JP2010236877A - 排ガス中のアンモニア濃度の測定装置、および測定方法 - Google Patents

排ガス中のアンモニア濃度の測定装置、および測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易かつ精度よく排ガス中のアンモニア測定が可能な装置および方法を提供することを目的とする。
【解決手段】アンモニア濃度の測定装置10は、煙道2の内部に挿入されて排ガスを採取するサンプリング管11と、サンプリング管11に対して加熱導管40を介して接続されるフローセルユニット20と、このフローセルユニット20に接続されるレーザ式ガス分析計50とを備えている。サンプリング管11の内部には、SOを吸着するがアンモニアを通過させる吸着剤15を装填し、サンプリング管11内を通過する排ガスからSOを除去している。これにより、アンモニアの計測精度が向上し、脱硝装置へのアンモニア注入量の制御を精度よく行うことができる。また、メンテナンス作業を軽減できる。さらに、高温で配管を保持する必要がなくなるため、装置の簡易化、軽量化が可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、排ガス中のアンモニア濃度の測定装置、および測定方法に関する。
火力発電所のボイラ等から排出される排ガス中には窒素酸化物(NO)が含まれるため、このNOを除去する脱硝装置が煙道に取り付けられることが一般的である。脱硝法としては、NOとアンモニアとを接触的に反応させて窒素と水に分解する「接触アンモニア還元法」が広く用いられる。このような方法を採用する場合、脱硝反応に使用されなかった未反応アンモニアが排ガス中に多量に残留すると、このアンモニアと排ガス中のSOとが反応して硫酸水素アンモニウムを生成し、この生成物が下流の配管や空気予熱器等の設備に付着しすることでボイラの運転に支障をきたすおそれがある。これを回避するため、脱硝装置の下流で未反応アンモニアの濃度をモニタリングして、脱硝装置のアンモニア注入制御にフィードバックするシステムが考案されている(例えば特許文献1参照)。
特開昭53−88786号公報
ところが、煙道から排ガスをサンプリングして測定装置に導入するための配管の内部でも、アンモニアとSOとの反応生成物が付着するという事情は同様である。このような現象が起きれば、アンモニア測定結果に誤差が生じる。これを回避するためには、配管を反応生成物の付着を防止可能な350度以上の高温で保持する必要があり、装置が大掛かりとなるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡易かつ精度よく排ガス中のアンモニア測定が可能な装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段として、本発明のアンモニア濃度の測定装置は、排ガスの流路に挿入されて前記排ガスを採取するサンプリング管と、前記サンプリング管の内部に装填されるものであって、SOを吸着するがアンモニアを通過させる吸着剤と、前記サンプリング管に接続された測定セルと、前記測定セルの一端部に接続されてアンモニアの吸光スペクトルに対応する波長のレーザ光を出射する発信器ユニットと、前記測定セルの他端部に接続されて前記発光器から出射され前記測定セル内を通過した光を受光してその受光量からアンモニア濃度を算出する受信器ユニットとで構成されたレーザ式ガス分析計と、を備えるものである。
また、本発明のアンモニア濃度の測定方法は、測定対象となる排ガスの流路中から前記排ガスを採取する採取工程と、前記採取工程で採取された排ガスを、SOを吸着するがアンモニアを通過させる吸着剤に接触させてSOを除去する除去工程と、前記除去工程終了後の前記排ガスをレーザ式ガス分析計に導入してアンモニア濃度を測定する測定工程と、を含むものである。
本発明によれば、排ガスを採取するサンプリング管に吸着剤を装填し、アンモニア測定の障害となるSOを排ガス中から取り除いている。これにより、アンモニアの計測精度が向上し、脱硝装置へのアンモニア注入量の制御を精度よく行うことができる。また、硫酸水素アンモニウムの付着を回避できるので、配管や測定セル等のメンテナンスを頻繁に行う必要がなくなり、メンテナンス作業を軽減できる。
