JP3517111B2 - 給電切り換えシステム - Google Patents

給電切り換えシステム

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JP3517111B2
JP3517111B2 JP11656598A JP11656598A JP3517111B2 JP 3517111 B2 JP3517111 B2 JP 3517111B2 JP 11656598 A JP11656598 A JP 11656598A JP 11656598 A JP11656598 A JP 11656598A JP 3517111 B2 JP3517111 B2 JP 3517111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給電切り換えシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7はISDNサービスシステムの概念
図である。この図は電信電話技術委員会の定めるTTC
標準(JT−G961)及びNTTが提供するISDN
基本サービスにおけるサービス構成を示している。
【0003】図において、1は交換終端装置(ET)、
2は該交換終端装置1と接続される線路終端装置(L
T)、3は加入者線4を介してLTと接続される網終端
装置(NT)、5は該NTと接続される端末装置(T
E)である。
【0004】図8にETの収納エリアを示す。ETから
各NT間は加入者線で接続されている。これによるとピ
ンポン伝送方式によるディジタル伝送技術を用い、収容
する加入者線長はETを中心としたサービスエリアとし
てL1km程度を収容するように設計されている。
【0005】このピンポン伝送を用いる装置の条件とし
て以下の2点が挙げられる。 加入者線での交流信号の損失補填は一例として50d
B程度であること また、ピンポン伝送方式ではNT及びTEが動作する電
力はLT側からの給電を利用するリモート給電であるこ
とから 収容できる加入者線全体の直流抵抗は一例として最大
約800Ω程度であること ETからの線路距離L1以内にあるNTはこのETのサ
ービス提供地域にあるため、本来はA〜Eの全てのNT
がISDN基本サービスを受けられるはずである。しか
しながら、敷設された加入者線の線種(線の太さ)によ
っては、前述した加入者線の直流抵抗の制限によって、
サービスを受けられないNTが存在する。なお、L1は
構成するシステムにもよるが、一例として7km程度で
ある。
【0006】図9は従来の伝送限界の説明図である。こ
の図によれば、例えば0.32φCCPでは交流損失上
は3.1km伝送可能であるが、直流抵抗が限界とな
り、1.7kmしか伝送できない。また、0.4φCC
Pでは交流損失上は4.7km伝送可能であるが、直流
抵抗が限界となり、2.7kmしか伝送できない。
【0007】ここで、仮に直流抵抗を1600Ωとすれ
ば、従来問題となっていた0.32又は0.4φCCP
のケーブルでは交流損失で制限される距離まで伝送可能
になる。
【0008】このように、直流抵抗保証値を上げること
により伝送可能な限界距離を延ばすことが可能となる。
このための対策としては、網側からの供給電力を多くす
ればよいが、以下の問題がある。 LT側とNT側の両装置を変更する点 このため既存のシステムとの混在ができない点 しかしながら、LT側の新設は規模が大きくコスト的問
題、設置場所確保の問題がある。そこで、LT側を変更
しないでNT側の変更だけで伝送可能限界距離を引き上
げることが考えられる。次に、直流抵抗保証値を上げる
方法を示す。
【0009】図10は従来の局給電電力配分の説明図で
ある。ここでは、加入者線の抵抗Rを800Ω、NT1
の負荷抵抗rを800Ωとしている。供給電流を40m
Aとすると、LTが加入者線を通してNT1に供給する
電力は以下の式より最大約60V程度である。
【0010】 (800+800)×40mA≒60(V) NT1自体は、一定の電力の給電を受けられればよく、
以下の式より約30V程度の電圧が常に印加される。
【0011】800×40mA≒30(V) 加入者線の抵抗制限を上げるためには、LTの給電電圧
を引き上げて、抵抗による電圧降下の上昇に耐えられる
ようにするのが最も簡単な方法である。しかしながら、
この場合、LTの変更は新規設備導入と等しい開発費、
設置コスト等が問題となる。
【0012】そこで、LTを変更せずに、直流抵抗制限
を引き上げる方法が考えられた。図11は改善した局給
電電力配分の説明図である。従来の加入者線抵抗R(例
えば800Ω)を増加させるために、従来NT1側で持
