濃度のm乗との和よりDXNの濃度を
推定することにより、リアルタイムで算出することが可
能となる。ここでのn、mの値は、燃焼炉の性能により
異なるがその範囲は0.5〜2である。
測装置の指示値に基づき廃棄物燃焼炉の空気流量調節
弁,温度調節器,燃焼用空気量,ダンパおよび二次燃焼
用空気量等を操作,制御する廃棄物燃焼炉制御装置を敷
設することにより、燃焼炉のDXN濃度を制御すること
ができ、DXNの発生量を制御することができる。
ス中のDXN前駆体(クロロフェノール類)濃度と炭化
水素類濃度によりDXN濃度を推定するに当り、排ガス
を連続的に供給するDXN前駆体分析計に連結する前処
理装置と併せた実施例を図1〜3により説明する。
素類の排出濃度を、連続的に測定するDXN前駆体分析
計に連結する前処理装置について説明する。
を示す。全体の前処理装置の構成は、排ガス摂取管3、
ダスト捕集器7、阻害物質の吸収管14、排ガス供給ラ
イン25、排ガスの吸引ポンプ27、各装置の連結管を
加熱する温度調節器、クロロフェノール類濃度校正用標
準物質供給系29、ダスト捕集器逆洗用ガス系23およ
び排ガス供給ラインの開閉バルブ4,6,9,13,1
6等で構成されている。
計28の導入部の前後のいずれでもよい。前処理装置に
おいては、DXN前駆体分析計28に至るラインでDX
N前駆体物質等が煙道内の濃度と同等になるよう配慮し
た。
る。開閉バルブ4,9および16を閉、開閉バルブ13
と6を開にした後、空気ポンプ31と吸引ポンプ27を
同時に作動し、空気をクロロフェノール類濃度校正用標
準物質供給系29を流通させ、ダスト捕集器7の入口ラ
インから排ガスラインに供給し、ダスト捕集器7、吸収
管14、排ガス供給ライン25を流通させて、DXN前
区体分析計28に供給する。
用標準試料を充填し、校正用標準試料の信号強度の検出
状況を確認する。空気中で校正用標準試料が所定の質量
数の位置に安定に検出することを確認後、開閉バルブ4
を開にし、燃焼ガス2を排ガス摂取管3により吸引す
る。
所定の流量に設定し、燃焼ガス中のクロロフェノール類
および炭化水素類の検出強度信号から、その濃度をDX
N予測装置(またはデータ処理装置)70で算出し、D
XN濃度を推定した。なお、DXN前駆体分析計28
は、大気圧下のイオン源内で、イオン/分子反応により
微量成分の試料をイオン化する分析方法である。
ノール類濃度とDXN濃度の関係を示した。横軸には、
クロロフェノール類濃度(μg/Nm3)、縦軸にはD
XN濃度(ng−TEQ/Nm3)を示す。
μg/Nm3におけるDXN濃度を示すが、炭化水素類
濃度によって、従来よりも正確にDXN濃度を推定でき
ることが分かる。
濃度を測定し、クロロフェノール類の濃度のn乗と、炭
化水素類の濃度のm乗との和よりDXNの濃度を推定す
ることにより、リアルタイムで正確に算出することが可
能となる。即ち、前記の式(1)の関係により求めるこ
とができる。
ル,トルエン,クレゾール,キシレンおよびヒドロキノ
ン等の信号強度からDXN濃度を推定できる。
から生成する炭化水素類とクロロフェノール類の性能に
より異なり、その範囲は0.5〜2である。
る各機器について説明する。吸引ポンプ27を用いて、
排ガス摂取管3から燃焼炉の煙道ライン1中の燃焼ガス
2を、一定流量で等速吸引しながらダスト捕集器7およ
び吸収管14で排ガス2中の阻害成分(灰や塩化水素
等)を除去した後、排ガス供給ライン25を流通し、吸
引ポンプ27を介して、DXN前駆体分析計28の検出
部に排ガス(阻害物質を除去したもの)を供給する。
いようにある程度の温度に加熱,保温する。加熱手段と
して、各機器および連結管の外壁部にシーズヒータを巻
き付け、保温材で断熱し、主要個所に熱電対12,1
5,18,26,39,11を設置し、温度調節器72
により温度制御した。