また、350℃以上という高温で配管を保持する必要がなくなるため、大掛かりなヒータが不要となり、装置の簡素化、軽量化が可能となる。これにより、装置の持ち運びが可能となり、火力発電所において複数設置されているアンモニア注入装置に対応して複数個所で測定を行いたいというニーズに対応できる。また、配管のうち煙道の外に露出している部分についてはプラスチック等の使用が可能となるなど、材質の選択の幅が広がる。
さらに、アンモニア濃度を測定するための分析計としてレーザ式のものを使用している。ここで、例えば化学発光式の測定装置を使用する場合には、SO等の他の共存物質も阻害要因となるため、これらをすべて除去しようとすると多量の吸着剤が必要となること、吸着剤の交換を頻繁に行わなければならなくなること、等の問題が生じる。これに対し、レーザ式ガス分析計を使用する場合は、他の共存物質は測定の障害とならず、SOを除去するのみで足りる。一般に火力発電所の排ガス中に含まれるSOは、SOの1/50程度と僅かであるため、少量の吸着剤で除去を行うことができ、コスト削減やメンテナンス作業の低減を図ることができる。
火力発電所における排ガス処理設備の概略図 アンモニア濃度の測定装置が煙道に取り付けられた様子を示す概略側面図 測定セルおよびレーザ式ガス分析計の部分側断面図 加熱導管の部分側断面図 SO吸着性能試験における実験装置の概略図 アンモニア濃度測定試験における実験装置の概略図
本発明の実施形態を図1〜図4によって説明する。図1には、火力発電所における排ガス処理設備の概略図を示した。ボイラ1は、煙道2と称される筒状の配管によって煙突7に接続されており、煙道上には脱硝装置3、空気予熱器4、電気集塵機5、脱硫装置6がこの順で配されている。ボイラ1から排出された排ガスは、まず、脱硝装置3に導入されて窒素酸化物が除去される。脱硝装置3から排出された排ガスは空気予熱器4に導入され、ここでは、ボイラ燃焼用空気を予熱する代わりに排ガスを低温化する。空気予熱器4を通過した排ガスは電気集塵機5に導入されて煤塵が除去され、次いで脱硫装置6によって硫黄酸化物が取り除かれた後、煙突7から排出される。
脱硝装置3と、その後段の設備である空気予熱器4との間を繋ぐ煙道2の煙道壁には、排ガスをサンプリングするための蓋付きの採取口9が設置されている。
本実施形態において、脱硝装置3による脱硝は接触アンモニア還元法によって行われる。すなわち、脱硝装置3の前段の煙道2に配された還元剤注入ノズル8から還元剤としてのアンモニアを注入して排ガスと混合し、この混合ガスを脱硝装置3内で触媒と接触させることにより、排ガス中のNOをNとHOに還元している。
脱硝装置3の後段の煙道2にはアンモニア濃度の測定装置10(以下、「測定装置10」と略記することがある)が取り付けられて、脱硝に使用されなかった未反応アンモニアの濃度をモニタリングしている。
煙道2に取り付けられた測定装置10の概略側面図を図2に示す。この測定装置10は、煙道2の内部に挿入されて排ガスを採取するサンプリング管11と、サンプリング管11に対して加熱導管40を介して接続されるフローセルユニット20と、このフローセルユニット20に接続されるレーザ式ガス分析計50とを備えている。
サンプリング管11は、長尺の筒状に形成された外側管12を備えている。この外側管12における一方の端部(上流側端部)には、L字型の採取管13が取り付けられている。
外側管12の内部において採取管13の後方(排ガスの流路方向下流側)には、フィルタ14および吸着剤15がこの順に装填されている。フィルタ14は、排ガス中に存在する石炭灰等の煤塵を取り除くためのものであって、この種の用途に通常使用されるものを適用できる。また、吸着剤15としては、SOを吸着するがアンモニアを吸収・変質させることなく通過させることが可能なものを使用できる。具体的には、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、亜硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等を使用できる。
また、吸着剤15の粒度があまり大きすぎれば表面積が少なくなりSO吸着の効率が低下する一方、小さすぎれば排ガスの通過抵抗が大きくなる。これらの問題を避けるため、吸着剤15としては2〜5mm程度に造粒されたものを使用することが好ましい。