っていたNT1が消費する負荷抵抗rを加入者線抵抗に
割り振るようにしたものである。図より明らかなよう
に、負荷抵抗rが加入者線路側に追い出されている。
【0013】しかしながら、NT1は、本来外部からの
給電電力を必要とするため、この場合にはAC100V
等のいわゆるローカル給電を用いる必要がある。図の1
0がローカル給電回路である。該ローカル給電回路10
は、商用のAC100VからNT1で必要とする電源を
作成する。
【0014】図の例では、NT1が持っていた800Ω
を全て加入者線に割り振った場合を示し、その加入者線
抵抗1600Ωとした。しかしながら、これに限るもの
ではなく、NT1側が機能するための一部の負荷、例え
ば100Ω程度を残してもよい。
【0015】図12はローカル給電動作のNTの構成例
を示す図である。LTから送られ来た加入者線からの
信号は、直流阻止回路11,12で直流分が阻止され、
トランスT1を介して2次側回路に送られる。2次側回
路では、受信回路16がこの信号を受けて信号処理回路
18に与え、所定の信号処理を施した後、トランスT2
を介して端末装置(図示せず)に与えられる。送信回路
17は端末装置からの信号をLT側に送信する回路であ
る。
【0016】一方、加入者線から与えられる直流給電電
流は、交流阻止回路13,14を介して負荷15にパワ
ーを供給する。19は商用AC100Vから作成される
回路動作用電源(ローカル電源)である。ここでは、こ
の電源19から40Vと5Vが供給されている。
【0017】このように構成されたNTの動作を以下に
説明する。 LTからの給電電流を受けて、給電電流を網側に流す
ために、交流阻止回路13,14を経由して負荷15を
駆動する。交流阻止回路13,14は直流のみを通過さ
せ、交流信号を阻止するためのものである。 直流阻止回路11,12により直流分を阻止し、交流
信号のみを通過させる。 NT1回路部の電源及び端末に給電する電圧はローカ
ル電源19より作成する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このようなロ
ーカル給電で動作するNTでは、リモート給電で動作可
能なエリアで使用した場合でも、必ず商用電源を使用し
なければ動作しないという不都合がある。図13はリモ
ート給電で動作するNTの電源部分を示す図である。P
F1は局の直流電源により定電流に変換する電源、PU
1は定電流を入力し、NT内部で必要な5Vと40Vに
変換する電源である。
【0019】この構成において、PF1は加入者線の距
離による直流抵抗が変化しても、NT側に一定の電力を
供給するために定電流給電を行なっている。このため、
加入者線が距離が長い場合に、リモート給電では、NT
の回路を動作させるための必要なパワーが得られないこ
とがある。
【0020】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、リモート給電電流の状態に応じて、NT
をリモート給電するかローカル給電するかを的確に判定
することができる給電切り換えシステムを提供すること
を目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】(1)図1は本発明の原
理ブロック図である。図7と同一のものは、同一の符号
を付して示す。図において、3は網終端装置(NT)で
あり、商用電源からと線路終端装置(LT)からの給電
電源の何れをも装備している。20は加入者線4からの
リモート給電電流を検出する検出回路、21は検出回路
20の出力でそのオン/オフが制御されるスイッチ、2
2はローカルな商用電源AC100Vから電源を作成す
る電源回路である。
【0022】この発明の構成によれば、検出回路20が
加入者線4からの十分な電流を検出した場合には、スイ
ッチ21をオフにしてリモート給電を行ない、加入者線
からの十分な電流を検出できない時にはスイッチ21を
オンにしてローカル給電を行なう。これにより、リモー
ト給電電流の状態に応じて、NTにリモート給電するか
ローカル給電するかを的確に判定することができる。
【0023】更にこの場合において、前記検出回路とし
て、給電線路に直列に接続されたフォトダイオードと、
該フォトダイオードの発光光を受けてオン/オフするト
ランジスタから構成されたフォトトランジスタを用い、
更にこのフォトトランジスタを電源の切り換えにも使用
することができる。
【0024】このようにすれば、フォトトランジスタを
電流検出のみならず、電源の切り換えスイッチとしても
使用することができ、回路構成が簡単になる。(2) また、前記検出回路として、給電線路に直列に接