し、外筒容器内にフィルタ8を内臓し、連続的に灰を回
収した。このダスト捕集器には、フィルタ8に付着した
灰を剥離するダスト捕集器逆洗用ガス供給系23を有し
ている。この操作は、ダスト捕集器7の出口ライン(配
管)89に圧力計17を設置し、その指示値が予め設定
した指示値に達した時に、開閉バルブ90を開、開閉バ
ルブ6を閉にする。
ておく。その後、開閉バルブ13を閉じると同時に電磁
弁22を開にし、空気タンク20内に空気を溜めた後、
電磁弁19と開閉バルブ16を同時に開き、空気タンク
20内の空気を瞬間的にダスト捕集器7内のフィルタ8
に強制的に吹き付け、フィルタ8の表面に付着した灰を
除去する。この操作を2〜3回繰り返した後、通常運転
に入る。
度240℃、吸引容量は連結管の長さにもよるが18リ
ットル/分のものを使用した。
の阻害物質を除去する触媒層からなり、予め充填された
触媒と接触反応し、燃焼ガス2中に含有している微量な
塩化水素等を除去後、該燃焼ガスは排ガス供給ライン2
5を流通する。
管内に分析計28のイオン部の保護用として金属フィル
タ74を設置した。ダスト捕集器7内のフィルタ8のろ
過精度は5〜10μmであるため、10μm以下のダス
トは金属フィルタ74で除去した。このろ過精度は0.
4μmである。
はステンレス製で、管の大きさは1/4インチ〜1/2
インチ管を用いた。
N予測装置70を敷設した廃棄物燃焼炉制御装置75に
よるDXN抑制法の概略図を示す。
炉制御装置75を、煙道部または燃焼炉54の出口部に
設置し、DXN予測装置70の指示値に基づき各操作弁
の流量や開度を調節することにより、廃棄物の燃焼炉5
4のDXN発生量を抑制する。
準濃度を設定しておき、その基準値を基にDXN予測装
置70で得られた指示値と比較する。該指示値が基準値
以上の場合には、廃棄物燃焼炉制御装置75から各操作
機器に操作信号80,81,82,97,98を送信
し、空気調節用の空気ダンパ76,77,78の開度
や、二次燃焼用空気流量調節弁95、および、廃棄物の
供給量を調節する給塵装置96等を状況に応じて調節す
る操作を実行する。これらの操作により、目的とするD
XNの発生量を抑制することができ、廃棄物燃焼炉を長
期間安定に運転することができる。
方法を適用した一実施例を示したが、本発明はこれに限
らず、各種の型式の炉にも適用可能である。
体(クロロフェノール類)の濃度と燃焼排ガス中に含ま
れている炭化水素類の濃度とからDXNの濃度を高精度
に推定することができ、これにより、リアルタイムで連
続的にDXN濃度を算出することが可能となる。
発生量を抑制することが可能となり、長期間安定したク
リーンな運転が可能となる。
前駆体分析装置の前処理装置を含めた構成の概略図であ
る。
ール類濃度とDXN濃度との関係を示すグラフである。
物燃焼炉の一例の構成を示す概略図である。
の関係を示すグラフである。
る。
る。
4,13,16…開閉バルブ、5…温度計(または熱電
対)、6,9,90…開閉バルブ、7…ダスト捕集器、
8…フィルタ、10…灰回収容器、11,12,15,
18,26,36,39…温度計(または熱電対)、1
4…吸収管、17,21…圧力計、19,22…電磁
弁、20…空気タンク、21…圧力計、23…ダスト捕
集器逆洗用ガス供給系、24,31…空気ボンベ、25
…排ガス供給ライン、27…吸引ポンプ、28…ダイオ
キシン前駆体分析計、29…クロロフェノール類濃度校
正用標準物質供給系、30…校正用標準試料装填部、3
2…各部機器作動操作機構装置、33…開閉バルブ4作
動信号、34…開閉バルブ6の作動信号、35…開閉バ
ルブ13の作動信号、36…開閉バルブ9の作動信号、
37…電磁弁19の作動信号、38…電磁弁22の作動
信号、40…温水器、41…蒸気ヘッダ、42…ガス冷
却用ボイラ、43…廃棄物ピット、44…廃棄物、45