吸着剤15の後方には、外側管12の内径よりもやや小さな外径に形成された内側管16が配されている。この内側管16は、一方の端部が吸着剤15に埋め込まれ、他方の端部が外側管12における下流側端部(採取管13が設けられた側とは逆側の端部)から僅かに露出された状態で、外側管12の内部に挿通されている。
なお、外側管12および内側管16の材質としては、煙道2内の高温(400℃程度)に耐えるもの、例えば金属であることが好ましく、さらには、NOとアンモニアの反応に対する触媒作用の小さいアルミ等であることが好ましい。
このサンプリング管11は、上記した採取口9から煙道2内に挿入され、上流側端部が排ガスの流路内に配され、下流側端部が煙道2の外部に露出された状態で採取口9の蓋部9Aに固定されている。
サンプリング管11の下流側端部には、加熱導管40が接続され、この加熱導管40はフローセルユニット20に接続されている。図3には、フローセルユニット20、およびこのフローセルユニット20に取り付けられたレーザ式ガス分析計50の部分側断面図を示す。
フローセルユニット20は、サンプリング管11により採取された排ガスが導入されるフローセル本体21を備えている。このフローセル本体21は、例えばSUSにより全体として筒状に形成され、大径の筒状に形成された排ガスフロー部23と、この排ガスフロー部23の両端に接続されたパージエアフロー部24とを備えている。パージエアフロー部24は、排ガスフロー部23よりもやや小径の短い筒状をなし、排ガスフロー部23と同軸に接続されている。このフローセル本体21の両端部には、レーザ式ガス分析計50の取り付けのためのフランジ部22が設けられている。
排ガスフロー部23の長さ方向ほぼ中央位置には、排ガス導入のためのガス注入口25が設けられ、ここには、加熱導管40が接続される。一方、排ガスフロー部23の長さ方向両端位置には、排ガス排出のための一対のガス排出口26が設けられ、ここには、排出管30を介して、排ガスを吸引するための吸引ポンプ31、および吸引される排ガスの流量を監視するためのガス流量メータ32が接続されている。
フローセル本体21の外周面には、ほぼ全面にわたって帯状のヒータ27が巻き付けられ、その外側にはヒータ保護および断熱を行うための断熱材28が巻き付けられている。断熱材28としては、例えばガラステープを使用することができる。ヒータ27は温度調整のための図示しない温度調節器ユニットに接続されている。なお、測定温度があまり低すぎると排ガス中の水蒸気が結露し、水滴中にアンモニアが溶解することで測定誤差が生じるので、測定時には、フローセル本体21の内部はヒータ27により100℃以上(好ましくは200℃程度)に保持される。
このようにヒータ27および断熱材28が巻きつけられたフローセル本体21は、両端のフランジ部22を除いてほぼ全体が保温ケース29内に収納されている。保温ケース29は、例えばSUSにより箱状に形成され、内側に断熱材(図示せず)が張られたものである。
フローセル本体21とサンプリング管11とは、加熱導管40により接続されている。加熱導管40の部分側断面図を図4に示した。この加熱導管40は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐熱性樹脂によりチューブ状に形成された導管本体41を備えている。導管本体41の外周面には、例えばガラス繊維強化プラスチックからなる絶縁層42、ニッケルクロムにより構成された発熱層43、シリコンスポンジにより形成された保温層44、およびポリエステル等の合成樹脂により形成された保護層45がこの順に積層されている。発熱層43はリード46を介して図示しない温度調節器ユニットに接続され、加熱導管40内を上記したフローセル本体21内と同程度の温度に保持している。
レーザ式ガス分析計50は、気体状のガス分子にはそれぞれ固有の光吸収スペクトルがあることを利用し、レーザ光の特定波長の吸光量を測定してこの吸光量から測定対象ガスの濃度を算出するものであって、アンモニアの吸光スペクトルに対応する波長のレーザ光を出射する発信器ユニット51と、この発信器ユニット51から出射された光を受光して、その受光量に基づいてアンモニア濃度を算出する受信器ユニット52とを備える公知の構成のものである。レーザ式ガス分析計によるアンモニア濃度測定は、現存する他のアンモニア測定法と比較して応答性が最も良く、かつ、測定時間が短いため、リアルタイムでの濃度測定を必要とする脱硝装置のリークアンモニア監視に好適である。