続されたフォトダイオードと、該ダイオードの発光光を
受けてオン/オフするトランジスタから構成されたフォ
トトランジスタを用い、電源の切り換えにはメカニカル
リレーを用いることを特徴としている。
【0025】この発明の構成によれば、フォトトランジ
スタにより、リモート給電電流を検出し、検出結果に応
じてメカニカルリレーを用いたスイッチをオン/オフ制
御することでNTに対してリモート給電かローカル給電
を行なうことができる。
【0026】(3)更に、前記検出回路として、給電線
路に直列に接続されたフォトダイオードと、該ダイオー
ドの発光光を受けてオン/オフするトランジスタから構
成されたフォトトランジスタを用い、電源の切り換えに
は通常のFETを用いることを特徴としている。
【0027】この発明の構成によれば、フォトトランジ
スタにより、リモート給電電流を検出し、検出結果に応
じてFETを用いたスイッチをオン/オフ制御すること
でNTに対してリモート給電かローカル給電を行なうこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。図1,図12と同一の
ものは、同一の符号を付して示す。図において、11,
12は加入者線からの直流成分を阻止する直流阻止回
路、13,14は加入者線からの交流信号を阻止する交
流阻止回路である。20は交流阻止回路13,14間に
接続されたリモート給電電流を検出する検出回路であ
る。
【0029】16はトランスT1を介して送られてきた
音声信号を受信する受信回路、18は該受信回路16の
出力に所定の信号処理を行なってトランスT2を介して
端末装置(TE)に送出する信号処理回路である。
【0030】22は商用電源であるAC100Vを受け
て定電流を作成する電源回路(PF1)、21は検出回
路20の両端から給電される電圧と、電源回路22から
与えられる直流電流を受けて検出回路20からの制御信
号により何れか一方を選択するスイッチ、23はスイッ
チ21の出力を受けて回路動作電圧5Vと40Vを作成
する電源回路である。このように構成された回路の動作
を説明すれば、以下の通りである。
【0031】先ず、音声信号は、直流阻止回路11,1
2を介してトランスT1を介して受信回路16に入り、
信号処理回路18からトランスT2を介して端末装置に
与えられる。
【0032】この間、検出回路20は、交流阻止回路1
3,14を介して供給されるリモート給電電流を検出す
る。そして、リモート給電電流が十分に大きい時には、
該検出回路20はスイッチ21に制御信号を与え、スイ
ッチ21をオフにする。この結果、NTの回路は、ロー
カル給電ではなくて、リモート給電で動作する。一方、
リモート給電電流が十分でない時には、検出回路20は
スイッチ21に制御信号を与えてスイッチ21をオンに
する。この結果、NT回路はAC100Vの商用電源2
2からローカル給電されて動作する。
【0033】この実施の形態例によれば、検出回路20
が加入者線4からの十分な電流を検出した場合には、ス
イッチ21をオフにしてリモート給電を行ない、加入者
線からの十分な電流を検出できない時にはスイッチ21
をオンにしてローカル給電を行なう。これにより、リモ
ート給電電流の状態に応じて、NTにリモート給電する
かローカル給電するかを的確に判定することができる。
【0034】図3は給電切り換え回路の一実施の形態例
を示すブロック図である。図2、図12と同一のもの
は、同一の符号を付して示す。図において、21aはA
C100Vの電源をオン/オフするスイッチ(SW
1)、21bは負荷15に供給される電流をオン/オフ
するスイッチ(SW2)である。
【0035】23はAC100Vから定電流に変換する
ローカル給電用の電源回路(PF1)、24は局電源
(DC48V)から定電流に変換するリモート給電用の
電源回路(PF2)である。20aはローカル給電時に
線路に流れる電流を検出する電流検出回路1、20bは
リモート給電時に線路に流れる電流を検出する電流検出
回路2である。これら電流検出回路20a、20bの出
力は相互接続され、PU1に入力されている。
【0036】25は定電流より5Vと40Vの電圧を発
生させる電源回路である。D1はPF2からPF1へ電
流が流れることを阻止する阻止ダイオード、D2はPF
1からPF2へ電流が流れることを阻止する阻止ダイオ
ードである。
【0037】SW1は電流検出回路2の結果で制御さ
れ、電流が流れた結果で回路を解放するスイッチ(ブレ
ーク接点)、SW2は電流検出回路1の結果で制御さ
れ、電流が流れた結果で回路が閉じるスイッチ(メイク
接点)である。このように構成された回路の動作を説明