…廃棄物投入ホッパ、46…伝熱管、47…空気、48
…電気集塵器(またはバグフィルタ)、49…吸引ブロ
ワ、50…煙道、51…煙突、52…前処理系、53…
灰、54…燃焼炉、55…ダスト補集部、56,57,
67…連結管、58…液体補集部1、59…液体補集部
2、60…氷浴、61…樹脂吸着部、62…XAD−2
樹脂、63…氷浴容器、64…容器、65…空容器、6
6…吸引ポンプ、68…ガス流量計、70…ダイオキシ
ン予測装置(またはデータ処理装置)、71…信号、7
2…温度調節器、73…排ガス導入ライン、74…金属
フィルタ、75…廃棄物燃焼炉制御装置、76,77,
78…空気ダンパ、84…NOX,CO,O2,HCl
等分析計、85…電気信号、86…空気予熱器、87…
助燃バーナ、88…空気、89…ダスト捕集器出口ライ
ン、90…開閉バルブ、92…空気流量調節弁、93…
水蒸気流量調節弁、94…HCl除去剤、95…二次燃
焼用空気流量調節弁、96…給塵装置。
Claims (4)
- 【請求項1】 燃焼炉の燃焼排ガス中のダイオキシン濃
度の推定方法であって、 前記燃焼排ガス中のダイオキシン前駆体(クロロフェノ
ール類)濃度と、炭化水素類濃度に基づき、次式(1) 【数1】 〔但し、Cpはクロロフェノール類の濃度、Hcは炭化水
素類の濃度、a,bは補正係数(−),n,mは乗数〕
によりダイオキシン濃度を推定することを特徴とする燃
焼排ガス中のダイオキシン濃度の推定方法。 - 【請求項2】 前記炭化水素類がベンゼン,フェノー
ル,トルエン,クレゾール,キシレンおよびヒドロキノ
ンである請求項1に記載の燃焼排ガス中のダイオキシン
濃度の推定方法。 - 【請求項3】 ダイオキシン前駆体(クロロフェノール
類)濃度と炭化水素類濃度に基づき、次式(1) 【数2】 〔但し、Cpはクロロフェノール類の濃度、Hcは炭化水
素類の濃度、a,bは補正係数(−),n,mは乗数〕
によりダイオキシン濃度を推定することを特徴とするダ
イオキシン濃度推定装置。 - 【請求項4】 廃棄物の供給部、該廃棄物を燃焼する燃
焼炉、該燃焼炉の燃焼排ガス中のダイオキシン濃度を推
定するダイオキシン濃度推定装置を備え、該濃度推定装
置の演算処理データに基づき前記燃焼炉の燃焼を制御す
る廃棄物燃焼炉制御装置であって、 前記ダイオキシン濃度推定装置が、ダイオキシン前駆体
(クロロフェノール類)濃度と炭化水素類濃度に基づ
き、次式(1) 【数3】 〔但し、Cpはクロロフェノール類の濃度、Hcは炭化水
素類の濃度、a,bは補正係数(−),n,mは乗数〕
によりダイオキシン濃度を推定することを特徴とする廃
棄物燃焼炉制御装置。
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JP2000055992A JP3517177B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 燃焼排ガス中のダイオキシン濃度の推定方法および装置とそれを用いた廃棄物燃焼炉制御装置 |
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JP2001242154A JP2001242154A (ja) | 2001-09-07 |
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KR102267286B1 (ko) * | 2020-12-28 | 2021-06-22 | (주)테크다스 | 데이터 기반의 머신러닝 기술을 이용한 보일러 굴뚝원격감시체계(tms) 자동측정기기의 고장 식별 및 백업 시스템 |
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