発信器ユニット51および受信器ユニット52は、それぞれ、フローセル本体21のフランジ部22に対して、発信器用接続フランジ61および受信器用接続フランジ62を介して接続されている。各接続フランジ61、62には、それぞれ、エア注入口63、64が設けられており、ここにはガスボンベ等を接続して各接続フランジ61、62の内部にパージエアを流すことができるようにされている。パージエアは、フローセル本体21の加温による発信器ユニットおよび受信器ユニットへの影響を回避するために流されるものである。エア注入口63、64から流入したパージエアは、接続フランジ61、62の内部を通過し、さらにフローセル本体21のパージエアフロー部24を通って、ガス排出口26から排ガスとともに排出される。
次に、このように構成された測定装置10を用いて排ガス中のアンモニア濃度を測定する方法について説明する。
まず、測定装置10の組み付けを行う。すなわち、フローセルユニット20にレーザ式ガス分析計50、吸引ポンプ31、ガス流量メータ32を組み付ける。次に、サンプリング管11の内部にフィルタ14および吸着剤15を装填し、加熱導管40を介してフローセルユニット20に接続する。組み付けが終了したら、サンプリング管11の先端部(採取管13側の端部)を採取口9から煙道2内に差し込み、採取口9の蓋部に固定する。サンプリング管11は、採取管13側の端部が排ガスの流路中に配され、他端部が煙道2の外部に露出された状態で固定される。
次に、接続フランジ61、62のエア注入口63、64からパージエアを導入しつつ、温度調節器ユニットのスイッチを入れてフローセル本体21および加熱導管40を加温する。そして、吸引ポンプ31を作動させて排ガスの吸引を行う。これにより、煙道2中を流れる排ガスの一部は採取管13を通ってサンプリング管11内に進入する。サンプリング管11内部にはフィルタ14および吸着剤15が装填されているので、排ガス中の煤塵がフィルタ14により除去され、次いでSOが吸着剤15に吸着される。
煤塵及びSOが除去された排ガスは、加熱導管40を通過してフローセル本体21に導入される。そして、フローセル本体21中の排ガスのアンモニア濃度が、レーザ式ガス分析計50により測定される。測定後の排ガスは、排出管30からフローセル本体21の外部に排出される。
以上のように本実施形態によれば、煙道2から排ガスを採取するサンプリング管11に吸着剤15を装填し、アンモニア濃度測定の障害となるSOを取り除いている。これにより、アンモニアの計測精度が向上し、脱硝装置へのアンモニア注入量の制御を精度よく行うことができる。また、アンモニアとSOとの反応生成物である硫酸水素アンモニウムの付着を回避できるので、配管やフローセル等のメンテナンスを頻繁に行う必要がなくなり、メンテナンス作業を軽減できる。
また、350℃以上という高温で配管を保持する必要がなくなるため、大掛かりなヒータが不要となり、装置の簡易化、軽量化が可能となる。これにより、装置の持ち運びが可能となり、火力発電所において複数設置されているアンモニア注入装置に対応して複数個所で測定を行いたいというニーズに対応できる。また、配管のうち煙道の外に露出している部分についてはプラスチック等の使用が可能となるなど、材質の選択の幅が広がる。
さらに、アンモニアを分析するためのガス分析計としてレーザ式のものを使用している。ここで、例えば化学発光式の測定装置を使用する場合には、SO等の他の共存物質も阻害要因となるため、これらをすべて除去しようとすると多量の吸着剤15が必要となること、吸着剤15の交換を頻繁に行わなければならなくなること、等の問題が生じる。これに対し、レーザ式ガス分析計を使用する場合は、他の共存物質は測定の障害とならず、SOを除去するのみで足りる。一般に火力発電所の排ガス中に含まれるSOは、SOの1/50程度と僅かであるため、少量の吸着剤15で除去を行うことができ、コスト削減やメンテナンス作業の低減を図ることができる。
以下、本発明の実施例について更に詳細に説明する。
[SO吸着性能試験]
<実施例1−1および比較例1−1>
石炭火力発電所において、脱硝装置の出口で排ガスを採取し、数種類の吸着剤を用いてSO吸着性能を比較する試験を行った。
1.実験装置