すれば、以下の通りである。
【0038】加入者線と接続する時に商用電源はオフ状
態にしておく。この状態で加入者線と装置を接続する。
リモート給電用電源回路24(PF2)から電流I2が
供給される。この電流I2が、装置が動作するに必要な
量であればPF2で動作が可能である。この結果、電流
検出回路2はオンとなり、スイッチSW1をオフにす
る。この結果、リモート給電電源PF2から電源回路2
5(PU1)にパワーが供給され、5Vと40Vの電圧
を発生させ、回路に供給する。このリモート給電電流
は、阻止ダイオードD1で阻止されるため、PF1に電
流が流れることはない。
【0039】一方、PF2から十分な電流が供給されな
い時、電流検出回路2の出力はオフである。この結果、
AC100V用電源スイッチSW1がオンになり、PF
1にパワーが供給される。これにより、PF1から電流
I1が供給され、電流検出回路1はオンなる。この結
果、スイッチSW2をオンにし、負荷15に終端電流が
流れ、PF2は終端される。これにより、装置に正常に
電流が供給されたことを通知することができる。
【0040】この実施の形態例によれば、簡単な回路の
追加で、両方の給電回路に対応可能とすることができ、
電力が節約できる。図4は電流検出回路の具体的な実施
の形態例を示す図である。図3と同一のものは、同一の
符号を付して示す。図において、PH1はPF1からP
U1へ接続する給電線にそのフォトダイオード部が接続
されたフォトトランジスタ、PH2はPF2からPU1
へ接続する給電線にそのフォトダイオード部が接続され
たフォトトランジスタである。これらフォトトランジス
タPH1とPH2は電流検出とスイッチを兼ねている。
フォトトランジスタPH1のトランジスタはNPNタイ
プであり、フォトトランジスタPH2のトランジスタは
PNPタイプである。
【0041】AC100V入力の一方の線はフォトトラ
ンジスタPH2のトランジスタを介してPF1の一方の
入力に入っている。一方、負荷15はリモート給電電源
PF2の2本の給電線間にフォトトランジスタPH1の
トランジスタを介して接続されている。このように構成
された回路の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0042】リモート給電電源PF2から電流が供給さ
れると、この電流はフォトトランジスタPH2のフォト
ダイオードを流れる。この電流が十分に大きい場合、ト
ランジスタはオフになる。この結果、ローカル電源PF
1側に入る交流電圧はオフになり、PF1は動作しな
い。この結果、電源回路PU1にはリモート給電電源P
F2から電流が供給され、5Vと40Vを発生させる。
【0043】一方、リモート給電電源PF2から供給さ
れる電流の量が不足すると、フォトトランジスタPH2
のトランジスタは常時オンとなる。この結果、ローカル
電源PF1には、交流AC100Vが入力され、PF1
からは電流が出力される。この電流はフォトトランジス
タPH1を流れる。この結果、PH1のトランジスタは
オンになり、リモート給電線側を負荷15で終端する。
これにより、商用電源を使用することができる。
【0044】この実施の形態例によれば、フォトトラン
ジスタを電流検出のみならず、電源の切り換えスイッチ
としても使用することができ、回路構成が簡単になる。
図5は本発明の他の実施の形態例を示す図である。図4
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、23はローカル電源、24はリモート給電電源であ
る。ローカル電源PF1の入力はAC100Vの電圧が
スイッチSW11を介して入力されている。また、リモ
ート給電側電源PF2側の給電線間に接続される負荷抵
抗15は、スイッチSW12を介して接続されている。
スイッチSW11,SW12としてはメカニカルリレー
が用いられる。
【0045】PH1は、ローカル電源側に流れる電流を
検出する電流検出回路1、PH2はリモート給電側に流
れる電流を検出する電流検出回路2である。PH1用ト
ランジスタはNPNタイプ、PH2用トランジスタはP
NPタイプであり、その基本動作は図4の場合と同じで
ある。
【0046】スイッチSW11の励磁コイルはその一端
が電源VCCに、他端がPH2のトランジスタのエミッ
タに接続され、スイッチSW12の励磁コイルはその一
端が電源VCCに、他端がPH1のトランジスタのエミ
ッタに接続されている。このように構成された回路の動
作を説明すれば、以下の通りである。
【0047】リモート給電電源PF2側からの電流はP
H2のフォトダイオードを流れる。この電流が十分の大