実験装置の概略図を図5に示す。脱硝装置の下流の煙道2に設置された同一の採取口9に、1対のサンプリング管71A、71Bを設置した。このサンプリング管71A、71Bの構成は基本的に上記実施形態のものと同様である。一方のサンプリング管71Aの内部にはフィルタ72および吸着剤73を装填した。吸着剤73としては水酸化カルシウムを用いた。他方のサンプリング管71Bの内部にはフィルタ72のみを装填し、吸着剤を設置しなかった。以下、吸着剤73を装填したサンプリング管71Aを使用した試験経路をライン1(実施例1−1)、吸着剤を装填しないサンプリング管71Bを使用した試験経路をライン2(比較例1−1)とする。
なお、フィルタとしてはシリカウールを使用した。また吸着剤は、粉状のものを圧縮機にかけて粒状とし、粒径約2〜5mmに調整したものを使用した。
ライン1およびライン2において、サンプリング管71A、71Bの下流に、それぞれスパイラル管74、吸収瓶75、吸引ポンプ77、ガス流量メータ78をこの順に取り付けた。吸収瓶75の内部には、アンモニア捕集のための捕集溶液76を入れ、サンプリング管71A、71Bから採取された排ガスがこの捕集溶液76中に通気されるようにした。
2.実験方法
ライン1およびライン2において、同時に吸引ポンプを作動させて、排ガスを所定時間吸引した。吸引終了後、吸収瓶中の捕集溶液に含まれるNH の濃度をインドフェノール吸光光度法により分析した。また、サンプリング管およびスパイラル管の内部を蒸留水で洗い、洗浄液中に含まれるSO 2−およびNH の濃度をイオンクロマトグラフにより測定した。なお、吸着剤がナトリウムイオンを含む場合、ナトリウムイオンがイオンクロマトグラフによるNH 分析の干渉成分となるため、洗浄液を蒸留し、蒸留液について分析を行った。
試験は、煙道上の異なる2箇所の測定箇所A、Bにおいて1回ずつ行った。
<実施例1−2および比較例1−2>
ライン1において使用する吸着剤を酸化カルシウムとして、実施例1−1および比較例1−1と同様に試験を行った。
<実施例1−3および比較例1−3>
ライン1において使用する吸着剤を水酸化マグネシウムとして、実施例1−1および比較例1−1と同様に試験を行った。
<実施例1−4および比較例1−4>
ライン1において使用する吸着剤を酸化マグネシウムとして、実施例1−1および比較例1−1と同様に試験を行った。
<実施例1−5および比較例1−5>
ライン1において使用する吸着剤を亜硫酸ナトリウムとして、実施例1−1および比較例1−1と同様に試験を行った。
<実施例1−6および比較例1−6>
ライン1において使用する吸着剤を旭硝子株式会社製「アクレシア(登録商標)」として、実施例1−1および比較例1−1と同様に試験を行った。
<実施例1−7および比較例1−7>
ライン1において使用する吸着剤を炭酸水素ナトリウムとして、実施例1−1および比較例1−1と同様に試験を行った。
3.結果
表1に、各実施例および比較例において使用した吸着剤の種類、測定箇所、およびSO 2−分析結果を表1に示す。また、表2に、各実施例および比較例において使用した吸着剤の種類、測定箇所、およびNH 分析結果を示す。
Figure 2010236877
Figure 2010236877
吸着剤を装填しなかったライン2では、いずれの比較例においてもサンプリング管およびスパイラル管の洗浄液から多量のSO 2−、NH を検出した。このことは、未反応アンモニアと排ガス中のSOとが反応して硫酸水素アンモニウムを生成し、この生成物がサンプリング管およびスパイラル管内部に付着したことを示す。
吸着剤を装填したライン1では、いずれの実施例においても、サンプリング管およびスパイラル管の洗浄液からのSO 2−検出量は僅かであった。また、NH についても、サンプリング管およびスパイラル管の洗浄液からの検出はわずかであり、ほとんどが捕集溶液から検出された。このことから、吸着剤のサンプリング管内への装填により、排ガス中からSOが除去されており、SOによるNH濃度測定の阻害が回避されているといえる。
なお、本実施例で使用した吸着剤は、いずれも一定の効果が認められた。
[アンモニア濃度測定試験]
<実施例2−1および比較例2−1>
石炭火力発電所における脱硝装置の出口にアンモニア濃度測定装置を設置し、数種類の吸着剤を用いて排ガス中のアンモニア濃度の測定結果を比較する試験を行った。
1.実験装置
実験装置の概略図を図6に示す。脱硝装置の下流の煙道2に設置された同一の採取口9に、1対のサンプリング管81A、81Bを設置した。このサンプリング管81A、81Bの構成は基本的に上記実施形態のものと同様である。一方のサンプリング管81Aの内部にはフィルタ82および吸着剤83を装填した。吸着剤としては水酸化カルシウムを用いた。他方のサンプリング管81Bの内部にはフィルタ82のみを装填し、吸着剤を設置しなかった。以下、吸着剤を装填したサンプリング管81Aを使用した試験経路をライン1(実施例2−1)、吸着剤を装填しないサンプリング管81Bを使用した試験経路をライン2(比較例2−1)という。
なお、フィルタ82としてはシリカウールを使用した。また吸着剤83は、粉状のものを圧縮機にかけて粒状とし、粒径約2〜5mmに調整したものを使用した。
ライン1においては、サンプリング管81Aの下流に、加熱導管84、フローセルユニット85、レーザ式ガス分析計86、吸引ポンプ87、ガス流量メータ88を順次接続して、アンモニア測定装置を組み立てた。これらの加熱導管84、フローセルユニット85、レーザ式ガス分析計86、吸引ポンプ87、ガス流量メータ88の構成は基本的に上記実施形態のものと同様である。なお、フローセル本体85はSUS316製とした。フローセルユニット85におけるフローセル本体の全長は約2mとし、排ガスとレーザ光の接触距離は最低で1.5mを確保することとした。排ガスフロー部の内径は50mmとした。フローセル本体のガス注入口およびガス排出口には、熱電対を設置した。レーザ式ガス分析計86としては、日本サーモ株式会社製レーザ式アンモニア濃度計LGA−4100を使用した。
また、ライン2においては、サンプリング管81Bの下流に、吸収瓶89、吸引ポンプ87、ガス流量メータ88をこの順に取り付けた。吸収瓶89の内部には、アンモニア捕集のための捕集溶液90を入れ、サンプリング管81Bから採取された排ガスがこの捕集溶液90中に通気されるようにした。
2.実験方法
ライン1およびライン2において、同時に吸引ポンプを作動させて、排ガスを所定時間吸引した。排ガスを吸引している間、ライン1においては、フローセルユニットにおける接続フランジのエア注入口にガスボンベを接続してパージエアを供給した。排ガスの吸引流量は10〜15L/min、パージエア流量は2つのエア注入口から供給されるエアの流量の合計が1〜2L/minとなるようにした。また、フローセル本体および加熱導管の内部を200℃に加温した。
ライン1においては、吸引中に、フローセル本体内を通過する排ガス中のアンモニア濃度をレーザ式ガス分析計により分析した。また吸引後、吸着剤を蒸留水に溶解し、溶解液を蒸留し、蒸留液中に含まれるNH の濃度をインドフェノール吸光光度法により測定した。また、サンプリング管の内部を蒸留水で洗い、洗浄液を蒸留して蒸留液中に含まれるNH の濃度をイオンクロマトグラフにより測定した。
ライン2においては、吸引終了後、吸収瓶中の捕集溶液に含まれるNH の濃度をインドフェノール吸光光度法により分析した。また、サンプリング管の内部を蒸留水で洗い、洗浄液を蒸留して蒸留液中に含まれるNH の濃度をイオンクロマトグラフにより測定した。
また、フローセル本体および加熱導管の加温温度を130℃に変更して、同様に試験を行った。試験は加温温度200℃の場合および130℃の場合について、それぞれ3回ずつ行った。
<実施例2−2および比較例2−2>
ライン1において使用する吸着剤を水酸化マグネシウムとして、実施例2−1および比較例2−1と同様に試験を行った。
<実施例2−3および比較例2−3>
ライン1において使用する吸着剤を旭硝子株式会社製「アクレシア(登録商標)」として、実施例2−1および比較例2−1と同様に試験を行った。
3.結果
吸着剤として水酸化カルシウムを使用した実施例2−1および比較例2−1について、フローセル本体および加熱導管の加温温度、およびNH の分析結果を表3に示す。また、吸着剤として水酸化マグネシウムを使用した実施例2−2および比較例2−2について、フローセル本体および加熱導管の加温温度、およびNH の分析結果を表4に示す。また、吸着剤としてアクレシアを使用した実施例2−3および比較例2−3について、フローセル本体および加熱導管の加温温度、およびNH の分析結果を表5に示す。
Figure 2010236877
Figure 2010236877
Figure 2010236877