きさがある場合、対向するトランジスタをオフにする。
該トランジスタがオフになると、スイッチSW11の励
磁コイルには電流が流れず、その接点はオフであり、A
C100Vはローカル電源PF1には入力されない。従
って、この場合には電源PU1にはリモート給電電源P
F2からパワーが供給される。
【0048】一方、リモート給電電源PF2側から流れ
る電流が小さい場合、PH2のフォトダイオードは十分
に機能せず、この結果対向するトランジスタはオンにな
る。該トランジスタがオンになれば、スイッチSW11
の励磁コイルがオンになり、その接点をオンにする。
【0049】この結果、ローカル電源PF1に交流電圧
AC100Vが供給され、該電源PF1は直流電流を出
力する。この直流電流が十分に大きい場合、フォトトラ
ンジスタPH1のフォトダイオードは十分に発光し、対
向するトランジスタをオンにする。この結果、スイッチ
SW2の励磁コイルには電流が流れ、その接点をオンに
する。この結果、リモート給電電源PF2側の給電線間
は負荷抵抗15で終端される。
【0050】この実施の形態例によれば、フォトトラン
ジスタにより、リモート給電電流を検出し、検出結果に
応じてメカニカルリレーを用いたスイッチをオン/オフ
制御することでNTに対してリモート給電かローカル給
電を行なうことができる。
【0051】図6は本発明の他の実施の形態例を示す図
である。図5と同一のものは、同一の符号を付して示
す。この実施の形態例と、図5の実施の形態例との相違
点は、図5のメカニカルリレーの代わりにFETを用い
た点である。その他の構成は図5と同じである。このよ
うに構成された回路の動作を説明すれば、以下の通りで
ある。
【0052】リモート給電電源PF2側からの電流はP
H2のフォトダイオードを流れる。この電流が十分の大
きさがある場合、対向するトランジスタをオフにする。
該トランジスタがオフになると、スイッチSW11のF
ETQ1はオフになる。この結果、AC100Vはロー
カル電源PF1には入力されない。従って、この場合に
は電源PU1にはリモート給電電源PF2からパワーが
供給される。
【0053】一方、リモート給電電源PF2側から流れ
る電流が小さい場合、PH2のフォトダイオードは十分
に機能せず、この結果対向するトランジスタはオンにな
る。該トランジスタがオンになれば、スイッチSW11
のFETQ1がオンになる。
【0054】この結果、ローカル電源PF1に交流電圧
AC100Vが供給され、該電源PF1は直流電流を出
力する。この直流電流が十分に大きい場合、フォトトラ
ンジスタPH1のフォトダイオードは十分に発光し、対
向するトランジスタをオンにする。この結果、スイッチ
SW12のFETQ2はオンになり、リモート給電電源
PF2側の給電線間は負荷15で終端される。
【0055】この実施の形態例によれば、フォトトラン
ジスタにより、リモート給電電流を検出し、検出結果に
応じてFETを用いたスイッチをオン/オフ制御するこ
とでNTに対してリモート給電かローカル給電を行なう
ことができる。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)網終端装置内部で商用電源と線路終端装置からの
給電電源を装備し、給電線からの給電電流を検出する検
出回路を設け、該検出回路の出力に応じて、給電をリモ
ートの線路終端装置から行なうかローカルな商用電源か
ら行なうかを決定することにより、検出回路が加入者線
からの十分な電流を検出した場合には、スイッチをオフ
にしてリモート給電を行ない、加入者線からの十分な電
流を検出できない時にはスイッチをオンにしてリモート
給電を行なう。これにより、リモート給電電流の状態に
応じて、NTにリモート給電するかローカル給電するか
を的確に判定することができる。
【0057】また、この場合において、前記検出回路と
して、給電線路に直列に接続されたフォトダイオード
と、該フォトダイオードの発光光を受けてオン/オフす
るトランジスタから構成されたフォトトランジスタを用
い、更にこのフォトトランジスタを電源の切り換えにも
使用することにより、フォトトランジスタを電流検出の
みならず、電源の切り換えスイッチとしても使用するこ
とができ、回路構成が簡単になる。
【0058】(2)また、前記検出回路として、給電線
路に直列に接続されたフォトダイオードと、該ダイオー
ドの発光光を受けてオン/オフするトランジスタから構
成されたフォトトランジスタを用い、電源の切り換えに
はメカニカルリレーを用いることにより、フォトトラン
ジスタにより、リモート給電電流を検出し、検出結果に
応じてメカニカルリレーを用いたスイッチをオン/オフ