まず、ライン1における吸着剤の溶解液、サンプリング管の洗浄液、および吸収瓶中の捕集溶液から検出されたNH の総計と、ライン2におけるサンプリング管の洗浄液から検出されたNH とレーザ式ガス分析計によるNH 濃度の指示値との合計を比較してみると、両者がほぼ等しい値となっていることがわかる。このことから、どちらのラインにおいても、排ガス中に含まれるNH のほぼすべてをいずれかの分析手段によって回収・検出出来ていると言える。
吸着剤を装填しなかったライン2では、いずれの比較例においてもサンプリング管の洗浄液から多量のNH が検出され、アンモニア吸収液からのアンモニア検出量が少なくなっていた。このことは、排ガス中に含まれる未反応アンモニアとSOとが反応して硫酸水素アンモニウムを生成し、この生成物がサンプリング管およびスパイラル管内部に付着することで、排ガス中のアンモニアのうちかなりの量が消費されてしまったことを示す。
吸着剤を装填したライン1では、いずれの実施例においても、サンプリング管の洗浄液からのNH の検出は僅かであり、レーザ式ガス分析計により検出されるNH が総NH 量の95%以上を占めていることが分かった。このことから、吸着剤のサンプリング管内への装填により、排ガス中からSOが除去された結果、このSOとの反応によるアンモニアの消費が防止され、排ガス中に含まれるアンモニアのうちほとんどをレーザ式ガス分析計により検出できたと言える。
また、吸着剤の溶解液からのNH の検出も僅かであったことから、今回使用した吸着剤はアンモニアをほとんど吸着せず、アンモニアの測定にほとんど悪影響を与えないことが分かった。
なお、フローセル本体および加熱導管の加温温度以外は同一条件である2つの実施例を比較すると、130℃の場合の方が検出されたアンモニア量の総計が小さくなっている。これは、フローセル本体内の温度制御が不安定となってしまったためであると考えられる。よって、より正確な測定のためには、加熱導管の長さ等の条件にもよるが、測定環境を200℃程度に保持することが好ましいと分かった。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、火力発電所のボイラから排出される排ガスの測定について例示したが、本発明は上記実施形態に限らず種々の設備から排出される排ガスの測定に適用できる。
(2)例えば配管長が短い、設置場所の雰囲気温度が高い等の理由で、採取された排ガスの温度があまり下がらない場合、サンプリング管とフローセル本体とを接続する導管がヒータを備えないものであっても構わない。
10...アンモニア濃度の測定装置
11...サンプリング管
15...吸着剤
21...フローセル本体(測定セル)
50...レーザ式ガス分析計
51...発信器ユニット
52...受信器ユニット

Claims (4)

  1. 排ガスの流路に挿入されて前記排ガスを採取するサンプリング管と、
    前記サンプリング管の内部に装填されるものであって、SOを吸着するがアンモニアを通過させる吸着剤と、
    前記サンプリング管に接続された測定セルと、
    前記測定セルの一端部に接続されてアンモニアの吸光スペクトルに対応する波長のレーザ光を出射する発信器ユニットと、前記測定セルの他端部に接続されて前記発光器から出射され前記測定セル内を通過した光を受光してその受光量からアンモニア濃度を算出する受信器ユニットとで構成されたレーザ式ガス分析計と、
    を備えるアンモニア濃度の測定装置。
  2. 前記吸着剤が、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、亜硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載のアンモニア濃度の測定装置。
  3. 前記吸着剤が、粒径2mm以上5mm以下となるように造粒されたものである、請求項1または請求項2に記載のアンモニア濃度の測定装置。
  4. 測定対象となる排ガスの流路中から前記排ガスを採取する採取工程と、
    前記採取工程で採取された排ガスを、SOを吸着するがアンモニアを通過させる吸着剤に接触させてSOを除去する除去工程と、
    前記除去工程終了後の前記排ガスをレーザ式ガス分析計に導入してアンモニア濃度を測定する測定工程と、を含むアンモニア濃度の測定方法。
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