制御することでNTに対してリモート給電かローカル給
電を行なうことができる。
【0059】(3)更に、前記検出回路として、給電線
路に直列に接続されたフォトダイオードと、該ダイオー
ドの発光光を受けてオン/オフするトランジスタから構
成されたフォトトランジスタを用い、電源の切り換えに
は通常のFETを用いることにより、フォトトランジス
タにより、リモート給電電流を検出し、検出結果に応じ
てFETを用いたスイッチをオン/オフ制御することで
NTに対してリモート給電かローカル給電を行なうこと
ができる。
【0060】このように、本発明によれば、リモート給
電電流の状態に応じて、NTをリモート給電するかロー
カル給電するかを的確に判定することができる給電切り
換えシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図3】給電切り換え回路の一実施の形態例を示すブロ
ック図である。
【図4】電流検出回路の具体的な実施の形態例を示す図
である。
【図5】本発明の他の実施の形態例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態例を示す図である。
【図7】ISDNサービスシステムの概念図である。
【図8】ETの収容エリアの説明図である。
【図9】従来の伝送限界の説明図である。
【図10】従来の局給電電力配分の説明図である。
【図11】改善した局給電電力配分の説明図である。
【図12】ローカル給電動作のNTの構成例を示す図で
ある。
【図13】リモート給電で動作するNTの電源部分を示
す図である。
【符号の説明】
3 網終端装置(NT) 4 加入者線 20 検出回路 21 スイッチ 22 電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 清 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 和仁 一夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−192658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/02 - 3/06 H04M 11/00 - 11/10 H04M 19/00 - 19/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網終端装置内部で商用電源と線路終端装
    置からの給電電源を装備し、 給電線からの給電電流を検出する検出回路を設け、 該検出回路からの出力に応じて、リモートからの給電で
    十分な給電が行われない時に、商用電源から給電を行な
    うように決定する決定手段を有し、 前記検出回路として、給電線路に直列に接続されたフォ
    トダイオードと、該フォトダイオードの発光光を受けて
    オン/オフするトランジスタから構成されたフォトトラ
    ンジスタを用い、更にこのフォトトランジスタでローカ
    ル給電をオン/オフするスイッチも制御することで、電
    源の切り換えにも使用する ことを特徴とする給電切り換
    えシステム。
  2. 【請求項2】 網終端装置内部で商用電源と線路終端装
    置からの給電電源を装備し、 給電線からの給電電流を検出する検出回路を設け、 該検出回路からの出力に応じて、リモートからの給電で
    十分な給電が行われない時に、商用電源から給電を行な
    うように決定する決定手段を有し、 前記検出回路として、給電線路に直列に接続されたフォ
    トダイオードと、該フォトダイオードの発光光を受けて
    オン/オフするトランジスタから構成されたフォトトラ
    ンジスタを用い、電源の切り換えにはメカニカルリレー
    を用いることを特徴とする給電切り換えシステム。
  3. 【請求項3】 網終端装置内部で商用電源と線路終端装
    置からの給電電源を装備し、 給電線からの給電電流を検出する検出回路を設け、 該検出回路からの出力に応じて、リモートからの給電で
    十分な給電が行われない時に、商用電源から給電を行な
    うように決定する決定手段を有し、 前記検出回路として、給電線路に直列に接続されたフォ
    トダイオードと、該フォトダイオードの発光光を受けて
    オン/オフするトランジスタから構成されたフォトトラ
    ンジスタを用い、電源の切り換えには通常のFETを用
    いることを特徴とする給電切り換えシステム。
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